JP4212018B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、半導体基板の表層部に形成された不純物拡散領域に負荷抵抗が接続された等価回路を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、4つの金属/酸化物/半導体型電界効果トランジスタ(MOSFET)と2つの負荷抵抗素子とで1つのスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)セルを構成するSRAMにおいて、負荷抵抗素子として高抵抗の多結晶シリコンが用いられていた。多結晶シリコンからなる負荷抵抗素子を形成すると、セル面積が大きくなってしまう。また、上層の配線層に、多結晶シリコンからなる負荷抵抗素子を引き回すと、製造工程が複雑になってしまう。
【0003】
特開昭53−68991号公報に、負荷抵抗素子を流れる電流の代わりに、メモリセルを構成するMOSFETのソースまたはドレイン領域とウェルとのpn接合を流れるリーク電流を用いる半導体装置が開示されている。この方法では、負荷抵抗素子を設ける必要がないため、セル面積を小さくすることができる。
【0004】
Nodaらによる「A 1.9−μm2 Loadless CMOS Four−Transistor SRAM Cell in a 0.18−μmLogic Technology」(1998年、IEDMの発表論文)に、SRAMの転送トランジスタとして用いているPMOSFETのオフリーク電流を利用してデータを保持する技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開昭53−68991号公報に開示された発明においては、負荷抵抗素子を配置する専用の領域を確保する必要はないが、所望の大きさのリーク電流を得るためにpn接合の面積を大きくしたり、ウェルにバックバイアスを印加したりする必要がある。特に、近年の半導体集積回路装置の微細化及び低電圧化に伴い、pn接合を流れるリーク電流が少なくなるため、所望の大きさのリーク電流を確保することが困難である。
【0006】
SRAMの転送トランジスタのオフリーク電流を利用する方法では、ゲート絶縁膜の薄膜化によるゲートリーク電流の増加に伴って、転送トランジスタのオフリーク電流を大きくしなければならない。転送トランジスタのオフリーク電流が大きくなると、データの書き込み時に、選択されていないセルにもデータが書き込まれてしまう危険性が大きくなる。これにより、データ破壊が生じてしまう。
【0007】
本発明の目的は、セルの面積を大きくすることなく、かつ動作の安定性に優れた半導体装置の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によると、
第1及び第2のインバータ、及び第1及び第2の転送トランジスタを含むSRAMメモリセルを含み、該第1及び第2のインバータの各々は、ショットキ接合からなる抵抗素子と駆動トランジスタとの直列接続により構成されており、該第1及び第2の転送トランジスタのドレインが、それぞれ該第1及び第2のインバータの抵抗素子と駆動トランジスタとの相互接続点に接続されている半導体装置の製造方法であって、
第1導電型のシリコンからなる表層部を有する半導体基板の表面の一部の領域上に、各々ゲート絶縁膜及びゲート電極がこの順番に積層された前記第1及び第2の転送トランジスタ用の積層構造を形成する工程と、
前記積層構造の各々をマスクとして、前記ゲート電極の各々の両側の半導体基板の表層部に、前記第1導電型とは反対の第2導電型の不純物を注入し、第2導電型のソース及びドレインを形成する工程と、
前記積層構造の各々の側面上にサイドウォールスペーサを形成する工程と、
前記第1及び第2の転送トランジスタのドレインをレジスト膜で覆う工程と、
前記積層構造、前記サイドウォールスペーサ、及び前記レジスト膜をマスクとして、前記半導体基板の表層部に第2導電型の不純物を注入し、前記積層構造の各々のソース側にのみ前記ソースよりも深い不純物拡散領域を形成する工程と、
前記積層構造の各々の両側の半導体基板の表面上に、シリコンとシリサイド反応する金属からなる金属膜を堆積させる工程と、
前記金属膜と、前記半導体基板の表層部のシリコンとを反応させ、金属シリサイド膜を形成する工程と
を有し、
前記積層構造のソース側に配置された金属シリサイド膜は、前記ソースよりも深い前記不純物拡散領域の底面まで達せず、ドレイン側に配置された金属シリサイド膜は、前記ドレインを厚さ方向に突き抜け、第1導電型の領域まで達しており、前記金属シリサイド膜と該第1導電型の領域との界面はショットキ接合になっている半導体装置の製造方法が提供される。
【0010】
ショットキ接合により抵抗素子が構成される。電流供給のための抵抗素子を配置する専用の領域を確保する必要がないため、高集積化を図ることが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の第1の実施例によるSRAMセルの等価回路図を示す。抵抗素子R1とNMOSトランジスタQN1とが直列接続され、インバータを構成している。抵抗素子R2とNMOSトランジスタQN2とが直列接続され、他のインバータを構成している。
【0016】
抵抗素子R1とNMOSトランジスタQN1との相互接続点(NMOSトランジスタQN1のドレイン端子)が、NMOSトランジスタQN2のゲート電極に接続され、抵抗素子R2とNMOSトランジスタQN2との相互接続点(NMOSトランジスタQN2のドレイン端子)が、NMOSトランジスタQN1のゲート電極に接続されている。抵抗素子R1及びR2の他端に、電源電圧Vddが印加され、NMOSトランジスタQN1及びQN2のソース端子は、接地されている。
【0017】
抵抗素子R1とNMOSトランジスタQN1との相互接続点が、PMOSトランジスタQP1を介してビット線BLに接続され、抵抗素子R2とNMOSトランジスタQN2との相互接続点が、PMOSトランジスタQP2を介して反転ビット線/BLに接続されている。ここで、「/BL」は、BLのオーバーバーを意味する。PMOSトランジスタQP1及びQP2のゲート電極が、ワード線WLに接続されている。
【0018】
図2に、第1の実施例によるSRAMの半導体基板表面からゲート電極が配置されている層までの平面図を示す。シリコンからなる半導体基板の表層部に、図2の行方向(横方向)に延びるn型ウェル1及びp型ウェル2が形成されている。n型ウェル1とp型ウェル2とは、図の列方向(縦方向)に交互に配置されている。
【0019】
n型ウェル1内に、活性領域3が行方向に規則的に配列している。活性領域3の各々は、列方向に長い形状を有する。p型ウェル2内に、活性領域4が行方向に規則的に配列している。活性領域4の各々は、行方向に長い形状を有し、その長さは、行方向に配列した活性領域3の4個分に相当する。さらに、p型ウェル2内に、活性領域5が行方向に規則的に配列している。活性領域4の配置された行は、活性領域5の配置された行とn型ウェル1との間に位置する。また、活性領域5の各々は、行方向に長い形状を有し、その長さは、活性領域4の長さとほぼ等しく、行方向に関して、活性領域4を半ピッチ分ずらせた位置に配置されている。
