JP4199974B2 - 分離搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は分離搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上流側からランダムに搬送されてくる被包装物を包装する包装システムの場合、ランダムに搬送されてきた被包装物を受け取るとともに被包装物の搬送ピッチを等間隔にする分離搬送装置と、その分離搬送装置の下流側に配置された被包装物供給コンベアと、その被包装物供給コンベアの下流側に配置された包装装置本体とを備えている。被包装物供給コンベアは、分離搬送装置から一定間隔で搬出される被包装物を受け取り、搬送しながら包装装置本体に対してタイミングを合わせて被包装物を供給するものである。
【0003】
本発明が対象とする分離搬送装置は、通常、上流側に配置された搬送コンベアと、下流側に配置された1つの増減速コンベアを備えて構成される。そして、増減速コンベアは、増減速コンベアから搬出される被包装物の間隔が一定になるように速度が制御される。なお、上記した従来技術は、一般の各種装置に従来から実装(公然実施)されている技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の装置では、以下に示す問題があった。すなわち、増減速コンベアの速度調整は、被包装物の前後の間隔が長くなるほど増速し、逆に被包装物の前後の間隔が短くなるほど減速する。しかし、増減速コンベアの速度をある一定以上に設定した場合には、被包装物が安定した姿勢で搬送できず、崩れたり、増減速コンベアに対して相対的に後退移動するおそれがある。そうすると、仮に、理論上では増減速コンベアから搬出される際には、前後の間隔が等間隔になっているはずが、後退移動した結果、実際には等間隔にならなくなり、後段の包装装置本体において被包装物の噛み込みを生じるおそれがある。
【0005】
また、増減速コンベアの長さを長くすると、増速する量をあまり大きくしなくても、増減速コンベアで調整可能な距離が長くできる。しかし、増減速コンベアの上に同時に異なる包装体に収納する複数の被包装物を乗せることはできないので、包装装置本体におけるフィンガーピッチ(被包装物の搬送ピッチ)に比べて増減速コンベアの距離を極端に長くすると、定常状態における増減速コンベアの速度を包装装置本体上での被包装物の搬送速度に比べて十分に早くする必要があり、スムーズに包装装置本体側に移し変えることができず、好ましくない。
【0006】
その結果、調整可能な前後の間隔のずれ量を、ある程度大きくすることはできず、包装装置本体側で空袋の発生を頻繁に生じたり、包装装置本体側を一時停止させるなどの処理が生じ、生産効率が悪くなる。
【0007】
一方、本発明と同様にランダムに搬送されてくる被包装物の間隔を揃えて搬出する装置として、特許文献1に示されたものもある。この特許文献1に記載の発明は、直列に配置した複数のコンベアを用いる点では本発明と類似する構成をとっているが、センサを用いることなく行うものであり、基本的な技術思想が相違するものである。さらに、被包装物の搬送ピッチも必ず2つのコンベア分の間隔が空いてしまい、搬送間隔も長く、分離搬送装置が大型化してしまうと言う問題がある。さらにまた、搬出される際の搬送間隔は、次段の包装装置本体における搬送ピッチに影響を与えるため、あまり長いと最終的な包装体の生産効率が悪くなる。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−289842号公報
【0009】
本発明は、上記した背景に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上記した問題を解決し、調整可能な前後のずれ間隔を長くすることができ、生産効率の良好な分離搬送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明では、上流側からランダムに搬送されてくる被包装物の間隔を揃え、下流側の包装装置本体に対して前記被包装物を所定間隔毎に搬出する分離搬送装置であって、ランダムに搬送されてくる前記被包装物を受け取って搬送する搬送コンベア装置と、その搬送コンベア装置の下流側に配置され、前記被包装物を所定間隔毎に搬出する位置合わせコンベア装置とを備える。そして、前記位置合わせコンベア装置が、直列に配置された複数の補正コンベアを有するようにし、さらに、前記各補正コンベア上に来た前記被包装物をそれぞれ検知する位置決めセンサと、前記位置決めセンサからの検知信号に基づいて前記各補正コンベアの速度を制御する制御装置とを設ける。