JP4200412B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録装置及び記録方法に関し、例えば同一箇所に一度だけ記録データを記録できるCD−R (Compact Disc-Recordable )等のライトワンス(WO:Write Once)型の光ディスクや、同一箇所に何度でも記録データを記録し直せるCD−RW(RW:ReWritable)等のリライタブル型の光ディスクに対して、記録データの記録及び再生をする光ディスク装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の光ディスク装置においては、光ディスクの記録面に、記録データに応じて変調した光ビームを照射するようにして当該記録データを記録するようになされている。
【0003】
かかる光ディスク装置の一形態として、光ディスクのトラック半径に反比例した回転速度になるようにスピンドルモータを制御して、記録再生の速度が光ディスク上のどこでも一定になるようにする線速度一定(CLV ;Constant Linear Velocity)方式の光ディスク装置がある。以下線速度一定方式の光ディスク装置を例にして、記録データの記録処理について説明する。
【0004】
ところで従来の光ディスクの記録面には、図2に示すように、記録データを記録するためのプログラムエリアA1の内周側に、リードインエリアA2Cが設けられている。このリードインエリアA2Cには、絶対時間情報であるATIP(Absolute Time In Pre-groove )に加えて、記録時の線速度に応じた光ビームのライトパワー情報等の当該光ディスクに関する情報(以下、これを「第1の必要情報」と呼ぶ)が記録されている。
【0005】
そこで光ディスク装置においては、記録データの記録前に、光ビームのビームスポット位置をリードインエリアA2Cに移動させ、このリードインエリアA2Cに光ビームを照射することにより第1の必要情報を読み取る。
【0006】
そしてかかる光ディスク装置においては、読み取った第1の必要情報に従って光ビームのパワー等を設定し、当該設定したパワーの光ビームをプログラムエリアA1に照射することにより、記録データを記録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで近年、CDへの記録方式の規格書であるOrange Book part2, Volume2,Ver0.9に開示されているように、1 倍速が線速度1.4[m/s]に相当するものとして、例えば8 〜20倍速の高速記録に対応できる光ディスク装置、及びこの高速記録対応の光ディスクが提案された。以下高速記録対応の光ディスクを「特別型光ディスク」と呼び、従来の高速非対応の光ディスクを「通常型光ディスク」と呼ぶ。
【0008】
この特別型光ディスクには、高速記録時の線速度に応じた光ビームのライトパワー情報等の光ディスクに関する情報(以下、これを「第2の必要情報」と呼ぶ)を記録する必要があるが、上述のリードインエリアA2Cにこの第2の必要情報を記録すると、当該リードインエリアA2Cをリードしたときに、機種によっては記録禁止動作が作動するおそれがあった。
【0009】
そこでかかる特別型光ディスクにおいては、プログラムエリアA1の外周側に設けられた図2に示すリードアウトエリアA2Dに、絶対時間情報であるATIPに加えて、当該第2の必要情報が記録されている。
【0010】
この光ディスク装置においては、記録データの記録前に、まず光ビームのビームスポット位置をリードインエリアA2Cに移動させ、次いでリードインエリアA2Cに光ビームを照射することにより第1の必要情報を読み取る。
【0011】
次いでこの光ディスク装置においては、読み取った第1の必要情報から、光ディスクが通常型光ディスクであるか特別型光ディスクであるかを判別する。
【0012】
ここで判別した光ディスクが通常型光ディスクであるときは、光ディスク装置においては、この第1の必要情報に従って光ビームの適当なパワー等を設定し、次いで設定したパワーの光ビームをプログラムエリアA1に照射することにより、記録データを記録する。
【0013】
また判別した光ディスクが特別型光ディスクであるときは、光ディスク装置においては、リードインエリアA2Cにおける光ディスクの回転速度を維持したまま、光ビームのビームスポット位置をリードインエリアA2CからリードアウトエリアA2Dに移動させる。
【0014】
そして光ディスク装置においては、リードアウトエリアA2Dにおける線速度を一定にすべくスピンドルモータの回転速度を下げ、続いてこのリードアウトエリアA2Dに光ビームを照射することにより第2の必要情報を読み取り、これまでに読み取った第1及び第2の必要情報に従って光ビームの適当なパワー等を設定し、当該設定したパワーの光ビームでパワーキャリブレーションをする。
【0015】
ここでパワーキャリブレーションとは、光ディスク3の記録面3Aに形成される記録データを表す記録マークの長さを所定の基準長内に収める(すなわちアシンメトリの発生を抑える)のに最適な光ビームパワーとなるように、記録モードの開始直前に、パワーキャリブレーションエリアA2A内に試験的に所定の試書き用データを記録しながら、光ディスク3に対する設定可能な書込速度及び記録面3Aの材質に応じて、光ビームパワーを検出することをいう。
