JP4199051B2 - 車両用開閉体の開閉装置 - Google Patents

車両用開閉体の開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4199051B2
JP4199051B2 JP2003145337A JP2003145337A JP4199051B2 JP 4199051 B2 JP4199051 B2 JP 4199051B2 JP 2003145337 A JP2003145337 A JP 2003145337A JP 2003145337 A JP2003145337 A JP 2003145337A JP 4199051 B2 JP4199051 B2 JP 4199051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
drum
opening
gear
base bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003145337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004346623A (ja
Inventor
純 山岸
淳 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohi Seisakusho Co Ltd filed Critical Ohi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2003145337A priority Critical patent/JP4199051B2/ja
Publication of JP2004346623A publication Critical patent/JP2004346623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4199051B2 publication Critical patent/JP4199051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ駆動ユニットのモータにより回転ドラムを回転させることによって、ケーブルを介して、車体に開閉可能に支持された開閉体を開閉移動させるようにした車両用開閉体の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用開閉体の開閉装置においては、車体側に固定されるベースブラケットに、モータと、スライドドアに連結されるケーブルが巻き取り及び送り出し可能に掛け回される回転ドラムと、モータの回転を減速して回転ドラムに伝達する減速機とを含むモータ駆動ユニットを配置し、モータにより減速機を介して回転ドラムを所定の方向へ回転させて、ケーブルを所定の方向へ巻き取ることによって、スライドドアを開閉移動させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−115736号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の車両用開閉体の開閉装置においては、ベースブラケットの剛性が十分に確保されていないと、モータ駆動により回転ドラムを回転させてケーブルを巻き取るときの反力により、ベースブラケットが歪むことがある。ベースブラケットに歪みが発生すると、回転ドラムとこの回転ドラムに噛合する減速機の出力ギヤ間のギヤピッチがずれ、ギヤの伝達効率が低下するとともに、歯当たり音が発生したりして品質の低下を招くことになる。
【0005】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、モータ駆動ユニットが配置されるベースブラケットの板厚等を増大することなく、ベースブラケットの剛性を高めて、品質の向上を可能にした車両用開閉体の開閉装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)車体に固定されるベースブラケットに、モータと、前記車体に開閉可能に支持された開閉体に連結されるケーブルを巻き取り及び送り出し可能に掛け回されるドラム部を有する回転ドラムと、前記モータの回転を減速して前記回転ドラムに伝達可能な出力ギヤを有する減速機とを含むモータ駆動ユニットを配置し、前記モータにより前記減速機を介して前記回転ドラムを回転させることによって、前記ケーブルを介して、前記開閉体を開閉移動させるようにした車両用開閉体の開閉装置において、前記回転ドラムに前記出力ギヤと噛合し、かつ前記回転ドラムのドラム部の外径よりも拡径のギヤ部を一体的に設け前記ベースブラケットに、前記モータが配置される配置面よりも凹み、かつ前記回転ドラムのギヤ部及び前記出力ギヤの側面側が陥入可能な広さの第1凹部を設けるとともに、前記回転ドラムを、前記ベースブラケットと前記ベースブラケットに固定されるドラムカバーとの間に枢支し、前記ドラムカバーは、前記回転ドラムのドラム部の外周の一部を覆うほぼ円筒状の覆い部と、前記覆い部に連設され、かつ前記第1凹部の底面に対向する対向面が前記第1凹部に対して重合し得るように、前記ベースブラケットの前記配置面に固定される複数の取付片とを有し、前記ギヤ部を、前記第1凹部の底面前記取付片の前記対向面との間に収容し、前記第1凹部または前記取付片の前記対向面に、前記ギヤ部の側面に当接可能な凸部を設ける。
【0007】
(2)上記(1)項において、ベースブラケットの配置面におけるケーブルの移動経路に対向する領域に、前記ケーブルの移動方向に沿って第2凹部を設ける。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態を適用したスライドドアを備える車両の斜視図、図2は、室内側から見た開閉装置の正面図、図3は、開閉装置の平面図である。
なお、以下の説明では、図1において、右方を「前方」、左方を「後方」とし、図2及び図3において、右方を「後方」、左方を「前方」とし、図3において、上方を「車外側」、下方を「車内側」とする。
【0009】
(1)は、車両の車体パネル(2)に前後方向へ開閉可能に支持された開閉体をなす右側のスライドドア(以後、単にドアと記す)で、右側のドア開口の上下に配設された図示略の前後方向を向くアッパーレール及びロアレールと、後部右側の車体パネル(2)の車外側に固定された前後方向を向くガイドレール(3)とにより前後方向へ案内されるとともに、開閉装置(4)によって、ドア開口を閉鎖した図1に示す全閉位置から、車体パネル(2)の外側面より若干外方に移動しつつ、車体パネル(2)に沿って後方へ移動した図示略の全開位置との間を移動可能となっている。
【0010】
開閉装置(4)は、後部右側の車体パネル(2)の車内側に配置されるモータ駆動ユニット(8)と、モータ駆動ユニット(8)の後述の回転ドラム(9)に巻き取り及び送り出し可能に掛け回されるとともに、ドア(1)に連結される開扉用ケーブル(10)及び閉扉用ケーブル(11)と、車体パネル(2)のガイドレール(3)の前後端の近傍に配置される前側及び後側のケーブル案内部材(16)(17)とを含んでいる。
【0011】
モータ駆動ユニット(8)は、車体パネル(2)の車内側に図示略のボルトにより固定されるとともに、金属板により形成されるベースブラケット(5)を有し、このベースブラケット(5)の片面に形成される配置面(51)、すなわち車内側を向く側面には、図2及び図3に示すように、正逆回転可能なモータ(6)と、ドア(1)に後述のように連結される第1ケーブルをなす開扉用ケーブル(10)及び第2ケーブルをなす閉扉用ケーブル(11)が巻き込み及び送り出し可能に掛け回される合成樹脂製の回転ドラム(9)と、モータ(6)の回転を減速して回転ドラム(9)に伝達可能な減速機(7)と、開扉用ケーブル(10)及び閉扉用ケーブル(11)のそれぞれに対して張力を付与するための第1ケーブル張力手段をなす後側のケーブル張力手段(12)及び第2ケーブル張力手段をなす前側のケーブル張力手段(12a)とが、それぞれの位置に配置されている。なお、本実施形態において、ベースブラケット(5)の配置面(51)は、車内側を向く側面としたが、これに代えて車外側を向く側面としても良い。
【0012】
上述のように、モータ(6)、減速機(7)、回転ドラム(9)を含むモータ駆動ユニット(8)を、車体パネル(2)に固定されるベースブラケット(5)の片面に形成した配置面(51)に配置したことにより、モータ駆動ユニット(8)の小型化、特に薄型化が可能となる。これにより、モータ駆動ユニット(8)の取り付けスペースの制約が緩和され、左右ドアに対する共用化が可能となる。
【0013】
回転ドラム(9)は、ベースブラケット(5)のほぼ中央部に植設される車内側を向く枢軸(13)をもって、ベースブラケット(5)の配置面(51)とベースブラケット(5)に固定されるドラムカバー(15)との間に枢支されるとともに、円柱状のドラム部(91)の外周面には、開扉用ケーブル(10)及び閉扉用ケーブル(11)がそれぞれ巻き込み及び送り出し可能に掛け回される螺旋状の巻取溝(92)が刻設されている。さらに、ドラム部(91)のベースブラケット(5)の配置面(51)に対向する側には、減速機(7)に設けられる後述の出力ギヤ(71)に噛合するギヤ部(93)が一体的に形成されている。ギヤ部(93)の外径は、回転ドラム(9)のドラム部(91)の外径より拡径となっている。