そして、前記補正コンベアのコンベア長は、複数の被包装物が同時に1つの補正コンベア上に乗らない長さに設定され、前記制御装置の前記補正コンベアに対する制御は、”前記投入目標位置に対するずれ量が前記被包装装置本体における搬送ピッチ以下の場合、前記投入目標位置に対するずれ量が基準以内の場合には基準速度に対してずれ量に応じて増速した速度で搬送し、ずれ量が基準を超えた場合には前記基準速度に対してずれ量に応じて減速した速度で搬送し、前記投入目標位置に対するずれ量が前記被包装装置本体における搬送ピッチよりも長い場合、前記搬送ピッチに対する端数が前記基準以内か否かを判断し、基準以内の場合には基準速度に対してずれ量の端数に応じて増速した速度で搬送し、基準を超えた場合には前記基準速度に対してずれ量の端数に応じて減速した速度で搬送する位置合わせ制御”と、”前記ずれ量が、前記被包装装置本体における搬送ピッチより長い設定された範囲内の場合に、前記補正コンベアを基準速度に対して増速した補正速度で運転することにより、前方の被包装物との間隔が前記搬送ピッチ以内になるようにする空き防止制御”と、を有し、前記複数の補正コンベアのうち、最下流に位置する補正コンベアは前記位置合わせ制御を行い、前記複数の補正コンベアのうち、最下流を除く残りの補正コンベアは、前記ずれ量が、前記被包装装置本体における搬送ピッチより長い設定された範囲内の場合には前記空き防止制御を行い、それ以外の場合は前記位置合わせ制御を行うように構成した
【0011】
補正コンベアを複数設けたことにより、位置合わせコンベア装置上に存在する複数の被包装物に対して、個々の補正コンベアがそれぞれ適宜の補正速度で搬送する。これにより、単に1つのコンベア長の長いコンベアからなる位置合わせコンベア装置と異なり、より細かい制御を行うことができ、被包装物を所定間隔毎に揃えて次段の包装装置本体に対して搬出することができる。
【0012】
また、ずれ量或いはずれ量の端数が基準以内か否かで基準速度に対してずれ量(或いはその端数)に応じて増速/減速した速度で搬送する位置合わせ制御を行うようにしたので、ずれ量が大きい場合に減速することにより、増速する場合に比し基準速度との速度差を小さくすることができる。ここで端数とは、実施の形態で言う小数点以下の数値のことである。つまり、例えば3.5倍の場合には、0.5となり、搬送ピッチの1/2となる。
【0013】
さらに、前記基準は、例えば、前記被包装装置本体における搬送ピッチの1/2とすることができる。搬送ピッチは、実施の形態では、フィンガーピッチに対応する。
【0014】
さらにまた、前記ずれ量が、前記被包装装置本体における搬送ピッチよりも長い場合に、前記搬送ピッチに対する端数が、前記基準以内か否かにより、基準速度に対して増速するか減速するかを決定するようにすることができる。ここで端数とは、実施の形態で言う小数点以下の数値のことである。つまり、例えば3.5倍の場合には、0.5となり、搬送ピッチの1/2となる。
【0015】
また、前記ずれ量が基準以内の場合に、前記基準速度に対して増速した速度で搬送すると前回の被包装物と同一の目標位置に投入する場合、前記基準速度に対して減速した速度で搬送するようにするとよい。
【0016】
さらにまた、前記ずれ量が、前記被包装装置本体における搬送ピッチより長い所定範囲内の場合に、前記補正コンベアを基準速度に対して増速した補正速度で運転することにより、前方の被包装物との間隔が前記搬送ピッチ以内になるようにする空き防止制御を行う機能を備えると良い。そして、空き防止制御と位置決め制御の機能を備えた場合に、空き防止制御を行う際には前記位置合わせ制御を行わないようにするとよい。
【0017】
また、前記搬送コンベア装置の搬出側に、その搬送コンベア上の被包装物を検知するピッチ検知センサを設け、前記制御装置は、前回検出した被包装物との間隔が予め設定した理想間隔より長いと増速し、短いと減速するように制御する機能を備えると良い。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の好適な一実施の形態を示している。図1に示すように、分離搬送装置10は、上流側に設置された搬送コンベア装置11と、下流側に配置された位置合わせコンベア装置12を備えている。そして、この位置合わせコンベア装置12の下流側に、包装装置本体の被包装物供給コンベア13が配置されている。この被包装物供給コンベア13は、等間隔にフィンガー13aを備えたフィンガーコンベアであり、本実施の形態の分離搬送装置10では、位置合わせコンベア装置12から搬出される被包装物15が、係る前後のフィンガー13a間に移し替えられるように制御する。
【0019】
ここで本発明では、位置合わせコンベア装置12が、複数の補正コンベアから構成されている。この補正コンベアの数は任意であるが、本実施の形態では、6個設けている。つまり、第1補正コンベア12a,第2補正コンベア12b,第3補正コンベア12c,第4補正コンベア12d,第5補正コンベア12e,第6補正コンベア12fを直列に配置して構成する。そして、これら第1から第6補正コンベア12a〜12fは、それぞれ第1〜第6サーボモータ14a〜14fの出力が連携されている。これにより、第1〜第6サーボモータ14a〜14fの回転速度を増減することにより、第1〜第6補正コンベア12a〜12fの回転速度(搬送速度)を増減速することができる。もちろん、第1〜第6サーボモータ14a〜14fは、それぞれ独立して制御できるため、第1〜第6補正コンベア12a〜12fの回転速度(搬送速度)も、独立して変更することができる。
