JP4206845B2 - 情報転送方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報転送方法に係り、詳しくは車両に搭載される車載装置と情報端末との間で行う情報転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両に搭載されるカーナビゲーション装置などの車載装置は高機能化が進み、ユーザにとって、より利便性の高い多目的情報端末として利用されるようになってきている。従来、こうした車載装置に対して情報センターからニュースなどの情報を配信し、その情報をユーザが車両内において閲覧できるようにした技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−109771号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の技術では、車載装置に配信された情報をユーザが閲覧できる場所は車両内だけであったため、目的地が近く閲覧時間が限られる場合や、配信された情報量が多い場合には、全ての情報を車両内だけで閲覧することができない場合があった。
【0005】
このような場合、ユーザは、例えばPDA等の携帯端末を用いて情報センターにアクセスし、車載装置に配信された情報と同じ情報を再び取得することで、車両内で閲覧できなかった情報を閲覧することができる。しかしながら、こうした操作は、時間や手間を要するため、ユーザにとってきわめて利便性の悪いものであった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は効率的にユーザに情報を提供することのできる情報転送方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明によれば、配信情報を記憶する配信情報記憶部を有する車載装置と、該車載装置より転送される情報を記憶する転送情報記憶部を有する情報端末との間で情報転送を行う情報転送方法であって、前記車載装置は、前記配信情報がユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報を前記配信情報と関連付けて前記配信情報記憶部に記憶し、前記配信情報のうち、車両のイグニッションスイッチがオフされた時点で前記ユーザにより閲覧されていない未読情報が存在するか否かを前記未読既読情報に基づいて判断し、該未読情報が存在する場合に、その未読情報を前記情報端末に送信する第1の情報転送処理を行い、前記情報端末は、前記車載装置より転送された未読情報が前記ユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報を前記未読情報と関連付けて前記転送情報記憶部に記憶し、前記未読情報のうち、車両のイグニッションスイッチがオンされた時点で前記ユーザにより閲覧されている既読情報が存在するか否かを前記転送情報記憶部に記憶されている未読既読情報に基づいて判断し、該既読情報が存在する場合に、その既読情報が前記未読情報のうち何れの情報であるかを前記車載装置に通知する第2の情報転送処理を行い、前記車載装置は、前記情報端末からの通知に基づいて、前記既読情報に対応する未読既読情報を前記配信情報記憶部内において変更する。この方法によれば、配信情報のうち、車両内で車載装置により閲覧できなかった未読情報を、情報端末を利用して車両外でも閲覧することが可能となる。また、この方法では、車載装置と情報端末で未読情報を共有するため、該未読情報を情報端末を使用して新たに取得する為の時間や費用を削減することができる。従って、効率的にユーザに情報を提供することができる。さらに、この方法によれば、車両内で閲覧されなかった情報であっても、携帯端末を使用して閲覧された情報は、車載装置側において既読の情報として記憶される。従って、より効率良くユーザに情報を提供することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、前記車載装置は、前記未読情報を前記情報端末にて表示可能なサイズ、フォーマットに変換して前記情報端末に転送する。この方法によれば、車両内で閲覧できなかった未読情報に画像データ等が含まれている場合にも、ユーザはその情報を携帯端末を使用して閲覧することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、前記車載装置は、前記配信情報を蓄積する情報データベースを備えた情報提供装置と接続されており、前記情報データベースより取得した前記配信情報を前記配信情報記憶部に記憶する。
【0010】
請求項4に記載の発明によれば、前記情報端末は、前記情報端末に新たに取得した新規取得情報が前記ユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報を前記新規取得情報と関連付けて前記転送情報記憶部に記憶し、前記新規取得情報のうち、車両のイグニッションスイッチがオンされた時点で前記ユーザにより閲覧されていない未読情報が存在するか否かを前記転送情報記憶部に記憶されている未読既読情報に基づいて判断し、該未読情報が存在する場合に、その未読情報を前記車載装置に送信する第3の情報転送処理を行う。この方法によれば、携帯端末を使用して新たに取得した情報のうち閲覧できなかった情報を、車両内において引き続き閲覧することができる。従って、効率的且つ経済的にユーザに情報を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図8に従って説明する。
図1は、本実施の形態の情報転送システムの全体構成図である。同図に示すように、ユーザの自宅に設置された情報提供装置としてのコンピュータ(以下「ホームサーバ」と称す)10は、インターネット20を介して、図示しない情報センターに接続されると共に、無線LAN(Local Area Network)30を介して、ユーザの車両に搭載された車載装置40と接続される。また、この車載装置40は、無線LAN50を介して、情報端末としてのユーザの携帯端末60と接続される。尚、本実施の形態では、車載装置40と携帯端末60とは無線LAN50を介して通信する態様としたが、これに限らず、ケーブルを介して有線通信する態様としてもよい。
【0014】
ホームサーバ10は、情報センターから配信される例えばニュース等の各種の情報を配信情報として蓄積する情報データベース11を備えている。このホームサーバ10は、情報センターが提供するウェブページ上で、ユーザが情報センターからの配信を希望する配信情報の選択を行う場合等に用いられ、同サーバ10は、ユーザにより予め設定された登録内容に基づいて情報センターから配信された配信情報を情報データベース11に蓄積する。
【0015】
また、このホームサーバ10は、無線LAN30を介して車載装置40と通信し、情報データベース11に蓄積した配信情報を車載装置40に転送する。このため、ホームサーバ10は、制御手段(CPU)、前記情報データベース11を有する記憶手段(RAM,ROM,ハードディスク等)、通信手段、表示手段(モニタ等)、入力手段(キーボードやマウス等)を備えている(図示略)。尚、このホームサーバ10は、情報データベース11への車載装置40からのアクセスを受け付けるため、ユーザが家にいない場合であっても、常時、電源を入れておくものとする。
【0016】
車載装置40は、ユーザの所有する車両に搭載された例えばカーナビゲーション装置であって、図4に示すように、この車載装置40は、前記ホームサーバ10より取得した配信情報N1を記憶する配信情報記憶部41を備えている。すなわち、車載装置40は、上述した無線LAN30を介してホームサーバ10と通信し、前記情報データベース11より取得した配信情報N1を配信情報記憶部41に記憶する。これにより、車載装置40は、配信情報記憶部41に記憶されている配信情報N1をユーザに提供(表示等)する。
【0017】
ここで、本実施の形態において、前記配信情報記憶部41には、図4に示すように、配信情報N1がユーザにより閲覧されたか否かの属性を示す未読既読情報が、該配信情報N1として提供される各情報毎に関連付けられて個別に記憶されるようになっている。詳しくは、配信情報N1のうち、ユーザにより既に閲覧された情報に対しては「既読」の属性を示す未読既読情報が付与され、ユーザによりまだ閲覧されていない情報に対しては「未読」の属性を示す未読既読情報が付与されるようになっている。
【0018】
そして、後述するように、車載装置40は、無線LAN50を介して携帯端末60と通信し、配信情報記憶部41に記憶されている配信情報N1のうちユーザにより閲覧されていない未読情報N2を、所定の条件の下で携帯端末60に転送する。このため、車載装置40は、本実施の形態の情報転送処理を制御する制御手段(CPU)、前記配信情報記憶部41を有する記憶手段(RAM,ROM,ハードディスク等)、通信手段、表示手段(液晶パネル等)、入力手段(押しボタンスイッチやタッチパネルスイッチ等)、GPSを備えている(図示略)。
【0019】
携帯端末60は、ユーザの所有する例えばPDA(Personal Digital Assistant)であって、図6に示すように、この携帯端末60は、上述した無線LAN50を介して車載装置40から転送された未読情報N2を記憶する転送情報記憶部61を備えている。これにより、携帯端末60は、転送情報記憶部61に記憶した未読情報N2をユーザに提供(表示等)する。
【0020】
ここで、本実施の形態において、前記転送情報記憶部61には、図6に示すように、前記車載装置40から転送された未読情報N2がユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報が、該未読情報N2として提供される各情報毎に関連付けられて個別に記憶されるようになっている。そして、後述するように、携帯端末60は、無線LAN50を介して車載装置40と通信し、転送情報記憶部61に記憶されている未読情報N2のうち同端末60を用いてユーザにより閲覧された既読情報N3を、所定の条件の下で車載装置40に通知するようになっている。
【0021】
また、本実施の形態において、前記転送情報記憶部61には、図8に示すように、携帯端末60により新たに取得された新規取得情報N4が、前記同様、未読既読情報とともに記憶されるようになっている。そして、後述するように、携帯端末60は、無線LAN50を介して車載装置40と通信し、転送情報記憶部61に記憶されている新規取得情報N4のうちユーザにより閲覧されていない未読情報N5を、所定の条件の下で車載装置40に転送するようになっている。
【0022】
このため、携帯端末60は、本実施の形態の情報転送処理を制御する制御手段(CPU)、前記転送情報記憶部61を有する記憶手段(RAM,ROM,ハードディスク等)、通信手段、表示手段(液晶パネル等)、入力手段(押しボタンスイッチやタッチパネルスイッチ等)を備えている(図示略)。
【0023】
次に、本実施の形態における情報転送処理について詳述する。
まず、車載装置40から携帯端末60へ情報転送を行う第1の情報転送処理の態様について図2〜図4を参照しながら説明する。
【0024】
この第1の情報転送処理は、車載装置40がホームサーバ10(情報データベース11)より取得した配信情報N1に基づいて、携帯端末60への情報転送を行う処理である。尚、この第1の情報転送処理では、初期状態として、車両のイグニッションスイッチ(以下「IG」と表記する)がオンされており、車載装置40が動作中の状態を想定している。
【0025】
図2に示すように、車載装置40は、まず、無線LAN30を介してホームサーバ10と通信し、情報データベース11に蓄積されている配信情報N1を取得する(ステップ100)。車載装置40は、この取得した配信情報N1をユーザに提供する(ステップ110)。
【0026】
次いで、車載装置40は、IGがオフ(OFF)されたかどうかを判断する(ステップ120)。この時、車載装置40は、IGがオフされていなければ、上記ホームサーバ10より取得した配信情報N1を引き続きユーザに提供する。一方、車載装置40は、IGがオフされている場合には、上記ホームサーバ10より取得した配信情報N1の中にまだ閲覧されていない未読情報N2があるか否かを判断する(ステップ130)。この時、車載装置40は、未読情報N2がなければ処理を終了する(即ち携帯端末60への情報転送を行わない)。一方、車載装置40は、未読情報N2がある場合には、それを無線LAN50を介して携帯端末60に転送(ダウンロード)する(ステップ140)。
【0027】
このステップ140のダウンロード処理について詳述すると、図3に示すように、車載装置40は、まず、携帯端末60へ転送する未読情報N2の内容を確認し(ステップ141)、その未読情報N2が携帯端末60で表示することができる情報かどうかを判断する(ステップ142)。このとき具体的には、転送する情報がテキストデータのみの情報か、より詳しくは、転送する情報に画像データが含まれていないかどうかを確認する。そして、車載装置40は、転送する未読情報N2がテキストデータのみの場合にはそのテキストデータを送信し、画像データが含まれている場合にはそれを転送先の携帯端末60にて表示可能なサイズ及びフォーマットに変換して(ステップ143)、携帯端末60へ転送する(ステップ144)。
【0028】
以上のような第1の情報転送処理の具体例を図4に従って説明すると、今、車載装置40の配信情報記憶部41には、ホームサーバ10より取得した各種のニュースが配信情報N1として記憶されている。尚、ここでは例えば、「国内ニュース1」,「国内ニュース2」,「国内ニュース3」,「海外ニュース1」,「海外ニュース2」,「スポーツニュース1」,「スポーツニュース2」,「天気」が配信情報N1として記憶されている。これにより、ユーザは、車両内において、これらの情報(配信情報N1)を閲覧することができる。
【0029】
この配信情報N1のうちユーザにより閲覧された情報は、配信情報記憶部41内において、その未読既読情報が「未読」から「既読」に随時変更され、既読の情報として記憶される。そして、配信情報N1のうち、車両のIGがオフされた時点でユーザにより閲覧されていない未読情報N2は、上記したように、必要に応じてサイズ,フォーマット変換された後、無線LAN50を介して携帯端末60にダウンロードされる。尚、ここでは例えば、「海外ニュース2」,「スポーツニュース1」,「スポーツニュース2」,「天気」が未読情報N2としてダウンロードされる。これにより、ユーザは、車両内では閲覧することができなかったこれらの情報(未読情報N2)を、携帯端末60を利用して車両外で閲覧することができる。
【0030】
次に、携帯端末60から車載装置40へ情報転送を行う第2の情報転送処理の態様について図5,図6を参照しながら説明する。