【0014】
図2、5に示すように、ドラムカバー(15)は、回転ドラム(9)のドラム部(91)の外周面の一部、すなわち各ケーブル(10)(11)が回転ドラム(9)のドラム部(91)の巻取溝(92)から繰り出される領域を除くドラム部(91)の外周面を覆う、回転ドラム ( ) の直径よりも小径のほぼ円筒状の覆い部(151)と、覆い部(151)の端部から延出されるとともに、ベースブラケット(5)の配置面(51)及び後述の第1凹部 (54) の底面に対して平行な複数の取付片(152)とを有し、各取付片(152)がベースブラケット(5)第1凹部(54)を跨ぐように、すなわち、各取付片 (152) における覆い部 (151) の端部に連設され、かつ第1凹部 (54) の底面に対向する対向面が第1凹部 (54) に対して車両の左右方向へ重合し得るように、各取付片 (152) の先端側がベースブラケット(5)の配置面(51)にボルト(14)により締結されることにより、ベースブラケット(5)の配置面(51)に固定される。主に図5に示すように、第1凹部(54)の底面と取付片(152)の対向面(第1凹部 (54) に重合する領域)との間に形成される間隙に、回転ドラム(9)のギヤ部(93)が収容されるようになっている。
【0015】
回転ドラム(9)のドラム部(91)の外周がドラムカバー(15)の覆い部(151)により覆われることにより、回転ドラム(9)のドラム部(91)に設けられた巻取溝(92)からの各ケーブル(10)(11)の脱落を防止することができ、回転ドラム(9)による各ケーブル(10)(11)の巻き取りを確実なものとすることができる。
【0016】
回転ドラム(9)のギヤ部(93)の側面に対向する取付片(152)及び第1凹部(54)の底部には、ギヤ部(93)が枢軸(13)の軸線方向に対してがた付いたとき、ギヤ部(93)の側面に当接可能な図5に示す取付片(152)の凸部(152a)及び第1凹部(54)の凸部(54a)が設けられている。この凸部(152a)(54a)により、回転ドラム(9)のギヤ部(93)のがた付きを抑えることができ、回転ドラム(9)のギヤ部(93)と出力ギヤ(71)との噛合を確実にするとともに、回転ドラム(9)全体のがた付きを抑えて、回転ドラム(9)のドラム部(91)に対する各ケーブル(10)(11)の巻き取りを確実にすることが可能となる。
【0017】
なお、本実施形態においては、取付片(152)と第1凹部(54)の両方に凸部を設けたが、この凸部は、取付片(152)と第1凹部(54)とのいずれか一方に設けても良い。
【0018】
モータ(6)は、図2に示すように、アーマチュアが設けられた出力軸(61)の軸線方向(A)と平行なモータケーシング(62)の側面(62a)が、回転ドラム(9)のドラム部(91)に対向しかつ接近するとともに、軸線方向(A)が斜め下方の方向(回転ドラム(9)の枢軸(13)に対して直交する方向)へ向くように、回転ドラム(9)の下方に配置される。これにより、モータ駆動ユニット(8)をより小型にすることが可能となり、取り付けスペースの制約が少なくなり、モータ駆動ユニット(8)の左右共用化をより促進させることができる。
【0019】
減速機(7)は、回転ドラム(9)の下方で、かつモータ(6)の後方に配置されるとともに、ベースブラケット(5)の配置面(51)に固定されるギヤボックス(72)の内部には、図4に示すように、モータ(6)の出力軸(61)に固定されたウォーム(61a)に噛合するウォームホイール(73)と、ウォームホイール(73)のギヤ部(73a)に噛合するアイドルギヤ(74)と、アイドルギヤ(74)の周囲に設けられる電磁クラッチ(75)とが収容されている。
【0020】
減速機(7)の出力ギヤ(71)は、ギヤボックス(72)から露出するように設けられ、電磁クラッチ(75)が励磁されると、アイドルギヤ(74)の端面に設けられた吸着面(74a)に吸着され、アイドルギヤ(74)と一体的に回転して、モータ(6)の回転を減速してギヤ部(93)を介して回転ドラム(9)に伝達することができる。
【0021】
出力ギヤ(71)は、アイドルギヤ(74)をギヤボックス(72)内に枢支するための枢軸(76)と一体的に回転し得るように、枢軸(76)の一端部(図4において右端部)に固着されている。また、枢軸(76)の他端部(図4において左端部)には、枢軸(76)を介して出力ギヤ(71)と一体的に回転可能な大径のギヤ(77)が固着されている。
【0022】
大径のギヤ(77)は、ウォームホイール(73)をギヤボックス(72)内に枢支するための枢軸(78)に枢支された小径のギヤ(79)に噛合され、出力ギヤ(71)の回転を高速して小径のギヤ(79)に伝達する。
