JP4200889B2 - ロボットシステム - Google Patents
ロボットシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4200889B2 JP4200889B2 JP2003405719A JP2003405719A JP4200889B2 JP 4200889 B2 JP4200889 B2 JP 4200889B2 JP 2003405719 A JP2003405719 A JP 2003405719A JP 2003405719 A JP2003405719 A JP 2003405719A JP 4200889 B2 JP4200889 B2 JP 4200889B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- robot
- wireless communication
- control device
- robot control
- drive power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
一方、ロボット本体を制御するロボット制御装置と、ロボット本体の動作プログラムの登録/編集、条件設定、状態表示等を行なう教示装置とは、電源線と信号線を含むケーブルで接続されており、特に教示装置に備わる非常停止は、その非常停止スイッチ信号を他の信号線とは独立してロボット制御装置に出力して、ロボット制御装置では駆動電源の直接的遮断に供されている。この信号の独立化と駆動電源の直接的遮断は、故障の可能性を秘めた途中の部品点数を少なくして、駆動電源の遮断をより確実にするためである。
しかし、生産システムでは、複数台のロボットが集合し、かつロボットによる生産を行なうためのワーク固定治具や該治具への配線や配管があるため、ロボット制御装置と教示装置間のケーブルの取り扱いや取り回しの煩雑さ軽減のため細線化が望まれていた。
このように、特許文献1によれば、操作と表示に掛かる信号を無線通信による接続と、非常停止に掛かる信号をケーブルによる接続と、することで各々を独立化すると共に、ロボット制御装置と教示装置間のケーブルの細線化を図り、ケーブルの取り扱いや取り回しの煩雑さの軽減を行なっているのである。
また、非常停止ボタンの備わる小型安全装置を教示装置に装着するため、教示装置の操作性を一部阻害する問題や、重くなり大型化の問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、教示装置の重量化や大型化を避け、ロボット制御装置との接続ケーブルを無くしケーブルの取り扱いや取り回しの煩雑さより開放し、更には非常停止操作で確実にロボット本体の駆動電源を遮断できるロボットシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、モータを駆動してロボット本体の動作制御を行なうロボット制御装置と、該ロボット制御装置と対をなし前記ロボットの動作を制御するための情報を無線通信で交換を行なう教示装置と、で構成されるロボットと、複数の前記ロボットと接続され前記ロボット本体の動作をロボット制御信号の入出力で制御を行なうシステム制御装置で構成されるロボットシステムにおいて、 前記システム制御装置は、前記ロボット制御装置と前記教示装置との間の前記無線通信の傍受を行なう無線通信装置を備え、前記教示装置よりの前記モータの駆動電源遮断要因を検出したときは、前記ロボット制御信号に含まれる駆動電源遮断指令を前記ロボット制御装置へ出力することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、前記無線通信装置は、前記無線通信の停止検出を行ない、前記無線通信が停止したときは前記ロボット制御装置へ前記ロボット制御信号に含まれる駆動電源遮断指令を出力することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明によると、複数のロボットが近接して配設されているロボットシステムでも、相互の通信干渉無く無線通信ができ、駆動電源の確実な遮断をすることができる。
また、請求項4に記載の発明によると、無線通信の途絶えを検出してモータの駆動電源の遮断を行なうものであり、無線通信装置を構成する部品の故障やCPUの制御プログラム異常によってロボットが異常動作となることがない安全性の高いロボットシステムを提供することができる。
第2のロボット2は同様に、ロボット本体3b、ロボット制御装置4b、教示装置5bとにより構成され、ロボット制御装置4bと教示装置5b間相互情報伝達は、無線通信Cbで行なわれている。
システム制御装置6は、傍受した無線信号Ca、Cbに含まれる教示装置5a、5bの非常停止信号の操作を検出すると、該当するロボット制御装置4aおよび/または4bのロボット制御信号に駆動電源遮断指令を出力してモータの駆動電源を遮断する構成となっている。すなわち、ロボット制御装置4a、4bとシステム制御装置6との2重の駆動電源遮断の経路を提供する構成となっている。
ロボット制御装置4aは電源10より電源の供給を受け、駆動電源制御部11で駆動部12への電源投入、遮断が行なわれ、駆動部12は電源が投入されている状態で制御部13の制御に基づいて複数のモータで構成されるロボット本体3aの動作制御を行なう。
制御部13は駆動部12でのモータ制御や駆動電源制御部11への駆動電源制御指令をはじめ、ロボット制御装置4aの全体を制御している。図では制御部13への制御電源を供給する電源装置を図示していない。14は送受信が可能な無線通信装置であり、制御部13の指示に基づいて送受信を行なう。
この応答要求の送信と非常停止スイッチ23の接点開閉信号と自己診断結果信号の送信とは、ロボット制御装置3aと教示装置4aの双方か正常に動作していることを相互の確認することができるライブ通信とも称し、所定の周期で繰返されている。
また、ロボット制御装置3aと教示装置4aの双方の無線通信Caには固有の識別符号を付して、同一の無線チャンネルを使用している他のロボットの無線通信との混信を識別している。
また、ライブ通信が止まるあるいは所定の周期より逸脱した時は、これを無線通信装置14で検出して異常発生として制御部13へ出力することで継電器15aを開路すると共に継電器15bを開路する。また、無線通信装置30でも同様に異常発生として継電器15cを開路する。
図において、30aは無線通信装置であり、ロボット制御装置4aと教示装置5a間の無線通信Caを傍受する。同様に30bは無線通信装置であり、ロボット制御装置4bと教示装置5b間の無線通信Cbを傍受する。32はシリアルインターフェースでありロボット制御装置3a、3bとロボット制御信号の送受を行なう。このシリアルインターフェースはEIA/RS485通信規格準拠のインターフェースやフィールドネットワークなどである。
同様に、ロボット制御装置4bと教示装置5bとの間の無線通信Cbを無線通信装置30bで傍受し、無線通信Cbに含まれる教示装置の非常停止スイッチの接点開閉信号と事故診断結果信号に基づき、シリアルインターフェース32を介してロボット制御信号を送出してロボット制御装置3bのモータ駆動電源供給を投入および遮断する。
このように、無線通信Ca、Cbがそれぞれ異なる無線チャンネルを使用し、システム制御装置6に複数の無線通信装置を備え、これを傍受することで、ロボット1、2間の無線通信Ca、Cbの混信が発生することが無い構成をしているので、混信検出より回復までの無駄時間がなくなるため、操作者の操作入力に対し遅れなく表示をすることができ、また非常停止操作より時間遅れなく駆動電源を遮断することができる。
2 第2のロボット
3 ロボット本体
4 ロボット制御装置
5 教示装置
6 システム制御装置
10 電源
11 駆動電源制御部
12 駆動部
13 制御部
14、24、30 無線通信装置
20 表示部
21 操作部
22 制御部
23 非常停止スイッチ
25 バッテリ
31 出力装置
Claims (4)
- モータを駆動してロボット本体の動作制御を行なうロボット制御装置と、該ロボット制御装置と対をなし前記ロボットの動作を制御するための情報を無線通信で交換を行なう教示装置と、で構成されるロボットと、複数の前記ロボットと接続され前記ロボット本体の動作をロボット制御信号の入出力で制御を行なうシステム制御装置で構成されるロボットシステムにおいて、
前記システム制御装置は、前記ロボット制御装置と前記教示装置との間の前記無線通信の傍受を行なう無線通信装置を備え、前記教示装置よりの前記モータの駆動電源遮断要因を検出したときは、前記ロボット制御信号に含まれる駆動電源遮断指令を前記ロボット制御装置へ出力することを特徴とするロボットシステム。 - 前記システム制御装置は、複数の前記ロボット制御装置と前記教示装置との間の傍受を行なう複数の前記無線通信装置を備え、前記教示装置よりの前記モータの駆動電源遮断要因を検出したときは、該当する前記ロボット制御装置へ前記ロボット制御信号に含まれる駆動電源遮断指令を出力することを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
- 前記駆動電源遮断要因は、前記教示装置に備わる非常停止スイッチの押下と自己診断結果異常であることを特徴とする請求項1又は2に記載のロボットシステム。
- 前記無線通信装置は、前記無線通信の停止検出を行ない、前記無線通信が停止したときは前記ロボット制御装置へ前記ロボット制御信号に含まれる駆動電源遮断指令を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のロボットシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003405719A JP4200889B2 (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | ロボットシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003405719A JP4200889B2 (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | ロボットシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005161486A JP2005161486A (ja) | 2005-06-23 |
JP4200889B2 true JP4200889B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=34728304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003405719A Expired - Fee Related JP4200889B2 (ja) | 2003-12-04 | 2003-12-04 | ロボットシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4200889B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007233817A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Yaskawa Electric Corp | 教示装置、コントローラ、自動機械システム、およびその無線通信方法 |