【0016】
そして光ディスク装置においては、パワーキャリブレーションにより検出したパワーの光ビームをプログラムエリアA1に照射することにより、記録データを記録する。
【0017】
ところが光ビームをリードアウトエリアA2Dに照射する前に、上述のようにスピンドルモータの回転速度を下げる処理をするため、スピンドルモータの回転制御が複雑になり、その分光ディスク装置の消費電力が大きくなる。またスピンドルモータの回転速度を下げる処理に多大な時間を要するため、リードアウトエリアA2Dからの第2の必要情報の読み取りが遅れ、その分記録処理が遅れる。従って光ディスク装置の使い勝手が悪化する点で問題があった。
【0018】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を向上し得る記録装置及び記録方法を提案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、光ディスクのリードインエリアに線速度一定方式で記憶され、当該リードインエリアの外周側に設けられたプログラムエリアに記録データを記録するための設定情報である第1必要情報、及びプログラムエリアの外周側に設けられたリードアウトエリアに線速度一定方式で記憶され、プログラムエリアに記録データを高速記録するための設定情報である第2必要情報を読み取る光ピックアップと、光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、光ピックアップを光ディスクの径方向に移動させる移動手段と、光ピックアップ、移動手段及び回転駆動手段を制御する制御手段と、第1必要情報に基づいて、光ディスクが高速記録に対応している特別型光ディスクか否かを判別する判別手段とを具え、制御手段は、リードインエリアから第1必要情報を光ピックアップに読み取らせ、判別手段により第1必要情報に基づいて光ディスクが特別型光ディスクであると判別された場合、回転駆動部に光ディスクを角速度一定で回転させながら、リードインエリアからリードアウトエリアへ光ピックアップを移動手段により移動させ、光ディスクの角速度を回転駆動部に維持させたまま、リードアウトエリアから第2必要情報を光ピックアップに読み取らせるようにした。
【0020】
この結果この記録装置では、リードインエリアからリードアウトエリアへ光ピックアップを移動させた際の光ディスクの角速度を回転駆動部に維持させたまま、リードアウトエリアから第2必要情報を光ピックアップに読み取らせるので、リードアウトエリアを読み取らせる際に回転駆動手段による回転制御を変更させる必要がないため、回転駆動手段の回転制御が容易になると共に、リードアウトエリアからの第2必要情報の読み取りを速くすることができる。
【0021】
また本発明においては、光ディスクのリードインエリアに線速度一定方式で記憶され、当該リードインエリアの外周側に設けられたプログラムエリアに記録データを記録するための設定情報である第1必要情報を光ピックアップに読み取らせる第1のステップと、第1必要情報に基づいて、光ディスクが高速記録に対応している特別型光ディスクか否かを判別する第2のステップと、光ディスクが特別型光ディスクであると判別された場合、光ディスクが角速度一定で回転させながら、リードインエリアから、プログラムエリアの外周側に設けられたリードアウトエリアへ光ピックアップを移動させる第3のステップと、光ディスクの角速度を回転駆動部に維持させたまま、光ディスクのリードアウトエリアに線速度一定方式で記憶され、特別型光ディスクに記録データを記録するための設定情報である第2必要情報を光ピックアップに読み取らせる第4のステップとを設けるようにした。
【0022】
この結果この記録方法では、リードインエリアからリードアウトエリアへ光ピックアップを移動させた際の光ディスクの角速度を回転駆動部に維持させたまま、リードアウトエリアから第2必要情報を光ピックアップに読み取らせるので、リードアウトエリアを読み取らせる際に回転駆動手段による回転制御を変更させる必要がないため、回転駆動手段の回転制御が容易になると共に、リードアウトエリアからの第2必要情報の読み取りを速くすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0024】
(1)実施の形態による光ディスク装置の構成
図1において、1は全体として本実施の形態による光ディスク装置を示し、ホストコンピュータ2から与えられるデータD1を光ディスク3に記録したり、これを光ディスク3から再生したりすることができるようになされている。
【0025】
すなわちかかる光ディスク装置1においては、記録モード時、ホストコンピュータ2から順次与えられるデータをインターフェース部4を介して内部に取り込み、これをエンコーダ部5を介してバッファメモリ6に順次格納するようになされている。
【0026】