【0023】
小径のギヤ(79)の近傍には、高速回転する小径のギヤ(79)の回転を検出可能なロータリエンコーダ(79a)が設けられている。ロータリエンコーダ(79a)は、小径のギヤ(79)の回転を検出することによって、検出信号であるパルスを図示略の制御回路に送出して、ドア(1)の開閉位置及び移動方向の検出を可能にしている。
【0024】
(18)は、開扉用ケーブル(10)が摺動可能に挿通される撓曲可能な第1導管で、前端部がベースブラケット(5)の後端部に設けられる後述の切欠き状の第1導管固定部(52)に嵌合されて固定されるとともに、後端部がガイドレール(3)の後端付近の車体パネル(2)の車内側に配置される後側のケーブル案内部材(17)に固定される。
【0025】
(19)は、閉扉用ケーブル(11)が摺動可能に挿通される撓曲可能な第2導管で、後端部がベースブラケット(5)の前端部に設けられる後述の切欠き状の第2導管固定部(53)に嵌合されて固定されるとともに、前端部(19a)がガイドレール(3)の前端付近の車体パネル(2)の車内側に配置される前側のケーブル案内部材(16)に固定される。
【0026】
開扉用ケーブル(10)は、第1導管(18)の後端から繰り出された後、後側のケーブル案内部材(17)に誘導されて車体パネル(2)の車内側から車外側へ導出され、ガイドレール(3)の後端から前方へ向けて配策される。そして、開扉用ケーブル(10)の端末に固着されたケーブルエンド(10a)は、ガイドレール(3)に摺動可能に嵌合されるドア(1)に設けられた図示略のガイドローラに連結される。
【0027】
閉扉用ケーブル(11)は、第2導管(19)の前端から繰り出された後、前側のケーブル案内部材(16)に誘導されて車体パネル(2)の車内側から車外側へ導出され、ガイドレール(3)の前端から後方へ向けて配策される。そして、閉扉用ケーブル(11)の端末に固着されたケーブルエンド(11a)は、ドア(1)のガイドローラに連結される。
【0028】
ベースブラケット(5)の配置面(51)における回転ドラム(9)のギヤ部(93)及び減速機(7)の出力ギヤ(71)に対向する領域には、主に図5、6に示すように、配置面 (51) よりも車外側に凹み、かつギヤ部(93)及び出力ギヤ(71)の側面側(配置面(51)に対向する側)が陥入可能な広さの第1凹部(54)が設けられている。この第1凹部(54)は、ベースブラケット(5)における回転ドラム(9)のギヤ部(93)及び出力ギヤ(71)が対向する領域の剛性を高めるものである。これにより、ベースブラケット(5)の板厚を増すことなく、回転ドラム(9)のギヤ部(93)と出力ギヤ(71)間のギヤピッチのずれを抑えることができ、出力ギヤ(71)と回転ドラム(9)のギヤ部(93)間のギヤの伝達効率の向上を図り、ドア(1)を円滑かつ確実に開閉移動させることが可能となる。
【0029】
第1凹部(54)における回転ドラム(9)のギヤ部(93)が陥入する領域には、第1凹部(54)の剛性をより高めるため、図6に示すように、車内側に突出した+字形状の補強用ビード(55)が設けられている。補強用ビード(55)の中央部には、回転ドラム(9)を枢支するための枢軸(13)が嵌合される軸孔(56)が穿設されている。第1凹部 (54) における補強用ビード (55) の周囲には、前述のように、ギヤ部 (93) の側面に当接可能で、かつ軸孔 (56) を中心とする環状の凸部 (54a) が設けられている。第1凹部(54)における出力ギヤ(71)が陥入する領域の中央部には、出力ギヤ(71)の枢軸(76)が回転可能に嵌合される軸孔(57)が設けられている。
【0030】
図2、6に示すように、ベースブラケット(5)における前後のケーブル張力手段(12a)(12)が配置される部分の配置面 (51)には、開扉用ケーブル(10)及び閉扉用ケーブル(11)の移動経路に対向する領域の剛性を高めるための第2凹部(58)(58)が開扉用ケーブル(10)及び閉扉用ケーブル(11)の移動方向に沿って設けられている。この第2凹部(58)は、回転ドラム(9)の回転に伴う開扉用ケーブル(10)及び閉扉用ケーブル(11)の巻き取り力の反作用によるベースブラケット(5)の歪みを極力抑えることができ、各ケーブル(10)(11)の巻き取り力をドア(1)に確実に伝達させることができる。
【0031】
ベースブラケット(5)のドア(1)の開き方向(後方)を向く後端部には、開扉用ケーブル(10)が摺動可能に挿通される第1導管(18)の前端部が固定される第1導管固定部(52)が設けられ、また同じくドア(1)の閉じ方向(前方)を向く前端部には、第2ケーブル(11)が摺動可能に挿通される第2導管(19)の後端部が固定される第2導管固定部(53)を設けられる。
