JP4202522B2 - 通帳 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、預金取引のために、通帳の表紙部に設けられている磁気記録部に書込まれたデータと少なくとも同じ内容を、書込みが可能な非接触ICモジュールのICチップに書込んでおいて、前記磁気記録部に書かれている磁気データが外部磁気によって、破壊された場合でも、磁気記録部に書込まれているデータと同一のデータを、ICチップから引き出せるようにして、より安全性を高めた通帳に関するものである。なお、通帳には銀行で使われる預金通帳、郵便局で使われる貯金通帳などがあるが、本明細書で言う預金は貯金に、預金者は貯金者に置き換えても良い。
【0002】
【従来の技術】
図9は、従来の通帳の表紙を開いて横から見た側面図である。
【0003】
図9において、1は、通帳の種別や、銀行名営業所名などが印刷されている、おもて表紙で、3は、おもて表紙1の真裏側に位置するおもて見返し、7は、預金年月日、支払い金額、お預かり金額、差引残高等を印字記録できるようになっている本文部で、通常16ページから24ページの枚数構成になっている。4は、本文部7の最後の頁と接するうら見返し、2は、うら見返し4の真裏側に当たり表面に出ているうら表紙である。おもて表紙と、うら表紙は同一材料の一枚の厚紙からなり、予め中央部をミシン糸8で縫い合わされた本文部の、一番下側の紙と接着剤によって貼り合わされている。
【0004】
通帳のおもて見返し3、および、うら見返し4を含む本文部7と、通帳の表紙は、別工程で製造された後、前記のごとく接着剤で貼り合わされている。
【0005】
うら表紙2の表面の一部には多くの場合、磁気記録部5が設けてあり、表紙の紙に直接塗布したり、ポリエステルベースに塗布されたものを型抜きして接着剤で貼り合わせたりしている。
磁気記録部5の形状、諸特性などは当該通帳への情報書込み、または、読み取りを行うATM(Automated Teller Machine)などの機種によって異なる。
【0006】
預金取引を行うにあたって、上記の通帳のうら表紙2に形成された磁気記録部5に預金者の固有情報を記録しこれを読み取ることで、入金、預金引き出し業務の正確化、効率化を計ってきた。更に通帳には目に見える情報として通帳を発行した銀行名、銀行コード、営業店名、営業店コード、および、預金者の氏名、口座番号、お届け印、サイン等が施されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の磁気記録部を備えた通帳では、磁気記録部に記録された情報が、外部の磁界によって破壊される事故が後をたたない。
【0008】
通帳を持ち歩く頻度は、男性より女性の方が高く、しかも、女性はハンドバックなどの入れ物の中にいれて持ち歩くことが多く、ハンドバッグの中には、前記の通帳の他に、外出時頻繁に使用するものや、外出時に購入される品物が一緒に入っている場合が多い。
前記品物の中には磁気を使っている製品もあり、入れ物であるハンドバック本体が、留め金に強力な磁石を使っているものも少なくない。
【0009】
磁気を使っている日用品としては、たとえば健康機具である貼り磁石や、磁気を用いたネックレス、ハンドバッグの磁気留め金等の磁気製品が挙げられる。これら磁気製品は、抗磁力が1000〜3000エルステッド程度あり、通帳に使われている磁気記録部材の抗磁力、300〜700エルステッドと比較すると、約3〜10倍強く、記録データを破壊する能力を十分に持っている。
【0010】
ATMで、磁気通帳を使って自動入金・自動払い出しを行うことが通常になっている現状で、預金者に対するサービスを万全にしようとする時に、磁気データが壊れないようにするか、壊れたら簡単に修復できるようにしておくことが必要になってきている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は前述のような課題を解決し安全で利便性の高い通帳を提供するものである。
【0012】
