JP4210916B2 - ロータリ耕耘爪の取付ホルダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリ耕耘装置の耕耘爪を取付ける取付ホルダに関する。乗用トラクタやハンドトラクタ等に装着して耕耘する耕耘装置、管理作業機等のロータリ耕耘爪として利用される。又、中耕除草爪、乃至除草爪等としても利用される。
【0002】
【従来の技術】
耕耘軸に嵌合させて取付ける爪ボスの外周に、爪ホルダ(プレート)をこの軸芯に対して直交方向に向けて取付け、この爪ホルダプレートに耕耘爪を取付ける技術が知られている(例えば特許文献1参照)。又、耕耘軸に取付ける多角断面形態の爪ドラムの外周面に、取付片を配置して、この取付片に耕耘爪を取付ける技術も一般的に知られている(例えば特許文献2参照)。
【特許文献1】
実用新案登録第2587662号公報(第1頁、図1)
【特許文献2】
特開平9−182503号公報(第2頁、図1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように爪ドラム乃至爪ボスの外周面に爪ホルダプレートを配置して、耕耘爪を取付ける形態では、これら爪ホルダプレートの構成が簡単ではあるが、軸芯方向にわたって複数の耕耘爪を配置して、耕耘幅を広くする形態では、多数の爪ホルダプレートを配置するため、各爪ホルダプレートの軸芯方向における取付間隔が狭くなり、構成が煩雑化し、わら屑や草類の巻付が行われやすくなる。又、耕耘爪の着脱操作も行われ難くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、耕耘軸2に嵌合して取付ける爪ボス3に、この軸芯A方向に対して傾斜する傾斜縁4と、この傾斜縁4の該軸芯A方向側先端から爪ボス3の外方へ直交状に突出の取付片5を形成した爪ホルダ1を設けるとともに、爪ホルダ1の傾斜縁4と取付片5は、単一の略方形状板金材を上辺部と下辺部とに取付片5を形成するように適宜角度Bに裏、表側へ屈曲して、両取付片5 , 5を平行状に形成し、傾斜縁4部の中央部には爪ボス3を嵌合させる取付穴6を形成し、爪ボス3外周に一体に取付けて上、下両取付片5,5間に軸芯A方向の間隔Cを設けたことを特徴とするロータリ耕耘爪の取付ホルダの構成とする。爪ホルダ1を爪ボス3に取付けて構成される取付ホルダは、耕耘軸2に嵌合させて取付けることができる。上、下各両取付片5部に耕耘爪を取付けて、回転により耕耘するときは、各耕耘爪の回転軌跡は軸芯A方向に適宜の間隔Cを有するため、この爪ホルダ1に取付けられた耕耘爪による耕耘幅が広く形成される。又、これら耕耘爪の取付けられる取付片5間は、爪ボス3の外周面に沿って傾斜縁4が形成されて回転されるため、わらや草類が巻付こうとしても切断され易く、巻付が防止される。又、取付片5間がこの傾斜縁4によって相互に、しかも爪ボス3に取付連結されるため剛性を維持される。
【0005】
又、爪ホルダ1は、略方形状の板金材を用いて、中央部の傾斜縁4とこの両端部の取付片5との三つ折りの形態に折曲げて成形すると共に、この傾斜縁4の中央部に取付穴6を形成する。この取付穴6を爪ボス3に嵌合して、この嵌合部を溶接等によって一体構成とする。この爪ホルダ1は、傾斜縁4部が、爪ボス3の外周面に沿って軸芯A方向に対して傾斜角を有して形成され、両取付片5,5部が、爪ボス3の外周面に軸芯A方向に対して直交する状態に形成されると共に、適宜の間隔Cを有する状態に形成される。耕耘爪はこの取付片5に沿って取付けられる。耕耘爪を取付ける取付片5部は、傾斜縁4の軸芯A方向側端部に形成されるが、爪ボス3と取付穴6との嵌合取付によって一体構成されるため、剛性を高くして、耕耘爪の取付を安定させる。
【0006】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明は、耕耘爪を取付ける爪ホルダ1は、平行状に形成した軸芯A方向に適宜の間隔Cを有する上、下両取付片5,5に取付けられるため、一枚板状の爪ホルダ1でありながら、耕耘爪の軸芯方向の取付配置間隔を広くすることができ、構成を簡単にして軽量化でき、耕耘爪の着脱も容易である。又、これら爪ホルダ1を板金製等の形態として比較的薄い構成としても、取付片5は傾斜縁4部で連結されて、しかも爪ボス3に固定されるため、取付剛性が高く、耕耘爪の取付支持を補強して安定させることができる。又、耕耘作業中は、傾斜縁4の回転によって、わら、草類の巻付が防止され、又巻付こうとしてもこの傾斜縁4によって切断され、分離開放される。
【0007】
又、爪ホルダ1が一枚の板金材によって屈曲成形されるため、構成は簡潔であり、軽量化でき、成形を簡単にすることができ、コストダウンを図ることができる。又、爪ボス3に対する取付けにおいても、取付穴6の嵌合によって軸芯A方向に対する傾斜角をつけて容易に取付けることができ、剛性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。ロータリ耕耘装置は、中央部の耕耘伝動ケース7の下端部から左右両側部に耕耘軸2を突出させて、これら耕耘軸2に耕耘爪8,9を有した取付ホルダを取付けて耕耘するセンタドラブ形態としている。耕耘爪8,9は、爪ボス3の外周部に取付配置されて、この爪ボス3を耕耘軸2の外側端に嵌合させて、これら嵌合部の耕耘軸2のピン穴10と爪ボス3のピン穴11とにわたって、セットピン12、又はセットボルトを差込んで着脱自在に取付固定する。この爪ボス3は、内側に小径の取付ボス部13を一体構成として、この取付ボス部13が前記耕耘軸2に嵌合されて取付けられる。
