JP4210025B2 - 燃料噴射ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高粘度の低質燃料を燃料とする内燃機関用の燃料噴射ポンプの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
舶用機関等では、C重油と呼ばれる高粘度の低質油を燃料として用いるものがある。このような低質油を使用する期間の燃料噴射ポンプにおいては、プランジャバレルとプランジャとの摺動面に燃料が漏出し、該プランジャの鍔部や、燃料コントロール機構と連動するピニオンのラックとの噛合部や、プランジャバレルとプランジャとの摺動部等に付着粘結する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く、漏出した燃料が、プランジャの鍔部や、ピニオンのラックとの噛合部に付着粘結すると、これらの摺動部が固着して動作不良を発生することがあるため、このような動作不良を防止するために、洗浄油によりプランジャの鍔部や、ピニオンのラックとの噛合部等を洗浄する技術が考案されている。しかし、従来の洗浄構造においては、プランジャの鍔部や、ピニオンのラックとの噛合部等を洗浄した洗浄油は、プランジャの下端部に配置されるタペットに形成された排出口から下方へ排出されるように構成されていたため、タペットの下方に配置されるタペットローラやカム等の摺動部に洗浄後の洗浄油がかかって、悪影響を及ぼす恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、プランジャ(4)を挿入したプランジャバレル(2)の下端部外周にピニオンスリーブ(18)が回転自在に外嵌され、該ピニオンスリーブ(18)の外周に燃料コントロール機構と連動するピニオン(17)が形成された燃料噴射ポンプにおいて、ポンプ本体(1)に、該ポンプ本体(1)の内部と、ポンプ本体(1)の外部とを連通する取込孔(37)を形成し、該取込孔(37)を通じて、外部からポンプ本体(1)の内周とプランジャバレル(2)の外周との間への潤滑油の供給を行い、前記取込孔(37)は、コントロールラック(19)よりも上方に位置するとともに、外部側端からコントロールラック(19)部側へ向かって下方へ傾斜しており、該取込孔(37)の外部側径を内部側径よりも大径に形成し、該取込孔(37)より潤滑油を、該ポンプ本体(1)とプランジャバレル(2)との間に供給し、該潤滑油によりピニオン(17)のコントロールラック(19)との噛合部や、プランジャ(4)の下端部に形成したプランジャ鍔部(21)と、前記ピニオンスリーブ(18)の下部との係合部に構成される摺動部を洗浄し、その後該潤滑油を、該ポンプ本体(1)下部に形成される排出孔(1a)から排出すべく構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の燃料噴射ポンプにおいて、前記潤滑油の排出孔(1a)はポンプ本体(1)の下端部に配置され、該ポンプ本体(1)には、該排出孔(1a)から排出される潤滑油を該ポンプ本体(1)の下方へ導く排出溝(1b)が形成されるものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載の燃料噴射ポンプにおいて、前記ポンプ本体(1)の下端部を支持しているエンジンブロック(B)のポンプ支持部(Ba)には、オイルパン(35)に貯溜された潤滑油を潤滑油ポンプ(36)にて供給される潤滑油供給通路(34)を設け、該潤滑油供給通路(34)には、上方へ向けて潤滑油の噴出口(33)を形成し、該潤滑油供給通路(34)へ圧送される潤滑油を、該噴出口(33)を通じて、ポンプ支持部(Ba)から上方の前記取込孔(37)の方向へ噴出するように構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1はエンジンブロックに取り付けられた本発明の燃料噴射ポンプを示す側面断面図、図2は燃料噴射ポンプを示す側面断面図、図3はポンプ本体の下端部を示す側面断面図である。
【0010】
まず、本発明の燃料噴射ポンプの構成について説明する。図1、図2に示す燃料噴射ポンプにおいては、筒状に形成されるポンプハウジング1内に、同じく筒状に形成されるプランジャバレル2が挿入されている。このプランジャバレル2のプランジャ挿入孔3内に、プランジャ4が上下方向に摺動自在に挿入されている。ポンプハウジング1の内周面には、前記プランジャバレル2上端の外周面に沿って環状の燃料室5が形成され、この燃料室5に常時燃料が供給されるようになっている。
【0011】
また、この燃料室5と前記プランジャ挿入孔3内におけるプランジャ4頂部の加圧室8に向けて、燃料供給口9が形成されている。プランジャ4の上端部外周には、燃料噴射量調整用のリード10が形成されている。更に、プランジャバレル2のプランジャ摺動面すなわちプランジャ挿入孔3内周面には、円周方向に沿って燃料逃がし溝12が形成され、この燃料逃がし溝12は、前記燃料室5と斜めの逃がし路14を介して連通している。
【0012】
すなわち、プランジャ4が上方に摺動すると、まず、その頂部が前記燃料供給口9を塞いで、加圧室8内の燃料を加圧して、その上方のデリベリバルブ15を押し開いて燃料が吐出される。更にこの状態で、上方へ摺動すると、前記リード10部分が、燃料逃がし溝12に連通するので、燃料噴射が終了する。このリード10と逃がし溝12との連通時期は、プランジャ4の回動操作により変更することができ、連通期間を変更することで燃料噴射量の調整が行われることとなる。
【0013】
プランジャバレル2の下端の小径部分には、外周にピニオン17が形成されたピニオンスリーブ18が、円周方向に回転自在に外嵌されている。該ピニオン17は、ポンプハウジング1へ横方向に挿入される燃料コントロールラック19と噛合して、燃料コントロール機構を連動するように構成されている。このピニオンスリーブ18の下端部は、前記プランジャバレル2よりも下方に突出しており、該ピニオンスリーブ18の下端部が、プランジャ4下端部のプランジャ鍔部21と係合して、ピニオンスリーブ18とプランジャ4とが一体的に回転可能とされている。
【0014】
また、プランジャ鍔部21よりも下方には、カップ状に形成され下端部にタペットローラ23aを回転自在に軸支するタペット23が、ポンプハウジング1内を上下方向に摺動自在に挿入されており、前記ピニオンスリーブ18外周に外嵌した上部バネ受け24と、タペット23内に嵌装される下部バネ受け22との間に、プランジャ4を下方に押し下げるためのプランジャバネ25が介装されている。
【0015】
上部バネ受け24の上端面は、ピニオンスリーブ18の外周に形成した下向きの段部18aと、同じくポンプハウジング1内周に形成した下向きの段部26とに当接して支持されており、この上部バネ受け24と下部バネ受け22との間にはバネ室28が形成されている。
【0016】
このように構成される燃料噴射ポンプは、機関のエンジンブロックB内に挿入されて取り付けられており、タペット23のタペットローラ23aが、カム軸6に一体的に形成されるカム7に当接して、該カム7の回転によりプランジャ4が上下往復動するように構成されている。
【0017】
次に、プランジャバレル2とプランジャ4との摺動面に漏出した燃料の、プランジャ鍔部21や、ピニオン17とコントロールラック19との噛合部への粘結を防止するための洗浄機構について説明する。
【0018】
図1に示すように、エンジンブロックBにおける、ポンプ本体1下端部を支持しているポンプ支持部Baには、潤滑油供給通路34が形成されている。該潤滑油供給通路34は潤滑油ポンプ36に接続され、オイルパン35に貯溜された潤滑油が、潤滑油ポンプ36により潤滑油供給通路34へ供給されている。潤滑油供給通路34からは上方へ向けて噴出口33が形成され、潤滑油供給通路34へ圧送される潤滑油が、噴出口33を通じて、ポンプ支持部Baから上方へ噴出するように構成している。尚、噴出口33はコントロールラック19よりも下方に配置されている。