【0020】
また、これら6個の補正コンベア12a〜12fのコンベア長は、同時に複数の被包装物15が乗らないような長さにしている。ここで、被包装物15の単位であるが、後段の包装装置本体で包装処理されて包装体が製造された場合に、その1つの包装体に収納されるものである。よって、物理的に複数個の物品があっても、1つの包装体に収納されるものであれば、1個の被包装物となる。換言すると、被包装物供給コンベア13の前後のフィンガー13a間に供給される物品が、1つの単位となる。
【0021】
さらに、本実施の形態では、各補正コンベア12a〜12fのコンベア長を、位置合わせコンベア装置12上を搬送される被包装物15の理想間隔に一致させている。ここで理想間隔とは、各補正コンベア12a〜12fを基準速度で等速回転させている場合に、位置合わせコンベア装置12から搬出される被包装物15の間隔が、次段の被包装物供給コンベア13のフィンガーピッチに一致する関係にあるものである。
【0022】
従って、各補正コンベア12a〜12fの上に、被包装物15が等間隔で1つずつ乗るように調整した状態で、それら各補正コンベア12a〜12fを基準速度で運転すると、先頭の被包装物15が、被包装物供給コンベア13の前後のフィンガー間に移し替えられるように設定しておくと、以後の被包装物15も順次フィンガー間に移し替えられるようになる。
【0023】
よって、各補正コンベア12a〜12fは、被包装物15が理想間隔で搬送されている場合には、基準速度で運転し、理想間隔よりも短い間隔の場合には、基準速度よりも減速運転し、理想間隔よりも長い間隔の場合には、基準速度よりも増速運転するように制御することにより、被包装物15を所定間隔毎に搬出するようになる。なお、増減速する率は、目標位置に対するずれ量に応じて調整する。
【0024】
そして、係る増減速の制御は、各補正コンベア12a〜12fに対応して設けた第1〜第6位置決めセンサ17a〜17fと、その第1〜第6位置決めセンサ17a〜17fのセンサ出力に基づいて被包装物15の目標位置からのずれを認識し、そのずれ量に応じて第1〜第6サーボモータ14a〜14fに対して制御命令を発する制御装置18により行う。そして、第1〜第6位置決めセンサ17a〜17fは、それぞれ対応する第1〜第6補正コンベア12a〜12fの中央位置に配置する。これにより、第1〜第6位置決めセンサ17a〜17fは、上記した理想間隔に配置される。
【0025】
さらに本実施の形態では、搬送コンベア装置11の搬出側にピッチ検知センサ16を設け、このピッチ検知センサ16の出力も制御装置18に与えている。そして、制御装置18は、このピッチ検知センサ16の出力に基づいて、搬送コンベア装置11の回転速度、つまり、搬送コンベア装置11の駆動モータであるサーボモータ19の回転速度を制御するようになっている。そして、ピッチ検知センサ16と第1位置決めセンサ12aの間隔も、隣接する位置決めセンサの間隔と同様に、理想間隔に設定している。
【0026】
次に、制御装置18が実行する制御アルゴリズムについて説明する。まず、前提として、定常状態(基本状態)では、搬送コンベア装置11並びに第1〜第6補正コンベア12a〜12fは、基準速度(=包装能力×コンベア長(例えば75mm))で稼動する。ここで、「包装能力」とは、単位時間(例えば1分)当りの生産個数である。この場合において、ピッチ検知センサ16の出力に基づく搬送コンベア装置11(サーボモータ19)に対する制御は、以下のようになっている。
【0027】
すなわち、搬送コンベア装置11は、前工程よりランダムに流れてくる製品(被包装物)を受け取り、その受け取った被包装物を基準速度で搬送する。ピッチ検知センサ16は、被包装物15を検出すると検出信号が出力される。従って、制御装置18は、搬送コンベア装置11の回転速度が分かっているので、前回受信した検出信号から今回受信した検出信号までにかかった時間から、前後の被包装物15の間隔を算出する。そして、その算出した間隔が理想間隔(75mm)であるか否かを判断し、理想間隔であるとサーボモータ19の回転速度を変えることなく基準速度で駆動させ続ける。
【0028】
一方、算出した前の被包装物15との間隔を検出して理想間隔に対するずれ、つまり、長いか短いかに基づいて補正速度を算出する。つまり、間隔が長い場合には増速運転をし、間隔が短い場合には減速運転をする。このとき、増速運転と減速運転における運転速度は、実際の間隔と理想間隔のずれに応じて決定するのではなく、被包装物15の製品長に基づいて一義的に決定される値とする。このように、理想間隔か否かを判断すれば良く、実際のずれ量までは判断する必要がないので、理想間隔よりも離れている場合には、被包装物15を検出する前に判断できる。つまり、前回被包装物を検知してから、所定時間経過しても次の被包装物の検知ができない場合には、理想間隔よりも離れていると判断することができる。