【0032】
回転ドラム(9)は、第1導管固定部(52)と第2導管固定部(53)との間のベースブラケット(5)のほぼ中央部に枢支される。これにより、第1導管固定部(52)と第2導管固定部(53)とは、回転ドラム(9)を境にして前後方向へほぼ対称位置になるように設けられることにより、左右のドアに対するモータ駆動ユニット(8)の共用化をより促進させることができる。
【0033】
図2に示すように、開扉用ケーブル(10)の弛みを吸収可能な後側のケーブル張力手段(12)は、ベースブラケット(5)における回転ドラム(9)と第1導管固定部(52)との間に配置され、また、閉扉用ケーブル(11)の弛みを吸収可能な前側のケーブル張力手段(12a)は、ベースブラケット(5)における回転ドラム(9)と第2導管固定部(53)との間に配置される。これにより、後側のケーブル張力手段(12)と前側のケーブル張力手段(12a)とは、回転ドラム(9)を境にして前後方向にほぼ対称位置になるようにして、ベースブラケット(5)の配置面(51)に配置されることにより、各ケーブル(10)(11)の弛みを確実に吸収することができるとともに、モータ駆動ユニット(8)の左右共用化をより促進させることができる。
【0034】
すなわち、第1及び第2導管固定部(52)(53)と、後側及び前側のケーブル張力手段(12)(12a)とを前後対称位置に配置することによって、モータ駆動ユニット(8)を前後逆にして、後部左側の車体パネルの車内側に配置することにより左側のドア(1)に適用することができる。
【0035】
各ケーブル張力手段(12)(12a)は、ベースブラケット(5)の配置面(51)に図示略のボルトにより固定され、かつ各ケーブル(10)(11)がそれぞれ前後方向へ挿通するケーシング(121)(121a)を有し、各ケーシング(121)(121a)内に回転可能でかつ上下方向へ移動可能に収容されたプーリ(122)(122a)を、各ケーシング(121)(121a)内に収容された図示略のばねの付勢力によって、各ケーブル(10)(11)に対して上方から下方へ押圧することによって、各ケーブル(10)(11)の弛みを吸収し得るようになっている。なお、図2は、各ケーブル(10)(11)の組付作業を容易にするため、各ケーブル(10)(11)に対して張力が作用しないように、各プーリ(122)(122a)を各ケーシング(121)(121a)に設けた係止部(123)(123a)に仮止めした状態を示している。組付完了後、各プーリ(122)(122a)が係止部(123)(123a)から外されることによって、各ケーブル(10)(11)に対して張力を作用させるようになっている。
【0036】
前側のケーブル案内部材(16)は、前述のように、ガイドレール(3)の前端付近の車体パネル(2)の車内側に配置され、車体パネル(2)に図示略のボルトにより固定される硬質合成樹脂製のケーシング(161)と、ケーシング(161)に設けられた車外側に向けて凹んだ凹状の収容部(161a)に上下方向を向く枢軸(163)により回転可能に収容され、第1導管(19)の前端から繰り出される閉扉用ケーブル(11)を車体パネル(2)の車内側から車外側へ誘導するように掛け回されるプーリ(162)と、このプーリ(162)を覆うように収容部(161a)を閉塞して、ケーシング(161)に固定される合成樹脂製のカバー(164)とを有している。
【0037】
ケーシング(161)の収容部(161a)がカバー(164)により閉塞されていない状態において、プーリ(162)は、閉扉用ケーブル(11)が掛け回される部分の外周が収容部(161a)から露呈するように、収容部(161a)に枢支される。これにより、閉扉用ケーブル(11)をプーリ(162)に掛け回す作業を行う場合に、カバー(164)をケーシング(161)から外した状態で行うことによって、プーリ(162)の外周に閉扉用ケーブル(11)が確実に掛け回されているか否かを目視しながら作業を行うことができる。
【0038】
ケーシング(161)には、車体パネル(2)に図示略のボルトにより締結される上下の取付片(161b)(161b)と、第1導管(19)の前端部(19a)が嵌合される導管嵌合溝(161c)とが設けられている。
【0039】
ケーシング(161)の収容部(161a)には、プーリ(162)の枢軸(163)の両端部が嵌合され、枢軸(163)を収容部(161a)に支持させるためのほぼU字状の枢軸嵌合溝(161d)が設けられている。
【0040】
