JP2000173404A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2000173404A
JP2000173404A JP10345944A JP34594498A JP2000173404A JP 2000173404 A JP2000173404 A JP 2000173404A JP 10345944 A JP10345944 A JP 10345944A JP 34594498 A JP34594498 A JP 34594498A JP 2000173404 A JP2000173404 A JP 2000173404A
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movement
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Takeshi Sasaki
雄志 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3方向に操作可能とすることで、多くの機能
を実行させ、操作性の向上を図ることができる。 【解決手段】 回転軸の軸線方向を長手方向とする操作
部材11と、操作部材11を回転可能に支持し、操作部
材11を回転軸と直交する方向に移動可能に支持し、操
作部材11を回転軸の軸線方向に移動可能に支持する一
対の支持部材12,13と、操作部材11の回転を検出
する第1の検出部17と、操作部材11の回転軸と直交
する方向の移動を検出する第2の検出部24と、操作部
材11の回転軸の軸線方向の移動を検出する第3の検出
部45とを備えることで、3方向に操作することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三方向に操作可能
なスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型電話装置には、回転操作と
押圧操作を行うことがことできるスイッチ機構を用い、
このスイッチ機構で1つの操作部を構成するものがあ
る。この種の携帯型電話装置に用いるスイッチ機構は、
平板状の基板に対して垂直の支軸に回転可能に支持され
るとともに、この基板に対して直線移動可能な操作部材
を有する。この操作部材は、円形で薄板状の部材よりな
り、装置本体の外観を害しないように小型化が図られて
いる。
【0003】以上のようなスイッチ機構を備える携帯型
電話装置は、例えば回転操作することにより、装置本体
に内蔵されたメモリに複数記録された電話番号の検索を
行い、この後、押圧操作することで、電話番号を発信す
るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、携帯
型電話装置は、多機能を有するようになり、例えば電話
機能の他に、短文を作成し、電子メールを送信し、ま
た、電子メールを受信することができる機能を備えたも
のがある。携帯型電話装置は、機能が増えるに従い、機
能を実行するための機能制御キーの数が増え、また、機
能制御キーやダイヤルキー等複数の操作キーの組合せ
で、機能を実行させるように構成しなければならない。
したがって、多機能化が図られた携帯型電話装置では、
操作キーの数が増え、小型化や操作性の向上を図ること
が困難となる。また、複数の操作キーの組合せで、機能
を実行させるようにした場合には、機能を実行させるた
めの操作が煩雑となり、操作性の向上を図ることが困難
となる。
【0005】また、携帯型電話装置のスイッチ機構に用
いられる操作部材は、操作部材が円形で薄板状の部材よ
りなることから、操作をしづらい場合があった。
【0006】そこで、本発明は、3方向に操作可能とす
ることで、多くの機能を実行させ、操作性の向上を図る
ことができるとともに、小型化を図ることができる新規
なスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスイッチ装
置は、上述のような課題を解決すべく、回転軸の軸線方
向を長手方向とする操作部材と、操作部材を回転可能に
支持し、操作部材を回転軸と直交する方向に移動可能に
支持し、操作部材を回転軸の軸線方向に移動可能に支持
する一対の支持部材と、操作部材の回転を検出する第1
の検出部と、操作部材の回転軸と直交する方向の移動を
検出する第2の検出部と、操作部材の回転軸の軸線方向
の移動を検出する第3の検出部とを備えることで、3方
向に操作することができる。
【0008】また、本発明に係るスイッチ装置は、上述
のような課題を解決すべく、回転軸の軸線方向を長手方
向とする操作部材と、操作部材を回転可能に支持すると
ともに、回転軸と直交する方向に移動可能に支持する一
対の支持部材と、操作部材の回転を検出する第1の検出
部と、操作部材の回転軸と直交する方向の移動を検出す
る第2の検出部と、操作部材を支持した一対の支持部材
を操作部材の回転軸の軸線方向に移動可能に支持する移
動ガイド機構と、操作部材の回転軸の方向の移動を検出
する第3の検出部と備えることで、3方向に操作するこ
とができる。
【0009】さらに、本発明に係るスイッチ装置は、上
述のような課題を解決すべく、回転軸の軸線方向を長手
方向とし、この回転軸の軸線方向に貫通孔が形成される
操作部材と、貫通孔に挿通される軸部を有し、貫通孔に
軸部が挿通され、軸部に沿って移動可能に取り付けられ
るとともに、操作部材と一体的に回転する回転支持部材
と、回転支持部材を回転可能に支持し、回転支持部材を
軸部と直交する方向に移動可能に支持する一対の支持部
材と、操作部材の回転を検出する第1の検出部と、操作
部材の軸部と直交する方向の移動を検出する第2の検出
部と、操作部材の軸部に沿った移動を検出する第3の検
出部とを備える。そして、軸部又は貫通孔のいずれか一
方には、操作部材の回転軸と同方向にガイド溝が形成さ
れ、軸部又は貫通孔のいずれか他方には、ガイド溝に係
合されるガイド突起が形成される。これにより、回転操
作部材は、軸部に沿って移動可能に取り付けられ、ま
た、操作部材と一体的に回転するように取り付けられ
る。そして、このスイッチ装置は、3方向に操作するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたスイッ
チ装置が用いられる携帯電話装置について、図面を参照
して説明する。
【0011】この携帯型電話装置1は、図1に示すよう
に、電話機回路や送話器及び受話器を内蔵した装置本体
を構成するキャビネット2を備える。このキャビネット
2は、全体が略直方体状に形成され、片手で把持できる
大きさに形成されている。操作面となるキャビネット2
の前面2aには、複数の押圧操作型ボタンよりなるダイ
ヤルキー3及びこの携帯型電話装置1のメモリに記録さ
れている電話番号や機能状態を表示するための液晶表示
素子等からなる表示部4が配設されている。そして、表
示部4は、キャビネット2の長手方向の略中央部に配設
されている。表示部4の下方には、ダイヤルキー3が配
設され、表示部4とダイヤルキー3との間には、携帯型
電話装置1の各種機能を制御する機能制御キー5が配設
されている。
【0012】さらに、キャビネット2の前面2aには、
このキャビネット2に内蔵された受話器の振動板に対向
する複数の微小孔よりなる放音孔6及び送話器の振動板
に対向する複数の微小孔からなる集音孔7が設けられて
いる。放音孔6は、キャビネット2の前面の上端側に位
置して設けられ、集音孔7は、キャビネット2の前面の
下端側に位置して設けられ、放音孔6と集音孔7とは、
人の耳と口の間隔に略対応する距離を離間させて設けら
れている。すなわち、放音孔6と集音孔7との間の距離
は、キャビネット2を片手で把持し、放音孔6を耳に当
