JP4204410B2 - 融雪装置 - Google Patents

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本発明は融雪装置に係り、更に詳しくは、融雪装置が運転されない期間における節電を可能にしたものに関する。
豪雪地帯では積雪に伴って雪掻きを行わなければならず、雪掻きの手間を削減するために、近時、雪を融解して除去する融雪装置が実用化されている。このような融雪装置は、例えば、屋外に設置した熱源機によって熱媒体を加熱しつつ、加熱された熱媒体を融雪しようとする地面や屋根に設けた融雪端末に循環させて融雪を行う。
このような従来の融雪装置では、自動運転モードや手動運転モードを備えており、自動運転モードでは融雪装置が自動的に降雪を判別して融雪運転を行うので、操作に煩わされることなく融雪を行うことができる。一方、手動運転モードは、必要に応じてユーザーが操作して融雪運転を行うもので、運転時間を最小限に抑えて融雪に要する費用を削減することも可能である。
また、従来の融雪装置では、屋外に設置した熱源機を運転するためのリモートコントローラを備えたものがあり、当該リモートコントローラを室内に設置することで、室内にいながらにして融雪を行うことも可能である。
ところで、融雪装置は給湯装置などとは異なり、年間を通じて使用されることはなく積雪期だけに使用される。また、前記リモートコントローラを備えた融雪装置では、運転スイッチをオフ操作すると、リモートコントローラには何の表示も行われない。このため、リモートコントローラの運転スイッチがオフ状態のときは、融雪装置への電力供給が完全に遮断されているものと誤解され易い。このため、従来の融雪装置は、冬場の積雪期が終了した後も、ACプラグが接続されたまま放置されることが多かった。
ところが、従来の融雪装置では、ACプラグを接続したまま放置すると、たとえ運転スイッチがオフ状態であっても僅かな電力消費が発生していた。則ち、ACプラグが接続されたままの状態では、運転スイッチのオン操作の監視プログラムなどが常時稼働しており、これに伴って、制御回路部(CPU)およびその周辺への通電による電力消費が常時発生していた。また、内部に設けられた電源回路における直流への変換ロスが電力消費の更なる増大の要因となっていた。
このため、融雪装置を全く運転しない夏場などにACプラグをACコンセントへ接続したままの状態で放置すると無駄な電力消費が嵩み、節電の面から改善が望まれていた。
本発明は、前記事情に鑑みて提案されるもので、融雪装置を使用しない期間における無駄な電力消費を効果的に防止することにより、効果的に節電を行う融雪装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために提案される請求項1に記載の発明は、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、運転に関する情報を出力する情報出力手段と、
少なくとも月または月日を計時する計時手段と、融雪装置の運転不要状態または運転停止状態を判別する運転状態判別手段を備え、前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、情報出力手段によって交流電源の通電の遮断を促す節電報知を行い、計時月日に応じて前記判別時間を変化させる構成とされている。
また同様の目的を達成するために提案される請求項3に記載の発明は、外気温を検知する外気温センサーを備え、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、運転に関する情報を出力する情報出力手段と、前記外気温センサーの検知温度が所定の判別温度以上になると融雪装置が運転不要状態または運転停止状態であると判別する運転状態判別手段を備え、前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、情報出力手段によって交流電源の通電の遮断を促す節電報知を行い、融雪運転が開始される温度と前記外気温センサーの検知温度との差に応じて前記判別時間を変化させる構成とされている。
融雪装置の設置地域によって多少の差はあるが、厳冬期は融雪装置を運転する頻度は高く、温暖期に向かうに連れて融雪装置を運転する頻度は低下する。則ち、厳冬期は、融雪装置の運転不要状態または運転停止状態が継続する時間は短く、温暖期に向かうに連れて融雪装置の運転不要状態または運転停止状態が継続する時間は長くなる。
請求項1又は3の発明によれば、所定時間継続して運転不要状態または運転停止状態が判別されたときは、融雪装置の運転を必要とする積雪期が終了したものと見なして節電報知を行う。則ち、融雪装置自らが積雪期の終了を判別してユーザーに節電報知を行う。これにより、ACプラグを接続したまま次の積雪期の開始まで放置されることを未然に防止することができ、無駄な電力消費をなくして節電を行うことが可能となる。
本発明において、運転不要状態または運転停止状態を継続して判別する判別時間(所定時間)は、融雪装置の運転を必要とする時期(季節)の終了を検知して変更させることが可能である。
例えば、請求項1の発明のように、融雪装置が月日を計時する機能を備えている場合、計時月日に応じて判別時間を変化させる構成を採ることが可能である。則ち、例えば、計時月が4月の場合は、融雪装置の運転の必要性が高いので判別時間を長く設定し、計時月が6月の場合は、融雪装置の運転の必要性が低いので判別時間を短く設定するような構成を採ることも可能である。
また、請求項3の発明のように、融雪運転が開始される温度よりも外気温が僅かに高いときは、融雪装置の運転の必要性が高いので判別時間を長く設定し、融雪運転が開始される温度よりも外気温が相当高いときは、融雪装置の運転の必要性が低いので判別時間を短く設定する構成を採ることができる。
これにより、融雪装置の運転を必要とする時期の終了を的確に判別することが可能となる。
本発明において、節電報知は、例えば、表示や警報音、音声メッセージなどにより行うことが可能であり、また、これらを組み合わせた節電報知を行うことも可能である。また、節電報知は、ACプラグが抜き取られるまで継続的に行っても良く、または、ACプラグが抜き取られるまで定期的に行うことも可能である。
本発明において、運転状態判別手段によって運転不要状態または運転停止状態の判別する構成には種々の態様を採ることができる。
例えば、外気温を検知する外気温センサーを設け、運転状態判別手段によって外気温センサーの検知温度が所定温度以上の状態を判別し、当該判別した状態を、融雪装置の運転を必要としない運転不要状態とすることが可能である。
また、火炎を検知する火炎センサーを設け、運転状態判別手段によって火炎センサーによる火炎検知が行われていない状態を運転停止状態として判別することが可能である。
また、熱媒体を融雪端末へ循環させる循環ポンプを設け、運転状態判別手段によって循環ポンプが駆動されていない状態を運転停止状態として判別することが可能である。