エンコーダ部5は、レイヤードECC(Error Correcting Code )付加処理部7、CIRC(Cross interleave Reed-Solomon Coad)エンコード処理部8、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変調処理部9から構成され、バッファメモリ6に格納したデータD1をセクタ単位(2〔kbyte 〕単位)で順次読み出し、当該データD1にレイヤードECC付加部7において誤り訂正符号を付加すると共に、CIRCエンコード処理部8においてCIRCエンコード処理及び同期データの挿入処理を施し、さらにEFM変調処理部9においてEFM変調処理を施した後、かくして得られた書込みデータD2をRFアンプ10を介して光ピックアップ11に送出する。
【0027】
光ピックアップ11は、レーザダイオード、コリメータレンズ、対物レンズ及び受光素子等の光学系デバイスと、レーザダイオードドライバ等の電気系デバイスとを有し、供給される書込みデータD2に応じて変調した光ビームL1を光ディスク3の記録面に照射する。
【0028】
またこのとき光ピックアップ11は、光ディスク3からの反射光L2に基づいてトラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号等のサーボエラー信号S1と、プッシュプル信号S2とを生成し、サーボエラー信号S1をRFアンプ10を介してサーボ制御部12に送出すると共に、プッシュプル信号S2をATIPデコーダ部13に送出する。
【0029】
サーボ制御部12は、供給されるサーボエラー信号S1に基づいてスピンドルドライバ14を介してスピンドルモータ15を制御することにより、光ディスク3を所定速度で回転駆動する。またサーボ制御部12は、サーボエラー信号S1に基づいてスレッドドライバ16を介してスレッドモータ17を制御することにより、光ディスク3上の光ビームL1のビームスポット(以下、これを単にビームスポットと呼ぶ)を光ディスク3の記録面に形成されたデータトラック(プリグルーブ又はランド)に沿って当該ディスク3の径方向に移動させる。さらにサーボ制御部12は、サーボエラー信号S1に基づいて2軸アクチュエータドライバ18を介して光ピックアップ11内の図示しない2軸アクチュエータを制御することより、トラッキング制御及びフォーカス制御を行う。
【0030】
一方、ATIPデコーダ部13は、供給されるプッシュプル信号S2をデコード処理することにより、光ディスク3におけるそのときのビームスポットの絶対番地を検出し、これをCPU(Central Processing Unit )19に送出する。
【0031】
すなわちATIPデコーダ部13は、プッシュプル信号S2をその内部に設けられた中心周波数22.05[kHz]とする±1[kHz]の範囲のバンドパスフィルタ回路を通すことにより当該プッシュプル信号S2に含まれるウォブル成分を抽出すると共に、当該ウォブル成分にFM復調処理を施すことによりそのときビームスポットが位置している光ディスク3上の絶対番地を検出し、これを絶対時間情報S3としてCPU19に送出する。
【0032】
またATIPデコーダ部13は、上述のようなデコード処理により得られる光ディスク3上での絶対番地が変化するごとに(すなわち光ディスクにおけるビームスポットが走査するセクタが変わるごとに)、これを知らせるシンク割込信号S4をCPU19に送出する。
【0033】
かくしてCPU19は、ATIPデコーダ部13から与えられるこれら絶対時間情報信号S3及びシンク割込信号S4に基づいて、光ディスク3におけるそのときの記録位置を順次認識し、当該認識結果に基づいて記録データD2を正しく光ディスク3に記録し得るように、必要な制御処理を実行する。
【0034】
これに対して再生モード時、CPU19は、サーボ制御部12を制御することにより、上述の記録モード時と同様にして、光ディスク3を所定速度で回転駆動させると共に、ビームスポットを光ディスク3のデータトラックに沿って移動させ、かつトラッキング制御及びフォーカス制御を行わせる。
【0035】
またCPU19は、上述した光ピックアップ11内のレーザダイオードを駆動することにより光ビームL1を光ディスク3に向けて発射させる。この結果この光ビームL1が光ディスク3の記録面において反射し、その反射光に基づき得られるRF信号でなる光ディスク3から読み出された読出しデータD3が光ピックアップ11からRFアンプ10を介してデコーダ部20に与えられる。
【0036】
デコーダ部20は、PLL(Phase Locked Loop )回路21、同期データ検出部22、EFM復調部23、CIRCデコード部24及びレイヤードECC復調部25から構成されており、PLL回路21において供給される読出しデータD3からクロックを抽出し、当該抽出したクロックCLKを読出しデータD3と共に同期データ検出部22に送出する。
【0037】
同期データ検出部22は、供給されるクロックCLKに基づいて、上述した同期データのデータパターンよりも前後に所定ピットずつ大きいパルス幅の同期データ検出用ウィンドウパルスを生成する。そして同期データ検出部22は、この同期データ検出用ウィンドウパルスを順次検出すると共に、検出結果に基づいて、読出しデータD3を所定単位で順次EFM復調部23に送出する。
【0038】
そしてこの読出しデータD3は、この後EFM復調部23においてEFM復調処理され、CIRCデコード部24においてCIRC復号化処理され、さらにレイヤードECC復調部25において誤り訂正処理が施されることにより記録前の元のフォーマットのデータに変換され、この後インターフェース回路4を介してホストコンピュータ2に送出される。
