JP4200222B2 - 眼膜染色に用いる染色組成物 - Google Patents
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Description
本願は2004年12月6日に出願された米国仮出願番号60/633,592及び2005年1月27日に出願された米国仮出願番号60/647,504の優先権を主張する。これらの内容は参照することにより全体が本書に組み込まれる。
nは1から5のいずれか一つを表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表し、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R3、R3´及びR3´´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表し、
p、p´及びp´´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R4、及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表し、
R5は水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表す。
R1はC1−6アルコキシ基、水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、ハロゲノC1−6アルコキシ基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
nは1から5のいずれか一つを表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R3、R3´及びR3´´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
p、p´及びp´´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R4、及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R5は水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表す。
R1は水素原子、−OH、C1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
nは1から5のいずれか一つを表し、
Zは−O−、−S−、−N=、−OC(=O)−、あるいは−C(=O)O−を表す。
Raは水素原子、−OH、C1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、ハロゲノC1−6アルキル基を表し、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つをし、
R3、R3´及びR3´´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
p、p´及びp´´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表し、
R5は水素原子、C1−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表す。
R1は水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表し、
nは1から5のいずれか一つを表し、
Zは−O−を表し、
RaはC1−6アルキル基を表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表し、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
p、p´及びp´´は4を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基を表し、
R5は水素原子、C1−6アルキル基を表すことが好ましい。
Zは−O−、−S−、−N=、−OC(=O)−、あるいは−C(=O)O−を表し、
Raは水素原子、−OH、C1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表す。
Zは−O−を表し、
RaはC1−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基を表すことが好ましい。
Zは−O−を表し、
RaはC1−3アルキル基を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−3アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれC1−3アルキル基を表すことが好ましい。
nは1から5のいずれか一つを表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表し、
m及びmは、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R3、R3´及びR3´´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表し、
p、p´及びp´´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R4、及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表し、
R5は水素原子、−OH、C1−10アルキル基、C2−10アルケニル基、C2−10アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−10アルキル基、C1−10アルコキシ基、ヒドロキシC2−10アルキル基、あるいはハロゲノC1−10アルキル基を表す。
R1はC1−6アルコキシ基、水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、ハロゲノC1−6アルコキシ基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
nは1から5のいずれか一つを表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基をし、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R3、R3´及びR3´´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
p、p´及びp´´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R4、及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R5は水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、1つあるいは2つのアリール基で置換されたC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表す。
R1は水素原子、−OH、C1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
nは1から5のいずれか一つを表し、
Zは−O−、−S−、−N=、−OC(=O)−、あるいは−C(=O)O−を表す。
Raは水素原子、−OH、C1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
R3、R3´及びR3´´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、−OH、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
p、p´及びp´´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表す。
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表し、
R5は水素原子、C1−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表す。
R1は水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表し、
nは1から5のいずれか一つを表し、
Zは−O−を表し、
RaはC1−6アルキル基を表し、
R2及びR2´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表し、
m及びm´は、同一または異なり、それぞれ1から4のいずれか一つを表し、
p、p´及びp´´は4を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基を表し、
R5は水素原子、C1−6アルキル基を表すことが好ましい。
Zは−O−、−S−、−N=、−OC(=O)−、あるいは−C(=O)O−を表し、
Raは水素原子、−OH、C1−6アルキル基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ヒドロキシC2−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれ水素原子、あるいはC1−6アルキル基を表す。
Zは−O−を表し、
RaはC1−6アルキル基を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基、あるいはハロゲノC1−6アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれC1−6アルキル基を表すことが好ましい。
Zは−O−を表し、
RaはC1−3アルキル基を表し、
Rb及びRcは、同一または異なり、それぞれC1−3アルキル基を表し、
R4及びR4´は、同一または異なり、それぞれC1−3アルキル基を表すことが好ましい。
目的を達成する染色組成物を提供するため、現在生物に使用されていない色素も含め、すべての色素を使用し、候補色素を選別した。選別された色素はエバンスブルー、アシッドブルー9、ファストグリーン、ブリリアントブルーFCF、インディゴカーミン、メチルブルー、メチレンブルー、ブリリアントブルーG(BBG)である。加えて、スクリーニングの条件として、安全性及び染色親和性に特に注目した。
すべての手順は眼科と視覚に関する研究会議(ARVO)の眼科と視覚研究における動物の使用に関する声明に準拠し、日本、福岡、九州大学の動物保護ガイドラインに従った。
BBGは、アシッドブルー90あるいはクーマシーブリリアントブルーGとしても知られている。我々の以前の報告を除いては、BBGの眼科利用に対する毒性を検証する報告は存在しない。表1は異なる濃度におけるBBG溶液の浸透性及びpHを示す。BBG溶液の浸透性及びpHは眼内灌流液と同様であることが判明した。
ブラウンノルウェイラット(標本数=78オス、8週齢、九動株式会社、福岡県、日本)を投与量75mg/kg体重の塩酸ケタミン腹腔内投与によって麻酔した。各個体(各投与量群につき合計標本数=6)から1つの眼球に対し、先述の通り0.05mlの純粋SF6ガスを用いて硝子体切除を行った。ガス投与に続き、0.05mlのBBG溶液を外科手術中拡大するために顕微鏡を用いて硝子体を切除した各眼球の硝子体腔に投与した。BBG溶液(ブリリアントブルーG、クーマシー(登録商標)、ブリリアントブルーG250;Signa−Aldrich,セントルイス、アメリカ合衆国)は眼内灌流液(OPEGUARD(登録商標)−MA、千寿製薬株式会社、大阪府、日本)中に希釈し、0.01、0.1、1.0、及び10mg/mlの濃度で調整し、0.22μmシリンジフィルターで滅菌した。平均の浸透性は浸透圧計(OSMO STATION、アークレイ株式会社、京都府、日本)を用いて測定し各溶液のpHは調整したすべての濃度について測定した(表1)。ラットに対し安全でさらによく染色されるBBGの投与量を提供するため、最終濃度は人間の硝子体切除手術に用いられるICG溶液(2.5−5.0mg/ml)に従って決定した。擬似手術を施した24個の眼球(SF6投与後0.05ml眼内灌流液を投与)をコントロ−ルとして用いた。
眼球を摘出し、10%パラホルムアルデヒド中で固定する操作を手術後14日目(標本数30;投与群及びコントロ−ル群について6)及び2ヶ月目において(標本数:30;投与群及びコントロ−ル群について6)行った。眼球全体を大体垂直子午線に沿って切断した。パラフィンに包埋した切片はヘマトキシン−エオジン(HE)にて染色し、各切片を、光学顕微鏡を用いて観察した。
眼球を手術後14日目及び2ヶ月目に摘出し、リン酸緩衝食塩水中1%グルタルアルデヒド及び1%パラホルムアルデヒドにて固定した。試料はベロナ−ル酢酸緩衝溶液四酸化オスミウム(2%)にて後固定後、エタノール及び水で脱水処理し、エポン包埋した。超薄切片をブロックから切り出し、銅格子上に乗せた。試料をJEM 100CX電子顕微鏡(JEOL、Tokyo)にて観察した。
アポトーシスによる細胞死を、先述のとおりTdT−dUTPタ−ミナルニックエンド標識(TUNEL)法を用いて検出した。4%パラホルムアルデヒドにて固定し、パラフィン中に包埋した試料からクライオスタットを用いて4μmの切片を作製した。TUNEL染色はApopTag(登録商標)蛍光ダイレクト in situ アポトーシス検出キット(Intergen Company,ニューヨーク、アメリカ合衆国)を用いて製造業者のプロトコルに従って行った。切片をヨウ化プロピジウム(Molecular Probes, ユージーン、オレゴン州、アメリカ合衆国)と共染色し、蛍光顕微鏡(オリンパス株式会社、東京都)による細胞核の観察ができるようにした。各眼球より無作為に10枚の切片を選択し、顕微鏡観察した。
ガス投与に続き、0.05mlのBBG溶液(1mg/ml及び10mg/ml)あるいは眼内灌流液を硝子体腔に投与した。各投与群及び6つのコントロールには6匹のラットを用いた。測定を行う前にすべてのラットについて、白内障が存在しないことを確認した。14日後の時点、及び2ヵ月後の時点において、ラットを一晩赤色の弱い照明のみの暗室下に置き、ケタミン(1mg/ml)、キシラジン(0.4mg/ml)、及び(40mg/ml)を含有する生理食塩水を体重1gにつき15μl腹膜内投与して麻酔した。その後網膜写真(ERG)を先述のとおり行った。瞳孔を2.5%フェニルエフリンHCl及び1%トロピカミド滴下によって拡張し、ERG記録の前に最大に拡張させた。角膜は1%塩酸プロパラカイン滴下によって麻酔し、実験期間中ラットを加温パッド上に置いた。1%メチルセルロースでコートされたワイヤー電極を角膜上に配置し、ERGを記録した。同様のワイヤー電極を比較電極として口の中に配置し、一方で尾部に挿入した電極針を接地した。応答は差動的に増幅され(0.8から1,200Hz)、平均化され、コンピュ−タ−によって記録された。ホワイト(キセノン)ストロボフラッシュを、Granzfeld刺激装置(VPA−10;Cadwell,Kennewick,ワシントン、アメリカ合衆国)から無彩色の順応領域に向かって照射した。初めに両方の強度における応答の安定性を確認する目的で暗順応した(桿体細胞を介して)ERGを記録した。各ラットを、安定したレベルの応答を達成するのに充分な期間である20分間、暗い背景輝度に順応させた。その後、暗順応したa(桿体細胞を介して)及び暗順応したb(両極細胞及びミュ−ラ−細胞を介して)のERGをフラッシュ輝度1.30log cd sec/m2にて反応させた。刺激間隔を1分間として5回連続したストロボフラッシュに対する応答を平均化し暗順応反応を測定した。その後ラットを白色光の明順応条件下(1.50log cd/m2)に少なくとも25分間置き、明順応したb(錐体細胞を介した)ERGをフラッシュ輝度1.30log cd sec/m2(ラットにおける桿体細胞の脱感作条件)の条件で反応させた。2Hzで50回連続したフラッシュに対する応答を平均化した。ERGの大きさはスチュ−デントのt検定によって評価し、p値0.05未満のものを統計的に有意とした。
ILMの除去はラット眼球においては不可能であるため、発明者らはBBGによるILM染色を霊長類の眼球で検討した。2匹の3歳のカニクイザルの眼球2つを本研究で使用した。カニクイザルを追い込みケ−ジに拘束し、太腿における塩酸ケタミン(三共エール薬品株式会社、日本)筋肉注射にて全身麻酔した。続いてサルを手術室に搬送した。外科手術は3カ所の標準的経毛様体扁平部硝子体切除手術から構成され,これに伴い硝子体を可視化するため、トリアムシノロンアセトニド投与を行い、硝子体カッターでの吸引による後部硝子体剥離の誘導を行った。
インドシアニングリーン(ICG)及びトリパンブルー(TB)染色法は様々な硝子体−網膜疾患におけるILM除去を大いに容易なものにした。しかしながら、多数の報告が最近ICG及びTBの実験的及び臨床的使用における網膜障害性を伝えている。
黄斑円孔(MH)及び網膜上膜(ERMS)を患う16人の被験者の16個の眼球が2004年8月から9月の間に九州大学病院(福岡県、日本)の外来部門から採用された。緑内障、ブドウ膜炎、及び角膜異常等眼球の疾患を伴う患者は除外された。患者の特性を表1に示す。本研究は適切な倫理委員会機構の承認及び1989年のヘルシンキ宣言において設けられた倫理基準に従って実施された。本治療により生じうる利益及び危険性は外科手術の前に患者に説明され、すべての患者から同意書を得た。外科手術はトリアムシノロンアセトアニド投与を行い、硝子体カッターでの吸引による後部硝子体剥離の導入を伴う3カ所の経毛様体扁平部硝子体切除手術から構成された。20ミリグラムのBBG(ブリリアントブルーG 250;Sigma−Aldrich,セントルイス、アメリカ合衆国)を10mlの眼内灌流液(OPEGUARD(登録商標)−MA、千寿製薬株式会社、大阪府、日本)に溶解し、シリンジフィルター(Minisart(登録商標)ザルトリウス AG, ゲッティンゲン、ドイツ)を用いて滅菌した。BBGの最終濃度は0.25mg/mlである。調整された0.5mlBBG溶液(289mOsm、pH=7.44)を硝子体腔に穏やかに注入し、速やかに平衡塩類溶液(BBS plus(登録商標),参天製薬株式会社、大阪府、日本)で洗い流した。ILMは淡青色に染色された。ILMの除去はILM鉗子(D.O.R.C.;Dutch Ophthalmic Research Center International b.v.、オランダ)を用いて行った。しかしながら、ERMSの染色はこの濃度においては確認できなかった。
本発明者らは臨床利用例の詳細な調査を続け、後述の結果を得た。
4.1. BBGの莢膜染色能
BBGの莢膜染色能はブタ眼球で勾配をつけた色素を用いて評価した。
生後8ヶ月のブラウンノルウェイラット(九動株式会社、福岡県、日本)が以下の通り研究された。ラットはペントバルビタ−ルの腹腔内投与による麻酔及びトピカル1%トロピカミド、2.5%塩酸フェニレフリンによる瞳孔の拡張を受けた。シリンジに装着した30−ゲ−ジ針を用い透明角膜を通して眼前房に侵入した。その後BBG(10、1、0.5、0.25、0.1及び0.01mg/ml)、ICG(5mg/ml)、トリパンブルー(1mg/ml)、及びコントロ−ルOPEGUARD.溶液(各色素につき標本数=6、合計54個の眼球)のそれぞれの色素について前眼房への投与を一回実施した。各溶液の平均浸透性及びpHは表1に示す。
眼球を4%パラホルムアルデヒドにて固定し半分に切断し、パラフィンに包埋、キシレンで脱パラフィン後、エタノールで脱水し、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で洗浄した。4μm厚の切片をヘマトキシリン及びエオジン染色し、光学顕微鏡で観察した。
4.4.TdT−dUTP終末ニック−エンド標識法(TUNEL)
眼球を摘出し前部をPBS中1%グルタルアルデヒド及び1%パラホルムアルデヒド中で後固定した。試料をベロナ−ル酢酸緩衝液四酸化オスミウム(2%)中で固定し、エタノール及び水で脱水処理し、エポン包埋した。超薄切片をブロックより切り出し銅格子上に乗せた。試料はJEM 100CX電子顕微鏡(JEOL、Tokyo)を用いて観察した。
眼球を摘出し前部をPBS中1%グルタルアルデヒド及び1%パラホルムアルデヒド中で固定した。試料をベロナ−ル酢酸緩衝液四酸化オスミウム(2%)中で固定し、エタノール及び水で脱水処理した。試料をt−ブチルアルコ−ル中で飽和し、臨界点乾燥法(Eiko、Tokyo)を行った。試料をその後スタブ上に粘着性炭素タブによって載せ、アルゴンプラズマ塗付装置(Eiko)を用いて厚さ20nmのAuでスパッタした。次に、角膜内皮表面をJEM 840走査型電子顕微鏡(JEOL)にて観察した。
先述の通り、発明者らは低濃度かつ最小限の毒性で前嚢を染色できる新規色素、ブリリアントブルーG(BBG)を含む臨床前研究の結果を報告した。本例はヒト眼球嚢染色におけるBBGの効果を示す。
Claims (12)
- 眼膜除去を行う際の眼膜染色のための染色組成物であって、前記染色組成物はブリリアントブルーG(BBG)、薬理学的に許容されるその塩又はその水和物を主要成分として含有する、染色組成物。
- 前記眼膜が、内境界膜(ILM)である、請求項1に記載の染色組成物。
- 前記眼膜が、前嚢である、請求項1に記載の染色組成物。
- 前記染色組成物が、前記BBG、薬理学的に許容されるその塩又はその水和物を0.1mg/mlから1.0mg/mlの範囲の濃度で含有する、請求項1に記載の染色組成物。
- 前記染色組成物が、前記BBG、薬理学的に許容されるその塩又はその水和物を0.1mg/mlから0.25mg/mlの範囲の濃度で含有する、請求項1に記載の染色組成物。
- 前記染色組成物が、298mOsmの浸透圧を有する、請求項1に記載の染色組成物。
- ブリリアントブルーG、薬理学的に許容されるその塩又はその水和物を用いた眼疾患の治療用染色組成物の製造方法。
- 前記眼疾患の治療用染色組成物は、内境界膜(ILM)の染色及び除去を含む眼疾患の治療用染色組成物である、請求項7に記載の製造方法。
- 前記眼疾患の治療用染色組成物は、治療が前嚢の染色及び除去を含む眼疾患の治療用染色組成物である、請求項7に記載の製造方法。
- 前記治療中の前記染色組成物が、0.1mg/mlから1.0mg/mlの範囲の前記BBG濃度を有する、請求項7に記載の製造方法。
- 前記治療中の前記染色組成物が、0.1mg/mlから0.25mg/mlの範囲の前記BBG濃度を有する、請求項7に記載の製造方法。
- 前記治療中の前記染色組成物が、298mOsmの浸透圧を有する、請求項7に記載の製造方法。
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