JP4203298B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄装置におけるワークおよび/または流体噴射ノズルの姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先行技術として、液中ジェット噴射用ノズルに関し、液中で収束液体ジェットを噴出して該ジェット周囲にキャビテーションを積極的に形成するための液中ジェット噴射用ノズルのノズル形状に対する改良発明として(特許文献1を参照)が既に公開されている。
【0003】
【特許文献1】
特公平4−43712号公報(第1図)
【0004】
図8は小型水中洗浄槽の外観図であり、オペレータ12は操作盤13の操作により、ワーク位置制御手段14、ノズル位置制御手段15、洗浄切換弁16、高圧ポンプ17などを適宜に運転する。例えば、直方体ワークの6面にそれぞれ穿孔された加工穴を洗浄する場合、高圧洗浄水のジェット噴射ノズルとワークとの相対位置関係を変化させながら、洗浄対象箇所をまんべんなく洗浄するように、しかも多品種変量生産に適したNC高圧洗浄機が製品化されている。
【0005】
図15は、従来の洗浄装置におけるワーク旋回装置とノズルの説明図であり、(a)は斜視図(b)は平面図である。
洗浄装置100は洗浄室(図8参照)を備え、洗浄室の内外に亘りある程度まで移動自在に配設された要部をなすワーク旋回装置110と、ワーク旋回装置110に関連して動作するノズルシャフト120を示している。
【0006】
ワーク旋回装置110はワーク台111の両側で直角に立ち上ったクランク内壁112の外側にクランク軸113が植設され、このクランク軸113が回転軸θの回転を確保できるように図示せぬ軸受けにより軸支されており、ワーク台111を旋回し、ワーク10の高圧洗浄を多面的に実行する。
【0007】
ノズルシャフト120には図示せぬ高圧洗浄水の噴射方向が下向きの直射ノズル71と水平のホーンノズル72が配設されており、ワーク10に対峙する位置関係などを総合的かつ精密に制御され、ワーク10の表面に高圧洗浄水を噴射して洗浄する。これらは5〜6軸でNC制御されており、ノズルシャフト120を座標軸X,Y,Z方向に直線移動する外、垂直に軸が設定された回転軸Rの回転角度の制御によりホーンノズル72の噴射を水平の何れかの方向に制御する。
【0008】
従って、下向きの直射ノズル71と水平のホーンノズル72は、ワーク旋回装置110に載置したワーク10をある程度傾けるような姿勢制御すると共に相乗的な位置設定作用によりムラ無く洗浄できるようになっている。ただし、例えば、直方体ならば6面に相当するワーク10の全方位に亘る外面に対する洗浄品質を確保するために、ワーク10の被洗浄面を多面的にまんべんなく露出させやすくするものではない。
【0009】
図15(b)に示すように平面図から読み取れるような寸法上の制約として、ノズル横幅Dはノズル通過スペースWの範囲内を非接触を保って通過する必要がある。もし接触すれば、ワーク10および洗浄装置100を損傷させることになる。逆に言えば、ノズル横幅Dが所定寸法であるなら、ワーク10の最大横幅の両側にノズル通過スペースW、クランク内壁112の厚みおよび余裕などを加えた幅寸法を持ったワーク旋回装置110となる。
【0010】
ワーク旋回装置110の形状および大きさは、それを収容する洗浄室(図8参照)の形状及び容積を決定する。洗浄室は後述するように洗浄用の水を溜めたり入れ替えたりするので、給排水の設備を含めたコストを低減するためには、小さな洗浄室が望ましく、その小さな洗浄室に収納可能にするためにはワーク旋回装置110を小型化する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
第1の課題は簡素な機構により、載置されたワークの被洗浄面を多面的にまんべんなく露出させやすくし、ワーク全体をムラ無く均一に高品位の洗浄ができること。すなわち、直方体ならば6面に相当するワークの全方位に亘る外面に対する洗浄品質を確保する。
【0012】