【0039】
このようにしてこの光ディスク装置1では、ホストコンピュータ2から与えられるデータD1を光ディスク3に記録したり、当該光ディスク3に記録されているデータを再生してホストコンピュータ2に送出したりすることができるようになされている。
【0040】
(2)光ディスク3の記録フォーマット
次に光ディスク3の記録フォーマットについて説明する。
【0041】
この光ディスク3の記録面3Aにおける各エリアの配列及び内容は、orange Book で規定された物理的フォーマットに従って決定される。
【0042】
実際上光ディスク3の記録面3Aには、ユーザデータ(すなわち、読出しデータ)D3が記録されるプログラムエリアA1以外にもユーザの使い勝手を向上するための付加情報が記録されているATIP TIME INFORMATION A2が割り当てられている。
【0043】
このATIP TIME INFORMATION A2は、パワーキャリブレーションエリア(PCA;Power Calibration Area)A2A、プログラムメモリエリア(PMA ;Program Memory Area )A2B、リードインエリアA2C及びリードアウトエリアA2Dからなる。
【0044】
そして光ディスク3の記録面3Aには、図2に示すように、パワーキャリブレーションエリアA2A、プログラムメモリエリアA2B、リードインエリアA2C、プログラムエリアA1及びリードアウトエリアA2Dがこの順で内周側から順次設けられている。
【0045】
このうちパワーキャリブレーションエリアA2Aは、パワーキャリブレーションに利用される領域である。ここでパワーキャリブレーションとは、光ディスク3の記録面3Aに形成される記録データを表す記録マークの長さを所定の基準長内に収める(すなわちアシンメトリの発生を抑える)のに最適な光ビームパワーとなるように、記録モードの開始直前に、パワーキャリブレーションエリアA2A内に試験的に所定の試書き用データを記録しながら、光ディスク3に対する設定可能な書込速度及び記録面3Aの材質に応じて、光ピックアップ27内のレーザダイオードの光量を検出することをいう。
【0046】
またプログラムメモリエリアA2Bは、光ディスク3の記録過程に関する種々の情報(例えば、追記途中の光ディスク3を取り出す時のスキップ情報)を一時的に保持するための領域である。
【0047】
さらにリードインエリアA2Cは、プログラムエリアA1に記録されるユーザデータD3の記録開始を設定するための導入部となる領域である。
【0048】
さらにリードアウトエリアA2Dは、プログラムエリアA1に記録されるユーザデータD3の記録終了を設定するための導出部となる領域である。
【0049】
このリードアウトエリアA2Dには、供給されるユーザデータD3のブロック単位で成り立つサブコード信号が書き込まれるようになされている。かかる1ブロックは、図3に示すように、所定のデータ構造からなるフレームが98個分結合したものであり、8チャンネルのサブコードP、Q、R、S、T、U、V及びWが意味をなす最小単位として論理的に構成されたものである。
【0050】
具体的に1フレームは、図4に示すように、24ビットのフレーム同期情報と、チャンネルごとに1ビットずつ割り当てられた8チャンネルのサブコードP 、Q、R 、S 、T 、U 、V 及びWからなる8ビットの固定長データをEFM 変調して得られる14ビットのサブコード情報と、8ビットのオーディオデータをEFM 変調して得られる14ビットのオーディオデータの32個(32シンボル)分を順次間に3 ビットの接続用ビットを介挿して結合させたオーディオ情報とから構成されている。
【0051】
このサブコード信号のうちQ チャンネルに相当するデータ(以下、これを「サブコードQデータ」と呼ぶ)DQは、図5に示すように、同期パターンの一部を表す「S0、S1」、音楽信号のチャンネル数やプリエンファシスの有無などの制御信号を表す「CONTROL 」、各種モード及びアドレス情報を表す「ADR 」、トラック番号を表す「TNO 」、インデックス番号を表す「POINT 」、曲中の経過時間を絶対時間情報で表す「MIN 」、「SEC 」及び「FRAME 」、将来的にコマンド等を定義するためにリザーブとして空けてある「ZERO」、曲中の経過時間を相対時間情報で表す「PMIN」、「PSEC」及び「PFRAME」、データ伝送の誤りを検出するための巡回冗長検査を表す「CRC (Cyclic Redundancy Check )」の順番で順次記述されている。
【0052】
なおサブコードQ データDQの記録内容は、リードインエリアA2C、プログラムエリアA1及びリードアウトエリアA2Dに分かれており、それぞれのエリアA2C、A1及びA2Dには、異なる内容が記録されるようになされている。
【0053】
このうちサブコードQ データDQにおけるリードインエリアA2Cに相当するATIP情報の配列パターンは、1フレーム分のエキストラ情報の後に9 フレーム分のノーマルタイムコード情報が続くように配置した10フレーム単位で連続的かつ循環的に繰り返すようになされている。
【0054】