更に、融雪装置の運転を行う運転スイッチを設け、運転状態判別手段によって運転スイッチがオン操作されていない状態を運転停止状態として判別することが可能である。
請求項2に記載の発明は、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、融雪装置への通電を部分的に遮断する通電遮断部と、少なくとも月または月日を計時する計時手段と、融雪装置の運転不要状態または運転停止状態を判別する運転状態判別手段を備え、前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、通電遮断部によって融雪装置への通電を部分的に遮断する節電制御を行い、計時月日に応じて前記判別時間を変化させる構成とされている。
また請求項4に記載の発明は、外気温を検知する外気温センサーを備え、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、融雪装置への通電を部分的に遮断する通電遮断部と、前記外気温センサーの検知温度が所定の判別温度以上になると融雪装置が運転不要状態または運転停止状態であると判別する運転状態判別手段を備え、前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、通電遮断部によって融雪装置への通電を部分的に遮断する節電制御を行い、融雪運転が開始される温度と前記外気温センサーの検知温度との差に応じて前記判別時間を変化させる構成とされている。
請求項2又は4の発明において、融雪装置の運転を再開するために必要な最小限の回路にだけ通電を継続し、他の回路への通電を通電遮断部によって断続制御する構成を採ることができる。
また、本発明において、運転不要状態または運転停止状態を判別する運転状態判別手段は、前記請求項1、3に記載の融雪装置と同様に種々の構成を採ることができる。
本発明によれば、所定時間継続して運転状態判別手段により運転不要状態または運転停止状態が判別されると、通電遮断部によって融雪装置への通電を部分的に遮断する。これにより、融雪装置の運転を再開するために必要な部分だけ通電が継続され、他の部分への通電が遮断される。従って、融雪装置が運転されない期間における電力消費を極めて低減することができ、ACプラグを抜き取る手間を要することなく自動的に節電制御を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、当該節電制御が行われている状態であっても、運転の再開に必要な部分への通電は継続されるので、運転操作を行うことにより、通電遮断部による通電の遮断を解除して通常運転に復帰させることが可能である。
本発明において、運転不要状態または運転停止状態を継続して判別する判別時間(所定時間)は、請求項1、3の発明と同様に、変動させることが可能である。
また本発明は、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、少なくとも月または月日を計時する計時手段と、運転に関する情報を出力する情報出力手段を備え、計時手段の計時する月または月日が、予め定められた節電開始時期以降のときは、制御手段は、情報出力手段によって交流電源の通電の遮断を促す節電報知を行う構成とすることも可能である。
このような構成を採用すると、例えば、節電開始時期を6月とすると、計時手段の計時月が6月に達すると節電報知が行われる。則ち、本発明によれば、節電開始時期を6月とすると、融雪装置の運転が行われないであろう6月以降は節電報知が行われる。従って、ユーザーは節電報知に応じてACプラグを抜き取ることにより、融雪装置を使用しない期間においてACプラグを接続したまま放置されることが未然に防止され、効果的に節電を行うことが可能となる。
本発明において、計時手段による計時は月だけでも良く、月および日を計時して良い。計時手段によって月日を計時する構成を採れば、節電開始時期を月日まで指定することにより、当該月日以降に節電報知を行うことができ、気象条件に則した節電が可能となる。
本発明においても、節電報知は、ACプラグが抜き取られるまで継続的に行っても良く、または、ACプラグが抜き取られるまで定期的に行うことも可能である。
本発明の融雪装置は、外気温に応じて当該融雪装置へ通電する交流電源を断続する温度スイッチを有し、当該温度スイッチは、外気温が所定の通電開始温度以下のときに閉成して交流電源の通電を許容し、外気温が通電開始温度よりも高い所定の通電停止温度以上のときに開成して交流電源の通電を遮断する構成としてもよい。
本発明によれば、外気温が通電停止温度以上になると、融雪装置への交流電源の通電が遮断されて、等価的にACプラグをコンセントから抜き取った状態となる。また、外気温が通電開始温度以下になると、融雪装置への交流電源の通電が開始されて、等価的にACプラグをコンセントへ接続した状態となる。則ち、本発明によれば、外気温に応じて等価的にACプラグを着脱させることができ、ユーザーの手を煩わせることなくACプラグを接続したまま効果的に節電を行うことが可能となる。
また本発明は、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、少なくとも月または月日の少なくともいずれかを計時する計時手段と、融雪装置への通電を部分的に遮断する通電遮断部を備え、計時手段の計時する月または月日が、予め定められた節電開始時期および節電終了時期で定まる期間内のときは、制御手段は、通電遮断部によって融雪装置への通電を部分的に遮断する節電制御を行う構成とすることも可能である。
このような構成を採用すると、例えば、節電開始時期および節電終了時期を各々6月および10月とすると、計時手段の計時月が当該期間内のときに、通電遮断部によって融雪装置への通電が部分的に遮断されて自動的に節電を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、節電制御が行われている期間内であっても、運転の再開に必要な部分への通電は継続されるので、運転操作を行うことにより、通電遮断部による通電の遮断を解除して通常運転に復帰させることが可能である。
さらに本発明は、節電開始時期または節電終了時期の少なくともいずれかを設定する期間設定手段を備えた構成にしてもよい。
節電開始時期や節電終了時期は、メーカー側で固定的に設定しても良く、ユーザーが設定可能な構成としても良い。節電開始時期や節電終了時期をユーザー側で設定可能な構成とすることにより、融雪装置の設置地域の気象条件などに合わせて積雪のない期間を的確に限定することができ、気象条件に応じて運転の不要期間における効果的な節電を行うことが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の融雪装置において、熱源機から離れた場所に設置されて当該熱源機の運転操作を行うリモートコントローラを備え、当該リモートコントローラは、運転に関する情報を表示出力する表示部、または、運転に関する情報を音声出力する音声出力部の少なくともいずれかを有し、リモートコントローラの表示部または音声出力部によって情報出力手段が形成される構成とされている。