ケーシング(161)の車体パネル(2)に設けられた図示略の貫通孔に嵌合する底部には、プーリ(162)に掛け回された閉扉用ケーブル(11)を車体パネル(2)の車内側から車外側へ導出させるためのケーブル挿通孔(161e)が設けられている。
【0041】
ケーブル挿通孔(161e)は、ケーシング(161)の底部に取り付けられるゴム等の弾性材料で形成されたブーツ(165)により閉塞される。ブーツ(165)は、閉扉用ケーブル(11)が摺動可能に隙間無く挿通されるとともに、ドア(1)の開閉移動に伴う閉扉用ケーブル(11)の移動方向の向きの変位(図10において矢示B方向)に追従して撓曲し得るようにガイドレール(3)側に向けて突出している。これにより、ケーブル挿通孔(161e)からケーシング(161)内への雨水進入を確実に阻止することができるとともに、閉扉用ケーブル(11)の移動方向の向きを円滑に変位させることができる。
【0042】
カバー(164)の内面側には、ケーシング(161)の枢軸嵌合溝(161d)に嵌合したプーリ(162)の枢軸(163)の両端部に当接可能な図11に示す枢軸押さえ部(164a)と、閉扉用ケーブル(11)が掛け回されるプーリ(162)の外周に接近する図10及び図11に示す円弧状の内壁部(164b)と、ケーシング(161)の導管嵌合溝(161c)に嵌合した第1導管(19)の前端部(19a)に当接し、前端部(19a)を導管嵌合溝(161c)に押圧可能な図10に示す導管押さえ部(164c)とが設けられている。
【0043】
カバー(164)は、前後端に設けられた係合孔(164d)を、ケーシング(161)の前後端に設けられた爪部(161f)に係合させて、ケーシング(161)に対して固定することにより、プーリ(162)を覆うとともに収容部(161a)を閉塞する。なお、爪部(161f)はカバー(164)に設け、係合孔(164d)はケーシング(161)に設けても良い。
【0044】
後側のケーブル案内部材(17)は、ガイドレール(3)の後端付近の車体パネル(2)の車内側に配置され、車体パネル(2)に図示略のボルトにより固定される硬質合成樹脂製のケーシング(171)と、ケーシング(171)に回転可能に収容され、かつ開扉用ケーブル(10)が掛け回されるプーリ(172)とを有している。なお、この後側のケーブル案内部材(17)は、基本的な構成について、前側のケーブル案内部材(16)とほぼ同一であるので、詳細な説明は省略する。また、後側のケーブル案内部材(17)を前側のケーブル案内部材(16)と同一構成としても良い。
【0045】
所定の操作スイッチが操作されると、モータ(6)の出力軸(61)が回転するとともに、電磁クラッチ(75)が励磁されて、出力ギヤ(71)がアイドルギヤ(74)の吸着面(74a)に吸着される。これにより、モータ(6)の出力軸(61)の回転は、ウォーム(61a)、ウォーム(61a)に噛合しているウォームホイール(73)、ウォームホイール(73)のギヤ部(73a)に噛合しているアイドルギヤ(74)、アイドルギヤ(74)に吸着されている出力ギヤ(71)、出力ギヤ(71)に噛合している回転ドラム(9)のギヤ部(93)を介して、回転ドラム(9)に伝達され、回転ドラム(9)は所定の方向へ回転させられる。
【0046】
このとき、図2において、回転ドラム(9)が反時計方向へ回転した場合には、開扉用ケーブル(10)が回転ドラム(9)のドラム部(91)の巻取溝(92)に巻き取られるとともに、閉扉用ケーブル(11)が巻取溝(92)から送り出されることにより、ドア(1)のガイドローラはガイドレール(3)に沿って後退させられて、ドア(1)を開扉方向へ移動させることができる。また、回転ドラム(9)が時計方向へ回転した場合には、閉扉用ケーブル(11)が回転ドラム(9)のドラム部(91)の巻取溝(92)に巻き取られるとともに、開扉用ケーブル(10)が巻取溝(92)から送り出されることにより、ドア(1)のガイドローラはガイドレール(3)に沿って前方へ移動させられて、ドア(1)を閉扉方向へ移動させることができる。
【0047】
回転ドラム(9)が反時計方向へ回転した場合には、回転ドラム(9)のドラム部(91)の巻取溝(92)から送り出される方の閉扉用ケーブル(11)に弛みが発生するが、この弛みは、前側のケーブル張力手段(12a)により吸収される。また、回転ドラム(9)が時計方向へ回転した場合には、回転ドラム(9)のドラム部(91)の巻取溝(92)から送り出される方の開扉用ケーブル(10)に弛みが発生するが、この弛みは、後側のケーブル張力手段(12)により吸収される。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