【0029】
そして、具体的な補正速度は、
算出速度=基準速度×製品長/コンベア長
コンベア長:理想間隔=補正コンベアの長さ(75mm)
により算出速度を求め、さらに、
補正速度=算出速度×1.3
により求めた補正速度を実際の増速運転,減速運転の際の搬送コンベア装置11の速度とし、係る補正速度になるようにサーボモータ19に対して制御信号を送る。このように、補正速度にするのは、被包装物がくっついた状態や、逆に間隔が空いた状態が連続した時に、算出速度で運転していては補正が間に合わない場合があるためである。なお、1.3倍という補正値は、実験結果により求めた。そして、製品長,コンベア長に対する算出速度並びに補正速度の関係は、図2に示すようになる。
【0030】
そして、この時、補正速度で運転する区間は、理想間隔よりも短い場合には、補正開始から包装装置本体が1回転するまで、つまり、1つの包装体を製造するまでである。なお、包装装置本体が1回転する前に次の被包装物15を検知した時は、その都度、補正速度を変更する。そのため、係る場合の補正期間は、1つの包装体を製造する期間とほぼ一致する。
【0031】
一方、理想間隔よりも離れている場合には、次にピッチ検知センサ16にて被包装物15を検知するまで増速速度(=基準速度×コンベア長/製品長)で運転する。
【0032】
上記した補正アルゴリズムを実行することにより、例えば図3に示すように制御される。すなわち、図3(a)のように、先頭の被包装物▲1▼と2番目の被包装物▲2▼の間隔t1が理想間隔(コンベア長)Tの場合には、搬送コンベア装置11は基準速度で運転させる。
【0033】
また、図3(b)に示すように、2番目の被包装物▲2▼と3番目の被包装物▲3▼の間隔t2が理想間隔よりも離れている場合には、上記した演算式により求められる基準速度よりも早い所定の補正速度で増速運転する。つまり、図3(a)に示す状態から被包装物▲2▼が理想間隔分だけ搬送された図3(b)の状態で、本来であれば被包装物▲3▼がピッチ検知センサ16で検出される必要があるが、検知信号が出力されないため、制御装置18では被包装物▲3▼の標準間隔よりも離れていると判断し、この図3(b)の時から増速運転による補正を開始する。この補正は、図3(c)に示すように、被包装物▲3▼が検知されるまで行う。そして、被包装物▲3▼が検知されたならば、基準速度に戻すように制御する。
【0034】
一方、図3(c)に示す被包装物▲3▼が検知されると、制御装置18は、4番目の被包装物▲4▼との間隔t3の認識をしようとする。図から明らかなように、被包装物▲3▼と被包装物▲4▼の間隔t3は、理想間隔よりも短いため、図3(d)に示すように、ピッチ検知センサ16は、被包装物▲3▼が理想間隔だけ搬送される前に被包装物▲4▼を検知する。これにより、制御装置18は、間隔が狭いことを認識し、基準速度より遅い補正速度で減速運転する補正処理を行う。
【0035】
これにより、前工程から搬送コンベア装置11に供給される際の被包装物の前後の間隔にばらつきが少ないと、図3(e)に示したように、上記した搬送コンベア装置11による補正制御によって、被包装物の間隔が、ほぼ理想間隔に揃う。しかし、実際にはばらつきが大きいため、理想間隔通りにならないことが多い。そこで、第1〜第6補正コンベア12a〜12fが、適宜増減速することにより、被包装物を等間隔(理想間隔)にすることができる。
【0036】
具体的には、以下のような制御アルゴリズムを実行する。本実施の形態では、第6補正コンベア12fから搬出される被包装物15が、次段の被包装物供給コンベア13のフィンガー13a間の所望位置(例えば前後方向の中間位置)に被包装物15を供給するように制御する位置合わせ制御と、前後の被包装物15の間隔が開きすぎて被包装物15が供給されないフィンガー間(空き)が発生するのを抑制するように制御する空き防止制御を行う。
【0037】
まず、位置合わせ制御は、第1〜第6補正コンベア12a〜12fが、それぞれ対応する第1〜第6位置決めセンサ17a〜17fからの検知信号に基づいて相互に独立に制御されるもので、具体的には、制御装置18が、図4に示すフローチャートを実行する。
【0038】
すなわち、まず、第1〜第6補正コンベア12a〜12fを基準速度で稼動させる。そして、第1〜第6位置決めセンサ17a〜17fからの検知信号の受信を待つ(ST11)。
【0039】
検知信号を受けると、被包装物供給コンベア13のフィンガー位置を取得する(ST12)。このフィンガー位置の取得は、被包装物供給コンベア13のフィンガー13aを検出するセンサを別途設け、そのセンサ出力に基づいてフィンガー位置を直接的に取得するとようにしても良いし、図示省略する被包装物供給コンベア13の駆動モータに取り付けたエンコーダなどの出力を受けることにより、間接的にフィンガー13aの位置を算出して求めるようにしても良い。
【0040】