この第2の情報転送処理は、上述した第1の情報転送処理(車載装置40から携帯端末60への未読情報N2のダウンロード)がなされた後において実施される処理である。尚、この第2の情報転送処理では、初期状態として、車両のIGがオフされており、車載装置40が停止中(待機中)の状態を想定している。
【0031】
上記したように、配信情報N1のうち、IGがオフされた時点でユーザによって閲覧されていない未読情報N2は、車載装置40から携帯端末60にダウンロードされて、携帯端末60の転送情報記憶部61に記憶される(図2〜図4参照)。携帯端末60は、この未読情報N2のうち、同端末60を用いてユーザにより閲覧された情報について、その未読既読情報を変更する。すなわち、携帯端末60は、車載装置40よりダウンロードした未読情報N2のうち、当該ダウンロード後にユーザにより閲覧された情報の未読既読情報を「未読」から「既読」に変更する。
【0032】
今、IGがオンされ、携帯端末60と車載装置40との間で無線LAN50を介した通信状態が確立されると、図5に示すように、まず、携帯端末60は、上記車載装置40からダウンロードした未読情報N2がユーザにより閲覧されたかどうかを確認する(ステップ200)。そして、携帯端末60は、未読情報N2の中に、ダウンロード後にユーザにより閲覧された情報(既読情報N3)があるか否かを未読既読情報に基づいて判断する(ステップ210)。
【0033】
この時、携帯端末60は、既読情報N3がなければ処理を終了する(即ち車載装置40への情報転送を行わない)。一方、携帯端末60は、既読情報N3がある場合には、その情報が上記ダウンロードした未読情報N2のうちどの情報であるかを車載装置40に通知する(ステップ220)。
【0034】
そして、車載装置40は、携帯端末60より送信された情報を基に、前記既読情報N3に対応する未読既読情報を配信情報記憶部41内において変更する(ステップ230)。すなわち、車載装置40は、携帯端末60にダウンロードした未読情報N2のうち、同携帯端末60においてユーザにより閲覧された情報については、それを既読情報N3とみなし、その未読既読情報を「未読」から「既読」に変更する。
【0035】
以上のような第2の情報転送処理の具体例を図6を参照しながら説明すると、今、携帯端末60の転送情報記憶部61には、上記第1の情報転送処理によって車載装置40よりダウンロードされた各種のニュースが未読情報N2として記憶されている。尚、ここでは例えば、「海外ニュース2」,「スポーツニュース1」,「スポーツニュース2」,「天気」が未読情報N2として記憶されている。これにより、ユーザは、車両内では閲覧することができなかったこれらの情報(未読情報N2)を、携帯端末60を利用して車両外で閲覧することができる。
【0036】
この未読情報N2のうちユーザにより閲覧された情報は、転送情報記憶部61内において、その未読既読情報が「未読」から「既読」に随時変更され、既読の情報として記憶される。そして、未読情報N2のうち、車両のIGがオンされた時点でユーザにより閲覧されている既読情報N3が車載装置40に通知される。尚、ここでは例えば、「海外ニュース2」,「スポーツニュース1」が既読情報N3として車載装置40に通知される。
【0037】
これにより、車載装置40において、配信情報記憶部41に記憶されている「海外ニュース2」,「スポーツニュース1」についてはそれぞれ既読されたものとみなされ、それらの未読既読情報が「未読」から「既読」に変更される。換言すれば、配信情報記憶部41には、未読情報N2のうち、携帯端末60において閲覧されなかった情報のみが、引き続き未読のものとして記憶される。従って、ユーザは、携帯端末60にて閲覧することができなかった情報を、車両内において車載装置40で引き続き閲覧することができる。
【0038】
次に、携帯端末60から車載装置40へ情報転送を行う第3の情報転送処理の態様について図7,図8を参照しながら説明する。
この第3の情報転送処理は、例えば無線LAN70(図8)を介してインターネット20より新たに携帯端末60にダウンロードした情報(新規取得情報N4)をもとに、携帯端末60から車載装置40に情報転送を行う処理である。尚、この第3の情報転送処理では、初期状態として、車両のIGがオフされており、車載装置40が停止中(待機中)の状態を想定している。
【0039】
今、IGがオンされ、携帯端末60と車載装置40との間で無線LAN50を介した通信状態が確立されると、図7に示すように、まず、携帯端末60は、インターネット20より新たにダウンロードした新規取得情報N4があるか否かを転送情報記憶部61内にて確認する(ステップ300)。
【0040】
次いで、携帯端末60は、新規取得情報N4のうち、ユーザによってまだ閲覧されていないもの、すなわち未読情報N5があるか否かを未読既読情報に基づいて判断する(ステップ310)。この時、未読情報N5がなければ処理を終了する(即ち車載装置40への情報転送を行わない)。一方、携帯端末60は、未読情報N5がある場合には、その未読情報N5を車載装置40に転送する(ステップ320)。そして、車載装置40は、携帯端末60より転送されたこの未読情報N5を配信情報記憶部41に記憶する。
【0041】
以上のような第3の情報転送処理の具体例を図8を参照しながら説明すると、今、携帯端末60の転送情報記憶部61には、上記第1の情報転送処理によって車載装置40よりダウンロードした未読情報N2とともに、インターネット20より新たにダウンロードした情報(新規取得情報N4)が記憶されている。尚、ここでは例えば、「国内ニュース4」,「スポーツニュース3」が新規取得情報N4として記憶されている。これにより、ユーザは、車両内では閲覧することができなかった未読情報N2に加えて、新たに取得した情報を携帯端末60を利用して閲覧することができる。
【0042】
尚、車載装置40よりダウンロードした未読情報N2については、上記第2の情報転送処理(図5,図6参照)にて説明したとおりであるので、以下の説明では便宜上省略する。因みに、本実施の形態では、上記第2の情報転送処理と第3の情報転送処理とは並行して行われるが、勿論第3の情報転送処理が第2の情報転送処理とは独立して行われることもあり得る。
【0043】
新規取得情報N4のうちユーザにより閲覧された情報は、転送情報記憶部61内において、その未読既読情報が「未読」から「既読」に随時変更され、既読の情報として記憶される。そして、新規取得情報N4のうち、車両のIGがオンされた時点でユーザにより閲覧されていない未読情報N5は、無線LAN50を介して車載装置40に転送される。尚、ここでは例えば、「スポーツニュース3」が未読情報N5として車載装置40に転送される。
【0044】
これにより、車載装置40の配信情報記憶部41には、新規取得情報N4のうち、ユーザによって閲覧されなかった未読情報N5が記憶される。従って、ユーザは、携帯端末60を使用して新たに取得した情報のうち閲覧することができなかった情報を、車両内において閲覧することができる。
【0045】
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)車載装置40に配信された配信情報N1のうち、IGがオフされた時点でユーザにより閲覧されていない未読情報N2が存在する場合には、それを携帯端末60に転送するようにした。このため、目的地が近い場合や、車載装置40に配信された情報量が多い場合等において、車両内で全ての情報を閲覧できなかった場合にも、ユーザは、携帯端末60を使用して未読情報N2を閲覧することができる。従って、ユーザに効率良く情報を提供することができる。
【0046】
(2)上記(1)のように、IGがオフされた時点で配信情報N1内に存在する未読情報N2を自動的に携帯端末60に転送し、車載装置40と携帯端末60とで同一の情報(未読情報N2)を共有するようにしたため、新たに情報を取得するための時間や手間並びに費用を削減することができる。従って、経済的にも優れたより利便性の高いサービス(情報)の提供が可能となる。
【0047】
(3)車載装置40から携帯端末60にダウンロードする未読情報N2に画像データが含まれている場合には、その情報を携帯端末60にて表示可能なサイズ,フォーマットに変換してデータ転送を行うようにした。従って、車両内で閲覧できなかった未読情報N2に画像情報が含まれている場合にも、ユーザは、その情報を携帯端末60を使用して閲覧することができる。
【0048】
(4)車載装置40から携帯端末60にダウンロードされた未読情報N2のうち、IGがオンされた時点でユーザにより閲覧されている既読情報N3が存在する場合には、その既読情報N3に対応する未読既読情報を車載装置40側において変更するようにした。このため、車両内で閲覧されなかった情報であっても、携帯端末60を使用して閲覧された情報は、車載装置40側において既読の情報として記憶される。従って、ユーザに、より効率良く情報を提供することが可能となる。
【0049】
(5)携帯端末60を使用して新たに取得した情報がある場合において、その新規取得情報N4のうち、IGがオンされた時点でユーザによりまだ閲覧されていない未読情報N5が存在する場合には、それを車載装置40に転送するようにした。これにより、ユーザは、携帯端末60を使用して新たに取得した情報のうち閲覧することができなかった情報を、車両内において引き続き閲覧することができる。
【0050】
(6)上記(5)のように、IGがオンされた時点で新規取得情報N4内に存在する未読情報N5を自動的に車載装置40に転送し、車載装置40と携帯端末60とで同一の情報(未読情報N5)を共有するようにしたため、新たに情報を取得するための時間や手間並びに費用を削減することができる。従って、経済的にも優れたより利便性の高いサービス(情報)の提供が可能となる。
【0051】
(7)本実施の形態では、車載装置40と携帯端末60とで相互に情報転送を行うことで、ユーザは、車両内(車載装置40)と車両外(携帯端末60)とで同一の情報を享受することが可能となる。従って、情報の閲覧場所を問わず、各ユーザに応じた効率的な情報提供を行うことが可能である。
【0052】
尚、上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施の形態では、情報センターからの配信情報N1をホームサーバ10を介して車載装置40に配信する態様としたが、直接車載装置40に配信するようにしてもよい。
【0053】
・上記実施の形態では、車載装置40としてカーナビゲーション装置に適用したが、これに限らず、例えばカーオーディオ装置などその他広く車両に搭載される装置に適用してもよい。
【0054】
・上記実施の形態では、携帯端末60としてPDAに適用したが、これに限らず、携帯電話機やノート型パソコンなど、その他広く携帯型の情報端末に適用してもよい。また、車載装置40から情報転送を行う端末としては、携帯型の情報端末に限らない。
【0055】
・上記実施の形態において、車載装置40及び携帯端末60に配信する情報としてはニュースに限定されず、その他メール等であってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、効率的にユーザに情報を提供することのできる情報転送方法及び車載装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の情報転送システムを示す全体構成図。
【図2】 第1の情報転送処理(車載装置から携帯端末への情報転送)を示すフローチャート。
【図3】 図2のダウンロード処理の詳細を示すフローチャート。
【図4】 第1の情報転送処理の具体例を示す説明図。
【図5】 第2の情報転送処理(携帯端末から車載装置への情報転送)を示すフローチャート。
【図6】 第2の情報転送処理の具体例を示す説明図。
【図7】 第3の情報転送処理(携帯端末から車載装置への情報転送)を示すフローチャート。
【図8】 第3の情報転送処理の具体例を示す説明図。
【符号の説明】
10…情報提供装置としてのホームサーバ、11…情報データベース、40…車載装置、41…配信情報記憶部、60…情報端末としての携帯端末、61…転送情報記憶部、N1…配信情報、N2…未読情報、N3…既読情報、N4…新規取得情報、N5…未読情報。

Claims (4)

  1. 配信情報を記憶する配信情報記憶部を有する車載装置と、その車載装置より転送された情報を記憶する転送情報記憶部を有する情報端末との間で情報転送を行う情報転送方法であって、
    前記車載装置は、
    前記配信情報がユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報を前記配信情報と関連付けて前記配信情報記憶部に記憶し、
    前記配信情報のうち、車両のイグニッションスイッチがオフされた時点で前記ユーザにより閲覧されていない未読情報が存在するか否かを前記未読既読情報に基づいて判断し、該未読情報が存在する場合に、その未読情報を前記情報端末に送信する第1の情報転送処理を行い、
    前記情報端末は、
    前記車載装置より転送された未読情報が前記ユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報を前記未読情報と関連付けて前記転送情報記憶部に記憶し、
    前記未読情報のうち、車両のイグニッションスイッチがオンされた時点で前記ユーザにより閲覧されている既読情報が存在するか否かを前記転送情報記憶部に記憶されている未読既読情報に基づいて判断し、該既読情報が存在する場合に、その既読情報が前記未読情報のうち何れの情報であるかを前記車載装置に通知する第2の情報転送処理を行い、
    前記車載装置は、
    前記情報端末からの通知に基づいて、前記既読情報に対応する未読既読情報を前記配信情報記憶部内において変更することを特徴とする情報転送方法。
  2. 前記車載装置は、
    前記未読情報を前記情報端末にて表示可能なサイズ、フォーマットに変換して前記情報端末に送信することを特徴とする請求項1記載の情報転送方法。
  3. 前記車載装置は、前記配信情報を蓄積する情報データベースを備えた情報提供装置と接続されており、前記情報データベースより取得した前記配信情報を前記配信情報記憶部に記憶することを特徴とする請求項1又は2記載の情報転送方法。
  4. 前記情報端末は、
    該情報端末により新たに取得した新規取得情報が前記ユーザにより閲覧されたか否かを示す未読既読情報を前記新規取得情報と関連付けて前記転送情報記憶部に記憶し、
    前記新規取得情報のうち、車両のイグニッションスイッチがオンされた時点で前記ユーザにより閲覧されていない未読情報が存在するか否かを前記転送情報記憶部に記憶されている未読既読情報に基づいて判断し、該未読情報が存在する場合に、その未読情報を前記車載装置に送信する第3の情報転送処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の情報転送方法
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