【0019】
また、図1、図2に示すように、ポンプ本体1における、前記噴出口33の上方、且つコントロールラック19の上方位置には、ポンプ本体1内部とポンプ本体1外部とを連通する取込孔37が形成されている。該取込孔37は、外部側端から内部側端へ向かって下方に傾斜しており、外部側径が内部側径よりも大径に形成されている。
【0020】
そして、噴出口33から噴出される潤滑油は、取込孔37の外部側端の高さまで噴出され、外部側端から取込孔37内へ取り込まれる。取込孔37は外部側端から内部側端へ向かって下方に傾斜しているため、該取込孔37へ取り込まれた潤滑油は自重により内部側へ流入し、ポンプ本体1とプランジャバレル2との間を通じて、ピニオン17とコントロールラック19との噛合部へ達すると同時に、ピニオンスリーブ18とプランジャバレル2との間の摺動部に浸入する。該噛合部及び摺動部へ達した潤滑油は、該噛合部及び摺動部を洗浄した後、下方のバネ室28に滴下する。下方へ滴下する潤滑油は、バネ室28内に配置されるプランジャ鍔部21を洗浄しながら、さらにバネ室28の下部へ落下する。
【0021】
ポンプ本体1の下端部には、図3に示すように、バネ室28内とポンプ本体1の外周側とを連通する排出孔1aが形成され、バネ室28の下部へ落下した潤滑油をポンプ本体1外部へ排出するようにしている。また、ポンプ本体1の外周における、排出孔1a形成部分からポンプ本体1下端までにかけては排出溝1bが形成されており、該排出溝1bにより、排出孔1aから排出される潤滑油をポンプ本体1下端まで導いている。ポンプ本体1下端まで導かれた潤滑油は、エンジンブロックB内に滴下した後、オイルパン35へ戻る。
【0022】
このように、本燃料噴射ポンプの洗浄機構においては、エンジンブロックBの潤滑油供給通路34から噴出口33を通じて噴出される潤滑油を、取込孔37からポンプ本体1内へ供給し、供給した潤滑油によりピニオン17とコントロールラック19との噛合部、及びピニオンスリーブ18とプランジャバレル2との摺動部を洗浄するとともに、プランジャ鍔部21を洗浄し、その後該潤滑油を、ポンプ本体1下部に形成される排出孔1a及び排出溝1bを通じて外部へ排出するように構成して、該噛合部や摺動部等が、C重油等の低質油燃料の付着粘結により固着することを防止している。
【0023】
この場合、ポンプ本体1への潤滑油の供給は、潤滑油供給通路34に噴出口33を形成して、該潤滑油供給通路34へ圧送される潤滑油を該噴出口33を通じて噴出させ、ポンプ本体1に形成した取込孔37から該ポンプ本体1へ取り込むようにしているので、特別な給油管等を用いることなく、簡単な構造で容易にポンプ本体1への潤滑油供給を行って、低質油燃料の粘結を防止することができる。
【0024】
また、取込孔37は、外部側端から内部側端へ向かって下方に傾斜しており、コントロールラック19及びピニオン17より上方に位置しているので、該取込孔37へ取り込まれた潤滑油は、外部からの動力によらず自重により内部側へ流入して、コントロールラック19とピニオン17との噛合部等の洗浄部位まで達することが可能であり、さらに、該噛合部や摺動部、及びプランジャ鍔部21等を上方から下方へ向けて順に洗浄することができる。また、取込孔37は、外部側径を内部側径よりも大径に形成しているので、噴出口33から噴出される潤滑油の取込孔37への取り込みが容易となっている。
【0025】
また、ポンプ本体1の下端部に排出孔1a及び排出溝1bを形成することにより、エンジンブロックBを加工することなく、簡単な構造で容易且つ速やかに、バネ室28等のポンプ本体1内に溜まった潤滑油を、外部に排出することが可能となる。さらに、該排出孔1aを形成することで、バネ室28内の空気量が減少してタペット23の動きが阻害されることを防止することができる。
【0026】
そして、排出孔1a及び排出溝1bはタペット23の外周側に形成されているので、バネ室28内から外部に排出される洗浄後の潤滑油が、タペット23の直下方へ排出されることがなく、下方のタペットローラ23aやカム7等の摺動部にかかることを防止して、悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1記載の如く、プランジャ(4)を挿入したプランジャバレル(2)の下端部外周にピニオンスリーブ(18)が回転自在に外嵌され、該ピニオンスリーブ(18)の外周に燃料コントロール機構と連動するピニオン(17)が形成された燃料噴射ポンプにおいて、ポンプ本体(1)に、該ポンプ本体(1)の内部と、ポンプ本体(1)の外部とを連通する取込孔(37)を形成し、該取込孔(37)を通じて、外部からポンプ本体(1)の内周とプランジャバレル(2)の外周との間への潤滑油の供給を行い、前記取込孔(37)は、コントロールラック(19)よりも上方に位置するとともに、外部側端からコントロールラック(19)部側へ向かって下方へ傾斜しており、該取込孔(37)の外部側径を内部側径よりも大径に形成し、該取込孔(37)より潤滑油を、該ポンプ本体(1)とプランジャバレル(2)との間に供給し、該潤滑油によりピニオン(17)のコントロールラック(19)との噛合部や、プランジャ(4)の下端部に形成したプランジャ鍔部(21)と、前記ピニオンスリーブ(18)の下部との係合部に構成される摺動部を洗浄し、その後該潤滑油を、該ポンプ本体(1)下部に形成される排出孔(1a)から排出すべく構成したので、プランジャを挿入したプランジャバレルの下端部外周にスリーブが回転自在に外嵌され、該スリーブの外周に燃料コントロール機構と連動するピニオンが形成された燃料噴射ポンプにおいて、潤滑油をポンプ本体へ供給し、該潤滑油によりピニオンのラックとの噛合部や、プランジャの鍔部等の摺動部を洗浄し、その後該潤滑油が、ポンプ本体下部に形成される排出孔から排出されるので、該ピニオンとラックとの噛合部や、ピニオンとプランジャに外装されるプランジャブロックとの摺動部、及びプランジャの鍔部等を、簡単な構成で効率的に洗浄することができ、これらの摺動部分等がC重油等の低質油燃料の付着粘結により固着して動作不良を起こすことを防止することができる。
【0029】
また、前記ポンプ本体に、ポンプ本体内部とポンプ本体外部とを連通する取込孔を形成し、該取込孔を通じて、外部からポンプ本体への潤滑油供給を行うので、特別な給油管等を用いることなく、簡単な構造で容易にポンプ本体への潤滑油供給を行って、低質油燃料の粘結を防止することができる。
【0030】
また、前記取込孔は、ラックよりも上方に位置するとともに、外部側端からラック部側へ向かって下方へ傾斜しており、該取込孔の外部側径を内部側径よりも大径に形成したので、該取込孔へ取り込まれた潤滑油は、外部からの動力によらず自重により内部側へ流入して、ラックとピニオンとの噛合部等の洗浄部位まで達することが可能であり、さらに、該噛合部や摺動部、及びプランジャ鍔部等を上方から下方へ向けて順に洗浄することができ、効率の良い洗浄を行うことができる。
また、取込孔は、外部側径を内部側径よりも大径に形成しているので、噴出口から噴出される潤滑油の取込孔への取り込みを容易にすることができる。
【0031】
請求項2記載の如く、請求項1記載の燃料噴射ポンプにおいて、前記潤滑油の排出孔(1a)はポンプ本体(1)の下端部に配置され、該ポンプ本体(1)には、該排出孔(1a)から排出される潤滑油をポンプ本体(1)の下方へ導く排出溝(1b)が形成されるので、エンジンブロックを加工することなく、簡単な構造で容易且つ速やかに、バネ室等のポンプ本体内に溜まった潤滑油を、外部に排出することが可能となる。
さらに、ポンプ本体のバネ室内の空気量が減少してタペットの動きが阻害されることを防止することができる。
