JP4205780B2 - ブレーカ装置及びブレーカユニット - Google Patents

ブレーカ装置及びブレーカユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4205780B2
JP4205780B2 JP19047998A JP19047998A JP4205780B2 JP 4205780 B2 JP4205780 B2 JP 4205780B2 JP 19047998 A JP19047998 A JP 19047998A JP 19047998 A JP19047998 A JP 19047998A JP 4205780 B2 JP4205780 B2 JP 4205780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connection
ground
breaker
line
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19047998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000023318A (ja
Inventor
泰久 金丸
高久 吉住
和範 大森
祥晃 飛松
康典 村田
満 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP19047998A priority Critical patent/JP4205780B2/ja
Priority to US09/223,556 priority patent/US6496358B2/en
Publication of JP2000023318A publication Critical patent/JP2000023318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205780B2 publication Critical patent/JP4205780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q1/00Details of selecting apparatus or arrangements
    • H04Q1/02Constructional details
    • H04Q1/11Protection against environment
    • H04Q1/116Protection against environment lightning or EMI protection, e.g. shielding or grounding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7088Arrangements for power supply
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q1/00Details of selecting apparatus or arrangements
    • H04Q1/02Constructional details
    • H04Q1/03Power distribution arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/18Automatic or semi-automatic exchanges with means for reducing interference or noise; with means for reducing effects due to line faults with means for protecting lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q2201/00Constructional details of selecting arrangements
    • H04Q2201/14Screening, grounding or crosstalk reduction details

Description

【0001】
(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図25)
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムの電源分配装置に用いて好適なブレーカ装置及びブレーカユニットに関する。
【0003】
【従来の技術】
通信システムの端局においては、給電線から供給される電力を局内の各装置に分配する電源分配装置内にブレーカ装置をそなえている。ブレーカ装置はブレーカ(NFB:Non Fuse Breaker)をそなえて構成されるもので、このNFBは、所定値以上の電流が流れると電流を遮断する電流制限器であり、供給された電流がこのNFBを介して各装置に送られるように構成することにより、各装置にその許容能力を越える過剰な電流が供給されることがないようになっている。
【0004】
さて、通信システムは、将来的なシステムの拡張にも対処できるように、通信システムの拡張に伴って交換機システムが増設される事を想定してその設計が行なわれる。従って、このような従来のブレーカ装置をそなえた電源分配装置は、局における最大架数の状態を基にしてその1架列あたりの給電能力が設計され、この最大の給電能力をそなえるように製造されている。
【0005】
また、通信システムは、システムを停止させる事なしにメンテナンスを行なう事を要求されており、そのために電源系を二重化して構成されている。
さて、通信システムに用いられるグラウンド(接地)の種類には、電源に対するリターングラウンドであるCG(Communication Ground),信号用のグラウンドであるSG(Signal Ground )および人体保護用のFG(Frame Ground)がある。又、グラウンドシステムとしては、アイソレーティッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとがあり、海外に設置される通信システムでは、設置する国の規格に従って、アイソレーティッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとの内、いずれか一方のグラウンドが採用される。
【0006】
アイソレーテッド・グラウンド・システムは、主に日本,欧州等で採用されているグラウンドシステムであり、通信システムにおける全てのアースが局舎のGW(Ground Window )を介して、一点でメイングラウンドに接続されるようになっている(図3参照)。従って、このアイソレーテッド・グラウンド・システムは、FGが一点で接続されている為、建物に落雷等があっても落雷のノイズ等がFGを通してシステムに入り込みにくいという長所がある一方、通信システムから各装置の電源室へグラウンド線が引き回され、配線コストがかさむという短所がある。
【0007】
インテグレーティッド・グラウンド・システムは、主に米国等で採用されているグラウンドシステムであり、通信システム内の各グラウンドはそれぞれ電源分配装置内のCGに接続され(図16参照)、更に、電源分配装置内のCGは交換機システムのFGに接続されるようになっている。又、電源分配装置内のCGは電源室の電源リターンとして整流器に接続されるようになっている。
【0008】
このインテグレーティッド・グラウンド・システムは、SGを通信システムから外部へと引き回す必要がなく、又、電源分配装置のFGを交換機システム等の最寄りのFGに接続すればよいことから、グラウンド線の配線工事が容易であるとともに配線工事費用が安価であり、更に、通信システムを局舎の建物と必ずしも絶縁する必要がないことから、通信システムの架上ケーブルラック等を局舎の工材と絶縁する必要がなく、付設工事が容易であるとともに配線工事費用が安価であり、前述のアイソレーテッド・グラウンド・システムよりも工事費用が安価であるという長所がある。一方、このインテグレーティッド・グラウンド・システムは、大規模な通信システムにおいて、落雷時に、建物への落雷ノイズが、架列間をまたぐ信号ケーブルのシールドを経由して伝達することから、ノイズに対して弱いという欠点がある。
【0009】
また、グラウンドシステムをアイソレーティッド・グラウンド・システムにするかインテグレーティッド・グラウンド・システムにするかの選択は、通信システムを設置する国の規格に従って行なわれるものであり、これらの国に応じたグラウンドシステムを選択し、電源分配装置および通信システムを製造する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のブレーカ装置をそなえた電源分配装置は、電源容量の拡張に伴うNFB等の増設等が困難であるため、前述のごとく、電源分配装置の設計の際には、交換機システム等の将来的な増設を予め考慮し、局における最大架数の状態を基にしてその1架列あたりの給電能力ひいてはブレーカ容量を設計している。
【0011】
従って、従来のブレーカ装置をそなえた電源分配装置は、常に最大の給電能力に相当するブレーカ容量をそなえて構成されることとなり、結果として電源分配装置の製造コストが高くなるという課題がある。又、小規模な通信システム(小局システム)においては、システムの総コストに占める電源分配装置の割合が大きく、このように電源分配装置のコストが高くなることは、システムの総コストの低減を妨げることとなり、市場において小局システムでのコストアドバンテージが低くなるという課題もある。
【0012】
また、近年、通信システムを構成する各装置の機能の向上に伴ってその高密度化が進んでおり、その結果、各装置単位や架単位での消費電力が増大し、前述の電源分配装置の設計の際には、この増大する消費電力に応じた給電能力を設計する必要があるため、更に電源分配装置の電源容量が増大し、電源分配装置の製造コストが更に高くなるという課題もある。
【0013】
さらに、通信システムは、システムを停止させる事なくメンテナンスを行なうことが要求されているため電源系を二重化して構成されているが、従来のブレーカユニットをそなえた電源分配装置において、NFBを交換したり、電源分配装置を増設したりする際には、交換される側の配電盤の電源を落としたり、ショートになるリスクを負って活線のまま作業を行なったりしており、システムの安定稼働の点で課題がある。
【0014】
また、NFBは電源分配装置にネジ止めして取り付けられており、NFBの交換作業の作業性が悪いという課題もある。
さらに、グラウンドシステムをアイソレーティッド・グラウンド・システムで構成するかインテグレーティッド・グラウンド・システムで構成するかを、設置する国の規格に従って選択し、その国に応じた電源分配装置を製造する必要があることから、製品の共通化を図ることができず、部品点数が増大し製造コストが高くなるという課題もある。
【0015】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、その構成に工夫を施すことにより、必要最小限の構成で電源分配装置を構成することができるとともに、必要に応じた最小限の単位でブレーカユニットを増設することができ、又、グラウンドシステムの変更においても部品を共通化でき、更に、システムの電力供給を止める事なしに活線の状態で交換することができる、ブレーカ装置及びブレーカユニットを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明のブレーカ装置は、電源供給/遮断用のブレーカ部と、該ブレーカ部を電源ラインに接続する電源接続部と、該ブレーカ部を介して装置側に電力を供給する第1装置接続部と、グラウンドラインに接続するグラウンド接続部と、該グラウンド接続部を介して装置側と該グラウンドラインとを接続する第2装置接続部とを有するブレーカユニットをそなえるとともに、該電源接続部を着脱自在に装着しうるとともに該電源接続部の装着時に該電源接続部を該電源ラインに接続する対向電源接続部と、該グラウンド接続部を着脱自在に装着しうるとともに該グラウンド接続部の装着時に該グラウンド接続部を該グラウンドラインに接続する対向グラウンド接続部と、装置側への電力供給ラインと該第1装置接続部とを接続しうる第1接続仲介部と、装置側へのグラウンドラインと該第2装置接続部とを接続しうる第2接続仲介部とを有するブレーカユニット装着盤をそなえて構成されたことを特徴としている。
【0017】