ここに、本発明で言う表示部は、文字、符号、静止画や動画などを表示可能なものを指す。また、音声出力部は、警報音やメロディー、音声メッセージなどを出力可能なものを指す。
本発明によれば、例えば、リモートコントローラの表示部に、「ACプラグを抜いて下さい」、などのメッセージを表示することにより、節電報知を行うことができる。また、例えば、リモートコントローラの音声出力部により、「ACプラグを抜いて下さい」などの音声メッセージを出力することにより、節電報知を行うことができる。また、表示部による表示に加えて、音声出力部による音声や警報音を出力することにより、一層効果的に節電報知を行うことも可能である。
請求項1、3に記載の発明によれば、融雪装置が運転されない状態が判別されると自動的に節電報知が行われるので、次の積雪期までACプラグを接続したまま放置されることを未然に防止することができ、効果的に節電可能な融雪装置を提供できる。
請求項2、4に記載の発明によれば、融雪装置が運転されない状態が判別されると自動的に部分的な通電が遮断されて節電を行うことができ、ユーザーの手を煩わせることなく節電可能な融雪装置を提供できる。
請求項5に記載の発明によれば、リモートコントローラを室内に設けることにより、情報出力手段によって節電報知を行うことができ、報知効果を一層向上させることが可能となる。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る融雪装置の構成図である。図2は、図1に示す融雪装置に採用するリモートコントローラの正面図である。図3は、図2に示すリモートコントローラのブロック構成図である。
本発明は、融雪装置における節電報知あるいは節電制御に特徴を有したものであるが、これらの詳細な説明に先立って、融雪装置の構成および基本動作を説明する。
本実施形態の融雪装置1は、図1の様に、熱源機2に融雪端末9を接続して形成され、熱源機2で加熱した熱媒体を融雪端末9へ循環させて加熱することにより融雪を行うものである。熱源機2は、本体部3、燃焼部4、電源回路部7、制御回路部(制御手段)8、メインコントローラ6およびリモートコントローラ10を備えて構成される。本体部3は、大きく、燃焼空間部30、貯留部31および排気筒32に分かれており、貯留式燃焼機を形成している。
本体部3は、全体形状が円筒形であり、2重構造となっていて内部に貯留部31が形成されている。更に詳細には、本体部3は外筒20と内筒21とを有し、その内部に熱媒体を貯留する構造を有する。特に本体部3の上半分には、上鏡板22と下鏡板23で囲まれた大容量の熱媒体室24が形成されている。貯留部31には、熱媒体として不凍液が貯留されている。
熱媒体室24には、複数の燃焼ガス流路25が形成され、燃焼ガス流路25は貯留部31の熱媒体室24を軸方向に貫通する。燃焼部4は、灯油等の液体燃料を燃焼させるバーナを備え、燃料噴射ノズル40と送風機41を内蔵しており、本体部3の下方に位置する燃焼空間部30に接続されている。燃焼空間部30は、燃焼部4の燃焼室として機能する。また、燃焼部4は、火炎の発生を検知して火炎検知信号を出力するフレームロッド(火炎センサー)43を備えている。
本体部3の上部には、排気筒32が設けられている。排気筒32は、外観が円筒状または直方体状であり、内部がラビリンス構造とされ、ガス圧を低減させて燃焼音の発生を抑えつつ燃焼ガスを排気するものである。なお、図1において、排気筒32のラビリンス構造は省略している。
また、貯留部31の上部には、貯留された熱媒体の温度を検知する温度センサー26が設けられ、貯留部31の最上部には、空焚き防止用の温度センサー27が設けられている。本実施形態では、これらの温度センサー26,27にサーミスタを用いている。
燃焼運転が開始されると、燃焼部4の燃料噴射ノズル40から噴射された燃料ガスは、燃焼空間部30内において火炎を発生しつつ燃焼して高温の燃焼ガスを発生する。そして、発生した燃焼ガスは、熱媒体室24内の燃焼ガス流路25を流れ、排気筒32を通過して外部に排出される。このとき、熱媒体室24内の熱媒体は、燃焼ガス流路25を流れる高温の燃焼ガスと熱交換して加熱され昇温する。
尚、貯留部31の上部には、熱媒体の貯留量を検知するレベル検知器28と熱媒体のリザーブタンク29が設けられており、貯留部31の熱媒体の減少に伴う空焚きを防止する構成とされている。
熱源機2の本体部3と融雪端末9とは、図1の様に、循環往路51および循環復路52で接続されて循環回路50を形成している。更に詳細には、貯留部31の上部から延出する循環往路51上には循環ポンプ53、往路電磁弁54が配され、循環往路51の端部には、融雪端末9の一端を接続するヘッダ56が設けられている。また、貯留部31の下部、則ち、燃焼空間部30の周囲に位置する部位から延出する循環復路52上には復路電磁弁55が配され、循環復路52の端部には、融雪端末9の他端を接続するヘッダ57が設けられている。また、循環往路51および循環復路52の途中には、流動する熱媒体の温度を検知する往路温度センサー58および復路温度センサー59が各々設けられている。本実施形態では、これらの温度センサー58,59にサーミスタ温度センサーを用いている。
循環往路51および循環復路52の端部に設けられたヘッダ56,57は、複数の配管を並列に接続可能なアダプターであり、融雪を行おうとする地面に融雪管91を埋設し、融雪管91の両端が各々ヘッダ56,57に接続される。これにより、循環ポンプ53によって貯留部31から循環往路51を圧送される熱媒体は、ヘッダ56から融雪管91を流動してヘッダ57に至り、循環復路52を介して貯留部31に戻る循環回路50を流動する。
本実施形態では、ヘッダ56,57に各々5本の配管を並列接続可能であり、融雪しようとする領域に最大5本の融雪管91を埋設し、各融雪管91の両端をヘッダ56,57に接続することができる。従って、例えば、自宅の駐車場から道路に至る通路に3本の融雪管91を埋設し、玄関から道路に至る通路に2本の融雪管91を埋設することにより、駐車場側や玄関側の双方を同時に融雪することが可能である。また、5本の融雪管91を同一の領域に埋設して融雪を行うことも可能である。尚、図1では、説明の便宜上、融雪管91を直管として示しているが、実際には、各融雪管91は屈曲させた配管を地面に埋設したものである。
本実施形態では、融雪管91の各々に直列に電磁弁90を設け、各電磁弁90を同時に開閉制御することにより、並列に接続された融雪管91に同時に熱媒体を流動あるいは流動停止させる構成としている。
本実施形態では、前記往路電磁弁54、復路電磁弁55および電磁弁90に開閉制御を緩やかに行う熱動弁を用いており、各電磁弁54,55,90の開閉に伴う熱媒体の圧力変動を緩和して配管の劣化を防止している。
制御回路部8は熱源機2の制御を統括する機能を有し、制御回路部8には、メインコントローラ6およびリモートコントローラ10が接続されている。制御回路部8は、メインコントローラ6およびリモートコントローラ10の設定に応じて、各部に設けられたセンサーの検知信号を参照しつつ、燃焼部4、循環ポンプ53および各部に設けられた電磁弁の制御を行う。
メインコントローラ6およびリモートコントローラ10は、運転操作および各種の設定を行う操作端末であり、メインコントローラ6は、制御回路部8の近傍に固定して設けられている。また、本実施形態では、リモートコントローラ10をケーブルCを介して屋内に設置している。
制御回路部8には、降雪センサー82および地温センサー86が接続されている。降雪センサー82は、屋外の冠雪可能な部位に設置され、地温センサー86は屋外の地面に埋設して設置される。
降雪センサー82は、外気温センサー85と、水分センサー84および融雪ヒータ83で構成され、制御回路部8と協働して降雪を検知するセンサー機能を有する。則ち、外気温センサー85の検知温度が所定値以下になると、制御回路部8は、融雪ヒータ83への通電を開始する。そして、融雪ヒータ83への通電の結果、水分センサー84で水分が検知されると制御回路部8は降雪中であると判別する。一方、融雪ヒータ83へ通電しても水分センサー84で水分を検知しないときは、制御回路部8は降雪がないものと判別する動作を行う。
また、前記した本体部3の貯留部31に設けられた温度センサー26および空焚き検知用の温度センサー27は、各々、制御回路部8に接続されており、前記循環回路50に設けられた往路温度センサー58および復路温度センサー59も、各々、制御回路部8に接続されている。そして、制御回路部8は、これらの各温度センサーの検知信号および前記降雪センサー82および地温センサー86の検知信号に基づいて燃焼部4や循環ポンプ53、電磁弁などを駆動して融雪運転を行う。
次に、リモートコントローラ10の構成を説明する。リモートコントローラ10は、図2の様に、外形が略正方形の操作端末であり、メインコントローラ6と同様に融雪装置1の運転操作および各種の設定が可能である。前記したように、メインコントローラ6は、屋外に敷設される熱源機2の本体部3近傍に固定されるが、リモートコントローラ10は、ケーブルCを屋内に引き込むことにより、室内に設置することが可能である。
リモートコントローラ10は、図3の様に、マイコン(CPU)11を中心として、操作部12、設定部13、表示部14、音声出力部15およびメモリ16を備えて構成される。操作部12は、図2の様に、運転スイッチ12a、自動/手動切換スイッチ12bおよびタイマースイッチ12cを備えている。設定部13は、設定スイッチ13aおよびアップキー13b,ダウンキー13cを備えている。また、表示部14は液晶表示器14aを含んで構成され、音声出力部15はスピーカ15aを含んで構成される。これら表示部14および音声出力部15によって情報出力手段17を形成している。
図2の様に、リモートコントローラ10の上部には運転スイッチ12aが配され、中央部には液晶表示器14aおよび設定スイッチ13a、アップキー13b、ダウンキー13cが配され、下部には、自動/手動切換スイッチ12b,タイマースイッチ12cおよびスピーカ15aが設けられている。
運転スイッチ12aは、融雪装置1の運転および運転停止の操作を行うもので、運転中は内蔵LEDによって運転スイッチ12aが赤色に点灯する。自動/手動切換スイッチ12bは、自動運転モードおよび手動運転モードを切り換えるスイッチであり、「自動/手動」の文字を赤色点灯させるLEDを内蔵している。また、タイマースイッチ12cは、タイマー運転の設定を行うスイッチであり、「タイマー」の文字を赤色点灯させるLEDを内蔵している。
スピーカ15aは、各種の設定および運転中において音声出力部15で生成された音声信号を音声メッセージとして出力する。液晶表示器14aは、表示部14で生成された表示データを表示するドットマトリクス液晶表示器であり、文字や数字に加えて図形を表示可能である。
また、設定部13の設定スイッチ13aおよびアップキー13b,ダウンキー13cは、後述する設定操作などを行う操作キーである。また設定部13は、自動運転時における遅延タイマーや、手動運転時におけるオンオフタイマー、オフタイマーの設定を行う機能を有する。
尚、図3のブロック構成図では、マイコン(CPU)11に付随して設けられるRAMやROMなどをメモリ16として示している。
次に、本実施形態の融雪装置1で実施される手動運転および自動運転の基本動作を説明する。
リモートコントローラ10の運転スイッチ12aが「切」の状態で、自動/手動切換スイッチ12bを操作して液晶表示器14aに「手動」表示を行うと手動運転モードに設定され、「自動」表示を行うと(図2参照)自動運転モードに設定される。また、アップキー13bあるいはダウンキー13cを操作することにより、図2の様に、液晶表示器14aに表示される温度調節レベルを「3」、「4」などに変更設定可能である。本実施形態では、温度調節レベルを最低の「1」に設定すると、循環往路51を流動する熱媒体の温度が略40℃となるように燃焼部4の制御が行われ、温度調節レベルを増加させるに連れて熱媒体の温度が上昇し、温度調節レベルを最大の「7」に設定すると、循環往路51を流動する熱媒体の温度が略80℃となるように燃焼部4の制御が行われる。
(手動運転時の操作および動作)
リモートコントローラ10によって手動運転モードに設定した状態で運転スイッチ12aを押すと、制御回路部8は、運転スイッチ12aを赤色点灯し、燃焼部4の燃焼を開始すると共に循環ポンプ53の駆動を開始する。この際、制御回路部8は、往路電磁弁54および復路電磁弁55を開成すると共に、融雪管91に設けられた電磁弁90を開成する。
燃焼部4は貯留部31の熱媒体を加熱し、加熱された熱媒体は循環ポンプ53で圧送されて貯留部31から循環往路51、ヘッダ56、融雪管91、ヘッダ57を流動し、循環復路52を介して貯留部31に戻る循環回路50を循環して融雪運転が開始する。融雪運転が開始すると、制御回路部8は、往路温度センサー58、復路温度センサー59および貯留部上部の温度センサー26の検知温度を監視しつつ往路温度センサー58の検知温度が温度調節レベルに応じた値となるように燃焼部4の制御を行う。本実施形態では、制御回路部8によって燃焼部4を断続制御しているが、燃焼部4の燃焼量を制御することも可能である。
このようにして、融雪運転が行われている状態で、リモートコントローラ10の運転スイッチ12aを再度押すと、制御回路部8は、運転スイッチ12aの赤色点灯を解除し、燃焼部4の燃焼駆動を停止すると共に、循環ポンプ53の駆動を停止する。この際、制御回路部8は、往路電磁弁54および復路電磁弁55を閉成すると共に、融雪管91に設けられた電磁弁90を閉成して融雪運転を終了する。
尚、本実施形態では、リモートコントローラ10によって、オフタイマーやオンオフタイマーの設定が可能である。則ち、手動運転中において、リモートコントローラ10によりオフタイマー時間を設定すると、運転開始から設定されたオフタイマー時間が経過後に運転を停止させることが可能である。また、手動運転モードに設定された状態で、リモートコントローラ10により運転開始時刻および運転終了時刻を設定すると、この期間だけ運転を行わせることが可能とされている。尚、オフタイマーおよびオンオフタイマーの設定の詳細については省略する。
(自動運転時の操作および動作)
自動運転モードに設定すると、以降は、制御回路部8の制御による自動運転に移行する。尚、自動運転モードにおける燃焼部4の駆動制御および熱媒体の循環動作については、手動運転の場合と同様であるので、重複した説明を省略する。
リモートコントローラ10の運転スイッチ12aが「切」の状態で、図2の様に、自動/手動切換スイッチ12bを操作して液晶表示器14aに「自動」表示を行うと自動運転モードに設定される。尚、図2では、アップキー13bあるいはダウンキー13cを操作して温度調節レベルを「4」に設定している。
自動運転モードでは、降雪センサー82が降雪を検知した状態(オン状態)、または、地温センサー86の検知温度が運転開始閾値以下の状態(オン状態)となれば、制御回路部8は融雪運転を自動的に開始する。そして、降雪センサー82が降雪を検知しない状態(オフ状態)で、且つ、地温センサーの検知温度が運転終了閾値以上(オフ状態)となれば、制御回路部8は、遅延タイマーで規定される所定時間だけ運転を継続した後に融雪運転を終了する。
則ち、自動運転モードでは、地温センサー86の検知温度が5℃以上であっても、降雪センサー82が降雪を検知すると、制御回路部8は融雪運転を開始する。そして、地温センサー86の検知温度が7℃以上で、且つ、降雪センサー82が降雪を検知しなくなると、制御回路部8は降雪センサー82が降雪を検知しなくなった時点から遅延タイマーで設定される時間だけ運転を継続した後に運転を終了する。
また、自動運転モードでは、降雪センサー82が降雪を検知していない場合でも、地温センサー86の検知温度が5℃以下になると制御回路部8は融雪運転を開始する。そして、地温センサー86の検知温度が7℃以上で、且つ、降雪センサー82が降雪を検知しなくなると、制御回路部8は降雪センサー82が降雪を検知しなくなった時点から遅延タイマーで設定される時間だけ運転を継続した後に運転を終了する動作を行う。
以上、本実施形態の融雪装置1の構成および基本動作を説明したが、以下に、図面を参照して本発明に係る節電報知および節電制御を順次説明する。
図4は第1実施形態の融雪装置における節電報知の制御を示すフローチャート、図5は図4に示す制御によって行われる節電報知を示す説明図である。図6は、第2実施形態の融雪装置の要部ブロック構成図、図7は図6に示す融雪装置の節電制御を示すフローチャートである。図8は第3実施形態の融雪装置に採用するリモートコントローラのブロック構成図、図9は第3実施形態の融雪装置で行われる節電報知および節電制御を示すフローチャートである。また、図10は第4実施形態に係る融雪装置の要部ブロック構成図、図11は図10に示す融雪装置の節電制御を示すフローチャートである。
以下に、各実施形態の構成および制御を詳細に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の融雪装置1は、図1に示す融雪装置1において、制御回路部8が運転状態判別手段81の機能を兼ね備えて構成される。この運転状態判別手段81で降雪センサー82の外気温センサー85の検知温度を参照することにより、運転不要状態を判別する構成とされている。また、本実施形態では、リモートコントローラ10に、運転状態判別手段81によって運転状態を判別する時間(後述するタイマーのタイムアップ時間)を手動設定する判別時間設定手段19を備えた構成とされている。
尚、以下の説明において、検知フラグとは、運転状態判別手段81によって所定時間継続して運転不要状態が判別されたときにオンされるフラグであり、制御回路部8のプログラム処理で実行されるフラグである。
また、タイマーは、制御回路部8のプログラム処理によって実行されるタイマーであり、リモートコントローラ10の判別時間設定手段19によって、タイムアップ時間を時間単位および日単位で可変設定可能とされている。
はじめに、判別時間設定手段19によってタイマーのタイムアップ時間を設定する。則ち、リモートコントローラ10の設定スイッチ13aを操作して判別時間設定モードに切り換える。判別時間設定モードに入ると、表示部14にデフォルトの判別時間が表示される。そして、アップキー13bおよびダウンキー13cを操作して判別時間を選択設定することにより、設定された判別時間(判別日数)がメモリ16(本実施形態ではEEPROMを採用)に記憶される。
ACプラグ70がACコンセント(不図示)に接続されている期間は、運転状態判別手段(制御回路部)81は常時外気温センサー85の検知温度を監視する。そして、外気温センサー85の検知温度が所定温度(5℃)未満のときはタイマーをリセットし、リモートコントローラ10またはメインコントローラ6で設定された自動運転または手動運転に従って融雪運転が実行される(以上、図4ステップ200,201,207参照)。
この状態は、外気温が低く積雪が生じる状態であり、運転状態判別手段81は外気温センサー85の検知温度に基づいて、運転不要状態を判別しない状態である。
一方、外気温が上昇して外気温センサー85の検知温度が所定温度(5℃)以上になると、運転状態判別手段81は運転不要状態を判別し、制御回路部8はタイマーをスタートする。本実施形態では、タイマー時間を例えば7日程度に設定する。タイマーをスタートすると、制御回路部8は、ステップ200〜203の処理を循環して、タイマーがタイムアップするまで運転不要状態の判別の継続を監視する(以上、図4ステップ200〜203,206参照)。この状態は、外気温が上昇して融雪装置1を運転する必要がない状態(運転不要状態)の継続を監視する期間である。
タイマーをスタートさせてからタイムアップするまでに、外気温センサー85の検知温度が再び5℃未満に低下して運転状態判別手段81による運転不要状態の判別が停止すると、制御回路部8はタイマーをリセットする。そして、通常の融雪運転が行われる(以上、図4ステップ200,201,207参照)。
一方、外気温センサー85の検知温度が5℃以上のまま継続し、運転状態判別手段81が運転不要状態の判別を継続したままタイマーがタイムアップすると、制御回路部8は検知フラグをオンにし、リモートコントローラ10によって節電報知を行う(以上、図4ステップ200〜205参照)。
この状態は、外気温が上昇して融雪装置1の運転不要状態が所定時間(7日間)継続し、積雪期が終了したものとして節電報知を行う状態である。
検知フラグをオンすると、制御回路部8は、ステップ200,205の処理を繰り返して、リモートコントローラ10で節電報知を行う。節電報知は、図5の様に、リモートコントローラ10の液晶表示器14aに「ACプラグをコンセントから抜いて下さい」の表示を継続して行うと共に、スピーカ15aから定期的に同一の音声メッセージを音声出力して行われる。音声メッセージの出力は、例えば、1時間毎や数時間毎、あるいは、1日に数回程度出力する構成を採ることができ、出力する間隔をリモートコントローラ10やメインコントローラ6で可変設定可能な構成とすることも可能である。
リモートコントローラ10によって節電報知が開始されて以降に、ユーザーが節電報知を見聞きしてACプラグをコンセントから抜き取ると、融雪装置1への通電が遮断されて一連の制御が終了する。
このように、本実施形態の融雪装置1によれば、運転状態判別手段81によって運転不要状態、則ち、外気温が所定温度以上の状態が所定期間継続することに基づいて積雪期の終了を的確に判別し、節電報知を行うことができる。これにより、次の積雪期が始まるまでACプラグをコンセントに接続したまま放置されて無駄な電力が消費されることを未然に防止することが可能となる。
ここで、前記第1実施形態では、運転状態判別手段81で外気温センサー85の検知温度を監視して運転不要状態を判別する構成を採用したが、節電報知を行うための別の構成を採ることも可能である。則ち、運転不要状態を監視する構成に代えて、融雪装置1の運転停止状態が継続することに基づいて積雪期の終了を判別する構成を採ることも可能である。
以下に、運転停止状態を監視することによって節電報知を行う3つの変形例を説明する。尚、前記第1実施形態と同一構成部分には同一の符号付して重複した説明を省略する。
変形例1は、図1に示す融雪装置1において、運転状態判別手段81で燃焼部4のフレームロッド43の検知信号を参照することにより、運転停止状態を判別するものである。この変形例1は、図4ステップ201に代えて、ステップ201aの処理を実行する制御によって節電報知が行われる。則ち、フレームロッド43によって火炎が検知されていない期間は融雪運転の停止状態であり、当該運転停止状態がタイマー時間だけ継続することに基づいて積雪期の終了を判別して節電報知を行う構成を採用している。
また、変形例2は、図1に示す融雪装置1において、運転状態判別手段81で循環往路51に設けた循環ポンプ53の駆動信号を参照することにより、運転停止状態を判別するものである。この変形例2は、図4ステップ201に代えて、ステップ201bの処理を実行する制御によって節電報知が行われる。則ち、循環ポンプ53へ駆動信号が伝送されないときは、融雪運転の停止状態であり、当該運転停止状態がタイマー時間だけ継続することに基づいて積雪期の終了を判別して節電報知を行う構成である。
また、変形例3は、図1に示す融雪装置1において、運転状態判別手段81でリモートコントローラ10に設けた運転スイッチ12aの操作状態を参照することにより、運転停止状態を判別するものである。この変形例3は、図4ステップ201に代えて、ステップ201cの処理を実行する制御によって節電報知が行われる。則ち、運転スイッチ12aがオフ操作されているときは、融雪運転の停止状態であり、当該運転停止状態がタイマー時間だけ継続することに基づいて積雪期の終了を判別して節電報知を行う構成である。
このように、第1実施形態の変形例1〜3においても、第1実施形態と同様に、極めて簡単な構成によって運転停止状態を監視することにより、積雪期の終了を的確に判別して節電報知を行うことができ、融雪運転を行わない期間における無駄な電力消費を未然に防止することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態の融雪装置1は、図1に示す融雪装置1において、熱源機2の電源回路部7から各部へ供給される直流電源の供給形態に特徴を有するものである。則ち、図6の様に、電源回路部7は、主電源回路71と補助電源回路72を有する。これらの各電源回路71,72は、ACプラグ70を介して供給される交流電圧を安定化した直流電圧に変換して各部へ供給する機能を有し、補助電源回路72は主電源回路71に比べて出力電流容量は極めて小さい。また、電源回路部7は通電遮断回路(通電遮断部)73と通電遮断リレー74を備えており、通電遮断回路73によって通電遮断リレー74の駆動を停止することにより、主電源回路71へ供給する交流電圧を遮断する構成とされている。
補助電源回路72は、制御回路部8のマイコン(CPU)87およびその周辺回路と、リモートコントローラ10のマイコン11およびその周辺回路に接続され、ACプラグ70が接続されているときに直流電圧を供給する。
また、主電源回路71は、補助電源回路72によって電源供給が行われている部分を除く各部へ電源供給を行う構成とされている。
また、本実施形態の融雪装置1は、前記第1実施形態と同様に、図1,図6に示す様に、制御回路部8(本実施形態では、マイコン87)が運転状態判別手段81の機能を兼ね備えた構成を有する。この運転状態判別手段81で降雪センサー82の外気温センサー85の検知温度を参照することにより、運転不要状態を判別する構成とされている。
本実施形態の融雪装置1において、運転状態判別手段81で運転不要状態を判別する制御は、図7に示すフローチャートに従って行われる。図7のフローチャートは、ステップ210を除いて前記第1実施形態で示した制御(図4参照)と同一であり、同一のステップ番号を付して重複した説明を省略する。
但し、本実施形態では、タイマーがタイムアップするまで継続して運転不要状態が判別されると、制御回路部8は、ステップ204で検知フラグをオンにした後に、ステップ210に進んで節電報知に代わる節電制御を行う。
節電制御は以下の制御によって行われる。則ち、図7ステップ210の処理に入ると、制御回路部8のマイコン87(運転状態判別手段81)は電源回路部7の通電遮断回路へ向けて遮断信号を送出する。すると、駆動コイル74aの通電が遮断され、それまで駆動コイル74aの通電によって閉成していた常開接点74bが開成し、ACプラグ70から主電源回路71への交流電源の供給が遮断される。
これに伴い、制御回路部8、メインコントローラ6、リモートコントローラ10および熱源機2の各部への主電源回路71による電源供給が遮断される。
則ち、節電制御により、主電源回路71による電源供給が遮断され、補助電源回路72から、制御回路部8のマイコン(CPU)87およびその周辺回路と、リモートコントローラ10のマイコン11およびその周辺回路にだけ電源供給が行われる。これらの部分への供給電流は微少であるので、消費電力は僅かである。これにより、融雪装置2の節電を自動的に行うことが可能となる。
一方、節電制御が継続された状態で次の積雪期に至り、リモートコントローラ10の操作部12を操作すると、リモートコントローラ10のマイコン11から制御回路部8へ操作信号が伝送される。制御回路部8のマイコン87は、伝送された操作信号を受けて通電遮断回路73への遮断信号の送出を停止し、通電遮断回路73は通電遮断リレー74の駆動コイル74aへ駆動信号を送出して常開接点74bを閉成する。これにより、主電源回路71への交流電源の供給が再開され、融雪装置2は節電制御を終了して通常の制御に復帰する。
このように、第2実施形態の融雪装置1によれば、前記第1実施形態および変形例で示した融雪装置のようなACプラグを抜き取る手間を要せずに、運転を行わない期間に自動的に節電制御を行うことができ、ユーザーが意識することなく無駄な電力消費を削減することが可能となる。
ここで、本実施形態の融雪装置1では、外気温センサー85の検知温度を運転状態判別手段81で参照して運転不要状態を判別した。このような構成に代えて、前記第1実施形態で示した3つの変形例と同様に、フレームロッド43の検知信号や循環ポンプ53の駆動信号、あるいは、リモートコントローラ10の運転スイッチ12aのオフ操作状態を運転判別手段81で参照して運転停止状態を判別し、運転停止状態が所定時間継続したときに前記した節電制御を行う構成を採ることも可能である。
このような構成を採る場合は、図7のフローチャートにおいて、ステップ201に代えて、各々ステップ201aまたはステップ201bまたはステップ201cの処理を行うことにより、節電制御を実施することが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態の融雪装置1は、図1に示す融雪装置1において、リモートコントローラ10が計時手段18と期間設定手段19を備えて構成される(図8参照)。
本実施形態では、計時手段18として、月を計時可能なカレンダー機能を有した時計を採用している。また、期間設定手段19は、設定部13と表示部14で形成され、後述する節電開始時期(節電開始月)および節電終了時期(節電終了月)を手動設定可能である。
本実施形態の融雪装置1では、はじめに、節電開始月および節電終了月を期間設定手段19によって設定する。則ち、図2の様に、リモートコントローラ10の設定スイッチ13aを操作して期間設定モードに切り換える。期間設定モードに入ると、表示部14に節電開始時期および節電終了時期の入力を促す表示が行われる。そして、アップキー13bおよびダウンキー13cを操作して節電開始時期および節電終了時期を選択設定することにより、設定された節電開始月および節電終了月のデータがメモリ16(本実施形態ではEEPROMを用いている)に記憶される。
期間設定手段19によって節電開始時期および節電終了時期が設定されると、以降は、リモートコントローラ10において、計時手段18の計時月が設定された節電開始時期および節電終了時期で定まる期間内か否かの監視が行われる。
則ち、図9に示す様に、マイコン11は、計時手段18の計時月とメモリ16に記憶された節電開始時期および節電終了時期のデータを読み込む。そして、計時月が節電開始時期(例えば6月)以上であるか否かを判別すると共に、計時月が節電終了時期(例えば10月)以下であるか否かを判別する(以上、図9ステップ230〜232参照)。
判別の結果、計時手段18の計時月が節電開始時期(6月)未満のとき、または、計時手段18の計時月が節電終了時期(10月)を超えるときは、通常の融雪運転を行う(以上、図9ステップ220〜222参照)。
一方、判別の結果、計時手段18の計時月が節電開始時期(6月)以上で、且つ、計時手段18の計時月が節電終了時期(10月)以下のときは、マイコン11は情報出力手段17によって節電報知を行う(以上、図9ステップ220〜223参照)。
尚、節電報知の制御は、前記第1実施形態で示したものと同一であり、重複した説明を省略する。
このように、本実施形態の融雪装置1によれば、融雪装置1が運転されないであろう期間を、予めリモートコントローラ10で設定するだけで、当該期間に入ると自動的に節電報知を行ってユーザーにACプラグの抜き取りを促すことができる。これにより、次の積雪期までACプラグをコンセントへ接続したまま放置されることを未然に防止することができ、無駄な電力消費を削減することが可能となる。
尚、本実施形態では、期間設定手段19によって節電開始時期および節電終了時期の双方を設定する構成として述べたが、節電報知によってユーザーがACプラグを抜き取ることに鑑みて、節電開始時期のみを設定する構成とすることも可能である。
ところで、本実施形態では、融雪装置1が運転されない期間に入ると、節電報知を行う構成を採用したが、節電報知に代えて、前記第2実施形態に示した節電制御を行う構成を採ることも可能である。則ち、前記図6の構成を採用すると共に、図9のステップ233をステップ233aに変更することにより、融雪装置1が運転されない期間に自動的に節電制御を行う構成とすることも可能である。この構成によれば、ユーザーがACプラグを抜き取る手間を要せずに、効果的に節電を行うことが可能となる。
尚、本実施形態では、図8に示したように、リモートコントローラ10に計時手段18および期間設定手段19を設けた構成を採用したが、リモートコントローラ10に代えて、熱源機2の制御回路部8またはメインコントローラ6にこれらの機能を備えた構成とすることも可能である。
また、前記実施形態では、節電開始月および節電終了月を設定する構成としたが、節電開始月日および節電終了月日を設定する構成としても良い。
(第4実施形態)
第4実施形態の融雪装置1は、図1に示す融雪装置1において、図10の様に、ACプラグ70と電源回路部7との間に直列に温度スイッチ75を設けた構成である。従って、温度スイッチ75の接点75aが閉成すると、電源回路部7への交流電源の通電が許容されて融雪装置1は通常の動作を行う。一方、温度スイッチ75の接点75aが開成すると、電源回路部7への交流電源の通電が遮断されて、ACプラグ70をコンセントから抜き取った状態と等価になる。
ここで、温度スイッチ75は、周囲温度が通電開始温度Ts(本実施形態では5℃に設定)以下のときに接点75aを閉成し、周囲温度が通電開始温度Tsよりも高い通電停止温度Te(本実施形態では10℃に設定)以上のときに接点75aを開成する特性を有する。また、周囲温度が通電開始温度Tsを越え、通電停止温度Te未満のときは、接点75aの開成状態または閉成状態をそのまま維持する特性を有する。本実施形態では、温度スイッチ75にバイメタルを利用したサーモスタットを採用し、当該サーモスタットを熱源機2の近傍の外気に晒される部位に設けている。
則ち、本実施形態の融雪装置1では、外気温が通電開始温度Ts(5℃)以下のときは、温度スイッチ75の接点75aが閉成して、図10の様に、制御回路部8およびメインコントローラ6を含む熱源機2の内部へ電源供給が行われると共に、リモートコントローラ10への電源供給が行われる。これにより、融雪装置1は通常の動作を行う(以上、図11ステップ230,231,233参照)。この状態は、外気温が低く積雪が生じる時期であり、融雪装置1は通常の動作を行う。
外気温が上昇して通電開始温度Ts(5℃)を越えても接点75aは閉成状態を継続し、周囲温度が更に上昇して通電停止温度Te(10℃)以上になると、接点75aは開成する。これにより、電源回路部7への交流電源の通電が遮断されて融雪装置1の各部への電源供給が停止する。この状態は、ACプラグ70を抜き取った状態と等価であり、リモートコントローラ10およびメインコントローラ6への通電も遮断されて融雪装置1の運転操作が禁止される(以上、図11ステップ230,231,234参照)。則ち、この状態は、外気温の上昇に伴って積雪が生じない時期であり、融雪装置1の運転操作が禁止される状態である。
一方、外気温が再び降下して通電停止温度Te(10℃)未満になっても接点75aは開成状態を継続し、外気温が更に降下して通電開始温度Ts(5℃)以下になると、接点75aは閉成する(以上、図11ステップ230〜234参照)。
これにより、電源回路部7への交流電源の通電が許容されて融雪装置1の各部への電源供給が再開する。この状態は、ACプラグ70がコンセントへ再接続された状態と等価であり、リモートコントローラ10およびメインコントローラ6への通電も再開されて融雪装置1は通常運転可能な状態となる。
則ち、本実施形態の融雪装置1によれば、周囲温度の昇温時には、通電停止温度Te(10℃)を閾値として電源供給を遮断し、周囲温度の降温時には、通電開始温度Ts(5℃)を閾値として電源供給を開始する制御が行われる。温度スイッチ75にこのようなヒシテリシス特性を持たせることにより、周囲温度が特定の閾値に対して上下に変動したときに、接点75aが開閉を繰り返す不具合を除去している。
このように、本実施形態の融雪装置1によれば、温度スイッチ75を設けただけの極めて簡単な構成により、融雪運転が行われない期間の電源供給を自動的に遮断して効果的に節電を行うことが可能となる。
尚、本実施形態では、温度スイッチ75にサーモスタットを用いたが、サーミスタと電子回路を組み合わせた電力消費の少ない温度スイッチを構成して用いることも可能である。
また、第4実施形態の構成を、前記第3実施形態の融雪装置1に組み込んだ構成を採ることも可能である。この構成によれば、第3実施形態で述べた節電開始時期以前であっても、周囲温度の昇温時には自動的に節電を行うことができ、一層節電を促進することが可能となる。
本発明の実施形態に係る融雪装置の構成図である。 図1に示す融雪装置に採用するリモートコントローラの正面図である。 図2に示すリモートコントローラのブロック構成図である。 図1に示す融雪装置(第1実施形態の融雪装置)で実施される節電報知の制御を示すフローチャートである。 図4に示す制御によってリモートコントローラで行われる節電報知の内容を示す説明図である。 第2実施形態の融雪装置の電源供給系を示すブロック構成図である。 図6に示す融雪装置で実施される節電制御を示すフローチャートである。 第3実施形態の融雪装置に採用するリモートコントローラのブロック構成図である。 第3実施形態の融雪装置で実施される節電報知および節電制御を示すフローチャートである。 第4実施形態の融雪装置の電源供給系を示すブロック構成図である。 第4実施形態の融雪装置で実施される節電制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 融雪装置
2 熱源機
8 制御手段(制御回路部)
9 融雪端末
10 リモートコントローラ
14 表示部
15 音声出力部
17 情報出力手段
18 計時手段
19 判別時間設定手段
19 期間設定手段
73 通電遮断部(通電遮断回路)
75 温度スイッチ
81 運転状態判別手段(制御手段)

Claims (5)

  1. 熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、
    前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、
    運転に関する情報を出力する情報出力手段と、
    少なくとも月または月日を計時する計時手段と、
    融雪装置の運転不要状態または運転停止状態を判別する運転状態判別手段を備え、
    前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、情報出力手段によって交流電源の通電の遮断を促す節電報知を行い、計時月日に応じて前記判別時間を変化させることを特徴とする融雪装置。
  2. 熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、
    前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、
    融雪装置への通電を部分的に遮断する通電遮断部と、
    少なくとも月または月日を計時する計時手段と、
    融雪装置の運転不要状態または運転停止状態を判別する運転状態判別手段を備え、
    前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、通電遮断部によって融雪装置への通電を部分的に遮断する節電制御を行い、計時月日に応じて前記判別時間を変化させることを特徴とする融雪装置。
  3. 外気温を検知する外気温センサーを備え、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、
    前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、
    運転に関する情報を出力する情報出力手段と、
    前記外気温センサーの検知温度が所定の判別温度以上になると融雪装置が運転不要状態または運転停止状態であると判別する運転状態判別手段を備え、
    前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、情報出力手段によって交流電源の通電の遮断を促す節電報知を行い、融雪運転が開始される温度と前記外気温センサーの検知温度との差に応じて前記判別時間を変化させることを特徴とする融雪装置。
  4. 外気温を検知する外気温センサーを備え、熱源機で加熱された熱媒体を屋外に配された融雪端末へ循環させて融雪させる融雪装置であって、
    前記熱源機の制御を含む各部の制御を行う制御手段と、
    融雪装置への通電を部分的に遮断する通電遮断部と、
    前記外気温センサーの検知温度が所定の判別温度以上になると融雪装置が運転不要状態または運転停止状態であると判別する運転状態判別手段を備え、
    前記制御手段は、前記運転状態判別手段が所定の判別時間継続して運転不要状態または運転停止状態を判別したときは、通電遮断部によって融雪装置への通電を部分的に遮断する節電制御を行い、融雪運転が開始される温度と前記外気温センサーの検知温度との差に応じて前記判別時間を変化させることを特徴とする融雪装置。
  5. 前記熱源機から離れた場所に設置されて当該熱源機の運転操作を行うリモートコントローラを備え、
    当該リモートコントローラは、運転に関する情報を表示出力する表示部、または、運転に関する情報を音声出力する音声出力部の少なくともいずれかを有し、
    前記リモートコントローラの表示部または音声出力部によって情報出力手段が形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の融雪装置。
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