上記課題を解決する本発明の通帳は、表紙または、見返しの一部に、磁気記録部と、非接触ICモジュールが通帳のあらかじめ定められた本文部印字領域の外側に対応するうらみ返しに配置され、磁気記録部に記録された情報と同一の情報が、該非接触ICモジュールのICチップ部に記録される情報の一部として記録されていることを特徴とする。
【0013】
かかる通帳であるため、ATMの指示に対応して、通帳のIC部分に記録されたデータをATMが読み込んで破壊された磁気記録部に再度書込みを行うことで、破壊される前と同じ状態に修復させることによっても、課題を解決することができる。
【0014】
預金の取引の際に、新しい取引結果が通帳の本文部に印字されるために、当該非接触ICモジュールは印字部分を避けて通帳に取り付ける必要がある。請求項1記載の通帳において、前記非接触ICモジュールを、通帳のあらかじめ定められた本文印字領域の外側に対応する表紙部、または、見返し部に形成させることによってプリンタの破壊、ICモジュールの破壊という課題を解決する。
【0015】
また、通帳のうら表紙部には、磁気記録部が設けてあるため、その部分に当該非接触ICモジュールを貼り付けた場合、貼り付けた部分が、表紙の厚さより厚くなるために磁気ヘッドによる読み取り・書込みが正しく行われなくなる。そのために請求項の発明は、請求項1記載の通帳において、前記磁気記録部は通帳のうら表紙に設けられ、前記非接触ICモジュールは、前記磁気記録部の外側に配置されていることによって磁気ヘッドによる書込みエラー、当該ICモジュールの破壊という課題を解決する。
【0016】
また、請求項の発明は、請求項1から2何れかに記載の通帳において、非接触ICモジュールを通帳のうら表紙に形成することを特徴とするものである。
【0017】
請求項に記載の如く非接触ICモジュールを通帳のうら表紙に形成させた場合、運搬中に、バッグ等の中で他の同居品との衝突によって破壊されることからさらに通帳を守るために、請求項の発明は、請求項1から2何れかに記載の通帳において、当該非接触ICモジュールを通帳のうら見返し部に形成させることにより、上記課題を解決する。
【0018】
請求項の発明は、請求項1から4何れかに記載の通帳において、前記非接触ICモジュールを樹脂シート間に挟み、その隙間には常温で柔軟性を保持する樹脂が充填されていることによって、アンテナ、ICチップなど、部品の厚さ段差を吸収させる。さらに併せて、非接触ICモジュールを通帳の表紙が有する柔軟性に馴染ませることによって、上記課題を解決する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の通帳の一実施形態について説明する。
【0020】
図1は、本発明通帳の表紙を180度開いた状態を本文側から見た場合の外観図である。図2は図1の通帳を横から見た側面図である。図3は、プリンタが印字しない通帳の本文における領域を示した図である。図4は、通帳のうら表紙に磁気記録部を施した通帳をうら表紙側から見た平面図の一例である。図5は、本発明の通帳に使用する非接触ICモジュールの平面図、図6は、図5のA−A線断面図である。図7は、図5におけるICチップ、および、アンテナを保護するためにカバーフィルムおよび樹脂で全体を封じ込めた状態を示す。図8は、通帳の一般的な製造方法である表紙と、ミシン糸で綴じ合わされた本文部が貼り合わせられる前の状態を横から見た側面図である
【0021】
図1に示すように、本発明の通帳の特徴は非接触ICモジュールを磁気通帳に併せ持たせたことにある。図1中、3はおもて見返し、4はうら見返し、5はうら表紙に貼り付けた磁気テープからなる磁気記録部、6は本発明に使用する非接触ICモジュール、7は本文部である。当該ICモジュールを設ける位置は、特に限定されるものではないが、ICモジュールが外部から衝撃によるアタックを受けにくいうら見返し面が好ましく、同時に、前記と同様な理由で磁気記録部と重ならない位置で、本文印字部分を避けた位置が好ましい。
【0022】
図2において、1はおもて表紙、2は通常はうら表紙、3はおもて見返し、4はうら見返し、5は磁気記録部、6は非接触ICモジュール、7は本文部である。
【0023】
おもて表紙1、および、うら表紙2は、耐久性に富むクロス紙と呼ばれる紙が使用されている。一方、おもて見返し3と、うら見返し4は本文部7と同一の紙で構成されており、本文部を折り曲げた中央部においてミシン糸8で綴じ合わされている。前記ミシン糸で綴じ合わされた本文部の一番外側にある本文部の紙と、前記表紙のクロス紙が接着剤で全面貼り合わされて通帳が形成されている。
【0024】
おもて表紙には、一般的には普通預金通帳、定期預金通帳などの、通帳の種類を明示する印刷がなされ、また、通帳を発行した銀行のロゴマーク、銀行名、実際に通帳を発行した営業店名、預金者名、店番、口座番号が表示されている。
【0025】
おもて見返し3には、預金者、銀行の更に詳細な記述がプリント、または、手書きされている。
【0026】
本文部7の最初のページは、通帳の利用方法や、口座を開設した際に登録した印鑑の印影を貼り付けるエリアが設けられていることが多い。
【0027】
本文2頁以降が、預金、および、引き出しの履歴をプリントするエリアである。年月日、適用、支払い金額、預かり金額、差し引き残高、ページ自動めくりのためのバーコードなどが印刷されており、図4に示す斜線の部分を除いた全域が印字エリアに設定されている。
【0028】
本文部最終ページ、および、うら見返しには、多くは預金規定が書かれている。
【0029】
図1は、本発明の実施形態の一例であるが、うら見返し4の右下には非接触ICモジュール6が貼りつけられている。貼りつける位置は、図3に示す通帳本文部印字エリアの外側、すなわち非印字エリア(図中の斜線を施した部分)に設定されている。非印字エリアに設けるのが好ましいのは印字の際の衝撃を避けるためである。
【0030】
また、通帳を折りたたんだときに、非接触ICモジュールを貼りつけた位置が突出しないように、前記ICモジュールの中のICチップを薄く研磨して前記ICモジュール全体の厚さを、出来る限り薄くすることが好ましい。また、非接触ICモジュール6の大きさは、約20mm幅の非印字エリア内に収まる大きさとすることが好ましい。
【0031】
うら表紙2には、図4に示すように表紙の片側に寄った部分に磁気記録部5が設けられるが、これには磁気記録用のテープを粘着材を使用して表紙に貼り付けているものが多い。この貼り付け位置、および、磁気テープの仕様はATM機の種類、仕様メーカーによって調整する必要がある。
【0032】
次に、本発明の通帳を構成する材料について説明する。
【0033】
表紙には、60番手綿布のクロス紙(厚さ0.150mm)が多く使用される。また、本文は、90Kg/四六判(厚さ0.105mm)の紙が使用されることが多く、ページ数が多くなるにつれ紙の厚さ薄くなっていく。通帳の表紙を含めた総厚は、通帳を中央で折りたたんで閉じたときに、ATMメーカーの取り決めで2mmまでとなっているために、本発明の場合、非接触ICモジュールの厚さが加わることを考慮し、本文の構成を薄めの基準にしている。
【0034】
前記非接触ICモジュールの厚さの選択によって、また、該ICモジュールの表紙部への取り付け方、厚さ設定の方法によっては、本文部の枚数を12枚、14枚にすることができる。この場合、本文に使用する紙は、90Kg/四六判以下の番手を選択する。
【0035】
本文部と表紙の接着には、酢酸ビニル系のエマルジョン接着剤が多く使用される。これは、紙同士の接着の場合、接着剤の粘度がある程度高いこと、乾燥が緩やかであることが要求されるからである。
【0036】
次に、本発明の非接触ICモジュールの構成、および、使用する材料について図5、図6、および、図7を参照して説明する。
非接触ICモジュールは、端末との距離によって、遠隔型、近接型、密着型に分類され、また、使用される周波数帯には、中波、マイクロ波などの電磁波がある。ここでは、近接型に相当するタイプのモジュールを使用する。
【0037】