なお、請求項1記載のブレーカ装置において、該ブレーカユニットに、上記のブレーカ部,電源接続部,第1装置接続部,グラウンド接続部及び第2装置接続部を配設するとともに、上記のブレーカ部と電源接続部とを接続する第1接続ライン,上記のブレーカ部と第1装置接続部とを接続する第2接続ライン,上記のグラウンド接続部と第2装置接続部とを接続する第3接続ラインを形成された基板部材を設けて構成することができる(請求項2)。
【0018】
さらに、請求項2記載のブレーカ装置において、該電源接続部をそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有する電源接続用切片部材で構成するとともに、該第1接続ラインに、該電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続される第1接続部を形成してもよい(請求項3)。
また、請求項3記載のブレーカ装置において、該第1接続部が、複数の電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうるように、該対向電源接続部と対向する部分に沿って所要の間隔をあけて設けられた複数の接続部をそなえてもよい(請求項4)。
【0019】
なお、請求項4記載のブレーカ装置において、隣接する電源接続用切片部材を相互に連結するホルダを設けてもよい(請求項5)。
また、請求項3記載のブレーカ装置において、該第1接続部が、該対向電源接続部と対向する部分に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて設けられ該電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうる複数の接続部をそなえてもよい(請求項6)。
【0020】
さらに、請求項2記載のブレーカ装置において、該グラウンド接続部がそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有するグラウンド接続用切片部材で構成されるとともに、該第3接続ラインに、該グラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続される第2接続部が形成されてもよい(請求項7)。
【0021】
また、請求項7記載のブレーカ装置において、該第2接続部が、複数のグラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうるように、該対向グラウンド接続部と対向する部分に沿って所要の間隔をあけて設けられた複数の接続部をそなえてもよい(請求項8)。
なお、請求項8記載のブレーカ装置において、隣接するグラウンド接続用切片部材を相互に連結するホルダを設けてもよい(請求項9)。
【0022】
また、請求項7記載のブレーカ装置において、該第2接続部が、該対向グラウンド接続部と対向する部分に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて設けられ該グラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうる複数の接続部をそなえてもよい(請求項10)。
また、請求項1記載のブレーカ装置において、該ブレーカユニットの該ブレーカユニット装着盤への装着時には、該グラウンド接続部と該対向グラウンド接続部との接続が該電源接続部と該対向電源接続部との接続よりも先に行なわれる一方、該ブレーカユニットの該ブレーカユニット装着盤からの取り外し時には、該グラウンド接続部と該対向グラウンド接続部との接続解除が該電源接続部と該対向電源接続部との接続解除よりも後に行なわれるように構成してもよい(請求項11)。
【0023】
なお、請求項1記載のブレーカ装置において、上記の第1装置接続部と第2装置接続部とを共通の第1コネクタ部に装着してもよく(請求項12)、又、該ブレーカユニット装着盤を、絶縁板部材と、該絶縁板部材の一面に装着されて該対向電源接続部を構成する第1導電板部材と、該絶縁板部材の他面に設けられた該電源ラインのための電源ライン接続部と、該絶縁板部材の一面に装着されて該対向グラウンド接続部を構成する第2導電板部材と、該絶縁板部材の他面に設けられた該グラウンドラインのためのグラウンドライン接続部とをそなえて構成してもよい(請求項13)。
【0024】
また、請求項3記載のブレーカ装置において、該対向電源接続部を、該電源接続用切片部材を嵌合しうるとともに該電源ラインに電気的に接続された係合穴部をそなえて構成してもよい(請求項14)。
さらに、請求項7記載のブレーカ装置において、該対向グラウンド接続部を、該グラウンド接続用切片部材を嵌合しうるとともに該グラウンドラインに電気的に接続された係合穴部をそなえて構成してもよい(請求項15)。
【0025】
なお、請求項11記載のブレーカ装置において、該装置側への電力供給ラインへの接続部及び該装置側へのグラウンドラインへの接続部とを共通の第2コネクタ部に装着され、該第2コネクタ部と該第1コネクタ部とが接続可能に構成してもよい(請求項16)。
また、請求項15記載のブレーカ装置において、上記の第1接続仲介部及び第2接続仲介部が上記の第1コネクタ部と第2コネクタ部との接続を可能にするコネクタ貫通穴として構成されてもよい(請求項17)。
【0026】
なお、請求項1記載のブレーカ装置において、該グラウンド接続部が一種類のグラウンドラインに接続するグラウンド接続部として構成されてもよく(請求項18)、又、該グラウンド接続部が複数種類のグラウンドラインに接続するグラウンド接続部として構成されてもよく(請求項19)、更に、該グラウンド接続部に、ある種のグラウンドラインと固定的に接続するグラウンド固定接続部分と、該グラウンド固定接続部分と別種のグラウンドラインとを接続しうる接続スイッチ部分とが設けられてもよく(請求項20)、更には、該ブレーカ部がノンフューズブレーカとして構成されてもよい(請求項21)。
【0027】
また、本発明のブレーカ装置は、電源供給/遮断用のノンフューズブレーカ部と、該ノンフューズブレーカ部を電源ラインに接続すべくそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有する電源接続用切片部材で構成された電源接続部と、グラウンドラインに接続すべくそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有するグラウンド接続用切片部材で構成されたグラウンド接続部と、該ノンフューズブレーカ部を介して装置側に電力を供給するとともに該グラウンド接続部を介して該装置側と該グラウンドラインとを接続する装置接続部とを有するとともに、上記のブレーカ部,電源接続部,グラウンド接続部及び装置接続部を配設し、上記のノンフューズブレーカ部と電源接続部とを接続し該電源接続用切片部材の脚部と係合しうる第1係合部を形成された第4接続ライン,上記のノンフューズブレーカ部及び装置接続部並びに上記のグラウンド接続部と装置接続部とをそれぞれ接続する第5接続ラインが設けられた基板部材を有するブレーカユニットを複数そなえるとともに、該電源接続用切片部材を嵌合しうるとともに該電源ラインに電気的に接続された係合穴部をそなえることにより該電源接続部を着脱自在に装着しうるとともに該電源接続部の装着時に該電源接続部を該電源ラインに接続する対向電源接続部と、該グラウンド続用切片部材を嵌合しうるとともに該グラウンドラインに電気的に接続された係合穴部をそなえることにより該グラウンド接続部を着脱自在に装着しうるとともに該グラウンド接続部の装着時に該グラウンド接続部を該グラウンドラインに接続する対向グラウンド接続部と、該装置側への電力供給ラインと該装置接続部とを接続しうるとともに該装置側へのグラウンドラインと該装置接続部とを接続しうる接続仲介部とを上記複数のブレーカユニットに対応させて有するブレーカユニット装着盤をそなえて構成されたことを特徴としている(請求項22)。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としてのブレーカ装置の構成を模式的に示す部分斜視図、図2は本発明のブレーカ装置が装備される通信システムの構成を模式的に示す斜視図、図3はアイソレーテッド・グラウンド・システムの構成を模式的に示す配線図である。
【0030】
図1に示す第1実施形態のブレーカ装置は、図2に示すような通信システムの一端局における電源分配装置500に用いられるもので、給電線(電源ライン)201により供給される電源を各架列に備えつけられた各種の装置(図2の例では架装置)800に分配するとともに、各架装置800にその許容能力を越えるような過剰な電流が供給されることがないようにしており、図3に示すようなアイソレーテッド・グラウンド・システムを構成するものである。
【0031】
第1実施形態のブレーカ装置は、図1に示すように、複数のブレーカユニット100とブレーカユニット装着盤200とをそなえて構成されている。
各ブレーカユニット100は、基板部材105上に、NFB101,電源接続部102,グラウンド接続部103および第1コネクタ部104をそなえて構成されている。
【0032】
NFB101は電源供給/遮断用のブレーカ部であって、その内部に所定値以上の電流が流れると電流を遮断する電流制限器であり、供給された電流がこのNFB101を介して各装置に送られるように構成することにより、NFB101の許容能力を越える過剰な電流が後工程の各装置に供給されることがないようになっている。又、NFB101は、ノンフューズブレーカ(Non Fuse Breaker)により構成されており、電源分配装置における電流制限器として、予め定められた最小単位の電源容量として構成されている。
【0033】
このNFB101は、基板部材105に直交するように基板部材105の一側面に立設されたパネル130に取り付けられており、NFB101の操作スイッチ101aがパネル130の表側(パネル130における基板部材105が取り付けられている側とは反対側)から操作することができるようになっている。
また、パネル130の縦方向における基板部材105との接合位置よりも下側の位置で、且つ、パネル130の横方向における中心位置には取付穴131が形成されている。
【0034】
さらに、基板部材105上において、NFB101と電源接続部102とは第1接続ライン106(第4接続ライン)により電気的に接続されており、又、NFB101と第1コネクタ部104とは第2接続ライン107(第5接続ライン)により接続されており、更に、グラウンド接続部103と第1コネクタ部104とは第3接続ライン108により接続されている。
【0035】
これらの第1接続ライン106,第2接続ライン107および第3接続ライン108は、基板部材105上にエッチング等により形成された、導電性の金属等からなる導電パターンにより構成されている。
図4,図5は電源接続部102の構成を模式的に示す斜視図であり、図6(a)は切片部材400の一部を破断して示す図、図6(b)は図6(a)のC矢視図であり、図7は本ブレーカユニットの側面図であるが、これらの図4,図5に示すように、電源接続部102は複数(図5では3個)の切片部材400(電源接続用切片部材)により構成されている。なお、図4においては、説明の便宜上、一部の切片部材400を省略して示している。
【0036】
切片部材400は、導電性金属(例えばリン青銅)板により構成されており、ほぼ長方形形状を有した切片部410と、この切片部410から互いに平行に突出した2本の脚部420,420とをそなえて構成されている。又、切片部410および脚部420,420の表面部には導電性の金属薄膜(例えば錫や金)が蒸着やメッキ等の手段により形成されている。
【0037】
また、切片部410の中央部付近には、図6(a),(b)に示すように、板バネ状の接触部430が形成されている。この接触部430は、脚部420に直交する向きに、所定の間隔(長さb)を隔てた2本の平行な切り込み(長さL)を形成し、これらの切り込みに挟まれた部分を一方の側から押圧することにより、他方の側に突出(厚さd)して形成され、板バネとして機能するようになっている。
【0038】
ここで、切片部材400における接触部430の詳細な構成について説明する。
先ず、Eを縦弾性係数(例えばリン青銅で、4.36×10の10乗 N/平方m)、Wを外力(接触力)、dをたわみ量(どのくらいたわんだ状態で使用するか)、Lをバネの長さ、bをバネの幅、hをバネの厚さとし、更に、
I=(b×h×h×h)/12
とした場合に、接触部430の外力(接触力)Wは、
W=48×E×I×d/(L×L×L)・・・・・・・▲1▼
の式により算出することができる(参考書籍:「機械工学必携」三省堂出版 馬場秋次郎編)。
【0039】
ここで、例えば、切片部材400を板厚が0.4mmのリン銅製の板材を用いて構成した場合に、
b=0.003(m)・・・・・▲2▼
d=0.001(m)・・・・・▲3▼
L=0.008(m)・・・・・▲4▼
h=0.0004(m)・・・・▲5▼
としたとき、接触力Wは、
▲1▼〜▲5▼式により、
Figure 0004205780
と算出することができる。
【0040】
安全率を1/5とした場合に、接触力W=1.334kgf となり、日本AMPのカタログによると、この場合、切片部410および脚部420,420の表面部に形成する導電性の金属薄膜として錫メッキ(接触力100g以上)を施すことで、30Vの電圧,10Aの電流の状態での使用に耐えることができ、金メッキを施す必要はないことがわかる。
【0041】
また、基板部材105に形成された第1接続ライン106の切片部材400に接続される位置すなわち基板部材105の縁部付近には、基板部材105の縁部に沿って所要の間隔を隔てて設けられた複数の接続穴450が第1接続部として形成されており、又、これらの接続穴450は、基板部材105の縁部に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて(図4,図5中には4列)形成されている。
【0042】
これらの接続穴450の内壁部分は第1接続ライン106に電気的に接続されており、この接続穴450に、切片部材400の脚部420,420を嵌合させ、切片410が基板部材105の縁部に直交する方向に突出するように配設することにより、切片部材400と第1接続ライン106とが電気的に接続されるようになっている。
【0043】
また、グラウンド接続部103も、図4,図5に示すように、電源接続部102と同様に、複数の切片部材400(グラウンド接続用切片部材)により構成されている。
さらに、グラウンド接続部103においても、電源接続部102と同様に、基板部材105に形成された第3接続ライン108の基板部材105の縁部付近には、基板部材105の縁部に沿って所要の間隔を隔てて設けられた複数の接続穴450が第2接続部として形成されており、又、これらの接続穴450は、基板部材105の縁部に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて(図4,図5中には3行)形成されている。
【0044】
すなわち、これらの接続穴450の内壁部分は第3接続ライン108に電気的に接続されており、この接続穴450に、切片部材400の脚部420,420を嵌合させ、切片410が基板部材105の縁部に直交する方向に突出するように配設することにより、切片部材400と第3接続ライン108とが電気的に接続されるようになっている。
【0045】
図24(a),(b)はともにブレーカユニット100を上面から見た図であり、図24(a)は小容量のNFB101をそなえたブレーカユニット100の部分上面図、図24(b)は大容量のNFB101をそなえたブレーカユニット100の部分上面図である。
ブレーカユニット100を構成するにあたり、電源接続部102の第1接続ライン106の接続穴450や、グラウンド接続部103の第3接続ライン108の接続穴450に嵌合させる切片部材400の数は、図24(a),(b)に示すように、NFB101の容量に応じて増減させることができるようになっており、NFB101の容量が小さい場合〔図24(a)参照〕には、切片部材400を第1接続ライン106の接続穴450や第3接続ライン108の接続穴450に少数〔図24(a)中では5個〕取り付ける一方、NFB101の容量が大きい場合〔図24(b)参照〕には、切片部材400を電源接続部102の第1接続ライン106の接続穴450や、グラウンド接続部103の第3接続ライン108の接続穴450に多数〔図24(b)中では10個〕取り付ける。
【0046】
また、図7に示すように、NFB101と第1接続ライン106との間にはリード線のごとき線材109を、又、NFB101と第2接続ライン107との間にもリード線のごとき線材110をそれぞれ装架することにより、NFB101は第1接続ライン106と第2接続ライン107とにそれぞれ電気的に接続されている。
【0047】
第1コネクタ部104は、図1に示すように、基板部材105におけるブレーカユニット装着盤200側の端部付近に突出して固着されており、この第1コネクタ部104には第2接続ライン107および第3接続ライン108がそれぞれ接続されている。又、第1コネクタ部104には第2コネクタ部301を接続することができるようになっており、第1コネクタ部104に第2コネクタ部301を接続することにより、第1コネクタ部104および第2コネクタ部301を介して、第2接続ライン107を各種の架装置800の電源ライン(図示せず)に接続するとともに、第3接続ライン108を各種の架装置800のグラウンドラインに接続するようになっている。
【0048】
すなわち、第1コネクタ部(装置接続部)104は、NFB101を介して装置側に電力を供給する第1装置接続部として機能するとともに、グラウンド接続部を介して装置側とグラウンドラインとを接続する第2装置接続部として機能するようになっている。
ブレーカユニット装着盤200は、図1に示すように、絶縁板部材203の一方(正面側)の面には電源導電板部材204(第1導電板部材),CG導電板部材205(第2導電板部材)および絶縁体206が複数列(図1中では2列)、装着されており、又、絶縁板部材203における他方の面には、電源導電板部材204の裏側位置に電源ライン接続部220が、又、CG導電板部材205の裏側位置にはCGグラウンドライン接続部230がそれぞれ取り付けられている。
【0049】
電源導電板部材204およびCG導電板部材205はともに長方形形状を有する銅等の導電性の部材であり、その長尺側が縦方向となるように、電源導電板部材204とCG導電板部材205との間に絶縁体206を挟んで隣接した状態で絶縁板部材203の一面に装着されている。
電源導電板部材204には、隣合う同一高さ位置に、所定の間隔を隔てて複数(図1中では3個)の係合穴部214(対向電源接続部)が形成されており、更に、電源導電板部204の縦方向には、これらの係合穴部214が、等間隔で複数箇所(図1中では3箇所)形成されており、これらの係合穴部214には電源接続部102の切片部材400が着脱自在に装着しうるようになっている。
【0050】
これにより、ブレーカユニット100を装着する際には、ブレーカユニット装着盤200にこれらの係合穴部214に電源接続部102の切片部材400が嵌合することにより、電源導電板部材204と第1接続ライン106とが電気的に接続するようになっている。
また、CG導電板部材205にも、電源導電板部材204と同様に、隣合う同一高さ位置に、所定の間隔を隔てて複数(図1中では3個)の係合穴部215(対向グラウンド接続部)が形成されており、更に、CG導電板部材205の縦方向には、これらの係合穴部215が、等間隔で複数箇所(図1中では3箇所)形成されており、これらの係合穴部215にはグラウンド接続部103の切片部材400が着脱自在に装着しうるようになっている。
【0051】
これにより、ブレーカユニット装着盤200にブレーカユニット100を装着する際には、これらの係合穴部215にグラウンド接続部103の切片部材400が嵌合することにより、CG導電板部材205と第3接続ライン108とが電気的に接続するようになっている。
絶縁板部材203における第2導電盤部材205に隣接する位置で、且つ、係合穴部215と同一の高さの各位置には、それぞれコネクタ貫通穴207が形成されており、ブレーカユニット装着盤200にブレーカユニット100を装着する際には、これらのコネクタ貫通穴207に第1コネクタ部104が嵌挿されるようになっている。
【0052】
図8は電源分配装置の背面側の構成を模式的に示す図、図9は図1のB矢視図、図10は電源ライン接続部の構成を模式的に示す分解斜視図、図11はホルダ223の構成を模式的に示す斜視図、図12は図10のA−A′矢視図である。 電源分配装置500の筐体510における背面側(図8中では紙面手前側)位置には、図8に示すように、ブレーカユニット装着盤203が、その電源導電板部材204やCG導電板部材205等が形成されている側の面が電源分配装置500の表側を向くように取り付けられている。
【0053】
ブレーカユニット装着盤203の背面側の面には、図8に示すように、電源ライン(電力供給ライン)201が電源ライン接続部220を介して、又、CGグラウンドライン(グラウンドライン)202がCGグラウンドライン接続部230を介して、それぞれ絶縁板部材203に取り付けられている。
また、絶縁板部材203に形成された各コネクタ貫通穴207には、ブレーカユニット装着盤203の背面側から第2コネクタ部301が、それぞれ嵌挿されている。
【0054】
すなわち、各コネクタ貫通穴207において第1コネクタ部104と第2コネクタ部301とが接続されるようになっており、これらのコネクタ貫通穴207は、装置側への電力供給ラインと第1コネクタ部104とを接続しうる第1接続仲介部として機能するとともに、装置側へのグラウンドラインと第2コネクタ部301とを接続しうる第2接続仲介部として機能するようになっている。
【0055】
電源ライン接続部220は、図9および図10に示すように、接続用金具221,接続用端子222,ホルダ223および取付ネジ224により構成されている。
接続用端子222は、導電性金属等からなる板状の部材で、所定間隔で複数(図10中では2個)の取付用穴222aが形成されており、この接続用端子222は電源ライン201の先端部に取り付けられている。
【0056】
接続用金具221も導電性金属等からなり、図10に示すように、板状部材221bに、接続用端子222に形成された穴部222aに対応するような、所定の間隔を有する複数(図10中では2個)の穴部221cが形成されており、又、これらの穴部221cと平行な一対の側面部位置から、それぞれ複数(図10中では4本づつ)の接続脚221aが、同一方向に向いてそれぞれ垂設されている。
【0057】
また、接続用金具221の各接続脚221aにおける先端部位置には、図12に示すように、接続突起221dがそれぞれ形成されている。これらの接続突起221dの各接続脚221aにおける位置は、各接続脚221aと板状部材221bとの接合位置から、ホルダ223の溝部223dにおける板厚と絶縁板部材203の厚さとを加えた距離だけ離れた位置に形成されている。
【0058】
ホルダ223は、図10,図11に示すように、その中央位置に、接続用端子222の幅よりも若干広い幅を有する溝部223dが形成されている板状の部材であり、樹脂等で構成されている。このホルダ223における溝部223dの両脇の部分223e,223eには、それぞれ取付穴223bが複数(図9〜図10中では4箇所)形成されており、これらの取付穴223bを通して、絶縁板部材203における電源導電板部材204とは反対側位置に、ネジ225で螺着することにより、溝部223dが絶縁板部材203の裏側を向くような状態で固定される。
【0059】
また、ホルダ223の溝部223dの中央部付近には、接続用端子222に形成された穴部222aに対応する、所定の間隔を有するタップ穴223aが複数箇所(図9〜図11中では2個)形成されている。
さらに、ホルダ223における溝部223dにはその両脇部分に、それぞれ所要の間隔の位置を隔てて形成された複数(図11中では4個)の貫通穴223cが形成されており、これらの貫通穴223cに、接続用金具221の各接続脚221aがそれぞれ挿入できるようになっている。
【0060】
また、図12に示すように、絶縁板部材203におけるホルダ223の貫通穴223cと重なる位置には貫通穴203aが、又、電源導電板部材204におけるホルダ223の貫通穴223cと重なる位置には貫通穴204aがそれぞれ形成されている。
ここで、電源ライン接続部220において、電源導電板部材204と電源ライン201とを接続するには、先ず、接続用金具221を、各接続脚221aを貫通穴223c,貫通穴203aおよび貫通穴204aに挿入して接続用金具221を取り付ける。この際、接続用金具221の接続脚221aの先端に形成された接続突起221dが、貫通穴204aの内壁部分に当接し、電源導電板部材204と接続用金具221とが電気的に接続される。
【0061】