この爪ボス3には、前記伝動ケース7側の内端部と、これと反対側の外端部とに、爪ホルダ14,1が適宜の軸芯A方向の間隔を有して取付けられて、取付ホルダが構成される。このうち内端部側の爪ホルダ14は、方形状の板金材から中央部に取付穴15を形成してなり、この取付穴15部を爪ボス3の外周に嵌合させて、軸芯A方向に対して直交状にして突出させる。この取付穴15部を爪ボス3の外周面に溶接等により溶着させて固定する。耕耘爪8は、この爪ホルダ14の一側面に沿って接合させて、これら爪ホルダ14の四辺部の各隅部に形成されるボルト穴と、耕耘爪8の基部二個所に形成されるボルト穴とにわたって、セットボルト16を差込んで、ナット17で締付けて固定する。このとき、耕耘爪8を各辺部に沿って取付ける場合は、爪ホルダ14の内側と外側とに交互に取付けることもできる。又、図例のように4本の耕耘爪8全てをこの爪ホルダ14の外側面に取付ける形態では、相隣接の耕耘爪8相互間を交差重合させることにより、セットボルト16で共締め形態とすることができる。又、この伝動ケース7に接近する位置に取付けられる耕耘爪8は、一部を内側に湾曲する内湾曲面18を有したものと、外側に湾曲する外湾曲面19を有したものとを交互に取付けている。
【0009】
前記外側端部の爪ホルダ1は、単一の略方形状の板金材によって成形される。方形状の上辺部と下辺部とに取付片5を形成するように適宜角度Bに裏、表側へ屈曲して、両取付片5は平行状に形成される。これら取付片5間の傾斜縁4の中央部に上下方向を長径とする楕円形状の取付穴6を形成する。この取付穴6は、傾斜縁4部を軸芯A方向に対して傾斜角度Bにして、爪ボス3の周りに嵌合したとき密合しうる形態としている。これら爪ホルダ1の取付穴6部と爪ボス3の外周面との嵌合部を溶接等によって接着して一体構成とする。これら爪ホルダ1の傾斜縁4の傾斜角度B及び左右の取付片5間の間隔C等は、両取付片5に取付ける耕耘爪9の耕耘間隔によって決められる。この耕耘爪9は、基部を各取付片5の内側面又は外側面に沿わせて重合させて、前記耕耘爪8と同様にして、セットボルト20、ナット21によって締付けて取付固定する。この耕耘爪9は、基部を取付片5の方向に沿わせて取付けるため、各取付片5毎に一本宛て(又は二本宛て)の耕耘爪9を取付けることができる。各耕耘爪9の先端部は外側に湾曲する外湾曲面22を形成する。
又、この爪ホルダ1の傾斜縁4に沿わせて耕耘爪を取付ける場合は、この耕耘爪の基部を、これら傾斜縁4及び取付片5の屈曲面に沿う形態に屈曲成形することによって取付け可能である。
【0010】
耕耘爪を耕耘軸2に着脱するときは、爪ホルダ14に耕耘爪8を取付け、爪ホルダ1に耕耘爪9を取付けた状態で、この爪ボス3の取付ボス部13を耕耘軸2に嵌合させる。耕耘軸2のピン穴10と爪ボス3のピン穴11との重合部にセットピン12を差込んで取付ける。又、取り外すときはこれと逆操作で行う。
耕耘軸2の回転によって爪ボス3を回転Dして、各耕耘爪8,9による土壌耕耘を行う。内湾曲面18を有する耕耘爪8は伝動ケース7側に接近して残耕部を少なくするように耕耘し、この外側部の耕耘幅は、外湾曲面19を有した耕耘爪8と、爪ホルダ1の内側と外側の各取付片5に取付けられた耕耘爪9によって幅広く耕耘される。
これら外側の耕耘爪9間には耕耘間隔Cを有するが、爪ボス3の周りには傾斜縁4が回転されるため、耕耘中にわら、草類が巻付こうとしても巻付難く、又、この傾斜縁4に巻付くわら、草類があると、耕耘土壌との間の接触抵抗に切断され易く、解除され易い。又、軸芯A方向の間隔Cを有して配置形成されて耕耘爪9を取付支持する取付片5相互間は、この傾斜縁4により連結されて爪ボス3に固定されるため、取付片5の取付剛性を高めることができ、耕耘爪9の取付を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 耕耘爪の取付ホルダ部の斜視図。
【図2】 その正面図。
【図3】 その一部の側面図。
【符号の説明】
1 爪ホルダ
2 耕耘軸
3 爪ボス
4 傾斜縁
5 取付片
6 取付穴
A 軸芯
C 間隔
Claims (1)
- 耕耘軸(2)に嵌合して取付ける爪ボス(3)に、この軸芯(A)方向に対して傾斜する傾斜縁(4)と、この傾斜縁(4)の該軸芯(A)方向側先端から爪ボス(3)の外方へ直交状に突出の取付片(5)を形成した爪ホルダ(1)を設けるとともに、爪ホルダ(1)の傾斜縁(4)と取付片(5)は、単一の略方形状板金材を上辺部と下辺部とに取付片(5)を形成するように適宜角度(B)に裏、表側へ屈曲して、両取付片(5) , (5)を平行状に形成し、傾斜縁(4)部の中央部には爪ボス(3)を嵌合させる取付穴(6)を形成し、爪ボス(3)外周に一体に取付けて上、下両取付片(5),(5)間に軸芯(A)方向の間隔(C)を設けたことを特徴とするロータリ耕耘爪の取付ホルダ。
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2003
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