(a)請求項1記載の発明によると、ベースブラケットにおける回転ドラムのギヤ部及び出力ギヤが対向する領域の剛性を高めることが可能になるとともに、回転ドラムのギヤ部のがた付きを抑えることができるため、ベースブラケットの板厚を増すことなく、回転ドラムのギヤ部と出力ギヤとの噛合を確実にし、ギヤの伝達効率の向上を図り、開閉体を円滑かつ確実に開閉移動させることが可能となる。
【0049】
(b)請求項2記載の発明によると、請求項1に係わる発明の効果に加えて、ベースブラケットにおけるケーブルの移動経路に対向する領域の歪みを極力に抑えることができ、ケーブルの巻き取り力を開閉体に確実に伝達させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における一実施形態の適用した車両の斜視図である。
【図2】 同じく、室内側から見た開閉装置の正面図である。
【図3】 同じく、開閉装置の平面図である。
【図4】 図2におけるIV−IV線に沿う拡大縦断面図である。
【図5】 図2におけるV−V線に沿う拡大縦断面図である。
【図6】 モータ駆動ユニットにおけるベースブラケットの斜視図である。
【図7】 前側のケーブル案内部材の分解斜視図である。
【図8】 前側のケーブル案内部材の正面図である。
【図9】 前側のケーブル案内部材の平面図である。
【図10】 図8におけるX−X線に沿う横断面図である。
【図11】 図8におけるXI−XI線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
(1)スライドドア(開閉体)
(2)車体パネル
(3)ガイドレール
(4)開閉装置
(5)ベースブラケット
(51)配置面
(52)第1導管固定部
(53)第2導管固定部
(54)第1凹部
(54a)凸部
(55)補強用ビード
(56)(57)軸孔
(58)第2凹部
(6)モータ
(61)出力軸
(61a)ウォーム
(62)モータケーシング
(62a)側面
(7)減速機
(71)出力ギヤ
(72)ギヤボックス
(73)ウォームホイール
(73a)ギヤ部
(74)アイドルギヤ
(74a)吸着面
(75)電磁クラッチ
(76)枢軸
(77)大径のギヤ
(78)枢軸
(79)小径のギヤ
(79a)ロータリエンコーダ
(8)モータ駆動ユニット
(9)回転ドラム
(91)ドラム部
(92)巻取溝
(93)ギヤ部
(10)開扉用ケーブル(第1ケーブル)
(10a)ケーブルエンド
(11)閉扉用ケーブル(第2ケーブル)
(11a)ケーブルエンド
(12)後側のケーブル張力手段(第1ケーブル張力手段)
(12a)前側のケーブル張力手段(第2ケーブル張力手段)
(121)(121a)ケーシング
(122)(122a)プーリ
(123)(123a)係止部
(13)枢軸
(14)ボルト
(15)ドラムカバー
(151)覆い部
(152)取付片
(152a)凸部
(16)前側のケーブル案内部材
(161)ケーシング
(161a)収容部
(161b)取付片
(161c)導管嵌合溝
(161d)枢軸嵌合溝
(161e)ケーブル挿通孔
(161f)爪部
(162)プーリ
(163)枢軸
(164)カバー
(164a)枢軸押さえ部
(164b)内壁部
(164c)導管押さえ部
(164d)係合孔
(165)ブーツ
(17)後側のケーブルケーブル案内部材
(171)ケーシング
(172)プーリ
(18)第1導管
(19)第2導管
(19a)前端部(端部)
(A)出力軸の軸線方向
(B)ケーブルの変位方向

Claims (2)

  1. 車体に固定されるベースブラケットに、モータと、前記車体に開閉可能に支持された開閉体に連結されるケーブルを巻き取り及び送り出し可能に掛け回されるドラム部を有する回転ドラムと、前記モータの回転を減速して前記回転ドラムに伝達可能な出力ギヤを有する減速機とを含むモータ駆動ユニットを配置し、前記モータにより前記減速機を介して前記回転ドラムを回転させることによって、前記ケーブルを介して、前記開閉体を開閉移動させるようにした車両用開閉体の開閉装置において、
    前記回転ドラムに前記出力ギヤと噛合し、かつ前記回転ドラムのドラム部の外径よりも拡径のギヤ部を一体的に設け
    前記ベースブラケットに、前記モータが配置される配置面よりも凹み、かつ前記回転ドラムのギヤ部及び前記出力ギヤの側面側が陥入可能な広さの第1凹部を設けるとともに、前記回転ドラムを、前記ベースブラケットと前記ベースブラケットに固定されるドラムカバーとの間に枢支し、
    前記ドラムカバーは、前記回転ドラムのドラム部の外周の一部を覆うほぼ円筒状の覆い部と、前記覆い部に連設され、かつ前記第1凹部の底面に対向する対向面が前記第1凹部に対して重合し得るように、前記ベースブラケットの前記配置面に固定される複数の取付片とを有し、
    前記ギヤ部を、前記第1凹部の底面前記取付片の前記対向面との間に収容し、前記第1凹部または前記取付片の前記対向面に、前記ギヤ部の側面に当接可能な凸部を設けたことを特徴とする車両用開閉体の開閉装置。
  2. ベースブラケットの配置面におけるケーブルの移動経路に対向する領域に、前記ケーブルの移動方向に沿って第2凹部を設けた請求項1記載の車両用開閉体の開閉装置。
JP2003145337A 2003-05-22 2003-05-22 車両用開閉体の開閉装置 Expired - Fee Related JP4199051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003145337A JP4199051B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 車両用開閉体の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003145337A JP4199051B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 車両用開閉体の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004346623A JP2004346623A (ja) 2004-12-09
JP4199051B2 true JP4199051B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=33532552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003145337A Expired - Fee Related JP4199051B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 車両用開閉体の開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4199051B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004346623A (ja) 2004-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4447634B2 (ja) 車両用スライドドアの自動開閉装置
JP5766189B2 (ja) 車両用開閉体の駆動装置
US7997639B2 (en) Slide door opening/closing device of motor vehicle
JP4893144B2 (ja) 車両用パワースライドドア装置
JP2001003638A (ja) 車両用電動スライドドア装置
JP5578067B2 (ja) スライドドア開閉装置及びその組付け方法
JP2007223402A (ja) スライドドア開閉装置
JP5184012B2 (ja) 車両用自動開閉装置
JP4036332B2 (ja) 車両用開閉体の開閉装置におけるケーブル案内部材
JP4199051B2 (ja) 車両用開閉体の開閉装置
JP2004196231A (ja) 車両用自動開閉装置
JP3879476B2 (ja) グロメット
JP4061244B2 (ja) 車両用開閉体の開閉装置
JP5573661B2 (ja) スライドドア開閉装置
JPH11334371A (ja) 車両用スライドドア装置
JP4972800B2 (ja) 車両用スライドドアの自動開閉装置
JP2023057799A (ja) 車両用スライド窓パネル開閉装置
US7805887B2 (en) Open/close member driving apparatus
JP2012246618A (ja) 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉装置の製造方法
JP2011074724A (ja) プーリ装置および車両用自動開閉装置
JP3543204B2 (ja) 車両用スライドドアの開閉装置
JP2009046921A (ja) 車両用自動開閉装置
JP2010236243A (ja) パワースライド装置の駆動ユニット
JP2021095762A (ja) 車両用ドア開閉装置
JP5602375B2 (ja) パワースライド装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080507

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees