JPH08294303A - 耕耘機の耕耘装置 - Google Patents

耕耘機の耕耘装置

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JPH08294303A
JPH08294303A JP12459495A JP12459495A JPH08294303A JP H08294303 A JPH08294303 A JP H08294303A JP 12459495 A JP12459495 A JP 12459495A JP 12459495 A JP12459495 A JP 12459495A JP H08294303 A JPH08294303 A JP H08294303A
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JP
Japan
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blade
cultivating
plowing
tilling
blades
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JP12459495A
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English (en)
Inventor
Shigeki Sano
茂樹 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の耕耘作業により磨耗した耕耘刃をさ
らにそのまま継続して使用することができ、耕耘刃の交
換期間を長くすることができ、使用する耕耘刃の節約を
実現することができるとともに、土壌の耕耘深さの微調
整を可能とすること。 【構成】 耕耘刃取付用回転体Aの所定の箇所より耕耘
刃10,10,…を刃先方向に沿って適宜に突出且つ固
定可能に設けてなること。耕耘刃取付用回転体Aは、三
角形状耕耘板A1 ,正方形状耕耘板A2 ,六角形状耕耘
筒A3 或いは円筒状耕耘体A4 等と回転軸部9とから構
成すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長期間の耕耘作業によ
り磨耗した耕耘刃をさらにそのまま継続して使用するこ
とができ、耕耘刃の交換期間を長くすることができ、使
用する耕耘刃の節約を実現することができるとともに、
土壌の耕耘深さの微調整を可能とした耕耘機の耕耘装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より耕耘刃は、長期間の耕耘作業に
より刃面が磨耗し、刃面が鈍くなったとしても、必ずし
も土壌を耕耘する能力が著しく低下するわけではない。
耕耘刃が実際に使用できなくなるのは、刃先がほころび
たり、或いは腐食したり、さらには土壌内に埋もれてい
た石等に耕耘刃が当たり、耕耘刃に大きな力がかかるこ
とによりその形状が変形してしまったときなどである。
しかし、このような状況に到る以前であっても耕耘刃が
磨耗することで土壌の耕耘深さが浅くなることになる。
また、それぞれの耕耘刃はそのサイズ等により土壌を耕
耘する深さが予め決まっており、その耕耘深さを任意に
決定するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、耕耘
刃は長期間にわたる耕耘作業を行い、耕耘刃が磨耗して
も土壌の耕耘はできるであろうが、土壌を耕耘する深さ
が浅くなる。そのために耕耘作業により耕耘刃の刃面が
磨耗していたとしても、耕耘刃を交換するのは困難且つ
面倒である。さらに、耕耘刃の磨耗量が僅かなものであ
り、十分に使用することができるにもかかわらず土壌を
初期のときよりも深く耕耘することができないという理
由のみで、この耕耘刃を交換するのは、経済的な面から
見て、極めてもったいないことである。