図5は本発明の通帳に使用する非接触ICモジュールの平面図で、図6は図5のA―A線断面図である。ベースフィルム61上にアンテナ62とICチップ63を配し、アンテナ、および、ICチップは、ベースフィルムに接着剤で固定されている。
【0038】
図7のように、アンテナ、およびICチップがむき出しなっている状態を破壊から守るために、カバーフィルム65によって覆う仕様になっている。更に、ベースフィルム61とカバーフィルムの間には常温で柔軟性を保持する樹脂64を流し込み、前記それぞれのフィルムとICチップ、および、アンテナを固定する役割りと通帳の折り曲げ耐性を付与する充填剤的特性を持たせている。
【0039】
図7において、ベースフィルム61、および、カバーフィルム65は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、など柔軟性を有する材料が使用される。アンテナ62は、直径0.03mm〜0.05mmの絶縁被覆された銅線を数回ループ状に巻き、その両端をICチップ上の2つの端子に導電接着剤で接続している。
図7の非接触ICモジュールのシート化に当たっては、所定の型枠にて樹脂成型して行っても、樹脂シートによるラミネート方式によっても良い。
【0040】
また、図5、図6、図7の非接触ICモジュールのICチップ63は、LSIとコンデンサと配線板とで構成されていて、前記樹脂フィルムの上に形成されていてもよい。
【0041】
図7に示す非接触ICモジュールは、ICチップの安全性の面で、通帳のうら見返しの前記プリントエリアと、磁気記録領域を避けた位置に粘着剤で貼り付けるのが好ましい。
【0042】
通帳に貼り付けられた非接触ICモジュールは、カバーフィルムが透明な場合、内側のIC部、アンテナ部が透けてみえるため、着色するか、塗料をコーティングして、内側を見えなくすることが出来る。
【0043】
出来上がった通帳は、本文部総厚が約1mm、ICモジュール部が0.25mm〜0.35mm、モジュールを貼り付ける粘着剤が0.1mm、表紙のおもて、うら合わせて約0.5mmで、通帳全体の厚さは、折りたたんだ状態で2mm以内におさめるようにすることが好ましい。
【0044】
【実施例】
(実施例)
次に、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
【0045】
図1、および図2において、表紙1および表紙2の材料として、60番手の綿布クロス紙(厚さ0.150mm)を使用し、本文部7は、90Kg/四六判(厚さ0.105mm)を使用した。また、本文の枚数を10枚とし、通帳を折り曲げた時に、全体の厚さが接着剤を含め、1.6mmになるように設定した。
【0046】
また、非接触ICモジュール6について、外形を15mm×20mmとし、通帳のうら見返しの磁気記録テープが貼ってある側と逆側のうら見返し部に貼り付けた。貼り付け位置は、図1に示すようにうら見返し4の短辺から8mm、長辺から3mmの位置に当該ICモジュールの端面が来るように配置した。
【0047】
図4の磁気記録部材として、ポリエステルベースに磁気塗料をコーティングし乾燥させた後、磁気コーティングされた側と逆側には、強粘着タイプの接着剤を塗布して乾燥させた後、その上から剥離紙を貼り合わせた状態のものを、幅16mm、長さ80mmの大きさに型抜きし、剥離紙を取り除いて通帳のうら表紙2に図4に示すように、磁気記録部5として貼り付けた。磁気記録材は抗磁力300エルステッドの一般に使用されているものを選定した。
【0048】
図7の非接触ICモジュールについて、ベースフィルム61、および、カバーフィルム65には、0.05mmの厚さのポリエステルフィルムを使用し、充填樹脂64には、未硬化状態の常温硬化型のエポキシ樹脂を使用した。また、アンテナ部には、直径0.05mmの絶縁被覆された銅線を使用し、ICチップには、厚さを0.10mmに研磨したものを使用した。
【0049】
まず、ベースフィルムには、エポキシ接着剤をあらかじめ薄く塗布しておき、粘着性が残っている状態で、3重に巻いたループアンテナをセットし、更に、前記ICチップを、前記アンテナの銅線の巻きはじめの部分に近接した位置に置いた。エポキシ接着剤を乾燥後、アンテナの両端をICチップの接続端子に、導電性接着剤で固定した。この後、前記充填樹脂を0.15mmの厚さに塗布し、これらアンテナ、ICチップに蓋をするように、前記カバーフィルムで覆った。前述の充填樹脂が乾燥した後、総厚0.25mmとなったICモジュールを15mm×20mmサイズの型で打ち抜き、ベースフィルムの裏側に弱粘着タイプの粘着材を塗布して、乾燥後、通帳のうら見返しの前記位置に貼り付けた。
【0050】
前記実施例により作成した通帳を実際にテスト用のATMに通して、磁気情報の消去、非接触ICモジュールのデータを読み込み、磁気記録部への再書き込み、磁気記録部からのデータ読み込み、預金残高の確認、入金、本文への入金金額のプリント、引き出し、前記入金から引き出しまで、10回の繰り返しテストを行い、ページの自動めくり状況を確認してプリント状態をチェックし、正しく行われていることを確認した。この後、磁石で再度磁気記録部を消去し、前記非接触ICモジュールのデータ読み込みから、同じ操作を繰り返し2回のテストを行った結果、2回共に一連の動作が正常に行われたことが確認出来、前記ICモジュール部も正しく動作した。
【0051】
【発明の効果】
本発明の、通帳において、うら見返しに非接触ICモジュールを貼り付けて、磁気記録部のデータを総て該ICモジュールのICチップに書込んで、磁気記録部のデータを磁石で消去した後、実験用ATMにより通帳の非接触ICモジュールと交信させ、磁気データの再記録、本文印字テストを実施したが、周囲の磁界によって磁気データが失われても、ICに記録されたデータが利用でき、更にその失われたデータを磁気記録部に再書き込み出来たことで、安全性はもとより、利便性も高いという効果が確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通帳の表紙を180度開いた状態を本文部側から見た場合の外観図
【図2】図1の通帳を横から見た側面図
【図3】プリンタが印字しない通帳の本文における領域を示した図
【図4】通帳のうら表紙に磁気記録部を施した通帳をうら表紙側から見た平面図の一例
【図5】本発明の通帳に使用する非接触ICモジュールの平面図、
【図6】図5のA―A線断面図
【図7】図5におけるICチップ、および、アンテナを保護するためにカバーフィルムおよび樹脂で全体を封じ込めた状態
【図8】通帳の一般的な製造方法である表紙と、ミシン糸で綴じ合わされた本文部が貼り合わせられる前の状態を横から見た側面図
【図9】従来の通帳の表紙を開いて横から見た側面図
【符号の説明】
1 おもて表紙
2 うら表紙
3 おもて見返し
4 うら見返し
5 磁気記録部
6 非接触ICモジュール
7 本文部
8 ミシン
61 ベースフィルム
62 アンテ
63 ICチップ
64 樹
65 カバーフィルム

Claims (5)

  1. 表紙または、見返しの一部に、磁気記録部と、非接触ICモジュールが通帳のあらかじめ定められた本文部印字領域の外側に対応するうらみ返しに配置され、磁気記録部に記録された情報と同一の情報が、該非接触ICモジュールのICチップ部に記録される情報の一部として記録されていることを特徴とする通帳。
  2. 前記磁気記録部は通帳のうら表紙に設けられ、前記非接触ICモジュールは、前記磁気記録部の外側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の通帳。
  3. 前記非接触ICモジュールは、通帳のうら表紙に配置されていることを特徴とする、請求項1から2何れかに記載の通帳。
  4. 前記非接触ICモジュールが通帳のうら見返しに配置されていることを特徴とする、請求項1から2何れかに記載の通帳。
  5. 前記ICモジュールは、樹脂シート間に挟み込まれており、その隙間には常温で柔軟性を保持する樹脂が充填されていることを特徴とする、請求項1から4何れかに記載の通帳。
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