第2の課題は洗浄室を小型化して洗浄に要する流体の使用量および設備などの維持・駆動コストを軽減すること。すなわち、洗浄室上部の左右X方向および前後Y方向に移動自在の直交軸ロボットから吊り下げられたノズルが、ワークの周囲を通り抜けるスペースが必要であり、ワーク旋回装置、引き込み装置も洗浄室内に搭載するスペースが必要であったので、ワークの大きさに対して洗浄室は大きくなりがちである。
【0013】
そして、例えば、水中洗浄の場合、水が洗浄室内を満たす必要があり、洗浄室が大きくなるほど、洗浄の開始および終了に際して洗浄室に出入する水量が多くなり、水処理装置が大型化し、そのための駆動装置も大型化する傾向にある。従って、主にワーク旋回装置の機構を小型で簡素にすることで、課題の解決を図る。
【0014】
第3の課題は精密な姿勢制御を必要とするランスノズルによる全方位に亘る洗浄を可能にすること。また、従来のワーク旋回装置では、ワークの側面を上方に向けることができず、上方から細長い先端形状のノズル(ランスノズル)をワーク加工穴の深部にまで挿入する洗浄方法は採用できなかった。
本発明はこれらの課題を解決することにより、小型・簡素で運用コストも軽減できる洗浄装置を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、洗浄用の流体(92)の溜め置きおよび出し入れを自在にする洗浄室(80)と、前記流体(92)をワーク(30)に噴射するノズル(71)(72)と、前記ワーク(30)を姿勢制御自在に載置するテーブル(5)と、前記テーブル(5)とは垂直の仮想軸に対する傾斜角度を持って前記テーブル(5)に植設されたテーブル旋回軸(50)と、前記テーブル旋回軸(50)を回転自在に軸支する支持具(4)と、前記テーブル旋回軸(50)に対する傾斜角度を持って配され前記支持具(4)を回転自在に軸支するシャフト(40)と、前記テーブル旋回軸(50)を当該テーブル旋回軸(50)の(T)軸回りに回転させる自転手段と、を備えた。
【0016】
このようにしたことにより、テーブル旋回軸(50)から軸直角の仮想平面に対して傾斜角度を持った平面を有して前記テーブル旋回軸(50)に固定されたテーブル(5)は、テーブル旋回軸(50)を回転させる毎にテーブル面が揺動または起伏動作する。従って、テーブル旋回軸(50)を回転させるという極めて簡素な機構により、載置されたワーク(30)の被洗浄面を多面的にまんべんなく露出させやすくなる。
【0017】
また、請求項2に係る発明は、前記テーブル(5)または前記テーブル(5)に載置されたワーク(30)の一部に前記シャフト(40)の延長線が交差するような位置関係に構成したので、テーブル旋回軸(50)の回転の伴って起伏動作し、かつ前記シャフト(40)の延長線上でスピン回転する前記テーブル(5)または前記テーブル(5)に載置されたワーク(30)の最大振幅を収納するスペースを描いた場合、前記シャフト(40)から軸直角方向に揺動する距離を最小限にすることにより、前記スペースの外形を最小限にする事ができる。
【0018】
また、請求項3に係る発明は、制御対象を前記ワーク(30)に対して左右(X)軸方向、前後(Y)軸方向、上下(Z)軸方向、シャフト(40)の(R)軸回転角度を制御自在のロボットを備え、前記ノズル(71)(72)の噴射位置とその噴射角度および/または前記テーブル(5)の姿勢を制御可能に構成した。
【0019】
このようにしたので、例えば、ワーク(30)が直方体ならば、その6面、すなわち全方位に亘る外面に対して洗浄品質を確保できるので、ワーク(30)全体をムラ無く均一に高品位の洗浄ができる。また、前記ノズル(71)(72)とワーク(30)に対して精密な姿勢制御を必要とするランスノズル(65)によるワーク加工穴(21)の洗浄も可能になった。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明による一実施例について説明する。なお、各図に亘って、同一機能の部位には同一符号を付し、その説明は省略する。
図1は、本発明の実施の一形態を示す洗浄装置の要部説明図であり、(a)は斜視図(b)はシャフト先端部の平面図である。図1において、洗浄水の溜め置きと出し入れを自在にする洗浄室80(図8参照)があり、洗浄水をワーク30へ下向きに噴射する直射ノズル71と、横向きに噴射するホーンノズル72を具備したノズルシャフト60が洗浄装置の天井部(図示せず)から吊り下げられている。