さらに、図10に示すように、接続用端子222を、接続用金具221におけるホルダ223と当接する側とは反対側面に、取付用穴222aが穴部221cと重合するように配設した後、取付ネジ224を、取付用穴222aおよび穴部221cを通してホルダ223に形成されたタップ穴223aに螺合させることにより、接続用端子222と接続用金具221とが電気的に接続され、又、これらの接続用端子222と接続用金具221とを介して電源導電板部材204と電源ライン201とが電気的に接続される。
【0062】
また、CGグラウンドライン接続部230も、上述の電源ライン接続部220と同様に接続用金具221,接続用端子222,ホルダ223および取付ネジ224により構成されており、このCGグラウンドライン接続部230によりCGグラウンドライン202がCG導電板部材205に電気的に接続される。
第2コネクタ部301は、第1コネクタ部104に接続可能なコネクタであり、図1に示すように、この第2コネクタ部301に架装置800側への電源供給ラインとCGグラウンドライン202とが出力ケーブル302として装着されている。
【0063】
上述のブレーカユニット100を電源分配装置に取り付ける様子を図を用いて説明する。
図13は本発明の第1実施形態のブレーカユニットを電源分配装置に取り付ける態様を模式的に示す分解斜視図、図14は図13のD部拡大図、図15は本発明のブレーカユニットをブレーカユニット装着盤に取り付ける態様を破断して示す部分斜視図である。
【0064】
電源分配装置500の背面側位置には、図8に示すように、ブレーカユニット装着盤200が配設されており、又、電源分配装置500には、図13に示すように、複数(図13中では10個)のブレーカユニット装着スロット550が形成され、更に、各ブレーカユニット装着スロット550の奥側の位置には、同一の高さ位置において隣合う、電源導電板部材204の係合穴部214,CG導電板部材205の係合穴部215およびコネクタ貫通穴207が一組となって、それぞれ配置されるようになっている。
【0065】
各ブレーカユニット装着スロット550における、両側面の所定の高さ位置(図13,図14中においては下端部)には、コの字形の段面形状を有するレール520が、それぞれの開口部がブレーカユニット装着スロット550の内側を向いて対向するようにブレーカユニット装着盤200と垂直に固設されており、これらの互いに対向するレール520の開口部の間にブレーカユニット100の基板部材105嵌合させ、ブレーカユニット100をこれらのレール520に案内されながら挿入することができるようになっている。
【0066】
さらに、筐体510における各ブレーカユニット装着スロット550の下方位置で、且つ、各ブレーカユニット装着スロット550の横方向における中央位置には、それぞれネジ穴530が形成されており、ブレーカユニット装着スロット550にブレーカユニット100を挿入した際に、ブレーカユニット100のパネル130に形成された取付穴131と、筐体510に形成されたネジ穴530とが整合するようになっており、更に、取付ネジ120を取付穴131を通してネジ穴530に螺合させることにより筐体510にブレーカユニット100を固定できるようになっている。
【0067】
すなわち、第1実施形態のブレーカ装置は、電源分配装置500において、所定の最小単位の電源容量のNFB101を備えたブレーカユニット100を、通信システムとして必要な電源容量に応じてブレーカユニット装着盤200に取り付け,取り外しを行なうことにより、所望の電源容量をそなえた装置を構成できるようになっている。
【0068】
本発明の第1実施形態としてのブレーカ装置及びブレーカユニットは上述のごとく構成されているので、ブレーカユニット100を電源分配装置500に取り付ける際には、電源分配装置500に複数(図13中では10個)形成されているブレーカユニット装着スロット550に、ブレーカユニット100の基板部材105をレール520に案内されながら挿入し、ブレーカユニット装着スロット550の奥端部において、図15に示すように、ブレーカユニット装着盤200の電源導電板部材204に形成されている係合穴部214に、電源接続部102の切片部材400を嵌合させる。
【0069】
また、同時に、前述の電源接続部103と同様に、ブレーカユニット装着スロット550の奥端部において、ブレーカユニット装着盤200のCG導電板部材205に形成されている係合穴部215に、グラウンド接続部103の切片部材400を嵌合させ、更に、第1コネクタ部104をコネクタ貫通穴207に挿入する。
【0070】
これにより、電源接続部102はNFB101を電源ライン201に電気的に接続するとともに、グラウンド接続部103はCGグラウンドライン202に電気的に接続される。
また、取付ネジ120をブレーカユニット100のパネル130に形成されている取付穴131を通して、筐体510に形成されているネジ穴530に螺合させることにより、ブレーカユニット100を電源分配装置500に固定する。
【0071】
さらに、第1コネクタ部104を、コネクタ貫通穴207を介して第2コネクタ部301と接続することにより、グラウンド接続部103は第3接続ライン108,第1コネクタ部104および第2コネクタ部301を介して装置側のグラウンドラインに接続され、これにより、装置側のグラウンドラインがCGグラウンドライン202に電気的に接続される。又、同時に、NFB101が第2接続ライン107,第1コネクタ部104および第2コネクタ部301を介して装置側の電力供給ラインに接続され、これにより、NFB101を介して装置側への電力供給ラインに電力が供給される。
【0072】
また、電源分配装置500からブレーカユニット100を取り外す際には、上述の逆の工程を行なう。
このように、本発明の第1実施形態としてのブレーカユニットによれば、予め定められた最小単位の電源容量として構成されたNFB101をそなえてブレーカユニット100を構成するとともに、このブレーカユニット100を、必要な電源容量に応じてブレーカユニット装着盤200に装着したり、取り外したりして電源分配装置500を構成できるようになっており、必要最小限の電源容量を有する電源分配装置500を構成することができることから、電源分配装置500を最小限のコストで製造することができ、システムの製造コストを低減することができる。又、特に小局システムを構成する際において、無駄な初期投資を抑えることができるほか、製造コストにおける電源分配装置のコストの割合を低減することもできる。
【0073】
また、ブレーカユニット装着盤200にブレーカユニット100を装着する際には、電源接続部102の切片部材400を、ブレーカユニット装着盤200の電源導電板部材204に形成されている係合穴部214に嵌合させることにより接続するとともに、グラウンド接続部103の切片部材400を、CG導電板部材205に形成されている係合穴部215に嵌合させることにより接続し、逆に、ブレーカユニット装着盤200からブレーカユニット100を取り外す際には、電源接続部102の切片部材400を係合穴部214から抜出することにより接続解錠するとともに、グラウンド接続部103の切片部材400を係合穴部215から抜出することにより接続解除するように構成されていることから、電源分配装置500に対するNFB101の取り付け/取り外しにあたりドライバ等が不要であり、システムのメンテナンス等におけるNFB101の交換や、NFB101の増設等の作業が容易であり作業効率が向上する。
【0074】
さらに、NFB101をブレーカユニット100にそなえて構成するとともに、このブレーカユニット100を、電源分配装置500のブレーカユニット装着スロット550にレール520に案内された状態で挿入/抜出を行なうことにより、ブレーカユニット装着スロット550の奥端部において、ブレーカユニット装着盤200に対してブレーカユニット100の装着/取り外しを行なうことができることから、NFB101を電源分配装置500から活線の状態で取り付け/取り外しを行なうことができ、又、この際、作業者等が端子付近に直接触れることなくNFB101の交換を行なうことができ、架装置の増設やメンテナンス等の際におけるNFB101の取り扱いが容易であるとともに、取り扱い時における安全性も向上する。
【0075】
また、グラウンド接続部103や第1接続ライン106の接続穴450に嵌合させる切片部材400の数は、NFB101の容量に応じて増減させることができるようになっていることから、最小コストでブレーカユニット100を構成することができ、製造コストの低減を図ることができる。又、例えば、架装置における各種架装置800の増設等に伴い、電源分配装置500の電源容量が増大し、電源分配装置500内を大量の電流が流れる際には、切片部材400を増設することにより電気抵抗を少なくすることができ、システムの安全性を向上させることもできる。
【0076】
(B)第2実施形態の説明
図16,図17は本発明の第2実施形態としてのブレーカ装置を示すもので、図16はインテグレーティッド・グラウンド・システムの構成を模式的に示す図、図17は本発明の第2実施形態としてのブレーカ装置の構成を模式的に示す斜視図である。
【0077】
図17に示す第2実施形態のブレーカ装置も、図2に示すような通信システムの一端局における電源分配装置に用いられるもので、給電線(電源ライン)201により供給される電源を各架列に備えつけられた各種の装置(架装置)800に分配するとともに、各架装置800にその許容能力を越えるような過剰な電流が供給されることがないようにしており、図16に示すようなアイソレーテッド・グラウンド・システムを構成するものである。
【0078】
第2実施形態のブレーカ装置は、図17に示すように、ブレーカユニット100Aとブレーカユニット装着盤200Aとをそなえて構成されている。
ブレーカユニット100Aは、第1実施形態のブレーカユニット100のグラウンド接続部103に代えてグラウンド接続部103′をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
【0079】
グラウンド接続部103′は、図17に示すように、CGグラウンド接続部103a,SGグラウンド接続部103bおよびFGグラウンド接続部103cをそなえて構成されており、これらのCGグラウンド接続部103a,SGグラウンド接続部103b,FGグラウンド接続部103cおよび第1コネクタ部104は互いに基板部材105に形成された導電パターンである第3接続ライン108′により電気的に接続されている。
【0080】
各CGグラウンド接続部103a,SGグラウンド接続部103bおよびFGグラウンド接続部103cにおいて、基板部材105に形成された第3接続ライン108′の基板部材105の各縁部付近には、基板部材105の縁部に沿って所要の間隔を隔てて設けられた複数(図4,図5と同様のものを使用するとすれば、4列)の接続穴450が第2接続部として形成されており、又、これらの接続穴450は、基板部材105の縁部に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて形成されており、これらの接続穴450に切片部材400の脚部420が嵌合するようになっている。
【0081】
ブレーカユニット装着盤200Aは、第1実施形態のブレーカユニット装着盤200に、SG導電板部材208およびFG導電板部材209を加えて構成されており、CG導電板部材205とSG導電板部材208との間および、SG導電板部材208とFG導電板部材209との間には、それぞれ絶縁体206が配設されている。
【0082】
すなわち、ブレーカユニット装着盤200Aは、図17に示すように、絶縁板部材203の一方(正面側)の面には電源導電板部材204,CG導電板部材205,SG導電板部材208,FG導電板部材209および絶縁体206が複数列(図17中では2列)、装着されている。
また、SG導電板部材208およびFG導電板部材209は、CG導電板部材205と同様の構成をそなえており、それぞれ、CG導電板部材205の係合穴部215と隣合う、各同一高さ位置に、それぞれ係合穴部218,219が形成されている。
【0083】
ブレーカユニット装着盤200Aにおける絶縁板部材203の他方(背面側)の面には、電源導電板部材204に対応する位置に電源ライン接続部220が、CG導電板部材205に対応する位置にCGグラウンドライン接続部230が、SG導電板部材208に対応する位置にSGグラウンドライン接続部240が、FG導電板部材209に対応する位置にFGグラウンドライン接続部250がそれぞれ取り付けられている。
【0084】
なお、これらのSGグラウンドライン接続部240およびFGグラウンドライン接続部250は、図9に示す第1実施形態のCGグラウンドライン接続部230と同様の構成をそれぞれそなえており、これらのSGグラウンドライン接続部240およびFGグラウンドライン接続部250により、SG導電板部材208はSGグラウンドライン241に、又、FG導電板部材209はFGグラウンドライン251に、それぞれ電気的に接続されるようになっている。
【0085】
また、ブレーカユニット装着盤200Aにブレーカユニット100Aを装着する際には、係合穴部215にCGグラウンド接続部103aの切片部材400を、又、係合穴部218にSGグラウンド接続部103bの切片部材400を、更に、係合穴部219にFGグラウンド接続部103cの切片部材400をそれぞれ嵌合することにより、CG導電板部材205,SG導電板部材208およびFG導電板部材209と第3接続ライン108′とが電気的に接続されるようになっている。
【0086】
すなわち、第2実施形態のブレーカ装置も、電源分配装置500において、所定の最小単位の電源容量のNFB101を備えたブレーカユニット100Aを、通信システムとして必要な電源容量に応じてブレーカユニット装着盤200Aに、所定数、装着/取り外しを行なうことにより、所望の電源容量をそなえた電源分配装置500を構成できるようになっている。
【0087】
本発明の第2実施形態としてのブレーカ装置及びブレーカユニットは上述のごとく構成されているので、ブレーカユニット100Aを電源分配装置500に取り付ける際には、電源分配装置500に複数(図13と同様のものを使用するとすれば、10個)形成されているブレーカユニット装着スロット550に、ブレーカユニット100Aの基板部材105をレール520に案内されながら挿入し、ブレーカユニット装着スロット550の奥端部において、ブレーカユニット装着盤200Aの電源導電板部材204に形成されている係合穴部214に電源接続部102の切片部材400を、CG導電板部材205に形成されている係合穴部215にCGグラウンド接続部103aの切片部材400を、SG導電板部材208に形成されている係合穴部218にSGグラウンド接続部103bの切片部材400を、それぞれ嵌合させ、更に、第1コネクタ部104をコネクタ貫通穴207に挿入する。
【0088】
これにより、電源接続部102はNFB101を電源ライン201に電気的に接続し、第1コネクタ104は、NFB101を介して装置側に電力を供給するとともに、グラウンド接続部103はCGグラウンドライン202に電気的に接続される。
また、取付ネジ120をブレーカユニット100Aのパネル130に形成されている取付穴131を通して、筐体510に形成されているネジ穴530に螺合させることにより、ブレーカユニット100Aを電源分配装置500に固定する。
【0089】
さらに、第1コネクタ部104を、コネクタ貫通穴207を介して第2コネクタ部301に接続することにより、グラウンド接続部103′は第3接続ライン108′,第1コネクタ部104および第2コネクタ部301を介して装置側のグラウンドラインに接続され、これにより、装置側のCG,SGおよびFGの各グラウンドラインがCGグラウンドライン202,SGグラウンドライン241およびFGグラウンドライン251にそれぞれ電気的に接続される。又、同時に、NFB101が第2接続ライン107,第1コネクタ部104および第2コネクタ部301を介して装置側への電力供給ラインに接続され、これにより、NFB101を介して装置側への電力供給ラインに電力が供給される。
【0090】
また、電源分配装置500からブレーカユニット100Aを取り外す際には、上述とは逆の工程を行なう。
このように、本発明の第2実施形態としてのブレーカ装置によれば、インテグレーティッド・グラウンド・システムを構成する際においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0091】
また、第2実施形態のブレーカユニット装着盤200Aに、第1実施形態のブレーカユニット100を装着してもよく、これにより、アイソレーテッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとの間でブレーカユニット装着盤200Aを共用することができ、製造コストを低減することができる。
【0092】
なお、ブレーカユニット装着盤200Aをアイソレーテッド・グラウンド・システムの通信システムの電源分配装置500に用いる場合には、絶縁板部材203に、SG導電板部材208,FG導電板部材209,SGグラウンドライン接続部240,FGグラウンドライン接続部250,SGグラウンドライン241およびFGグラウンドライン251を形成しないことにより、製造コストをより低減することができる。
【0093】
なお、上記実施形態においては、第3接続ライン108′は、基板部材105上において、CGグラウンド接続部103a,SGグラウンド接続部103b,FGグラウンド接続部103cおよび第1コネクタ部104を電気的に接続する導電パターンとして形成されているがそれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更して構成することができる。
【0094】
例えば、図18は第3接続ラインの変形例を示す図、図19は電源分配装置内においてグラウンド・システムの切り替えを行なう様子を示す図であるが、この図18に示すように、電源分配装置500において、ブレーカユニット装着盤200Aに装着されるべきブレーカユニット100Bにおいて、第1コネクタ部104とCGグラウンド接続部103aとを電気的に接続する導電パターンである第3接続ライン108b(グラウンド固定接続部分)を基板部材105上に形成するとともに、基板部材105上のSGグラウンド接続部103bの切片部材400との結合部付近およびFGグラウンド接続部103cの切片部材400との結合部付近にそれぞれ導電性の金属等からなる導電パターン部を形成し、更に、第3接続ライン108bと、SGグラウンド接続部103bと切片部材400との結合部付近、およびFGグラウンド接続部103cと切片部材400との結合部付近をそれぞれ連通接続するように接続金具108a(接続スイッチ部分)を配設することにより、CGグラウンド接続部103a,SGグラウンド接続部103b,FGグラウンド接続部103cおよび第1コネクタ部104を電気的に接続してもよい。
【0095】
これにより、電源分配装置500をインテグレーティッド・グラウンド・システムとして使用する際には、ブレーカユニット100Bにおいて、第3接続ライン108bと、SGグラウンド接続部103bと切片部材400との結合部付近、およびFGグラウンド接続部103cと切片部材400との結合部付近をそれぞれ連通接続するように接続金具108aを配設し、一方、電源分配装置500をアイソレーテッド・グラウンド・システムとして使用する際には、ブレーカユニット100Bにおいて、接続金具108aを第3接続ライン108B上から除去すればよく、図19に示すような切り換えスイッチを用いてのインテグレーティッド・グラウンド・システムとアイソレーテッド・グラウンド・システムとの選択的な切り換えを、ブレーカユニット100Bを共用して、行なうことができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0096】
また、アイソレーテッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとのグラウンドシステムの変更においては、第2実施形態のブレーカユニット100Aから、SGグラウンド接続部103bおよびFGグラウンド接続部103cにおける各切片部材400をそれぞれ除去することにより、第3接続ライン108とSG導電板部材208およびFG導電板部材209との電気的接続を抑止することができ、容易にインテグレーティッド・グラウンド・システムからアイソレーテッド・グラウンド・システムへのグラウンドシステムの変更を行なうことができる。
【0097】
なお、上記実施形態では、ブレーカユニット100(100A)の交換や、ブレーカユニット100Aにおける接続金具108aの脱着によりアイソレーテッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとの切り替えを行なっているがこれに限定されるものではなく、ブレーカユニット100A上に、切り替えスイッチやジャンパー線もしくはディップスイッチ等を設けてアイソレーテッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとの切り替えを行なってよく、これにより、容易にアイソレーテッド・グラウンド・システムとインテグレーティッド・グラウンド・システムとを切り替えることができ、グラウンドシステムの変更作業の作業効率を向上させることができるほか、製造コストを低減することができる。
【0098】
(C)第1,第2実施形態の第1変形例の説明
上記の各実施形態にかかる第1変形例を図20〜図23を用いて説明すると、図20(a)〜(c)は本変形例にかかるホルダの構成を示す3面図、図21〜図23は上記ホルダの構成を説明するための斜視図である。
ホルダ600は、図20〜図23に示すように、樹脂等の非導電性材料からなる直方体形状のホルダ部材603の2面にかけて、切片部材400の板厚とほぼほぼ同一厚さの切り込み部604が形成されており、又、ホルダ部材603における切り込み部604が形成されている両面と隣合う側面の一方には凸部601が形成されており、更に、ホルダ部材603における切り込み部604が形成されている両面と隣合う側面の他方には凹部602が形成されている。
【0099】
切り込み部604には、図21に示すように、切片部材400の脚部420側を嵌挿するようになっており、この切り込み部604に切片部材400の脚部420を嵌挿した状態で、図22に示すように、脚部420が露出するようになっている。
また、ホルダ部材603における凸部601と凹部602とは、図20(a)〜(c)に示すように、互いに背向する位置においてほぼ同一位置に形成されており、図22,図23に示すように、切片部材400を嵌合した、隣り合う複数のホルダ600どうしの凸部601と凹部602とを相互に嵌合させることにより、隣り合うホルダ600どうしを相互に連結することができるようになっている。
【0100】
本変形例にかかるホルダ600は上述のごとく構成されているので、ホルダ600の切り込み部604に切片部材400の脚部420側を嵌挿するとともに、これらの切片部材400を嵌挿した、隣り合うホルダ600どうしの凸部601と凹部602とを互いに嵌合させ、ホルダ600から突出する切片部材400の脚部420を、基板部材105における第1接続ライン106(第3接続ライン108,108′)に形成された接続穴450に嵌挿する。
【0101】
この際、隣り合うホルダ600どうしが互いに連結支持し合うことにより、切片部材400が倒れることがない。
このように、本変形例にかかるホルダ600を使用することにより、隣り合うホルダ600どうしが互いに連結支持し合うことにより、切片部材400が倒れることがなく、電源分配装置500のブレーカユニット装着スロット550に、ブレーカユニット100(100A,100B)を挿入し、ブレーカユニット装着スロット550の奥端部において、ブレーカユニット装着盤200(200A)の電源導電板部材204,CG導電板部材205,(SG導電板部材208,FG導電板部材209)にそれぞれ形成されている係合穴部214,215(218,219)に嵌合させる際に、切片部材400が倒れたりすることによりその位置がずれることがなく、確実にブレーカユニット100(100A)をブレーカユニット装着盤200に装着することができ、確実に電気的接続を行なうことができる。
【0102】
(D)第1,第2実施形態の第2変形例の説明
図25はブレーカユニット100の電源接続部102,グラウンド接続部103付近の構成を一部破断して模式的に示す上面図であるが、本第2変形例にかかるブレーカユニットは、この図25に示すように、ブレーカユニット100の電源接続部102において、電源導電板部材204と対向する部分に交差する方向に沿って、所要の間隔をあけて複数列(図25中では3行)形成された接続穴450のうち、電源導電板部材204から遠い側の2行の接続穴450にそれぞれ切片部材400の脚部420を嵌合させる一方、グラウンド接続部103において、電源導電板部材204と対向する部分に交差する方向に沿って、所要の間隔をあけて複数列(図25中では3行)形成された接続穴450のうち、CG導電板部材205に近い側の2つの接続穴450にそれぞれ切片部材400の脚部420を嵌合させて構成している。
【0103】
本第2変形例にかかるブレーカユニットは上述のごとく構成されているので、ブレーカユニット100を矢印F方向に移動させてブレーカユニット装着盤200に取り付ける際には、先ず、グラウンド接続部103の切片部材400がCG導電板部材205に形成されている係合穴部215に嵌合した後、電源接続部102の切片部材400が電源導電板部材204に形成されている係合穴部214に嵌合する。
【0104】
また、ブレーカユニット100を矢印G方向に移動させてブレーカユニット装着盤200から取り外す際には、先ず、電源接続部102の切片部材400が電源導電板部材204に形成されている係合穴部214から抜出した後、グラウンド接続部103の切片部材400がCG導電板部材205に形成されている係合穴部215から抜出する。
【0105】
すなわち、ブレーカユニット100のブレーカユニット装着盤200への装着時には、グラウンド接続部103とCG導電板部材205との接続が電源接続部102と電源導電板部材204との接続よりも先に行なわれる一方、ブレーカユニット100のブレーカユニット装着盤200からの取り外し時には、グラウンド接続部103とCG導電板部材205との接続解除が電源接続部102と電源導電板部材204との接続解除よりも後に行なわれる。
【0106】
このように、本第2変形例にかかるブレーカユニットによれば、ブレーカユニット100のブレーカユニット装着盤200への装着時および取り外し時において、電源接続部102と電源導電盤部材204との接続および接続解除の際に、必ずグラウンド接続部103とCG導電板部材205とが接続していることから、活線の状態でブレーカユニット100のブレーカユニット装着盤200への装着および取り外しを行なう際にも、アースラインを確保できることから安全性を向上させることができる。
【0107】
(E)その他
なお、上述の第1実施形態においては、図1中に示すブレーカユニット装着盤200には、電源導電板部材204に3列の対向電源接続部214が形成されているとともに、CG導電板部材205に3列の係合穴部215が形成されているが、これらの係合穴部214,215の数はこれらに限定されるものではなく、例えば、図15中に示すブレーカユニット装着盤200においては、電源導電板部材204(第2導電盤部材205)に6列の対向電源接続部214(215)が形成されており、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更してもよい。
【0108】
なお、上述した第2変形例では第1実施形態のブレーカ装置を想定して説明しているが、それに限定されるものではなく、第2実施形態のブレーカ装置に第2変形例のブレーカユニットを適用することをもちろん可能である。すなわち、ブレーカユニット100Aのグラウンド接続部103′において、CGグラウンド接続部103a,SGグラウンド接続部103b,FGグラウンド接続部103cのうち、少なくともいずれか1つの切片部材400を、電源導電板部材204と対向する部分に交差する方向に沿って、所要の間隔をあけて複数列(図25中では3列)形成された接続穴450のうち、CG導電板部材205,SG導電板部材208もしくはFG導電板部材209に近い側の2つの接続穴450に切片部材400の脚部420を嵌合させて構成してもよく、これにより、ブレーカユニット100Aのブレーカユニット装着盤200Aへの装着時および取り外し時において、電源接続部102と電源導電盤部材204との接続および接続解除の際に、必ずグラウンド接続部103′とCG導電板部材205,SG導電板部材208もしくはFG導電板部材209の少なくともいずれか1つとが接続し、同様の作用効果を得ることができる。
【0109】
また、上述した各実施形態では、接続穴450に切片部材400を嵌合させることにより電気的接続を行なっているが、それに限定するものではなく、ハンダ付けや、導電性接着剤により接続してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
なお、上述して各実施形態では、導電性金属板により切片部材400を形成しているが、それに限定されるものではなく、例えば樹脂等の非導電性材料で切片部材400を形成するとともに、その表面部に導電性の金属薄膜(例えば錫や金)を蒸着,メッキ等の手段により形成してもよく、更に、樹脂等の非導電性材料からなる板状部材の少なくとも一方の側面部に導電性金属板を添付して切片部材400を形成してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0110】
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0111】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のブレーカ装置及びブレーカユニットによれば、電源供給/遮断用のブレーカ部と、ブレーカ部を電源ラインに接続する電源接続部と、ブレーカ部を介して装置側に電力を供給する第1装置接続部と、グラウンドラインに接続するグラウンド接続部と、グラウンド接続部を介して装置側とグラウンドラインとを接続する第2装置接続部とを有するブレーカユニットをそなえるとともに、電源接続部を着脱自在に装着しうるとともに電源接続部の装着時に電源接続部を電源ラインに接続する対向電源接続部と、グラウンド接続部を着脱自在に装着しうるとともにグラウンド接続部の装着時にグラウンド接続部をグラウンドラインに接続する対向グラウンド接続部と、装置側への電力供給ラインと第1装置接続部とを接続しうる第1接続仲介部と、装置側へのグラウンドラインと第2装置接続部とを接続しうる第2接続仲介部とを有するブレーカユニット装着盤をそなえて構成することにより、必要最小限の電源容量を有するブレーカユニットで電源分配装置を構成することができることから、電源分配装置を最小限のコストで製造することができ、システムの製造コストを低減することができる。又、特に小局システムを構成する際において、無駄な初期投資を抑えることができるほか、製造コストにおける電源分配装置のコストの割合を低減することもできる(請求項1)
【0112】
また、ブレーカユニットに、ブレーカ部,電源接続部,第1装置接続部,グラウンド接続部及び第2装置接続部を配設するとともに、基板部材に、ブレーカ部と電源接続部とを接続する第1接続ライン,ブレーカ部と第1装置接続部とを接続する第2接続ライン,グラウンド接続部と第2装置接続部とを接続する第3接続ラインを形成することにより、ブレーカユニットを小型化することができるほか、ブレーカユニットを小型のユニットとして構成することができ、所要の電源容量に合わせて、容易に電源分配装置を構成することができ、更に、システムのメンテナンス等におけるブレーカユニットの交換や、ブレーカユニットの増設等の作業が容易であり作業効率が向上する(請求項2)。
【0113】
さらに、それぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有する電源接続用切片部材で電源接続部を構成するとともに、電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続される第1接続部を第1接続ラインに形成することにより、電源用切片部材を簡単に第1接続ラインに接続することができることから、ブレーカユニットの構成を簡単にすることができ、製造コストを低減することができる利点がある(請求項3)。
【0114】
また、複数の電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうるように、対向電源接続部と対向する部分に沿って所要の間隔をあけて設けられた複数の接続部をそなえて第1接続部を構成することにより、電源接続用切片部材を必要に応じて増減することができ、無駄な初期投資を抑え、製造コストを低減させることができる利点がある(請求項4)。
【0115】
さらに、隣接する電源接続用切片部材を相互に連結するホルダを設けてもよく、これにより、電源接続用切片部材が倒れたりすることがないことから、電源接続用切片部材と対向電源接続部との電気的接続が確実となり装置の信頼性を向上させることができる利点がある(請求項5)。
また、対向電源接続部と対向する部分に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて設けられ電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうる複数の接続部をそなえて第1接続部を構成することから、第1接続部における電源接続用切片部材の位置を所望の位置に配設することができる利点がある(請求項6)。
【0116】
また、更に、それぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有するグラウンド接続用切片部材でグラウンド接続部を構成するとともに、グラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続される該第2接続部を第3接続ラインに形成することにより、ブレーカユニットの構成を簡単にすることができ、製造コストを低減することができる利点がある(請求項7)。
【0117】
さらに、複数のグラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうるように、対向グラウンド接続部と対向する部分に沿って所要の間隔をあけて設けられた複数の接続部をそなえて第2接続部を構成することにより、グラウンド接続用切片部材を必要に応じて増減することができ、無駄な初期投資を抑え、製造コストを低減させることができる利点がある(請求項8)。
【0118】
またさらに、隣接するグラウンド接続用切片部材を相互に連結するホルダが設けてもよく、これにより、グラウンド接続用切片部材が倒れたりすることがないことから、グラウンド接続用切片部材と対向グラウンド接続部との電気的接続が確実となり装置の信頼性を向上させることができる利点がある(請求項9)。
さらに、対向グラウンド接続部と対向する部分に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて設けられグラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうる複数の接続部をそなえて第2接続部を構成することから、第2接続部におけるグラウンド接続用切片部材の位置を所望の位置に配設することができる利点がある(請求項10)。
【0119】
また、ブレーカユニットのブレーカユニット装着盤への装着時には、グラウンド接続部と対向グラウンド接続部との接続が電源接続部と対向電源接続部との接続よりも先に行なわれる一方、ブレーカユニットのブレーカユニット装着盤からの取り外し時には、グラウンド接続部と該対向グラウンド接続部との接続解除が該電源接続部と該対向電源接続部との接続解除よりも後に行なわれるように構成することにより、ブレーカユニットのブレーカユニット装着盤への装着時および取り外し時において、電源接続部と対向電源接続部との接続および接続解除の際に、必ずグラウンド接続部と対向グラウンド接続部とが接続していることから、活線の状態でブレーカユニットのブレーカユニット装着盤への装着および取り外しを行なう際にも、アースラインを確保できることから安全性を向上させることができる利点がある(請求項11)。
【0120】
さらに、第1装置接続部と第2装置接続部とを共通の第1コネクタ部に装着することにより、配線が簡単になり、製造コストを低減できるほか、ブレーカユニットのブレーカユニット装着盤との装着/取り外し作業の作業効率が向上する利点がある(請求項12)。
また、絶縁板部材と、絶縁板部材の一面に装着されて対向電源接続部を構成する第1導電板部材と、絶縁板部材の他面に設けられた電源ラインのための電源ライン接続部と、絶縁板部材の一面に装着されて対向グラウンド接続部を構成する第2導電板部材と、絶縁板部材の他面に設けられたグラウンドラインのためのグラウンドライン接続部とをそなえてブレーカユニット装着盤を構成することにより、ブレーカユニット装着盤を簡単な構成で形成することができることから、製造コストを低減することができるとともに、ブレーカユニット装着盤を小さく構成することができ、装置を小型化することができる利点がある(請求項13)。
【0121】
また、電源接続用切片部材を嵌合しうるとともに電源ラインに電気的に接続された係合穴部をそなえて対向電源接続部を構成することにより、電源接続用切片部材と電源ラインとの接続および接続解除を容易に行なうことができ、作業性を向上させることができる利点がある(請求項14)。
さらに、グラウンド続用切片部材を嵌合しうるとともにグラウンドラインに電気的に接続された係合穴部をそなえて対向グラウンド接続部を構成することにより、グラウンド接続用切片部材とグラウンドラインとの接続および接続解除を容易に行なうことができ、作業性を向上させることができる利点がある(請求項15)。
【0122】
またさらに、装置側への電力供給ラインへの接続部及び装置側へのグラウンドラインへの接続部が共通の第2コネクタ部に装着され、これらの第2コネクタ部と第1コネクタ部とを接続可能に構成することにより、配線が簡単になり、製造コストを低減できるほか、ブレーカユニットのブレーカユニット装着盤との装着/取り外し作業の作業効率が向上する利点がある(請求項16)。
【0123】
さらにまた、第1接続仲介部及び第2接続仲介部が第1コネクタ部と第2コネクタ部との接続を可能にするコネクタ貫通穴として構成することにより、配線が簡単になり、製造コストを低減できるほか、ブレーカユニットのブレーカユニット装着盤との装着/取り外し作業の作業効率が向上するほか、ブレーカユニット装着盤の構成を簡易にすることができ、製造コストを低減することがきる利点ある(請求項17)。
【0124】
また、一種類のグラウンドラインに接続するグラウンド接続部としてグラウンド接続部を構成することにより、容易にアイソレーテッド・グラウンド・システムを構成することができ、製造コストを低減することができる利点がある(請求項18)。
さらに、複数種類のグラウンドラインに接続するグラウンド接続部としてグラウンド接続部を構成することにより、容易にインテグレーティッド・グラウンド・システムを構成することができ製造コストを低減することができる利点がある(請求項19)。
【0125】
また、グラウンド接続部に、ある種のグラウンドラインと固定的に接続するグラウンド固定接続部分と、グラウンド固定接続部分と別種のグラウンドラインとを接続しうる接続スイッチ部分とを設けることにより、ブレーカユニットをある種のグラウンドラインと別種のグラウンドラインとで共用することができ、製造コストの低減を図ることができる利点がある(請求項20)。
【0126】
さらに、ノンフューズブレーカとしてブレーカ部を構成してもよく、これにより、ブレーカユニットの操作/運用が簡単になるとともに、ランニングコストを低減できる利点がある(請求項21)。
また、本発明のブレーカ装置によれば、電源供給/遮断用のノンフューズブレーカ部と、ノンフューズブレーカ部を電源ラインに接続すべくそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有する電源接続用切片部材で構成された電源接続部と、グラウンドラインに接続すべくそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有するグラウンド接続用切片部材で構成されたグラウンド接続部と、ノンフューズブレーカ部を介して装置側に電力を供給するとともにグラウンド接続部を介して装置側とグラウンドラインとを接続する装置接続部とを有するとともに、ブレーカ部,電源接続部,グラウンド接続部及び装置接続部を配設し、ノンフューズブレーカ部と電源接続部とを接続し電源接続用切片部材の脚部と係合しうる第1係合部を形成された第4接続ライン,ノンフューズブレーカ部及び装置接続部並びにグラウンド接続部と装置接続部とをそれぞれ接続する第5接続ラインが設けられた基板部材を有するブレーカユニットを複数そなえるとともに、電源接続用切片部材を嵌合しうるとともに電源ラインに電気的に接続された係合穴部をそなえることにより電源接続部を着脱自在に装着しうるとともに電源接続部の装着時に電源接続部を電源ラインに接続する対向電源接続部と、グラウンド続用切片部材を嵌合しうるとともにグラウンドラインに電気的に接続された係合穴部をそなえることによりグラウンド接続部を着脱自在に装着しうるとともにグラウンド接続部の装着時にグラウンド接続部をグラウンドラインに接続する対向グラウンド接続部と、装置側への電力供給ラインと装置接続部とを接続しうるとともに装置側へのグラウンドラインと装置接続部とを接続しうる接続仲介部とを複数のブレーカユニットに対応させて有するブレーカユニット装着盤をそなえて構成することにより、以下の利点がある(請求項22)。
(1)必要最小限の電源容量を有するブレーカユニットで電源分配装置を構成することができることから、電源分配装置を最小限のコストで製造することができ、システムの製造コストを低減することができる。又、特に小局システムを構成する際において、無駄な初期投資を抑えることができるほか、製造コストにおける電源分配装置のコストの割合を低減することもでき、更に、ブレーカユニットを小型化することができるほか、ブレーカユニットを小型のユニットとして構成することができ、所要の電源容量に合わせて、容易に電源分配装置を構成することができ、更に、システムのメンテナンス等におけるブレーカユニットの交換や、ブレーカユニットの増設等の作業が容易であり作業効率が向上する。
(2)ブレーカユニットの構成を簡単にすることができ、製造コストを低減することができる。
(3)電源接続用切片部材と電源ラインとの接続および接続解除を容易に行なうことができ、作業性を向上させることができる。
(4)グラウンド接続用切片部材とグラウンドラインとの接続および接続解除を容易に行なうことができ、作業性を向上させることができる。
(5)ブレーカユニットの操作/運用が簡単になるとともに、ランニングコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのブレーカ装置の構成を模式的に示す部分斜視図である。
【図2】本発明のブレーカ装置が装備される通信システムの構成を模式的に示す斜視図である。
【図3】アイソレーテッド・グラウンド・システムの構成を模式的に示す配線図である。
【図4】電源接続部の構成を模式的に示す斜視図である。
【図5】電源接続部の構成を模式的に示す斜視図である。
【図6】(a)は切片部材の一部を破断して示す図、(b)は図6(a)のC矢視図である。
【図7】本ブレーカユニットの側面図である。
【図8】電源分配装置の背面側の構成を模式的に示す図である。
【図9】図1のB矢視図である。
【図10】電源ライン接続部の構成を模式的に示す分解斜視図である。
【図11】ホルダの構成を模式的に示す斜視図である。
【図12】図10のA−A′矢視図である。
【図13】本発明の第1実施形態のブレーカユニットを電源分配装置に取り付ける態様を模式的に示す分解斜視図である。
【図14】図13のD部拡大図である。
【図15】本ブレーカユニットをブレーカユニット装着盤に取り付ける態様を破断して示す部分斜視図である。
【図16】インテグレーティッド・グラウンド・システムの構成を模式的に示す図である。
【図17】本発明の第2実施形態としてのブレーカ装置の構成を模式的に示す斜視図である。
【図18】第3接続ラインの変形例を示す図である。
【図19】電源分配装置内においてグラウンド・システムの切り替えを行なう様子を示す図である。
【図20】(a)〜(c)は本変形例にかかるホルダの構成を示す3面図である。
【図21】ホルダの構成を説明するための斜視図である。
【図22】ホルダの構成を説明するための斜視図である。
【図23】ホルダの構成を説明するための斜視図である。
【図24】(a)は小容量のNFBをそなえたブレーカユニットの部分上面図、(b)は大容量のNFBをそなえたブレーカユニットの部分上面図である。
【図25】ブレーカユニットを一部破断して模式的に示す上面図である。
【符号の説明】
100,100A,100B ブレーカユニット
101 NFB(ブレーカ部)
102 電源接続部
103,103′ グラウンド接続部
103a CGグラウンド接続部
103b SGグラウンド接続部
103c FGグラウンド接続部
104 第1コネクタ部(第1装置接続部,第2装置接続部,装置接続部)
105 基板部材
106 第1接続ライン(第4接続ライン)
107 第2接続ライン(第5接続ライン)
108 第3接続ライン
108a 接続金具
108b 第3接続ライン(グラウンド固定接続部分)
200,200A ブレーカユニット装着盤
201 電源ライン
202 CGグラウンドライン(グラウンドライン)
203 絶縁基板部材
204 電源導電板部材(対向電源接続部)
205 CG導電板部材(対向グラウンド接続部)
208 SG導電板部材(対向グラウンド接続部)
207 コネクタ貫通穴(第1接続仲介部,第2接続仲介部)
209 FG導電板部材(対向グラウンド接続部)
214 係合穴部(対向電源接続部)
215 係合穴部(対向電源接続部)
219 係合穴部(対向電源接続部)
218 係合穴部(対向電源接続部)
220 電源ライン接続部220
230 CGグラウンドライン接続部(グラウンドライン接続部)
240 SGグラウンドライン接続部(グラウンドライン接続部)
241 SGグラウンドライン(グラウンドライン)
250 FGグラウンドライン接続部(グラウンドライン接続部)
251 FGグラウンドライン(グラウンドライン)
301 第2コネクタ
400 切片部材(電源接続用切片部材,グラウンド接続用切片部材)
410 切片部
420 脚部
450 接続穴(接続部,第1接続部)
600 ホルダ

Claims (22)

  1. 電源供給/遮断用のブレーカ部と、該ブレーカ部を電源ラインに接続する電源接続部と、該ブレーカ部を介して装置側に電力を供給する第1装置接続部と、グラウンドラインに接続するグラウンド接続部と、該グラウンド接続部を介して装置側と該グラウンドラインとを接続する第2装置接続部とを有するブレーカユニットをそなえるとともに、
    該電源接続部を着脱自在に装着しうるとともに該電源接続部の装着時に該電源接続部を該電源ラインに接続する対向電源接続部と、該グラウンド接続部を着脱自在に装着しうるとともに該グラウンド接続部の装着時に該グラウンド接続部を該グラウンドラインに接続する対向グラウンド接続部と、装置側への電力供給ラインと該第1装置接続部とを接続しうる第1接続仲介部と、装置側へのグラウンドラインと該第2装置接続部とを接続しうる第2接続仲介部とを有するブレーカユニット装着盤をそなえて構成されたことを
    特徴とする、ブレーカ装置。
  2. 該ブレーカユニットに、上記のブレーカ部,電源接続部,第1装置接続部,グラウンド接続部及び第2装置接続部を配設するとともに、上記のブレーカ部と電源接続部とを接続する第1接続ライン,上記のブレーカ部と第1装置接続部とを接続する第2接続ライン,上記のグラウンド接続部と第2装置接続部とを接続する第3接続ラインを形成された基板部材が設けられたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  3. 該電源接続部がそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有する電源接続用切片部材で構成されるとともに、該第1接続ラインに、該電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続される第1接続部が形成されたことを特徴とする、請求項2記載のブレーカ装置。
  4. 該第1接続部が、複数の電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうるように、該対向電源接続部と対向する部分に沿って所要の間隔をあけて設けられた複数の接続部をそなえていることを特徴とする、請求項3記載のブレーカ装置。
  5. 隣接する電源接続用切片部材を相互に連結するホルダが設けられたことを特徴とする、請求項4記載のブレーカ装置。
  6. 該第1接続部が、該対向電源接続部と対向する部分に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて設けられ該電源接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうる複数の接続部をそなえていることを特徴とする、請求項3記載のブレーカ装置。
  7. 該グラウンド接続部がそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有するグラウンド接続用切片部材で構成されるとともに、該第3接続ラインに、該グラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続される第2接続部が形成されたことを特徴とする、請求項2記載のブレーカ装置。
  8. 該第2接続部が、複数のグラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうるように、該対向グラウンド接続部と対向する部分に沿って所要の間隔をあけて設けられた複数の接続部をそなえていることを特徴とする、請求項7記載のブレーカ装置。
  9. 隣接するグラウンド接続用切片部材を相互に連結するホルダが設けられたことを特徴とする、請求項8記載のブレーカ装置。
  10. 該第2接続部が、該対向グラウンド接続部と対向する部分に交差する方向に沿って所要の間隔をあけて設けられ該グラウンド接続用切片部材の脚部と電気的に接続しうる複数の接続部をそなえていることを特徴とする、請求項7記載のブレーカ装置。
  11. 該ブレーカユニットの該ブレーカユニット装着盤への装着時には、該グラウンド接続部と該対向グラウンド接続部との接続が該電源接続部と該対向電源接続部との接続よりも先に行なわれる一方、該ブレーカユニットの該ブレーカユニット装着盤からの取り外し時には、該グラウンド接続部と該対向グラウンド接続部との接続解除が該電源接続部と該対向電源接続部との接続解除よりも後に行なわれるように構成されたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  12. 上記の第1装置接続部と第2装置接続部とが共通の第1コネクタ部に装着されたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  13. 該ブレーカユニット装着盤が、絶縁板部材と、該絶縁板部材の一面に装着されて該対向電源接続部を構成する第1導電板部材と、該絶縁板部材の他面に設けられた該電源ラインのための電源ライン接続部と、該絶縁板部材の一面に装着されて該対向グラウンド接続部を構成する第2導電板部材と、該絶縁板部材の他面に設けられた該グラウンドラインのためのグラウンドライン接続部とをそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  14. 該対向電源接続部が、該電源接続用切片部材を嵌合しうるとともに該電源ラインに電気的に接続された係合穴部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項3記載のブレーカ装置。
  15. 該対向グラウンド接続部が、該グラウンド接続用切片部材を嵌合しうるとともに該グラウンドラインに電気的に接続された係合穴部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項7記載のブレーカ装置。
  16. 該装置側への電力供給ラインへの接続部及び該装置側へのグラウンドラインへの接続部とが共通の第2コネクタ部に装着され、該第2コネクタ部と該第1コネクタ部とが接続可能に構成されたことを特徴とする、請求項11記載のブレーカ装置。
  17. 上記の第1接続仲介部及び第2接続仲介部が上記の第1コネクタ部と第2コネクタ部との接続を可能にするコネクタ貫通穴として構成されたことを特徴とする、請求項15記載のブレーカ装置。
  18. 該グラウンド接続部が一種類のグラウンドラインに接続するグラウンド接続部として構成されたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  19. 該グラウンド接続部が複数種類のグラウンドラインに接続するグラウンド接続部として構成されたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  20. 該グラウンド接続部に、ある種のグラウンドラインと固定的に接続するグラウンド固定接続部分と、該グラウンド固定接続部分と別種のグラウンドラインとを接続しうる接続スイッチ部分とが設けられていることを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  21. 該ブレーカ部がノンフューズブレーカとして構成されたことを特徴とする、請求項1記載のブレーカ装置。
  22. 電源供給/遮断用のノンフューズブレーカ部と、該ノンフューズブレーカ部を電源ラインに接続すべくそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有する電源接続用切片部材で構成された電源接続部と、グラウンドラインに接続すべくそれぞれ少なくとも表面部が導電部として構成された切片部と脚部とを有するグラウンド接続用切片部材で構成されたグラウンド接続部と、該ノンフューズブレーカ部を介して装置側に電力を供給するとともに該グラウンド接続部を介して該装置側と該グラウンドラインとを接続する装置続部とを有するとともに、上記のブレーカ部,電源接続部,グラウンド接続部及び装置接続部を配設し、上記のノンフューズブレーカ部と電源接続部とを接続し該電源接続用切片部材の脚部と係合しうる第1係合部を形成された第4接続ライン,上記のノンフューズブレーカ部及び装置接続部並びに上記のグラウンド接続部と装置接続部とをそれぞれ接続する第5接続ラインが設けられた基板部材を有するブレーカユニットを複数そなえるとともに、
    該電源接続用切片部材を嵌合しうるとともに該電源ラインに電気的に接続された係合穴部をそなえることにより該電源接続部を着脱自在に装着しうるとともに該電源接続部の装着時に該電源接続部を該電源ラインに接続する対向電源接続部と、該グラウンド続用切片部材を嵌合しうるとともに該グラウンドラインに電気的に接続された係合穴部をそなえることにより該グラウンド接続部を着脱自在に装着しうるとともに該グラウンド接続部の装着時に該グラウンド接続部を該グラウンドラインに接続する対向グラウンド接続部と、該装置側への電力供給ラインと該装置接続部とを接続しうるとともに該装置側へのグラウンドラインと該装置接続部とを接続しうる接続仲介部とを上記複数のブレーカユニットに対応させて有するブレーカユニット装着盤をそなえて構成されたことを
    特徴とする、ブレーカ装置。
JP19047998A 1998-07-06 1998-07-06 ブレーカ装置及びブレーカユニット Expired - Fee Related JP4205780B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19047998A JP4205780B2 (ja) 1998-07-06 1998-07-06 ブレーカ装置及びブレーカユニット
US09/223,556 US6496358B2 (en) 1998-07-06 1998-12-30 Breaker apparatus and breaker unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19047998A JP4205780B2 (ja) 1998-07-06 1998-07-06 ブレーカ装置及びブレーカユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000023318A JP2000023318A (ja) 2000-01-21
JP4205780B2 true JP4205780B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=16258799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19047998A Expired - Fee Related JP4205780B2 (ja) 1998-07-06 1998-07-06 ブレーカ装置及びブレーカユニット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6496358B2 (ja)
JP (1) JP4205780B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7566942B2 (en) * 2004-10-20 2009-07-28 Massachusetts Institute Of Technology Multi-spectral pixel and focal plane array
DE102007027522B3 (de) * 2007-06-15 2009-02-12 Ellenberger & Poensgen Gmbh Schaltgerät
JP5608861B1 (ja) * 2013-09-20 2014-10-15 地方独立行政法人山口県産業技術センター 制御ユニットとそれを搭載した電気制御盤
US9846467B2 (en) * 2014-02-14 2017-12-19 Amazon Technologies, Inc. Power routing assembly for data center

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02303324A (ja) 1989-05-16 1990-12-17 Nec Corp 電源接続方式
JP3493034B2 (ja) 1992-04-23 2004-02-03 松下電工株式会社 配線装置
JPH08251729A (ja) 1995-03-13 1996-09-27 Fujitsu Ltd 分電盤の増設構造
US5638255A (en) * 1995-12-15 1997-06-10 Lucent Technologies Inc. Power protection and distribution module

Also Published As

Publication number Publication date
US20020105399A1 (en) 2002-08-08
JP2000023318A (ja) 2000-01-21
US6496358B2 (en) 2002-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7905749B2 (en) Ganged electrical outlets, apparatus, and methods of use
US4331839A (en) Telephone distribution frame connector assembly
US4755145A (en) Electrically connecting circuit board system
CA2042047C (en) A function unit
CN101553959A (zh) 电源板条系统
US5627720A (en) Power distribution box with surge suppressor
JP4205780B2 (ja) ブレーカ装置及びブレーカユニット
US5385488A (en) Patch panel
KR100981271B1 (ko) 분전반용 차단기 받침대
CN105932550A (zh) 一种配电柜或配电箱的多断路器排布方法
CN106684629B (zh) 一种模块化的电源分配单元
JPH02106884A (ja) 電気的装置結合体
RU2569326C2 (ru) Присоединительный модуль распределителя
TW202203525A (zh) 匯流排連接器
CA1207047A (en) Electrically connecting
US4124788A (en) Multi-terminal connector element
JP2005184993A (ja) 複数電源供給方式
KR200449732Y1 (ko) 조립형 분전반용 플러그
CN220306615U (zh) 一种便捷检修的pdu排插结构
CN218996633U (zh) 断路器底座及配电设备
CN110718781B (zh) 电流输配机构及电子设备
KR200249834Y1 (ko) 전력분배용 단자판 접속장치
JP4348051B2 (ja) 支線分岐装置
CN100364371C (zh) 用于连接电气组件的设备
CN115189308A (zh) 一种安全隔离接线盒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees