JP4199684B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の動弁機構に組み込まれるラッシュアジャスタに関する。
従来、例えば特開2002−285807号公報に開示されているように、内燃機関の電磁駆動式動弁機構に組み込まれたラッシュアジャスタが知られている。より具体的には、このラッシュアジャスタは、電磁駆動式動弁機構の弁軸とアーマチャ軸との間に組み込まれており、弁軸に当接するプランジャボディと、アーマチャ軸に当接するプランジャを備えている。プランジャは、その外周面がプランジャボディの内周面と摺動可能となるように、プランジャボディ内に挿入されている。
特開2002−285807号公報
上述したラッシュアジャスタにおいて、プランジャボディとプランジャとの間には、オイルをリークさせるためのクリアランスが設けられている。このクリアランスがあることにより、ラッシュアジャスタがバルブスプリング等の影響を受けた場合には、プランジャボディとプランジャとが、互いに傾斜した状態で摺動することが起こり得る。このような状態でラッシュアジャスタが動作すると、作動不良や摺動部の偏摩耗等の問題が生ずる。これらの問題に対して、プランジャボディとプランジャとの摺動部の長さを長くすることにより、両者の相対的な傾斜を抑制する方法が考えられる。しかしながら、このような方法によると、ラッシュアジャスタの全長が長くなり、更には動弁系の高さが嵩んでしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、全長の増加を抑えつつ、好適な作動を実現することのできるラッシュアジャスタを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、円筒部と当該円筒部の一端を閉塞する底部とを有するプランジャボディと、
前記プランジャボディの前記円筒部内に配置され、前記プランジャボディの底部と対向する側の一端が開口端とされた円筒部と当該円筒部の他端を閉塞する底部とを有するプランジャと
前記プランジャの前記円筒部内に配置されガイド壁と、
前記プランジャボディの前記円筒部の内壁と前記プランジャの前記円筒部の外壁との間に設けられ、オイルの流れを許容するクリアランスが確保されたボディ内壁側摺動部と、
前記プランジャの前記円筒部の内壁と前記ガイド壁の外壁との間に設けられ、オイルの流れを許容するクリアランスが確保されたガイド壁側摺動部とを備え、
前記ラッシュアジャスタに圧縮力が作用する場合には、前記ボディ側内壁側摺動部および前記ガイド壁側摺動部の双方をオイルが流通するように構成されていることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記プランジャの内部に形成され、前記プランジャボディと前記プランジャとにより囲まれた圧力室と、
前記プランジャの前記底部を介して、前記圧力室の反対側に形成されたリザーバ室とを更に備え、
前記ラッシュアジャスタに圧縮力が作用する場合には、前記圧力室内のオイルが、前記ガイド壁側摺動部に流れ、そして、前記ボディ内壁側摺動部に流れた後に前記リザーバ室に流れ込むように構成されていることを特徴とする。
また、第の発明は、第1または第2の発明において、前記ガイド壁は、周方向の少なくとも一部に形成されることを特徴とする。
第1または第2の発明によれば、ラッシュアジャスタの全長を増加させることなく、プランジャボディとプランジャとの相対的な傾斜を抑制することができる。このため、本発明によれば、動弁系の全高を増加させることなく、作動不良や摺動部の偏摩耗を抑制し得るラッシュアジャスタを提供することができる。また、本発明によれば、2つの摺動部(ボディ内壁側摺動部とガイド壁側摺動部)を備えたことで、ラッシュアジャスタの全長を増加させることなく、ラッシュアジャスタの適切なリークダウン時間を十分に確保することができるようになる。
の発明によれば、摺動抵抗の増加を抑制しつつ、プランジャボディとプランジャとの相対的な傾斜を抑制することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のラッシュアジャスタ10の構造を示す断面図である。図1に示すラッシュアジャスタ10は、内燃機関の弁体を駆動する電磁駆動式動弁機構に組み込まれているものとする。より具体的には、ラッシュアジャスタ10は、先端に弁体が固定された弁軸12と、磁性材料で構成されたアーマチャが固定されたアーマチャ軸14との間に組み込まれている。ラッシュアジャスタ10は、ゼロラッシュ状態が形成されるように、弁軸12とアーマチャ軸14の相対位置を適当に変化させるべく、必要に応じて適宜伸縮する機能を有している。
図1に示すように、ラッシュアジャスタ10は、プランジャボディ16を備えている。プランジャボディ16は、円筒部16aと、円筒部16aの一端を閉塞する底部16bとを有している。その円筒部16aの内部には、プランジャ18が配置されている。プランジャ18は、プランジャボディ16の底部16bと対向する下端側が開口端とされた円筒部18aを有している。つまり、ラッシュアジャスタ10は、プランジャボディ16の円筒部16aの内壁とプランジャ18の円筒部18aの外壁とが摺動可能となるように構成されている。以下、その摺動部を「ボディ内壁側摺動部20」と称する。そして、ボディ内壁側摺動部20には、オイルの流れを許容するクリアランスが確保されている。また、上述した弁軸12は、プランジャボディ16の底部16bに当接されている。
本実施形態において用いられるプランジャボディ16には、環状に形成されたガイド壁22が設けられている。ガイド壁22は、プランジャボディ16の底部16bからプランジャ18の内部側に向けて突出するように形成されている。言い換えれば、プランジャ18は、その円筒部18aが、プランジャボディ16の円筒部16aの内壁とガイド壁22とにより挟まれるように構成されている。つまり、ラッシュアジャスタ10は、上記ボディ内壁側摺動部20に加え、プランジャ18の円筒部18aの内壁とガイド壁22の外壁との間にも摺動部を備えている。以下、その摺動部を「ガイド壁側摺動部24」と称する。このガイド壁側摺動部24においても、オイルの流れを許容するクリアランスが確保されている。
ラッシュアジャスタ10には、上記の伸縮機能を実現するため、プランジャ18の円筒部18aの内部に、プランジャボディ16とプランジャ18とにより囲まれた圧力室26が形成されている。また、プランジャボディ16の上端部には、リザーバキャップ28とダイヤフラム29とが配置されており、プランジャ18とリザーバキャップ28およびダイヤフラム29とにより囲まれたリザーバ室30が形成されている。また、上述したアーマチャ軸14は、リザーバキャップ28に当接されている。
圧力室26とリザーバ室30とは、プランジャ18に設けられた連通路32を介して連通されている。圧力室26には、リテーナ34が配置されている。リテーナ34は、スプリング36によりプランジャ18に向けて付勢されている。更に、リテーナ34内には、チェック弁38が配置されている。チェック弁38は、スプリング40によりプランジャ18の連通路32に向けて付勢されている。圧力室26は、チェック弁38が連通路32を閉塞することで、リザーバ室30と切り離される。
以上のように、本実施形態のラッシュアジャスタ10では、プランジャ18の円筒部18aを、プランジャボディ16の円筒部16aの内壁とガイド壁22とにより挟むように構成している。このような構成によれば、弁軸12とアーマチャ軸14との相対位置関係を変えることなく、すなわち、ラッシュアジャスタ10の全長を増加させることなく、プランジャボディ16とプランジャ18とが相対的に傾斜した状態で摺動するのを抑制できる。このため、本実施形態のラッシュアジャスタ10によれば、動弁系の高さを増加させることなく、ラッシュアジャスタ10の作動不良や、ボディ内壁側摺動部20およびガイド壁側摺動部24の偏摩耗を効果的に抑制することができる。
また、図1に示すラッシュアジャスタ10に伸張力、つまり、プランジャボディ16とプランジャ18とを相対的に離れさせようとする力が作用すると、圧力室26の内圧がリザーバ室30の内圧より低下する。その結果、チェック弁38がプランジャ18から離れることで連通路32が開放され、リザーバ室30内のオイルが、連通路32を介して圧力室26に流れる。
一方、ラッシュアジャスタ10に圧縮力、つまり、プランジャボディ16とプランジャ18とを相対的に近づけようとする力が作用すると、チェック弁38により連通路32は閉塞されているため、圧力室26の内圧がリザーバ室30の内圧より上昇する。その結果、圧力室26内のオイルが、ガイド壁側摺動部24に流れ、そして、ボディ内壁側摺動部20に流れた後にリザーバ室30に流れ込む。それに伴い、ラッシュアジャスタ10の全長が縮小する。
ラッシュアジャスタの全長が縮小するのに要する時間、すなわち、リークダウン時間T(単位長あたり)は、次式により算出される。
T=1/K・{24μ/(P−P0)・(LD/C L’D’/C’)}・・・(1)
但し、(1)式において、μは粘性係数、Lはプランジャボディ内壁側摺動部20の長さ、L’はガイド壁側摺動部24の長さ、Dはプランジャ18の外径、D’はガイド壁22の外径、Cはプランジャボディ16内径とプランジャ18外径との直径クリアランス、C’はプランジャ18内径とガイド壁22外径との直径クリアランス、Pは高圧室内圧力、P0は大気圧である。
本実施形態のラッシュアジャスタ10は、ガイド壁22を備えたことにより、ラッシュアジャスタ10の全長を増加させることなく、プランジャボディ16とプランジャ18との間の摺動部長さを長くすることができる。上記(1)式によれば、摺動部長さLおよびL’の値が大きいほどリークダウン時間Tが長くなる。従って、本実施形態のラッシュアジャスタ10によれば、ラッシュアジャスタ10の全長を増加させることなく、リークダウン時間Tを長く確保することができる。
また、上記(1)式によれば、プランジャボディ16とプランジャ18との間のクリアランスCが小さくなるほど、リークダウン時間Tが長くなる。しかしながら、上記クリアランスCを小さくしようとすれば、プランジャボディ16とプランジャ18に高い加工精度を与える必要があり、コストを増大させる要因となる。また、ラッシュアジャスタ10内に封入されるオイルは、温度変化に伴い粘度が変化する特性を有するため、通路面積が一定であれば、温度によりオイル流量が変化することとなる。従って、低温時と常温時に適正なオイル流量を確保するという点においても、上記クリアランスCを過剰に小さく設定することは好ましくない。本実施形態のラッシュアジャスタ10は、ガイド壁22を備えたことにより、上記クリアランスCを小さくしなくても、適度なリークダウン時間を確保することができる。
ラッシュアジャスタが組み込まれた電磁駆動式動弁機構において、弁体の開弁動作が行われる際には、ラッシュアジャスタは、弁軸およびアーマチャ軸から圧縮力を受けて縮小する。ラッシュアジャスタが縮小した状態となった後に、弁体の閉弁動作が行われると、弁体が着座するタイミングとアーマチャが電磁石に到達するタイミングにずれが生じることがある。このタイミングのずれは、事前のラッシュアジャスタの縮小量が大きいほど大きくなる。そして、その縮小量が大きいほど、より勢い良くアーマチャが電磁石に到達し、作動音が大きくなってしまう。
本実施形態のラッシュアジャスタ10によれば、上記の如く、適度なリークダウン時間Tの確保が容易となることで、上記縮小量を小さくすることができる。このため、本実施形態のラッシュアジャスタ10によれば、閉弁時の作動音を精度良く抑制することができる。
また、本実施形態のラッシュアジャスタ10によれば、既述した通り、ボディ内壁側摺動部20およびガイド壁側摺動部24の偏摩耗を抑制できるため、上記クリアランスCの経時変化を抑え、その結果として、リークダウンTの経時変化を抑制することが可能となる。このため、このラッシュアジャスタ10によれば、経時変化に伴う電磁駆動式動弁機構の作動音変化を抑制することができる。
また、本実施形態のラッシュアジャスタ10によれば、リークダウン時間Tを所定の値に設定する場合には、従来のラッシュアジャスタに比して全長を小さくすることが可能となる。このため、ラッシュアジャスタ10の車両搭載性を向上させることができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、プランジャボディ16のガイド壁22が環状に形成されたものとして説明したが、ラッシュアジャスタ10の軸方向の長さを増加させることなく、プランジャボディ16とプランジャ18との相対的な傾斜を抑制するための構成はこれに限らない。すなわち、ガイド壁は、プランジャの円筒部の内部において、周方向の少なくとも一部に形成されるものであってもよい。以下、図2にその一例を示す。