【0021】
ノズルシャフト60は、ワーク30に対して左右にはX軸方向、前後にはY軸方向、上下にはZ軸方向の位置制御を可能とするサーボモータとアクチュエータに接続されており、移動自在である。シャフト40を後述するY軸ロボットにより伸張すれば、テーブル5’を洗浄室80の外に出してワーク30’を着脱できる。
【0022】
一方、ワーク30を載置する平面に対し任意の傾斜角度にてテーブル旋回軸50が植設されたテーブル5は従来例ワーク旋回装置110よりも、はるかに簡素な構成で支持されている。テーブル旋回軸50をT軸回りに180度回転させる毎にテーブル5は水平と垂直の姿勢に起伏するのである。ここで、人の手のひらをテーブル5に、手首からひじまでをテーブル旋回軸50に見たてて手首をT軸回りに180度回転させてみれば容易に動作を再現できる。
【0023】
なお、テーブル5を水平と垂直の姿勢に起伏させる動作は図3〜6に沿って後述するので、ここではテーブル旋回軸50を回転自在に軸支するギヤヘッド4の説明に移る。ギヤヘッド4は「く」字状をなし、その一箇所に水平のシャフト40が結合し、このシャフト40とテーブル旋回軸50とは、例えば45度または135度の角度設定が維持されるような支持具を構成している。ギヤヘッド4は特許請求の範囲でいう「支持具」のことである。なお、シャフト40に沿って洗浄室80の内外を連絡するエアパージ管3が配設され、適宜に洗浄室80からエアパージできるように構成されている。
【0024】
ここで、ギヤヘッド4の「く」字状の一片の外側に植設されたシャフト40をR軸周りに回転させると、「く」字状の他片の内側に軸支されたテーブル旋回軸50はその根元にある軸受けの部分を自転するが、テーブル旋回軸50の先の方でテーブル5に結合されている部分はR軸の延長線に交わるようにほぼ一致しているので、シャフト40をR軸周りの回転に伴うテーブル5の振幅は小さくなる。
【0025】
Y軸ロボット6はシャフト40をY軸方向に位置制御し、R軸サーボモータ7はシャフト40をR軸周りの回転角度を制御する。
左右にはX軸方向、前後にはY軸方向、上下にはZ軸方向の位置制御を可能とするサーボモータとアクチュエータで構成されたロボットが配設されている。また、テーブル旋回用ロータリアクチュエータ8の制御動作により、テーブル旋回軸50の回転角度を制御する。なお、ロータリアクチュエータ8は電磁力、空気圧、液圧、その他の駆動力を応用すれば良い。
【0026】
なお、テーブル旋回用ロータリアクチュエータ8の駆動力は、ギヤボックス9の内部に配設された複数の傘歯車などを介し、パイプ構造のシャフト40の内部に配設されてシャフト40とは独立した回転動作する2重軸などを介して、ギヤヘッド4の反対端に軸支されたテーブル旋回軸50にまで適宜に伝達され、テーブル旋回軸50の回転角度を制御する。これらの駆動力伝達機構に関しては、設計上の問題としてどの様にも変形可能である。
【0027】
同図(b)に示すように、シャフト40をY軸方向に位置制御すれば、ワークの移動範囲Jとテーブルの移動範囲Kに示す範囲でワーク30を移動できるので、ノズルシャフト60の移動と相乗して、洗浄ムラを無くすようにしている。また、ノズル通過スペースVと洗浄室80に占める比率、およびこれらの関係を、図15(b)で示したノズル通過スペースWの場合と比較して見るに、クランク内壁112およびクランク軸113が不要であるために、洗浄室80は著しく小型化することができる。
【0028】
図2はランスノズル65を挿入してワーク20の加工穴21を高圧洗浄する説明図であり、ノズルシャフト61はランスノズル65を具備し、細長い加工穴21の内壁にランスノズル65を接触させずに挿入し、ランスノズル65の先端近傍から高圧洗浄水69を水平(ノズルの長手方向に対して直角)方向に噴出させ、加工穴21の内壁を洗浄する。図から一見してわかるように、細長い加工穴21の内壁にランスノズル65を接触させずに挿入するために、これらで行う相互位置制御は精密であることを要する。これを実現できるように図1で示したX,Y,Z軸方向およびR,T軸周りの位置制御を可能とするサーボモータおよびロボットが配設されているノズルシャフト60を図2で示したノズルシャフト61に交換搭載すれば良い。
