JP4210394B2 - 入力装置および入力装置を備える電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者が指で操作することにより所望の指令を入力するための入力装置および入力装置を備える電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
使用者が指で操作することにより所望の指令を入力するために、電子機器には入力装置を備えている。従来の入力装置は、タクトスイッチやスライドスイッチを回路基板上にマウントする構成である。タクトスイッチあるいはスライドスイッチは、キートップを有しており、タクトスイッチの場合には使用者が指で押すことによりオンオフ操作し、スライドスイッチは、キートップをスライドすることによりオンオフ操作するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなタクトスイッチやスライドスイッチは、上述したように大きなキートップを有しているので従来の入力装置の厚みやスペースが大きく小型化が困難である。
また小型の電子機器のキートップを指で操作する際には、最良な作動力でキートップを操作して指令を入力できることが、作業性の点において求められている。
そこで本発明は上記課題を解消し、使用者が指で操作する際に操作感を向上し、小型化を図ることができる入力装置および入力装置を備える電子機器を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、使用者が指で操作することにより所望の指令を入力するための入力装置であり、オンオフ操作可能な複数の電極部を有するプリント配線部と、前記複数の電極部に対応して配置される金属製の複数のドーム体と、前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する接着部材と、前記複数のドーム体に対応して配置されて、前記指で操作することにより前記ドーム体の付勢力に抗して前記ドーム体を前記電極部に接することで前記電極をオン操作するための複数のキートップと、前記キートップの一部が外部に露出するように前記キートップを回転可能に保持するハウジングとを備え、前記複数のキートップは、回転軸に対して略垂直方向に等間隔で配列される入力装置である。
【0005】
請求項1では、プリント配線板はオンオフ操作可能な電極を有している。ドーム体は、電極部に対応して配置される。接着剤はドーム体をプリント配線部に接着する。キートップは、ドーム体に対応して配置されて、指で操作することによりドーム体の付勢力に抗してドーム体を電極部に接することで電極をオン操作する。ハウジングはキートップの一部が外部に露出するようにキートップを回転可能に保持している。
これにより、使用者は指でキートップを押すことによりドーム体の付勢力に抗して電極部に接することで、電極はドーム体を通じてオン操作することができる。
キートップはハウジングにおいて回転可能に保持されているので、使用者が指でキートップを操作する際にキートップが回転するのでより操作している実感を得ることができる。ドーム体の付勢力を調整することにより、キートップを押す際の作動力を最適に調整することができ、小型化を図ることができる。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記キートップの両端部が前記ハウジングに保持されており、前記ハウジングは、電子機器の筐体の穴に配置されている。
請求項3の発明は、前記キートップの両端部が前記ハウジングに保持されており、前記キートップは、略棒状であって、前記両端部の径が中央部の径に対して小となっており、前記ハウジングは、電子機器の筐体の穴に配置されている。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記プリント配線部は、フレキシブルプリント配線板であり、前記プリント配線部は補強部材により機械的強度が補助されている。
請求項4では、プリント配線部としてフレキシブルプリント基板を用いた場合でも、プリント配線部は補強部材により機械的強度が補助されているので機械的な強度を確実に保持することができる。
【0008】
請求項5の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記プリント配線部は、前記電子機器の筐体の内側に対して接着シートにより貼付て固定されている。
請求項5では、プリント配線部は電子機器の筐体の内側に対して接着シートにより貼り付けて固定するだけで簡単に保持することができる。
【0009】
請求項6の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する前記接着部材は、前記ハウジングも接着して固定している。
【0010】
請求項7の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記ドーム体は、1つ又は複数の穴を有している。
請求項7では、ドーム体に対して1つ又は複数の穴を選択して設けるようにすることで、ドーム体の付勢力を最適に調整することができる。
【0011】
請求項8の発明は、請求項7に記載の入力装置において、前記ドーム体には3つの前記穴が形成されており、前記ドーム体の直径Dと、前記ドーム体の前記穴が配列されているピッチ円直径d1と、前記穴の直径d2の関係は、以下の範囲0.25<d1/D<0.5でかつ、0.15<d2/D<0.25である。
請求項8では、d1/Dが0.25以下であると、キートップを押す際の作動力が下がらないので好ましくなく、d1/Dが0.5以上であると、作動力が下がりすぎて押す際のクリック感を無くしてしまうとともに、ドーム体が反転しっ放しになったりしてしまうので好ましくない。
しかもd2/Dが0.15以下であると、キートップを押す際の作動力が下がらないので好ましくなく、d2/Dが0.25以上であると、作動力が下がりすぎてクリック感を無くしてしまうとともに、ドーム体が反転しっ放しになったりしてしまうので好ましくない。
【0012】
請求項9の発明は、請求項1に記載の入力装置において、複数の前記電極の任意の電極を選択して操作することにより、異なる動作モードを選択するためのコンピュータを備える。
請求項9では、任意の電極を選択して操作することにより、異なる動作モードをコンピュータが選択することができる。
【0013】
請求項10の発明は、請求項9に記載の入力装置において、前記ハウジングは、指案内用の凹部を有し、前記凹部に沿って前記使用者の指を移動することにより、前記複数の前記電極を選択して操作する動作モードに入る。
請求項10では、指案内用の凹部に沿って使用者が指を案内するだけで、複数の電極を選択して押すことにより動作モードに入ることができる。
【0014】
請求項11の発明は、請求項1に記載の入力装置において、各前記電極が1種類の操作に割り当てられている。
【0015】
請求項12の発明は、請求項10に記載の入力装置において、前記使用者の指の移動の方向は、前記凹部に沿った第1方向と前記第1方向と反対方向である第2方向である。
【0016】
請求項13の発明は、請求項9に記載の入力装置において、前記電極が設定時間内に複数回操作されると、その操作回数に応じた動作モードに入る。
【0017】
請求項14の発明は、使用者が指で操作することにより所望の指令を入力するための入力装置を備える電子機器であり、前記入力装置は、オンオフ操作可能な複数の電極部を有するプリント配線部と、前記複数の電極部に対応して配置される金属製の複数のドーム体と、前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する接着部材と、前記複数のドーム体に対応して配置されて、前記指で操作することにより前記ドーム体の付勢力に抗して前記電極部を押すための複数のキートップと、前記キートップが外部に露出するように前記キートップを回転可能に保持するハウジングとを備え、前記複数のキートップは、回転軸に対して略垂直方向に等間隔で配列される入力装置を備える電子機器である。
【0018】
請求項14では、プリント配線板はオンオフ操作可能な電極を有している。ドーム体は、電極部に対応して配置される。接着剤はドーム体をプリント配線部に接着する。キートップは、ドーム体に対応して配置されて、指で操作することによりドーム体の付勢力に抗してドーム体を電極部に接することで電極をオン操作する。ハウジングはキートップの一部が外部に露出するようにキートップを回転可能に保持している。
これにより、使用者は指でキートップを押すことによりドーム体の付勢力に抗して電極部に接することで、電極はドーム体を通じてオン操作することができる。
キートップはハウジングにおいて回転可能に保持されているので、使用者が指でキートップを操作する際にキートップが回転するのでより操作している実感を得ることができる。ドーム体の付勢力を調整することにより、キートップを押す際の作動力を最適に調整することができ、小型化を図ることができる。
【0019】
請求項15の発明は、請求項14に記載の入力装置を備える電子機器において、前記ハウジングは、電子機器の筐体の穴に配置されている。
【0020】
請求項16の発明は、請求項14に記載の入力装置を備える電子機器において、前記プリント配線部は、フレキシブルプリント配線板であり、前記プリント配線部は補強部材により機械的強度が補助されている。
【0021】
請求項17の発明は、請求項14に記載の入力装置を備える電子機器において、前記プリント配線部は、前記電子機器の筐体の内側に対して接着シートにより貼付て固定されている。
【0022】
請求項18の発明は、請求項14に記載の入力装置を備える電子機器において、前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する前記接着部材は、前記ハウジングも接着して固定している。
【0023】
請求項19の発明は、請求項14に記載の入力装置を備える電子機器において、前記ドーム体は、1つ又は複数の穴を有している。
【0024】
請求項20の発明は、請求項14に記載の入力装置を備える電子機器において、上記入力装置は、複数の前記電極の任意の電極を選択して操作することにより、異なる動作モードを選択するためのコンピュータを備える。
請求項21の発明は、請求項20に記載の入力装置を備える電子機器において、前記ハウジングは、指案内用の凹部を有し、前記凹部に沿って前記使用者の指を移動することにより、前記複数の前記電極を選択して操作する動作モードに入る。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0026】
図1は、本発明の入力装置を備える電子機器の一例を示している。
入力装置10は、使用者が指12で触れて操作することにより所望の指令を入力するための装置である。
入力装置10は、この実施の形態では一例として音楽情報を再生する携帯型の音楽再生装置11(電子機器)に設けられている。使用者が、指12により入力装置10のキートップ30〜34の1つ又は複数を選択して操作することにより、音楽再生装置11がたとえば音楽情報を再生する動作を行う。
音楽再生装置11の筐体20の一方の面には、入力装置10のキー操作部22が配置されている。筐体20は、たとえばプラスチックや金属等のような材料で作られている。筐体20をプラスチックで作る場合には、たとえばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)、ABS−PC(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン・ポリカーボネート)、PA(ポリアミド)、LCP(液晶ポリマー)等を採用することができる。
また筐体20を金属で作る場合には、Mg合金、Al,Al合金、Zn合金等のような材質を採用することができる。
筐体20は、図1に示すようにたとえばイヤホンジャックのような外部機器を接続するための外部端子部20Aを備えている。
入力装置10のキー操作部22は、筐体20の穴20Bに対応して配置されている。この穴20Bは、長い穴であり、この穴20Bの中には、複数のキートップ(操作用の回転部材)30,31,32,33,34が等間隔をおいて配置されている。
【0027】
図2は、図1のA−A線における断面図である。図3は図1のB−B線における断面図である。図4は図1の入力装置10の構造例を示す分解斜視図である。図2において、筐体20の穴20Bには、上述したように入力装置10が配置されている。入力装置10は、図4に示すように概略的にはプリント配線部49、ドーム体45、接着シート57、キートップ30〜34およびハウジング58等を有している。
プリント配線部49は、たとえば非常に薄いフレキシブルプリント基板(FPC)を採用することができる。このプリント配線部49として、フレキシブルプリント基板を採用する場合には、強度を補強するために補強板56を用いる。この補強板56は、プリント配線部49の裏面49Aに対して接着シート56Aにより貼り付けられている。
【0028】
この補強板56の大きさに対応して、プリント配線部49の表面49Bには、電極50,51,52,53,54が等間隔をおいて配列されている。
電極50〜54は、同じ形状のものであり、それぞれ接点Eと接点Fを有している。
これらの電極50〜54には、ドーム体45がそれぞれ配置されるようになっている。これらのドーム体45は、接着シート57により、プリント配線部49の表面49B側に接着により貼り付けられるようになっている。この接着シート57は、電極50〜54に対応する位置に、それぞれ小さな穴57Aを有している。穴57Aの直径は、ドーム体45の直径Dよりも小さい穴である。
接着シート57としては、上面57Bと下面57Cにそれぞれ接着剤が塗布されたいわゆる両面接着シートを用いることができる。
接着シートとハウジング58の間には、キートップ30〜34が等間隔をおいて配置される。各キートップ30〜34は、それぞれの穴57に対応した位置に配置される。これらのキートップ30〜34は、ハウジング58の穴58A〜58Eに回転可能にはめ込まれている。
【0029】
図4のような入力装置10の構成要素により、図2と図3に示すように入力装置10が組み立てて構成されている。
図2において、プリント配線部49は、接着シート56Bを用いて筐体20の内面20Fに貼り付けられている。プリント配線部49の裏面側は、接着シート56Aを用いて補強板56が貼り付けられている。この補強板56が、ハウジング58の領域よりは大きいものであり、ハウジング58等が設定される領域を超えたプリント配線部49の領域を補強している。
【0030】
図2のハウジング58は、接着シート57を用いてプリント配線部49の上面側に接着されている。このハウジング58は筐体20の穴20B内に配置されている。キートップの両端部34A,34Aは、ハウジング58の内部に保持されており、キートップ34は、ハウジング58の中で図3のR方向に回転可能である。キートップ34は、ドーム体45を用いてハウジング58内でP方向と反対方向に付勢されている。
キートップ34は、ドーム体45を介して対応する電極54に対面している。図2と図3において、キートップ34はハウジング58の穴58Eから、図2の実線および図3の破線で示すように一部が突出している。使用者が指でキートップ34の突出している一部分をP方向に押すことにより、ドーム体45が弾性変形して、ドーム体45が図4に示す対応する電極54の接点Eと接点Fを電気的に導通させるようになっている。
図5は、キートップ34の端部34Aがハウジング58の溝58GにおいてP方向およびそれと反対方向に移動する様子を示している。
【0031】
次に、図4に示す入力装置10の要素についてさらに詳しく説明する。
補強板56は、たとえばSUS(ステンレス鋼)により、長尺状に作られている。補強板56の一方の面には上述した接着シート56Aが形成されている。補強板56は接着シート56Aを介して、プリント配線部49の裏面49Aに貼り付けられる。これによりプリント配線部49の電極50〜54を含む領域を補強している。
プリント配線部49に配置されている電極50〜54は、図6に示すような形状を有している。この電極50〜54は、すでに述べたように接点Eと接点Fを有しており、これらの接点E,Fは、図4のドーム体45が接することにより電気的に導通されてオンされるようになっている。中央部の円形の接点Eは、電極50〜54のスイッチ機能を果たし、扇状の接点Fはコモン用の接点である。
【0032】
図7〜図10は、図4のハウジング58を詳しく示している。ハウジング58はすでに述べたように穴58A〜58Eが等間隔に配列されている。この穴58A〜58Eは、ハウジング58の表面側に形成されており、裏面側には、図8と図9に示すように円形状の穴58F〜58Jが形成されている。穴58A〜58Eに対して、それぞれキートップ30〜34がはめ込まれて回転可能に保持されている。そして、穴58A〜58Eに沿って、指を案内するための凹部状の指案内部58Rが形成されている。これにより、使用者は、指案内部58Rに沿って指をX1方向あるいはその逆のX2の方向に指を容易に案内することができる。このようなハウジングはたとえばプラスチック、たとえばPOM(ポリアセタール)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PA(ポリアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)により作ることができる。
【0033】
図11と図12は、キートップ30〜34の形状例を示している。このキートップ30〜34は、図2で説明したように、端部34Aを有している。これらの端部34Aの直径aは、キートップの中央部34Bの直径bに比べて小さく設定されている。このキートップ30〜34は、ほぼ丸棒状のものであって、端部34Aが細くなったものであり、中実体あるいは中空体のもので作ることができ、たとえばプラスチック、一例としてPOM(ポリアセタール)により作られている。
【0034】
次に、図4のドーム体45について説明する。このドーム体45は、図12に示すように、メタルドーム体とも呼んでおり、導電性を有するメタル、たとえばリン青銅、ベリリウム銅、SUS(ステンレス鋼)により作られている。
従来用いられているこのようなドーム体は、全く穴を有していないものであるのとは異なり、本発明の実施の形態におけるドーム体45は、1つ又は複数の穴45Hを有している。たとえば図12のように穴45Hが3個形成される場合には、各穴45Hは角度120°毎に配置されている。穴45Hが3個の場合には、次のような関係がある。穴45Hの配列されているピッチ円45Kの直径d1と、穴45Hの直径d2と、そしてドーム体45の直径Dの関係は、以下の範囲が良好である。
0.25<d1/D<0.5でかつ0.15<d2/D<0.25である。
なお、複数の穴45Hを形成する場合に、各穴は等分割に配列する方が望ましいが、角度が±50°程度ならばずれていても構わない。
もしd1/Dが0.25以下であると、キートップを押す際の作動力が下がらないので好ましくなく、d1/Dが0.5以上であると、作動力が下がりすぎて押す際のクリック感を無くしてしまうとともに、ドーム体が反転しっ放しになったりしてしまうので好ましくない。
またd2/Dが0.15以下であると、キートップを押す際の作動力が下がらないので好ましくなく、d2/Dが0.25以上であると、作動力が下がりすぎてクリック感を無くしてしまうとともに、ドーム体が反転しっ放しになったりしてしまうので好ましくない。
ドーム体に穴を設けることにより、ドーム体が押された後の応力緩和が得られドーム体の寿命を長くできる。
【0035】
次に、図1〜図3等を参照して、入力装置10の操作例について説明する。
使用者が、指で図1のキートップ30〜34に触れていない時には、たとえば図2に示すようにキートップ30〜34はドーム体45の付勢力に押されてP方向と反対方向に押されており、キートップの端部34Aがハウジング58の内部に当たっている。これによって、図4に示す電極50〜54はオフの状態である。
使用者がキートップ30〜34のいずれか1つに触れて図2に示すP方向に力をかけると、キートップ34はドーム体45の付勢力に抗してP方向に押し下げるので、ドーム体45は電極54に電気的に接触する。これによって、図4に示すたとえば電極50の接点Eと接点Fがドーム体45を介して電気的に導通することになる。これによって、電極50はオン状態になる。
【0036】
実施の形態においては、たとえば図12のドーム体45の直径Dが、たとえば5mmであり、ピッチ円直径d1は1.7mmであり、そして穴45Hの直径d2は1.1mmである。
使用者が図4の指案内部58Rに沿って案内していることにより、1つ又は複数のキートップ30に触れて押すことができる。図4と図11に示すようにキートップ30〜34の形状を丸棒状にすることにより、使用者が図1の指案内部58Rに沿ってX1あるいはX2の方向に移動する際に、摩擦係数を小さくすることができる。つまり指12を指案内部58Rに沿って移動する際に、指の動きをキートップ30〜34の転がり動作に変換するのである。
【0037】
指でキートップを操作する際に、ドーム体45の付勢力により、使用者はクリック感のような操作感を得ることができ、使用者がキートップ34をP方向に押してドーム体45が反転して電極54をオンした後に、ドーム体45はドーム体自身の付勢力により再び復帰する。これによりキートップ34はハウジング58内においてP方向と反対方向に復帰する。キートップ30〜34を操作する際にタクトスイッチとして機能するので、操作感を得ることができる。そのような操作感は、キートップ30〜34の1つを単独で操作する場合であっても、あるいは指12を指案内部58Rに沿って移動して複数のキートップを操作する場合であっても得ることができる。
【0038】
次に、図13〜図17を参照して、図1の入力装置10と音楽再生装置11の要素の電気的な接続例を説明する。
図13は、図1の入力装置10と音楽再生装置11の要素の電気的な接続例を示している。筐体20の中には、キー入力専用のマイクロコンピュータ80と、統括制御用のマイクロコンピュータ84及びたとえば任意の音楽情報を記憶するためのメモリ86を有している。ただし、マイクロコンピュータ80と84は一体化したものを用いてもよい。
【0039】
マイクロコンピュータ80,84及びメモリ86、音楽情報増幅出力部88は、回路ユニット90を構成しており、この回路ユニット90は、筐体20の内部の空間に配置されている。
コンピュータ80は、上述したキー操作部22の各電極50ないし54に接続されている。
マイクロコンピュータ80は、統括制御用のマイクロコンピュータ84に接続されている。メモリ86は統括制御用のマイクロコンピュータ84に接続されている。マイクロコンピュータ84はマイクロコンピュータ80、メモリ86及び音声増幅出力部88をコントロールする。
【0040】
マイクロコンピュータ84は、音楽情報増幅出力部88に接続されている。この音楽情報増幅出力部88は、マイクロコンピュータ84を介してメモリ86から送られてくる音楽情報を増幅して、たとえばヘッドホンあるいはイヤホン等の出力部92に供給する。出力部92を用いることで、使用者は音楽情報を聞き取ることができる。
この出力部92から出力される音楽情報は、音楽の他にその他の種類の音声情報等であってももちろんかまわない。
【0041】
メモリ86は、たとえば半導体メモリやその他のメモリを採用することができる。このメモリ86は、回路ユニット90に固定されていてもよく、あいは回路ユニット90から着脱可能に取り外すことも可能にしてもよい。このメモリ86に対して、たとえばインターネットのような通信ネットワークを介して直接音楽情報等の情報を書き込むことも可能である。
半導体メモリとしては、たとえばフラッシュメモリ、D−RAM(Dynamic random access memory)、S−RAM(Static random access memory)等である。他の種類のメモリとしてはハードディスクや光ディスクあるいは光磁気ディスク等である。
【0042】
図14は図13のマイクロコンピュータ80とキー操作部22の電極50ないし54の接続例を示している。図14では、電極50ないし54は、key0ないしkey4として示している。
これらの電極Eは、図14に示すようにマイクロコンピュータ80のポートP10ないしP14に接続されている。マイクロコンピュータ80のポートP20は、共通の電極68に接続されている。
【0043】
マイクロコンピュータ80の出力部87は、図14(A)のように、マイクロコンピュータ80の内部処理で決定した入力キーコードに対応した電圧を出力させることもできる。そのようなキーコードの例及びその出力電圧比の例は図14(A)に示している。
【0044】
図14(A)の入力キーコードVOL+は、図13の音楽情報増幅出力部88の音量が増大する機能を有しており、出力電圧比は0.5である。入力キーコードVOL−は音量が減少していく機能を示しており、出力電圧比は0.57である。
入力キーコードSTOPは、音楽情報の再生を停止する機能を示しており、出力電圧比は0.59である。入力キーコードPLAY/FFは、図13のメモリ86から音楽情報を出力部92側に出力する場合及び音楽情報を早送りする機能の例を示しており、その場合には出力電圧比は0.73であり、入力キーコードREWは図13のメモリ86の音楽情報の再生位置を戻す機能を示しており、出力電圧比は0.9である。
ここで、出力電圧比の定義としては、
出力電圧=出力電圧比×Vcc
である。このVccは基準電圧であり、たとえば5Vである。
【0045】
図15は、図1ないし図3の入力装置10のキー入力操作例を示している。図16は、入力キーコードの決定テーブルの例を示している。
たとえば図15においてキー入力があったかどうかを、ステップSP100において、図2のスイッチの接点部50ないし54が検出すると、ステップSP120において図16に示すような入力キーコードを設定する。
【0046】
図16における入力キーコードの決定テーブルの例では、図16(A)のはじめにオンになったキー(スイッチの接点部)の欄と、図16(B)の現在オンとなったキー(スイッチの接点部)、及び図16(C)の入力キーコードの適用例を示している。
【0047】
入力キーコード決定テーブルでは、図16の(D)、(E)、(F)の欄を含んでいる。
図16(D)の欄では、図16(A)のはじめにオンになったキーと現在オンになったキーの組み合わせにより、各種の入力キーコードを示している。たとえばはじめにオンになったキーがkey0であり、一定時間内に現在オンとなったキーがkey0である場合、すなわち同じキーが一定時間内に2度押された場合には、入力キーコードはVOL+(音量が増加方向)となる。
また、はじめにオンになったキーがkey1であり、一定時間以内に現在オンとなったキーが同じkey1の場合には、入力キーコードは無効になる。同様に、はじめにオンとなったキーがkey3であり、一定時間内に現在オンとなったキーがkey3の場合には、やはり入力キーコードは無効になる。
【0048】
はじめにオンになったキーがkey2で、一定時間内に現在オンとなったキーがkey2である場合には、入力キーコードはストップ(音楽情報の再生が停止)であり、初めにオンになったキーがkey4で、一定時間内に現在オンとなったキーがkey4である場合には、入力キーコードはVOL−(音量が減少方向)である。
【0049】
図16(E)の欄では、初めにオンになったキーと一定時間内に現在オンとなったキーの組み合わせが異なる場合に、入力キーコードがPLAY/FFの機能を発揮する。たとえばはじめにオンになったキーがkey0であり、一定時間内に現在オンとなったキーがkey1の場合には、入力キーコードはPLAY(音楽情報の再生操作)/FF(音楽情報の再生位置の先送り操作)となる。
【0050】
図16の(E)の欄では、初めにオンになったキーが、現在オンとなったキーよりも小さいキー番号である場合であるが、図16の(F)では、はじめにオンになったキーの番号が現在オンになったキーの番号よりも大きい場合である。この場合には入力キーコードがREW(音楽情報の再生位置を戻す操作)になる。たとえばはじめにオンになったキーがkey4である場合に、一定時間内に現在オンとなったキーがkey3である場合には、入力キーコードはREWになる。
【0051】
図17は、入力キーコードの決定シーケンスの例を示している。
図17(A)の場合には、図14のマイクロコンピュータ80は、そのポートP10ないしP14の状態を見て、キー操作部22の接続されているポートP10ないしP14のどれがオンになっているかを判定して、はじめにオンであったキーとして設定する。
当然のことながら、人がキーを押す意志がないのにキーが押されたと誤認してしまわないように、また外部からの電磁波ノイズの混入などによってキーが押されたと判断されないように、チャタリング除去、ノイズ除去などのソフトウェア処理がポートの読みとり時には内部的に実施されている。
その後、図17(B)〜(D)に示す態様でスイッチがもう一度押されることにより、すなわちたとえば一定時間内に再びどれかのキーが押される。
【0052】
図17(B)では、同一のキーが一定時間内にオンされた場合には、図16(D)に示す入力キーコードを発揮する。
図17(C)のように隣のキーがオンされた状態では、図16(E)あるいは図7(F)の組み合わせにより入力キーコード、PLAY/FFあるいはREWの機能を設定することになる。
図17(D)は、それ以外のキーコード操作例の場合であり、その場合には、初めてオンになったキーの機能を無視して、新たに現在オンになったキーを初めにオンであったキーとして設定する。この場合には、図16(A)の初めにオンになったキーが押されてから、一定時間経過してしまったのちに現在オンになったキーが押された場合の例である。
【0053】
たとえば、図16に示すように、使用者が図4の電極50(key0)を一定時間内に複数回、たとえば2回押した場合には、図16(D)において、図14のマイクロコンピュータ80は図13の別のマイクロコンピュータ84に対して入力キーコードVOL+を示す制御信号を送ることになる。これにより、マイクロコンピュータ84は音楽情報増幅出力部88に制御信号を与えることで、出力部92から出力される音楽情報の音量を上げる。
【0054】
図16(E)のたとえば電極50(key0)を押した後に、一定時間内に電極51(key1)を押すことにより、入力キーコードとしてはPLAY/FFを発揮するので、PLAY/FFの制御信号は図13のマイクロコンピュータ80からマイクロコンピュータ84に送られる。このことからマイクロコンピュータ84は出力部92からメモリ86内の音楽情報を再生するかあるいは再生位置を先送りすることができる。先送り操作により、たとえば次の楽曲に頭出しすることができる。
【0055】
図16(F)のたとえば電極54(key4)と電極53(key3)を一定時間内に操作することにより、マイクロコンピュータ80は入力キーコードREWの機能を発揮する。これにより図13のマイクロコンピュータ80はマイクロコンピュータ84に対してREWの制御信号を与えるので、マイクロコンピュータ84は、メモリ86の音楽情報をある再生位置まで戻す。
【0056】
このように、使用者が指12により複数の図4の電極50〜54のキートップ30〜34のうちの任意の数のキートップを順次触れる場合に、指案内部58Rの長手方向に沿ってX1方向あるいはその反対方向のX2の方向にスライドしていくだけで、確実に触れることができる。しかもわずかな数のキートップ30〜34を設けるだけで、図16に示すような各種の機能を使用者の指による簡単な操作により選択することができる。
このような使用の場合における入力キーコードの決定テーブルは、たとえば図1の筐体20の裏面20Cに表示しておくことができる。
各電極に対して1種類の操作機能を割り当てたり複数の電極に1種類の操作機能を割り当ててもよい。
【0057】
図18は、図12のドーム体45の作成例を示している。
このドーム体45は、3つの穴45Hを有しており、穴45Hの穴径は1.1mmで、ピッチ円直径は1.7mmの場合である。図18の例では、図2においてP方向にキートップ34を押した場合に作動力が56gf程度の時にドーム体45が反転している。つまり指による作動力の良好な値が50gfであるのに対して、ほぼそれに近い56gfにおいて反転している。なお図18において、縦軸には作動力(gf)を表わし、横軸は変位量(mm)を示している。
【0058】
図19では、ドーム体に穴2個が形成されており、穴の直径が1.1mmで、ピッチ円直径が1.7mmの場合である。この場合には、作動力をかけてもドーム体は反転しなかった。
図20は比較例として示しており、ドーム体に全く穴が形成されていない例である。この場合には、135gfの大きな作動力が与えられた時に反転が生じており、この場合には非常に大きな作動力を必要とするので使用者による操作感はよくない。
図21は、ドーム体に穴が3つ設けられており、この穴の直径が0.5mmで、ピッチ円直径が2mmの場合である。この場合には、作動力が115gfを与えた時に反転が生じる。
【0059】
図22の場合には、ドーム体の穴が2個で、穴の直径が0.5mmで、ピッチ円直径が2mmの場合である。この場合には、作動力が129gfを与えた場合に反転を起こす。
図23では、ドーム体の穴が4つであり、穴の直径が0.5mmで、ピッチ円直径は2mmの場合である。この場合には、作動力115gfを与えるとわずかに反転を生じる。
図24は、ドーム体の穴が5個の場合であり穴の直径が0.5mmでピッチ円直径が2mmの場合である。この場合には、作動力を与えても、ドーム体は反転をしない。
図25は、ドーム体の穴が2つで穴の直径が0.8mmで、ピッチ円直径が2mmの場合である。この場合には作動力116gfを与えると、ドーム体はわずかに反転を生じる。
【0060】
図26は、ドーム体の穴が3個で穴の直径が0.8mmで、ピッチ円直径が2mmの場合である。この場合には作動力を90gfを与えると、ドーム体は反転を生じる。
図27と図28は、ドーム体に対してスリット300を入れた例である。このようなドーム体345では、図27の例ではスリット300の幅L1が0.5mmで長さL2が5/100mmである。また図28の例では、スリットの幅L1が0.7mmで長さL2が5/100mmである。図27の場合には、大きな作動力を(115gf)与えることにより反転が生じる。図28の例では、作動力を与えても反転現象は生じなかった。
【0061】
本発明の実施の形態では、薄型化と小型化が感触を損なわずに可能である。しかも構造が簡単で信頼性の向上及びコストダウンにつながる。そして、新しい形式の情報入力の操作性が得られ、新しい入力形式のデザインができる。
【0062】
ところで本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
図1に示す入力装置10は、携帯型の音楽再生装置に対して設けられている例である。この入力装置を含む音楽再生装置は、手持ち型の音楽情報の再生装置であってもよいし、腕に付けたりあるいは首に掛けたりその他の使用形態を採用することができる。
【0063】
本発明の入力装置は、このような音楽あるいは音楽情報の再生装置に限らず、音楽情報の記録再生装置にも適用することができる。また本発明の入力装置は音楽情報の記録再生に限らず、画像および音声の記録再生装置あるいは画像および音声の再生装置等にも適用することができる。
操作用の回転部材であるキートップは、図示したような丸棒状の形態に限らず、ラグビーボール状あるいはその他の形態を採用することができる。本発明の入力装置が適用される電子機器としては、上述したような情報の記録再生装置に限らず、他の分野あるいは他の種類のものにも適用することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、入力装置を使用者が指で操作する際に、操作感を向上し、入力装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置を備える電子機器の一例を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線における断面図。
【図3】図1のB−B線における断面図。
【図4】入力装置の構成例を示す分解斜視図。
【図5】図3におけるキートップの端部の保持例を示す図。
【図6】プリント配線部の電極の構成例を示す平面図。
【図7】ハウジングの平面図。
【図8】ハウジングの側面図。
【図9】ハウジングの底面図。
【図10】ハウジングの図7におけるC−C線における断面図。
【図11】キートップの一例を示す図。
【図12】ドーム体の一例を示す図。
【図13】入力装置が音楽再生装置に適用される場合の接続例を示す図。
【図14】図13のマイクロコンピュータとキー操作部の接続関係を示す図。
【図15】キー操作の流れを示す図。
【図16】入力キーコードの決定テーブルの例を示す図。
【図17】入力キーコードの決定シーケンスの例を示す図。
【図18】ドーム体の実施の形態の作動力に対する変位の例を示す図。
【図19】別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図20】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図21】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図22】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図23】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図24】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図25】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図26】さらに別のドーム体の作動力に対する変位の例を示す図。
【図27】ドーム体にスリットを形成した場合の作動力に対する変位の例を示す図。
【図28】ドーム体に別のスリットを形成した場合の作動力に対する変位の例を示す図。
【符号の説明】
10・・・入力装置、11・・・音楽再生装置(電子機器)、20・・・筐体、22・・・キー操作部、30〜34・・・キートップ、45・・・ドーム体、49・・・プリント配線部、50〜54・・・電極、56・・・補強板、57・・・接着シート(接着部材)、58・・・ハウジング、
Claims (21)
- 使用者が指で操作することにより所望の指令を入力するための入力装置であり、
オンオフ操作可能な複数の電極部を有するプリント配線部と、
前記複数の電極部に対応して配置される金属製の複数のドーム体と、
前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する接着部材と、
前記複数のドーム体に対応して配置されて、前記指で操作することにより前記ドーム体の付勢力に抗して前記ドーム体を前記電極部に接することで前記電極をオン操作するための複数のキートップと、
前記キートップの一部が外部に露出するように前記キートップを回転可能に保持するハウジングと
を備え、
前記複数のキートップは、回転軸に対して略垂直方向に等間隔で配列される入力装置。 - 前記キートップの両端部が前記ハウジングに保持されており、前記ハウジングは、電子機器の筐体の穴に配置されている請求項1に記載の入力装置。
- 前記キートップの両端部が前記ハウジングに保持されており、
前記キートップは、略棒状であって、前記両端部の径が中央部の径に対して小となっており、
前記ハウジングは、電子機器の筐体の穴に配置されている請求項1に記載の入力装置。 - 前記プリント配線部は、フレキシブルプリント配線板であり、前記プリント配線部は補強部材により機械的強度が補助されている請求項1に記載の入力装置。
- 前記プリント配線部は、前記電子機器の筐体の内側に対して接着シートにより貼付て固定されている請求項1に記載の入力装置。
- 前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する前記接着部材は、前記ハウジングも接着して固定している請求項1に記載の入力装置。
- 前記ドーム体は、1つ又は複数の穴を有している請求項1に記載の入力装置。
- 前記ドーム体には3つの前記穴が形成されており、前記ドーム体の直径Dと、前記ドーム体の前記穴が配列されているピッチ円直径d1と、前記穴の直径d2の関係は、以下の範囲0.25<d1/D<0.5でかつ、0.15<d2/D<0.25である請求項7に記載の入力装置。
- 複数の前記電極の任意の電極を選択して操作することにより、異なる動作モードを選択するためのコンピュータを備える請求項1に記載の入力装置。
- 前記ハウジングは、指案内用の凹部を有し、前記凹部に沿って前記使用者の指を移動することにより、前記複数の前記電極を選択して操作する動作モードに入る請求項9に記載の入力装置。
- 各前記電極が1種類の操作に割り当てられている請求項1に記載の入力装置。
- 前記使用者の指の移動の方向は、前記凹部に沿った第1方向と前記第1方向と反対方向である第2方向である請求項10に記載の入力装置。
- 前記電極が設定時間内に複数回操作されると、その操作回数に応じた動作モードに入る請求項9に記載の入力装置。
- 使用者が指で操作することにより所望の指令を入力するための入力装置を備える電子機器であり、
前記入力装置は、
オンオフ操作可能な複数の電極部を有するプリント配線部と、
前記複数の電極部に対応して配置される金属製の複数のドーム体と、
前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する接着部材と、
前記複数のドーム体に対応して配置されて、前記指で操作することにより前記ドーム体の付勢力に抗して前記電極部を押すための複数のキートップと、
前記キートップが外部に露出するように前記キートップを回転可能に保持するハウジングと
を備え、
前記複数のキートップは、回転軸に対して略垂直方向に等間隔で配列される入力装置を備える電子機器。 - 前記ハウジングは、電子機器の筐体の穴に配置されている請求項14に記載の入力装置を備える電子機器。
- 前記プリント配線部は、フレキシブルプリント配線板であり、前記プリント配線部は補強部材により機械的強度が補助されている請求項14に記載の入力装置を備える電子機器。
- 前記プリント配線部は、前記電子機器の筐体の内側に対して接着シートにより貼付て固定されている請求項14に記載の入力装置を備える電子機器。
- 前記ドーム体を前記プリント配線部に接着する前記接着部材は、前記ハウジングも接着して固定している請求項14に記載の入力装置を備える電子機器。
- 前記ドーム体は、1つ又は複数の穴を有している請求項14に記載の入力装置を備える電子機器。
- 上記入力装置は、複数の前記電極の任意の電極を選択して操作することにより、異なる動作モードを選択するためのコンピュータを備える請求項14に記載の電子機器。
- 前記ハウジングは、指案内用の凹部を有し、前記凹部に沿って前記使用者の指を移動することにより、前記複数の前記電極を選択して操作する動作モードに入る請求項20に記載の電子機器。
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