【0004】また、磨耗した耕耘刃を再度利用すること
はできず、結局は廃棄する以外に道はない。このよう
に、廃棄される耕耘刃は、かなりのものが僅かに磨耗し
た程度のもので、再生且つ使用可能な状態であるにもか
かわらず、新たな耕耘刃を購入するという悪循環が続い
ている。また、それぞれの耕耘刃はそのサイズ等により
種類別されており、土壌を耕耘する深さも予め決まって
おり、その耕耘深さを作業員の所望に合わせることはで
きないものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を耕耘
刃取付用回転体の所定の箇所より耕耘刃を刃先方向に沿
って適宜に突出且つ固定可能に設けてなる耕耘機の耕耘
装置としたことにより、耕耘刃が長期間に亘る使用によ
り土壌からの種々の抵抗により刃面が磨耗してしまった
場合でも、その耕耘刃を廃棄することなく再度有効に使
用することができ、新たに交換することもなく、さらな
る長期間の使用が可能となり、上記課題を解決したもの
である。
【0006】
【作用】耕耘刃取付用回転体Aには耕耘刃10を着脱自
在とした構造となっており、且つその耕耘刃10を突出
且つ固定可能に設けている。このように耕耘刃10を耕
耘刃取付用回転体Aから突出且つ適宜に固定可能とする
のは、耕耘刃10の磨耗による耕耘作業効率の低下を防
止すること、及び耕耘の深さを適宜に調整することにあ
る。そして、初期には複数の耕耘刃10,10,…は、
耕耘刃取付用回転体Aに対して最も引っ込んだ状態で装
着され、耕耘作業により耕耘刃10が磨耗したときに
は、その磨耗に応じて耕耘刃10を耕耘刃取付用回転体
Aの外方に突出するようにセットする。これによって耕
耘刃10の磨耗したことにより耕耘深さの不足分をカバ
ーすることができる。
【0007】また、耕耘刃10の耕耘作業による磨耗に
係わりなく、耕耘刃10を耕耘刃取付用回転体Aの外方
に適量突出させることで、耕耘深さを適宜に調整するこ
ともできる。このような構造としたことで、たとえば、
図17に示すように、耕耘刃取付用回転体Aの軸方向に
沿ってそれぞれの耕耘刃10,10,…の突出量を少し
ずつ変化させてセットすることにより、土壌の耕耘の断
面形状を中央が深く、両側部分に向かうに従い次第に浅
くなるような耕耘作業を行うことができるものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、本発明の第1実施例について説明すると、
図1,図2に示すように、耕耘刃取付用回転体Aは、三
角形状耕耘板A1 と回転軸部9とから構成されたもので
ある。その三角形状耕耘板A1 の三箇所の角部付近には
耕耘刃10,10,…が着脱可能に装着することができ
る。三角形状耕耘板A1 は三角支持板1に耕耘刃10の
ための取付部6が形成されたものであり、その三角支持
板1の中心部分には回転軸部9が貫通状に設けられてい
る。該回転軸部9には入力用貫通孔9aが形成され、耕
耘機のチェーンケース12から突出した走行用駆動軸1
3が連結挿入可能となっている(図16参照)。前記回
転軸部9の入力用貫通孔9aは、走行用駆動軸13の断
面形状に合わせたもので、具体的には六角形状等の多角
形タイプとしたものや、或いはスプライン状としたもの
等が存在する。
【0009】前述したように、三角形状耕耘板A1 は三
角支持板1に取付部6が形成されたものであり、図2に
示すように、その三角支持板1の三箇所の角部から各辺
に沿って形成されている。その取付部6は貫通孔状のも
のであり、前記耕耘刃10を三角形状耕耘板A1 にボル
ト,ナット等の固着具11を介して固着してゆくもので
ある(図1参照)。該取付部6は、種々の形状のタイプ
が存在する。
【0010】その第1のタイプとしては、図1,図2に
示すように、取付部6は二つの長孔6a,6aとして形
成されたものである。該タイプでは長孔6aにより耕耘
刃10の突出量は長孔6aの長径範囲内で無段階的に微
調整することができるようになっている。また、図4に
示すように、二つの長孔6a,6aの一方を他方より短
径方向にアソビのある大きなものとする変形例とするこ
とで、耕耘刃10の突出方向に直交する方向の微調整も
可能となる。また、第1のタイプの変形例として前記各
長孔6aをその長径範囲内で複数の円形状の貫通孔に置
き換えたタイプのものが存在し、これは、図5に示すよ
うに、近接した一組の円形貫通孔6b,6b,…を耕耘
刃10の突出方向に沿って二組形成したものである。該
タイプのものでは、耕耘刃10の耕耘刃取付用回転体A
からの突出量を円形貫通孔6b,6b,…の数(通常は
2乃至3が適当である)に従って段階的に微調整するこ
とができる構造となっている。
【0011】さらに、その円形貫通孔6bは、固着具1
1のボルト11aの螺子径よりも大きなアソビを有する
貫通孔(バカ孔)とし、その円形貫通孔6b内にてボル
ト11aの螺子部が移動し、耕耘刃10の取付範囲を所
定範囲内において無段階的に微調整することができる構
造とすることもある(図5想像線部参照)。
【0012】さらに、取付部6の第2のタイプとして
は、図6に示すように、複数の菱形状貫通孔6c,6
c,…が連続形成されたものである。さらに、具体的に
は隣接した菱形状貫通孔6c,6c,…が交わるように
して形成され連続する菱形状貫通孔6c,6c,…のピ
ッチ寸法を小さくしたものである〔図7(A)乃至
(C)参照〕。
【0013】上記の第2タイプの取付部6の実施例にお
いて使用する固着具11としては、ボルト11aの螺子
部の根元に略立方体状の角形基部11a1 が形成されて
おり、その角形基部11a1 の断面形状は前記菱形状貫
通孔6cと同一で且つ菱形状貫通孔6cよりも一回り小
さく形成され、角形基部11a1 が菱形状貫通孔6cに
挿入可能となっており、三角形状耕耘板A1 に耕耘刃1
0を取り付けるにあたり、ナット11bの締付け作業時
にボルト11aの空転を防止するものである。
【0014】上記タイプの取付部6は複数の菱形状貫通
孔6c,6c,…が交わりつつ連続形成されたもので、
前記固着具11のボルト11aは連続する菱形状貫通孔
6c,6c,…のいずれか一つにのみ角形基部11a1
が挿入するものである。そして、適宜の菱形状貫通孔6
cにボルト11aの角形基部11a1 を挿入すること
で、耕耘刃10の耕耘刃取付用回転体Aからの飛出し量
を段階的に調節することができるようになっている。図
7(A)は耕耘刃取付用回転体Aに対して耕耘刃10の
飛出し量が最も小さくなるようにボルト11aの角形基
部11a1 を菱形状貫通孔6cに挿入した状態を示して
いる。また、図7(C)は耕耘刃取付用回転体Aに対し
て耕耘刃10の飛出し量が最も大きくなるようにボルト
11aの角形基部11a1 を菱形状貫通孔6cに挿入し
た状態を示している。さらに、図7(B)では、最小突
出量と最大突出量の中間に位置する状態を示したもので
ある。
【0015】次に、耕耘刃10は刃元10a及び刃部1
0bから構成されており、図1,図3に示すように、刃
部10bは平面的に見て略J字形状に彎曲形成され、先
端が緩やかに捩じれて形成されている。その刃元10a
には、長手方向に沿って適宜の間隔をおいて複数の固定
用貫通孔10c,10c,…が形成されている。該固定
用貫通孔10c,10c,…は、具体的には、二つ形成
されることが多い。さらにまた、固定用貫通孔10cは
円形状の貫通孔とするが、必要に応じて長孔タイプ等の
形状とすることもある。
【0016】そして、耕耘刃10の刃元10aが三角形
状耕耘板A1 の三角支持板1の取付部6形成箇所に当接
され、刃元10aに形成した固定用貫通孔10c,10
c,…と取付部6の長孔6a,6a,…等と位置を一致
させて、前記固着具11のボルト11a・ナット11b
により耕耘刃10の刃元10aが三角支持板1に固定さ
れる。そして、その固着具11を緩めることで、耕耘刃