て携帯型電話装置1を使用するとき、集音孔7が口の近
傍に臨み会話を集音することができるように設定されて
いる。
【0013】また、キャビネット2の上端面の一側面側
には、伸縮可能な送受信アンテナ8の頭部8aが臨まさ
れている。この送受信アンテナ8は、キャビネット2か
ら引き出すことによって伸長される。
【0014】そして、表示部4と機能制御キー5との間
の他方の側面側には、携帯型電話装置1に内蔵された送
信部及び受信部への入力やこれら送信部及び受信部が備
えた機能を制御するためのスイッチ機構10が配設され
ている。このスイッチ機構10は、表示部4と機能制御
キー5との間の他方の側面側に設けることで、携帯型電
話装置1を把持しながら操作できる位置に設けられてい
る。
【0015】このスイッチ機構10は、図1乃至図3に
示すように、キャビネット2の前面の表示部4と機能制
御キー5との間の他方の側面側に設けられた開口部9よ
り外方に臨まされる操作部材11と、操作部材11を支
持する第1及び第2の支持部材12,13とを有してい
る。
【0016】操作部材11は、図2及び図3に示すよう
に、全体が略円柱状に形成され、操作部材11の回転軸
の軸線方向を長手方向とするように形成されている。操
作部材11は、手指等により操作される操作部14を有
し、操作部14の外周面に、回転操作を容易に行うこと
ができるように溝部14aが刻設されてなる。また、操
作部14の一方の側面には、第1の支持部材12に設け
られた軸部が係合される軸穴15が設けられている。こ
の軸穴15は、図4に示すように、第1の支持部材12
の支軸の径より大きくなるように形成されている。ま
た、操作部材11の他方の面には、操作部材11の回転
を検出するための回転検出素子17を取り付けるための
係止孔16,16が複数設けられている。
【0017】ここで、操作部材11の回転を検出する回
転検出素子17は、操作部材11の他方の他方の側面に
取り付けられる。回転検出素子17は、第1の支持部材
12と対向する側の面に、第1の支持部材12の対向面
に設けられた接点に摺接される図示しない接触子が設け
られている。また、回転検出素子17には、操作部材1
1の一方の側面と対する面に、操作部材11に取り付け
るための係止片17a,17aが設けられている。係止
片17a,17aは、操作部材11側の係止孔16,1
6に係止されることで、操作部材11と一体に回転する
ように取り付けられている。また、回転検出素子17の
第1の支持部材12と対向する面の中央には、第1の支
持部材12に形成された軸穴に係合される支軸17bが
突設されている。支軸17bは、外径が第1の支持部材
12に設けられる軸穴の径より小さくなるように形成さ
れている。支軸17bは、この軸穴より小径に形成され
ることで、この軸穴に遊嵌され、操作部材11の回転軸
と直交する方向に移動可能とされている。
【0018】操作部材11は、第1及び第2の支持部材
12,13にがたつきを有するように支持されること
で、正逆方向に回転可能な状態で、且つ操作部材11の
回転軸と直交する方向、すなわち図2及び図4中矢印A
及び反矢印A方向に移動可能に支持される。
【0019】また、この操作部材11を軸支する第1の
支持部材12は、図2及び図3に示すように、操作部材
11を支持するための支持部18と、操作部材11の回
転や移動を検出する検出素子や外部回路に検出素子から
の操作信号を供給するための端子が設けられる回路部1
9とが設けられる。支持部18は、第1の支持部材12
の先端側に設けられ、支持部18の略中央部に、図2及
び図4中矢印A及び反矢印A方向に移動可能な状態で支
持する軸穴21が形成されている。軸穴21には、詳細
は後述する操作部材11の他方の側面に取り付けられる
操作部材11の回転を検出する回転検出素子に設けられ
た支軸が係合される。この軸穴21は、操作部材11を
回転及び操作部材11の回転軸と直交する方向に移動可
能に支持するため、回転検出素子の軸部よりの径より大
きくなるように形成されている。
【0020】この軸穴21の周囲には、操作部材11の
回転を検出する回転検出素子に電気的に接続される接点
22が軸穴21の周回り方向に複数設けられる。この接
点22には、回転検出素子の接触子が選択的に接触され
る。
【0021】回路部19には、図2及び図3に示すよう
に、第1の支持部材12の基端側に設けられ、操作部材
11を支持した際、操作部材11の下端にほぼ対応する
位置に、操作部材11の回転軸に直交する方向の移動を
検出する押圧検出素子を支持するための支持台23が設
けられている。この支持台23は、操作部材11の長手
方向に突出して設けられ、操作部材11と対向する面
に、操作部材11の回転軸に直交する方向の移動を検出
する押圧検出素子24が配設される。押圧検出素子24
は、操作部材11が押圧操作されることで、操作部14
の他方の側面側が接触され、押圧される。
【0022】また、回路部19には、基端部に、携帯型
電話装置1の制御回路に回転検出素子及び押圧検出素子
からの操作信号を供給するための端子25が設けられて
いる。端子25は、上述した接点22及び押圧検出素子
24と図示しない第1の支持部材12に埋設された配線
パターンにより電気的に接続されている。さらに、回路
部19の両側縁には、操作部材11を操作部材11の回
転軸方向の移動をガイドするためのガイド孔26,26
が穿設されている。
【0023】以上のような第1の支持部材12とともに
操作部材11を支持する第2の支持部材13は、第1の
支持部材12の支持部18とともに、操作部材11を支
持する支持部28を有する。支持部28には、略中央
に、操作部材11の軸穴15に係合される支軸29が突
設されている。支軸29は、外径が軸穴15の径より小
さくなるように形成されている。支軸29は、軸穴15
より小径に形成されることで、操作部材11の回転軸と
直交する方向に移動可能とされている。
【0024】また、第2の支持部材13は、基端側に操
作部材11を操作部材11の回転軸の軸線方向に移動さ
せるためのガイド支持部31が設けられている。ガイド
支持部31には、両側に、ガイド部32,32が設けら
れている。ガイド部32,32は、支軸29が突設され
る方向と同方向に筒状に形成され、操作部材11を支持
した際に、先端が第1の支持部材12のガイド孔26,
26に接続される。そして、ガイド孔26,26及びガ
イド部32,32には、操作部材11の回転軸方向の移
動をガイドするガイド軸33,33が挿通される。
【0025】これら操作部材11と第1及び第2の支持
部材12,13とは、固定部材35により一体的に組み
立てられる。この固定部材35は、図2及び図3に示す
ように、全体が略コ字状に形成され、一対のアーム部3
6,36の先端に第1及び第2の支持部材12,13が
操作部材11を支持した状態に固定する係止部37,3
7が設けられてなる。アーム部37,37は、互いに近
接離間する方向に弾性変位するように形成されている。
固定部材35は、操作部材11の軸穴15に第2の支持
部材13の支軸29が係合され、操作部材11に取り付
けられた回転検出素子17の支軸17bを第1の支持部
材12の軸穴21に係合させた状態の第1及び第2の支
持部材12,13を固定する。すなわち、固定部材35
は、係止部37,37を第1の支持部材12の側縁に係
止させた状態で、第2の支持部材13の方向より全体を
囲むように第1及び第2の支持部材12,13に取り付
けられることで、第1及び第2の支持部材12,13が
操作部材11を支持した状態に固定する。
【0026】固定部材35により操作部材11を支持し
た状態で固定された支持部材12,13は、図2及び図
3に示すように、基台41に設けられた移動ガイド機構