そして、位置合わせ制御対象か否かを判断する(ST13)。すなわち、先頭の被包装物に対しては、後述する空き防止制御を行わないため、必ず位置合わせ制御を行う。なお、この先頭か否かの判断は、制御装置18のメモリに格納された先頭フラグを見ることにより行える。つまり、先頭フラグが1であれば、先頭の被包装物15であると判断でき、先頭フラグが0であれば、2番目以降の被包装物と判断できる。
【0041】
この先頭フラグは、各位置決めセンサ17a〜17f毎に設定されており、運転開始時等の初期設定の際に、1がセットされる。そして、本実施の形態では、後述する空き防止制御と共通に利用しており、フラグの更新は空き防止制御側のアルゴリズムで実行するようにしている。もちろん、位置合わせ制御側で先頭フラグの管理を行っても良いし、それぞれの制御で別々に先頭フラグを設定するようにしても良い。
【0042】
そして、検出した被包装物15が、2番目以降の場合には、空き防止制御と、位置合わせ制御の何れかを行うため、空き防止制御対象になっていないことを確認する。つまり、前回の目標位置(1つ前の被包装物15を投入するフィンガー間の正規の投入位置(実際に投入した位置とは関係無い))に対するずれが、フィンガーピッチの1.5倍から3倍の範囲内の場合に、ずれ量に応じて増速運転をする空き防止制御を行うため、当該ずれ量がフィンガーピッチの1.5倍未満か、或いは3倍以上になっているか否かを判断する。換言すると、今回検出した被包装物15の被包装物供給コンベア13における供給位置は、前回の投入した被包装物15のフィンガー間の1つ後ろのフィンガー間となるので、係る1つ後ろのフィンガー間の所定位置を今回の被包装物15の投入目標位置とした場合には、係る目標位置に対してフィンガーピッチの半分から2倍までずれているとすることもできる。
【0043】
なお、係るずれであるが、各補正コンベアが基準速度で稼動した場合に被包装物が投入される位置と、係る目標位置(例えば、目標とするフィンガー間における前後のフィンガーの前後方向の中央位置)との差である。そして、その位置関係は、上記した搬送コンベア装置11における制御と同様に、基準速度とコンベア長が既知であるので、基準速度で被包装物15を搬送した場合に、何秒後に被包装物15が被包装物供給コンベア13に投入されるかを簡単に求めることができるとともに、被包装物供給コンベア13の運転速度と、現在のフィンガー位置から、上記被包装物15が投入されるときの各フィンガー位置も演算により求めることができるので、それらからずれを簡単に求めることができる。
【0044】
そして、位置合わせ制御対象にない場合には、ステップ18に飛び、運転停止するか否かを判断し、終わりでない場合には、ステップ11に戻り次の被包装物について位置決めセンサから検知信号が出力されるのを待つ。この終わりか否かの判断は、例えば停止ボタンが押されたか,目標とする個数を搬送したか,終了時刻になったかなどの予め定めた終了条件を具備するか否かにより判断する。
【0045】
一方、位置合わせ制御対象の場合には、ステップ14に飛び、実際の位置合わせ制御を行う。なお、後述するように、第6補正コンベア12fでは、空き防止制御を行わないため、このステップ13の判断は必ずYesとなる。従って、第6位置決めセンサ17fの検知出力に基づく位置合わせ制御アルゴリズムは、ステップ13は特に設けなくても良い。
【0046】
次に、目標位置(製品投入位置)に対するフィンガーピッチとのずれが半分未満か否かを判断する(ST14)。つまり、基準速度のまま搬送した場合に、前後のフィンガー間の所定位置(例えば、前後方向の中央位置)に供給できる理想的な位置からのずれ量を求め、前後のフィンガー13a間の距離であるフィンガーピッチの半分以内か否かを判断する。なお、2番目以降の被包装物の場合には、1つ前の被包装物との間隔が離れ、前回の被包装物の正規の投入位置からフィンガーピッチの3倍以上離れることもある。この場合には、ずれ量の小数点以下に着目し、フィンガーピッチの半分以下か否かを判断する。
【0047】
つまり、3倍以上3.5未満であれは以下であれば半分以内,3.5以上4.0未満では半分以上,4.0以上4.5未満では半分以内,…というように判断される。
【0048】
そして、半分よりもずれている場合には、ステップ17に飛び、減速方向の補正処理を実行する。すなわち、ずれが半分以上あると、増速して前記所定のフィンガー間に投入するよりも、基準速度よりも減速して、前記所定のフィンガー間よりも1つ後ろのフィンガー間に投入するようにした方が、補正速度の基準速度からの偏差が小さくて済む。つまり、要はフィンガー間に正しく被包装物が供給されれば良いため、フィンガーピッチの半分以上ずれている(遅れている)場合には、遅らせることにより、補正距離を短くかつ短時間で補正を行えるようにした。
【0049】
一方、半分以内のずれの場合には、ステップ15に飛び、増速方向に補正した場合に、前回の被包装物15が投入されたフィンガー間と同じ位置に投入されることになるか否かを判断する。そして、同じ位置に投入される場合には、ステップ17に飛び、減速方向の補正を実行する。