かかるエキストラ情報は、例えばCD−RWの光ディスクの場合、スペシャルインフォメーション(Special Information )1〜3と、アディショナルインフォメーション(Additional Information)1〜3とからなる。因みにアディショナルインフォメーション3は、将来的に使用するためのリザーブとして現在は空けられている。
【0055】
このうちスペシャルインフォメーション1は、光ディスク3の種類(例えばCD−Rであるか又はCD−RWあるか)や、各記録速度(又は線速度)に応じた光ビームパワー等が記録されている。
【0056】
またスペシャルインフォメーション2には、リードインエリアA2Cの開始時刻、スペシャルインフォメーション3には、リードアウトエリアA2Dの最終的に設定可能な開始時刻、アディショナルインフォメーション1には、光ディスク3に対して設定可能な書込速度等、アディショナルインフォメーション2には、各記録速度に対応してアシンメトリの発生を抑えるのに適当な基準となる光ビームパワー等が、それぞれ記録されている。この基準となる光ビームパワーに基づいて、パワーキャリブレーションが行われる。
【0057】
具体的には「MIN 」、「SEC 」及び「FRAME 」をそれぞれM 、S 及びF として表すとき、(M 、S 、F )=(0 、0 、0 )はプログラムエリアA1及びリードアウトエリアA2Dのノーマルタイムコード情報を表す。また(M 、S 、F )=(1 、0 、0 )はパワーキャリブレーションエリアA2A、プログラムメモリエリアA2B及びリードインエリアA2Cのノーマルタイムコード情報を表す。また(M 、S 、F )=(1 、0 、1 )はスペシャルインフォメーション1を表し、(M 、S 、F )=(1 、1 、0 )はスペシャルインフォメーション2を表し、(M 、S 、F )=(1 、1 、1 )はスペシャルインフォメーション3を表す。さらに、(M 、S 、F )=(0 、0 、1 )はアディショナルインフォメーション1を表し、(M 、S 、F )=(0 、1 、0 )はアディショナルインフォメーション2を表し、(M 、S 、F )=(0 、1 、1 )はアディショナルインフォメーション3を表す。
【0058】
光ディスク3が通常型光ディスクである場合は、リードインエリアA2Cに相当する絶対時間情報は、図6に示すように、1 フレーム分のエキストラ情報を、スペシャルインフォメーション1、2、3及びアディショナルインフォメーション1、2、3と循環的に繰り返す順序(以下、これを「通常型判別順序」と呼ぶ)で割り当てながら、当該エキストラ情報に続いて9 フレーム分のタイムコード情報が配置されるようになされている。
【0059】
これに対して光ディスク3が特別型光ディスクである場合は、リードインエリアA2Cに相当する絶対時間情報は、図7に示すように、1フレーム分のエキストラ情報を、スペシャルインフォメーション3、2、1及びアディショナルインフォメーション3、2、1と循環的に繰り返す順序(以下、これを「特別型判別順序」と呼ぶ)で割り当てながら、当該エキストラ情報に続いて9フレーム分のタイムコード情報が配置され、他方リードアウトエリアA2Dに相当する絶対時間情報も、上述したリードインエリアA2Cに相当する絶対時間情報とほぼ同様の形式で配置されており、特別型光ディスクに特有の高速記録速度に応じたパラメータで光ビームパワー等が記録されている。
【0060】
(3)サブコードQデータDQ(必要情報)取得時におけるスピンドルモータ15の回転制御
次にサブコードQデータDQ取得時におけるスピンドルモータ15の回転制御について説明する。
【0061】
CPU19は、光ディスク3が当該光ディスク装置1に装填されると、装填された光ディスク3が記録可能である場合に、ユーザより記録命令を受けると、サーボ制御部12及び2軸アクチュエータドライバ18を介して光ピックアップ11のビームスポット位置を、リードインエリアA2C内に移動させる。
【0062】
そしてCPU19は、光ディスク3の記録面3AのリードインエリアA2CのサブコードQデータDQの記録内容に基づいて、光ディスクの種類を判別する。かかる場合CPU19は、光ディスク3の記録面3AのリードインエリアA2Cに相当する絶対時間情報の配列順序に基づいて、当該光ディスク3が特別型光ディスクであるか否かを判別する。
【0063】
本実施の形態においてCPU19は、光ディスク3が特別型光ディスクであると判別したときは、サーボ制御部12及びスピンドルドライバ14を順次介してスピンドルモータ15の回転速度を維持したまま(すなわち角速度一定で)、サーボ制御部12及び2軸アクチュエータドライバ18を順次介して光ピックアップ11のビームスポット位置を、リードインエリアA2CからリードアウトエリアA2D内に移動させる。
【0064】
そしてCPU19は、スピンドルモータ15の回転速度を維持したまま、リードアウトエリアA2DのサブコードQデータDQを読み取り、読み取ったサブコードQデータDQの記録内容に従って、記録速度及びに記録面3Aの材質に応じたパワーキャリブレーション時に基準となる光ビームパワー等を設定する。
【0065】
このように光ディスク装置1では、CPU19は、装填された光ディスク3が特別型光ディスクであるときは、スピンドルモータ15の回転速度を変更せずに維持したまま、リードアウトエリアA2DからサブコードQデータDQを読み取ることができる。
【0066】
(4)記録処理手順
次にこの光ディスク装置1の記録モード時におけるCPU19の一連の処理手順について説明する。
【0067】
この光ディスク装置において、CPU19は、ユーザによって光ディスク3が装填されると、図8に示す記録処理手順RTをステップSP0から開始し続くステップSP1において、サーボ制御部12及び2軸アクチュエータドライバ18を介して光ピックアップ11のビームスポット位置をリードインエリアA2C内に移動させる。
【0068】
そしてCPU19は、続くステップSP2において、光ディスク3の線速度が一定になるように、サーボ制御部12及びスピンドルドライバ14を順次介してスピンドルモータ15を制御しながら、光ピックアップ11からリードインエリアA2Cに光ビームを照射する。
【0069】
そしてCPU19は、リードインエリアA2Cからの反射光に基づいて、装填された光ディスク3の種類(例えばCD−R であるかCD−RWであるか、ディスク直径が8[cm] であるか12[cm]であるか等)を、その記録面3Aに記録されているリードインエリアA2CのサブコードQデータDQの記録内容に基づいて判別する。
【0070】
続いてCPU19は、ステップSP3に進んで、ステップSP2で光ディスク3が記録可能でないディスクであると判別したときは、ステップSP14に進んで、当該記録処理を終了する。
【0071】
これに対してCPU19は、ステップ3において、ステップSP2で光ディスク3が記録可能なディスクであると判別したときは、ホストコンピュータ2からコマンドを待ち受け、やがて肯定結果を得るとステップSP5に進んで、与えられたコマンドが記録動作を実行する旨のコマンド(すなわちライトコマンド)であるか否かを判別する。
【0072】
このステップSP5において否定結果が得られたとき、このことは与えられたコマンドがライトコマンド以外の他のコマンドであることを表しており、このときCPU19は、ステップSP6に進んで、当該コマンドを実行した後、再度ステップSP4に戻ってホストコンピュータ2からコマンドが与えられるのを待つ。
【0073】
これに対してステップSP5において肯定結果が得られたとき、このことは与えられたコマンドがライトコマンドであることを表しており、このときCPU19は、ステップSP7に進んで、装填された光ディスク3の記録面3AのリードインエリアA2Cに相当する絶対時間情報の配列順序に基づいて、当該光ディスク3が特別型光ディスクであるか否かを判別する。
【0074】
このステップSP7において肯定結果が得られると、このことは装填された光ディスク3が特別型光ディスクであることを表しており、このときCPU19は、ステップSP8に進んで、サーボ制御部12及びスピンドルドライバ14を順次介してスピンドルモータ15の回転速度を維持したまま、サーボ制御部12及び2軸アクチュエータドライバ18を介して光ピックアップ11のビームスポット位置を、リードアウトエリアA2D内に移動させる。
【0075】
そしてCPU19は、ステップSP9に進んで、スピンドルモータ15の回転速度を維持したまま、当該光ディスク3の記録面3AのリードアウトエリアA2Dに相当する絶対時間情報の記録内容を読み取ることにより、高速記録速度に応じたパラメータの光ビームパワー等を設定した後、ステップSP10に進む。
【0076】
このステップSP10において、CPU19は、サーボ制御部12及び2軸アクチュエータドライバ18を介して光ピックアップ11のビームスポット位置をリードアウトエリアA2D内に移動させて、さらに光ディスク3の線速度が一定になるように、サーボ制御部12及びスピンドルドライバ14を順次介してスピンドルモータ15を制御する。
【0077】
そしてCPU19は、このリードアウトエリアA2Dにおいて当該光ディスク3について上述したパワーキャリブレーションが終了しているか否かを判別し、肯定結果が得られたときにはそのままステップSP12に進む一方、否定結果が得られたときにはステップSP11に進んで、ステップSP2またはステップSP9において設定したパワーの光ビームでパワーキャリブレーションを実行した後ステップSP12に進む。
【0078】
このステップSP12において、CPU19は、サーボ制御部12及び2軸アクチュエータドライバ18を介して光ピックアップ11のビームスポット位置をプログラムエリアA1内に移動させて、光ディスク3の線速度が一定になるようにした状態で、プログラムエリアA1にユーザデータD3を記録する。
【0079】
そしてCPU19は、ステップSP13に進んで、当該ユーザデータD3の記録動作が終了するのを待った後、ステップSP14に進んで当該記録処理を終了する。
【0080】
(5)本実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、この光ディスク装置1では、CPU19は、光ディスク3が当該光ディスク装置1に装填されると、装填された光ディスク3が記録可能である場合に、ユーザより記録命令を受けると、光ピックアップ11のビームスポット位置をリードインエリアA2C内に移動させる。
【0081】
そしてCPU19は、光ディスク3の記録面3AのリードインエリアA2CのサブコードQデータDQの記録内容に基づいて、光ディスクの種類を判別する。このときCPU19は、光ディスク3の記録面3AのリードインエリアA2Cに相当する絶対時間情報の配列順序に基づいて、当該光ディスク3が特別型光ディスクであるか否かを判別する。
