JP4209975B2 - 潤滑油組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は潤滑油組成物に関し、詳しくは特に摩擦低減特性に優れる潤滑油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
摩擦低減特性を要求される潤滑油、例えば、特に、工作機械用すべり案内面油等の潤滑油においては、従来より、オレイン酸、ステアリン酸等の直鎖脂肪酸を摩擦低減添加剤として潤滑油基油に配合した潤滑油組成物が多用されてきた。
しかしながら、その酸性により金属を腐食させたり、また金属と反応して潤滑油に対して不溶性の物質を生成するため、直鎖脂肪酸の適用は使用環境が非常に緩やかな油種に限定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、過酷な環境下で使用されても金属を腐食させたりせず、また金属と反応して潤滑油に対して不溶性の物質を生成したりしない、優れた摩擦低減特性及び腐食防止性能を有している潤滑油組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を克服するため鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を有する潤滑油組成物が、摩擦低減特性に優れ、かつ、過酷な環境下で使用されても金属に対する耐腐食性に優れることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち本発明は、鉱油、油脂および合成油の中から選ばれる少なくとも1種を基油とし、
(A)以下の一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種のリン化合物、
【0006】
【化5】
【0007】
(上記(1)式中、R1 は炭素数1〜24の炭化水素基を示し、R2 及びR3 はそれぞれ個別に水素原子又は炭素数1〜24の炭化水素基を示し、R4 、R5 及びR6 はそれぞれ個別に炭素数2〜4のアルキレン基を示し、a、b及びcはそれぞれ個別に0〜24の数を示し、dは0又は1の数を示す)
並びに
(B)以下の一般式(2)又は一般式(3)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種のベンゾトリアゾール誘導体
【0008】
【化6】
【0009】
(上記(2)式中、R7 及びR8 はそれぞれ個別に水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を示し、X1 は水素原子又はハロゲン原子を示す)
【0010】
【化7】
【0011】
(上記(3)式中、R9 及びR10はそれぞれ個別に水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を示し、R11は炭素数1〜6のアルキレン基を示し、X2 は水素原子又はハロゲン原子を示し、Yは水素原子、炭素数1〜12の炭化水素基又は次の一般式(4)で表される基を示す)
【0012】
【化8】
【0013】
(上記(4)式中、X3 は水素原子又はハロゲン原子を示す)
を含有することを特徴とする潤滑油組成物を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明を詳細に説明する。
本発明の潤滑油組成物は、鉱油、合成油及び油脂の中から選ばれる少なくとも1種を基油とするものである。
本発明で使用可能な鉱油系基油を例示すれば、原油を常圧蒸留及び減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、接触脱ろう、水素化精製、硫酸洗浄、白土処理等の精製処理等を適宜組み合わせて精製したパラフィン系、ナフテン系等の鉱油系潤滑油基油やノルマルパラフィン等が挙げられる。
【0015】
また合成系基油を例示すれば、ポリ−α−オレフィン(1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマー、エチレン−プロピレンオリゴマー等)及びその水素化物、イソブテンオリゴマー及びその水素化物、イソパラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、ジエステル(ジトリデシルグルタレート、ジ2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ2−エチルヘキシルセバケート等)、ポリオールエステル(トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネート等)、ポリオキシアルキレングリコール、ジアルキルジフェニルエーテル、ポリフェニルエーテル、パーフルオロエーテル油、シリコーン油等が挙げられる。
【0016】
また、油脂系基油を例示すれば、牛脂、豚脂、大豆油、菜種油、米ぬか油、ヤシ油、パーム油、パーム核油、又はこれらの水素添加物等が挙げられる。
【0017】
本発明におけるこれら基油は、その粘度に格別の限定はないが、通常、40℃における動粘度の下限値は2mm2 /sであり、一方、40℃における動粘度の上限値は500mm2 /s、好ましくは250mm2 /sである。
【0018】
本発明の潤滑油組成物における(A)成分は、前記の一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種のリン化合物である。
すなわち、(1)式で表されるリン化合物において、dが0の場合は有機亜リン酸モノエステル、有機亜リン酸ジエステル又は有機亜リン酸トリエステルを示し、dが1の場合は有機リン酸モノエステル、有機リン酸ジエステル又は有機リン酸トリエステルをそれぞれ示している。
