JP2005245216A - 耕耘爪取付構造 - Google Patents

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JP2005245216A
JP2005245216A JP2004056323A JP2004056323A JP2005245216A JP 2005245216 A JP2005245216 A JP 2005245216A JP 2004056323 A JP2004056323 A JP 2004056323A JP 2004056323 A JP2004056323 A JP 2004056323A JP 2005245216 A JP2005245216 A JP 2005245216A
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Abstract

【課題】一本一本、耕耘爪とホルダー及びボルト差込方向を確認することなく、素早くかつ正しい方向に耕耘爪をホルダーに取り付けることのできる耕耘爪取付構造を提供する。
【解決手段】耕耘爪軸上に固設されたホルダー2の挿入孔200に耕耘爪3の基部300を挿入し耕耘爪3をホルダー2に取り付ける耕耘爪取付構造1において、挿入孔3の底部201は、挿入孔3の中心軸A−Aに対し非対称形状を有するとともに、基部300は、底部201の非対称形状と嵌り合う形状を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラクタに装着するロータリ耕耘機における耕耘爪軸に固設されたホルダーに耕耘爪を取り付ける耕耘爪取付構造に関する。
従来からトラクターや耕耘機の後部にロータリ耕耘機を付設して耕耘作業を行っている。このロータリ耕耘機は、複数個の耕耘爪を取り付けた耕耘爪軸を回転させることにより耕耘を行うものである。これらの複数個の耕耘爪は、耕耘爪軸上に略一定間隔をおいて放射状にホルダーを固設し、当該ホルダー内に耕耘爪の基部を挿入し、支持ピンで係止している。
例えば、特許文献1には、図5に示す耕耘爪取付構造が開示されている。即ち、ロータリ耕耘爪軸5に固設されたホルダーである爪座2に耕耘爪3の基部を挿入し、耕耘爪取付ボルト4により締結する耕耘爪取付構造が開示されている。
また、特許文献2には、耕耘爪軸の外周面上に固設されたホルダーに耕耘爪を安定して保持するために、耕耘爪軸上に放射状に固設するホルダーの挿入孔の左右両面に、テーパ状の当接面を形成し、耕耘爪の基部の左右側面中央部に形成した食い込み部を当接面に食い込ませて耕耘爪を保持する構成において、食い込み部の両側にテーパ状の食い込み面を形成し、挿入孔側の当接面に食い込み面を食い込ませて保持する耕耘爪取付構造が開示されている。
特開2003−259701号公報 特開平10−262405号公報
しかし、上記した耕耘爪取付構造では、図4に示されるように、耕耘爪3の基部の形状が中心軸A−Aに対し対称形状になっており、これに対応するホルダー2の底部も対称形状になっているため、耕耘爪3の取付けの際、ホルダー2のボルト4差込方向によって耕耘爪3の前後左右を判断し取り付けている。従って、一本一本、耕耘爪3とホルダー2及びボルト4差込方向を確認しながら、耕耘爪3の取り付けを行っており間違えやすいという問題点があった。さらに、前後左右を誤って取り付けてしまうと、耕耘作業ができないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、一本一本、耕耘爪とホルダー及びボルト差込方向を確認することなく、素早くかつ正しい方向に耕耘爪をホルダーに取り付けることのできる耕耘爪取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る発明は、耕耘爪軸上に固設されたホルダーの挿入孔に耕耘爪の基部を挿入し前記耕耘爪を前記ホルダーに取り付ける耕耘爪取付構造において、前記挿入孔の底部は、前記挿入孔の中心軸に対し非対称形状を有するとともに、前記基部は、前記底部の前記非対称形状と嵌り合う形状を有することを特徴とする耕耘爪取付構造を提供する。
上記構成によると、挿入孔の底部は、挿入孔の中心軸に対し非対称形状を有するので、ホルダーの挿入孔の挿入前に耕耘爪の正しい前後左右の挿入方向が明らかになる。
ホルダーの挿入孔の挿入前に耕耘爪の正しい前後左右の挿入方向が明らかになるので、一本一本、耕耘爪とホルダー及びボルト差込方向を確認することなく、素早くかつ正しい方向に耕耘爪をホルダーに取り付けることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図2を参照しつつ、本発明の第1実施例に係る耕耘爪取付構造1を有するロータリ耕耘機19の全体構造から説明する。図2は、本発明の第1実施例に係る耕耘爪取付構造を有するロータリ耕耘機の一部断面図を示す。
トラクタの後部に装着されるロータリ耕耘機19は、トラクタで牽引されながら、そのトラクタのPTO軸(動力取出し軸)からの動力でロータリ耕耘爪軸5が回転駆動されるようになっている。図2において、6は、PTO軸(動力取出し軸)からの動力が伝達される入力軸であり、ベベルギアボックス18の中間位置に設けられている。
ベベルギアボックス18の一端側には、入力スプロケット13、チェーン14、出力スプロケット15等からなるチェーン伝導機構が内装されたチェーンケース11がボルト9締結により取付けられ, ベベルギアボックス18の他端側には側板12がボルト10締結により取付けられている。
入力スプロケット13は、ベベルギア7のギア出力を伝導する伝導軸8に固定され、出力スプロケット15は、出力スプロケット軸16に固定されている。出力スプロケット軸16は、軸受17により回動自在に支持され、その内側には適宜部材を介して駆動側フランジ20が固設されている。
一方、側板12には、ボルト25締結により軸受24が固設され、この軸受24に回動自在に支持された軸部材27の端に支持側フランジ23が設けられている。この駆動側フランジ20及び支持側フランジ23に対応して、ロータリ駆動爪軸5の両端部には軸側フランジ21,22が設けられている。駆動側フランジ20及び支持側フランジ23に軸側フランジ21,22が各々ボルト締結されて、駆動側フランジ20及び支持側フランジ23の間にロータリ駆動爪軸5が取り付けられている。ロータリ耕耘爪軸5には、所定のピッチで複数のホルダー2が放射状に突設され、各ホルダー2に取付ボルト4により耕耘爪3が固定されている。
次に、本発明の第1実施例に係る耕耘爪取付構造1の詳細を図1を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る耕耘爪取付構造を示す図で、(a)は、耕耘爪をホルダーに挿入した状態における一部断面図、(b)は、耕耘爪を挿入しない状態におけるホルダーの一部平面図、(c)は、耕耘爪をホルダーに挿入した状態における一部側面図を示す。
図1(a)に示されるように、ホルダー2の挿入孔200の底部201が挿入孔200の中心軸A−Aに対し非対称形状をしている。即ち、図1(a)上、底部201の左側が右側と比較して挿入孔200が深く彫られている。また、このホルダー2の挿入孔200の底部201の非対称形状に対応させて、耕耘爪3の基部300も非対称な形状を有している。即ち、図1(a)上、耕耘爪3の基部300の左側が右側と比較してより長く製造されている。この結果、ホルダー2の挿入孔200の底部201と耕耘爪3の基部300とが殆ど隙間なく嵌り合う関係になっている。
ホルダー2の挿入孔200の底部201と耕耘爪3の基部300とが嵌り合うと、ホルダー2に対し耕耘爪3の位置を固定するため、耕耘爪取付ボルト4により締め付けられることになる。
次に、上記構成を有する耕耘爪取付構造1の作用を図1及び図2を参照しつつ説明する。
トラクタの後部に装着されるロータリ耕耘機19は、トラクタで牽引されながら、そのトラクタのPTO軸(動力取出し軸)からの動力でロータリ耕耘爪軸5が回転駆動される。即ち、入力軸6にPTO軸(動力取出し軸)からの動力がベベルギアボックス18のベベルギア7に伝達される。
ベベルギア7の回転が伝導軸8に伝えられ、伝導軸8に固定された入力スプロケット13を回転させることになる。そして、入力スプロケット13がチェーン14を駆動することになり、チェーン14の動きが出力スプロケット15を回転させることになる。
この出力スプロケット15の回転により、駆動爪軸5が回転駆動され、これに伴い、駆動爪軸5に固設されたホルダー2に取り付けられた耕耘爪3の回転により耕耘が行われることになる。
耕耘を行った後、耕耘爪3の交換を行うときトラクタのPTO軸(動力取出し軸)からの動力を止め駆動爪軸5の回転を停止させる。その後、耕耘爪取付ボルト4を緩め使用していた耕耘爪3をホルダー2の挿入孔200から取り外す。その後、新しい耕耘爪3をホルダー2の挿入孔200に挿入することになるが、耕耘爪3の基部300の形状がホルダー2の挿入孔200の底部201と対応して非対称形状をしているので、挿入するときの耕耘爪3の前後左右の向きが瞬時に判別するため素早く耕耘爪3を挿入しホルダー2に取り付けることができる。
また、耕耘爪3の基部300の形状がホルダー2の挿入孔200の底部201と対応して非対称形状をしているので、挿入するとき耕耘爪3の前後左右の向きを誤ってホルダー2の挿入孔200に挿入しても、耕耘爪3の基部300がホルダー2の挿入孔200の底部201と嵌り合わず、耕耘爪3の前後左右の向きを即座に修正することができる。
従って、耕耘爪3の交換作業を的確にかつ素早く行うことができるので、耕耘作業を効率良く行うことができる。
尚、上記実施例では、挿入孔200の底部201は、挿入孔200の中心軸A−Aに対し非対称形状として図1に示されるように、底部201を断面直線形状のまま傾斜させた形状としているが、挿入孔200の中心軸A−Aに対し非対称形状であれば他の形状でも可能である。例えば、図3(a)に示される如く、底部201を断面が非対称な矩形としてもよい。
また、図3(b)に示される如く、底部201の端部に断面が直角三角形になる構成の非対称な形状としてもよい。また、図3(c)に示される如く、底部201の端部に断面が半円になる構成の非対称な形状としてもよい。図3(d)に示される如く、底部201の端部に断面が長方形になる構成の非対称な形状としてもよい。
本発明の第1実施例に係る耕耘爪取付構造を示す図で、(a)は、耕耘爪をホルダーに挿入した状態における一部断面図、(b)は、耕耘爪を挿入しない状態におけるホルダーの一部平面図、(c)は、耕耘爪をホルダーに挿入した状態における一部側面図。 本発明の第1実施例に係る耕耘爪取付構造を有するロータリ耕耘機の入力軸を含む一部断面図。 本発明の他の4つの変形例に係る耕耘爪取付構造を示す耕耘爪をホルダーに挿入した状態における各一部断面図。 従来技術に係る耕耘爪取付構造を示す図で、(a)は、耕耘爪をホルダーに挿入した状態における一部断面図、(b)は、耕耘爪を挿入しない状態におけるホルダーの一部平面図、(c)は、耕耘爪をホルダーに挿入した状態における一部側面図。 従来技術に係る耕耘爪取付構造を示す一部断面図。
符号の説明
1 耕耘爪取付構造
2 ホルダー
200 挿入孔
201 底部
3 耕耘爪
300 基部
4 耕耘爪取付ボルト
5 耕耘爪軸
A−A 中心軸

Claims (1)

  1. 耕耘爪軸上に固設されたホルダーの挿入孔に耕耘爪の基部を挿入し前記耕耘爪を前記ホルダーに取り付ける耕耘爪取付構造において、
    前記挿入孔の底部は、前記挿入孔の中心軸に対し非対称形状を有するとともに、
    前記基部は、前記底部の前記非対称形状と嵌り合う形状を有することを特徴とする耕耘爪取付構造。

JP2004056323A 2004-03-01 2004-03-01 耕耘爪取付構造 Withdrawn JP2005245216A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012143219A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 農作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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