40に、操作部材11の回転軸の軸線方向、すなわち図
2及び図4中矢印B及び反矢印B方向に移動可能に取り
付けられる。この基台41には、第1及び第2の支持部
材12,13の移動方向と直交側縁に立上がり壁42
と、この立上がり壁42に対向して、一対の立上がり片
43,43が立設されている。
【0027】基台41に設けられる移動ガイド機構40
は、図2乃至図4に示すように、上述した第1及び第2
の支持部材12,13の操作部材11の回転軸の軸線方
向の移動、すなわち図2及び図4中矢印B方向及び反矢
印B方向の移動をガイドする一対のガイド軸33,33
と、これらガイド軸33,33が挿通される上述したガ
イド部32,32と、立上がり壁42に穿設され、ガイ
ド部32,32及びガイド孔26,26に挿通されたガ
イド軸33,33の一端が取り付けられる取付け孔42
a,42aと、立上がり片43,43に穿設され、ガイ
ド軸33,33の他端が取り付けられる取付け孔43
a,43aとを備える。移動ガイド機構41は、ガイド
部32,32及びガイド孔26,26に挿通されたガイ
ド軸33,33の一端が取付け孔42a,42aに取り
付けられ、ガイド軸33,33の他端が取付け孔43
a,43aに取り付けられることで、固定部材35によ
り操作部材11を支持した状態で固定された第1及び第
2の支持部材12,13を、操作部材11の回転軸の軸
線方向の移動、すなわち図2及び図4中矢印B方向及び
反矢印B方向に移動可能な状態で支持する。
【0028】また、この移動ガイド機構40は、利用者
が操作部材11を図2及び図4中矢印B及び反矢印B方
向に移動操作した際、クリック感を出すため付勢部材4
7を備えている。付勢部材47は、例えばトーションバ
ネであり、一端が基台41に設けられた係止突起48に
係止され、他端が第2の支持部材13に設けられた係止
突起49に係止されることで、操作部材11を支持した
第1及び第2の支持部材12,13を、図2及び図4中
反矢印B方向に付勢している。
【0029】そして、スイッチ機構10は、図4に示す
ように、操作部材11を支持した第1及び第2の支持部
材12,13の図2及び図4中矢印B及び反矢印B方向
の移動を検出する移動検出素子45を備えている。移動
検出素子45は、キャビネット2に一体に設けられた基
板46に取り付けられ、第1の支持部材12に押圧され
る位置に配設されている。そして、移動検出素子45
は、操作部材11を支持した第1及び第2の支持部材1
2,13が図2及び図4中矢印B方向に移動されたと
き、第1の支持部材12に押圧されることで、操作部材
11を支持した第1及び第2の支持部材12,13の移
動を検出する。
【0030】以上のように構成されるスイッチ機構10
は、次のように組み立てられる。スイッチ機構10は、
回転検出素子17の係止部17a,17aが操作部材1
1の他方の主面に形成された係止孔16,16に係止さ
れた操作部材11を第1及び第2の支持部材12,13
に支持させる。すなわち、第1の支持部材12の軸穴2
1に操作部材11に取り付けられた回転検出素子17の
支軸17bが係合され、第2の支持部材13の支軸29
が操作部材11の軸穴15に係合される。そして、操作
部材11を支持した第1及び第2の支持部材12,13
には、第2の支持部材13側からアーム部36,36が
互いに離間する方向に弾性変位された固定部材35が挿
入され、弾性復帰したアーム部36,36の先端に設け
られた係止部37,37を第1の支持部材12の側縁に
係止させて、固定部材35が取り付けられる。これによ
り、操作部材11を第1及び第2の支持部材12,13
が支持した利用者により操作される操作部材11と第1
及び第2の支持部材12,13とからなる操作ユニット
が組み立てられる。そして、この操作ユニットには、ガ
イド部32,32及びガイド孔26,26にガイド軸3
3,33が挿通される。操作ユニットは、ガイド軸3
3,33の両端を基台41の立上がり壁42の取付け孔
42a,42と立上がり片43,43の取付け孔43
a、43aに固定することにより、操作ユニットが基台
41に取り付けられる。そして、付勢部材47が、一端
を基台41に設けられた係止突起48に係止させ、他端
を第2の支持部材13に設けられた係止突起49に係止
させて、取り付けられる。これにより、操作ユニット
は、図2及び図4中反矢印B方向に付勢される。なお、
操作部材11は、図2及び図4中矢印A方向に押圧操作
する際のクリック感を出すために、トーションバネ等の
付勢部材により反矢印A方向に付勢するようにしても良
い。
【0031】以上のように組み立てられたスイッチ機構
10は、図4に示すように、操作部材11を支持した第
1及び第2の支持部材12,13は、図4中反矢印B方
向に付勢され、移動検出素子45を押圧していない状態
にある。この状態で、先ず、操作部材11は、正逆方
向、すなわち図2中矢印C方向に回転操作することがで
きる。この操作部材11の回転は、回転検出素子17の
接触子が第1の支持部材12の接点22と接触すること
で、端子25に操作部材11の回転に対応した第1の操
作信号が供給され、端子25を介して携帯型電話装置1
の制御回路に第1の操作信号が供給されることで検出さ
れる。
【0032】また、操作部材11は、操作部材11の回
転軸と直交する図2及び図4中矢印A方向に押圧操作す
ることができる。操作部材11は、支軸17b,29が
軸穴21,15にがたつくように遊嵌されていることか
ら、図2及び図4中矢印A方向に移動し、押圧検出素子
24を押圧する。操作部材11の図2及び図4中矢印A
方向の移動は、押圧検出素子24を押圧することで、操
作部材11の図2及び図4中矢印A方向の移動に対応し
た第2の操作信号が端子25に供給され、端子25を介
して携帯型電話装置1の制御回路に第2の操作信号が供
給されることで検出される。
【0033】さらに、スイッチ機構10は、操作部材1
1を操作部材11の回転軸の方向、すなわち図2及び図
3中矢印B方向に移動操作されることで、携帯型電話装
置1の機能のモードを切り換えることができる。すなわ
ち、操作部材11は、図2及び図4中矢印B方向に移動
操作されることで、移動検出素子45を押圧し、この
後、付勢部材47の付勢力により図2及び図4中反矢印
B方向に移動される。この操作部材11の図2及び図4
中矢印B方向の移動は、移動検出素子45が押圧される
ことで、操作部材11の図2及び図4中矢印B方向の移
動に対応した第3の操作信号が携帯型電話装置1の制御
回路に供給される。そして、この状態においても、操作
部材11は、上述したように、図2及び図4中矢印A方
向、及び矢印B方向に移動操作することができ、また、
図8中矢印C方向に回転操作することもできる。
【0034】以上のようなスイッチ機構10は、回転軸
の軸線方向を長手方向とする操作部材11を用いること
で、操作部材11を大きくすることができ、操作性の向
上を図ることができる。また、スイッチ機構10は、操
作部材11の両端が第1及び第2の支持部材12,13
により支持されていることから、押圧操作されたときで
も、支軸17b,29に加わる負荷を小さくすることが
でき、操作部材11が第1及び第2の支持部材12,1
3より外れることを防止することができる。また、スイ
ッチ機構10は、第1の支持部材12側に回転検出素子
17、押圧検出素子24、及び移動検出素子45、端子
25等すべての電子部品が配設されることから、機構の
簡素化、小型化を図ることができる。さらには、スイッ
チ機構10は、3方向に操作可能であることから、1つ
の操作部で多くの切り換えを行うこともできる。
【0035】以上のようなスイッチ機構10を備えた携
帯型電話装置1は、次のように操作される。すなわち、
通話を行う場合には、例えばダイヤルキー3を押圧操作