【0020】
接続部材6が、活性領域5の端部からn型ウェル1に向かって列方向に延び、対応する活性領域4と交差して活性領域3の端部まで達する。接続部材7が、活性領域4の端部から上方向及び下方向に延びる。上方向に延びた部分は、対応する活性領域5と交差し、下方向に延びた部分は、対応する活性領域3の端部まで至る。
【0021】
活性領域3の1行分に対応して2本のワード線WLが配置されている。ワード線WLの各々は、活性領域3と交差する。
【0022】
相互に隣り合う接続部材6と接続部材7、これらと部分的に重なる活性領域4の半分の領域、活性領域5の半分の領域、及び2つの活性領域3の半分の領域が、1つのメモリセル10に対応する。メモリセル10は、行方向及び列方向に規則的に配置されている。
【0023】
メモリセル10の複数列、例えば8列ごとに1つのつなぎ部11が配置されている。つなぎ部11内に、n型ウェル1にオーミック接触するn型ウェルタップ領域12、p型ウェル2にオーミック接触するp型ウェルタップ領域13が配置されている。n型ウェルタップ領域12に、配線14を介して電源電圧Vddが印加される。p型ウェルタップ領域13に、配線15を介して接地電圧Vssが印加される。
【0024】
また、つなぎ部11内に、ワード線WLと、上層の主ワード線とを接続するためのワードコンタクトホール16が配置される。
【0025】
図3(A)に、1つのメモリセル10の平面図を示す。図の縦方向に延在する活性領域3A及び3Bがn型ウェル1内に配置され、図の横方向に延在する活性領域4及び5がp型ウェル2内に配置されている。行方向に延在するワード線WLが、2つの活性領域3A及び3Bと交差している。
【0026】
活性領域3Aとワード線WLとの交差個所にPMOSトランジスタQP1が配置され、活性領域3Bとワード線WLとの交差個所にもう一つのPMOSトランジスタQP2が配置される。ワード線WLが、PMOSトランジスタQP1及びQP2のゲート電極を兼ねる。活性領域3Aのうちワード線WLの両側の領域が、それぞれソース領域QP1S及びドレイン領域QP1Dになる。同様に、活性領域3Bのうちワード線WLの両側の領域が、それぞれソース領域QP2S及びドレイン領域QP2Dになる。
【0027】
接続部材6が、活性領域4と交差し、接続部材7が活性領域5と交差する。接続部材6と活性領域4との交差個所にNMOSトランジスタQN2が配置され、接続部材7と活性領域5との交差個所にNMOSトランジスタQN1が配置される。活性領域4のうち接続部材6の両側の領域が、それぞれソース領域QN2S及びドレイン領域QN2Dになる。同様に、活性領域5のうち接続部材7の両側の領域が、それぞれソース領域QN1S及びドレイン領域QN1Dが配置される。接続部材6及び7の一部が、それぞれNMOSトランジスタQN2及びQN1のゲート電極を兼ねる。
【0028】
接続部材6の一端が、ドレイン領域QP1Dと重なり、他端がドレイン領域QN1Dと重なる。接続部材6とドレイン領域QP1Dとは、ビアホールH1内に埋め込まれた導電プラグにより相互に接続される。接続部材6とドレイン領域QN1Dとは、ビアホールH3内に埋め込まれた導電プラグにより相互に接続される。
【0029】
接続部材7の一端が、ドレイン領域QP2Dと重なり、中央部がドレイン領域QN2Dと重なる。接続部材7とドレイン領域QP2Dとは、ビアホールH2内に埋め込まれた導電プラグにより相互に接続される。接続部材7とドレイン領域QN2Dとは、ビアホールH4内に埋め込まれた導電プラグにより相互に接続される。
【0030】
ソース領域QN1S及びQN2Sは、それぞれビアホールH7及びH8内に埋め込まれた導電プラグを介して、上層のグランド配線に接続されている。ソース領域QP1Sは、ビアホールH5内に埋め込まれた導電プラグを介して、上層のビット線BLに接続されている。ソース領域QP2Sは、ビアホールH6内に埋め込まれた導電プラグを介して、上層の反転ビット線/BLに接続されている。
【0031】
図3(B)に、図3(A)の一転鎖線B3−B3における断面図を示す。シリコンからなる半導体基板20の表層部に、n型ウェル1及びp型ウェル2が形成されている。n型ウェル1とp型ウェル2との境界部分に素子分離絶縁膜1が形成されており、n型ウェル1内に活性領域3Bが画定され、p型ウェル2内に活性領域4が画定されている。n型ウェル1は、加速エネルギ600keV、ドーズ量3×1013cm-2の条件でリンイオンを注入することにより形成される。p型ウェル2は、加速エネルギ300keV、ドーズ量3×1013cm-2の条件でボロンイオンを注入することにより形成される。
【0032】
活性領域3の表面上に、PMOSトランジスタQP2が配置されている。PMOSトランジスタQP2は、ゲート絶縁膜QP2I、ゲート電極QP2G、p型のソース領域QP2S、及びp型のドレイン領域QP2Dを含んで構成される。ゲート電極QP2Gの側面上に、サイドウォールスペーサ25が形成されている。ゲート電極QP2Gは、図3(A)に示したワード線WLの一部である。
【0033】
ソース領域QP2S及びドレイン領域QP2Dは、低濃度ドレイン(LDD)構造を有する。低濃度のエクステンション部QP2Eは、加速エネルギ0.5keV、ドーズ量8×1014cm-2の条件でボロン(B)イオンを注入することにより形成される。高濃度の領域は、加速エネルギ3keV、ドーズ量2×1015cm-2の条件でBイオンを注入することにより形成される。
【0034】
エクステンション部よりもやや深い位置に、エクステンション部に接するn型のポケット領域QP2Pが形成されている。ポケット領域QP2Pは、加速エネルギ60keV、ドーズ量4×1014cm-2の条件で砒素(As)イオンを注入することにより形成される。
【0035】
ドレイン領域QP2Dとn型ウェル1との境界部分に、格子欠陥密度の高い格子欠陥高密度領域24が形成されている。格子欠陥高密度領域24は、ソース領域及びドレイン領域の不純物よりも質量数の大きな原子、例えばゲルマニウム(Ge)、インジウム(In)、アンチモン(Sb)等を、加速エネルギ100keV、ドーズ量1×1014cm-2の条件でイオン注入することにより形成される。ソース領域QP2S、ドレイン領域QP2D、ゲート電極QP2Gの上面に、コバルトシリサイド(CoSi2)膜26が形成されている。ソース領域QP2Sとn型ウェル1との境界部分には、格子欠陥密度の高い領域が形成されていない。
【0036】
接続部材7が、ドレイン領域QP2Dの一部の領域上から、素子分離絶縁膜21上を経由して、活性領域4の上面まで達する。接続部材7は、ゲート電極QP2Gと同時に形成される。このため、接続部材7の底面に、ゲート絶縁膜QP2Iと同時に形成された絶縁膜27が配置され、接続部材7の上面に、CoSi2膜26が配置され、接続部材7の側面上にサイドウォールスペーサ25が形成されている。
【0037】
