JP4200300B2 - 苗移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、畑用の苗移植機に関するものである。
ネギ等の苗を畑圃場に移植する場合、図16に示すように、一箇所に二本づつ苗を植え付けていくようにする場合がある。このような植付けは、従来、手作業で行なわれていた。
尚、下記特許文献1には、くちばし型の苗植付け体を、下部が二股状に左右に分かれた形状に形成して、その二股状に分かれた左右の下部に二つの苗を収容し、それを同時に開いて二つの苗を同時に圃場に植付けるように構成した苗移植機がある。しかし、この苗移植機は、二つの苗を狭い左右間隔で植え付けられるようにしたもので、一箇所に二つづつ苗を植え付けていけるものではない。
特開2002−65009号公報
本発明が解決しようとする課題は、能率良く且つ適確に、一箇所に二つづつ苗を植え付けていく苗移植機を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の技術的手段を講じたものである。
即ち、請求項1記載の発明は、昇降動及び開閉動するクチバシ状の苗植付け体4を自走可能な機体に設け、機体を前進走行させながら苗植付け体4を昇降動させて、苗植付け体4の昇降軌跡上位側で閉じ状態の苗植付け体4の内側に上方から苗を受入れ、苗植付け体4の昇降軌跡下位側で苗植付け体4を下方に開放するように開いて内側に受入れた苗を外側に放出して苗を圃場に植付ける構成とした苗移植機において、前記苗植付け体4を、左右又は前後方向に開閉動作する一対の外側苗植付け体4a,4cと、該一対の外側苗植付け体4a,4cの間を仕切る仕切り部材4bとで構成し、前記苗供給装置42を、前記仕切り部材4bで仕切られた苗植付け体4内の二つの苗収容部4r,4rのそれぞれに一つづつ苗を供給する構成としたことを特徴とする苗移植機としたものである。
請求項2記載の発明は、前記仕切り部材4bを平板で構成したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機としたものである。
請求項3記載の発明は、前記仕切り部材4bを、前記苗植付け体4が閉じた状態で、前記一対の外側苗植付け体4a,4cで挟まれ、仕切り部材4bの下端部が前記外側苗植付け体4a,4cの下端部から下方に突出するように設けたことを特徴とする請求項2記載の苗移植機としたものである。
請求項1記載の発明は、苗植付け体4を、左右又は前後方向に開閉動作する一対の外側苗植付け体4a,4cと、該一対の外側苗植付け体4a,4cの間を仕切る仕切り部材4bとで構成し、前記苗供給装置42を、前記仕切り部材4bで仕切られた苗植付け体4内の二つの苗収容部4r,4rのそれぞれに一つづつ苗を供給する構成としたものなので、能率良く且つ適確に、一箇所に二つづつ苗を植え付けていくことができる。また、苗植付け体4の中に受入れられた二つの苗は、その収容位置が上下に大きくずれることが生じ難くなり、二つの苗を共に適確な深さで植付けられる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記仕切り部材4bを平板で構成したので、一対の外側苗植付け体4a、4cの下部が仕切り部材4bから離れるように移動して苗植付け体4が開き、そして苗植付け体4が上昇すると、一対の外側苗植付け体4a、4cの下端部内側に苗を受止めて収容するための窪みを形成したものであっても、各苗収容部4r,4r底部側に収容された苗は、平板で構成した仕切り部材4bの側面をすべるようにして放出されて、苗植付け体4の上昇に伴なって苗を持上げてしまうこともなくなり、これにより、更に一層、二つの苗を共に適確な深さで植付けられる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記仕切り部材4bを、前記苗植付け体4が閉じた状態で、前記一対の外側苗植付け体4a,4cで挟まれ、仕切り部材4bの下端部が前記外側苗植付け体4a,4cの下端部から下方に突出するように設けたので、マルチシートで覆った圃場面に苗を植付けるときに、仕切り部材4bが筋状にカットし、その後、一対の外側苗植付け体4a,4cの下端部が土中に入り込んでいくので、適確に苗を圃場に植付けられる。
一箇所に二つづつ苗を植え付けていく苗移植機を提供するという目的を、能率良く且つ適確に、一箇所に二つづつ苗を植え付けていく苗移植機として実現した。
この発明の一実施例として一箇所に二つづつ苗を植え付けていく苗移植機を以下に説明する。尚、以下の図示例についての説明で前又は後というときは、操縦ハンドル2を配置した側を後とし、その反対側、即ちエンジン5を配置した側を前とする。そして、右又は左というときは、機体後部において機体前部側を前側として立つ作業者から見て右手側を右とし、左手側を左とする。また、図中の符号Nは植え付けた苗を示し、Gは植付け圃場面を示す。
苗移植機は、走行装置1と操縦ハンドル2を備えた機体に、昇降駆動する昇降リンク機構3と連結して昇降動作する開閉可能なクチバシ状の苗植付け体4を備えた構成としている。
走行装置1は、図示例では、エンジン5と、該エンジン5の動力が伝達されて駆動回転する左右一対の後輪6,6と、該車輪6,6の前方に転動自在に支持した左右一対の前輪7,7とを備えたものとしている。
エンジン5の後部には、ミッションケース8を配置し、そのミッションケース8は、その左側部からエンジン5の左側方に延びるケース部分を有し、これがエンジン5の左側部と連結している。このケース部分にエンジン5の出力軸が入り込んでミッションケース8内の伝動機構(走行部系変速伝動部C1と作業部系変速伝動部C2)に動力が伝達する構成となっている。ミッションケース8の左右両側部に伝動ケース9,9を回動自在に取り付け、この伝動ケース9,9の回動中心にミッションケース8から左右両外側方に延出させた車輪駆動軸の先端が入り込んで、ミッションケース8内の走行部系変速伝動部C1を経た走行用の動力が伝動ケース9,9内の伝動機構に伝達している。そして、走行用の動力は伝動ケース9,9内の伝動機構を介して、機体後方側に延びてその後端側側方に突出する車軸10,10に伝動し、後輪6,6が駆動回転するようになっている。