【0019】
(1)式におけるR1 は、炭素数1〜24の炭化水素基を示している。R1 としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基、ヘンイコシル基、ドコシル基、トリコシル基、テトラコシル基等のアルキル基(これらのアルキル基は直鎖状でも分枝状でも良い);ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、イコセニル基、ヘンイコセニル基、ドコセニル基、トリコセニル基、テトラコセニル基等のアルケニル基(これらのアルケニル基は直鎖状でも分枝状でも良く、また二重結合の位置も任意である);シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の炭素数5〜7のシクロアルキル基;メチルシクロペンチル基、ジメチルシクロペンチル基、メチルエチルシクロペンチル基、ジエチルシクロペンチル基、メチルシクロヘキシル基、ジメチルシクロヘキシル基、メチルエチルシクロヘキシル基、ジエチルシクロヘキシル基、メチルシクロヘプチル基、ジメチルシクロヘプチル基、メチルエチルシクロヘプチル基、ジエチルシクロヘプチル基等の炭素数6〜11のアルキルシクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基等のアリール基:トリル基、キシリル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、ペンチルフェニル基、ヘキシルフェニル基、ヘプチルフェニル基、オクチルフェニル基、ノニルフェニル基、デシルフェニル基、ウンデシルフェニル基、ドデシルフェニル基等の炭素数7〜18の各アルキルアリール基(アルキル基は直鎖状でも分枝状でも良く、また置換位置も任意である);ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、フェニルブチル基、フェニルペンチル基、フェニルヘキシル基等の炭素数7〜12の各アリールアルキル基(アルキル基は直鎖状でも分枝状でも良く、また置換位置も任意である);等が挙げられる。
【0020】
これらの中でも、R1 としては、摩擦低減効果に優れる点から、ラウリル基(直鎖ドデシル基)、ミリスチル基(直鎖テトラデシル基)、パルミチル基(直鎖ヘキサデシル基)、ステアリル基(直鎖オクタデシル基)、オレイル基(直鎖オクタデセニル基)等の炭素数12〜18の直鎖アルキル基若しくはアルケニル基、フェニル基又はトリル基が特に好ましい。
【0021】
(1)式におけるR2 及びR3 は、それぞれ個別に、水素原子又は炭素数1〜24の炭化水素基を示している。ここでいう炭素数1〜24の炭化水素基としては、具体的には、R1 において例示したような各種炭化水素基が例示できるが、摩擦低減効果に優れる点から、R2 及びR3 としては、それぞれ個別に、水素原子、ラウリル基(直鎖ドデシル基)、ミリスチル基(直鎖テトラデシル基)、パルミチル基(直鎖ヘキサデシル基)、ステアリル基(直鎖オクタデシル基)、オレイル基(直鎖オクタデセニル基)等の炭素数12〜18の直鎖アルキル基若しくはアルケニル基、フェニル基又はトリル基が特に好ましい。
【0022】
また(1)式で表されるリン化合物としては、摩擦低減効果に優れる点から、R2 が炭素数1〜24の炭化水素基であり、R3 が水素原子又は炭素数1〜24の炭化水素基である、有機亜リン酸ジエステル、有機亜リン酸トリエステル、有機リン酸ジエステル又は有機リン酸トリエステルが好ましい。
【0023】
(1)式におけるR4 、R5 及びR6 は、それぞれ個別に、炭素数2〜4、好ましくは2〜3のアルキレン基を示している。この様なアルキレン基としては、具体的には、エチレン基、メチルメチレン基、プロピレン基(メチルエチレン基)、ジメチルメチレン基、エチルメチレン基、トリメチレン基、ブチレン基(エチルエチレン基)、メチルエチルメチレン基、ジメチルエチレン基、メチルトリメチレン基、テトラメチレン基等が挙げられるが、これらの中でもエチレン基又はプロピレン基がより好ましく、エチレン基が特に好ましい。
【0024】
(1)式における−(R4 O)a −、−(R5 O)b −及び−(R6 O)c −で表されるポリオキシアルキレン基は、単一構造アルキレン基を用いた単独重合体であってもよく、2種以上のアルキレン基を用いた共重合体であってもよい。この場合には、2種以上のオキシアルキレン基が、交互に結合した交互共重合体であってもよく、ブロック状に結合したブロック共重合体であってもよく、またランダムに結合したランダム共重合体であってもよい。
(1)式において、a、b及びcは、それぞれ個別に、0〜24、好ましくは0〜12の数を示している。
【0025】
(1)式で表されるリン化合物としては、摩擦低減特性に優れ、かつ基油への安定性や沈殿物を生成させない等という潤滑油組成物の安定性等の点から、R1 が及びR2 が、それぞれ個別に、炭素数12〜18の直鎖アルキル基若しくはアルケニル基又はフェニル基であり、R3 が、水素原子、炭素数12〜18の直鎖アルキル基若しくはアルケニル基、フェニル基又はトリルであり、R4 、R5 及びR6 がエチレン基であり、a、b及びcが、それぞれ個別に、0〜12の数であり、dが0又は1である化合物が特に好ましい。
【0026】