そして、排出孔及び排出溝はタペットの外周側に位置することとなるので、バネ室内から外部に排出される洗浄後の潤滑油が、タペットの直下方へ排出されることがなく、下方のタペットローラやカム等の摺動部にかかることを防止して、悪影響を及ぼすことを防ぐことができる。
【0028】
請求項3に記載の如く、請求項1記載の燃料噴射ポンプにおいて、前記ポンプ本体(1)の下端部を支持しているエンジンブロック(B)のポンプ支持部(Ba)には、オイルパン(35)に貯溜された潤滑油を潤滑油ポンプ(36)にて供給される潤滑油供給通路(34)を設け、該潤滑油供給通路(34)には、上方へ向けて潤滑油の噴出口(33)を形成し、該潤滑油供給通路(34)へ圧送される潤滑油を、該噴出口(33)を通じて、ポンプ支持部(Ba)から上方の前記取込孔(37)の方向へ噴出するように構成したので、特別な給油管等を用いることなく、簡単な構造で容易にポンプ本体への潤滑油供給を行って、低質油燃料の粘結を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンジンブロックに取り付けられた本発明の燃料噴射ポンプを示す側面断面図である。
【図2】 燃料噴射ポンプを示す側面断面図である。
【図3】 ポンプ本体の下端部を示す側面断面図である。
【符号の説明】
B エンジンブロック
1 ポンプ本体
1a 排出孔
1b 排出溝
2 プランジャバレル
4 プランジャ
17 ピニオン
18 ピニオンスリーブ
19 コントロールラック
21 プランジャ鍔部
28 バネ室
33 噴出口
34 潤滑油供給通路
35 オイルパン
36 潤滑油ポンプ
37 取込孔

Claims (3)

  1. プランジャ(4)を挿入したプランジャバレル(2)の下端部外周にピニオンスリーブ(18)が回転自在に外嵌され、該ピニオンスリーブ(18)の外周に燃料コントロール機構と連動するピニオン(17)が形成された燃料噴射ポンプにおいて、ポンプ本体(1)に、該ポンプ本体(1)の内部と、ポンプ本体(1)の外部とを連通する取込孔(37)を形成し、該取込孔(37)を通じて、外部からポンプ本体(1)の内周とプランジャバレル(2)の外周との間への潤滑油の供給を行い、前記取込孔(37)は、コントロールラック(19)よりも上方に位置するとともに、外部側端からコントロールラック(19)部側へ向かって下方へ傾斜しており、該取込孔(37)の外部側径を内部側径よりも大径に形成し、該取込孔(37)より潤滑油を、該ポンプ本体(1)とプランジャバレル(2)との間に供給し、該潤滑油によりピニオン(17)のコントロールラック(19)との噛合部や、プランジャ(4)の下端部に形成したプランジャ鍔部(21)と、前記ピニオンスリーブ(18)の下部との係合部に構成される摺動部を洗浄し、その後該潤滑油を、該ポンプ本体(1)下部に形成される排出孔(1a)から排出すべく構成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  2. 請求項1記載の燃料噴射ポンプにおいて、前記潤滑油の排出孔(1a)は該ポンプ本体(1)の下端部に配置され、該ポンプ本体(1)には、該排出孔(1a)から排出される潤滑油を該ポンプ本体(1)の下方へ導く排出溝(1b)が形成されることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
  3. 請求項1記載の燃料噴射ポンプにおいて、前記ポンプ本体(1)の下端部を支持しているエンジンブロック(B)のポンプ支持部(Ba)には、オイルパン(35)に貯溜された潤滑油を潤滑油ポンプ(36)にて供給される潤滑油供給通路(34)を設け、該潤滑油供給通路(34)には、上方へ向けて潤滑油の噴出口(33)を形成し、該潤滑油供給通路(34)へ圧送される潤滑油を、該噴出口(33)を通じて、ポンプ支持部(Ba)から上方の前記取込孔(37)の方向へ噴出するように構成したことを特徴とする燃料噴射ポンプ。
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