図2は、本実施の形態1において用いられるプランジャボディに形成されるガイド壁形状の変形例を示す断面図である。図2は、プランジャボディの軸方向に直交する方向で、ラッシュアジャスタの要部を切断し、リザーバ室側から見た断面図を示している。図2に示すように、ガイド壁42は、プランジャ18の円筒部18aの内側に、合計4ヶ所に等間隔に設けられている。このような構成によれば、摺動抵抗の増加を最小限に抑えつつ、プランジャボディ44とプランジャ18とが相対的に傾斜した状態で摺動するのを抑制することができる。
図2に示す構成では、ガイド壁42が形成される部分の割合が増えるほど、プランジャ18との摺動抵抗が増加することとなる。その一方で、その割合が増えるほど、リークダウン時間Tを長く確保することができる。このため、ガイド壁42が形成される部分とガイド壁42がない部分の比率は、プランジャボディ44とプランジャ18との間の摺動抵抗と、リークダウン時間とのバランスを考慮して適宜変更してもよい。
また、上述した実施の形態1においては、プランジャボディ16のガイド壁22が、底部16bと一体に形成された例を示したが、ガイド壁はこのように形成されるものに限らない。すなわち、ガイド壁は、図3に示す例のように構成してもよい。
図3は、プランジャボディと別体で構成されたガイド部材を備えるラッシュアジャスタ50を示す図である。図3に示すように、プランジャボディ52には、環状に形成されたガイド壁54を有するガイド部材56が配設されている。ガイド部材56の一端には、プランジャボディ52の底部52bの中央に設けられたガイド部材用穴52cに対応して、突起56bが設けられている。ガイド部材56は、この突起56bがガイド部材用穴52cと係合することにより、プランジャボディ52内に位置決めされる。このような構成によれば、プランジャボディ52の形状が簡素化されるため、プランジャボディ52の加工性を向上させつつ、ガイド壁54を配設することができる。更に付け加えると、図3に示す構成によれば、プランジャボディ52の円筒部52aの内壁とガイド部材用穴52cとを一度に同軸加工することにより、両者の同軸度を高精度にすることができ、プランジャボディ52とガイド部材56の組み付け精度を高くすることができる。
また、上述した実施の形態1においては、ガイド壁22を備えたことにより、プランジャボディ16とプランジャ18との摺動部には、ボディ内壁側摺動部20に加え、ガイド壁側摺動部24が相当することとなる。そこで、摺動抵抗を下げるべく、これらの摺動部に対して、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜をコーティングすることとしてもよい。
また、上述した実施の形態1においては、ラッシュアジャスタ10の内部にオイルが封入された密閉油式のラッシュアジャスタへの適用例を示したが、本発明はこのような構造のラッシュアジャスタに限らず、外部からオイルが供給される外部供給式のラッシュアジャスタに適用してもよい。
また、上述した実施の形態1においては、ラッシュアジャスタ10を電磁駆動式動弁機構に適用した例を示したが、本発明にラッシュアジャスタはこれに限らず、カム駆動式動弁機構のラッシュアジャスタに適用してもよい。
実施の形態2.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2のラッシュアジャスタ60の構造を示す断面図である。本実施形態のラッシュアジャスタ60は、リテーナ34の代わりにチェックボールストッパ62が用いられている点を除き、実施の形態1におけるラッシュアジャスタ10と同様である。すなわち、図4に示すように、本実施形態のラッシュアジャスタ60においても、プランジャボディ64の底部64bに、プランジャ18の円筒部18aの内壁と摺動可能となるようにガイド壁66が形成されている。
図4に示すように、チェックボールストッパ62は、ガイド壁66の内部に配設されている。チェックボールストッパ62は、異なる径からなる棒状の外形を有し、中央に大径部62aが設けられている。大径部62aの一端側には、突起62bが設けられている。そして、チェックボールストッパ62は、この突起62bがプランジャボディ64の底部64bの中央に設けられたストッパ用穴64cと係合することにより、プランジャボディ64内に位置決めされる。大径部62aの他端側には、小径部62cが設けられている。小径部62cの外周には、チェック弁38を連通路32に向けて付勢するためのスプリング68が嵌め込まれている。また、ガイド壁66と大径部62aとの間には、プランジャボディ64とプランジャ18との間に生ずる圧縮力に抗するように作用するスプリング70が配置されている。
図4に示す構成によれば、ラッシュアジャスタ60の全長を増加させることなく、プランジャボディ64とプランジャ18とが相対的に傾斜するのを抑制することができる。その他、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3のラッシュアジャスタ80の構造を示す断面図である。本実施形態のラッシュアジャスタ80は、ガイド壁82がチェックボールストッパ84と一体で構成されている点を除き、実施の形態2におけるラッシュアジャスタ60と同様である。すなわち、図5に示すように、本実施形態のラッシュアジャスタ80においても、プランジャボディ86の底部86bに、プランジャ18の円筒部18aの内壁と摺動可能となるようにガイド壁82が配設されている。
チェックボールストッパ84の一端側には、プランジャボディ86の底部86bの中央に設けられたストッパ用穴86cに対応して、突起84bが設けられている。チェックボールストッパ84は、この突起84bがストッパ用穴86cと係合することにより、プランジャボディ86内に位置決めされる。チェックボールストッパ84の他端側には、小径部84cが設けられている。小径部84cの外周には、チェック弁38を連通路32に向けて付勢するためのスプリング88が嵌め込まれている。また、ガイド壁82の内周側には、プランジャボディ86とプランジャ18との間に生ずる圧縮力に抗するように作用するスプリング90が配置されている。
図5に示す構成によれば、実施の形態2の構成に対し、プランジャボディ86の形状が簡素化されるため、プランジャボディ86の加工性を向上させつつ、ガイド壁82を配設することができる。
本発明の実施の形態1のラッシュアジャスタの構造を示す断面図である。 本実施の形態1において用いられるプランジャボディに形成されるガイド壁形状の変形例を示す断面図である。 プランジャボディと別体で構成されたガイド部材を備えるラッシュアジャスタを示す図である。 本発明の実施の形態2のラッシュアジャスタの構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態3のラッシュアジャスタの構造を示す断面図である。
符号の説明
10、50、60、80 ラッシュアジャスタ
16、44、52、64、86 プランジャボディ
16a プランジャボディの円筒部
16b、52b、64b、86b プランジャボディの底部
18 プランジャ
18a プランジャの円筒部
22、54、66、82 ガイド壁

Claims (3)

  1. 円筒部と当該円筒部の一端を閉塞する底部とを有するプランジャボディと、
    前記プランジャボディの前記円筒部内に配置され、前記プランジャボディの底部と対向する側の一端が開口端とされた円筒部と当該円筒部の他端を閉塞する底部とを有するプランジャと
    前記プランジャの前記円筒部内に配置されガイド壁と、
    前記プランジャボディの前記円筒部の内壁と前記プランジャの前記円筒部の外壁との間に設けられ、オイルの流れを許容するクリアランスが確保されたボディ内壁側摺動部と、
    前記プランジャの前記円筒部の内壁と前記ガイド壁の外壁との間に設けられ、オイルの流れを許容するクリアランスが確保されたガイド壁側摺動部とを備え、
    前記ラッシュアジャスタに圧縮力が作用する場合には、前記ボディ側内壁側摺動部および前記ガイド壁側摺動部の双方をオイルが流通するように構成されていることを特徴とするラッシュアジャスタ。
  2. 前記プランジャの内部に形成され、前記プランジャボディと前記プランジャとにより囲まれた圧力室と、
    前記プランジャの前記底部を介して、前記圧力室の反対側に形成されたリザーバ室とを更に備え、
    前記ラッシュアジャスタに圧縮力が作用する場合には、前記圧力室内のオイルが、前記ガイド壁側摺動部に流れ、そして、前記ボディ内壁側摺動部に流れた後に前記リザーバ室に流れ込むように構成されていることを特徴とする請求項1記載のラッシュアジャスタ。
  3. 前記ガイド壁は、周方向の少なくとも一部に形成されることを特徴とする請求項1または2記載のラッシュアジャスタ。
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