10を三角形状耕耘板A1 に対して取付部6の許容範囲
内において摺動可能な状態とすることができ、所望の状
態に耕耘刃10を設定し、三角形状耕耘板A1 に設けた
固着具11を締めつけて耕耘刃10を固定するものであ
る。
【0017】このように耕耘刃10を耕耘刃取付用回転
体Aから突出且つ適宜に固定可能とするのは、耕耘刃1
0の磨耗による耕耘作業効率の低下を防止すること、及
び耕耘の深さを適宜に調整することにある。図15は、
耕耘刃10の磨耗を示すもので、(A)は耕耘刃10を
平面的に見て磨耗した状態を示すもので、(B)は耕耘
刃10のP2 −P2 矢視断面図である。
【0018】次に、その耕耘刃10,10,…と耕耘刃
取付用回転体Aとの耕耘作業半径について図1,図3に
基づいて述べると、まずその複数の耕耘刃10,10,
…が耕耘刃取付用回転体Aに対して最も引っ込んだ状態
で固定されたときの状態を標準耕耘状態とすると、この
とき耕耘刃取付用回転体Aの回転時の中心部を回転中心
p とし、その標準耕耘作業仮想円CO の半径RO とす
る。また、耕耘刃10,10,…を耕耘刃取付用回転体
Aより最大限突出させて固定した状態の最大耕耘作業仮
想円CM の半径RM とする。
【0019】また、耕耘刃10は前述したように平面的
に見て略J字形状をなしており、刃部10bは耕耘作業
仮想円に内接しながら、その先端は反り返り、再び回転
中心Op 側に寄っている。その耕耘作業半径と刃部10
bの先端との間隔を反り返り量と称する。このようにす
ると、それぞれの耕耘刃10,10,…が耕耘刃取付用
回転体A(第1実施例では三角形状耕耘板A1 )に対し
て最も引っ込んだ状態のときの標準耕耘作業仮想円CO
との刃部10b先端との反り返り量LO となり、耕耘刃
取付用回転体Aに対して最も突出した状態のとき最大耕
耘作業仮想円CM と刃部10b先端との反り返り量LM
となり、これらを比較すると、反り返り量LM >反り返
り量LO となる。これは、耕耘刃10をより一層、耕耘
刃取付用回転体Aの外方に突出させることで、その反り
返り量が大きくなり、耕耘作業時に耕耘刃10,10,
…が土壌の土を掘り出す量を多くすることができる。
【0020】また、それぞれの耕耘刃10には磨耗具合
を測定するための磨耗目盛10m,10m,…が設けら
れている(図3,図9参照)。該磨耗目盛10m,10
m,…は刃部10bの長手方向に直交する方向に並べら
れており、図3に示すように、刻印状に形成されたり、
或いは図示しないがペイント剤等にて記入されることも
ある。そして、耕耘刃10が耕耘作業により次第に磨耗
してゆく様子を目視することができ、磨耗が一定の磨耗
目盛10mに達したときに耕耘刃10を長手方向に突出
させる目安としたり、或いは交換する時期を適正に判断
することができる。
【0021】次に、本発明の第2実施例は、図8,図9
に示すように、前述した第1実施例の耕耘刃取付用回転
体Aの三角形状耕耘板A1 を正方形状耕耘板A2 とした
ものである。即ち、耕耘刃取付用回転体Aは、正方形状
耕耘板A2 と回転軸部9とから構成されたものである。
その正方形状耕耘板A2 の四箇所の角部付近には耕耘刃
10,10,…を着脱可能に装着することができ、正方
形支持板2の四箇所の角部付近より各辺に沿って、耕耘
刃10のための取付部6が形成されたものである。その
正方形支持板2の中心部分には回転軸部9が貫通状に設
けられており、該回転軸部9は前記第1実施例と同様の
ものが使用される。また、取付部6のタイプも前記第1
実施例と同様のもの及び変形例が使用される。本発明の
第2実施例では正方形状耕耘板A2 が使用されるので、
前記第1実施例の3本の耕耘刃10,10,…よりも一
本多く4本使用することができる。それゆえに、耕耘刃
取付用回転体Aが一回転する間の耕耘効率は第1実施例
のものよりも高くすることができる。
【0022】次に、本発明の第3実施例は、図10,図
11に示すように、耕耘刃取付用回転体Aを六角形状耕
耘筒A3 としたものである。該六角形状耕耘筒A3 は断
面六角形状の筒状体に形成されたもので、その六角形状
本体3の各六面に対して一つおきに耕耘刃支持板7,
7,…が六角形状本体3の外方に突出するようにして設
けられたものである。前記耕耘刃支持板7には取付部6
が形成され、該取付部6を介して耕耘刃10,10,…
が耕耘刃支持板7,7,…に固定されるものであり、前
記第1及び第2実施例と同様にその取付部6を介して耕
耘刃10,10,…が外方に突出且つ適宜の箇所で固定
可能な構造としたものである。第3実施例における取付
部6は、前記第1及び第2実施例の取付部6と同様のタ
イプ及びその変形例が使用される。
【0023】次に、本発明の第4実施例は、図12,図
13に示すように、耕耘刃取付用回転体Aを円筒状耕耘
体A4 としたものである。該円筒状耕耘体A4 は断面円
形状の筒状体に形成されたもので、その円筒本体4の円
周側面に等間隔をおいて鞘状耕耘刃ホルダ8,8,…が
設けられている。その円筒本体4の内周側には、入力用
貫通孔9aが形成されており、具体的には図13に示す
ような、スプラインとして形成されている。もちろん、
第4実施例においても入力用貫通孔9aの断面形状は六
角形等の多角形状としてもよい。
【0024】前記鞘状耕耘刃ホルダ8は、図14に示す
ように、略鞘状をなし、内部に被挿入部8aが形成され
ており、耕耘刃10の刃元10aを挿入することができ
るようになっている。そして、その耕耘刃10の刃元1
0aが被挿入部8a内を摺動可能となっている。被挿入
部8aは、耕耘刃10の刃元10aが容易に挿入できる
とともに、その幅寸法が耕耘刃10の刃元10aの厚さ
と同等の厚さで、被挿入部8aの内部で耕耘刃10の刃
元10aがガタガタしない程度のものとなっている。
【0025】その鞘状耕耘刃ホルダ8にはボルト11a
・ナット11bからなる固着具11が設けられ、被挿入
部8a内に挿入している刃部10bの適宜の固定用貫通
孔10c,10c,…にボルト11aの螺子部が貫通
し、他方側よりナット11bで締めつけることにより耕
耘刃10を所望の位置に固定することができる。また、
鞘状耕耘刃ホルダ8はその長手方向に沿って比較的曲率
半径の大きな円弧状の鞘箱体状とすることが特に好まし
いが、円筒本体4の外周側面に対して略垂直状に設けて
もかまわない。
【0026】本発明の第1乃至第4実施例におけるそれ
ぞれの耕耘刃取付用回転体Aは、それぞれ入力用貫通孔
9aを有しており、耕耘機のチェーンケース12の下部
より突出した走行用駆動軸13が前記入力用貫通孔9a
に挿入し、ピン等にて固定することができるものとなっ
ている。その走行用駆動軸13は断面多角形状(一般的
には六角形状が多い)或いはスプライン軸状となってい
る。また入力用貫通孔9aは、その走行用駆動軸13の
断面形状に対応した形状のものである。図16は第1実
施例の耕耘刃取付用回転体Aを耕耘機の走行用駆動軸1
3に装着した状態を示したものである。
【0027】図16は耕耘刃取付用回転体Aを耕耘機の
走行用駆動軸13に装着した状態を示したものである。
また、図17では、土壌を耕耘している状態を示すもの
であり、六角形状耕耘筒A3 とした耕耘刃取付用回転体
Aを複数軸方向に連結し、耕耘刃10,10,…の突出
量を適宜に変化させて、耕耘状態の断面を偏平孔状とし
たものである。また、図18は図17のP3 −P3 矢視
断面図である。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明においては、耕耘刃取付
用回転体Aの所定の箇所より耕耘刃10,10,…を刃
先方向に沿って適宜に突出且つ固定可能に設けてなる耕
耘機の耕耘装置としたことにより、第1に耕耘刃10,
10,…を長期に亘って使用することができるし、第2
に耕耘深さの微調整ができる等の効果を奏する。
【0029】上記効果を詳述すると、本発明では耕耘刃
取付用回転体Aに所定の箇所より耕耘刃10,10,…
を刃先方向に沿って適宜に突出させて、且つその適宜の
位置にてそれぞれの耕耘刃10を固定することができる
構造としたものであるから、長期間の使用によって、耕
耘刃10の刃部10bが磨耗したとしても、その磨耗し
た分だけ、耕耘刃取付用回転体Aから外方に突出させて
固定することで、略同様に継続して使用することができ
る。
【0030】これによって、従来タイプにおいては耕耘
刃が耕耘作業により僅かに磨耗しただけで、それ以外に
は何ら耕耘作業に不都合な点が認められない状態であっ
ても、磨耗した分量だけ耕耘深さが不十分となってしま
い良好な耕耘作業ができなくなり、その耕耘刃を新品の
ものと交換しなければならず極めて不経済であったが、
本発明においては耕耘刃10が耕耘作業にて磨耗して
も、その磨耗した分量だけ、耕耘刃取付用回転体Aから
外方へ突出させることで耕耘深さを十分に確保すること
ができ、耕耘刃10を無駄なく使用することができ、新
品に交換する期間を長くすることができ経済的である。
【0031】また、本発明では、耕耘刃10が磨耗した
場合に、その磨耗した分量だけ耕耘刃取付用回転体Aか
ら外方に突出させて必要な耕耘深さを得るだけではな
く、その耕耘刃10が磨耗していなくとも、耕耘刃取付
用回転体Aの外方に突出させて使用することで、耕耘深
さを適宜に微調整することができる。これは、従来では
所望の耕耘深さに応じて異なる大きさの耕耘刃を付け替
えたりしなければならなかったが、本発明においては、
一種類の耕耘刃10のみで、耕耘深さを変化させること
ができるものである。
【0032】次に、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記耕耘刃取付用回転体Aは平面的に見て略三角形
状の三角形状耕耘板A1 と回転軸部9とからなる耕耘機
の耕耘装置としたことにより、特に耕耘刃10,10,
…を3本使用する場合の耕耘刃取付用回転体Aの構造と
しては、最も簡易なものにでき、低価格に生産できる。
そして、耕耘刃10,10,…を3本使用するタイプの
ものとしては耕耘刃10,10,…を取りつけるための
部材を三角形状耕耘板A1 としているので、該三角形状
耕耘板A1 の各角部及び付近の辺に沿って取付部6,
6,…を形成してゆけばよく、これは製造を極めて効率
的に行うことができる等の利点がある。その他は請求項
1の効果と同様である。
【0033】次に、請求項3の発明は、請求項1におい
て、前記耕耘刃取付用回転体Aは平面的に見て略正方形
状の正方形状耕耘板A2 と回転軸部9とからなる耕耘機
の耕耘装置としたことにより、特に耕耘刃10,10,
…を4本使用する場合の耕耘刃取付用回転体Aの構造と
しては、最も簡易なものにでき、低価格に生産できる。
そして、耕耘刃10,10,…を4本使用するタイプの
ものとしては耕耘刃10,10,…を取りつけるための
部材を正方形状耕耘板A2 としているので、該正方形状
耕耘板A2 の四つの角部及び付近の辺に沿って取付部
6,6,…を形成してゆけばよく、これは製造を極めて
効率的に行うことができる等の利点がある。その他は請
求項1の効果と同様である。
【0034】次に、請求項4の発明は、請求項1におい
て、前記耕耘刃取付用回転体Aは断面略六角形状の六角
形状耕耘筒A3 と回転軸部9とからなる耕耘機の耕耘装
置としたことにより、耕耘刃10,10,…による耕耘
作業だけでなく、六角形状耕耘筒A3 も回転軸部9とと
もに回転してその六角形状耕耘筒A3 の角部により僅か
ながらでも耕耘作業に寄与することができ、耕耘作業効
率を向上させることができる。また、耕耘刃取付用回転
体Aは六角形状耕耘筒A3 としたことで、該六角形状耕
耘筒A3 の長手方向に沿って耕耘刃10,10,…を僅
かにずらしながら配置することも可能であり、このよう
にすることで、六角形状耕耘筒A3 の軸方向に広い範囲
で耕耘作業を行うことができるものである。
【0035】次に、請求項5の発明は、請求項1におい
て、前記耕耘刃取付用回転体Aは断面略円形状の円筒状
耕耘体A4 からなり、該円筒状耕耘体A4 は円筒本体4
の内部に入力用貫通孔9aを形成してなる耕耘機の耕耘
装置としたことにより、円筒状耕耘体A4 が回転軸部9
の役目をなすことができ、部品点数及び形状をシンプル
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】耕耘刃取付用回転体を三角形状耕耘板とした実
施例の正面図
【図2】耕耘刃取付用回転体を三角形状耕耘板とした実
施例の斜視図
【図3】耕耘刃支持板から耕耘刃が最も引っ込んだ状態
と最も外方に突出した状態を示す拡大図
【図4】取付部を長孔とした実施例の斜視図
【図5】取付部を円形貫通孔とした実施例の斜視図
【図6】取付部を菱形状貫通孔とした実施例の斜視図
【図7】(A)は取付部の最も引っ込んだ部分に固着具
を設けた状態の略示図 (B)は取付部の中間部分に固着具を設けた状態の略示
図 (C)は取付部の最も外方部分に固着具を設けた状態の
略示図
【図8】耕耘刃取付用回転体を正方形状耕耘板とした実
施例の正面図
【図9】耕耘刃取付用回転体を正方形状耕耘板とした実
施例の斜視図
【図10】耕耘刃取付用回転体を六角形状耕耘筒とした
実施例の斜視図
【図11】耕耘刃取付用回転体を六角形状耕耘筒とした
実施例の正面図
【図12】耕耘刃取付用回転体を円筒状耕耘体とした実
施例の正面図
【図13】耕耘刃取付用回転体を円筒状耕耘体とした実
施例の斜視図
【図14】鞘状耕耘刃ホルダの斜視図
【図15】(A)は磨耗した耕耘刃の正面図 (B)は(A)におけるP2 −P2 矢視断面図
【図16】耕耘刃を装着した耕耘刃取付用回転体を耕耘
機に設けた実施例の略示図
【図17】耕耘作業を示す状態の略示図
【図18】図27のP3 −P3 矢視断面図
【符号の説明】
A…耕耘刃取付用回転体 A1 …三角形状耕耘板 A2 …正方形状耕耘板 A3 …六角形状耕耘筒 A4 …円筒状耕耘体 9…回転軸部 10…耕耘刃

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘刃取付用回転体の所定の箇所より耕
    耘刃を刃先方向に沿って適宜に突出且つ固定可能に設け
    てなることを特徴とした耕耘機の耕耘装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記耕耘刃取付用回
    転体は平面的に見て略三角形状の三角形状耕耘板と回転
    軸部とからなることを特徴とした耕耘機の耕耘装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記耕耘刃取付用回
    転体は平面的に見て略正方形状の正方形状耕耘板と回転
    軸部とからなることを特徴とした耕耘機の耕耘装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記耕耘刃取付用回
    転体は断面略六角形状の六角形状耕耘筒と回転軸部とか
    らなることを特徴とした耕耘機の耕耘装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記耕耘刃取付用回
    転体は断面略円形状の円筒状耕耘体からなり、該円筒状
    耕耘体は円筒本体の内部に入力用貫通孔を形成してなる
    ことを特徴とした耕耘機の耕耘装置。
JP12459495A 1995-04-26 1995-04-26 耕耘機の耕耘装置 Pending JPH08294303A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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