本発明における(A)成分のリン化合物として、特に好ましいものとしては、具体的には、ジラウリルハイドロジェンホスファイト、ジミリスチルハイドロジェンホスファイト、ジパルミチルハイドロジェンホスファイト、ジステアリルハイドロジェンホスファイト、ジオレイルハイドロジェンホスファイト、ジフェニルハイドロジェンホスファイト、ジクレジルハイドロジェンホスファイト、ジ{ラウリル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト、ジ{ミリスチル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト、ジ{パルミチル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト、ジ{ステアリル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト、ジ{オレイル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト、ジ{フェニル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト、ジ{クレジル(ポリオキシエチレン)}ハイドロジェンホスファイト等の有機亜リン酸ジエステル;トリラウリルホスファイト、トリミリスチルホスファイト、トリパルミチルホスファイト、トリステアリルホスファイト、トリオレイルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリクレジルホスファイト、トリ{ラウリル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト、トリ{ミリスチル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト、トリ{パルミチル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト、トリ{ステアリル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト、トリ{オレイル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト、トリ{フェニル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト、トリ{クレジル(ポリオキシエチレン)}ホスファイト等の有機亜リン酸トリエステル;ジラウリルアシッドホスフェート、ジミリスチルアシッドホスフェート、ジパルミチルアシッドホスフェート、ジステアリルアシッドホスフェート、ジオレイルアシッドホスフェート、ジフェニルアシッドホスフェート、ジクレジルアシッドホスフェート、ジ{ラウリル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート、ジ{ミリスチル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート、ジ{パルミチル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート、ジ{ステアリル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート、ジ{オレイル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート、ジ{フェニル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート、ジ{クレジル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート等の有機リン酸ジエステル;トリラウリルホスフェート、トリミリスチルホスフェート、トリパルミチルホスフェート、トリステアリルホスフェート、トリオレイルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリ{ラウリル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート、トリ{ミリスチル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート、トリ{パルミチル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート、トリ{ステアリル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート、トリ{オレイル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート、トリ{フェニル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート、トリ{クレジル(ポリオキシエチレン)}ホスフェート等の有機リン酸トリエステル等が例示できる。
【0027】
本発明において、(A)成分としては(1)式で表されるリン化合物の中から選ばれる1種の化合物であってもよく、また2種以上の化合物の混合物からなるものであってもよいのは言うまでもない。
【0028】
本発明の潤滑油組成物において、(A)成分の含有量は任意であるが、通常、含有量の上限値は、組成物全量基準で20.0質量%、好ましくは10.0質量%、より好ましくは7.0質量%であり、一方、含有量の下限値は、組成物全量基準で0.01質量%、好ましくは0.02質量%、より好ましくは0.05質量%であるのが望ましい。(A)成分の含有量が組成物全量基準で、20.0質量%を越える場合は、含有量に見合うだけの摩擦低減効果の向上はみられず、また貯蔵安定性が悪くなる恐れがあり、一方、その含有量が組成物全量基準で0.01質量%未満の場合は、(A)成分含有による摩擦低減効果があまり得られず、それぞれ好ましくない。
【0029】
本発明の潤滑油組成物における(B)成分は、前記の一般式(2)又は一般式(3)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種のベンゾトリアゾール誘導体である。
なお、前記(2)式、(3)式及び(4)式中の以下の一般式(5)で表される基は、場合により、その共鳴構造である以下の一般式(6)式で表される基として記載されることもあるが、両者は実質的に同一の基である。
【0030】
【化9】
【0031】
((5)式中のX1 、X2 又はX3 は、それぞれ、(2)式のX1 、(3)式のX2 及び(4)式のX3 と同一の基を示す)
【0032】
【化10】
【0033】
((6)式中のX1 、X2 又はX3 は、それぞれ、(2)式のX1 、(3)式のX2 及び(4)式のX3 と同一の基を示す)
【0034】
上記(2)式中のR7 及びR8 としては、具体的には、それぞれ個別に、水素原子;メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基等のアルキル基(これらのアルキル基は直鎖状でも分枝状でも良い);ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基等のアルケニル基(これらのアルケニル基は直鎖状でも分枝状でも良く、また二重結合の位置も任意である);シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の炭素数5〜7のシクロアルキル基;メチルシクロペンチル基、ジメチルシクロペンチル基、メチルエチルシクロペンチル基、ジエチルシクロペンチル基、メチルシクロヘキシル基、ジメチルシクロヘキシル基、メチルエチルシクロヘキシル基、ジエチルシクロヘキシル基、メチルシクロヘプチル基、ジメチルシクロヘプチル基、メチルエチルシクロヘプチル基、ジエチルシクロヘプチル基等の炭素数6〜11のアルキルシクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基等のアリール基:トリル基、キシリル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、ペンチルフェニル基、ヘキシルフェニル基等の炭素数7〜12の各アルキルアリール基(アルキル基は直鎖状でも分枝状でも良く、また置換位置も任意である);ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、フェニルブチル基、フェニルペンチル基、フェニルヘキシル基等の炭素数7〜12の各アリールアルキル基(アルキル基は直鎖状でも分枝状でも良く、また置換位置も任意である);等が挙げられる。
【0035】
これらの中でも、R7 及びR8 としては、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、それぞれ個別に、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等の炭素数1〜3のアルキル基やtert−アルキル構造を有するtert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基、α,α−ジメチルベンジル基等が好ましい。
またR7 及びR8 としては、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、少なくとも1つが炭素数1〜12の炭化水素基であることが好ましい。
【0036】
(2)式において、X1 は水素原子又はハロゲン原子を示すが、ハロゲン原子としては、具体的には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子が挙げられる。これらの中でも、X1 としては、水素原子又は塩素原子であるのが好ましい。
【0037】
(2)式で表されるベンゾトリアゾール誘導体において、基R7 及びR8 並びに上述した(5)式で表される基のヒドロキシベンゼン環への結合位置や、基X1 のベンゼン環への結合位置は、それぞれ任意であるが、本発明においては、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、(2)式で表される化合物の中でも以下の一般式(7)で表される化合物が特に好ましく用いられる。
【0038】
【化11】
【0039】
(7)式中、R7 及びR8 はそれぞれ個別に水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素、好ましくは、それぞれ個別に水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基又はα,α−ジメチルベンジル基を示しており、また、そのうちの少なくとも1つが炭素数1〜12の炭化水素基、好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基又はα,α−ジメチルベンジル基であることが望ましい。X1 は水素原子又はハロゲン原子、好ましくは水素原子又は塩素原子を示している。
【0040】
また前記(3)式中、R9 及びR10としては、具体的には、それぞれ個別に、水素原子又は上記のR7 及びR8 の説明の際に列挙した炭素数1〜12の各種炭化水素基が挙げられるが、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、それぞれ個別に、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等の炭素数1〜3のアルキル基やtert−アルキル構造を有するtert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基、α,α−ジメチルベンジル基等が好ましい。