PMOSトランジスタQP2及び接続部材7を覆うように、酸化シリコンからなる層間絶縁膜30が形成されている。ビアホールH2が層間絶縁膜30を貫通する。半導体基板20の表面の法線に平行な視線で見たとき、ビアホールH2は、ドレイン領域QP2Dの一部及び接続部材7の一部と重なる位置に配置されている。
【0038】
ビアホールH2内に導電プラグ32が埋め込まれている。導電プラグ32は、ビアホールH2の底面及び内周面を覆うチタン(Ti)膜32aと窒化チタン(TiN)膜32bとの積層、及びビアホールH2内を埋め込むタングステン(W)部材32cで構成されている。導電プラグ32は、接続部材7上のCoSi2膜26及びドレイン領域QP2D上のCoSi2膜26の双方に接する。すなわち、導電プラグ32は、接続部材7とドレイン領域QP2Dとを相互に電気的に接続する。
【0039】
図3(A)に示したPMOSトランジスタQP1も、PMOSトランジスタQP2と同様の構造である。また、ビアホールH1、H3及びH4の配置された部分の断面構造は、図3(B)に示したビアホールH2の断面構造と同様である。
【0040】
n型ウェル1に、図2に示したn型ウェルタップ領域12を経由して、電源電圧Vddが印加されている。このため、ドレイン領域QP2Dは、格子欠陥高密度領域24及びn型ウェル1を介して電源電圧Vddに接続される。pn接合部の格子欠陥密度が高い場合には、多くの接合リーク電流が流れる。この接合リーク電流は、図1に示した抵抗素子R2を流れる電流に相当する。すなわり、格子欠陥高密度領域24が、抵抗素子R2の機能を有する。
【0041】
pn接合部の格子欠陥密度を高めているため、格子欠陥密度を高めていない場合に比べて、多くの接合リーク電流を流すことができる。このため、ドレイン領域QP2Dの占める面積を大きくすることなく、所望の大きさの接合リーク電流を流すことができる。
【0042】
次に、図4〜図6を参照して、上記第1の実施例による半導体装置の製造方法について説明する。なお、図4〜図6の各図は、左側にNMOSトランジスタQN1の配置される活性領域5を示し、右側にPMOSトランジスタQP1の配置される活性領域3Aを示す。NMOSトランジスタQN2及びPMOSトランジスタQP2は、それぞれNMOSトランジスタQN1及びPMOSトランジスタQP1と同一の工程で形成される。
【0043】
図4(A)に示すように、シリコンからなる基板20の表層部に、周知のシャロートレンチアイソレーション(STI)技術を用いて酸化シリコンからなる素子分離絶縁膜21を形成する。素子分離絶縁膜21により活性領域3A及び5が画定される。NMOSトランジスタを形成すべき領域にp型ウェル2を形成し、PMOSトランジスタを形成すべき領域にn型ウェル1を形成する。
【0044】
基板20の表面上に、厚さ1.2nmの酸窒化シリコン(SiON)膜を形成する。SiON膜は、基板20の表面を熱酸化して酸化シリコン膜を形成した後、窒素雰囲気中で酸化シリコン膜をアニールすることにより形成される。このSiON膜の上に、厚さ110nmのノンドープの多結晶シリコン膜を、化学気相成長(CVD)により形成する。
【0045】
多結晶シリコン膜の表面をレジストパターンで覆い、多結晶シリコン膜をエッチングする。p型ウェル2の表面上に、多結晶シリコンからなるゲート電極QN1Gが残り、n型ウェル1の表面上に、多結晶シリコンからなるゲート電極QP1Gが残る。多結晶シリコン膜のエッチングは、HBrとO2とを用いた反応性イオンエッチングにより行うことができる。ゲート長は、例えば40〜100nmである。
【0046】
ゲート電極QN1G及びQP1Gを形成した後、レジストパターンを除去する。このとき、ゲート電極QN1G及びQP1Gで覆われていないSiON膜が除去される。
【0047】
図4(B)に示すように、n型ウェル1が形成されている領域をレジストパターン33で覆う。ゲート電極QN1Gマスクとして、p型ウェル2の表層部に、加速エネルギ5keV、ドーズ量1×1015cm-2の条件で砒素(As)イオンを注入する。なお、イオンビームは、基板法線方向からゲート長方向(キャリアの移動方向)へ傾いており、その入射角は0〜7°である。砒素のイオン注入により、n型のソース及びドレイン領域のエクステンション部QN1Eが形成される。
【0048】
次に、ゲート電極QN1Gをマスクとして、p型ウェル2の表層部に、加速エネルギ9keV、ドーズ量4×1014cm-2の条件でボロン(B)イオンを注入する。なお、イオンビームは、基板法線方向からゲート長方向へ傾いており、その入射角は15〜30°である。ボロンのイオン注入により、p型のポケット領域QN1Pがエクステンション部QN1Eよりも深い位置に形成される。イオン注入後、レジストパターン33を除去する。
【0049】
図4(C)に示すように、p型ウェル2が形成されている領域をレジストパターン34で覆う。ゲート電極QP1Gをマスクとして、n型ウェル1の表層部に、加速エネルギ0.5keV、ドーズ量8×1014cm-2の条件でBイオンを注入する。なお、イオンビームは、基板法線方向からゲート長方向へ傾いており、その入射角は0〜7°である。Bイオン注入により、p型のソース及びドレイン領域のエクステンション部QP1Eが形成される。
【0050】
次に、ゲート電極QP1Gをマスクとして、n型ウェル1の表層部に、加速エネルギ60keV、ドーズ量4×1014cm-2の条件でAsイオンを注入する。なお、イオンビームは、基板法線方向からゲート長方向へ傾いており、その入射角は15〜30°である。Asのイオン注入により、n型のポケット領域QP1Pが形成される。イオン注入後、レジストパターン34を除去する。Asのイオン注入後、レジストパターン34を除去する。
【0051】
図5(D)に示すように、ゲート電極QN1G及びQP1Gの側面上に、酸化シリコンからなるサイドウォールスペーサ25を形成する。サイドウォールスペーサ25は、厚さ80nmの酸化シリコン膜をCVDにより形成した後、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることにより形成される。
【0052】
図5(E)に示すように、n型ウェル1が形成されている領域をレジストパターン35で覆う。ゲート電極QN1G及びその側面上に形成されているサイドウォールスペーサ25をマスクとして、p型ウェル2の表層部に、加速エネルギ8keV、ドーズ量2×1015cm-2の条件で、Pイオンを注入する。Pイオンの注入により、ソース領域QN1S及びドレイン領域QN1Dの高濃度部が形成される。このとき、ゲート電極QN1GにもPイオンが注入される。Pイオンの注入後、レジストパターン35を除去する。
【0053】
図5(F)に示すように、p型ウェル2の形成された領域をレジストパターン36で覆う。ゲート電極QP1G及びその側面上に形成されたサイドウォールスペーサ25をマスクとして、n型ウェル1の表層部に、加速エネルギ3keV、ドーズ量2×1015cm-2の条件で、Bイオンを注入する。Bイオンの注入により、ソース領域QP1S及びドレイン領域QP1Dの高濃度部が形成される。このとき、ゲート電極QP1GにもBイオンが注入される。Bイオンの注入後、レジストパターン36を除去する。
【0054】
図6(G)に示すように、PMOSトランジスタQP1のドレイン領域QP1Dの位置に開口38を有するレジストパターン37を形成する。半導体基板20の表面の法線に平行な視線で見たとき、開口38は、ドレイン領域QP1Dの高濃度部に内包される。
【0055】
レジストパターン37をマスクとして、Bよりも質量数の大きな元素のイオン、例えばGe、In、Sb等のイオンを、加速エネルギ100keV、ドーズ量1×1014cm-2の条件で注入する。このイオン注入により、ドレイン領域QP1Dの高濃度部とn型ウェル1との境界部分に、格子欠陥密度の高い格子欠陥高密度領域24が形成される。格子欠陥高密度領域24を形成した後、レジストパターン37を除去する。1050℃で3秒間の熱処理を行い、イオン注入された不純物を活性化させる。
【0056】
図6(H)に示すように、ソース領域QN1S、QP1S、ドレイン領域QN1D、QP1D、及びゲート電極QN1G、QP1Gの露出した上面上に、CoSi2膜26を形成する。
【0057】
以下、CoSi2膜26の形成方法を説明する。ゲート電極QN1G、QP1G、サイドウォールスペーサ25、及び基板20の表面上に、コバルト(Co)膜を形成する。熱処理を行うことにより、Co膜とシリコンとのシリサイド反応を生じさせる。このシリサイド反応により、CoSi2膜26が形成される。シリサイド反応後、未反応のCo膜を除去する。
【0058】
図3(B)に示した層間絶縁膜30及び導電プラグ32は、周知のCVD、フォトリソグラフィ、CMP技術を用いて形成することができる。
【0059】
上記実施例では、図6(G)に示した格子欠陥高密度領域24を形成するためのイオン注入時の加速エネルギを100keVとしたが、その他の加速エネルギとしてもよい。ただし、ドレイン領域QP1Dとn型ウェル1とのpn接合界面の格子欠陥密度が効率的に増加する条件とすることが好ましい。例えば、格子欠陥高密度領域24を形成するために注入された質量数の大きな原子の深さ方向の濃度が、ドレイン領域QP1Dの高濃度部の底面の近傍で最大となる条件で、質量数の大きな原子を注入すればよい。また、質量数の大きな原子の深さ方向の濃度分布が最大値を示す位置が、ドレイン領域QP1D内のBの深さ方向の濃度分布が最大値を示す位置よりも深くなる条件で、質量数の大きな原子を注入すればよい。
【0060】
図7に、第2の実施例による半導体装置の断面図を示す。第2の実施例による半導体装置の平面図、及び以下に説明する第3〜第6の実施例による半導体装置の平面図は、図2及び図2(A)に示した第1の実施例による半導体装置の平面図と同様である。以下、第1の実施例による半導体装置の構成と異なる点に着目して、第2〜第6の実施例について説明する。
【0061】
第2の実施例においては、図3(B)に示した格子欠陥高密度領域24の位置に、n型高濃度領域40が形成されている。n型高濃度領域40は、第1の実施例の格子欠陥高密度領域24を形成するための質量数の大きな原子の注入の代わりに、n型不純物を注入することにより形成される。例えば、加速エネルギ160keV、ドーズ量2×1015cm-2の条件でヒ素イオンを注入することにより、n型高濃度領域40を形成することができる。
【0062】
ドレイン領域QP2Dの高濃度部と、n型高濃度領域40との界面に、急峻なpn接合が形成される。このため、ドレイン領域QP2Dとn型ウェル1とが直接接する場合に比べて、リーク電流が多くなる。
【0063】
図8に、第3の実施例による半導体装置の断面図を示す。第3の実施例においては、図3(B)のドレイン領域QP2Dが、エクステンション部のみで構成されており、ドレイン領域QP2Dが高濃度部を持たない。また、図3(B)の格子欠陥高密度領域24も形成されていない。このような構成は、第1の実施例の図5(F)に示したイオン注入工程において、ドレイン領域QP1Dをレジストパターン36でマスクすることにより形成することができる。
【0064】
ドレイン領域QP2D側に形成されたCoSi2膜26が、ドレイン領域QP2Dを深さ方向に突き抜け、ポケット領域QP2Pまで達している。ポケット領域QP2Pの不純物濃度は、ソース及びドレイン領域の不純物濃度よりも低いため、CoSi2膜26とポケット領域QP2Pとの界面にショットキ接合が得られる。なお、CoSi2膜26がポケット領域QP2Pをも突き抜け、n型ウェル1に接触する構造としてもよい。この場合、CoSi2膜26とn型ウェル1との界面にショットキ接合が得られる。
【0065】
半導体装置の動作時には、このショットキ接合に逆バイアス電圧が印加され、逆バイアス電流が流れる。このため、ショットキ接合が、図1の抵抗素子R2として機能する。
【0066】
図9に、第4の実施例による半導体装置の断面図を示す。第4の実施例においては、ドレイン領域QP2Dの高濃度部に、そのドレイン領域の導電型とは反対のn型の不純物が注入され、補償領域42が形成されている。n型不純物の注入により、ドレイン領域QP2Dの高濃度のp型不純物が補償されるため、実質的な不純物濃度が低下する。このため、CoSi2膜26と補償領域42との界面に、ショットキ接合が得られる。第3の実施例の場合と同様に、このショットキ接合が図1の抵抗素子R2として機能する。
【0067】
補償領域42は、図5(F)に示したソース及びドレイン領域形成のためのイオン注入の後、ドレイン領域QP1D及びQP2Dの位置に開口を有するレジストパターンを形成し、n型不純物を注入することにより形成される。
【0068】
n型不純物の注入条件は、CoSi2膜26と補償領域42との界面がショットキ接合になるように設定される。CoSi2膜26に接触する領域の実質的な不純物濃度が1×1019cm-3以下であれば、ショットキ接合が得られるであろう。例えば、加速エネルギは、深さ方向の濃度分布がドレイン領域QP1D及びQP2Dのp型不純物のそれとほぼ等しくなる条件とする。n型不純物のドーズ量は、p型不純物のドーズ量とほぼ等しくする。
【0069】
図10に、第5の実施例による半導体装置の断面図を示す。第5の実施例では、図3(B)に示した格子欠陥高密度領域24が形成されていない。その代わりに、ビアホールH2内に埋め込まれた導電プラグ32が抵抗素子として機能する。
【0070】
ビアホールH2の底面及び内周面をTi膜32aが覆い、その上にTiN膜32bが形成されている。ビアホールH2内の基板側の一部に低抵抗部材32cが埋め込まれ、残りの上部の空間に、低抵抗部材32cよりも抵抗率の高い高抵抗部材32dが埋め込まれている。接続部材7とドレイン領域QP2Dとは、低抵抗部材32cによって相互に電気的に接続される。図10では、接続部材7の端部が活性領域3Bと重なっているが、必ずしも両者を重ねて配置させる必要はない。接続部材7が、活性領域3Bに隣接する素子分離絶縁膜21の上まで達していれば、低抵抗部材32cを介してドレイン領域QP2Dと接続部材7とを相互に接続することができる。
【0071】
ビアホールH4及びH6内には高抵抗部材が埋め込まれておらず、Ti層32a、TiN層32b、及び低抵抗部材32cで埋め尽くされている。
【0072】
層間絶縁膜30の上に、電源電圧Vddを供給するための電源配線45が形成されている。電源配線45は、高抵抗部材32dに接続されている。ドレイン領域QP2Dは、低抵抗部材32c及び高抵抗部材32dを介して電源配線45に接続されている。従って、高抵抗部材32dが、図1に示した抵抗素子R2として機能する。ビアホールH2内に埋め込まれた導電プラグの一部を高抵抗領域としているため、抵抗素子専用の領域を確保する必要がない。このため、セル面積を小さくすることができる。
【0073】
低抵抗部材32cは、例えばタングステンで形成される。高抵抗部材32dは、ビアホールH2に埋め込まれたタングステンを窒化または酸化することにより形成することができる。すなわち、高抵抗部材32dは、タングステンの窒化物または酸化物で形成される。タングステンの窒化または酸化は、ビアホールH2の位置に開口を有するレジストパターンで層間絶縁膜30の表面を覆い、タングステンに窒素イオンまたは酸素イオンを注入するか、またはタングステン表面を窒素プラズマまたは酸素プラズマに晒すことにより行われる。
【0074】
高抵抗部材32dを、CoSi2膜26よりも抵抗率の高い材料、例えば多結晶シリコンで形成してもよい。この場合、高抵抗部材32dは、ビアホールH2内に埋め込まれたタングステンの上層部をエッチバックし、エッチバックされた部分に多結晶シリコンを埋め込むことにより形成される。
【0075】
また、高抵抗部材32dを、薄い酸化シリコン膜や窒化シリコン膜で構成することも可能である。SRAMセルに記憶されているデータを保持するために必要な電流を確保するために、この酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を薄くする必要がある。図1のNMOSトランジスタQN2が非導通状態のときに、高抵抗部材32dを構成する薄い酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を流れる電流が、NMOSトランジスタQN2のゲートリーク電流よりも大きくなるように、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜を薄くすることが好ましい。
【0076】
図11に、第6の実施例による半導体装置の断面図を示す。第6の実施例においては、接続部材7の側面上のサイドウォールスペーサが除去されている。このため、接続部材7の側面上にもCoSi2膜26が形成され、ドレイン領域QP2Dと接続部材7とが、CoSi2膜26を介して相互に接続される。ビアホールH2の底面及び内周面を、Ti膜32a及びTiN膜32bが覆い、ビアホールH2内が、高抵抗部材32dで埋め込まれている。その他の構造は、図10に示した第5の実施例による半導体装置の構造と同様である。
【0077】
第6の実施例では、ビアホールH2内に埋め込まれた高抵抗部材32dが、図1に示した抵抗素子R2として機能する。
【0078】
第6の実施例の場合には、CoSi2膜26がドレイン領域QP2Dと接続部材7とを相互に接続するため、図10に示した第5の実施例のビアホールH2内の低抵抗部材32cは不要である。ただし、第5の実施例の場合と同様に、ビアホールH2内の基板側の一部の空間に、低抵抗部材32cを配置してもよい。
【0079】
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
【0080】
上記実施例から、以下の付記に示された発明が導出される。
【0081】
(付記1) 半導体基板の表層部のうち一部の領域に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記第1のウェルの表面の一部の領域上に形成されたゲート絶縁膜、該ゲート絶縁膜の上に配置されたゲート電極、及び該ゲート電極の両側の前記第1のウェルの表層部にそれぞれ形成された第2導電型の第1及び第2の不純物拡散領域を含むMOS型トランジスタと、
前記MOS型トランジスタの第1の不純物拡散領域と前記第1のウェルとに逆方向バイアスを印加したときのリーク電流密度が、前記第2の不純物拡散領域と該第1のウェルとに同一電圧の逆方向バイアスを印加したときのリーク電流密度よりも大きくなるような高リーク電流構造と
を有する半導体装置。
【0082】
(付記2) 前記高リーク電流構造が、前記第1の不純物拡散領域と前記第1のウェルとの界面に配置され、前記第2の不純物拡散領域と前記第1のウェルとの界面の格子欠陥密度よりも高い格子欠陥密度を有する格子欠陥高密度領域を含む付記1に記載の半導体装置。
【0083】
(付記3) 前記高リーク電流構造が、前記第1の不純物拡散領域と前記第1のウェルとの界面に配置され、第1導電型の不純物が添加されており、不純物濃度が前記第1のウェルの不純物濃度よりも高い高濃度領域を含む付記1に記載の半導体装置。
【0084】
(付記4) 前記第2の不純物拡散領域が、前記ゲート電極の縁から離れて配置された第1の領域と、該第1の領域とゲート電極の縁との間に配置され、該第1の領域よりも浅いエクステンション領域とを含み、
前記第1の不純物拡散領域が、前記第1の領域よりも浅く、
前記高リーク電流構造が、前記第1の不純物拡散領域内に形成され、該第1の不純物拡散領域を厚さ方向に貫通し、前記第1のウェルの第1導電型の領域まで達している金属シリサイド領域を含む付記1に記載の半導体装置。
【0085】
(付記5) 前記第1の不純物拡散領域の一部に、第1導電型の不純物が注入された第3の不純物拡散領域が形成されており、
前記高リーク電流構造が、前記第3の不純物拡散領域の表層部に形成された金属シリサイド膜を含み、該金属シリサイド膜と該第3の不純物拡散領域との界面がショットキ接合になっている付記1に記載の半導体装置。
【0086】
(付記6) 半導体基板の表層部の一部に形成された第1導電型の第1のウェルと、
前記半導体基板の表層部の一部に形成され、前記第1導電型とは反対の第2導電型の第2のウェルと、
前記第1のウェル内に配置された第1及び第2のトランジスタであって、該第1及び第2のトランジスタの各々が、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第1のウェルの表層部にそれぞれ形成された第2導電型のソース領域及びドレイン領域を含む前記第1及び第2のトランジスタと、
前記第2のウェル内に配置された第3及び第4のトランジスタであって、該第1及び第2のトランジスタの各々が、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第2のウェルの表層部にそれぞれ形成された第1導電型のソース領域及びドレイン領域を含む前記第3及び第4のトランジスタと、
前記第1のトランジスタのゲート電極と前記第2のトランジスタのゲート電極とを接続するワード線と、
前記第3のトランジスタのゲート電極、前記第1のトランジスタのドレイン領域、及び前記第4のトランジスタのドレイン領域を接続する第1の接続部材と、
前記第4のトランジスタのゲート電極、前記第2のトランジスタのドレイン領域、及び前記第3のトランジスタのドレイン領域を接続する第2の接続部材と、