【0050】
つまり、例えば、前回の被包装物に対する補正が、減速方向の補正であり、今回の被包装物と1つ前の被包装物の間隔が短くそのまま増速方向の補正をすると、前回の被包装物に追いついて同じフィンガー間に供給されるような場合には、減速方向の補正をして、前回の被包装物が投入されたフィンガー間よりも1つ後ろのフィンガー間に投入する。従って、例えば前回減速方向の補正をした場合でも、今回の被包装物の製品投入位置からのずれが、例えば3.4倍とすると、ステップ14の判断はYesとなるが、仮に増速方向の補正をしたとしても、前回の被包装物15を投入したフィンガー間には投入されないため、この場合にはステップ15の分岐判断はNOとなる。
【0051】
なお、制御装置18は、各被包装物に対する補正処理の結果、どのフィンガー間に供給されるかが分かってるため、係る情報を記憶保持しておき、前回と今回の被包装物の供給位置が同じになるか否かを判断する。
【0052】
そして、前回と同じ位置にならない場合(ステップ15でNo)に、ステップ16に飛び、増速方向の補正処理を実行する。つまり、ずれが半分以内であれば、基準速度よりも増速して所定のフィンガー間に供給するようにする。
【0053】
上記のように増速方向或いは減速方向の補正を行ったならば、ステップ18に飛び、運転停止するか否かを判断し、終わりでない場合には、ステップ11に戻り次の被包装物について位置決めセンサから検知信号が出力されるのを待つ。
【0054】
ところで、上記した補正時の速度(補正速度)は、図5(a),(b)に示す特性図に示すようにずれ量に応じた速度とする。なお、図5(b)は、前回減速補正して、今回増速補正すると同じ目標位置へ投入してしまう場合にフィンガーピッチの半分未満でも減速方向の補正を実行する場合の製品位置に対する速度の特性図である。
【0055】
さらに、この補正処理は、補正開始から包装装置本体が1回転するまでとする。そして、包装装置本体が1回転する前に、次の被包装物を検知した場合には、その検知した情報に基づいて補正速度を求め、新たな補正速度で補正処理を実行する。
【0056】
上記した補正アルゴリズムを実行することにより、例えば図6に示すように制御される。すなわち、図6(a)のように、被包装物▲1▼を検知した際のフィンガーの位置が理想的な場合には、基準速度でそのまま運転をさせ、フィンガー間Aに当該被包装物を投入する。
【0057】
また、図6(b)に示すように、被包装物▲2▼のずれがフィンガーピッチの半分以下である場合には、増速運転による補正処理を行い、フィンガー間Bに当該被包装物を投入する。
【0058】
さらに、図6(c)に示すように、被包装物▲3▼のずれがフィンガーピッチの半分よりも大きい場合には、減速運転による補正処理を行い、フィンガー間Cでは無く次のフィンガー間Dに当該被包装物▲3▼を投入する。
【0059】
さらにまた、図6(d)に示すように、被包装物▲4▼のずれがフィンガーピッチの半分よりも小さい場合でも、前回の被包装物▲3▼を減速補正したため、そのまま増速運転をすると同じフィンガー間Dに投入されてしまうため、減速運転による補正処理を行って、フィンガー間Eに当該被包装物▲4▼を投入する。
【0060】
次に、空き防止制御を説明する。この空き防止制御は、第1〜第5補正コンベア12a〜12eに対して行う。つまり、制御装置18は、第1〜第5位置合わせセンサ17a〜17eから出力される被包装物15の検知信号に基づき、対応する補正コンベアの動作を制御する。そして、この制御は、各補正コンベアに対して相互に独立に行う。なお、第6補正コンベア12fに対して空き防止制御を行わないのは、仮に係る制御を行うと、製品投入位置が安定しないためである。
【0061】
具体的な制御アルゴリズムは、図7に示すフローチャートを実行することになる。すなわち、まず、第1〜第5補正コンベア12a〜12eを基準速度で稼動させる。そして、第1〜第5位置決めセンサ17a〜17eからの検知信号の受信を待つ(ST21)。そして、検知信号を受けると、被包装物供給コンベア13のフィンガー位置を取得する(ST22)。このフィンガー位置の取得は、位置合わせ制御と同様の手法で行うことができる。
【0062】
次いで、先頭フラグを確認し(ST23)、先頭フラグが1、つまり、先頭の被包装物の場合には、ステップ24に飛び、先頭フラグを0にセットした後、ステップ27に飛び、運転停止するか否かを判断し、終わりでない場合には、ステップ21に戻り次の被包装物について位置決めセンサから検知信号が出力されるのを待つ。この終わりか否かの判断は、例えば停止ボタンが押されたか,目標とする個数を搬送したか,終了時刻になったかなどの予め定めた終了条件を具備するか否かにより判断する。
【0063】
一方、先頭フラグが0の場合には、ステップ23の分岐判断がNoとなるので、ステップ25に飛び、フィンガーピッチのずれが空き防止制御を行う範囲内か否かを判断する。具体的には、前回の被包装物の目標位置(製品投入位置)に対するずれが、フィンガーピッチの1.5倍〜3倍の範囲内か否かを判断する。
【0064】
そして、範囲内の場合には、図8に示す特性図に基づき、ずれに応じた補正速度を算出し、求めた補正速度で対応する補正コンベアを運転させて補正処理を実行する。この補正処理も、包装装置本体が1回転するまでであり、1回転するまでの間に次の被包装物を検知した場合には、その検知した条件に基づいて補正を行う。
【0065】
そして、所定期間補正を実行した場合、並びに目標位置に対するずれが範囲外の場合には、ステップ27に進む。以後、上記処理を繰り返し実行することにより、被包装物の搬送間隔が長くなって、被包装物供給コンベア13における被包装物の搬送に空きが生じるおそれがある場合には、増速運転して空きが生じないように制御する。但し、フィンガーピッチの3倍以上離れた場合には、補正速度を基準速度の3倍以上にすると被包装物15の搬送姿勢が崩れたり、補正コンベア上ですべりを生じて相対位置がずれるなどの影響が出るため、上記したように位置合わせ制御を行い、安定して被包装物供給コンベア13に投入するようにする。
【0066】
係る空き防止制御の一例を示すと、図9(a)に示すように、被包装物▲2▼が前回の被包装物▲1▼の目標位置と2倍離れている場合には、第1補正コンベア12aを基準速度の2倍で運転させる。また、図9(b)に示すように、被包装物▲3▼が前回の被包装物▲2▼の目標位置と3倍離れている場合には、第1補正コンベア12aを基準速度の3倍で運転させる。これにより、前後の被包装物の間隔が理想間隔に近づく。もちろん、1回の補正処理で理想間隔になるとは限らないが、各補正コンベアが、それぞれ空き防止制御を適宜行うことにより、第6補正コンベア12fから搬出される際には理想間隔で搬出され、被包装物供給コンベア13における正しいフィンガー間の所定位置に投入される。
【0067】
上記した実施の形態は、被包装物15の長さ(製品長)が、補正コンベアのコンベア長の80%以下のものに対して適用する。そして、80%を超えるもの(上限はコンベア長の2倍)については、以下に示す、ロングアイテム制御を行う。
【0068】
まず、前提として、コンベア長は補正コンベアのコンベア長の2個分となる。従って、1つの補正コンベアのコンベア長が75mmとすると、ロングアイテム制御におけるコンベア長は150mmとなる。従って、搬送コンベア装置11並びに第1〜第6補正コンベア12a〜12fの基準速度は、
基準速度=包装能力×コンベア長(150mm)
となり、通常のものと包装能力が同じとすると、基準速度は2倍の速度となる。
【0069】
そして、ピッチ検知センサ16からの出力に基づく搬送コンベア装置11(サーボモータ19)に対する制御は、上記した実施の形態と同様の制御アルゴリズムで行う。
【0070】
また、第2,第4,第6位置決めセンサ17b,17d,17fに基づく第2,第4,第6補正コンベア12b,12d,12f(第2,第4,第6サーボモータ14b,14d,14f)に対する位置合わせ制御並びに空き防止制御(第6補正コンベア12fは除く)は、上記した実施の形態と同様である。但し、各補正コンベアの長さ(実コンベア長:75mm)は、ロングアイテム制御におけるコンベア長(150mm)の半分であるので、補正区間も半分、つまり補正開始から包装装置本体が1/2回転するまでにし、補正率を倍にする。つまり、位置合わせ制御は、図10に示す特性図に従って補正速度を求め、空き防止制御は、図11に示す特性図に従って補正速度を求め、補正処理を行う。
【0071】
一方、第1,第3,第5位置決めセンサ17a,17c,17eに基づく第1,第3,第5補正コンベア12a,12c,12e(第1,第3,第5サーボモータ14a,14c,14e)に対する位置合わせ制御並びに空き防止制御は、基本的には上記した実施の形態と同様である。但し、各補正コンベアの長さ(実コンベア長:75mm)は、ロングアイテム制御におけるコンベア長(150mm)の半分であるので、補正区間も半分、つまり補正開始から包装装置本体が1/2回転するまでにし、補正率を倍にする。
【0072】
さらに、ずれの算出は、被包装物の投入位置と比較するのではなく、180度位相がずれた位置(製品投入位置+フィンガーピッチ/2)に対するずれを求め、それに基づいて実行する制御の種類並びに補正速度等を算出し、補正処理を実行することになる。
【0073】
本実施の形態では、補正コンベアを6個設けたが、本発明では、係る個数はこれに限定されるものではない。但し、設置個数は多い方が、より精度良く正しい位置に被包装物を投入することができるようになる。一方、余り多くすると、専有面積が多くなり、装置の大型化記を招くという問題もある。そして、実験の結果、上記した実施の形態のように6個設置すれば、実用上問題のない補正処理が行えることが確認できた。もちろん、6個未満でも、従来の1個のものに比べると、十分な効果が期待できるが、ロングアイテム制御まで考慮すると、6個以上配置するのが好ましい。なお、ロングアイテム制御を考慮した場合でも、補正コンベアの設置数が奇数個になっても問題はない。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る分離搬送装置では、調整可能な前後のずれ間隔を長くすることができ、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な一実施の形態を示す図である。
【図2】搬送コンベア装置11に対する補正制御を行う場合の補正速度を示す特性図である。
【図3】搬送コンベア装置11に対する補正処理の一例を示す図である。
【図4】位置合わせコンベア装置12に対する位置合わせ制御の機能を示すフローチャートである。
【図5】位置合わせコンベア装置12に対する位置合わせ制御を行う場合の補正速度を示す特性図である。
【図6】位置合わせコンベア装置12に対する位置合わせ制御の一例を示す図である。
【図7】位置合わせコンベア装置12に対する空き防止制御の機能を示すフローチャートである。
【図8】位置合わせコンベア装置12に対する空き防止制御を行う場合の補正速度を示す特性図である。
【図9】位置合わせコンベア装置12に対する空き防止制御の一例を示す図である。
【図10】位置合わせコンベア装置12に対する位置合わせ制御を行う場合の補正速度を示す特性図である。
【図11】位置合わせコンベア装置12に対する空き防止制御を行う場合の補正速度を示す特性図である。
【符号の説明】
10 分離搬送装置
11 搬送コンベア装置
12 位置合わせコンベア装置
12a 第1補正コンベア
12b 第2補正コンベア
12c 第3補正コンベア
12d 第4補正コンベア
12e 第5補正コンベア
12f 第6補正コンベア
13 被包装物供給コンベア
13a フィンガー
14a 第1サーボモータ
14b 第2サーボモータ
14c 第3サーボモータ
14d 第4サーボモータ
14e 第5サーボモータ
14f 第6サーボモータ
15 被包装物
16 ピッチ検知センサ
17a 第1位置決めセンサ
17b 第2位置決めセンサ
17c 第3位置決めセンサ
17d 第4位置決めセンサ
17e 第5位置決めセンサ
17f 第6位置決めセンサ
18 制御装置
19 サーボモータ

Claims (2)

  1. 上流側からランダムに搬送されてくる被包装物の間隔を揃え、下流側の包装装置本体に対して前記被包装物を所定間隔毎に搬出する分離搬送装置であって、
    ランダムに搬送されてくる前記被包装物を受け取って搬送する搬送コンベア装置と、その搬送コンベア装置の下流側に配置され、前記被包装物を所定間隔毎に搬出する位置合わせコンベア装置とを備え、
    前記位置合わせコンベア装置が、直列に配置された複数の補正コンベアを有し、
    前記各補正コンベア上に来た前記被包装物をそれぞれ検知する位置決めセンサと、
    前記位置決めセンサからの検知信号に基づいて前記各補正コンベアの速度を制御する制御装置とを備え、
    前記補正コンベアのコンベア長は、複数の被包装物が同時に1つの補正コンベア上に乗らない長さに設定され、
    前記制御装置の前記補正コンベアに対する制御は、
    前記投入目標位置に対するずれ量が前記被包装装置本体における搬送ピッチ以下の場合、前記投入目標位置に対するずれ量が基準以内の場合には基準速度に対してずれ量に応じて増速した速度で搬送し、ずれ量が基準を超えた場合には前記基準速度に対してずれ量に応じて減速した速度で搬送し、前記投入目標位置に対するずれ量が前記被包装装置本体における搬送ピッチよりも長い場合、前記搬送ピッチに対する端数が前記基準以内か否かを判断し、基準以内の場合には基準速度に対してずれ量の端数に応じて増速した速度で搬送し、基準を超えた場合には前記基準速度に対してずれ量の端数に応じて減速した速度で搬送する位置合わせ制御と、
    前記ずれ量が、前記被包装装置本体における搬送ピッチより長い設定された範囲内の場合に、前記補正コンベアを基準速度に対して増速した補正速度で運転することにより、前方の被包装物との間隔が前記搬送ピッチ以内になるようにする空き防止制御と、を有し、
    前記複数の補正コンベアのうち、最下流に位置する補正コンベアは前記位置合わせ制御を行い、
    前記複数の補正コンベアのうち、最下流を除く残りの補正コンベアは、前記ずれ量が、前記被包装装置本体における搬送ピッチより長い設定された範囲内の場合には前記空き防止制御を行い、それ以外の場合は前記位置合わせ制御を行うように構成したことを特徴とする分離搬送装置。
  2. 被包装物の長さが、前記コンベア長の80%を超える場合、前後に隣接する複数の補正コンベア同士が組となる補正コンベア群を構成し、個々の補正コンベア群単位で前記位置合わせ制御或いは前記空き防止制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の分離搬送装置。
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