【0029】
図3は、ギヤヘッド4をR軸回りに回転させて、ワーク30を姿勢制御する説明図であり、(a)はワーク30が水平のテーブル5にクランプアーム51,52で固定されている、(b)は元の姿勢のシャフト40のR軸をr方向に90°回転してテーブルを直角に起こした姿勢を示す。ここで、ワーク30の正面32の縦横が変化し、右側面34が上に移動し、上面35が図の向かって左側へと移動する。なお、このときテーブル旋回軸50は自転させずに固定しておく。
【0030】
図4はワーク30を各方向に姿勢制御する説明図であり、(a)は元の姿勢(b)はテーブル旋回軸50をt方向に180度回してテーブル5を直角に起こした姿勢、(c)はシャフト40のR軸をr方向に90°回転することによりテーブルを回した様子を示す。ここで、ワーク30の正面32が上に移動し、最後には左へ移動する。一方、左側面31は、その縦横が変化しながら図の向かって右側へと移動し、最後には上へ移動する。
【0031】
図5はワーク30を各方向に姿勢制御する説明図であり、(a)は元の姿勢、(b)テーブル旋回軸50をt方向に180度回してテーブル5を直角に起こした姿勢、(c)はシャフト40のR軸をr方向にテーブルを270°回転した姿勢を示す。ここで、ワーク30の右側面34を最後には上へ移動する。
【0032】
図6はワーク30の底面36までも洗浄可能にする窓明きテーブル55の使用形態の説明図であり、(a)は元の姿勢、(b)はシャフト40のR軸をr方向に180°回転することによりテーブル55の上下をひっくり返して底面36を上にした姿勢、(c)はシャフト40のR軸をr方向に90°回転してテーブル55を直角に起こした姿勢を示す。ここで、ワーク30の正面32は図の正面のままでシャフト40の回転に応じて縦横が変化しながら回転する。
【0033】
図7は、各種ノズルを備えたノズルシャフト62を用いた水中洗浄または気中洗浄の説明図であり、(a)は水平に噴射するホーンノズル72による水中洗浄、(b)は下向きに噴射する直射ノズル71による水中洗浄の様子である。各種ノズルから噴出する高圧洗浄水69が直撃する面には、キャビテーション効果なども著しく、洗浄効果も高いので、各種ノズルとワーク30の各面を対峙させるためのロボット制御は既に説明した通りである。
【0034】
図8は前記したように、小型水中洗浄槽の外観図であり、オペレータ12は操作盤13の操作により、ワーク位置制御手段14、ノズル位置制御手段15、洗浄切換弁16、高圧ポンプ17などを適宜に運転する。なお、図9〜13で後述する洗浄工程において、洗浄室80へワーク30を出し入れする際に、オペレータ12がテーブル5にワーク30を取り付け(図9)と取り外し(図13)する以外の操作は、予め設定したプログラム通りのシーケンスをNC制御などにより自動運転できる。また、オペレータ12が全てを手動操作で運転することも可能である。
【0035】
図9は洗浄装置1にワーク30を装填する説明図であり、(a)はクランプアーム51,52が開いた状態、(b)はクランプアーム51,52を閉じる様子である。洗浄室80へワーク30を出し入れするには、図の左側にある上下開閉式のシャッタ82を持ち上げて出入口2を開いた状態にする。
ここで、図1に示したY軸のロボット6により、シャフト40はシャッタ82の開いた出入口2の間際まで伸張され、オペレータ12がテーブル5にワーク30を取り付けと取り外し(図13)する以外のときはY軸のロボット6により、シャフト40を短縮して洗浄室80の中央付近にワーク30を位置付ける。
【0036】
洗浄室80には給排水可能であり、適量に溜めて洗浄するので、フロート84による液面計85を具備し、オペレータ12が液面の状態を目視確認できる外、NC制御用のセンサ(図示せず)も配設し、家庭用の全自動洗濯機のシーケンス制御の要領で、給水、水中洗浄、排水および気中洗浄のサイクルを継続するのに必要なセンサ監視と給排水弁の開閉操作を適宜に実行する。
【0037】
洗浄室80の底部に急速排水弁81が配設され、図9では排水状態になるように開弁している。また、給水タンク90から急速給水弁91を介して洗浄室80に給水可能であり、図9では閉じて給水停止にしている。
【0038】