またR9 及びR10としては、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、少なくとも1つが炭素数1〜12の炭化水素基であることが好ましい。
【0041】
(3)式のR11としては、具体的には、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基等のアルキレン基(これらは直鎖状でも分枝状でも良い)が挙げられるが、これらの中でも炭素数1〜2のアルキレン基、具体的には、メチレン基、メチルメチレン基、エチレン基(ジメチレン基)が好ましい。
(3)式において、X2 は水素原子又はハロゲン原子を示すが、ハロゲン原子としては、具体的には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子が挙げられる。これらの中でも、X2 としては、水素原子又は塩素原子であるのが好ましい。
(3)式において、Yとしては、具体的には、水素原子、上記のR7 及びR8 の説明の際に列挙した炭素数1〜12の各種炭化水素基又は式(5)で表される基が挙げられるが、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等の炭素数1〜3のアルキル基やtert−アルキル構造を有するtert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基、α,α−ジメチルベンジル基、又は式(5)で表される基等が好ましい。
【0042】
なお、前記一般式(4)において、X3 は水素原子又はハロゲン原子を示すが、ハロゲン原子としては、具体的には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子が挙げられる。これらの中でも、X3 しては、水素原子又は塩素原子であるのが好ましい。
【0043】
(3)式で表されるベンゾトリアゾール誘導体において、基R9 、基R10及び基R11のヒドロキシベンゼン環への結合位置や、(3)式における基X2 及び(4)式における基X3 のベンゼン環への結合位置は、それぞれ任意であるが、本発明においては、(A)成分との併用による摩擦低減効果に優れる点から、(3)式で表される化合物の中でも以下の一般式(8)で表される化合物が好ましく用いられる。
【0044】
【化12】
【0045】
(8)式中、R9 及びR10はそれぞれ個別に水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基、好ましくは、それぞれ個別に水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基又はα,α−ジメチルベンジル基を示しており、また、そのうちの少なくとも1つが炭素数1〜12の炭化水素基、好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基又はα,α−ジメチルベンジル基であることが望ましい。また、R11は炭素数1〜6のアルキレン基、好ましくは炭素数1〜2のアルキレン基を示し、X2 は水素原子又はハロゲン原子、好ましくは水素原子又は塩素原子を示している。また、Yは水素原子、炭素数1〜12の炭化水素基又は上述の式(4)で表される基、好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、tert−ブチル基、tert−ペンチル基(tert−アミル基)、tert−ヘキシル基、tert−ヘプチル基、tert−オクチル基、tert−ノニル基、tert−デシル基、tert−ウンデシル基、tert−ドデシル基、α,α−ジメチルベンジル基又は以下の一般式(9)で表される基を示している。
【0046】
【化13】
【0047】
なお、(9)式において、X3 は水素原子又はハロゲン原子、好ましくは水素原子又は塩素原子を示している。
【0048】
本発明の潤滑油組成物において、(B)成分の含有量は任意であるが、通常、含有量の上限値は、組成物全量基準で20.0質量%、好ましくは10.0質量%、より好ましくは7.0質量%、であり、一方、含有量の下限値は、組成物全量基準で0.005質量%、好ましくは0.01質量%、より好ましくは0.02質量%であるのが望ましい。(B)成分の含有量が組成物全量基準で、20.0質量%を越える場合は、含有量に見合うだけの摩擦低減効果の向上はみられず、また貯蔵安定性が悪くなる恐れがあり、一方、その含有量が組成物全量基準で0.005質量%未満の場合は、(B)成分含有による摩擦低減効果があまり得られず、それぞれ好ましくない。
【0049】
本発明の潤滑油組成物は、さらに必要に応じてその優れた性質を高めるために、その他の各種添加剤を配合した形でも用いられる。
この様な添加剤としては、ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、ビスフェノールA等のフェノール系化合物、フェニル−α−ナフチルアミン、N,N’−ジ(2−ナフチル)−p−フェニレンジアミン等のアミン系化合物等の酸化防止剤;ステアリン酸、アルケニルコハク酸部分エステル、ソルビタン部分脂肪酸エステル等のさび止め剤;ベンゾトリアゾール、アルキルチアジアゾール等の金属不活性化剤;シリコーン油、フルオロシリコン油等の消泡剤;エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの縮合生成物等の抗乳化剤;ポリメタクリレート等の流動点降下剤;ポリメタクリレート、ポリブテン、ポリアルキルスチレン、オレフィンコポリマー、スチレン−ジエンコポリマー、スチレン−無水マレイン酸コポリマー等の粘度指数向上剤などが挙げられる。
【0050】
本発明の潤滑油組成物に、これら添加剤を配合する場合は、それぞれ単独で使用しても良く、また2種類以上組み合わせて使用してもよい。これら公知の添加剤を配合する場合の添加量は任意であるが、通常、これら公知の添加剤の合計量が組成物全量基準で15質量%以下となるような量を添加するのが好ましい。
【0051】
本発明の潤滑油組成物は摩擦低減効果を要求される潤滑油、具体的には例えば、工作機械用すべり案内面油、油圧作動油、工業用ギヤ油等として特に好ましく用いられるものであるが、その他、エンジン油、自動変速機油、自動車用ギヤ油、トラクター用共通潤滑油、ショックアブソーバー油、金属加工油等としても好適に用いられるものである。
【0052】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明の内容をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜7)
表1に示す組成により本発明に係る潤滑油組成物を調製した。これらの組成物に対して、以下に示す方法によりその潤滑性と腐食防止性を評価し、結果を表1に示した。
【0053】
(比較例1〜7)
また、表1に示す組成により、比較のための組成物を調製し、これらの組成物についても実施例1〜7の場合と同様の性能評価を行い、その結果も表1に併記した。
【0054】
[潤滑性]
バウデン−レーベンタイプ摩擦試験機(東測精密工業(株)社製 MODELAFT−15)を用いて、以下の条件で摩擦試験を行い、その摩擦係数を測定した。
試験条件
摩擦速度:30mm/min
荷 重 :9.8N
上側試験片:1/2inch鋼球(JIS SUJ2)
下側試験片:鋼板(JIS S30C)
試験温度:室温(25℃)
【0055】
[腐食防止性]
JIS K 2510−1987「潤滑油さび止め性能試験方法」の7.1に準拠し、以下の条件で試験を行った後の試験片表面のさびを調べた。
試験条件試験温度:60℃
試験時間:24時間
添加水 :蒸留水
【0056】
なお、実施例および比較例で用いた各成分は以下の通りである。
基油
基油1:パラフィン系高度溶剤精製鉱油(動粘度68.0mm2 /s(@40℃))
基油2:ポリ−α−オレフィン水素化物(数平均分子量1,400)とトリメチロールプロパントリラウレートの7:3(体積比)混合油
(混合油の動粘度68.0mm2 /s(@40℃))
【0057】
(A)成分
A1:ジラウリルハイドロジェンホスファイト
A2:ジオレイルアシッドホスフェート
A3:トリクレジルホスフェート
A4:ジ{オレイル(ポリオキシエチレン)}アシッドホスフェート
(ポリオキシエチレンの平均重合度=4)
【0058】
(B)成分
B1:下式(10)で表される2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
【0059】
【化14】
【0060】
B2:下式(11)で表される2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)−ベンゾトリアゾール
【0061】
【化15】
【0062】
B3:下式(12)で表される6−(2−ベンゾトリアゾリル)−4−t−オクチル−6’−t−ブチル−4’−メチル−2,2’−メチレンビスフェノール
【0063】
【化16】
【0064】
その他
C1:オレイン酸
【0065】
【表1】
【0066】
表1の結果から明らかなとおり、本発明に係る実施例1〜7の潤滑油組成物は、優れた摩擦低減特性及び腐食防止性能を有している。それに対して、(B)成分を含有しない比較例1〜3の組成物及び(A)成分を含有しない比較例4、5の組成物は摩擦低減特性に劣っている。また、(A)及び(B)成分の代わりにオレイン酸を含有する比較例6の組成物は、摩擦低減特性及び腐食防止性能とも劣るものであり、その摩擦低減特性を改善するためオレイン酸の含有量を増加させた比較例7の組成物では、腐食防止性能が大きく悪化した。
【0067】
【発明の効果】
本発明の潤滑油組成物は、過酷な環境下で使用されても金属を腐食させたりせず、また金属と反応して潤滑油に対して不溶性の物質を生成したりしない、優れた摩擦低減特性及び腐食防止性能を有している。
本発明の潤滑油組成物は工作機械用すべり案内面油、油圧作動油、工業用ギヤ油等の他、エンジン油、自動変速機油、自動車用ギヤ油、トラクター用共通潤滑油、ショックアブソーバー油、金属加工油等としても好適に用いられる。
Claims (2)
- 鉱油、合成油及び油脂の中から選ばれる少なくとも1種を基油とする、水共存下におけるさび発生防止能及び摩擦低減特性のいずれにも優れた潤滑油組成物であって、該基油の40℃における動粘度の下限値は2mm 2 /s、上限値は500mm 2 /sであり、
さらに、
(A)以下の一般式(1)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種のリン化合物、
および、
(B)以下の一般式(2)又は一般式(3)で表される化合物の中から選ばれる少なくとも1種のベンゾトリアゾール誘導体、
を含有することを特徴とする前記潤滑油組成物。 - 前記潤滑油組成物が、工作機械用すべり案内面油、油圧作動油、工業用ギヤ油、エンジン油、自動変速機油、自動車用ギヤ油、トラクター用共通潤滑油、ショックアブソーバー油、金属加工油から選ばれる、請求項1の潤滑油組成物。
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