JP4199938B2 - 香味の増強された植物エキスおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な植物エキスおよびその製造方法に関し、さらに詳しくは、植物材料を水及び/又は水溶性有機溶媒で抽出するにあたり、該抽出をアンモニウム塩の存在下に行うことからなる濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れ、かつ抽出効率の高い植物エキスおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
植物エキスは、飲食品の香気香味付与剤として、また、口腔用品類、化粧品類、たばこ類、医薬品類のフレーバーとして古くから広く利用されている。従来、植物材料から植物エキス乃至フレーバーを得る方法としては、例えば、植物材料を水または有機溶媒で抽出する方法、植物材料から水蒸気蒸留によりフレーバーを製造する方法、液体、亜臨界または超臨界状態の二酸化炭素を抽剤として処理する方法などが一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
植物材料から香気と香味を併せ持つ植物エキスを得るための簡便な方法としては、上述した水または有機溶媒で抽出する方法が一般的に採用されているが、該方法によって得られる植物エキスの香気・香味は極めて単調で、熟成感、濃厚感、マイルド感に欠けており、また、抽出効率も悪く、満足できるものではなかった。
【0004】
従って、本発明の目的は、濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れ、かつ抽出効率の高い植物エキスおよびその簡便な製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上述の従来提案の植物エキスの製造方法について、その欠点を解決すべく鋭意研究を行った結果、ドライフルーツ類、ココアなどの糖含量の高い植物材料を水及び/又は水溶性有機溶媒で抽出するにあたり、該抽出をアンモニウム塩の存在下に行うことにより濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れ、かつ抽出効率の高い植物エキスが得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0006】
かくして、本発明によれば、植物材料を水及び/又は水溶性有機溶媒で抽出するにあたり、該抽出をアンモニウム塩の存在下に行うことを特徴とする濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れ、かつ抽出効率の高い植物エキスおよびその製造方法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な態様について更に詳細に説明する。
【0008】
本発明の植物エキスは、植物材料を水及び/又は水溶性有機溶媒で抽出するにあたり、該抽出をアンモニウム塩の存在下に行うことにより得ることができる。
【0009】
本発明で使用する植物材料としては特に制限されるものではないが、糖含量の高い植物材料が好適である。かかる植物材料としては、例えば、レーズン、フィグ、マルメロ、カリン、アプリコット、リンゴ、モモ、プルーン、カキ、デーツ、バナナなどのドライフルーツ類;ココア、キャロブ、コーヒーなどを挙げることができる。
【0010】
本発明で抽出溶媒として用いうる水溶性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、2−ブタノール、t−ブタノールなどのアルコール類;アセトンのようなケトン類;エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、ジプロピレングリコールなどの多価アルコール類などの一種もしくはそれらの複数種の混合物などを例示することができる。これらの中でアルコール類もしくは多価アルコール類が好ましく、殊にエタノール、プロピレングリコールもしくはグリセリンの一種もしくはそれらの複数種の混合物をより好ましいものとして例示することができる。本発明では、水あるいは上述の水溶性有機溶媒を単独で抽出溶媒として用いることもできるが、該有機溶媒と水とを混合して使用することもでき、この混合溶媒の水含有率は、通常約30〜約80重量%の範囲内が好ましい。また、これらの水及び/又は水溶性有機溶媒の使用量は、一般的には、使用する植物材料1重量部に対して約1〜50重量部程度、好ましくは約2〜20重量部程度の範囲が挙げられる。
【0011】
本発明で使用するアンモニウム塩としては特に制限されずいずれのアンモニウム塩も使用することができ、例えば、クエン酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、マロン酸塩、レブリン酸塩、吉草酸塩、イソ吉草酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、ブチル酸塩、グルコン酸塩、酒石酸塩などの低級カルボン酸塩;炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩、スルアァミン酸塩、塩化物、リン酸塩、オルトリン酸塩、ポリリン酸塩などが挙げられ、好適にはリン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、炭酸水素アンモニウムを例示することができる。アンモニウム塩の使用量は植物材料の種類などにより異なり、特に制限されないが、例えば、植物材料の重量を基準として約0.05〜約20重量%、好ましくは約0.1〜約10重量%を例示することができる。
【0012】
以上に述べたように原料及び溶媒を用いて本発明を実施する際の一実施態様を例示すれば、例えば、植物材料に水及び/又は水溶性有機溶媒、アンモニウム塩を添加して、開放系もしくは密閉系で、室温乃至90℃の温度において10分乃至48時間、静置もしくは攪拌抽出し、冷却後、不溶性固形分を遠心分離、濾過などの固液分離操作によって除去することにより、植物エキスを得ることができる。このようにして得られる植物エキスはそのまま飲食品類の香気香味付与剤などとして利用できるが、所望により加熱濃縮、減圧濃縮などの適宜な濃縮手段を用いて濃縮したエキスとすることもできるし、更にデキストリンなどの賦形剤を配合して、例えば、噴霧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥などの適宜な乾燥手段により乾燥した粉末としても利用することができる。
【0013】
このようにして得ることのできる植物エキスは、従来おこなわれている方法によって得られる植物エキスに比べて抽出効率が高く、濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れた風味を有している。かくして本発明の植物エキスは、各種製品の香気香味付与剤に添加して利用することができ、その添加量は、利用目的あるいは香気香味付与剤の種類によっても異なるが、一般的には、香気香味付与剤全体量に対して約0.1〜約10重量%の範囲を例示することができる。
【0014】
本発明によれば、濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れた風味を有する植物エキスを有効成分とする香気香味付与剤を提供することができ、該付与剤を利用して飲食品類、口腔用品類、たばこ類、香粧品類、保健・衛生・医薬品類などに特徴ある植物エキスの香気香味を付与することができる。
【0015】
例えば、果汁飲料類、果実酒類、乳飲料類、炭酸飲料類のごとき飲料類;アイスクリーム類、シャーベット類、アイスキャンディーのごとき冷菓類;和洋菓子類、ジャム類、チューインガム類、パン類、コーヒー、ココア、紅茶、お茶、タバコのごとき嗜好品類;和風スープ類、洋風スープ類のごときスープ類;風味調味料、各種インスタント飲料乃至食品類、各種スナック食品類、歯磨き、マウスウオッシュなどの口腔用品類などに本発明の植物エキスの適当量を添加することにより、ユニークな香気香味が付与された飲食品類、口腔用品類、たばこ類を提供することができる。また、例えば、シャンプー類、ヘアークリーム類、ポマード類、その他の毛髪用化粧料基剤;オシロイ、口紅、その他の化粧料基剤や化粧料洗剤基剤などに本発明の植物エキスの適当量を添加することにより、ユニークな香気が付与された香粧品類を提供することができる。さらにまた、洗濯用洗剤類、消毒用洗剤類、室内芳香剤その他各種保健・衛生材料類;医薬品の服用を容易にするための矯味、賦香剤などの保健・衛生・医薬品類を提供することができる。
【0016】
【実施例】
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
【0017】
実施例1
レーズン100gに、あらかじめリン酸水素二アンモニウム5.0gを水1000gに溶解した水溶液を仕込み、フラスコ内の温度90〜95℃で2時間攪拌しながら抽出する。抽出終了後30℃に冷却し、遠心分離して不溶物を除去した後、濾紙濾過して抽出液980gを得た。得られた抽出液をブリックス70度まで減圧濃縮して本発明のレーズンエキス110gを得た(本発明品1)。
【0018】
比較例1
実施例1でリン酸水素二アンモニウムを使用しない以外は実施例1と同様に処理してレーズンエキス95gを得た(比較品1)。
【0019】
(官能評価)
常法により乳脂肪10重量%のアイスクリーム生地を調製し、実施例1および比較例1で得られたレーズンエキスをそれぞれ0.5重量%添加したアイスクリームを調製した。このアイスクリームについてよく訓練された10名のパネラーにより官能評価を行った。パネラー10名の平均的な官能評価を表1に示した。なお、表1中の本発明品、比較品とはそれぞれの例で得られたレーズンエキスを各々添加したアイスクリームを示す。
【0020】
【表1】
【0021】
本発明品1のレーズンエキスは比較品1のレーズンエキスに比べ抽出効率が高く、また、それを添加したアイスクリームの官能評価においても、表1の結果から明らかな如く、比較品1に比べ濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感に優れていた。
【0022】
実施例2
プルーン100gに、あらかじめ炭酸水素アンモニウム8.0gを水1500gに溶解した水溶液を仕込み、フラスコ内の温度90〜95℃で4時間攪拌しながら抽出する。抽出終了後30℃に冷却し、プレス濾過して不溶物を除去した後、濾紙濾過して抽出液1570gを得た。得られた抽出液をブリックス70度まで減圧濃縮して本発明のプルーンエキス105gを得た(本発明品2)。
【0023】
比較例2
実施例2で炭酸水素アンモニウムを使用しない以外は実施例2と同様に処理してプルーンエキス90gを得た(比較品2)。
【0024】
(官能評価)
実施例2および比較例2で得られたプルーンエキスについてよく訓練された10名のパネラーにより官能評価を行った結果、パネラー10名全員が本発明品2のプルーンエキスのほうが熟成感、濃厚感があり良好であると評価した。
【0025】
実施例3
ココアパウダー200gに、あらかじめ炭酸水素アンモニウム6.0gを30%グリセリン水溶液1000gに溶解した溶剤を仕込み、フラスコ内の温度90〜95℃で5時間攪拌しながら抽出する。抽出終了後30℃に冷却し、遠心分離して不溶物を除去した後、濾紙濾過して抽出液850gを得た。得られた抽出液をブリックス70度まで減圧濃縮して本発明のココアエキス380gを得た(本発明品3)。
【0026】
比較例3
実施例3で炭酸水素アンモニウムを使用しない以外は実施例3と同様に処理してココアエキス350gを得た(比較品3)。
【0027】
(官能評価)
実施例3および比較例3で得られたココアエキスについてよく訓練された10名のパネラーにより官能評価を行った結果、パネラー10名全員が本発明品3のココアエキスのほうが熟成感、濃厚感があり良好であると評価した。
【0028】
実施例4
ローストしたキャロブパウダー100gに、あらかじめリン酸二水素アンモニウム2.0gを50%エタノール水溶液800gに溶解した溶媒を仕込み、フラスコ内の温度50〜55℃で5時間攪拌しながら抽出する。抽出終了後30℃に冷却し、遠心分離して不溶物を除去した後、濾紙濾過して抽出液730gを得た。得られた抽出液をブリックス70度まで濃縮して本発明のキャロブエキス62gを得た(本発明品4)。
【0029】
比較例4
実施例4でリン酸二水素アンモニウムを使用しない以外は実施例4と同様に処理してキャロブエキス50gを得た(比較品4)。
【0030】
(官能評価)
実施例4および比較例4で得られたキャロブエキスについてよく訓練された10名のパネラーにより官能評価を行った結果、パネラー10名全員が本発明品4のキャロブエキスのほうが濃厚感があり良好であると評価した。
【0031】
実施例5
焙煎後、粗挽きしたコーヒー300gに、あらかじめリン酸水素二アンモニウム10gを水1500gに溶解した水溶液を仕込み、フラスコ内の温度90〜95℃で1時間攪拌しながら抽出する。抽出終了後30℃に冷却し、遠心分離して不溶物を除去した後、濾紙濾過して抽出液1300gを得た。得られた抽出液をブリックス50度まで濃縮して本発明のコーヒーエキス168gを得た(本発明品5)。
【0032】
比較例5
実施例5でリン酸水素二アンモニウムを使用しない以外は実施例5と同様に処理してコーヒーエキス150gを得た(比較品5)。
【0033】
(官能評価)
実施例5および比較例5で得られたコーヒーエキスについてよく訓練された10名のパネラーにより官能評価を行った結果、パネラー10名全員が本発明品5のコーヒーエキスのほうが熟成感、濃厚感があり良好であると評価した。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、植物材料を水及び/又は水溶性有機溶媒で抽出するにあたり、該抽出をアンモニウム塩の存在下に行うという簡便な手段により、濃厚芳醇で天然感に富み、マイルドな熟成感を有し、嗜好性に優れ、かつ抽出効率の高い植物エキスを得ることができる。
Claims (2)
- ドライフルーツ類、ココア、キャロブ、コーヒーから選ばれる少なくとも1種の植物材料を水及び/又は水溶性有機溶媒で抽出するにあたり、該抽出をアンモニウム塩の存在下に行うことを特徴とする植物エキスの製造方法。
- 請求項1に記載の製造方法によって得られる植物エキス。
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