また、伝動ケース9,9のミッションケース8への取付部には、上方に延びるアーム11,11を一体的に取り付けていて、これがミッションケース8に固定された昇降用油圧シリンダ12のピストンロッド先端に上下軸心周りに回動自在に取り付けた天秤杆13の左右両側部と連結している。その連結部の右側はロッド14で連結し、左側は伸縮作動可能な左右水平制御用油圧シリンダ15で連結している。
昇降用油圧シリンダ12が作動してそのピストンロッドが機体後方に突出すると、左右の前記アーム11,11は後方に回動し、これに伴い伝動ケース9,9が下方に回動して、機体が上昇する。反対に、昇降用油圧シリンダ12のピストンロッドが機体前方に引っ込むと、左右の前記アーム11,11は前方に回動し、これに伴い伝動ケース9,9が上方に回動して、機体が下降する。この昇降用油圧シリンダ12は、機体に対する畝上面高さを検出するセンサーSの検出結果に基づいて機体を畝上面高さに対して設定高さになるよう作動するよう構成しており、また、操縦ハンドル2近傍に配置した操作具Lの人為操作によって機体を上昇或は下降させるよう作動する構成ともしている。
また、前記左右水平制御用油圧シリンダ15が伸縮作動すると、前記天秤杆13が、その左右中央部の昇降用油圧シリンダ12のピストンロッド先端と連結する上下軸心周りに回動して左右の伝動ケース9,9を互い違いに上下動させ機体を左右に傾斜させる。この左右水平制御用油圧シリンダ15は、左右水平に対する機体の左右傾斜を検出するセンサの検出結果に基づいて機体を左右水平になるように作動するよう構成している。
前記左右前輪7,7は、エンジン5下方の左右中央位置で前後方向の軸心周りに回動自在に取り付けた前輪支持フレーム16の左右両側部の下方に延びるアーム部分の下端部側方に固定した車軸17,17に回転自在に取り付けている。従って、左右前輪7,7は、機体の左右中央の前後方向の軸心周りにローリング動自在となっている。
前記操縦ハンドル2は、ミッションケース8に前端部を固定した機体フレーム2bの後端部に取り付けている。機体フレーム2bは、機体の左右中央から右側に偏った位置に配置されて後方に延び、また、前後中間部から斜め後上方に延びている。操縦ハンドル2は、機体フレーム2bの後端部から左右に後方に延びてその各後端部を操縦ハンドル2のグリップ部2a,2aとしている。操縦ハンドル2の左右のグリップ部2a,2aは、作業者がそのグリップ部2a,2aを楽に手で握れるように適宜高さに設定する。なお、図例ではグリップ部2a,2aを左右に分かれた構成としているが、操縦ハンドル2の左右の後端部を互いに左右に連結してその連結部分をグリップ部としても良い。
尚、上記走行装置1は、四輪構成としたものであるが、左右一対の駆動輪のみの2輪構成とすることも可能であり、前輪の替わりに畝上面を転動する鎮圧体を設ける構成とすることもできる。また、クローラー式の走行装置としてもよい。
次に、昇降リンク機構3及び苗植付け体4について説明する。
苗植付け体4は、昇降リンク機構3によって昇降動し、また、苗植付け体の開閉機構によって開閉動するクチバシ状の苗植付け体であり、機体を前進走行させながら苗植付け体4を昇降動させて、苗植付け体4の昇降軌跡上位側で閉じ状態の苗植付け体4の内側に上方から苗を受入れ、苗植付け体4の昇降軌跡下位側で苗植付け体4を下方に開放するように開いて内側に受入れた苗を外側に放出して苗を圃場に植付ける構成としたものである。
昇降リンク機構3は、ミッションケース8内の作業部系変速伝動部C2を経た苗移植作業部駆動用の動力を受けて伝動する伝動機構を内装する植付け伝動ケース18に装着している。図例のように植付け伝動ケース18は、その前部がミッションケース8の後部に連結しそこから後斜め上方に延びる第一ケース部18aと、この第一ケース部18aの上部左側部に固定されそこから左側方に伸びる第二ケース部18bと、第二ケース部18bの左外端部に固定されてそこから後方に延びる第三ケース部18cと、第三ケース部18cの後部左側部に固定されそこから左側方に伸びる第四ケース部18dと、第四ケース部18dの左外端部に固定されてそこから後方に延びる第五ケース部18eを有するものとしている。これら第一〜第五ケース部18a〜 18e内に昇降リンク機構3を昇降駆動するための動力を伝達する伝動機構を内装している。なお、第一ケース部18a内に内装した伝動機構には、昇降リンク機構3及び苗植付け体4をその昇降動最上位の位置で或はその近傍位置で間欠的に停止させる間欠駆動機構Kと、昇降リンク機構3及び苗植付け体4の昇降動を停止させるクラッチ機構とを備える。間欠駆動機構Kは、苗植付け体4を一サイクル植付け動作させて自動的に設定位置で停止させる一回転停止機構と、この一回転停止機構による苗植付け体4を一サイクル植付け動作の開始操作を行う一回転開始機構を備えて、その一回転開始機構の作動タイミングが前記株間変更用変速部C3によって調節される構成として、この調節によって苗植付け体4の停止間隔が調節されて苗植付株間が変更調節されるようになっている。また、一回転停止機構による苗植付け体4の一サイクル植付け動作は、株間変更用変速部C3を経ないで伝動した動力によって駆動回転される構成としている。従って、株間変更用変速部C3によって苗植付株間が変更されても、機体前進速度に対する苗植付け体4の昇降駆動速度は変更されず、苗植付け体4は作業走行時において地面に対して設定した軌跡で昇降動するようになっている。
そして、昇降リンク機構3は、左右の苗植付け体4の前側に設けた左右方向の連結軸19の左右二個所で回動自在に連結する第一昇降アーム20と、苗植付け体4の後側に設けた左右方向の連結軸21の左側部に回動自在に連結する第二昇降アーム22とを備える。そして、第一昇降アーム20の下端部は、第三ケース部18cの下部にから右側に延びる取付軸に揺動自在に取り付けた第一揺動アーム23の先端部と回動自在に連結し、第二昇降アーム22の下端部は、第五ケース部18eの後部側下部にから右側に延びる取付軸に揺動自在に取り付けた第二揺動アーム24の先端部と回動自在に連結する。また、第一昇降アーム20の中間部は、第三ケース部18cの右側部から突出し駆動回転する第一駆動軸25に固定されて駆動回転する第一駆動アーム26の先端部と回動自在に連結し、第二昇降アーム22の中間部は、第五ケース部18eの後部側右側部から突出し駆動回転する第二駆動軸27に固定されて駆動回転する第二駆動アーム28の先端部と回動自在に連結する。従って、第一駆動アーム26と第二駆動アーム28とが植付け伝動ケース18内の伝動機構によって動力が伝達されて駆動回転すると、第一昇降アーム20と第二昇降アーム22が揺動しながら昇降動し、その結果、苗植付け体4の下端部は、図示のような軌跡Tを機体に対して描いて昇降動する。クチバシ状の苗植付け体4は、その昇降軌跡下端まで下降すると開き作動して苗植付け体4内の苗を圃場の土壌に放出する。
