JP4203986B2 - ガスセンサー構成体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体電解質基板を高温状態に保ってガス濃度を検知するガスセンサー構成体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガス濃度の測定方法として、固体電解質材料を用いたものが開発され実用化されている。代表的なものは、イットリアで安定化した酸化ジルコニウム固体電解質を用いた酸素ガスセンサーである。その他、固体電解質を用いたガスセンサーとして、水素、一酸化炭素、ハイドロカーボン、湿度などを検知するセンサーが公知の文献に開示されている。
【0003】
特開昭63−94146号公報に従来例1のガスセンサー構成体(水素センサー)が開示されている。従来例1の水素センサーは、水素イオンと酸素イオンの両方の伝導性を併せ持つ固体電解質を用い、水素イオンの伝導性のみを選択的に利用するためにカソード電極側に気体拡散制御層を設けている。
図17は、従来例1のセンサー部の断面図である。水素センサーのセンサー部は、固体電解質基板1701、アノード電極膜1702、カソード電極膜1703、キャップ1704、微少孔1705を有する。固体電解質基板1701は、BaCeO3のペロブスカイト型酸化物で形成されており、水素イオンと酸素イオンの両方の伝導性を併せ持つ。アノード電極膜1702及びカソード電極膜1703は、多孔質の白金電極で形成されている。キャップ1704は、カソード電極膜1703を覆うように固体電解質基板1701に接合されている。キャップ1704は、酸素拡散制御層として微少孔1705を有する。
従来例1の水素センサーに直流電圧を印加すると、水素イオンをキャリアーとする電流と酸素イオンをキャリアーとする電流が流れる。キャップ1704の微少孔1705によって酸素の取り込みが制限され、酸素イオンをキャリアーとする電流は無視できるほど小さくなる。水素センサーは、ほとんど水素イオンのみをキャリアーとする電流を出力し、水素ガス濃度を正確に測定できる。
【0004】
特開2000−193637号公報に従来例2のガスセンサー構成体(炭化水素センサーを有する。)が開示されている。図18は、従来例2のガスセンサー構成体のセンサー部の断面図である。炭化水素センサーであるセンサー部1801は、固体電解質基板1811、セラミックス基板1812(ヒータ基板)、補助基板1813を有する。固体電解質基板1811、セラミックス基板1812、補助基板1813は全て同一サイズである。
固体電解質基板1811は、Ba、Ce、Gdの酸化物で形成される。固体電解質基板1811は、アルミニウムのカソード電極膜1821と白金のアノード電極膜1822とを有する。
【0005】
セラミックス基板1812及び補助基板1813は、部分安定化ジルコニア製セラミックスで形成される。固体電解質基板1811のアノード電極膜1822側に、セラミックス基板1812が無機系接着剤1823で接合されている。ガス拡散律速孔1824は、無機系接着剤1823の一部に形成された開孔である。
セラミックス基板1812(ヒータ基板)は、片面に発熱体1825を有する。発熱体1825は、白金ペーストを印刷及び焼成したものである。セラミックス基板1812の発熱体1825を有する面側に、補助基板1813が無機系接着剤1826で接合されている。
従来例2の炭化水素センサーは、固体電解質基板1811、セラミックス基板1812及び補助基板1813ともほぼ同じ熱膨張係数を有する材料を用いて、加熱時に各基板間の熱ストレスが発生しないように考慮されている。セラミックス基板1812の発熱体1825面に補助基板1813を接合して、昇温時にセラミックス基板1812が破損しないように配慮されている。
【0006】
図19は、従来例2のガスセンサー構成体の分解斜視図である。図19において、1901はセラミックス製円柱(センサー取り付け部材)、1902はセラミックス製円柱1901に連通する平坦部、1903はリード線、1904は金属製のケース、1905は金属製のカン、1906は通気孔、1907は金属製のフタである。
センサー部1801は、平坦部1902に無機系接着剤で接合されている。セラミック製円柱1901の内部に、センサー出力用及びヒータ用のリード線1903が通され、リード線1903は、金属製のフタ1907の後方から引き出される複数のリード線に、それぞれ電気的に接続されている。セラミックス製円柱1901は、金属製のフタ1907にリード線1903を介して取り付けられている。セラミックス製円柱1901は、金属製のケース1904に収納され、金属製のフタ1907と金属製のケース1904とをネジ部で止めることにより、固定される。金属製のケース1904には他端部が封止された金属製カン1905が接合されている。金属製カン1905は、センサー部1801と対応する位置に、ガスを通すための通気孔1906を有する。
【0007】
【特許文献1】
特開昭63−94146号公報(第2−3頁、第1図)
【特許文献2】
特開2000−193637号公報(第4−7頁、第1図及び第3図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一般にセラミック系の固体電解質を用いたセンサー(例えば従来例1及び従来例2のセンサー部)は、固体電解質基板の電気伝導率が常温では小さすぎて出力信号を取り出せない。そのため、固体電解質基板を高温度に加熱して、固体電解質の電気伝導率を大きくすることによって、測定可能な出力信号を得ている。
従来例2のガスセンサー構成体は、センサー部1801をセラミックス製円柱1901の平坦部1902に無機系接着剤で接合した構造で、セラミックス製円柱1901は金属製のケース1904に接続されている。セラミックス基板1812は固体電解質基板1811と密着して接合され、補助基板1813はセラミックス製円柱1901と密着して接合されている。この構成で固体電解質を加熱した場合、発熱体1825の熱は固体電解質基板側とセラミックス製円柱側と金属製のケース側とにそれぞれ伝導する。加熱したいのは固体電解質基板のみであるのに、この構造ではセンサー部の体積より数十から数百倍も大きいセラミックス製円柱及び金属製のケースに熱が逃げ、発熱体のパワーを大幅に上げないと必要とする温度まで固体電解質基板を加熱することができない。
【0009】
また、外部に露出している金属製のケースが加熱され高温度になるため、ユーザが火傷する危険性を有している。センサー部のサイズは小さくそれに合わせたサイズでヒータ基板を設けるのが通常なので、従来の構成ではヒータ基板の単位面積当たりのワット数、即ちワット密度が非常に大きくなり、ヒータ基板に大きな負荷がかかる。最悪の場合、ヒータ基板が破損する。
また、センサー部が裸で実装されているので、センサー部からの放熱又は対流による熱放散が大きく、被せられている金属製のカン1905が高温となった。それ故、ユーザが誤って金属製のカンに触れると火傷の危険性があった。ヒータ消費電力を更に大きくする必要があるという問題があった。
【0010】
本発明は、ヒータ基板が発する熱が無駄にセラミックス製円柱(センサー取り付け部材)等に逃げることを抑制し、少ない消費電力で効率良くセンサー素子を加熱する、高寿命で信頼性の高いガスセンサー構成体を提供することを目的とする。
本発明は、外部に露出している部分(金属ベース部材等)が高温にならず、ユーザが火傷する危険性のないガスセンサー構成体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するため、本発明は下記の構成を有する。請求項1に記載の発明は、カソード電極膜とアノード電極膜とを有する固体電解質基板と固体電解質基板を加熱するヒータ基板とを、固体電解質基板とヒータ基板との間にガス拡散律速部形成基板を挟んだ状態で、密接して積層したセンサー部を有するセンサーブロックと、センサーブロックとの間に所定の間隔を設けた状態で、センサーブロックのヒータ基板側を支持するように、センサーブロックが取り付けられたセンサー取り付け部材と、センサーブロックとセンサー取り付け部材との間の所定の間隔を形成する間隔形成部材と、を有し、間隔形成部材は、耐熱性バネであり、センサーブロック及び耐熱性バネは、ビスを挿入するための開孔を有し、センサーブロックとセンサー取り付け部材との間に耐熱性バネを圧縮挿入した状態で、ビスを、センサーブロック及び耐熱性バネの開孔に挿入して、センサー取り付け部材に取り付ける、ことを特徴とするガスセンサー構成体である。
本発明は、センサーブロックとセンサー取り付け部材(又は金属ベース部材)との間の間隔を再現性よく確実に設け、且つそれらの間の熱伝導の少ないガスセンサー構成体を実現できる。センサーブロックの締めつけに耐熱性バネの圧縮方式を用いた結果、センサーブロックに過度の荷重がかからない。サイズが微少で機械的強度の小さいセンサー部の破損を大幅に減少できる。
請求項2に記載の発明は、カソード電極膜とアノード電極膜とを有する固体電解質基板と固体電解質基板を加熱するヒータ基板とを、固体電解質基板とヒータ基板との間にガス拡散律速部形成基板を挟んだ状態で、密接して積層したセンサー部を有するセンサーブロックと、センサーブロックとの間に所定の間隔を設けた状態で、センサーブロックのヒータ基板側を支持するように、センサーブロックが取り付けられたセンサー取り付け部材と、センサーブロックとセンサー取り付け部材との間の所定の間隔を形成する間隔形成部材と、を有し、センサーブロックは、所定の径の開孔を有し、センサーブロックの開孔よりも径の細い先端部と、センサーブロックの開孔よりも径の太い中央部とを有するビスをさらに有し、間隔形成部材は、ビスの中央部の径の太い部分であり、ビスの一端である先端部をセンサーブロックの開孔に貫通させ、ビスの他端をセンサー取り付け部材に固定し、センサーブロックの開孔から突出したビスの先端部に耐熱性バネを挿入し、且つ耐熱性バネの圧力を規制するEリングをビスの先端部に設けた、ことを特徴とするガスセンサー構成体である。
本発明においては、ビスの径の太い部分をストッパーとして、センサーブロックとセンサー取り付け部材との間の間隔を形成する。その間隔と反対側の面から耐熱性バネでセンサーブロックを加圧する構成なので、センサー部に異常な荷重がかかる恐れがない。抗折強度の小さい固体電解質基板であっても破損する恐れがない。
【0012】
本発明によれば、センサー部のヒータ基板が発した熱は、支柱(ビス)、並びにセンサーブロックとセンサー取り付け部材との間に介在する空気又は測定ガス雰囲気を通してセンサー取り付け部材に伝導する。空気又は測定ガスの熱伝導率は、セラミックス又は金属の熱伝導率の10−2〜10−3である故に、その断熱効果が大きい。言い換えれば保温性を有するセンサーブロックを実現できる。
その結果、ガスセンサー構成体の外郭(外部に露出している部分)に伝わる熱量が小さく、外郭の温度上昇が少ないので、ユーザが火傷等する恐れがなく、ガスセンサー構成体の取り付け個所の材料が熱的条件により制限されない。本発明は、ヒータ基板の熱がセンサー取り付け部材にわずかしか伝導せず、少ない消費電力で効率良くセンサー素子を加熱するガスセンサー構成体を実現できる。
【0013】
加熱効率の向上によりヒータ基板の発熱量を小さくできるので、ヒータ基板が過熱して破損することがなくなり、高寿命で信頼性の高いガスセンサー構成体を実現できる。
本発明は、外部に露出している部分(金属ベース部材等)が高温にならず、ユーザが火傷する危険性のないガスセンサー構成体を実現する。
「所定の間隔が設けられていること」とは、ヒータ基板のヒータ形成面と平行な面であるセンサーブロックの底面のほとんどが、他の部材と接していない構造を意味する。少なくともセンサーブロックの底面の50%以上が、他の部材と接していない(空気又は測定ガスと接する)構造を意味する。
本発明は、一定の検出感度を有し、且つガスを検出する固体電解質基板を均一に加熱するガスセンサー構成体を実現する。
「開孔」は閉じた孔であっても良く、又は一部が閉じていない孔(切り欠き部又は凹部)でも良い。
【0017】
請求項3に記載の発明は、前記ヒータ基板は、熱膨張係数が3×10−6/℃以下の耐熱性絶縁性基板、又は金属基板の表面に耐熱性絶縁層を形成した材料で形成された板状体の、一方又は両面に厚膜抵抗パターンを形成したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体である。
【0018】
一般的にセンサー部は小さい方が使いやすく、小さいセンサー部は局所部のガス濃度をピンポイントで正確に計測できる。そのためセンサー部をできるだけ小さくするために、ヒータ基板のサイズを小さくせざるをえない。小さいサイズのヒータ基板で固体電解質基板を300℃以上の温度に加熱するには、ワット密度が非常に高いヒータ基板が必要となる。ヒータ基板に電源を投入すると発熱体の有る面と無い面、発熱体の有る部分と無い部分とで温度差が生じるため、用いる基板の熱膨張係数がガスセンサー構成体の信頼性に大きな影響を持つ。特に熱膨張係数が大きい基板は基板内の温度差により歪み易い。ヒータ基板の温度差による歪みがヒータ基板の耐熱衝撃保証範囲を超えれば、ヒータ基板は破壊する。熱膨張係数が3×10−6/℃以下の材料をヒータ基板に用いることにより、内部の温度差による歪みに耐え、破壊しにくいヒータ基板を実現できる。
又、ホーロ基板のような金属板の上に無機系セラミックス又はガラス質材料をのせたものは耐熱衝撃性が良いので、ヒータ基板として適している。
【0019】
請求項4に記載の発明は、前記ヒータ基板は、耐熱性絶縁性基板と、複数のつめ部を有する金属箔からなる抵抗体と、を有し、折り曲げられた前記つめ部が前記耐熱性絶縁性基板の端部を挟むことによって、前記抵抗体が前記耐熱性絶縁性基板の少なくとも一方の面に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体である。
本発明は、ヒータ抵抗体に金属箔を用いたので、印刷方式による抵抗体(例えば請求項6)より丈夫であり、より高いワット密度まで対応できる。金属箔につながったつめ部で、金属箔を耐熱性絶縁性基板に固定しているので、金属箔が移動したり脱落したりすることがなくなり安定したヒータ基板を実現できる。
【0020】
請求項5に記載の発明は、前記耐熱性絶縁性基板が、石英ガラス材、結晶化ガラス材、セラミックス材、ホーロ基板又はマイカ基板よりなることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のガスセンサー構成体である。これらの材料は耐熱衝撃性が良く、ヒータ基板として適している。
【0021】
請求項6に記載の発明は、前記センサー部の少なくとも上部を保温材で覆ったものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載のガスセンサー構成体である。
【0022】
本発明は、センサー部の周囲を保温材で覆うことにより、発熱体の熱が周囲の空気又は測定ガス雰囲気に逃げることを抑制できる。本発明は、物質を通しての熱伝導、並びに空気若しくは測定ガス雰囲気への熱放散を大幅に減少させることにより、ヒータ基板のエネルギー効率を改善するという効果を奏する。これにより、ヒータ基板の発熱体のワット密度を下げることが可能となり、ヒータ基板の発熱量を小さくすることにより、ヒータ基板が熱で破損することを防止できる。
保温材は、一体の物であっても良く、複数の板状体を積層した物であっても良い。
【0024】
センサー部の周囲を覆っている上記の材料は熱伝導率が小さい故に、センサー部からの熱放散を抑制する効果が大きい。低い消費電力で固体電解質基板を高温度に加熱できると共に、一定温度に維持するのが容易である。センサーブロックからの熱の放散が押さえられるので、センサーブロックを覆っている金属製カンの温度上昇が抑えられ、ユーザが接触して火傷する危険性が少ない。熱効率が向上する。
【0025】
請求項8に記載の発明は、前記センサー取り付け部材は、セラミックス、又はマイカ材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体である。
請求項9に記載の発明は、前記センサー取り付け部材が、熱伝導率が5W/m・kより小さい材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体である。
センサー取り付け部材の熱伝導率が低い故に、センサーブロックからセンサー取り付け部材への熱の伝導及び放散が押さえられ、熱効率の良いガスセンサー構成体を実現できる。
【0032】
請求項10に記載の発明は、前記センサー取り付け部材又は前記センサー取り付け部材の他端に接続された金属ベース部材の前記センサーブロック又は前記センサー取り付け部材が接続されていない側の端部に、複数の電極ピンを密なる嵌合で取り付けた絶縁性耐熱性樹脂で形成された気密端子板を、更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体である。
請求項11に記載の発明は、前記センサー取り付け部材又は前記センサー取り付け部材の他端に接続された金属ベース部材の前記センサーブロック又は前記センサー取り付け部材が接続されていない側の端部に、金属板と前記金属板の開孔に挿入された複数の電極ピンとを相互に絶縁状態になるようにガラス材で接合した気密端子板を、更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体である。
本発明は、ガスが漏れることを防止し、且つ組み立て易いガスセンサー構成体を実現できる。
【0033】
請求項12に記載の発明は、前記固体電解質基板及び前記ヒータ基板の各リード線が、前記固体電解質基板及び前記ヒータ基板を覆う前記センサーブロックの一部である部材を貫通し、更に前記センサー取り付け部材及び/又は前記金属ベース部材に形成された貫通開孔を貫通し、前記センサー取り付け部材又は前記金属ベース部材の他端より導出された各リード線が、前記気密端子板の前記電極ピンの各々に接続されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のガスセンサー構成体である。
請求項13に記載の発明は、前記センサー取り付け部材及び/又は前記金属ベース部材が概略的に円筒形の形状を有し、前記センサー取り付け部材及び/又は前記金属ベース部材の中心部に形成された貫通開孔に、貫通細孔を有する複数の耐熱絶縁管が配設固定され、前記固体電解質基板及び前記ヒータ基板の各リード線が各々の前記貫通細孔を貫通し、前記貫通細孔を貫通した各リード線が絶縁性耐熱チューブで覆われており、各リード線の端部が前記気密端子板の前記電極ピンの各々に接続されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のガスセンサー構成体である。
本発明は、各リード線同士の接触を防止し、コンパクトなガスセンサー構成体を実現できる。本発明は、組み立て易いガスセンサー構成体を実現できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
【0035】
《実施の形態1》
図1〜6を用いて、本発明の実施の形態1のガスセンサー構成体を説明する。図1は、本発明の実施の形態1のガスセンサー構成体の全体の断面図である。図1は、図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図である。図2は、本発明の実施の形態1のガスセンサー構成体の平面図(防爆キャップ113を取り外した状態)である。図2では、マイカ基板の第1層目のみ示している。本発明のガスセンサー構成体は、水素ガス検出用ガスセンサー構成体である。
【0036】
ガスセンサー構成体100は、センサーブロック101、防爆キャップ113、ビス(支柱)114、間隔形成部材(スペーサ)115、センサー取り付け部材116、耐熱性絶縁性管117、耐熱性絶縁性フタ119、金属ベース部材120、リード線121、絶縁性チューブ122、ナット123、気密端子板124、キャップ125、電極ピン126、リード線保護キャップ127を有する。センサーブロック101は、センサー部111を耐熱性絶縁性基板112で覆ったものである。
センサー取り付け部材116、金属ベース部材120等は、概略的に円筒形の形状を有する。実施の形態1のガスセンサー構成体は、従来例2(図19)と取り付け上の互換性を有する。
センサー部111は、固体電解質基板、セラミックス基板及びヒータ基板を積層している(詳細は図3及び図4)。
耐熱性絶縁性基板112は、最低400℃以上の耐熱性及び絶縁性を有し、熱伝導性の悪いもの(保温性のある材料)が適している。本実施の形態において、耐熱性絶縁性基板112は、4枚のマイカ基板で構成される(詳細は図5及び図6)。4枚のマイカ基板は、ビス114を挿入するための4つの連通した開孔を有する。
【0037】
防爆キャップ113は、センサー部111及び耐熱性絶縁性基板112を保護するためと防爆性のために、センサー取り付け部材116にネジで締めつけ固定されている。防爆キャップ113は、通気性を有する材料、例えば金属粉末を焼結したもので形成される。
ビス114(支柱)は、耐熱性絶縁性基板112の開孔、及び間隔形成部材115の開孔に挿入され、センサーブロック101をセンサー取り付け部材116に取り付ける。ビス114は、熱伝導率の悪いステンレス鋼製が適している。センサー取り付け部材116に切削加工用セラミックスを用いた場合、ビス114の材料として、その熱膨張係数が切削加工用セラミックスの熱膨張係数に近いSUS410又はSUS430が好適である。センサーブロック101を保持する支柱は、SUS金属のビスに限定されるものではなく、例えばセラミックス等の支柱を無機系接着剤で接合しても良い。
【0038】
間隔形成部材115は、センサーブロック101とセンサー取り付け部材116との間に間隔を形成するために設置されたパイプである。センサーブロック101の底面部(ヒータ基板303のヒータ形成面と平行な面)とセンサー取り付け部材116の上面平坦部との間の空間は、ヒータ基板303が発する熱の断熱層として重要な意味を有している。間隔は、間隔形成部材115の寸法で任意に決定でき、最低1mm以上、熱輻射などを考慮して、好ましくは3mm以上にするのが良い。間隔形成部材115は、耐熱性絶縁性を有し、センサーブロック101の熱を下部のセンサー取り付け部材116に伝えにくい材料で構成される。例えば、各種セラミックス又はマイカである。間隔形成部材115は、ビス114を挿入するための開孔を有する。
【0039】
円筒形状のセンサー取り付け部材116は、センサー部111の位置調節機能を有する。ガスセンサー構成体100の取り付け位置(金属ベース部材120のフランジ面)から測定ガス流路までの距離がある場合、センサー取り付け部材116の長さ方向を調節することで最適の測定部位にセンサー部111を設置することができる。センサー取り付け部材116は、中心部に空洞118を有する。空洞118内に、耐熱性絶縁性管117が3本挿入固定されている。
耐熱性絶縁性管117は、複数のリード線121を外部に導出するための管である。耐熱性絶縁性管117は、それぞれ貫通した細孔201を2つ有し、細孔201を通してリード線121を導出する。耐熱性絶縁性管117は、各種セラミックス、例えば96%アルミナ又はムライト等で形成した熱電対保護管等が最適である。耐熱性絶縁性管117の端部に、耐熱性絶縁性フタ119が接合されている。
【0040】
センサー取り付け部材116及び耐熱性絶縁性フタ119の材料は、耐熱性があり、電気絶縁性で且つ熱伝導率の小さい材料が適している。耐熱性は、最低300℃〜400℃の温度に長時間耐えられるものである。各種金属の熱伝導率は、アルミニウム;237、炭素鋼;50、ステンレス鋼;15、ニクロム;13(単位;W/m・k)であり、センサー取り付け部材116及び耐熱性絶縁性フタ119の材料は、ステンレス鋼又はニクロムより更に熱伝導率の小さい材料(5W/m・k未満)が望ましい。これに該当する材料としては、各種セラミックス材料(ZrO2、ムライト、ステアタイト等)、マイカ材料及び切削加工用セラミックス材料等である。例えば、米国コーニング社製のマコール(登録商標)(熱伝導率;1.67W/m・k)等が適している。特に切削加工用セラミックスは、穴空け、ねじ切り等機械的加工が簡単にでき、上記条件を満たしているので最適な材料である。
【0041】
金属ベース部材120は、金属材料で形成されている。金属ベース部材120は、センサー取り付け部材116の他端部にネジで締め付け固定されている。金属ベース部材120の材料は、本発明のガスセンサー構成体100を他の測定部に取り付ける部分なので、機械的強度があり、各種雰囲気中で安定性を有し、且つ熱伝導性が小さいものが適している。具体的にはステンレス鋼が望ましい。センサー取り付け部材116に切削加工用セラミックスを用いた場合、金属ベース部材120の材料は、熱膨張係数が切削加工用セラミックスに近いものが望ましく、例えばSUS410、SUS430等が最適である。
【0042】
リード線121は、センサー部111に取り付けられる。複数のリード線121は、耐熱性絶縁性基板112の開孔、耐熱性絶縁性管117の細孔201を通って、金属ベース部材120の他端より導出され、気密端子板124の電極ピン126の一端に電気的に接続される。複数のリード線同士が接触しない配線を実現している。その接続方法としては、例えば電極ピン126に形成したネジ部にナットで締めつける、又は半田付けで接続する等である。本実施の形態において、電極ピン126は、気密端子板124にナット123で締めつけ固定されている。電極ピン126と気密端子板124間は、ガスが漏れないように密接して取り付けてある。
【0043】
絶縁性チューブ122は、リード線121を挿入し、複数のリード線が接触、短絡するのを防止している。絶縁性チューブ122は、シリコーン樹脂、テフロン(登録商標)樹脂等で形成されたパイプ又は熱収縮チューブが最適である。
気密端子板(電極ピン取り付け部材)124は、絶縁性耐熱性の樹脂で形成されている。例えばテフロン(登録商標)樹脂又はポリアセタール樹脂等が最適である。気密端子板124は、金属又はプラスチックのキャップ125で金属ベース部材120に取り付けられている。
リード線保護キャップ127は、金属又はプラスチック材料で形成される。
電極ピン126の他端部128は、外部リード線(図示していない。)を電気的に接合している。外部リード線は、リード線保護キャップ127の開口部から外部に引き出される。
センサー部111からの信号が微弱で外部からノイズを拾う場合、耐熱性絶縁性管117の外周及び絶縁性チューブ122の外周に導電体層を施して、外部からのノイズを遮断することができる。
【0044】
ガスセンサー構成体の組立方法を説明する。図1において、気密端子板124に絶縁性チューブ122を被せたリード線121を接続する。金属ベース部材120をセンサー取り付け部材116にネジ止めした後、それらの中にリード線121を通した耐熱性絶縁性管117(耐熱性絶縁性フタ119が接合されている。)を挿入し、接着剤を用いて、耐熱性絶縁性フタ119をセンサー取り付け部材116に固着する。次に、キャップ125を締めて、気密端子板124を固定する。リード線保護キャップ127をネジ止めする。次に、センサーブロック101にリード線121を通した状態で、センサーブロック101をセンサー取り付け部材116に取り付ける。次に、リード線121をセンサーブロック101に接続する。最後に、防爆キャップ113をネジ止めする。
【0045】
図3及び図4を用いてセンサーブロック101のセンサー部111を説明する。図3は、センサー部111の断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。図4は、センサー部111の分解斜視図である。図3及び図4において、301は固体電解質基板、302はセラミックス基板、303はヒータ基板、311はカソード電極膜、312はアノード電極膜、313は無機系接着剤、314はガス拡散律速孔、401〜403はリード線取り付け用端子である。ヒータ基板303の下面には、発熱体315が設けられている。センサー部111は、固体電解質基板301、セラミックス基板302、ヒータ基板303を有する。実施の形態1において、各基板301〜303のサイズは、10×10×厚み0.5mmである。本発明において、センサー部111は、公知の限界電流検出方式を用いてガス(水素)を検出する。
【0046】
固体電解質基板301は、プロトン及び酸素イオン伝導性の基板であり、具体的にはBa、Ce、Gd系酸化物の焼結体である。固体電解質基板301の両面に厚膜印刷法で電極膜311及び312が印刷及び焼成されている。カソード電極膜311及びアノード電極膜312は、白金微粉末よりなるペーストをスクリーン印刷し、乾燥後空気雰囲気中1000℃で30分キープして焼成した。カソード電極膜311は、リード線取り付け用端子401を有する。アノード電極膜312は、リード線取り付け用端子402を有する。
【0047】
セラミックス基板(ガス拡散律速部形成基板)302は、無機系接着剤313で固体電解質基板301のアノード電極膜312側に融着接合されている。ガス拡散律速部形成基板は、この基板又は他の部材に設けられたガス拡散律速孔を通じて、一定速度でガスを拡散させる役割を果たす。本実施の形態において、セラミックス基板302は、固体電解質基板301の熱膨張係数に近いフォルステライト材料を用いる。セラミックス基板302は、無機系接着剤313の一部にガス拡散律速孔314を有する。ガス拡散律速孔314は、固体電解質基板301とセラミックス基板302との間の無機系接着剤313の一部に形成されたわずかな隙間である。ガス拡散律速孔314は、水素ガスを通過しやすく、それより大きい分子サイズの物は通過しにくいサイズである。
【0048】
ヒータ基板303は、片側をセラミックス基板302と密な状態で合わせられ、もう一方に発熱体315を有する。発熱体315は、ヒータ基板303の裏面に形成されたジグザグ形状のヒータ用パターンである。本実施の形態では白金ペーストをスクリーン印刷し、乾燥後空気雰囲気中1000℃で焼成したものである。発熱体315は、2つのリード線取り付け用端子403を有する。
ヒータ基板303は、10×10mmという小さいサイズで固体電解質基板301を300〜400℃に加熱しなければならない。そのため、急激にヒータ温度を上昇させると、ヒータ基板303の発熱体315の有る面と無い面、及び発熱体315の有る部分と無い部分とでは、基板に温度差が生じる。熱膨張係数の大きい基板(例えばアルミナ基板又はフォルステライト基板)は、破損することがある。従って、徐々に昇温する温度コントローラが必要になる。
【0049】
本発明のガスセンサー構成体100に適したヒータ基板303は、急激に温度が上昇しても基板が破壊しない材料(耐熱衝撃性の良い基板材料)である。熱膨張係数の小さい(3×10−6/℃以下)材料が好適である。具体的には透明又は不透明の石英ガラス基板(熱膨張係数;5.5×10−7/℃)、又は結晶化ガラス、その他のガラス材、セラミックス材等である。例えば、ネオセラムN−11(日本電気硝子社製)(熱膨張係数;8×10−7/℃)が好適であり、熱衝撃温度ΔTは800℃で瞬時に昇温しても、基板は破壊しない。その他、鉄等の金属板の両面にホーロー材料を形成した無ピンホールのホーロ基板が使用できる。これらの基板表面に白金等の厚膜ペーストを印刷し、発熱体として適用する。
【0050】
図5及び図6を用いて、センサーブロック101の耐熱性絶縁性基板112を説明する。図5は、固体電解質基板301のカソード電極膜311側の面(空気又はガス接触面)を除くセンサー部111の周囲を、4枚のマイカ基板で覆ったセンサーブロック101の斜視図である。図6は、4枚のマイカ基板の分解斜視図である。図5及び図6において、501〜504はマイカ基板、511〜513は開孔、521〜523は開口、601及び602は開口、603は開孔である。
実施の形態1において、耐熱性絶縁性基板112は、4枚の円形のマイカ基板501〜504で構成される。マイカ基板501〜504は、4つの開孔511、2つの開孔512、2つの開孔513、2つの開孔603をそれぞれ有する。
【0051】
開孔511は、センサーブロック101をセンサー取り付け部材116に固定するためのビス114(又は支柱)を挿入する部分である。
開孔512は、固体電解質の温度を測定する熱電対のリード線121が挿入される部分である。熱電対のリード線がセンサーブロック101の下側に導出されるように構成されている。熱電対は固体電解質基板301の一部に無機系接着剤で接合されている。
開孔513は、固体電解質基板301のカソード電極膜311及びアノード電極膜312から導出したリード線121をセンサーブロック101の下側に導くための開孔である。
【0052】
最上部のマイカ基板501は、開口521及び522を有する。中央部の開口521は、センサー部111のカソード電極膜311が測定雰囲気に露出するように作られている。開口521は、カソード電極膜311とほぼ同一のサイズであり、固体電解質基板301の外径サイズより小さい。開口522は、センサー部111のガス拡散律速孔314が測定雰囲気に露出するように形成されている。
上から2枚目のマイカ基板502の一部にも開口523を有する。開口523は、ガス拡散律速孔314に(固体電解質基板301のアノード電極膜312側に)測定ガスがスムーズに流通することを目的に形成されたものである。測定ガスの流れは、開口522から開口523ヘ、又は開口523から開口522へと流れるように設計されている。マイカ基板502は、中央部に開口601を有する。
【0053】
上から3枚目のマイカ基板503は、中央部に開口602を有する。開口601及び602のサイズは、センサー部111の外径サイズよりわずかに大きい。マイカ基板502及び503の合計の厚みは、センサー部111の厚みにほぼ等しい。
最下部のマイカ基板504は、開口部を有しない基板である。センサー部111を受け止める底板の役目をしている。マイカ基板504は、2つの開孔603を更に有する。開孔603は、ヒータ基板303の発熱体315の両端部に接合したリード線121が導出される部分である。
4枚のマイカ基板501〜504を積層して、中央にセンサー部111を収納し、最上部のマイカ基板501でセンサー部111を押しつけて固定するように作られている。
【0054】
実施の形態1の構成によれば、固体電解質基板301のカソード電極膜311側の面(空気又はガス接触面)を除くセンサー部111の周囲を熱伝導率の悪い(保温性の良い)マイカ基板501〜504で密接して覆っている。これにより、センサー部111の熱が逃げにくく、発熱体315の必要とするワット数が小さくてすむ。マイカの熱伝導率は0.282W/m・kであり、保温性の良いセンサーブロック101を形成できる。マイカの熱伝導率は、アルミニウム(237W/m・k)の1/840、ステンレス鋼(15W/m・k)の1/53である。
更に、センサーブロック101(センサー部111をマイカ基板501〜504で覆ったもの)は、間隔を置いて、熱伝導性の悪い材料で形成したセンサー取り付け部材116に取り付けられている。間隔形成部材115によって、空気又はガスで形成された断熱層が設けられるため、センサー部111からセンサー取り付け部材116への熱の伝導を抑制できる。空気の熱伝導率は0.026W/m・kであり、ステンレス鋼の約1/1000である。
【0055】
実施の形態1において、耐熱性絶縁性基板112は、マイカ基板501〜504で構成した。例えば、電熱用マイカ基板(D581(岡部マイカ工作所社製);熱伝導率:0.282W/m・k)である。
センサー部111を覆う耐熱性絶縁性材料は、マイカ材料に限らず、熱伝導率の小さい材料であれば良い。具体的には、無機セラミックス材料、無機鉱物繊維と少量の有機結合材で固めたもの、無機質繊維の圧縮成形材料、セラミックス粉末とガラス繊維を成形した材料である。
無機セラミックス材料は、例えば切削加工用セラミックス(例えばマコール(登録商標)(コーニング社製;熱伝導率:1.67W/m・k))である。
無機鉱物繊維と少量の有機結合材で固めたものは、例えばミルボード(ニチアス社製;熱伝導率:0.07W/m・k)である。
無機質繊維の圧縮成形材料は、例えばシリカ・アルミナ繊維と少量の有機バインダーを加え成形したもの(例えばファインフレックス(ニチアス社製;熱伝導率:0.08W/m・k))である。
セラミックス粉末とガラス繊維を成形した材料(多孔質材料)は、例えばハードパネルモールド成形品(ユタカ産業社製;熱伝導率:0.03W/m・k)である。
【0056】
なお、実施の形態1において、耐熱性絶縁性基板112は4枚のマイカ基板で構成した。これに代えて、3枚又は4枚以上のマイカ基板で構成しても良い。1枚の耐熱性絶縁性基板であっても良い。一般的には、1枚の耐熱性絶縁性基板は加工が複雑で高価になるので、好ましくは、複数の耐熱性絶縁性基板を積層する。
なお、マイカ基板501の開口部521に、シリカ又はアルミナ等の繊維状体で作られた綿状体を配設すれば、更に保温効果の大きいセンサーブロック101を実現できる。
なお、実施の形態1のガスセンサー構成体100は4本のビス114を用いて、センサーブロック101をセンサー取り付け部材116に固定した。これに代えて、2本のビスで固定しても良い。
【0057】
なお、実施の形態1において、センサー部111は、固体電解質基板とセラミックス基板(ガス拡散律速部形成基板)とヒータ基板とで構成した。これに代えて、ガス拡散律速孔の不要なガスセンサーの場合、センサー部は、固体電解質基板とヒータ基板との2枚で構成しても良い。
なお、実施の形態1のガスセンサー構成体は、水素ガスセンサーであった。本発明は、これに限らず、固体電解質で検知できるその他のガス(例えば、酸素ガス、炭化水素ガス)、又は湿度等のセンサーにも適用できる。
【0058】
《実施の形態2》
図7を用いて、本発明の実施の形態2のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態2のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、ヒータ基板のみである。実施の形態1のヒータ基板303は、石英ガラス基板又は結晶化ガラス基板等に厚膜印刷法で発熱体315を印刷及び焼成したものであった。この方法は、発熱体315を印刷及び焼成すること、両端子403にリード線を金ペースト等で焼き付ける必要があり、工数がかかる。
実施の形態2のヒータ基板は、発熱体の形成が簡単でリード線の取り付けも簡単である。図7は、実施の形態2のヒータ基板の斜視図である。図7において、701はマイカ基板、702は発熱体、703はリード線、711は端子、712はつめ部である。
【0059】
発熱体702は、電熱用の鉄−クロムからなる金属箔(実施の形態2において、No.4L;日本金属工業社製板厚;0.05mmを使用)をエッチング加工により、ジグザグ形状に加工する。発熱体702は、2つの端子711、3つのつめ部712を有する。折れ曲がった部分が円弧状でも問題なく使用できる。
端子711は、発熱体702の両端部につながる部分である。つめ部712は、発熱体702の端部に連結した部分である。つめ部712は、マイカ基板701を挟み込むように折り曲げられており、発熱体702をマイカ基板701に固定する機能を有する。
【0060】
リード線703は、電熱用のマイカ基板701を挟み込むように折り曲げ、或いは折り曲げず挟み込まない状態で、その端部にスポット溶接する。実施の形態2において、リード線703は、φ0.2mmの白金線である。
実施の形態2のヒータ基板をセンサー部111に用いると、瞬時に固体電解質が300〜400℃に安定的に達する電力を発熱体の金属箔に印加しても、発熱体及びマイカ基板に何等問題は生ぜず、簡単な温度コントローラで目的を達成できる。長期間使用しても発熱体の抵抗値変化が少なく安定したヒータ基板を実現できる。発熱体は、鉄−クロム系薄板を化学エッチングして形成するので、専門メーカーに依頼すれば低コストで供給される。また、リード線の取り付けはスポット溶接でよいので簡単に且つ確実に接合できる。
【0061】
《実施の形態3》
図8を用いて、本発明の実施の形態3のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態3のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、耐熱性絶縁性基板112の構成のみである。実施の形態1の耐熱性絶縁性基板112は、4枚のマイカ基板501〜504で構成した。実施の形態3の耐熱性絶縁性基板112は、2枚のマイカ基板801及び802で構成する。図8は、実施の形態3の耐熱性絶縁性基板の分解斜視図である。図8において、図6と同一部には同一番号を付している。
【0062】
実施の形態3の耐熱性絶縁性基板112は、円形のマイカ基板801(フタ状体)とマイカ基板802(受容状体)とで構成される。マイカ基板801及び802は、成形体又は切削加工体である。マイカ基板801(フタ状体)は、マイカ基板501及び502を合わせた板である。マイカ基板802(受容状体)は、マイカ基板503及び504を合わせた板である。図8の開口811、開口812、開口813、溝状部814、凹部開口815は、それぞれ図6の開口521、開口601、開口522、開口523、開口602に該当する。開孔511〜513は、2枚のマイカ基板801及び802に連通している。各マイカ基板は、それぞれ2つずつの開孔511〜513を有する。
【0063】
マイカ基板801(フタ状体)は、開口811〜814を有する。開口811(=開口521)は、固体電解質基板301の表面に形成されたカソード電極膜311とぼぼ同一サイズである。開口812(=開口601)は、開口811の下にある一段大きい開口(センサー部111の外径よりわずかに大きいサイズ)である。開口813(=開口522)及びそれに連通した溝状部814(=開口523)は、センサー部111のガス拡散律速孔314付近に形成される。
マイカ基板802(受容状体)は、凹部開口815(=開口602)及び開孔603を有する。凹部開口815は、センサー部111の外径よりわずかに大きいサイズである。凹部開口815は、貫通していない。
【0064】
実施の形態3のセンサーブロック101は、センサー部111をマイカ基板801及び802で覆ったものである。マイカ基板802の凹部開口815にセンサー部111を挿入し、マイカ基板801を上からかぶせる。開口812と凹部開口815の合計の高さは、センサー部111の厚みとほぼ同じである。マイカ基板801及び802を積層したときに、センサー部111が固定されるように設計されている。開孔511にビス114を挿入し、センサーブロック101をセンサー取り付け部材116に間隔を設けて取り付ける。
【0065】
実施の形態3において、センサーブロック101を取り付けるための開孔511は2個である。実施の形態1と比較して、固定用ビスを4本から2本に減らしたので、ビスからセンサー取り付け部材116に逃げる熱を軽減することができる。
実施の形態3に適用できる耐熱性絶縁性材料としては、実施の形態1と同様の材料が適用できる。特に無機質多孔体の成型品が良い。
実施の形態3の耐熱性絶縁性基板112は、金型成型体又は切削加工体を用いるので、正確な寸法の保温部材が作成でき、より密封性の良いセンサーブロック101を実現できる。
開口部811に、シリカ又はアルミナ等の繊維状体で作られた綿状体を配設すれば、更に保温効果の大きいセンサーブロック101を実現できる。
【0066】
《実施の形態4》
図9を用いて、本発明の実施の形態4のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態4のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、センサーブロックの構成のみである。図9は、実施の形態4のセンサーブロックの断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。実施の形態4において、実施の形態1と同一部には同一番号を付している。
図9において、センサーブロック901は、センサー部111、保温材911、耐熱性絶縁性基板912を有する。保温材911は、例えばガラス繊維、無機質鉱物繊維、無機質繊維の不織布、アルミナ繊維等の綿状多孔質体(無機質材料の多孔質焼結体)である。耐熱性絶縁性基板912は、例えばマイカ基板である。センサー部111は、耐熱性絶縁性基板912に固定され、上部を保温材911で覆われている。
実施の形態4のセンサーブロック901においては、保温材911の孔(繊維の隙間又は多孔質体の孔)を通じてガスを通すことにより、ガスが拡散する。実施の形態4のセンサーブロック901においては、実施の形態1において設けていたカソード電極膜311又はガス拡散律速孔314付近の開口部が必要無く、構造上簡素化が図れる。
【0067】
なお、実施の形態4のセンサー部111は、固体電解質基板、セラミックス基板(ガス拡散律速部形成基板)及びヒータ基板の3枚構成であった。これに限定されず、本発明は、固体電解質基板とヒータ基板の2枚構成のセンサー部にも何らの問題なく適用できる。
なお、実施の形態4のセンサー部111は、固体電解質基板301を用いるガスセンサーを使用した。実施の形態4のセンサーブロック901の構造は、固体電解質材料に限定するのものではなく、センサー部を加熱する必要があるその他のセンサーにも適用できる。
なお、センサー部111を包み込む材料に、実施の形態1で耐熱性絶縁性材料を用い、実施の形態4で保温性材料を用いた。これに限定されず、センサー部の保温機能を実現できれば、他の構造でも良い。
【0068】
《実施の形態5》
図10を用いて、本発明の実施の形態5のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態5のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、センサーブロック101の取り付け構造のみである。図10は、実施の形態5のガスセンサー構成体のセンサーブロックの取り付け部分の拡大断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。図10において、図1と同一部には同一番号を付している。図10において、1001はビス、1002は耐熱性バネ(つるまきバネ)である。実施の形態1と違うところは、間隔形成部材115(パイプ)の代わりに耐熱性バネ1002を用いることである。
センサーブロック101は、センサー取り付け部材116の上部平坦部にビス1001で取り付けられている。耐熱性バネ1002は、センサーブロック101の下面とセンサー取り付け部材116の上面平坦部との間に設置されている。耐熱性バネ1002は、非荷重時の約半分まで圧縮した状態で固定されているため、耐熱性絶縁性基板112(マイカ基板501〜504)には上部方向の圧力が常時かかっている。センサーブロック101はビス1001で固定され、耐熱性バネ1002によって下部から上部方向に圧力がかかっているため、センサー部111が密に積層している状態が常に保たれる。
【0069】
実施の形態5の構成によれば、間隔は耐熱性バネ1002の巻き数、線径、バネ定数で容易に決めることができる。耐熱性バネ1002で耐熱性絶縁性基板112に荷重を加えているので、センサー部111に無理な力、又は偏った荷重が加わりにくい。従って、破損しやすいセンサー部111も安定して長期間使用することができる。耐熱性バネ1002のバネ定数は30〜100g/mmが最適である。バネ材としては、最低400℃でバネ定数が劣化しない材料が良い。例えば、ステンレス鋼;SUS631、ニッケル合金;MA750(三菱マテリアル社製)、コバルト合金;MA800(三菱マテリアル社製)の線材、及びこれらの材料を各材料に適した温度で熱処理したものである。
なお、実施の形態5のガスセンサー構成体は、センサーブロック101の下側にのみ耐熱性バネを有した。これに代えて、耐熱性バネをセンサーブロック101の上側にも取り付けて(ビス1001の全長を長くして、その部分にバネを挿入する)、両面からバネで加圧する構造としても良い。
【0070】
《実施の形態6》
図11を用いて、本発明の実施の形態6のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態6のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、センサーブロック101の取り付け構造のみである。図11は、実施の形態6のガスセンサー構成体のセンサーブロックの取り付け部分の拡大断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。図11において、図1と同一部には同一番号を付している。
図11において、1101はE−リング、1102は耐熱性バネ(つるまきバネ)、1103はビス、1111は間隔形成部材(ビス1103の一部)である。実施の形態6において、ビス1103の数は4本である。間隔形成部材1111は、ビス1103の一部分である。間隔形成部材1111の径は、耐熱性絶縁性基板112の開孔511径より大きい。
【0071】
耐熱性絶縁性基板112の最上部から突出したビス1103の部分に、耐熱性バネ1102を設置する。ビス1103の上部にE−リング1101を設置して、耐熱性バネ1102の長さを非荷重の時より約1/2程度に圧縮した状態で固定する。
センサーブロック101は、間隔形成部材1111の上部で固定される。センサーブロック101とセンサー取り付け部材116との間隔は、間隔形成部材1111の全長で確定できる。
耐熱性絶縁性基板112の上面(マイカ基板501)は、耐熱性バネ1102によって常に下方向の力がかかっている。そのため、センサーブロック101は常に密接する状態が保たれ、マイカ基板501〜504の隙間を最小にし、熱の飛散を最小にするように機能している。
耐熱性バネ1102の力でセンサーブロック101を固定しているので、耐熱性バネ1102の全長、線径、圧縮長さ、バネ定数を決定しておけば、組み立て時にセンサー部111に過度の荷重がかかることが無く、抗折強度の弱い固体電解質基板301の破損を最小限に抑える効果を有している。
【0072】
《実施の形態7》
図12を用いて、本発明の実施の形態7のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態7のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、センサーブロック101の取り付け構造のみである。図12は、実施の形態7のガスセンサー構成体のセンサーブロックの取り付け部分の拡大断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。図12において、図1と同一部には同一番号を付している。図12において、1201は間隔形成用のビスである。実施の形態7において、ビス114及び1201の数は、それぞれ2本である。
【0073】
間隔形成用のビス1201は、センサー取り付け部材116の上部に取り付けられている。センサー取り付け部材116の上面から突出しているビス1201の高さによって、センサーブロック101の底面とセンサー取り付け部材116の上面との間隔を簡単に制御できる。
なお、ビス1201は、センサー取り付け部材116に固定するのではなく、耐熱性絶縁性基板112の底面(マイカ基板504又は802)に取り付けても同じ効果を実現できる。
なお、ビス1201をセンサー取り付け部材116の中央部に取り付ければ、1つのビス1201で間隔を形成できる。
ビスに代えて、センサー取り付け部材116又はセンサーブロック101の耐熱性絶縁性基板112に、間隔形成用の突起を設けても良い。
【0074】
《実施の形態8》
図13を用いて、本発明の実施の形態8のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態8のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、センサーブロック101の取り付け構造のみである。図13は、実施の形態8のガスセンサー構成体のセンサーブロックの取り付け部分の拡大断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。図13において、図1と同一部には同一番号を付している。
図13において、1301は耐熱性絶縁性管である。耐熱性絶縁性管1301は、複数本のリード線導出用である。耐熱性絶縁性管1301の上面は斜めにカットされている。センサーブロック101から導出されたリード線を耐熱性絶縁性管1301に形成されている細孔に入れやすくするためであり、且つセンサーブロック101とその上に載置した耐熱性絶縁性管1301とによってリード線が挟まれないようにするためである。
【0075】
実施の形態8の耐熱性絶縁性管1301は、センサー取り付け部材116の上面から突出している。耐熱性絶縁性管1301の上端部がセンサーブロック101の底面に当たっており、間隔を形成する部材を兼ねた構成となっている。
実施の形態8の構成によれば、間隔形成用の部材が不要となるので、コストを削減することができる。実施の形態8において、ビス114の数は2本である。実施の形態8において、3本の耐熱性絶縁性管1301を120°間隔で設置し、安定して間隔を保持している。
【0076】
《実施の形態9》
図14を用いて、本発明の実施の形態9のガスセンサー構成体を説明する。実施の形態9のガスセンサー構成体が実施の形態1と違うところは、センサーブロック101の取り付け構造のみである。図14は、実施の形態9のガスセンサー構成体のセンサーブロックの取り付け部分の拡大断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。図14において、図1と同一部には同一番号を付している。
【0077】
図14において、1401はビス、1402はナット、1403はマイカ基板、1404は間隔形成用のビスである。実施の形態9のガスセンサー構成体は、耐熱性絶縁性基板112(マイカ基板501〜504)の下に、マイカ基板1403を有する。計5枚のマイカ基板は、外周部に2個又は4個の開孔を有し、ビス1401及びナット1402によって締めつけ積層されている。なお、5枚のマイカ基板の積層固定は、リベット、又は図11で説明した耐熱性バネ1102で圧縮固定しても良い。マイカ基板1403の中央部に開孔を設け、ビス1404を挿入してセンサー取り付け部材116の上面に取り付ける。
実施の形態9の構造によれば、センサー取り付け部材116と連結するのは1本のビス1404のみなので、複数本のビス又は支柱で固定する方式に較べセンサーブロック101からの熱伝導が少なくてすみ、より熱効率の良いガスセンサー構成体を実現できる。
【0078】
《実施の形態10》
図15を用いて、本発明の実施の形態10のガスセンサー構成体を説明する。図15は、実施の形態10のガスセンサー構成体の全体の断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。実施の形態10のガスセンサー構成体は、構造を簡素化したものである。実施の形態1と大きく違うところは、センサー取り付け部材116を省略したことである。センサーブロックの取り付け方は、実施の形態6(図11)と同一である。図15において、図1及び図11と同一部には同一番号を付している。
図15において、1501は断熱板、1502は金属ベース部材、1503は絶縁性チューブ、1504は気密端子板、1505は電極ピン、1506はキャップ、1507はリング、1508は開孔である。
【0079】
実施の形態10のガスセンサー構成体は、耐熱性絶縁性基板112(マイカ基板501〜504)の下に、断熱板1501を有する。断熱板1501は、1枚のマイカ基板、又はより熱伝導率の悪い基板である。断熱板1501は、センサーブロック101の熱伝導及び熱放散を少なくするためにセンサーブロック101の下層部に積層されている。耐熱性絶縁性基板112(マイカ基板501〜504)及び断熱板1501は、外周部に2〜4個の開孔を有する。その開孔にビス1103を通し、金属ベース部材1502に固定する。
間隔形成部材1111は、耐熱性絶縁性基板112(マイカ基板501〜504)及び断熱板1501の開孔より大きな外径を有している。間隔形成部材1111は、断熱板1501の下面部と金属ベース部材1502の上面部との間の間隔形成部として機能している。
【0080】
金属ベース部材1502に形成された開孔1508は、ガスセンサー構成体を測定部位に固定するためのビス穴である。気密端子板1504は、テフロン(登録商標)樹脂等の耐熱性絶縁性樹脂で形成されている。複数の電極ピン1505は、気密端子板1504に密なる嵌合で取り付けられている。キャップ1506は、気密端子板1504を金属ベース部材1502に取り付けるためものであり、金属又は合成樹脂で形成されている。リング1507は、防爆キャップ113を金属ベース部材1502に締めつける。
【0081】
実施の形態1のガスセンサー構成体は、センサーブロック101を熱伝導性の悪い(例えばマシーナブルセラミックス製)センサー取り付け部材116に取り付け、センサー取り付け部材116を金属ベース部材120に取り付ける構造であった。
実施の形態10のガスセンサー構成体は、センサー取り付け部材116を省くため、実施の形態1のガスセンサー構成体よりもセンサーブロック101からの熱伝導が増し加熱効率の悪い構成となる。しかし、金属ベース部材1502の上面とセンサーブロック101との間に間隔及び断熱板1501を設けることによって、金属ベース部材1502への熱伝導は許容される範囲(気密端子板1504の樹脂の温度上昇がその耐熱温度以下であって、且つ測定場所取り付け部材の温度上昇が許容限度以下(ユーザが誤って触っても火傷するおそれがない温度以下))となる。十分に実用化できる構成である。
実施の形態10のガスセンサー構成体は、セラミックス製センサー取り付け部材を省略できるので、コストダウンが可能であり、且つ接続部が減るので気密性の信頼性が増す。
なお、センサーブロック101の固定方法は、他の実施の形態(例えば実施の形態1又は実施の形態5)の方法でも良い。
【0082】
《実施の形態11》
図16を用いて、本発明の実施の形態11のガスセンサー構成体を説明する。図16は、実施の形態11のガスセンサー構成体の全体の断面図(図2のI−Iに示す紙面に垂直な切断面で切断した断面図)である。実施の形態11のガスセンサー構成体は、電極ピンを有する気密端子板が実施の形態1と異なる。センサーブロックの取り付け方は、実施の形態6(図11)と同一である。図16において、図1及び図11と同一部には同一番号を付している。
図16において、1601は気密端子板、1602は封着ガラス、1603は電極ピン、1604はパッキンである。気密端子板1601は、kovar、鉄、又はステンレス等の金属板で形成されている。封着ガラス1602は、ホウケイ酸ガラス、又はソーダガラスである。電極ピン1603は、kovar、鉄−ニッケル、ステンレス(半田メッキ、スズメッキ、金メッキを施す)である。パッキン1604は、テフロン(登録商標)樹脂、シリコーン樹脂等の耐熱、又はバイトン製の耐熱樹脂製パッキン又はOリングである。
【0083】
実施の形態11のガスセンサー構成体は、金属ベース部材120の端部にパッキン1604を有し、気密端子板1601を取り付けてキャップ125で締めつける。気密端子板1601は開孔を有し、その開孔に電極ピン1603を挿入する。開孔と電極ピン1603との間は封着ガラス1602で封着されている。封着ガラス1602は、気密端子板1601と電極ピン1603とを絶縁状態且つ気密状態にする。電極ピン1603の一端部にセンサーブロック101から導出されたリード線121を半田付け方法、スポット溶接法又はネジ止め等で接合する。
【0084】
実施の形態11の金属製の気密端子板1601は、実施の形態1のテフロン(登録商標)樹脂製の気密端子板124より薄い板でよい。従って実施の形態11のガスセンサー構成体の全長は、実施の形態1のガスセンサー構成体よりも小さくできる。
テフロン(登録商標)樹脂は長時間締めつけていると変形し、気密性能が劣化する可能性があった。そのため、引火性又は爆発性を有するようなガスを測定するガスセンサーとして、従来のガスセンサー構成体においては、事故を防ぐために短期間の使用でガスセンサーを交換する必要があった。実施の形態11の金属製の気密端子板1601はこのような問題が生じにくいので安全性が高まり、長期間の使用が可能となる(使用耐用年数が長い。)。また、気密端子板1601と電極ピン1603との間をガラス付着することにより、より確実に気密性を保つことができる。
【0085】
なお、実施の形態11のガスセンサー構成体は、固体電解質基板とセラミックス基板(ガス拡散律速部形成基板)とヒータ基板とで構成されるセンサー部、又は固体電解質基板とヒータ基板とで構成されるセンサー部のどちらを用いても良い。更に、センサー素子を加熱する必要がある任意のセンサーに本発明を適用できる。
実施の形態1及び実施の形態11において、センサー取り付け部材116は、センサーブロック101を保持する機能を有していた。これに代えて、耐熱性絶縁性管117がセンサーブロック101と金属ベース部材120との連結及び保持の両機能を有しても良い。センサー取り付け部材116と金属ベース部材120とが接触しない構造を実現することにより、センサーブロック101からの熱伝導が抑えられ、熱効率の良いガスセンサー構成体を実現できる。
【0086】
なお、実施の形態において、センサーブロック101の下面とセンサー取り付け部材116との上面との間隔は平行であった。しかしこれに限定されるものではなく、平行でなくても良く、例えば直角に交わった構成でも良い。
なお、本発明において、間隔によって形成される断熱層は空間であった。これに代えて、空間にガラス繊維などの耐熱性絶縁性の綿状部材を配設すれば、更に保温効果の大きいガスセンサー構成体を実現できる。
【0087】
【発明の効果】
本発明によれば、コンパクトで効率良くセンサー素子を加熱する安価なガスセンサー構成体を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、ヒータ基板が発した熱が効率良くセンサー素子に伝えられ、熱がセンサー取り付け部材に逃げにくくするガスセンサー構成体を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、少ない消費電力で効率良くセンサー素子を加熱するガスセンサー構成体を実現できるという有利な効果が得られる。
【0088】
本発明によれば、金属ベース部材が高温度にならないガスセンサー構成体を実現できるという有利な効果が得られる。
本発明によれば、抗折強度の小さいセンサー素子に過度な又はアンバランスな荷重がかかることを防止し、センサー素子の破損が生じにくいガスセンサー構成体を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のガスセンサー構成体全体の断面図
【図2】本発明の実施の形態1のガスセンサー構成体の平面図
【図3】センサー部の断面図
【図4】センサー部の分解斜視図
【図5】センサーブロック101の斜視図
【図6】4枚のマイカ基板の分解斜視図
【図7】本発明の実施の形態2のヒータ基板の斜視図
【図8】本発明の実施の形態3の耐熱性絶縁性基板の分解斜視図
【図9】本発明の実施の形態4のセンサーブロックの断面図
【図10】本発明の実施の形態5のセンサーブロックの取り付け部分の断面図
【図11】本発明の実施の形態6のセンサーブロックの取り付け部分の断面図
【図12】本発明の実施の形態7のセンサーブロックの取り付け部分の断面図
【図13】本発明の実施の形態8のセンサーブロックの取り付け部分の断面図
【図14】本発明の実施の形態9のセンサーブロックの取り付け部分の断面図
【図15】本発明の実施の形態10のガスセンサー構成体の全体の断面図
【図16】本発明の実施の形態11のガスセンサー構成体の全体の断面図
【図17】従来例1のセンサー部の断面図
【図18】従来例2のセンサー部の断面図
【図19】従来例2のセンサー部を取り付けたガスセンサー構成体の分解斜視図
【符号の説明】
100 ガスセンサー構成体
101、901 センサーブロック
111、1801 センサー部
112、912 耐熱性絶縁性基板
113 防爆キャップ
114、1001、1103、1201、1401、1404 ビス
115 間隔形成部材
116 センサー取り付け部材
117、1301 耐熱性絶縁性管
119 耐熱性絶縁性フタ
120、1502 金属ベース部材
121、703、1903 リード線
122、1503 絶縁性チューブ
123、1402 ナット
124、1504、1601 気密端子板
125、1506、1704 キャップ
126、1505、1603 電極ピン
127 リード線保護キャップ
301、1701、1811 固体電解質基板
302、1812 セラミックス基板
303 ヒータ基板
311、1703、1821 カソード電極膜
312、1702、1822 アノード電極膜
313、1823、1826 無機系接着剤
314、1824 ガス拡散律速孔
315、702、1825 発熱体
501、502、503、504、701、801、802、1403
マイカ基板
911 保温材
1002、1102 耐熱性バネ
1101 E−リング
1501 断熱板
1507 リング
1602 封着ガラス
1604 パッキン
1813 補助基板
1901 セラミックス製円柱
1902 平坦部
1904 金属製のケース
1905 金属製のカン
1906 通気孔
1907 金属製のフタ
Claims (13)
- カソード電極膜とアノード電極膜とを有する固体電解質基板と前記固体電解質基板を加熱するヒータ基板とを、前記固体電解質基板と前記ヒータ基板との間にガス拡散律速部形成基板を挟んだ状態で、密接して積層したセンサー部を有するセンサーブロックと、
前記センサーブロックとの間に所定の間隔を設けた状態で、前記センサーブロックの前記ヒータ基板側を支持するように、前記センサーブロックが取り付けられたセンサー取り付け部材と、
前記センサーブロックと前記センサー取り付け部材との間の前記所定の間隔を形成する間隔形成部材と、
を有し、
前記間隔形成部材は、耐熱性バネであり、
前記センサーブロック及び前記耐熱性バネは、ビスを挿入するための開孔を有し、
前記センサーブロックと前記センサー取り付け部材との間に前記耐熱性バネを圧縮挿入した状態で、前記ビスを、前記センサーブロック及び前記耐熱性バネの前記開孔に挿入して、前記センサー取り付け部材に取り付ける、ことを特徴とするガスセンサー構成体。 - カソード電極膜とアノード電極膜とを有する固体電解質基板と前記固体電解質基板を加熱するヒータ基板とを、前記固体電解質基板と前記ヒータ基板との間にガス拡散律速部形成基板を挟んだ状態で、密接して積層したセンサー部を有するセンサーブロックと、
前記センサーブロックとの間に所定の間隔を設けた状態で、前記センサーブロックの前記ヒータ基板側を支持するように、前記センサーブロックが取り付けられたセンサー取り付け部材と、
前記センサーブロックと前記センサー取り付け部材との間の前記所定の間隔を形成する間隔形成部材と、
を有し、
前記センサーブロックは、所定の径の開孔を有し、
前記センサーブロックの開孔よりも径の細い先端部と、前記センサーブロックの開孔よりも径の太い中央部とを有するビスをさらに有し、
前記間隔形成部材は、前記ビスの中央部の径の太い部分であり、
前記ビスの一端である前記先端部を前記センサーブロックの開孔に貫通させ、前記ビスの他端を前記センサー取り付け部材に固定し、前記センサーブロックの開孔から突出した前記ビスの先端部に耐熱性バネを挿入し、且つ前記耐熱性バネの圧力を規制するEリングを前記ビスの先端部に設けた、ことを特徴とするガスセンサー構成体。 - 前記ヒータ基板は、熱膨張係数が3×10 −6 /℃以下の耐熱性絶縁性基板、又は金属基板の表面に耐熱性絶縁層を形成した材料で形成された板状体の、一方又は両面に厚膜抵抗パターンを形成したものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体。
- 前記ヒータ基板は、耐熱性絶縁性基板と、複数のつめ部を有する金属箔からなる抵抗体と、を有し、
折り曲げられた前記つめ部が前記耐熱性絶縁性基板の端部を挟むことによって、前記抵抗体が前記耐熱性絶縁性基板の少なくとも一方の面に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体。 - 前記耐熱性絶縁性基板が、石英ガラス材、結晶化ガラス材、セラミックス材、ホーロ基板又はマイカ基板よりなることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のガスセンサー構成体。
- 前記センサーブロックは、前記センサー部の少なくとも上部を保温材で覆ったものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載のガスセンサー構成体。
- 前記保温材は、ガラス繊維、無機質鉱物繊維、無機質繊維の不織布、及び無機質材料の多孔質焼結体のいずれかであることを特徴とする、請求項6に記載のガスセンサー構成体。
- 前記センサー取り付け部材は、セラミックス又はマイカ材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体。
- 前記センサー取り付け部材が、熱伝導率が5W/m・kより小さい材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体。
- 前記センサー取り付け部材又は前記センサー取り付け部材の他端に接続された金属ベース部材の前記センサーブロック又は前記センサー取り付け部材が接続されていない側の端部に、複数の電極ピンを密なる嵌合で取り付けた絶縁性耐熱性樹脂で形成された気密端子板を、更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体。
- 前記センサー取り付け部材又は前記センサー取り付け部材の他端に接続された金属ベース部材の前記センサーブロック又は前記センサー取り付け部材が接続されていない側の端部に、金属板と前記金属板の開孔に挿入された複数の電極ピンとを相互に絶縁状態になるようにガラス材で接合した気密端子板を、更に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスセンサー構成体。
- 前記固体電解質基板及び前記ヒータ基板の各リード線が、前記固体電解質基板及び前記ヒータ基板を覆う前記センサーブロックの一部である部材を貫通し、更に前記センサー取り付け部材及び/又は前記金属ベース部材に形成された貫通開孔を貫通し、
前記センサー取り付け部材又は前記金属ベース部材の他端より導出された各リード線が、前記気密端子板の前記電極ピンの各々に接続されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のガスセンサー構成体。 - 前記センサー取り付け部材及び/又は前記金属ベース部材が概略的に円筒形の形状を有し、
前記センサー取り付け部材及び/又は前記金属ベース部材の中心部に形成された貫通開孔に、貫通細孔を有する複数の耐熱絶縁管が配設固定され、
前記固体電解質基板及び前記ヒータ基板の各リード線が各々の前記貫通細孔を貫通し、前記貫通細孔を貫通した各リード線が絶縁性耐熱チューブで覆われており、各リード線の端部が前記気密端子板の前記電極ピンの各々に接続されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のガスセンサー構成体。
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