前記第1及び第2のトランジスタの各々のドレイン領域と前記第1のウェルとに逆方向バイアスを印加したときのリーク電流密度が、該第1及び第2のトランジスタの各々のソース領域と該第1のウェルとに同一電圧の逆方向バイアスを印加したときのリーク電流密度よりも大きくなるような高リーク電流構造と
を有する半導体装置。
【0087】
(付記7) さらに、前記第1の接続部材に接続された第1の電源配線と、
前記第1のウェルに接続された第2の電源配線とを有し、
前記第1の電源配線及び第2の電源配線に印加される電源電圧の向きが、前記第1及び第2のトランジスタのドレイン領域と前記第1のウェルとに対して逆方向バイアスになる向きである付記6に記載の半導体装置。
【0088】
(付記8) 半導体基板の表層部の一部に形成され、第1及び第2の活性領域の外周を画定する素子分離絶縁膜と、
前記第1の活性領域の表層部に形成された不純物拡散領域と、
前記第2の活性領域上から、前記第1の活性領域に隣接する素子分離絶縁膜上まで延在し、導電材料で形成された第1の接続部材と、
前記不純物拡散領域及び前記第1の接続部材を覆う層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通するビアホールであって、前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記不純物拡散領域の一部及び前記第1の接続部材の一部と重なる前記ビアホールと、
前記ビアホール内の、前記半導体基板側の空間に埋め込まれ、前記不純物拡散領域と前記第1の接続部材とを電気的に接続する第2の接続部材と、
前記ビアホール内の、前記半導体基板とは反対側の空間に埋め込まれ、前記第2の接続部材の抵抗率よりも高い抵抗率を有し、該第2の接続部材に接続された第3の接続部材と、
前記層間絶縁膜の上に形成され、前記第3の接続部材に接続された配線と
を有する半導体装置。
【0089】
(付記9) 前記第2の接続部材が金属材料で形成され、前記第3の接続部材が、前記第2の接続部材を構成する金属材料の酸化物または窒化物で形成されている付記8に記載の半導体装置。
【0090】
(付記10) 半導体基板の表層部の一部に形成さた第1導電型の第1のウェルと、
前記半導体基板の表層部の一部に形成され、前記第1導電型とは反対の第2導電型の第2のウェルと、
半導体基板の表層部の一部の領域に形成され、前記第1のウェル内に第1及び第2の活性領域を画定し、前記第2のウェル内に第3及び第4の活性領域を画定する素子分離絶縁膜と、
前記第1の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第1のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第1のトランジスタと、
前記第2の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第1のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第2のトランジスタと、
前記第3の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第2のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第3のトランジスタと、
前記第4の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第2のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第4のトランジスタと、
前記第1のトランジスタのゲート電極と前記第2のトランジスタのゲート電極とを接続するワード線と、
前記第3のトランジスタのゲート電極と前記第4のトランジスタのドレイン領域とを接続し、前記第1のトランジスタのドレイン領域に隣接する素子分離絶縁膜上まで達する第1の接続部材と、
前記第4のトランジスタのゲート電極と前記第3のトランジスタのドレイン領域とを接続し、前記第2のトランジスタのドレイン領域に隣接する素子分離絶縁膜上まで達する第2の接続部材と、
前記第1〜第4のトランジスタを覆うように前記半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通する第1のビアホールであって、前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記第1のトランジスタのドレイン領域の少なくとも一部及び前記第1の接続部材の一部と重なる前記第1のビアホールと、
前記層間絶縁膜を貫通する第2のビアホールであって、前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記第2のトランジスタのドレイン領域の少なくとも一部及び前記第2の接続部材の一部と重なる前記第2のビアホールと、
前記第1のビアホール内の、前記半導体基板側の空間に埋め込まれ、前記第1のトランジスタのドレイン領域と前記第1の接続部材とを電気的に接続する第3の接続部材と、
前記第1のビアホール内の、前記半導体基板とは反対側の空間に埋め込まれ、前記第3の接続部材の抵抗率よりも高い抵抗率を有し、該第3の接続部材に接続された第4の接続部材と、
前記第2のビアホール内の、前記半導体基板側の空間に埋め込まれ、前記第2のトランジスタのドレイン領域と前記第2の接続部材とを電気的に接続する第5の接続部材と、
前記第2のビアホール内の、前記半導体基板とは反対側の空間に埋め込まれ、前記第5の接続部材の抵抗率よりも高い抵抗率を有し、該第5の接続部材に接続された第6の接続部材と、
前記層間絶縁膜の上に形成され、前記第4の接続部材及び第6の接続部材に接続された配線と
を有する半導体装置。
【0091】
(付記11) 前記第4の接続部材が、酸化シリコン、窒化シリコンまたは酸窒化シリコンからなる絶縁薄膜を含み、
前記第1のトランジスタが非導通状態のとき、前記第4の接続部材を通して前記配線から前記第1の接続部材に流れる電流が、前記第1のトランジスタのゲートリーク電流とドレイン領域の接合リーク電流との和よりも大きくなるように、前記絶縁薄膜の膜厚が設定されている付記10に記載の半導体装置。
【0092】
(付記12) 半導体基板の表層部の一部に形成され、第1及び第2の活性領域の外周を画定する素子分離絶縁膜と、
前記第1の活性領域の表層部に形成された不純物拡散領域と、
前記第2の活性領域上から、前記素子分離絶縁膜上を経由して、前記第1の活性領域上まで達し、導電材料で形成された第1の接続部材と、
前記第1の接続部材の上面から、側面を経由して、前記不純物拡散領域の上面まで至り、該第1の接続部材と該不純物拡散領域とを相互に電気的に接続する導電膜と、
前記不純物拡散領域及び前記第1の接続部材を覆う層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通するビアホールであって、前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記導電膜の一部と重なる前記ビアホールと、
前記ビアホール内に埋め込まれ、前記導電膜の抵抗率よりも高い抵抗率を有する材料で形成された第2の接続部材と、
前記層間絶縁膜の上に形成され、前記第2の接続部材に接続された配線と
を有する半導体装置。
【0093】
(付記13) 前記半導体基板及び前記第1の接続部材が、主成分としてシリコンを含み、前記導電膜が、金属シリサイドで形成されている付記12に記載の半導体装置。
【0094】
(付記14) 半導体基板の表層部の一部に形成さた第1導電型の第1のウェルと、
前記半導体基板の表層部の一部に形成され、前記第1導電型とは反対の第2導電型の第2のウェルと、
半導体基板の表層部の一部の領域に形成され、前記第1のウェル内に第1及び第2の活性領域を画定し、前記第2のウェル内に第3及び第4の活性領域を画定する素子分離絶縁膜と、
前記第1の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第1のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第1のトランジスタと、
前記第2の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第1のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第2のトランジスタと、
前記第3の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第2のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第3のトランジスタと、
前記第4の活性領域内に形成され、ゲート絶縁膜、ゲート電極、該ゲート電極の両側の前記第2のウェルの表層部にそれぞれ形成されたソース領域及びドレイン領域を含む第4のトランジスタと、
前記第1のトランジスタのゲート電極と前記第2のトランジスタのゲート電極とを接続するワード線と、
前記第3のトランジスタのゲート電極と前記第4のトランジスタのドレイン領域とを接続し、前記第1のトランジスタのドレイン領域上まで達する第1の接続部材と、
前記第1の接続部材の上面から、側面を経由し、前記第1のトランジスタのドレイン領域の上面まで達し、該第1の接続部材と該第1のトランジスタのドレイン領域とを電気的に接続する第1の導電膜と、
前記第4のトランジスタのゲート電極と前記第3のトランジスタのドレイン領域とを接続し、前記第2のトランジスタのドレイン領域上まで達する第2の接続部材と、
前記第2の接続部材の上面から、側面を経由し、前記第2のトランジスタのドレイン領域の上面まで達し、該第2の接続部材と該第2のトランジスタのドレイン領域とを電気的に接続する第2の導電膜と、
前記第1〜第4のトランジスタを覆うように前記半導体基板の上に形成された層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜を貫通する第1のビアホールであって、前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記第1の導電膜の一部と重なる前記第1のビアホールと、
前記層間絶縁膜を貫通する第2のビアホールであって、前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記第2の導電膜の一部と重なる前記第2のビアホールと、
前記第1のビアホール内に埋め込まれ、前記第1の導電膜に電気的に接続され、前記第1の導電膜よりも抵抗率の高い材料で形成された第3の接続部材と、
前記第2のビアホール内に埋め込まれ、前記第2の導電膜に電気的に接続され、前記第2の導電膜よりも抵抗率の高い材料で形成された第4の接続部材と、
前記層間絶縁膜の上に形成され、前記第3の接続部材及び第4の接続部材に接続された配線と
を有する半導体装置。
【0095】
(付記15) 半導体基板の第1導電型の表層部に、該第1導電型とは反対の第2導電型の第1の不純物を注入し、不純物拡散領域を形成する工程と、
前記不純物拡散領域内における前記第1の不純物の深さ方向の濃度分布が最大を示す位置よりも深い位置において、濃度分布が最大を示す条件で、前記第1の不純物よりも質量数の大きな原子を注入する工程と
を有する半導体装置の製造方法。
【0096】
(付記16) 半導体基板の第1導電型の表層部に、該第1導電型とは反対の第2導電型の第1の不純物を注入し、不純物拡散領域を形成する工程と、
前記不純物拡散領域の底面に沿って、前記第1導電型の表層部の不純物濃度よりも高濃度の第1導電型の高濃度領域が形成されるように、第1導電型の不純物を注入する工程と
を有する半導体装置の製造方法。
【0097】
(付記17) 第1導電型のシリコンからなる表層部を有する半導体基板の表面の一部の領域上に、ゲート絶縁膜及びゲート電極がこの順番に積層された積層構造を形成する工程と、
前記積層構造をマスクとして、前記ゲート電極の両側の半導体基板の表層部に、前記第1導電型とは反対の第2導電型の不純物を注入し、第2導電型の第1の不純物拡散領域を形成する工程と、
前記積層構造の側面上にサイドウォールスペーサを形成する工程と、
前記積層構造の両側の第1の不純物拡散領域のうち一方をレジスト膜で覆う工程と、
前記積層構造、前記サイドウォールスペーサ、及び前記レジスト膜をマスクとして、前記半導体基板の表層部に、前記第1の不純物拡散領域の深さ方向の不純物濃度分布が最大値を示す位置よりも深い位置で、不純物濃度分布が最大値を示す条件で、第2導電型の不純物を注入し、前記積層構造の一方の側にのみ第2の不純物拡散領域を形成する工程と、
前記積層構造の両側の半導体基板の表面上に、シリコンとシリサイド反応する金属からなる金属膜を堆積させる工程と、
前記金属膜と、前記半導体基板の表層部のシリコンとを反応させ、金属シリサイド膜を形成する工程と
を有する半導体装置の製造方法。
【0098】
(付記18) 前記金属シリサイド膜が、前記第1の不純物拡散領域を厚さ方向に突き抜け、第1導電型の領域まで達する付記17に記載の半導体装置の製造方法。
【0099】
(付記19) 第1導電型のシリコンからなる表層部を有する半導体基板の表面の一部の領域上に、ゲート絶縁膜及びゲート電極がこの順番に積層された積層構造を形成する工程と、
前記積層構造をマスクとして、前記ゲート電極の両側の半導体基板の表層部に、前記第1導電型とは反対の第2導電型の不純物を注入し、第2導電型のエクステンション領域を形成する工程と、
前記積層構造の側面上にサイドウォールスペーサを形成する工程と、
前記積層構造と前記サイドウォールスペーサとをマスクとして、前記半導体基板の表層部に第2導電型の不純物を、前記エクステンション領域の不純物よりも深い位置まで注入して、第2導電型の第1の領域を形成する工程と、
前記積層構造の両側の不純物拡散領域のうち一方をレジスト膜で覆う工程と、
前記積層構造、前記サイドウォールスペーサ、及び前記レジスト膜をマスクとして、前記半導体基板の表層部に、第1導電型の不純物を注入する工程と、
前記積層構造の両側の半導体基板の表面上に、シリコンとシリサイド反応する金属からなる金属膜を堆積させる工程と、
前記金属膜と、前記半導体基板の表層部のシリコンとを反応させ、金属シリサイド膜を形成する工程と
を有する半導体装置の製造方法。
【0100】
(付記20) 前記不純物拡散領域のうち、第1導電型の不純物が注入された領域において、前記金属シリサイド膜と前記不純物拡散領域との界面にショットキ接合が形成される付記19に記載の半導体装置の製造方法。
【0101】
(付記21) 半導体基板の表面の一部の領域に絶縁材料からなる素子分離絶縁膜を形成し、第1及び第2の活性領域を画定する工程と、
前記第1の活性領域の表層部に不純物を注入し、不純物拡散領域を形成する工程と、
前記第2の活性領域上から、前記第1の活性領域に隣接する素子分離絶縁膜上まで延在する導電材料からなる第1の接続部材を形成する工程と、
前記第1の接続部材を覆うように、前記半導体基板の上に絶縁材料からなる層間絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記不純物拡散領域の一部及び前記第1の接続部材の一部と重なる位置に、前記層間絶縁膜を貫通するビアホールを形成する工程と、
前記ビアホール内に金属材料を埋め込む工程と、
前記ビアホール内に埋め込まれた金属材料の上側の一部分を酸化または窒化して高抵抗化する工程と
を有する半導体装置の製造方法。
【0102】
(付記22) シリコンからなる表層部を有する半導体基板の表面の一部の領域に、絶縁材料からなる素子分離絶縁膜を形成し、第1及び第2の活性領域を画定する工程と、
前記第1の活性領域の表層部に不純物を注入し、不純物拡散領域を形成する工程と、
前記第2の活性領域上から前記素子分離絶縁膜上を経由し、第1の活性領域上まで達するシリコンからなる第1の接続部材を形成する工程と、
前記第1の接続部材及び前記不純物拡散領域を、シリコンとシリサイド反応する金属からなる金属膜で覆う工程と、
前記不純物拡散領域と前記金属膜との界面、及び前記第1の接続部材と前記金属膜との界面でシリサイド反応を生じさせ、前記第1の接続部材の表面から前記不純物拡散領域の表面までを連続的に覆う金属シリサイド膜を形成する工程と、
未反応の前記金属膜を除去する工程と、
前記金属シリサイド膜を覆うように、前記半導体基板の上に絶縁材料からなる層間絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の表面の法線に平行な視線で見たとき、前記金属シリサイド膜の一部と重なる位置に、前記層間絶縁膜を貫通するビアホールを形成する工程と、
前記ビアホール内に、前記金属シリサイド膜よりも抵抗率の高い材料からなる導電材料を埋め込む工程と
を有する半導体装置の製造方法。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、抵抗素子専用の領域を確保することなく、電源配線から抵抗を経由して、半導体基板の表層部に形成された不純物拡散領域に電流を供給することができる。この構造をSRAMに適用すると、セル面積を大きくすることなく、データ保持に必要な電流を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 SRAMセルの等価回路図である。
【図2】 第1の実施例による半導体装置の活性領域及びゲート電極層の平面図である。
【図3】 第1の実施例による半導体装置の1つのセルの平面図及び一部分の断面図である。
【図4】 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その1)である。
【図5】 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その2)である。
【図6】 第1の実施例による半導体装置の製造方法を説明するための基板の断面図(その3)である。
【図7】 第2の実施例による半導体装置の断面図である。
【図8】 第3の実施例による半導体装置の断面図である。
【図9】 第4の実施例による半導体装置の断面図である。
【図10】 第5の実施例による半導体装置の断面図である。
【図11】 第6の実施例による半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
BL ビット線
/BL 反転ビット線
H1〜H8 ビアホール
QN1、QN2 NMOSトランジスタ
QP1、QP2 PMONトランジスタ
R1、R2 抵抗素子
WL ワード線
1 n型ウェル
2 p型ウェル
3、3A、3B、4、5 活性領域
6、7 接続部材
10 SRAMセル
11 つなぎ部
12 n型ウェルパッド
13 p型ウェルパッド
14、15 配線
16 ワードコンタクトホール
20 半導体基板
21 素子分離絶縁膜
24 格子欠陥高密度領域
25 サイドウォールスペーサ
26 コバルトシリサイド膜
30 層間絶縁膜
32 導電プラグ
33、34、35、36、37 レジストパターン
40 n型高濃度領域
42 補償領域
45 電源配線

Claims (1)

  1. 第1及び第2のインバータ、及び第1及び第2の転送トランジスタを含むSRAMメモリセルを含み、該第1及び第2のインバータの各々は、ショットキ接合からなる抵抗素子と駆動トランジスタとの直列接続により構成されており、該第1及び第2の転送トランジスタのドレインが、それぞれ該第1及び第2のインバータの抵抗素子と駆動トランジスタとの相互接続点に接続されている半導体装置の製造方法であって、
    第1導電型のシリコンからなる表層部を有する半導体基板の表面の一部の領域上に、各々ゲート絶縁膜及びゲート電極がこの順番に積層された前記第1及び第2の転送トランジスタ用の積層構造を形成する工程と、
    前記積層構造の各々をマスクとして、前記ゲート電極の各々の両側の半導体基板の表層部に、前記第1導電型とは反対の第2導電型の不純物を注入し、第2導電型のソース及びドレインを形成する工程と、
    前記積層構造の各々の側面上にサイドウォールスペーサを形成する工程と、
    前記第1及び第2の転送トランジスタのドレインをレジスト膜で覆う工程と、
    前記積層構造、前記サイドウォールスペーサ、及び前記レジスト膜をマスクとして、前記半導体基板の表層部に第2導電型の不純物を注入し、前記積層構造の各々のソース側にのみ前記ソースよりも深い不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記積層構造の各々の両側の半導体基板の表面上に、シリコンとシリサイド反応する金属からなる金属膜を堆積させる工程と、
    前記金属膜と、前記半導体基板の表層部のシリコンとを反応させ、金属シリサイド膜を形成する工程と
    を有し、
    前記積層構造のソース側に配置された金属シリサイド膜は、前記ソースよりも深い前記不純物拡散領域の底面まで達せず、ドレイン側に配置された金属シリサイド膜は、前記ドレインを厚さ方向に突き抜け、第1導電型の領域まで達しており、前記金属シリサイド膜と該第1導電型の領域との界面はショットキ接合になっている半導体装置の製造方法。
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