図10は、洗浄装置1に給水する説明図であり、(a)はシャッタ82をシャッタ軌跡83に沿って閉じる様子を示している。同図(b)は急速給水弁91を開いて給水タンク90の水92を洗浄室80に急速給水中であり、急速排水弁81は閉じている。これらの弁操作の駆動力としては液圧、空気圧または電磁プランジャなど自動制御に対応できる手段ならば何でも良い。
【0039】
なお、この実施形態で洗浄媒体として例示した水92は、特許請求の範囲でいう「流体」のことであるが、水道水または純水に限らず、水に防錆剤、防腐剤、着色剤その他の添加物を混入させた水溶液の外、不凍液、トリクロロエチレンその他、有機溶剤を主成分とする液体および水銀も含む。さらに窒素、二酸化炭素などの気体も含む。
【0040】
図11は、水中洗浄および排水の説明図であり、(a)は水中洗浄を実行中の様子を示している。テーブル5に積載されたワーク30は、前述したY軸ロボット6により、シャフト40を進退操作して洗浄室80の中央付近にワーク30を位置付ける。洗浄室80には水92が満たされており、ノズルシャフト62の筒先から横向きに高圧洗浄水69を噴出するホーンノズル72がワーク30の一面に対峙するように設定されている。高圧・高速の水流がキャビテーション現象により洗浄効果を奏することは周知なので、その説明は省略する。
同図(b)は水中洗浄を終了し、急速排水弁81を開き、汚濁した洗浄水を洗浄室80から急速排水する様子を示している。ここで、フロート84による液面計85により水位を監視し、関連装置を制御する。
【0041】
図12は、排水の進行中に気中洗浄する説明図であり、(a)は規定レベルまで排水されて気中洗浄開始した状態(b)はノズルを切り換えての気中洗浄中に排水完了した状態である。フロート84による液面計85を具備し、オペレータ12が液面の状態を目視確認できる外、NC制御用のセンサ(図示せず)も配設し、家庭用の全自動洗濯機のシーケンス制御の要領で、給水、水中洗浄、排水および気中洗浄のサイクルを継続するのに必要なセンサ監視と給排水弁の開閉操作を適宜に実行する。
【0042】
図13は、排水後にワーク30を取り外す説明図であり、同図(a)はシャッタ軌跡83’によりシャッタ82を開いた状態である。同図(b)に示すようにシャッタ82を開いた後、テーブル5に積載されたワーク30は、前述したY軸のロボット6により、シャフト40を伸張して洗浄室80の出入口2の近辺にワーク30を移動する。それから、クランプアーム51,52を開き、オペレータ12が洗浄装置1からワーク30を取り出して、洗浄工程を1サイクル完了する。
【0043】
本発明はこのようにしたことにより、洗浄室を小型化できて、洗浄室を満たす水の量を減らせるので、水処理装置およびその駆動力も節約できる。
【0044】
ロボット(サーボモータ)の軸数をX,Y,Z,Rの4軸とエア式ロータリアクチュエータの組み合わせにより、直方体ならば6面に相当するワークの全方位に亘る外面に対する洗浄品質を確保できる。すなわち、ワーク全体をムラ無く均一に高品位の洗浄ができる。また、ランスノズルによる全方位に亘る外面に対する洗浄も可能になった。
【0045】
そして、ロボット(サーボモータ)に接続されて駆動されるエア式ロータリアクチュエータを、サーボモータに交換搭載すれば、ワークの位置規制に対する動作可能な範囲が広がり、更に自由度が増すので、任意の角度に穿孔された加工穴に対して、ランスノズルの挿入が自在に可能となる。
【0046】
なお、図9(a)(b)および図13(b)に示すようにワークの前後(Y)方向のストロークを長くすることにより、洗浄室の外でワークの着脱が可能になるので、ワーク搬送用のアクチュエータを省略することもできる。
【0047】
図14はR軸とT軸を旋回するための駆動機構の模式図であり、(a)は液圧式のロータリアクチュエータ130により差動機構131を介してT軸を旋回する機構を示している。シャフト40の管内には2重に収納された同軸の2軸が回転自在に軸支され、中心部に配された芯軸132の外側でシャフト40の内側に中軸133が配されている。そして、差動機構131からT軸までの間は、芯軸132から、ギヤ134,135,136,137を介して駆動力を伝達する。
【0048】
液圧式のロータリアクチュエータ130の性質上、その回転角度は精密制御されないので、T軸を旋回させ、規定の角度で保持する場合の角度規制はストッパ138,139で行う。従って、各ギヤの噛合において発生するバックラッシュによるワークの位置ずれも阻止できる。
【0049】
一方、R軸サーボモータ7の駆動力は、ギヤボックス9に内装されたギヤ109および中軸133を介してギヤヘッド4をR軸まわりに回転させるように作用する。この中軸133は前記芯軸132と同軸の構成であるが、それぞれの回転は独立している。
【0050】
そして、Y軸ロボット6に内装されたY軸用モータ140の駆動力が、周知のボールネジ141を回転させてY軸方向の進退制御を自在にしている。
なお、Y軸の制御機構は、前述したR軸の制御機構と共に図14(a)(b)(c)にわたって、ほぼ共通している。また、内装された精密駆動部分は水耐シールにより防水されているが、防水に関する詳細な図解説明は省略する。
【0051】
図14(b)(c)はT軸の回転駆動する機構を変形した例であり、同図(b)はT軸用モータ150によって駆動するタイプであり、ギヤボックス19なども同図(a)と異なる。同図14(c)はロータリアクチュエータ130により遊星歯車機構118を介してT軸を旋回するタイプを示しており、ギヤボックス119なども同図(a)と異なる。
なお、各軸を駆動し制御する機構は図14に示したものに限定することなく、あらゆるロボット制御技術を応用できる。
【0052】
【発明の効果】
発明は、以上説明したように構成したので、請求項1に係る発明によれば、テーブル旋回軸(50)から軸直角の仮想平面に対して傾斜角度を持った平面を有して前記テーブル旋回軸(50)に固定されたテーブル(5)は、テーブル旋回軸(50)を回転させる毎にテーブル面が揺動または起伏動作する。従って、テーブル旋回軸(50)を回転させるという極めて簡素な機構により、載置されたワーク(30)の被洗浄面を多面的にまんべんなく露出させやすくなる。
【0053】
また、請求項2に係る発明によれば、テーブル旋回軸(50)の回転の伴って起伏動作し、かつ前記シャフト(40)の延長線上でスピン回転する前記テーブル(5)または前記テーブル(5)に載置されたワーク(30)の最大振幅を収納するスペースを描いた場合、前記シャフト(40)から軸直角方向に揺動する距離を最小限にすることにより、前記スペースの外形を最小限にする事ができる。
【0054】
また、請求項3に係る発明によると、例えば、ワーク(30)が直方体ならば、その6面、すなわち全方位に亘る外面に対して洗浄品質を確保できるので、ワーク(30)全体をムラ無く均一に高品位の洗浄ができる。また、前記ノズル(71)(72)とワーク(30)に対して精密な姿勢制御を必要とするランスノズル(65)によるワーク加工穴(21)の洗浄も可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す洗浄装置の要部説明図であり、(a)は斜視図、(b)はシャフト先端部の平面図である。
【図2】ランスノズルを挿入してワークの加工穴を高圧洗浄する説明図である。
【図3】ギヤヘッドをR軸で回転させて、ワークを姿勢制御する説明図であり、(a)は元の姿勢、(b)はシャフトのR軸を90°回転してテーブルを直角に起こした姿勢を示す。
【図4】ワークを各方向に姿勢制御する説明図であり、(a)は元の姿勢、(b)はテーブル旋回軸を回してテーブルを直角に起こした姿勢、(c)はシャフトのR軸によりテーブルを90°回転した様子を示す。
【図5】ワークを各方向に姿勢制御する説明図であり、(a)は元の姿勢、(b)テーブル旋回軸を回してテーブルを直角に起こした姿勢、(c)はシャフトのR軸によりテーブルを270°回転した姿勢を示す。
【図6】ワークの底面までも洗浄可能にする窓明きテーブルの使用形態の説明図であり、(a)は元の姿勢、(b)はシャフトのR軸を180°回転してテーブルの上下をひっくり返した姿勢、(c)はシャフトのR軸を90°回転してテーブルを直角に起こした姿勢を示す。
【図7】各種ノズルによる水中洗浄または気中洗浄の説明図であり、(a)は水平に噴射するホーンノズルによる水中洗浄、(b)は下向きに噴射する直射ノズルによる水中洗浄の様子である。
【図8】小型水中洗浄槽の外観図である。
【図9】洗浄装置にワークを装填する説明図であり、(a)はクランプアームが開いた状態、(b)はクランプアームを閉じる様子である。
【図10】洗浄装置に給水する説明図であり、(a)はシャッタを閉じる様子、(b)は急速給水中である。
【図11】水中洗浄および排水の説明図であり、(a)は洗浄実行中(b)は急速排水中である。
【図12】排水の進行中に気中洗浄する説明図であり、(a)は規定レベルまで排水されて気中洗浄開始した状態、(b)はノズルを切り換えての気中洗浄中に排水完了した状態である。
【図13】排水後にワークを取り外す説明図であり、(a)はシャッタを開いた状態、(b)はクランプアームを開いて洗浄装置からワークを取り出す様子である。
【図14】R軸とT軸を旋回するための駆動機構の模式図であり、(a)はロータリアクチュエータにより差動機構を介してT軸を旋回する機構、(b)はT軸用モータによるタイプ、(c)はロータリアクチュエータにより遊星歯車機構を介してT軸を旋回するタイプを示している。
【図15】従来の洗浄装置におけるワーク旋回装置とノズルの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1,100 洗浄装置
3 エアパージ管
4 ギヤヘッド
5,5’,115 テーブル
6 Y軸ロボット
7 R軸サーボモータ
8 テーブル旋回用ロータリアクチュエータ
9,19,119 ギヤボックス
10,20,30,30’ ワーク
11 ワーク側面
12 オペレータ
13 操作盤
14 ワーク位置制御手段
15 ノズル位置制御手段
16 洗浄切換弁
17 高圧ポンプ
21 ワーク加工穴
31 左側面
32 正面
33 背面
34 右側面
35 上面
36 底面
40 シャフト
50 テーブル旋回軸
51,52 クランプアーム
55 窓明きテーブル
60,61,62 ノズルシャフト
65 ランスノズル
69 高圧洗浄水
71 直射ノズル
72 ホーンノズル
80 洗浄室
81 急速排水弁
82 シャッタ
83,83’ シャッタ軌跡
90 給水タンク
91 急速給水弁
92 水
109,134,135,136,137 ギヤ
110 ワーク旋回装置
111 ワーク台
112クランク内壁
113 クランク軸
118 遊星歯車機構
130 液圧式のロータリアクチュエータ
131 差動機構
132 芯軸
133 中軸
138,139 ストッパ
140 Y軸用モータ
150 T軸用モータ
D ノズル横幅
J ワークの移動範囲
R,T,θ 回転軸
V,W ノズル通過スペース
X,Y,Z 座標軸

Claims (3)

  1. 洗浄用の流体(92)の溜め置きおよび出し入れを自在にする洗浄室(80)と、
    前記流体(92)をワーク(30)に噴射するノズル(71)(72)と、
    前記ワーク(30)を姿勢制御自在に載置するテーブル(5)と、
    前記テーブル(5)とは垂直の仮想軸に対する傾斜角度を持って前記テーブル(5)に植設されたテーブル旋回軸(50)と、
    前記テーブル旋回軸(50)を回転自在に軸支する支持具(4)と、
    前記テーブル旋回軸(50)に対する傾斜角度を持って配され前記支持具(4)を回転自在に軸支するシャフト(40)と、
    前記テーブル旋回軸(50)を当該テーブル旋回軸(50)の(T)軸回りに回転させる自転手段と、を備えたことを特徴とする洗浄装置。
  2. 前記テーブル(5)または前記テーブル(5)に載置されたワーク(30)の一部に前記シャフト(40)の延長線が交差するような位置関係に構成したことを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。
  3. 制御対象を前記ワーク(30)に対して左右(X)軸方向、前後(Y)軸方向、上下(Z)軸方向、シャフト(40)の(R)軸回転角度を制御自在のロボットを備え、
    前記ノズル(71)(72)の噴射位置とその噴射角度および/または前記テーブル(5)の姿勢を制御可能に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。
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