本例の苗移植機の苗植付け体4下端部の機体前進による前方移動を含む作業走行時昇降軌跡MTは、以下のような軌跡となるように、苗植付け体4の機体に対する昇降軌跡STと作業走行時の機体前進速度vを設定している。即ち、図14(a)に示すように、この苗植付け体4の下端部の作業走行時昇降軌跡MTは、その昇降軌跡MT上端となる下降開始点から機体後方側に移動しながら昇降軌跡MT下端となる下降終了点に向かって機体後方側に膨らんだ下降軌跡dを描きながら下降し、昇降軌跡MT下端となる上昇開始点から機体前方側に移動しながら昇降軌跡MT上端となる上昇終了点に向かって機体後方側に膨らんだ上昇軌跡uを描きながら上昇するというような昇降軌跡に設けている。
一方、従来の苗移植機においては、図14(b)に示すように、苗植付け体4’は、苗植付け体4’の機体に対する昇降軌跡ST’を機体側面視で上下に長い楕円状軌跡とし、作業走行時の機体前進速度v’を適宜設定して、苗植付け体4’の下端部の作業走行時昇降軌跡MT’が、その昇降軌跡MT’上端となる下降開始点から機体前方側に移動しながら昇降軌跡MT’下端となる下降終了点に向かって機体前方側に膨らんだ下降軌跡d’を描きながら下降し、昇降軌跡MT’下端となる上昇開始点から機体前方側に移動しながら昇降軌跡MT’上端となる上昇終了点に向かって機体後方側に膨らんだ上昇軌跡u’を描きながら上昇するというような昇降軌跡に設けている。
図14(b)の苗植付け体4’下端部の作業走行時昇降軌跡MT’とした場合には、苗を植付ける昇降動作が一サイクル終了して苗植付け体4’が昇降軌跡MT’の上端部或はその付近に上昇したとき、苗植付け体4’は植付けた苗Nの前方にあるが植付けた苗Nとの前後間隔w’が小さくなるような個所に上昇移動する。このため、ネギの苗などのように上下に長い苗で且つ狭い株間で植付ける苗の場合には、苗植付け体4’が植付けた苗Nの上部側に前後に接近した位置に上昇して次の苗を植付けるための下降動作が始まるようになり、苗植付け体4’が植付けた苗Nの上部側を引っかけて前方に倒したり、苗植付け体4’が次の苗の植付けのために閉じるときに前に植付けた苗Nの上部側を挟んでしまってそのまま下降し苗を倒してしまうことがある。しかも、苗植付け体4’が前後に開閉する構成としていた場合には、前後に開いた苗植付け体4’の後側部分が、植付けた苗Nに一層接近することになり、このような現象は更に生じやすくなる。
しかし、図14(a)の苗植付け体4下端部の作業走行時昇降軌跡MTとした場合には、苗を植付ける昇降動作が一サイクル終了して苗植付け体4が昇降軌跡MTの上端部或はその付近に上昇したとき、苗植付け体4は植付けた苗Nの前方で植付けた苗Nとの前後間隔wが大きくなるような個所まで上昇移動する。このため、ネギの苗などのように上下に長い苗で且つ狭い株間で植付ける苗の場合でも、苗植付け体4は植付けた苗Nの上部側から前方に大きく離れた位置に上昇して次の苗を植付けるための下降動作が始まるようになり、苗植付け体4が植付けた苗Nの上部側を引っかけて苗を前方に倒してしまうことが生じにくくなり、苗の植付け姿勢が良好になる。
そして、図14(a)に示した苗植付け体4が開き状態で上昇した後に閉じる箇所Yは、苗植付け体4の下端部の機体前進による前方移動を含む作業走行時昇降軌跡MTにあって該昇降軌跡下端箇所より機体前方側箇所に設定している。これにより、苗植付け体4が植付けた苗Nの上端部を挟んで下降して苗を前方に倒してしまうことが一層生じにくくなり、苗の植付け姿勢が更に良好になる。
図1〜図13に示す苗植付け体4は、下方に尖ったクチバシ状の先鋭部4Nを一個有する形状のもので、左右方向に開閉動作する左右一対の外側苗植付け体(左外側苗植付け体4a,右外側苗植付け体4c)を備えるとともに、該一対の外側苗植付け体4a,4cの間を左右に仕切る仕切り部材4bとを備え、該仕切り部材4bを平板で構成したものである。よって、この仕切り部材4bは、苗植付け体4内を左右に仕切って苗植付け体4内に左右二つの苗収容部4r,4rを形成する。左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cは、仕切り部材4bに接当する位置と左右外方側へ移動した位置とに移動することにより、苗植付け体4内の左右の苗収容部4r,4rとを下方に開閉する。また、前記仕切り部材4bは、前記苗植付け体4が閉じた状態で、前記一対の外側苗植付け体4a,4cとで左右両側から挟まれ、前記仕切り部材4bの下端部が前記外側苗植付け体4a,4cの下端部から下方に突出するように設けたものである。
苗植付け体4の上部には、内側に形成した上下開放した筒状の苗案内通路35r,35rを有する苗案内体35を設けている。この苗案内体35は、その上方から落下する苗を苗案内通路35r,35rを通過させて下方の苗植付け体4の内側の苗収容部4r,4rに案内する。また、苗植付け体4内側の苗収容部4r,4rの上方に続いて苗案内体35の苗案内通路35r,35rが形成された状態となって、苗植付け体4の内側底部で受け止められた苗が上下に長い苗の場合は、その苗の上部側を苗案内体35が囲う状態となって、苗は、苗植付け体4内側の苗収容部4Lr,4Rrとその上方に続く苗案内体35の苗案内通路35r,35r内とにわたって収容された状態となる。即ち、苗案内体35の苗案内通路35r,35rは苗植付け体4内の苗収容部4r,4rの一部を兼ねているのである。
本例の苗案内体35は、苗植付け体4を上記のように苗収容部4r,4rを左右に仕切った構成に対応して、苗案内体35の内側に左右に仕切る仕切り部材35bを設けて、左右に苗案内通路35r,35rを形成している。また、苗案内体35の仕切り部材35bと苗植付け体4の前記仕切り部材4bとを連結又は一体形成するなどして一体的に構成している。更に、苗植付け体4内側の左右の苗収容部4r,4rの上方に続いて苗案内体35の左右の苗案内通路35r,35rが形成された状態となっている。また、本例では、苗植付け体4内側の苗収容部4r,4rとその上方に続く苗案内体35の苗案内通路35r,35rとを合わせた上下長を苗植付け体4の昇降軌跡の上下長よりも長く形成している。
苗植付け体4の左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cのそれぞれの開閉回動支点となる前後方向の回動軸4d,4dを苗植付け体4の上部左右両側方に設けるとともに、苗植付け体4を昇降駆動する前後一対の昇降アーム20,22のそれぞれに苗植付け体4を回動自在に連結する左右方向の連結軸19,21を苗植付け体4の上部前後両側方に設けた構成としている。従って、苗植付け体4の前後で前後一対の昇降アーム20,22と連結して苗植付け体4を適正な前後姿勢で昇降でき、しかも、苗植付け体4を左右方向に開閉可能にできて、苗植付け体4の前後姿勢の乱れによる苗の押し倒し等が生じ難くなり、且つ、苗植付け体4の左右方向への開き作動によって苗植付け体4の苗の引っかけも生じ難くなり、苗の植付け姿勢が一層良好になる。
また、苗植付け体4を昇降アーム20,22に連結する左右方向の前記連結軸19,21と左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cの前後方向の回動軸4d,4dとを前記苗案内体35に支持させた構成としている。従って、苗案内体35を苗植付け体4の支持部材として兼用できて、苗植付け体4の構成簡易化及び軽量化が図れ、苗植付け体4を一層適確に昇降駆動できて苗の植付け姿勢が一層良好になる。
なお、左外側苗植付け体4aは、その上部前後両側が右方にアーム状にのびてその各先端部が右側の回動軸4dに回動自在に連結し、右外側苗植付け体4cは、その上部前後両側が左方にアーム状にのびてその各先端部が左側の回動軸4dに回動自在に連結する。そして、左外側苗植付け体4aの上部前後両側の右方にのびるアーム状部と右外側苗植付け体4cの上部前後両側の左方にのびるアーム状部とは、それぞれ左右の回動軸4d,4dの左右中央位置に設けた長孔に前後方向の軸部を有するナットを嵌めて連結し、左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cとは、一方側が他方側の動作に連動して回動し両者が同時に左右に開閉動作するようになっている。また、左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cとはスプリングにて苗植付け体4を閉じる方向に互いに連結している。更に、第二昇降アーム22の基部側部分に、左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cを開閉動作させるための開閉アーム31を回動自在に連結し、その開閉アーム31の先端部と左外側苗植付け体4aの上部後側から延びるアーム部とを連結ロッド32で連結している。開閉アーム31の中間部には、苗植付け体4がその昇降軌跡下端まで下降したときに、第二昇降アーム22を回動自在に連結している第二駆動アーム28の先端部に固定の軸に固定したカム34と該カム34に開閉アーム31を圧接させるスプリングの作用によって開閉アーム31が上下に回動し、開閉アーム31が上方に回動すると左外側苗植付け体4aが右側の回動軸4d周りに上方回動し、これに連動して右外側苗植付け体4cが左側の回動軸4d周りに上方回動して、苗植付け体4内側の左右の苗収容部4r,4rが同時に開く。そして、苗植付け体4が昇降軌跡上端に達する直前にカム34による開き作用から開放されて苗植付け体4が閉じる。なお、上記のカム34、開閉アーム31、連結ロッド32等は、苗植付け体4の開閉機構を構成するが、公知の別の開閉機構を採用してもよい。
鎮圧体36,36は、苗植付け体4の下降下端個所の左右両外側近傍位置に配置した接地体であり、本例では、接地転動輪で構成している。この鎮圧体36,36は、機体フレーム2bの途中部に前部が左右軸回りに回動自在に取付けた左右の支持フレーム37,37の後部側にそれぞれ横軸回りに回転自在に取付けている。左右の支持フレーム37,37の後部は互いに連結する連結部38を有し、該連結部38と、機体後部側に設けた支持部材39に下降下限位置を設定して上下動自在に取付けた後部支持ロッド40の下端部を横軸回りに取付けている。この後部支持ロッド40には、鎮圧体36,36の鎮圧力を増大させるためのウエイト41を装着している。
本例の苗移植機は、昇降動及び開閉動するクチバシ状の苗植付け体4を自走可能な機体に設け、機体を前進走行させながら苗植付け体4を昇降動させて、苗植付け体4の昇降軌跡上位側で閉じ状態の苗植付け体4の内側に上方から苗を受入れ、苗植付け体4の昇降軌跡下位側で苗植付け体4を下方に開放するように開いて内側に受入れた苗を外側に放出して苗を圃場に植付ける構成とした苗移植機において、前記苗植付け体4の下方に尖った先鋭部一つに対して二つの苗をその先鋭部内側に供給する苗供給装置42を備える。
この苗供給装置42によって苗が供給される苗植付け体4は、下方に尖ったクチバシ状の先鋭部4Nを一つ有するものでも複数有するものでもよく、また、左右方向に開閉するものでも、前後方向に開閉するものでもよく、更に、前記のような仕切り部材4bを設けて一の先鋭部4N内に二つの苗収容部を形成した構成でも該仕切り部材を設けないで一の先鋭部4N内に一つの苗収容部を形成した構成でもよい。いずれにしても上記苗供給装置42によって、苗植付け体4の下方に尖った先鋭部一つに対して二つの苗をその先鋭部内側に供給され、苗植付け体4の先鋭部の下端部が土中に突入して一の先鋭部が一の植付け穴を圃場に形成して、該苗植付け体4の先鋭部を下方を開放するように開くと、一の植付け穴に対して二つの苗が放出されて、一箇所に二つの苗が植え付けられる。よって、上記苗供給装置42を備えたことにより、能率良く且つ適確に、一箇所に二つづつ苗を植え付けていくことができる。
また、図15に示すように、一の先鋭部4N内に一つの苗収容部を形成した構成の従来の苗植付け体4’に二つの苗が供給されると、二つの苗のうち一方の苗が先に先鋭部4N内側の底部に到達することがほとんどなので、後から到達する他方の苗が先に到達した苗がつっかえて先に到達した苗に対して上側に位置した状態で苗植付け体4’内に収容される。このように苗植付け体4の中に受入れた二つの苗が上下にずれて収容された状態で、苗植付け体4’が開いて圃場に放出されると、二つの苗の植付け深さが異なる状態で植付けられる。(図15(a)参照)しかし、前記のように、苗植付け体4を、左右又は前後方向に開閉動作する一対の外側苗植付け体4a,4cと、該一対の外側苗植付け体4a,4cの間を仕切る仕切り部材4bとで構成し、前記苗供給装置42を、前記仕切り部材4bで仕切られた苗植付け体4内の二つの苗収容部4r,4rのそれぞれに一つづつ苗を供給する構成したので、苗植付け体4の中に受入れられた二つの苗は、その収容位置が上下に大きくずれることが生じ難くなり、二つの苗を共に適確な深さで植付けられる。(図15(b)参照)しかも、仕切り部材4bを平板で構成したものなので、一対の外側苗植付け体4a、4cの下部が仕切り部材4bから離れるように移動して苗植付け体4が開き、そして苗植付け体4が上昇すると、一対の外側苗植付け体4a、4cの下端部内側に苗を受止めて収容するための窪みを形成したものであっても、各苗収容部4r,4r底部側に収容された苗は、平板で構成した仕切り部材4bの側面をすべるようにして放出されて、苗植付け体4の上昇に伴なって苗を持上げてしまうこともなくなり、これにより、更に一層、二つの苗を共に適確な深さで植付けられる。
また、苗植付け体4が閉じた状態で、一対の外側苗植付け体4a,4cで挟まれ仕切り部材4bが、外側苗植付け体4a,4cの外周面からはみ出した状態となるように形成し、仕切り部材4bの下端部が外側苗植付け体4a,4cの下端部から下方に突出するように設けたものなので、マルチシートで覆った圃場面に苗を植付けるときに、仕切り部材4bが筋状にカットし、その後、クチバシ状の先鋭部4Nを形成する一対の外側苗植付け体4a,4cの下端部が土中に入り込んでいくので、適確に苗を圃場に植付けられる。なお、外側苗植付け体4a,4cの外周面からはみ出した仕切り部材4bの外周縁の下部側を鋭利に形成したりのこぎり刃状に形成したりして刃部を形成すれば、マルチシートのカットが一層良好に行える。また、苗植付け体4が閉じた状態で、一対の外側苗植付け体4a,4cで挟まれ仕切り部材4bが、外側苗植付け体4a,4cの外周面からはみ出した状態となるように形成したことで、外側苗植付け体4a,4cの接合面を正確に合わせる調整作業が省略でき、組立作業が簡単且つ迅速に行えるようになる。
仕切り部材4bをゴム板などの弾性部材で形成したり、金属板で形成した仕切り部材4bの外周面をゴムなどの弾性部材で被覆すれば、苗植付け体4が閉じたときに発生する音を小さくすることができ、騒音減少を図れる。
本例の苗供給装置42は、苗植付け体4に上方から苗を落下させて供給する構成としたものであり、上下に開口する筒状体43…と該筒状体43…の下側の開口部43a…を開閉する底蓋44…とを有し互いにループ状に連結する複数の苗収容体45…と、該苗収容体45…を前記苗植付け体4の上方を通過する状態で機体平面視非円形のループ状の軌跡で周回動させる苗収容体移動機構46と、前記苗収容体45…の底蓋44…を苗植付け体4の上方位置で開放する底蓋開放機構47を設けた構成としている。よって、この苗移植機は、苗供給作業を余裕をもって行え、作業能率の向上が図れる。
そして、苗供給装置42は、前記苗収容体45…の外周に円筒外周部43c…を形成し、該円筒外周部43c…に外側から回動自在に係合する係合部48を有して二つの苗収容体45,45を連結する連結体49を複数設け、該連結体49…の前記係合部48…を苗収容体45…の前記円筒外周部43c…に回動自在に係合し該円筒外周部43c…を回動軸として隣の苗収容体45…が回動自在に連結する状態として前記複数の苗収容体45…を互いに連結した構成としている。これにより、この苗移植機は、苗収容体45…は、苗収容体45…の円筒外周部43c…を回動軸として隣の苗収容体45…が回動しながら周回動することになって、苗収容体45…の間隔の変動が生じ難いものとなり、よって、苗植付け体4に対する苗供給が適正に行われて適確な苗の移植ができ、また、苗収容体45…の個数と周回動する範囲を設定したうえで、苗収容体の上側開口部43b…を可能な限り広く形成できて、機体のコンパクト化を図りつつ苗収容体45…への苗供給作業をできるだけ容易に行えるものとなる。
また、苗供給装置42は、前記苗収容体45…の筒状体43…に底蓋44…を開閉回動可能に取付け、該苗収容体45…のそれぞれに前記連結体49…を一つづつ一体的に取付け、該連結体49…の前記係合部48を隣の苗収容体45…の前記円筒外周部43c…に回動自在に係合させて苗収容体45…を互いに連結した構成としている。これにより、この苗移植機は、苗収容体45…は、苗収容体45…の円筒外周部43c…を回動軸として隣の苗収容体45…が回動しながら周回動し、しかも、苗収容体45…が周回動するとき、連結体49…が周回方向に沿う姿勢で移動するとともに、連結体49…を筒状体43…に一体的に取付けた苗収容体45…も、底蓋44…の取付部50…が周回方向に対し設定方向に位置する状態を維持しながら移動することになる。よって、苗収容体45…の底蓋44…は、苗植付け体4の上方位置においていつも同じ方向に開放動作するものとなり、底蓋開放機構47による底蓋44…の開放が適確に作動するようになり、苗植付け体4に対する苗供給が一層適正に行われて適確な苗の移植ができるものとなる。
そしてまた、この苗移植機の苗供給装置42は、苗収容体45…が機体平面視で左右方向に直線的に移動する区間SSを有する軌跡で周回動する構成とし、且つ、苗収容体45…が左右方向に直線的に移動する区間SSで苗植付け体4の上方を通過するように配置した構成とし、隣り合う二つの苗収容体45,45が苗植付け体4の上方を通過するとき、その二つの苗収容体45,45の底蓋44,44が開いて、苗植付け体4の下方に尖った先鋭部4N一つに対して二つの苗をその先鋭部4N内側に供給する。よって、二つの苗を同時に植付ける苗植付け体4に対して苗を供給する苗供給装置42を簡略に構成でき、また、苗収容体45…に対して苗を供給しやすくするために苗収容体45…が連続的に移動するように苗収容体移動機構46を駆動しても、苗植付け体4の二つの苗収容部4Lr,4Rr内に対しそれぞれ同様な落下軌跡で苗を苗収容体45…から落下供給できて、2つの苗を同時に植付け可能な苗植付け体4に対する苗の供給が適確に行え、適確な苗移植が行える。
ところで、本例のように、苗植付け体4に二つの苗を供給する構成とした場合は、苗植付け体4の植付昇降動作が一サイクル動作する間に苗収容体45…が2個分周回移動して、苗植付け体4が昇降軌跡上位側の設定箇所に位置したとき、苗を収容した二つの苗収容体45,45がともに苗案内体35の苗案内通路35r,35rの上部入り口の上方に位置する状態となるように構成する。これにより、苗植付け体4に対して苗供給漏れが生じることなく同時に二つづつ苗を供給でき、且つ、苗植付け体4の上方を通過した後に苗が供給されなかった苗収容体45…が生じないよう余すことなく苗植付け体4に対して苗を供給できるものとなり、苗供給作業が余裕をもって行え、且つ、確実に苗を供給できる。
以下に、苗供給装置42の苗収容体移動機構46の構成について説明する。即ち、ループ状に連結した苗収容体45…を巻き掛ける移動作用体51,51を機体の左右に設け、該移動作用体51,51を駆動回転する構成として、ループ状に連結した苗収容体45…を機体平面視で左右に長い長円軌跡を描かせて周回移動する構成としている。移動作用体51,51の外周には、その外周に巻き掛けられた苗収容体45…の円筒外周部52…に係合する凹部を苗収容体45…の連結間隔に対応する間隔で複数形成して、苗収容体45…を確実に移動させられるように設けている。移動作用体51,51の駆動構成は、苗植付け体4を間欠駆動する前記間欠駆動機構Kの伝動上手側で前記株間変更用変速部C3の伝動下手側の伝動経路から動力を取出して移動作用体51,51を連続回転駆動し、苗収容体45…を連続的に周回移動させるように構成している。具体的は、植付け伝動ケース18の第一ケース部18aの左側部から連続回転する回転軸53aを突出させ、該回転軸53aに自在継ぎ手を介して伝動軸53bを連結し、該伝動軸53bにて機体左側に設けた伝動ケース54に伝動し、該伝動ケース54から上方に突出させた回転軸55に一体回転するように取付けた左側の移動作用体51を駆動回転する構成としている。また、回転軸55にはスプロケット56も一体回転するように取付け、該スプロケット56と、右側の移動作用体51の回転軸57に一体回転するように取付けたスプロケット58とに伝動チェン59を巻き掛けて、左右の移動作用体51,51の両方を駆動回転する構成としている。ところで、一方側の移動作用体を駆動回転する構成の場合、駆動回転する移動作用体に取り込まれていく側の苗収容体の列は緊張した連結状態となるが、駆動回転する移動作用体から繰出される側の苗収容体の列は弛緩した連結状態となる。このため、駆動回転する移動作用体から苗収容体が繰出される個所で、移動作用体が苗収容体に係合する部位から苗収容体が外れることがあり、また、駆動回転する移動作用体から苗収容体が繰出された後の苗収容体の列が乱れて、苗収容体の列の下側を支持する部材等との摩擦が大きくなって突然引っかかったようになり、苗収容体の移動が円滑に行われなくなることが生じる。しかしながら、上記のように左右の移動作用体51,51の両方を駆動回転する構成としたので、移動作用体51,51から苗収容体45…が外れたり苗収容体45…の列が乱れたりすることが生じにくくなって苗収容体45…が円滑に移動するものとなり、これにより苗植付け体4への苗の供給が良好に行われて苗移植作業を良好に継続できるものとなった。
なお、前記伝動ケース54内の伝動機構は、該伝動ケース54の前側に突出する入力軸60が、その前端部が前記伝動軸53の後端部と自在継ぎ手を介して連結して伝動回転し、伝動ケース54内で、入力軸60の後端部に形成したベベルギヤ61が、前記移動作用体51の回転軸55と一体回転するように取付けたベベルギヤ62と噛み合うように設けている。従って、前記伝動軸53を介して伝動されてきた回転動力は、この伝動ケース54内で上下方向の前記回転軸55回りの回転に変換されて前記移動作用体51を伝動回転する構成としている。本例では、苗供給装置42の後側に移動してきた苗収容体45…が右側に移動する方向となるように苗収容体45…の周回移動方向Dを設定していて、操縦ハンドル2の左側方で苗供給装置42の後側位置に立って苗収容体45…に右手で供給する苗供給作業形態で作業者が苗を供給しやすいようになっている。
苗供給装置42を駆動する動力は、前記のとおり、苗植付け体4を間欠駆動する前記間欠駆動機構Kの伝動上手側で、前記株間変更用変速部C3の伝動下手側の伝動経路から取出している。これにより、苗植付け体4は間欠的に駆動し、苗供給装置42は連続的に駆動する構成とした苗移植機にあって、苗植付け体4が昇降軌跡Tの上位において間欠的に停止する時間を変更して苗植付株間を変更可能とするよう株間変更用変速部C3を間欠駆動機構Kの伝動上手側に設けた構成において、上記のように苗供給装置42を駆動する動力を取出す構成としたので、間欠駆動する苗植付け体4の間欠停止時間を変更して苗植付株間を変更しても、それに対応して、連続的に駆動される苗供給装置42の動作速度も変更されるので、苗供給装置42から苗植付け体4への苗の供給が良好に行われ、作物等の種類に応じて、適宜、苗植付株間を変更調節しても良好に苗移植作業が行えるものとなる。なお、前記苗供給装置42側のクラッチ手段CL1は、伝動負荷が設定値以上になると自動的に動力を切断する機構を備えている。また、苗植付け体4側と苗供給装置42側とに動力が分岐する前の作業部系伝動経路にも、伝動負荷が設定値以上になると自動的に動力を切断する機構を有するクラッチ手段CL3を設けている。
上記苗供給装置42の支持構成は、以下のように構成している。左右の車輪6,6;7,7の間にエンジン5とミッションケース8を配置した機体前部側から、機体下部側を後方に向って延びて後部側を後上がり状態に形成した機体フレーム2bを設けて該機体フレーム2bの後端部に操縦ハンドル2を装着するとともに、前記機体前部側から機体上部側を後方に向って延びる第一支持フレーム63を設けて該第一支持フレーム63の後部側を前記機体フレーム2bと連結し、該支持フレーム63から左右両外側方に延びる第二支持フレーム64を設け、該第二支持フレーム64の左右両側部で、ループ状に連結した苗収容体45…を機体平面視で左右に長い長円軌跡を描かせて周回移動させる左右の移動作用体51,51の回転軸を支持する構成とした。また、第二支持フレーム64を、第一支持フレームと連結する側の基部側フレーム部64aと、移動作用体51,51の回転軸を支持する側の支持部側フレーム部64bとで分割構成し、基部側フレーム部64aに対して支持部側フレーム部64bを左右方向に移動調節可能に設けている。
苗供給装置42には、苗収容体45…を、その周回移動軌跡に沿う移動を案内するガイド体65,65,65を苗収容体45…の周回移動軌跡の内側と外側とに設けている。一方、苗収容体45…には、周回移動軌跡の内側と外側に突出する突出部66を形成し、前記ガイド体65,65,65が前記突出部66の上側に位置し且つ苗収容体45…を周回移動軌跡の内外から挟み込むように配置した構成にしている。これにより、苗収容体45…の周回移動が適確且つ円滑に行われ、苗収容体45…が左右方向に直線的に移動する区間SSで苗植付け体4の上方を通過するように配置した構成にあって、周回移動中に苗収容体45…が前後に揺動して、苗植付け体4の上方を通過するときに苗収容体45…が前後にずれて苗植付け体4に対する苗供給が適確に行われなくなるのを防止できる。しかも、苗収容体45…に形成した突出部66の上側に前記ガイド体65,65,65が位置するので、周回移動中に苗収容体45…の浮き上がりも防止されて、苗収容体45…の周回動が適確に行われるようになる。
苗収容体45…の周回移動軌跡の下方には、苗収容体45…の周回移動中で且つ苗植付け体4の上方位置以外で、苗収容体45…を、下方回動により開放動作する底蓋44が閉じた状態となるようにして支持する支持体67を周回移動軌跡に沿って設けている。従って、前記ガイド体65,65,65と前記突出部66の上記構成は、苗収容体45…の底部に設けた底蓋44が周回移動中に開いて苗収容体45…内に収容した苗が底蓋44が開いて生じた隙間からはみ出て苗を傷めることも防止するものとなる。また、本例では、苗収容体45…のそれぞれに一体的に設けた連結体39…に上記突出部66を形成したので、構成の簡略化が図れている。なお、前記支持体66と前記ガイド体65,65,65は、第一支持フレーム63に取付けた取付部材68に取付けて支持している。
苗供給装置42の苗収容体45…の周回移動軌跡の内側部位には、苗供給装置42に供給する苗を載置して置く苗置部69を設けている。この苗置部69は、苗供給装置42の苗収容体45…の周回移動軌跡の内側を覆うカバーも兼ねている。従って、作業者が苗供給装置42の後側から苗収容体45…に苗を供給するときに、この苗置部69の上に苗を一時的に置け、しかも、この苗置部69上に置いた苗は、苗収容体45…に苗供給する作業者から取出すのも容易であり、従って、苗供給作業が容易に行え、作業能率の向上が図れる。
尚、苗供給装置42に供給する苗を予備的に置いておくための苗台80を機体上部で苗供給装置42の前側位置に取付けている。
以下に、苗供給装置42の苗収容体45…の底蓋44…を苗植付け体4の上方位置で開放する底蓋開放機構47について説明する。
まず、前記のとおり、苗収容体45…の周回移動軌跡の下方には、苗収容体45…の周回移動中で且つ苗植付け体4の上方位置以外で、苗収容体45…を、下方回動により開放動作する底蓋44が閉じた状態となるようにして支持する支持体67を周回移動軌跡に沿って設けている。この支持体67は、苗植付け体4の上方位置では、底蓋44が下方回動して開放動作可能となるように底蓋44の下方領域から退避或は排除している。また、底蓋44を下方回動可能に取付けている取付部50を苗収容体45…の周回移動方向Dの上手側になるように構成している。
更に、この支持体67は、苗を収容した二つの苗収容体45,45がともに苗案内体35の苗案内通路35r,35rの上部入り口の上方に位置する状態となったときに、二つの苗収容体45,45の底蓋44,44が開放されるように設けている。このため、底蓋44に苗収容体45…の周回移動軌跡に対して外側に突出する突出部44aを設けたものと、内側に突出する突出部44bを有するものを設け、外側突出部44aを設けた底蓋44と内側突出部44bを設けた底蓋44とを互いに連結する苗収容体45…に対して交互に設ける。そして、苗収容体45…の周回移動により先に苗案内体35の上方に移動してくる苗収容体45が苗案内体35の苗案内通路35r,35rの上部入り口の右側の上方を通過するときには、周回内側に偏位した支持体67がその苗収容体45の底蓋44の周回内側に突出する突出部44bの下方に位置して底蓋44が開放されないように支持する。そして、その苗収容体45が苗案内体35の苗案内通路35r,35rの上部入り口の左側の上方をまで移動すると、支持体67がなくなって底蓋44が開放される。一方、苗収容体45…の周回移動により後に苗案内体35の上方に移動してくる苗収容体45が苗案内体35の苗案内通路35r,35rの上部入り口の右側の上方を通過するときには、その苗収容体45の底蓋44の突出部は周回内側に突出していないので、周回内側に偏位した支持体67によって底蓋44が支持されなくなって、その苗収容体45の底蓋44はここで開放する。なお、開放した底蓋44…は、苗植付け体4の上方を通過した後で、再び支持体67が苗収容体45の下方に現れるように設けているので、これにより、閉じられる。よって、苗植付け体4に対して二つの苗を同時に且つ適確に苗を落下供給でき、良好に苗移植作業が行える。なお、底蓋44…には、支持体67による支持状態がなくなると直ちに開放されるように、開放方向に付勢するスプリング等で構成した付勢体を設けている。
また、苗植付け体4に二つの苗を供給する苗供給装置42を、上記のように、苗植付け体4の植付昇降動作が一サイクル動作する間に苗収容体45…が2個分周回移動し、且つ、苗植付け体4が昇降軌跡上位側の設定箇所に位置したとき、苗を収容した二つの苗収容体45,45がともに苗案内体35の苗案内通路35r,35rの上部入り口の上方に位置する状態となるように、苗収容体45…の周回速度と苗植付け体4の昇降動に対する苗収容体45…の位置を設定したことにより、苗植付け体4が昇降軌跡上位側の設定箇所に上昇したときに苗収容体45…の底蓋44…の支持状態を解除して開放させる作動機構を別途設けることなく、適確なタイミングで苗を供給でき、品質維持を図りながらコストダウンを図ることができた。また、上記のように、底蓋44…に、支持体67による支持状態がなくなると直ちに開放されるように、開放方向に付勢するスプリング等で構成した付勢体を設けたことにより、一層、上記のような苗収容体45…の周回速度と苗植付け体4の昇降動に対する苗収容体45…の位置との設定範囲が広くなり、適確なタイミングで苗を供給するようにする上記の設定作業が適確且つ容易に行える。
図17〜図21に示す苗植付け体4は、下方に尖ったクチバシ状の先鋭部4N,4Nを二つ有する形状のもので、図22に示すような二条千鳥植えを可能とする苗植付け体である。この苗植付け体4は、左側条を植付けるクチバシ状の先鋭部4Nと右側条を植付けるクチバシ状の先鋭部4Nを備え、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの下部は、二股状に左右に分かれ前後にずれた状態に形成し、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの上側部は、互いに接合した状態に形成している。左右に分かれ前後にずれた左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの各下端部は、二条千鳥植えの左右の条の条間隔と一致する左右間隔となるように設定し、且つ、左右の条の植付け苗の前後方向のズレ巾と一致する前後間隔に設定している。
そして、上記のように形成した二条千鳥植え用の苗植付け体4は、左右方向に開閉する構成としている。具体的には、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nを左右に備える苗植付け体4を左外側苗植付け体4aと左右中央側苗植付け体4bと右外側苗植付け体4cとに左右に三分割に構成し、左右中央側苗植付け体4bは、苗植付け体4内を左右に仕切って苗植付け体4内の苗収容部を左側先鋭部4N側の苗収容部4rと右側先鋭部4N側の苗収容部4rを形成し、左外側苗植付け体4aと右外側苗植付け体4cとを、左右中央側苗植付け体4bに対して互いに近接する位置から左右外方側に移動可能に構成し、二条千鳥植え用の苗植付け体4の左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nを左右方向に開閉可能に構成している。これにより、この二条千鳥植え用の苗植付け体4は、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの各苗収容部4r,4r内に苗を収容して圃場に下降し、その各苗収容部4r,4r内に収容した苗を圃場に放出して苗を圃場に植付け、これを機体の前進走行中に定期的に繰り返すことで二条千鳥植えが行えるものとなる。そして、左右中央側苗植付け体4bは、上部が互い接合し下部が左右に分かれた二枚の平板で構成し、苗案内体35の仕切り部材35bと一体的に構成している。従って、外側苗植付け体4a、4cの下部が左右中央側苗植付け体4bから離れるように移動して苗植付け体4が開き、そして苗植付け体4が上昇すると、外側苗植付け体4a、4cの下端部内側に苗を受止めて収容するための窪みを形成したものであっても、各苗収容部4r,4r底部側に収容された苗は、平板で構成した左右中央側苗植付け体4bの側面をすべるようにして放出されて、苗植付け体4の上昇に伴なって苗を持上げてしまうこともなくなり、これにより、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの各苗収容部4r,4r内に収容した苗を共に適確な深さで植付けられる。この苗植付け体4で、本件発明のように一箇所に二つづつ苗を植付ける状態で二条千鳥植えするには、苗供給装置42を、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの各苗収容部4r,4r内に二つづ苗を供給するように構成する。なお、左側先鋭部4Nと右側先鋭部4Nの各苗収容部4r,4r内に一つづつ苗を供給するように構成すれば、一箇所に一つづつ苗を植付けた状態での二条千鳥植えとなる。
苗収容体45…への苗の補給を一つ飛ばしで補給するなど、苗供給装置42への苗の補給の仕方を変えることで、例えば、苗植付け体4の下方に尖った先鋭部一つに対して二つの苗が供給される状態と、一つの苗だけ供給される状態とに容易に変更することができ、ネギの苗を一箇所に二つづつ植え付けていく場合だけでなく、玉ねぎ等の野菜の苗を一箇所に一つづつ植え付けていく場合にも適用できる。
苗移植機の側面図。 苗移植機の平面図。 苗移植機の伝動構成を示す説明図。 苗収容体の連結構成を示す斜視図。 苗供給装置の一部を示す平面図。 苗供給装置の一部を示す断面側面図。 苗供給装置から苗植付け体への苗供給部を示す正面図。 苗供給装置から苗植付け体への苗供給部を示す平面図。 苗植付け体の動作機構と昇降軌跡を示す側面図。 苗植付け体の側面図。 苗植付け体の背面図。 苗植付け体の一部構成を示す断面背面図。 苗植付け体の植付け状態を示す背面図。 苗植付け体の昇降軌跡を示す側面図。 苗植付け体の苗収容状態を示す断面背面図。 苗の植付け状態を示す説明図。 二条千鳥植え用の苗植付け体の側面図。 二条千鳥植え用の苗植付け体の背面図。 二条千鳥植え用の苗植付け体の断面平面図。 二条千鳥植え用の苗植付け体の一部構成を示す断面背面図。 二条千鳥植え用の苗植付け体の植付け状態を示す背面図。 二条千鳥植えの苗の植付け状態を示す説明図。
符号の説明
1:走行装置
4:苗植付け体
4a,4c:外側苗植付け体
4b:仕切り部材
4r,4r:苗収容部
42:苗供給装置

Claims (3)

  1. 昇降動及び開閉動するクチバシ状の苗植付け体を自走可能な機体に設け、機体を前進走行させながら苗植付け体を昇降動させて、苗植付け体の昇降軌跡上位側で閉じ状態の苗植付け体の内側に上方から苗を受入れ、苗植付け体の昇降軌跡下位側で苗植付け体を下方に開放するように開いて内側に受入れた苗を外側に放出して苗を圃場に植付ける構成とした苗移植機において、前記苗植付け体)を、左右又は前後方向に開閉動作する一対の外側苗植付け体(4a,4c)と、該一対の外側苗植付け体(4a,4c)の間を仕切る仕切り部材(4b)とで構成し、前記苗供給装置(42)を、前記仕切り部材(4b)で仕切られた苗植付け体(4)内の二つの苗収容部(4r,4r)のそれぞれに一つづつ苗を供給する構成としたことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記仕切り部材(4b)を平板で構成したことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
  3. 前記仕切り部材4b、前記苗植付け体(4)が閉じた状態で、前記一対の外側苗植付け体(4a,4c)で挟まれ、仕切り部材(4b)の下端部が前記外側苗植付け体(4a,4c)の下端部から下方に突出するように設けたことを特徴とする請求項2記載の苗移植機。
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