JP5271499B2 (ja) * | 2007-03-01 | 2013-08-21 | 株式会社安川電機 | ロボットシステム |
JP2008234280A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子機器 |
JP4957799B2 (ja) | 2007-06-15 | 2012-06-20 | 富士通株式会社 | ロボットおよび案内方法 |
CN101604143A (zh) * | 2008-06-13 | 2009-12-16 | 上海申联电气有限公司 | 可主动紧急停止的工业无线遥控设备和方法 |
JP5435621B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-03-05 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 安全制御装置、ロボット、システム、プログラム、及び、記録媒体 |
KR101375340B1 (ko) | 2013-06-21 | 2014-03-18 | 한국기계연구원 | 협업 로봇의 정지 동기화 제어방법 |
JP6291743B2 (ja) * | 2013-08-12 | 2018-03-14 | 村田機械株式会社 | 産業用機械システム及び送受信システム |
JP5552564B1 (ja) | 2013-09-24 | 2014-07-16 | 川崎重工業株式会社 | 多軸ロボットの動力遮断装置及び多軸ロボット |
JP6496333B2 (ja) | 2017-01-30 | 2019-04-03 | ファナック株式会社 | 少なくとも1つのセンサを用いた物品搬送装置 |
-
2003
- 2003-12-04 JP JP2003405719A patent/JP4200889B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005161486A (ja) | 2005-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7133747B2 (en) | Robot controller | |
US6466844B1 (en) | Robot, robot system, and robot control method | |
US8032253B2 (en) | Automatic machine system and wireless communication method thereof | |
EP1403010B1 (en) | Robot system comprising an operator detection unit | |
JP4200889B2 (ja) | ロボットシステム | |
WO2017208800A1 (ja) | 教示装置 | |
US20090058342A1 (en) | Robot controller having stoppage monitoring function | |
US20100268386A1 (en) | Robot system | |
JP4697116B2 (ja) | 自動機械システム | |
JP5892132B2 (ja) | 制御装置及びロボットシステム | |
JP2005103690A (ja) | 産業用制御コントローラ | |
JPH07195285A (ja) | ロボット制御装置 | |
EP1444072B1 (en) | A system and method for communication between an industrial robot and a tpu | |
WO2018155424A1 (ja) | モータ制御装置 | |
EP1514650A1 (en) | Robot system and controller | |
US20180364670A1 (en) | Systems and methods for safety input devices | |
CN104285067A (zh) | 流体系统和用于运行流体系统的方法 | |
CN114347025B (zh) | 协作机器人功能安全控制电路,控制方法及协作机器人 | |
CN104407571A (zh) | 一种数控机床用于火炸药加工的改造方法 | |
JP2004330346A (ja) | ロボット制御装置 | |
JPH11161326A (ja) | 数値制御装置 | |
JP2005250815A (ja) | 自動機械システム | |
CN112596480B (zh) | 一种双回路控制装置、方法及系统 | |
WO2022138546A1 (ja) | 制御装置並びにその安全停止プログラム及び記憶媒体 | |
JPH046512B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080916 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141017 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |