JP4200228B2 - 鋼管継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鋼管継手構造に関する。さらに詳しくは、鋼管を長手方向に接続するための鋼管継手構造に関する。
従来より、地盤等に打設される鋼管杭を施工現場において接続する場合の接続方法は、溶接によるものや、あらかじめ工場で鋼管に溶接加工しておいた機械式継手同士によるものが多く用いられている。
ところが施工現場にて溶接により鋼管を継ぐ場合は、品質が天候や作業者の技量により左右されるため、施工の品質管理が困難になるといった問題がある。
また、工場であらかじめ鋼管に機械式継手を溶接しておく手法の場合は、上杭、下杭、それぞれに機械式継手を溶接しておく必要があり、現場で溶接接合する場合の2倍の溶接長が必要となるとともに、加工された各部材の品質管理が必要となり、コスト上昇の要因となるといった問題もある。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、施工が容易であり、迅速かつ低コストに鋼管の接続作業を行うことができる鋼管継手構造を提供することを目的としている。
本発明の鋼管継手構造は、一方の鋼管の端部と他方の鋼管の端部とを接続する継手部材を備えてなる鋼管継手構造であって、
前記継手部材は、前記一方の鋼管端部に嵌め合わされるボス部と、前記他方の鋼管端部に嵌め合わされるボス部と、前記両ボス部間に設けられた環状突起とを備え、
前記ボス部は、軸方向に沿った位置合わせ突起と、螺進退自在に装着された鋼管端部を固定する予め締め込まれたネジとを有し、
前記ネジは、雄ネジ部と、該雄ネジ部の後端に一体的に形成された鍔状の固定部と、該固定部の表面から突設された山部とを含み、
前記一方および他方の鋼管端部には、前記位置合わせ突起に対応させた位置合わせ溝と、前記ネジを操作する操作孔とが設けられ、
前記操作孔の径は、前記山部の径より大きく、かつ鍔状の固定部の径より小さくされ、
前記ネジを緩めて前記一方および他方の鋼管端部内面を鍔状の固定部により押圧さることにより鋼管の接続がなされる
ことを特徴とする。
本発明の鋼管継手構造においては、前記部は、軸方向に形成された所定形状の孔を有してなるのが好ましい。
また、本発明の鋼管継手構造においては、前記部が円錐台状とされてなるのが好ましい。
さらに、本発明の鋼管継手構造においては、前記ネジは、その部が突出しないようにして前記ボス部に締め込まれてなるのが好ましい。
さらに、本発明の鋼管継手構造においては、前記ネジが複数段でボス部に締め込まれてなるのが好ましい。
本発明の鋼管継手構造によれば、溶接を一切用いることなく鋼管の接続がなし得るという優れた効果が得られる。
また、本発明の鋼管継手構造によれば、継手部材は工場生産品とでき、また溶接を用いる必要がないので、継手の品質が安定するという優れた効果も得られる。さらに、本発明の鋼管継手構造によれば、施工現場で溶接作業が必要ないので、施工期間が短縮されてコスト低減が図られるという優れた効果も得られる。
さらに、本発明の鋼管継手構造によれば、鋼管への加工は孔空け加工および溝加工のみであるので、鋼管加工が容易になし得るという優れた効果も得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
図1に本発明の一実施形態に係る鋼管継手構造を分解図により示す。
同図に示すように、この継手構造Kは、鋼管1,2を、継手部材3を用いて長手方向に接ぐための継手構造とされる。
図2に、継手部材3の詳細を示す。同図に示すように、継手部材3は、鋼管1、2双方の接続端開口に嵌め合わされるボス部3a、3bを有する概略円筒体形状の部材とされる。ボス部3a、3bの間には、環状の仕切用突起3cが設けられるとともに、この仕切用突起3cから軸方向双方に直線的に延びるように、位置合わせ突起3dが設けられるものとされる。
位置合わせ突起3dは、鋼管1,2の接続端部にそれぞれ設けられる位置合わせ切り込み1a,2aと嵌合し、これによって鋼管1,2の位置合わせが行われる。
すなわち、鋼管1,2の接続端部には、後述するネジ装着孔11に対応する位置に操作孔12が設けられており、この操作孔12を介して後述する固定操作が行われる。したがって、前掲した位置合わせは、鋼管1,2に継手部材3を嵌め合わせた状態で、ネジ装着孔11と操作孔12の位置を一致させるために行われる。
ここで、操作孔12の径は、後述するネジ4の山部4dの外径よりも大きく、かつ部4cの径よりも小さくなるように設定される。
また、図2(a)に示すように、継手部材3のボス部3a,3bには、鋼管1,2の接続端部を固定するための管固定ネジ4が装着されるネジ装着孔11が所定個数設けられるものとされる。図示例では、各ボス部3a、3bにそれぞれ8個ずつ、合計16個のネジ装着孔11が設けられている。すなわち、周方向に90度間隔で4個並べられたものを1段として、2段ずつが各ボス部3a、3bに設けられるものとされる。
ネジ装着孔11は、継手部材3の管壁を径方向に貫通させるようにして設けられており、外径側は、ネジ4のヘッド4aを収納するためのネジヘッド収納部11aとされ、内径側は、ネジ4が螺合する雌ネジ部11bとされている。
図3に示すように、ネジ4は、ヘッド4aと雄ネジ部4bとから構成される。ヘッド4aは、雄ネジ部4bに続く鍔状の基部(固定部)4cと、基部4c表面から突設された円錐台状の山部4dとからなるハット形とされる。山部4dには、軸方向に6角孔4fが設けられるものとされる。なお、山部4dは円柱状とされてもよい。
ここで、ヘッド部4aの軸方向長さは、ネジ装着孔11のネジヘッド収納部11aの深さよりも短いものとされ、ネジ4を雌ネジ部11bに締め込んだ状態で、ヘッド部4aが継手部材3の外周面から突出しないように構成されている。
以下、継手部材3を用いて鋼管1,2を接続するときの手順を説明する。ここでは、鋼管1,2が鋼管杭であり、鋼管1が上杭、鋼管2が下杭であるものとして説明する。
(1)継手部材3の全てのネジ装着孔11に、ネジ4を山部4dが突出しないようにしてそれぞれ締め込む。
(2)下杭2の接続端開口に継手部材3の一方のボス部3bを、位置合わせ切り込み2aと位置合わせ突起3dとを合わせて嵌め合わせる。これにより、下杭2の接続端部にある各操作孔12と各ネジ装着孔11との位置が一致し、前記手順1でネジ装着孔11に締め込まれたネジ4の六角孔4fが操作孔12を通して覗ける状態となる。
(3)六角レンチ等により操作孔12を通して各ネジ4を緩めて、基部4cにより管内周面を押圧し、ネジ4の突っ張り力で下杭2と継手部材3とを固定する。
(4)上杭1の接続端開口に継手部材3の他方のボス部3aを、位置合わせ切り込み1aと位置合わせ突起3dとを合わせて、嵌め合わせる。
(5)六角レンチ等により操作孔12を通して各ネジ4を緩めて、基部4cにより管内周面を押圧し、ネジの突っ張り力で上杭1と継手部材3とを固定する。
このように、本発明の継手構造Kによれば、継手部材3の各ネジ装着孔11に予めネジ4を締め込んでおき、施工現場では、継手部材3に鋼管1,2を嵌め合わせた状態でネジ4を緩めるといった簡単な作業で各鋼管1,2を所望強度で接続することが可能となる。
したがって、天候や作業者の技量に左右されることなく鋼管1,2を接続することができ、施工の品質管理が容易となるとともに、作業の短時間化による施工期間の短縮およびコストダウンも図れる。
また、継手部材3は、鋳造や機械加工により容易に製造でき、あらかじめ鋼管1,2に機械式継手を溶接しておくといった作業も省略することができるので、さらなるコストダウンが図られる。
このように、本発明は鋼管を長手方向に接続する必要のある全ての機構に適用して、産業上利用することができる。
本発明の一実施形態に係る鋼管継手構造の構成を示す側面図である。 同構造における継手部材の詳細を示す2面図であり、同(a)は平面図を示し、同(b)は側面図を示す。 固定用ネジの詳細を示す2面図である。
符号の説明
K 鋼管継手構造
1、2 鋼管
3 継手部材
4 管固定用ネジ
11 ネジ装着孔
12 操作孔

Claims (5)

  1. 一方の鋼管の端部と他方の鋼管の端部とを接続する継手部材を備えてなる鋼管継手構造であって、
    前記継手部材は、前記一方の鋼管端部に嵌め合わされるボス部と、前記他方の鋼管端部に嵌め合わされるボス部と、前記両ボス部間に設けられた環状突起とを備え、
    前記ボス部は、軸方向に沿った位置合わせ突起と、螺進退自在に装着された鋼管端部を固定する予め締め込まれたネジとを有し、
    前記ネジは、雄ネジ部と、該雄ネジ部の後端に一体的に形成された鍔状の固定部と、該固定部の表面から突設された山部とを含み、
    前記一方および他方の鋼管端部には、前記位置合わせ突起に対応させた位置合わせ溝と、前記ネジを操作する操作孔とが設けられ、
    前記操作孔の径は、前記山部の径より大きく、かつ鍔状の固定部の径より小さくされ、
    前記ネジを緩めて前記一方および他方の鋼管端部内面を鍔状の固定部により押圧さることにより鋼管の接続がなされる
    ことを特徴とする鋼管継手構造。
  2. 前記部は、軸方向に形成された所定形状の孔を有してなることを特徴とする請求項1記載の鋼管継手構造。
  3. 前記部が円錐台状とされてなることを特徴とする請求項2記載の鋼管継手構造。
  4. 前記ネジは、その部が突出しないようにして前記ボス部に締め込まれてなることを特徴とする請求項1記載の鋼管継手構造。
  5. 前記ネジが複数段でボス部に締め込まれてなることを特徴とする請求項1記載の鋼管継手構造。
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