し、相手方の電話番号を入力した後、スイッチ機構10
の操作部材11を図2及び図4中矢印A方向に押圧操作
することで、相手方電話番号を発信することができる。
また、携帯型電話装置1に内蔵されたメモリに記録され
た電話番号を選択する場合には、スイッチ機構10の操
作部材11を図2中矢印C方向に回転操作する。このと
き、操作部材11の回転は、回転検出素子17の接触子
が第1の支持部材12の接点22と接触することで、端
子25に操作部材11の回転に対応した第1の操作信号
が供給され、端子25を介して携帯型電話装置1の制御
回路に第1の操作信号が供給されることで検出される。
この後、携帯型電話装置1は、操作部材11を図2及び
図4中矢印A方向に押圧操作することで、選択された相
手方電話番号を発信する。このとき、操作部材11の図
2及び図4中矢印A方向の移動は、押圧検出素子24を
押圧することで、操作部材11の図2及び図4中矢印A
方向の移動に対応した第2の操作信号が端子25に供給
され、端子25を介して携帯型電話装置1の制御回路に
第2の操作信号が供給されることで検出される。
【0036】また、携帯型電話装置1は、操作部材11
を図2及び図4中矢印B方向に移動させることで、電子
メールの作成、送受信を行うモードに切り換えることが
できる。すなわち、操作部材11の図2及び図4中矢印
B方向の移動は、移動検出素子45が押圧されること
で、操作部材11の図2及び図4中矢印B方向の移動に
対応した第3の操作信号が携帯型電話装置1の制御回路
に供給される。この後、携帯型電話装置1は、操作部材
11を上述したように、図2及び図4中矢印A方向、及
び矢印B方向に移動操作することで、電子メールの作
成、送受信を行うことができる。
【0037】以上のように構成された携帯型電話装置1
は、回転軸の軸線方向を長手方向とする操作部材11を
用いることで、操作部材11を大きくすることができ、
操作性の向上を図ることができる。また、携帯型電話装
置1は、3方向に操作可能なスイッチ機構10を備えて
いることから、多機能を有する場合であっても、容易に
その機能を切り換えることができ、操作性の向上を図る
ことができる。また、携帯型電話装置1のスイッチ機構
10は、操作部材11の両端が第1及び第2の支持部材
12,13により支持されていることから、押圧操作さ
れたときでも、支軸17b,29に加わる負荷を小さく
することができ、操作部材11が第1及び第2の支持部
材12,13より外れることを防止することができる。
また、スイッチ機構10は、第1の支持部材12側に回
転検出素子17、押圧検出素子24、及び移動検出素子
45が配設されることから、機構の簡素化、小型化を図
ることができ、携帯型電話装置1の小型化を図ることが
できる。
【0038】次に、上述したスイッチ機構10の他の例
について、図5を参照して説明する。このスイッチ機構
51は、操作部材11の回転軸の軸線方向の移動を3段
階に行うことができることを特徴とする。なお、上述し
たスイッチ機構10と同一の部材については、同一の符
号を付してその詳細は省略する。
【0039】このスイッチ機構51は、図5に示すよう
に、上述したスイッチ機構10の付勢部材47の代わり
に、第2の支持部材13の先端側が係止される板ばね5
2を備えている。この板ばね52は、図5に示すよう
に、中間位置に第1の係合凹部53が設けられ、第1の
係合凹部53の両側の第1の位置及び第2の位置に第1
の係合凹部53と連続して第2の係合凹部54及び第3
の係合凹部55とが設けられている。これら第1乃至第
3の係合凹部53,54,55は、板ばね52を折曲し
て、凹状に形成される。そして、これら第1乃至第3の
係合凹部53,54,55には、第2の支持部材13の
先端側に設けられた突起56が選択的に係止される。突
起56は、操作部材11が第1及び第2の支持部材1
2,13の操作部材11の回転軸の軸線方向の移動、す
なわち図5中矢印B及びC方向に移動された際、板ばね
52の第1の係合凹部53と第2の係合凹部54との間
に設けられた突部57と第1の係合凹部53と第3の係
合凹部55との間に設けられた突部58を弾性変位さ
せ、第1乃至第3の係合凹部53,54,55に選択的
に係止される。すなわち、スイッチ機構51は、操作部
材11を支持した第1及び第2の支持部材12,13が
図5中矢印B方向及び矢印C方向に移動操作されたと
き、クリック感を生じさせる。
【0040】また、スイッチ機構51は、操作部材11
を支持した第1及び第2の支持部材12,13の位置を
検出する第1の移動検出素子59と第2の移動検出素子
60とを備えている。第1の移動検出素子59は、キャ
ビネット2に一体に形成された基板59aに支持され、
操作部材11を支持した第1及び第2の支持部材12,
13が図5中矢印B方向に移動操作されたとき、第1の
支持部材12に押圧される。第2の移動検出素子60
は、キャビネット2に一体に形成された基板60aに支
持され、操作部材11を支持した第1及び第2の支持部
材12,13が図5中矢印C方向に移動操作されたと
き、第2の支持部材13に押圧される。そして、第1の
移動検出素子59は、突起56が第2の係合凹部54に
係止された第1の位置にあることを検出し、第2の移動
検出素子60は、突起56が第3の係合凹部55に係止
された第2の位置にあることを検出する。なお、操作部
材11を支持した第1及び第2の支持部材12,13が
中間位置にあるときは、第1の移動検出素子59と第2
の移動検出素子60とは、いずれも押圧されていない状
態にある。
【0041】以上のようなスイッチ機構51では、スイ
ッチ機構10と同様に、操作部材11は、正逆方向、す
なわち図1中矢印C方向に回転操作することができる。
また、操作部材11は、操作部材11の回転軸と直交す
る図5中矢印A方向に押圧操作することができる。さら
に、スイッチ機構51は、図5中矢印B及びC方向に移
動操作することができる。すなわち、スイッチ機構51
では、操作部材11を支持した第1及び第2の支持部材
12,13が突起56が第1の係合凹部53に係止され
た中間位置より一方の図5中矢印B方向に移動操作され
ると、突起56が板ばね52の突部57を弾性変位さ
せ、突起56が第2の係合凹部54に係止される。この
とき、突起56が突部57を弾性変位させることで、ク
リック感が生じる。そして、第1の移動検出素子59
は、第1の支持部材12に押圧され、操作部材11を支
持した第1及び第2の支持部材12,13が第1の位置
にあることを検出する。
【0042】また、操作部材11を支持した第1及び第
2の支持部材12,13が突起56が第1の係合凹部5
3に係止された中間位置より一方の図5中矢印C方向に
移動操作されると、突起56が板ばね52の突部58を
弾性変位させ、突起56が第3の係合凹部55に係止さ
れる。このとき、突起56が突部58を弾性変位させる
ことで、クリック感が生じる。そして、第2の移動検出
素子60は、第2の支持部材13に押圧され、操作部材
11を支持した第1及び第2の支持部材12,13が第
2の位置にあることを検出する。
【0043】なお、操作部材11を支持した第1及び第
2の支持部材12,13が中間位置にあるときは、第1
の移動検出素子59と第2の移動検出素子60とは、い
ずれも押圧されていない状態にある。また、第1の位置
及び第2の位置より中間位置に操作部材11を支持した
第1及び第2の支持部材12,13を移動させるときに
も、突部57,58は、突起56により弾性変位され、
クリック感が生じる。
【0044】以上のようなスイッチ機構51は、携帯型
電話装置1の1つの操作部を構成して、ここで、操作部
材11を3方向に移動操作することで、携帯型電話装置
1の機能を切り換えることができる。このとき、操作部
材11の図5中矢印B方向及び矢印C方向に移動では、
中間位置、第1の位置、及び第2の位置の3つの位置で
切り換えることができることから、1つの操作部で上述
したスイッチ機構10より多くの機能を切り換えるとと
ができる。
【0045】次に、上述した携帯電話装置1に用いるス
イッチ機構10の更に他の例について、図6乃至図9を
参照して説明する。このスイッチ機構61は、操作部材
62の長手方向に貫通して形成された軸穴に支軸が挿通
され、操作部材がこの支軸に沿って移動可能に支持され
ることを特徴とする。
【0046】このスイッチ機構61は、図1及び図6乃
至図8に示すように、キャビネット2の前面の表示部4
と機能制御キー5との間の他方の側面側に設けられた開
口部9より外方に臨まされる操作部材62を有してい
る。操作部材62は、全体が略円柱状に形成され、手指
等により操作される操作部63を有する。操作部63に
は、外周面に、回転操作を容易に行うことができるよう
に溝部63aが刻設されている。そして、操作部材62
には、中心軸に沿って長手方向に貫通した貫通孔64が
形成されている。貫通孔64の内周面には、図9に示す
ように、操作部材62の回転軸方向の移動をガイドする
ためのガイド溝64aが形成されている。
【0047】この操作部材62の一方の側面には、操作
部材62の回転軸方向に移動するときのガイドを行うガ
イド部材を取り付けるための係合突部64bが貫通孔6
4の周囲に突設されいる。また、操作部材62の他方の
側面には、操作部材62の回転を検出するための回転検
出素子を取り付けるための取付け基台が係止される図示
しない係止孔が設けられている。
【0048】ここで、操作部材62の一方の側面に取り
付けられるガイド部材65は、図7に示すように、係合
突部64bに係合される半円弧状のガイド凹部66が形
成されている。また、図示しないがガイド部材65の操
作部材62の一方の側面と対向する取付け面には、操作
部材62を操作部材62の他方の側面に取り付けるため
の係止突起が設けられている。このガイド部材65は、
係止突起が操作部材62側の係止孔に係止され、ガイド
凹部66が後述する回転支持部材の軸部に係合されるこ
とで、操作部材62とともに操作部材62の回転軸方向
に移動する。また、ガイド部材65には、後述する第2
の支持部材のアーム部に係合されるガイドスリット65
aが形成されている。
【0049】そして、操作部材62とともに回転する回
転支持部材67は、操作部材62の貫通孔64に挿通さ
れる軸部68と、軸部68と一体に形成され、操作部材
62の回転を検出する回転検出素子を取り付けるための
取付け基台69とを備える。軸部68には、操作部材6
2の貫通孔64と略同径に形成され、操作部材62が軸
方向に移動可能な状態で貫通孔64が嵌合される。軸部
68には、図9に示すように、貫通孔64に形成された
ガイド溝64aに係合されるガイド突起68aが突設さ
れている。操作部材62は、ガイド溝64aにガイド突
起68aを係合させた状態で、貫通孔64に軸部68を
嵌合させて挿通され、軸部68に沿って移動可能に取り
付けられる。また、回転支持部材67は、操作部材62
のガイド溝64aにガイド突起68aが係合すること
で、操作部材62とともに回転する。
【0050】また、軸部68には、先端側の端面に、凹
状の軸穴68bが形成されている。軸穴68bは、回転
操作部材を支持する第2の支持部材に設けられた支軸よ
り径より大きくなるように形成されている。
【0051】また、この軸部68には、操作部材62の
回転を検出する回転検出素子を取り付けるための取付け
基台69が一体に設けられている。取付け基台69は、
操作部材62の他方の側面と略同じ大きさに形成され、
操作部材62の他方の側面に形成された係止孔に係止さ
れる係止突起が操作部材62の他方の側面と対向する面
に設けられてなる。回転支持部材67は、この係止突起
が操作部材側の係止孔に係止され、上述したガイド溝6
4aにガイド突起68aが係止されることで、操作部材
62と一体的に回転する。
【0052】また、取付け基台69の他方の面には、操
作部材62及び回転支持部材67とともに回転し、操作
部材62の回転を検出する回転検出素子71が取り付け
られている。この回転検出素子71は、操作部材62が
取り付けられた回転支持部材67を支持する第1の支持
部材と対向する側の面に、図示しないが第1の支持部材
の対向面に設けられた接点に摺接される接触子が設けら
れている。また、回転検出素子71の第1の支持部材と
対向する面の中央には、第1の支持部材に形成された軸
穴に係合される支軸71aが突設されている。支軸71
aは、外径が第1の支持部材に設けられる軸穴の径より
小さくなるように形成されている。支軸71aは、この
軸穴より小径に形成されることで、この軸穴に遊嵌さ
れ、軸部68と直交する方向に移動可能とされている。
【0053】そして、回転支持部材67に取り付けられ
た操作部材62は、図6乃至図7に示すように、第1及
び第2の支持部材73,74に支持される。第1の支持
部材73は、図7に示すように、操作部材62を支持す
るための支持部75と、操作部材62の回転や移動を検
出する検出素子や外部回路に検出素子からの操作信号を
供給するための端子が設けられる回路部76とが設けら
れる。支持部75は、第1の支持部材73の先端側に設
けられ、支持部75の略中央部に、回転可能に支持する
とともに、回転支持部材67の軸部68と直交する方
向、すなわち図8中矢印A及び反矢印A方向に移動可能
な状態で支持する軸穴77が形成されている。軸穴77
には、上述した回転検出素子71に設けられた支軸71
aが係合される。この軸穴77は、操作部材11が取り
付けられた回転支持部材67を回転可能に支持するとと
もに、回転支持部材67の軸部68と直交する方向に移
動可能に支持するため、回転検出素子71の軸部71b
よりの径より大きくなるように形成されている。
【0054】この軸穴77の周囲には、操作部材62の
回転を検出する回転検出素子71の接触子が摺接され電
気的に接続される接点78が軸穴77の周回り方向に複
数設けられる。この接点78には、回転検出素子71の
接触子が選択的に接触される。
【0055】回路部76には、図7及び図8に示すよう
に、第1の支持部材73の基端側に設けられ、操作部材
62を支持した際、操作部材62の下端にほぼ対応する
位置に、軸部68と直交する方向の移動を検出する押圧
検出素子79を支持するための支持台79aが設けられ
ている。この支持台79aは、操作部材62の長手方向
に突出して設けられ、操作部材62と対向する面に、押
圧検出素子79が配設される。押圧検出素子79は、操
作部材62が押圧操作されることで、操作部63が接触
され、押圧される。
【0056】また、回路部76には、基端部に、携帯型
電話装置1の制御回路に回転検出素子71及び押圧検出
素子77からの操作信号を供給するための端子81が設
けられている。端子81は、上述した接点22及び押圧
検出素子24と図示しない第1の支持部材73に埋設さ
れた配線パターンにより電気的に接続されている。
【0057】以上のような第1の支持部材73とともに
回転支持部材67を支持する第2の支持部材74は、第
1の支持部材73の支持部75とともに、操作部材62
を支持する支持部82を有する。支持部82には、略中
央に、回転支持部材67の軸部68の先端面に設けられ
た軸穴68bに係合される支軸83が突設されている。
支軸83は、外径が軸穴68bの径より小さくなるよう
に形成されている。支軸83は、軸穴68bより小径に
形成されることで、回転支持部材67を軸部68と直交
する方向に移動可能に支持する。
【0058】また、第2の支持部材74は、全体が略コ
字状になるように、一対のアーム部84,84を有し、
アーム部84,84の先端に第1の支持部材73に係止
される係止部85,85が設けられてなる。アーム部8
4,84は、互いに近接離間する方向に弾性変位するよ
うに形成されている。アーム部84,84は、第1の支
持部材73に係止部85,85を係止させるとき、外方
に弾性変位される。第2の支持部材74は、操作部材6
2が取り付けられた回転支持部材67の軸穴68bに第
2の支持部材74の支軸83を係合させ、回転支持部材
67に取り付けられた回転検出素子71の支軸71bを
第1の支持部材73の軸穴77に係合させた状態で、係
止部85,85が第1の支持部材73に係止され、第1
の支持部材73とともに回転支持部材67を支持する。
なお、アーム部84,84には、ガイド部材65のガイ
ドスリット65a,65aが係合される。
【0059】さらに、スイッチ機構61は、図8に示す
ように、操作部材62の回転支持部材67の軸部68の
方向の移動、すなわち図8中矢印B及び反矢印B方向の
移動を検出する移動検出素子86を備えている。移動検
出素子86は、第1の支持部材73側で、キャビネット
2に一体に設けられた基板86aに取り付けられ、操作
部材62の一方の側面に押圧される位置に配設されてい
る。そして、移動検出素子86は、操作部材62が取り
付けられた回転支持部材67が図8中矢印B方向に移動
されたとき、操作部材62の一方の側面に押圧されるこ
とで、操作部材62が図8中矢印B方向に移動されたこ
とを検出する。
【0060】さらには、スイッチ機構61は、図8に示
すように、利用者が操作部材62を図8中矢印B方向に
移動操作した際、クリック感を出すため付勢部材87を
備えている。付勢部材87は、例えばトーションバネで
あり、一端が第2の支持部材74に設けられた図示しな
い係止突起に係止され、他端がガイド部材65に設けら
れた図示しない係止突起に係止されることで、操作部材
62が取り付けられた回転支持部材67を、図8中反矢
印B方向に付勢している。
【0061】以上のように構成されるスイッチ機構61
は、次のように組み立てられる。すなわち、操作部材6
2には、先ず、貫通孔64に回転支持部材67の軸部6
8が挿通される。このとき、軸部68に設けられたガイ
ド突起68aは、操作部材62の貫通孔64の内周面に
形成されたガイド溝64aに係合するように挿入され
る。これにより、操作部材62は、軸部68に沿って移
動可能に取り付けられる。また、回転支持部材67の取
付け基台69の第1の支持部材73と対向する面には、
回転検出素子71が取り付けられ、取付け基台69の操
作部材62への取付け面は、操作部部材62の一方の側
面に取り付けられる。これにより、回転検出素子71
は、操作部材62とともに回転し、操作部材62の回転
を検出することができる。さらには、操作部材62の他
方の面には、ガイド部材65が取り付けられる。
【0062】かくして、操作部材62、回転検出素子7
1が取り付けられた回転支持部材67は、第1及び第2
の支持部材73,74に支持される。すなわち、第1の
支持部材73の軸穴77には、回転検出素子71の支軸
71bが係合され、第2の支持部材74の支軸83に
は、回転支持部材67の軸部68の軸穴68bが係合さ
れる。そして、第2の支持部材64は、アーム部84,
84で操作部材62を囲むようにして、係止部85,8
5が第1の支持部材73に係止され、第1の支持部材7
3とともに回転支持部材67を支持する。これにより、
操作部材62を支持した回転支持部材67は、第1及び
第2の支持部材73,74に回転可能に支持されるとと
もに、回転支持部材67の軸部68と直交する方向、す
なわち図8中矢印A及び反矢印A方向に移動可能な状態
で支持される。この後、第2の支持部材74とガイド部
材65には、付勢部材87が取り付けられ、操作部材6
2が取り付けられた回転支持部材67は、図8中反矢印
B方向に付勢される。
【0063】なお、操作部材62が取り付けられた回転
支持部材67は、付勢部材により図8中反矢印A方向に
付勢し、操作時クリック感を生じさせるようにしても良
い。この場合、付勢部材は、一端を第1の支持部材73
に係止させ、他端を回転支持部材67に係止させるよう
にすればよい。
【0064】以上のように組み立てられたスイッチ機構
61は、図8に示すように、操作部材62が付勢部材8
7により図8中矢印反矢印B方向に付勢され、移動検出
素子86を押圧していない状態にある。この状態で、先
ず、操作部材62は、操作部材62を支持した回転支持
部材67が第1及び第2の支持部材73,74に回転可
能に支持されていることから、正逆方向、すなわち図6
中矢印C方向に回転操作することができる。この操作部
材62の回転は、回転検出素子71の接触子が第1の支
持部材73の接点78と選択的に接触することで、端子
81に操作部材62の回転に対応した第1の操作信号が
供給され、端子81を介して携帯型電話装置1の制御回
路に第1の操作信号が供給されることで検出される。
【0065】また、操作部材62は、回転支持部材67
の軸部68と直交する図8中矢印A方向に押圧操作する
ことができる。操作部材62は、支軸71b,83が軸
穴68b,77にがたつくように遊嵌されていることか
ら、図8中矢印A方向に移動し、押圧検出素子79を押
圧する。操作部材62の図8中矢印A方向の移動は、押
圧検出素子79を押圧することで、操作部材62の図8
中矢印A方向の移動に対応した第2の操作信号が端子8
1に供給され、端子81を介して携帯型電話装置1の制
御回路に第2の操作信号が供給されることで検出され
る。
【0066】さらに、スイッチ機構51は、操作部材6
2が取り付けられる回転支持部材67の軸部68の軸方
向、すなわち図8中矢印B方向に移動操作することで、
例えば携帯電話装置1の機能を切り換えることができ
る。すなわち、操作部材62は、ガイド突起68aがガ
イド溝64に係合されていることから、図8中矢印B方
向に移動操作されることで、移動検出素子86を押圧
し、この後、付勢部材87の付勢力により図8中反矢印
B方向に移動される。この操作部材62の操作部材62
の図8中矢印B方向の移動は、移動検出素子86が押圧
されることで、操作部材62の図8中矢印B方向の移動
に対応した第3の操作信号が携帯型電話装置1の制御回
路に供給される。そして、この状態においても、操作部
材62は、上述したように、図8中矢印A方向、及び矢
印B方向に移動操作することができ、また、図6中矢印
C方向に回転操作することもできる。
【0067】以上のようなスイッチ機構61は、回転軸
の軸線方向を長手方向とする操作部材62を用いること
で、操作部材62を大きくすることができ、操作性の向
上を図ることができる。また、スイッチ機構61は、操
作部材62の両端が第1及び第2の支持部材73,74
により支持されていることから、押圧操作されたときで
も、支軸71b,83に加わる負荷を小さくすることが
でき、操作部材62が第1及び第2の支持部材73,7
43より外れることを防止することができる。また、ス
イッチ機構61は、第1の支持部材73側に回転検出素
子71、押圧検出素子79、及び移動検出素子86、端
子81等すべての電子部品が配設されることから、機構
の簡素化、小型化を図ることができる。さらには、スイ
ッチ機構61は、3方向に操作可能であることから、1
つの操作部で多くの切り換えを行うこともできる。さら
にまた、スイッチ機構61は、上述したスイッチ機構1
0と異なり、第2の支持部材74にアーム部84,84
が設けられていることで、固定部材35を用いる必要が
なく、部品点数の削減を図ることができ、生産コストの
削減、スイッチ機構61の小型化を図ることができる。
【0068】次に、上述したスイッチ機構61の他の例
について、図10を参照して説明する。このスイッチ機
構91は、操作部材62の軸部68の軸線方向の移動を
3段階に行うことができることを特徴とする。なお、上
述したスイッチ機構61と同一の部材については、同一
の符号を付してその詳細は省略する。
【0069】このスイッチ機構91は、図10に示すよ
うに、上述したスイッチ機構61の付勢部材87の代わ
りに、第1の支持部材73の先端側が係止される板ばね
92を備えている。この板ばね92は、図10に示すよ
うに、中間位置に第1の係合凹部93が設けられ、第1
の係合凹部93の両側の第1の位置及び第2の位置に第
1の係合凹部93と連続して第2の係合凹部94及び第
3の係合凹部95とが設けられている。これら第1乃至
第3の係合凹部93,94,95は、板ばね92を折曲
して、凹状に形成される。そして、これら第1乃至第3
の係合凹部93,94,95には、第1の支持部材73
の先端側に設けられた突起96が選択的に係止される。
突起96は、操作部材62が図10中矢印B方向及び矢
印C方向に移動された際、板ばね92の第1の係合凹部
93と第2の係合凹部94との間に設けられた突部97
と第1の係合凹部93と第3の係合凹部95との間に設
けられた突部98を弾性変位させ、第1乃至第3の係合
凹部93,94,95に選択的に係止される。すなわ
ち、スイッチ機構91は、操作部材12が図10中矢印
B方向及び矢印C方向に移動操作されたとき、クリック
感を生じさせる。
【0070】また、スイッチ機構91は、操作部材62
の位置を検出する第1の移動検出素子99と第2の移動
検出素子100とを備えている。第1の移動検出素子9
9は、キャビネット2に一体に形成された基板99aに
支持され、操作部材62が図10中矢印B方向に移動操
作されたとき、操作部材62に押圧される。第2の移動
検出素子100は、キャビネット2に一体に形成された
基板100aに支持され、操作部材62が図10中矢印
C方向に移動操作されたとき、操作部材62に押圧され
る。そして、第1の移動検出素子99は、突起96が第
2の係合凹部94に係止された第1の位置にあることを
検出し、第2の移動検出素子100は、突起96が第3
の係合凹部95に係止された第2の位置にあることを検
出する。なお、操作部材62が中間位置にあるときは、
第1の移動検出素子99と第2の移動検出素子100と
は、いずれも押圧されていない状態にある。
【0071】以上のようなスイッチ機構91では、スイ
ッチ機構61と同様に、操作部材62は、正逆方向に回
転操作することができる。また、操作部材62は、図1
0中矢印A方向に押圧操作することができる。さらに、
スイッチ機構91は、図10中矢印B及びC方向に移動
操作することができる。すなわち、スイッチ機構91で
は、突起96が第1の係合凹部93に係止された中間位
置より一方の図10中矢印B方向に移動操作されると、
突起96が板ばね92の突部97を弾性変位させ、突起
96が第2の係合凹部94に係止される。このとき、突
起96が突部97を弾性変位させることで、クリック感
が生じる。
【0072】そして、第1の移動検出素子99は、操作
部材62により押圧され、操作部材62が第1の位置に
あることを検出する。また、突起96が第1の係合凹部
93に係止された中間位置より一方の図10中矢印C方
向に移動操作されると、突起96が板ばね52の突部9
8を弾性変位させ、突起96が第3の係合凹部95に係
止される。このとき、突起96が突部98を弾性変位さ
せることで、クリック感が生じる。そして、第2の移動
検出素子100は、操作部材62が第2の位置にあるこ
とを検出する。
【0073】なお、操作部材62が中間位置にあると
き、第1の移動検出素子99と第2の移動検出素子10
0とは、いずれも押圧されていない状態にある。また、
第1の位置及び第2の位置より中間位置に操作部材62
を支持したときにも、突部97,98は、突起96によ
り弾性変位され、クリック感が生じる。
【0074】以上のようなスイッチ機構91は、携帯型
電話装置1の1つの操作部を構成して、ここで、操作部
材62を3方向に移動操作することで、携帯型電話装置
1の機能を切り換えることができる。このとき、操作部
材62の図10中矢印B方向及び矢印C方向に移動で
は、中間位置、第1の位置、及び第2の位置の3つの位
置で切り換えることができることから、1つの操作部で
上述したスイッチ機構61より多くの機能を切り換える
ととができる。
【0075】次に、上述したスイッチ機構91の他の例
について、図11を参照して説明する。このスイッチ機
構101は、操作部材62の軸部68の軸線方向の移動
を3段階に行うことができることを特徴とする。なお、
上述したスイッチ機構61と同一の部材については、同
一の符号を付してその詳細は省略する。
【0076】このスイッチ機構101は、図11に示す
ように、板ばね92の代わりに、操作部材62の貫通孔
94に設けられたガイド溝64aに複数の係合凹部10
2,103,104が連続して設けられている。中間位
置の係合凹部102は、操作部材62が中間位置にある
とき、ガイド突起68aが係合し、係合凹部102と隣
り合う係合凹部103は、操作部材62が第1の移動検
出素子99を押圧する第1の位置にあるとき、ガイド突
起68aが係合し、係合凹部102と隣り合う係合凹部
104は、操作部材62が第2の移動検出素子100を
押圧する第2の位置にあるとき、ガイド突起68aが係
合する。係合凹部102,103,104のそれぞれの
間には、弾性変位可能な突部105,106が設けら
れ、突部105,106は、軸部68に設けられたガイ
ド突起68aにより押圧され弾性変位されることで、ク
リック感を生じさせる。
【0077】以上のようなスイッチ機構101は、操作
部材62を図11中矢印B及びC方向に移動操作するこ
とができる。すなわち、スイッチ機構101では、ガイ
ド突起68aが係合凹部102に係合された中間位置よ
り一方の図10中矢印B方向に移動操作されると、ガイ
ド突起68aが突部105を弾性変位させ、ガイド突起
68aが係合凹部103に係合される。このとき、ガイ
ド突起68aが突部105を弾性変位させることで、ク
リック感が生じる。また、第1の移動検出素子99は、
操作部材62に押圧され、操作部材62が第1の位置に
あることを検出する。
【0078】また、ガイド突起68aが係合凹部102
に係止された中間位置より一方の図10中矢印C方向に
移動操作されると、ガイド突起68aが突部106を弾
性変位させ、ガイド突起68aが係合凹部104に係合
される。このとき、ガイド突起68aが突部106を弾
性変位させることで、クリック感が生じる。そして、第
2の移動検出素子100は、操作部材62に押圧され、
操作部材62が第2の位置にあることを検出する。
【0079】なお、操作部材62が中間位置にあるとき
は、第1の移動検出素子99と第2の移動検出素子10
0とは、いずれも押圧されていない状態にある。また、
第1の位置及び第2の位置より中間位置に操作部材62
を移動させたときも、突部105,106は、ガイド突
起68aにより弾性変位され、クリック感が生じる。
【0080】以上のようなスイッチ機構101は、携帯
型電話装置1の1つの操作部を構成して、ここで、操作
部材62を3方向に移動操作することで、携帯型電話装
置1の機能を切り換えることができる。このとき、操作
部材62の図11中矢印B方向及び矢印C方向に移動で
は、中間位置、第1の位置、及び第2の位置の3つの位
置で切り換えることができることから、1つの操作部で
上述したスイッチ機構61より多くの機能を切り換える
ととができる。また、操作部材62の貫通孔64内のガ
イド溝64aに複数の係合凹部102,103,104
が設けられることで、小型化を図ることができる。
【0081】以上、本発明が適用されたスイッチ機構1
0が適用された携帯型電話装置1について説明したが、
本発明は、これに限定されるものではなく、例えばディ
スク記録及び/又は再生装置等の電子機器に用いるスイ
ッチ機構に適用しても良い。記録及び/又は再生装置に
本発明のスイッチ装置を用いた場合には、音量調節、ト
ラックジャンプ機能等をこのスイッチ機構で行うように
することができる。また、操作部材の回転軸方向の移動
は、検出部を可変抵抗器を用いることで、他段階に行う
ようにしても良い。これにより、より多くの電子機器の
機能の切り換えを行うことができる。
【0082】
【発明の効果】本発明に係るスイッチ装置によれば、回
転軸の軸線方向を長手方向とする操作部材を用いること
で、操作部を大きくすることができ、操作性の向上を図
ることができる。また、本発明は、3方向に操作可能で
あることから、多機能を有する電子機器に用いた場合、
1つの操作部で多くの操作を行うことができ、電子機器
の操作性の向上を図ることができる。本発明は、操作部
材の両端が一対の支持部材により支持されていることか
ら、押圧操作されたときでも、操作部材の支持部にに加
わる負荷を小さくすることができ、操作部材が支持部材
より外れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたスイッチ機構が用いられた
携帯型電話装置を示す正面図である。
【図2】上記スイッチ機構を示す斜視図である。
【図3】上記スイッチ機構の分解斜視図である。
【図4】上記スイッチ機構が携帯電話装置に取り付けら
れた状態を示す側面図である。
【図5】上記スイッチ機構の他の例を示す側面図であ
る。
【図6】上記スイッチ機構の他の例を示す斜視図であ
る。
【図7】上記スイッチ機構の分解斜視図である。
【図8】上記スイッチ機構が携帯電話装置に取り付けら
れた状態を示す側面図である。
【図9】上記スイッチ機構に用いられる操作部材の断面
図である。
【図10】上記スイッチ機構の他の例を示す側面図であ
る。
【図11】上記スイッチ機構の他の例の操作部材の断面
図である。
【符号の説明】
1 携帯型電話装置、2 キャビネット、10 スイッ
チ機構、11 操作部材、12 第1の支持部材、13
第2の支持部材、15 軸穴、17 回転検出素子、
21 軸穴、24 押圧検出素子、25 端子、35
固定部材、41基台、45 移動検出素子、47 付勢
部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の軸線方向を長手方向とする操作
    部材と、 上記操作部材を回転可能に支持し、上記操作部材を上記
    回転軸と直交する方向に移動可能に支持し、上記操作部
    材を上記回転軸の軸線方向に移動可能に支持する一対の
    支持部材と、 上記操作部材の回転を検出する第1の検出部と、 上記操作部材の上記回転軸と直交する方向の移動を検出
    する第2の検出部と、 上記操作部材の上記回転軸の軸線方向の移動を検出する
    第3の検出部とを備えるスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 回転軸の軸線方向を長手方向とする操作
    部材と、 上記操作部材を回転可能に支持するとともに、上記回転
    軸と直交する方向に移動可能に支持する一対の支持部材
    と、 上記操作部材の回転を検出する第1の検出部と、 上記操作部材の上記回転軸と直交する方向の移動を検出
    する第2の検出部と、 上記操作部材を支持した上記一対の支持部材を上記操作
    部材の回転軸の軸線方向に移動可能に支持する移動ガイ
    ド機構と、 上記操作部材の回転軸の方向の移動を検出する第3の検
    出部と備えるスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 上記移動ガイド機構は、上記操作部材を
    一方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請
    求項2記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 上記移動ガイド機構は、複数の係合凹部
    が連続して形成され、上記操作部材の回転軸と平行に配
    設される板ばねを備え、上記係合凹部には、上記支持部
    材のいずれか一方が選択的に係合されることを特徴とす
    る請求項2記載のスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 回転軸の軸線方向を長手方向とし、この
    回転軸の軸線方向に貫通孔が形成される操作部材と、 上記貫通孔に挿通される軸部を有し、上記貫通孔に上記
    軸部が挿通され、上記軸部に沿って移動可能に取り付け
    られるとともに、上記操作部材と一体的に回転する回転
    支持部材と、 上記回転支持部材を回転可能に支持し、上記回転支持部
    材を上記軸部と直交する方向に移動可能に支持する一対
    の支持部材と、 上記操作部材の回転を検出する第1の検出部と、 上記操作部材の上記軸部と直交する方向の移動を検出す
    る第2の検出部と、 上記操作部材の上記軸部に沿った移動を検出する第3の
    検出部とを備え、 上記軸部又は貫通孔のいずれか一方には、上記操作部材
    の回転軸と同方向にガイド溝が形成され、上記軸部又は
    貫通孔のいずれか他方には、上記ガイド溝に係合される
    ガイド突起が形成されることを特徴とするスイッチ装
    置。
  6. 【請求項6】 複数の係合凹部が連続して形成され、上
    記操作部材の回転軸と平行に配設される板ばねを備え、
    上記係合凹部には、上記支持部材のいずれか一方が選択
    的に係合されることを特徴とする請求項5記載のスイッ
    チ装置。
  7. 【請求項7】 上記ガイド溝には、上記ガイド突起が係
    合される複数の係合凹部が設けられることを特徴とする
    請求項5記載のスイッチ装置。
JP10345944A 1998-12-04 1998-12-04 スイッチ装置 Withdrawn JP2000173404A (ja)

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EP99309693A EP1006546A3 (en) 1998-12-04 1999-12-02 Switch mechanism
CN99122885A CN1132209C (zh) 1998-12-04 1999-12-03 切换机构
US09/453,552 US6271488B1 (en) 1998-12-04 1999-12-03 Switch mechanism

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002039471A1 (fr) * 2000-11-07 2002-05-16 Sony Corporation Dispositif de commutation
US6792285B2 (en) 2001-04-20 2004-09-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Switching device and portable telephone
KR101897510B1 (ko) * 2017-09-12 2018-09-12 한국알프스 주식회사 확산조명 구조를 포함하는 로터리 스위치

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