【0082】
ここでCPU19は、光ディスク3が特別型光ディスクであると判別したときは、スピンドルモータ15の回転速度を維持したまま、光ピックアップ11のビームスポット位置をリードインエリアA2CからリードアウトエリアA2D内に移動させる。
【0083】
そしてCPU19は、リードアウトエリアA2DのサブコードQデータDQの記録内容に従って、記録速度及びに記録面3Aの材質に応じたパワーキャリブレーションにおける光ビームパワー等を設定する。
【0084】
このように光ディスク装置1では、CPU19は、装填された光ディスク3が特別型光ディスクであるときは、スピンドルモータ15の回転速度を変更せずに維持したまま、リードアウトエリアA2DからサブコードQデータDQを読み取ることができることから、スピンドルモータ15の回転制御が容易になると共に、リードアウトエリアA2Dからの必要情報の読み取りを速くすることができる。
【0085】
以上の構成において、この光ディスク装置1において、装填された光ディスク3が特別型光ディスクであるときは、スピンドルモータ15の回転速度を変更せずに維持したまま、リードアウトエリアA2DからサブコードQデータDQを読み取ることができることから、スピンドルモータ15の回転制御が容易になると共に、リードアウトエリアA2Dからの必要情報の読み取りを速くすることができ、かくして使い勝手を向上し得る記録装置を実現できる。
【0086】
(6)他の実施の形態
なお上述のように本実施の形態においては、本発明をCD−RWに対応する光ディスク装置1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCD−R 、DVD (Digital Versatile Disc)−R 若しくはDVD −RW等の書込み可能な光ディスクや、MO(Magneto Optical Disc)ディスク等の光磁気ディスク等の種々のディスク状記録媒体に対応するこの他種々の記録装置に広く適用することができる。
【0087】
また上述の実施の形態においては、第1の領域をリードインエリアA2Cに適用し、かつ第2の領域をリードアウトエリアA2Dに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の領域及び第2の領域は、光ディスク3の記録面3A上において、それぞれ互いに離れた離間した領域であれば良い。
【0089】
さらに上述の実施の形態においては、CPU19は、判別した光ディスク3が特別型光ディスクであるときに限り、スピンドルモータ15の回転速度を変更せずに維持した状態で、リードアウトエリアA2DからサブコードQデータDQを読み取るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばリードインエリアA2C内に、通常型光ディスクであるか特別型光ディスクであるかを判別するための情報が含まれない光ディスク3に対しても本発明を適用できる。かかる場合CPU19は、リードインエリアA2CからサブコードQデータDQ(必要情報)を読み取った後に、スピンドルモータ15の回転速度を変更せずに維持した状態で、光ピックアップ11のビームスポット位置をリードインエリアA2CからリードアウトエリアA2Dに移動させる。ここでCPU19は、スピンドルモータ15の回転速度を依然として維持した状態で、リードアウトエリアA2Dに光ビームを照射する。ここでCPU19が、リードアウトエリアA2Dから必要情報を検出したときは当該光ディスク3が特別型光ディスク3であると判別し、リードアウトエリアA2Dから必要情報を検出しないときは当該光ディスク3が通常型光ディスク3であると判別する。
【0090】
さらに上述の実施の形態においては、光ピックアップ11を再生手段に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばRF増幅器10と光ピックアップ11とを一体的に設けるようにしても良い。
【0091】
さらに上述の実施の形態においては、スピンドルモータ15、スピンドルドライバ14及びサーボ制御部12を回転駆動手段に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばサーボ制御部12内にスピンドルドライバ14を設けるようしても良い。
【0092】
さらに上述の実施の形態においては、第3の領域をパワーキャリブレーションエリアA2Aに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第3の領域をプログラムエリアA1に適用しても良い。かかる場合CPU19は、パワーキャリブレーションをせずに、記録データD1の記録処理に入る。
【0093】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、リードインエリアからリードアウトエリアへ光ピックアップを移動させた際の光ディスクの角速度を回転駆動部に維持させたまま、リードアウトエリアから第2必要情報を光ピックアップに読み取らせるので、リードアウトエリアを読み取らせる際に回転駆動手段による回転制御を変更させる必要がないため、回転駆動手段の回転制御が容易になると共に、リードアウトエリアからの第2必要情報の読み取りを速くすることができ、かくして使い勝手を向上し得る記録装置及び記録方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】光ディスクの記録面における各エリアの説明に供する略線図である。
【図3】1ブロックの構成の説明に供する略線図である。
【図4】1フレームの構成の説明に供する略線図である。
【図5】サブコードQデータの内容の説明に供する概念図である。
【図6】通常型判別順序の内容の説明に供する略線図である。
【図7】特別型判別順序の内容の説明に供する略線図である。
【図8】記録処理手順の説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……ホストコンピュータ、3……光ディスク、3A……記録面、11……光ピックアップ、19……CPU、D3……ユーザデータ(読出しデータ)、DQ……サブコードQデータ、A1……プログラムエリア、A2……ATIP TIME INFORMATION 、A2A……パワーキャリブレーションエリア(PCA)、A2B……プログラムメモリエリア(PMA)、A2C……リードインエリア、A2D……リードアウトエリア。

Claims (6)

  1. 光ディスクのリードインエリアに線速度一定方式で記憶され、当該リードインエリアの外周側に設けられたプログラムエリアに記録データを記録するための設定情報である第1必要情報、及び上記プログラムエリアの外周側に設けられたリードアウトエリアに線速度一定方式で記憶され、上記プログラムエリアに上記記録データを高速記録するための設定情報である第2必要情報を読み取る光ピックアップと、
    上記光ディスクを回転駆動する回転駆動手段と、
    上記光ピックアップを上記光ディスクの径方向に移動させる移動手段と、
    上記光ピックアップ、上記移動手段及び上記回転駆動手段を制御する制御手段と、
    上記第1必要情報に基づいて、上記光ディスクが高速記録に対応している特別型光ディスクか否かを判別する判別手段と
    を具え、
    上記制御手段は、
    上記リードインエリアから上記第1必要情報を上記光ピックアップに読み取らせ、上記判別手段により上記第1必要情報に基づいて上記光ディスクが上記特別型光ディスクであると判別された場合、上記回転駆動部に上記光ディスクを角速度一定で回転させながら、上記リードインエリアから上記リードアウトエリアへ上記光ピックアップを上記移動手段により移動させ、上記光ディスクの角速度を上記回転駆動部に維持させたまま、上記リードアウトエリアから上記第2必要情報を上記光ピックアップに読み取らせる
    記録装置
  2. 上記制御手段は、
    上記リードインエリアから上記リードアウトエリアに上記光ピックアップを移動させる際、上記リードインエリアでの上記光ピックアップによる読み取り終了時における上記光ディスクの角速度を上記回転駆動手段に維持させる
    請求項に記載の記録装置
  3. 上記制御手段は、
    上記光ピックアップにより上記リードアウトエリアから上記第2必要条件を読み取らせた後、上記リードインエリアの内周側に設けられたパワーキャリブレーションエリアへ上記光ピックアップを上記移動手段により移動させ、上記パワーキャリブレーションエリアにおいて上記第2必要情報に基づいてパワーキャリブレーションを行う
    請求項2に記載の記録装置。
  4. 上記制御手段は、
    上記光ピックアップにより上記リードアウトエリアから上記第2必要条件を読み取らせた後、上記リードアウトエリアにおいて上記第2必要情報に基づいてパワーキャリブレーションを行う
    請求項2に記載の記録装置。
  5. 上記制御手段は、
    上記光ピックアップによる上記リードアウトエリアでの読み取り終了時における上記光ディスクの角速度を上記回転駆動手段に維持させながら、上記リードアウトエリアから上記プログラムエリアに上記光ピックアップを上記移動手段に移動させ、上記光ピックアップにより上記プログラムエリアに上記記録データを記録させる
    請求項2に記載の記録装置。
  6. 光ディスクのリードインエリアに線速度一定方式で記憶され、当該リードインエリアの外周側に設けられたプログラムエリアに記録データを記録するための設定情報である第1 必要情報を光ピックアップに読み取らせる第1のステップと、
    上記第1必要情報に基づいて、上記光ディスクが高速記録に対応している特別型光ディスクか否かを判別する第2のステップと、
    上記光ディスクが特別型光ディスクであると判別された場合、上記光ディスクを角速度一定で回転させながら、上記リードインエリアから、上記プログラムエリアの外周側に設けられたリードアウトエリアへ上記光ピックアップを移動させる第3のステップと、
    上記光ディスクの角速度を上記回転駆動部に維持させたまま、上記リードアウトエリアに線速度一定方式で記憶され、上記特別型光ディスクに上記記録データを記録するための設定情報である第2必要情報を光ピックアップに読み取らせる第4のステップと
    を具える記録方法。
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