JP4198960B2 - 遊戯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊戯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プッシャー型と呼ばれる遊戯装置は、回転するターンテーブル上に配置された景品を掬い上げるショベルと、固定テーブルと、固定テーブル上を景品払出口に近づき或いは遠ざかるようにスライド運動するスライドテーブルと、を備える。そして、例えばスイッチ操作等でプレーヤによってなされる掬い上げ動作指示に応じて、ターンテーブル上の景品をショベルで掬い上げ、掬い上げた景品を固定テーブル上に落下させる。固定テーブルに落下した景品は、スライドテーブルのスライド運動によって押し出され、固定テーブルから景品払出口へ落下する。そして、プレーヤは、景品払出口から払い出されるその景品を、獲得できる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の遊戯装置においては、遊戯性をより高めるため、所定の条件の下、特典として、景品をターンテーブルや固定テーブル上に補充する、或いは景品払出口から払い出す機構を有するものもある。
例えば、メダルゲーム機にあっては、傾斜板を備えた昇降機で補充用のメダルを所定のプレート位置まで押し上げ、傾斜によってメダルをスライドさせて補充する機構が知られている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平3−45751号公報
【特許文献2】
実用新案登録第3013932号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る遊戯装置は、主にゲームセンタ等の店舗に設置される業務用の遊戯装置であり、多くのプレーヤの興味を引き付けるべく、様々な演出がなされるものである。従って、特典用の景品払い出し方法に対しても、新たな趣向や仕掛けを凝らした方法が常に求められている。
【0006】
本発明は、こうした要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、顧客吸引力に優れた、新しい動作での景品払い出しを実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の発明の遊戯装置は、景品を保持する内部空間を有する複数の景品保持体(例えば、図6のバスケット1044)を、円周状に着脱自在に配設して備えた景品保持体支持部(例えば、図6のポール1042)と、前記景品保持体を円周方向に回転駆動する景品保持体駆動部(例えば、図6のモータ1042a)と、一端側に前記景品保持体を把持するための把持部(例えば、図6の把持部1040)を備え、他端側が所定軸で軸支されて起立状態と横臥状態との間を変位可能なアーム部(例えば、図6のバスケットアーム1037)と、前記アーム部を前記所定軸を軸中心として回転させることにより、起立状態と横臥状態との間を変位させるアーム駆動部と、1)前記景品保持体棚駆動部による前記景品保持体の回転駆動と、2)起立状態の前記アーム部の前記把持部による景品保持体の把持と、3)前記アーム駆動部による前記アーム部の横臥状態への変位とを制御する制御部(例えば、図1の制御装置1090)と、を具備し、前記制御部の制御によって、前記複数の景品保持体の内、所望の景品保持体に保持されていた景品を放出可能な遊戯装置である。
【0008】
ここで「景品」とは、ゲームプレイで所定の条件を達成(クリア)した場合に払い出される褒美品や賞品といった意味である。例えば、小袋分けされた飴や菓子、おもちゃ、装飾品、各種グッズ、カプセル等であって良く、プレーヤの対象年齢やゲーム対価の設定等に応じて適宜選択される。また、遊戯装置の遊戯に用いられるコインであっても良い。
【0009】
この第1の発明によれば、景品保持体が円周方向に回転駆動され、起立状態のアーム部は、例えばその上方に位置された景品保持体を把持して、起立状態から横臥状態へ変位する。このとき、変位するアーム部に把持された景品保持体は、上方から下方へと移動されつつ、その向きを変え、保持していた景品を放出する。この移動経路は、アーム部変位の仕方によって決定され、例えばアーム部が回転して変位する場合には、景品保持体は、その回転の円弧に沿うように、上方から下方へと円弧を描いて移動する。
【0010】
従って、例えば景品保持体の配設位置を、プレーヤの目線の斜め上方とし、且つアーム部を、起立状態から横臥状態への変位方向がプレーヤの立ち位置に向かう方向となるように配置することで、プレーヤに対して、目線上方から景品保持体が移動して目前で景品が放出されるといったダイナミックな演出効果を与える新しい景品の払い出しを実現できる。
【0011】
また、複数の景品保持体が景品保持体支持部に配設して備えられているので、ある景品保持体から景品を放出した後、続いて、他の景品保持体に保持されていた景品を放出することができる。このため、景品を放出する毎に、例えば遊戯装置の管理者が、空となった景品保持体に新たな景品を補充するといった手間が不要となり、景品の補充に要する煩わしさを軽減することができる。
【0012】
ここで、所望の景品保持体に保持されていた景品を放出させるには、例えば次のように制御する。即ち、アーム部がその上方に位置する景品保持体を把持する場合には、所望の景品保持体がアーム部の上方に位置するように、景品保持体支持部を回転駆動させれば良い。
【0013】
また、第2の発明として、第1の発明の遊戯装置、前記所定軸を介して前記アーム部の他端側と接続されたアーム台座(例えば、図6の台座1031に配置されたベース1033)と、前記アーム台座を略水平方向に移動させる台座駆動部(例えば、図6のモータ1031a)と、を更に具備し、前記制御部は、更に、4)前記台座駆動部による前記アーム台座の移動を制御するように構成しても良い。
【0014】
この第2の発明によればアーム台座が略水平方向に移動されるので、アーム部は、遊戯装置内を、水平面上を円弧を描くように移動することになる。このため、景品保持体を把持した状態で遊戯装置内を移動し、その後景品を放出する、或いは遊戯装置内を移動しつつ景品を放出する等、アーム部の移動形態を様々に行うことができ、より面白味のある景品の払い出しを実現できる。
【0015】
また、第3の発明の遊戯装置は、景品を保持する内部空間を有する複数の景品保持体(例えば、図6のバスケット1044)を、円周状に着脱自在に配設して備えた景品保持体支持部(例えば、図6のポール1042)と、一端側に前記景品保持体を把持するための把持部(例えば、図6の把持部1040)を備え、他端側が所定軸で軸支されて起立状態と横臥状態との間を変位可能なアーム部(例えば、図6のバスケットアーム1037)と、前記アーム部を前記所定軸で回転させることにより、起立状態と横臥状態との間を変位させるアーム駆動部(例えば、図6のモータ1034)と、前記アーム部の他端側と前記所定軸で接続されたアーム台座(例えば、図6の台座1031に配置されたベース1033)と、前記アーム台座を略水平方向に移動させる台座駆動部(例えば、図6のモータ1031a)と、1)前記台座駆動部による前記アーム台座の移動と、2)起立状態の前記アーム部の前記把持部による景品保持体の把持と、3)前記アーム駆動部による前記アーム部の横臥状態への変位とを制御する制御部(例えば、図1の制御装置1090)と、を具備し、前記制御部の制御によって、前記複数の景品保持体の内、所望の景品保持体に保持されていた景品を放出可能な遊戯装置である
【0016】
この第3の発明によれば、景品保持体が円周方向に回転駆動され、起立状態のアーム部は、例えばその上方に位置された景品保持体を把持して、起立状態から横臥状態へと変位する。このとき、変位するアーム部に把持された景品保持体は、上方から下方へと移動されつつ、その向きを変え、保持していた景品を放出する。この移動経路は、アームの変位の仕方によって決定され、例えばアーム部が回転して変位する場合には、景品保持体は、その回転の円弧に沿うように、上方から下方へと円弧を描いて移動する。
【0017】
従って、例えば景品保持体の配設位置を、プレーヤの目線の斜め上方とし、且つアーム台座を回転駆動して、起立状態から横臥状態への変位方向がプレーヤの立ち位置に向かう方向となるようにアーム部を移動させることで、プレーヤに対して、目線上方から景品保持体が移動して目前で景品が放出されるといったダイナミックな演出効果を与える新しい景品の払い出しを実現できる。
【0018】
また、複数の景品保持体が景品保持体支持部に配設して備えられているので、ある景品保持体から景品を放出した後、続いて、他の景品保持体に保持されていた景品を放出することができる。このため、景品を放出する毎に、例えば遊戯装置の管理者が、空となった景品保持体に新たな景品を補充するといった手間が不要となり、景品の補充に要する煩わしさを軽減することができる。
【0019】
ここで、所望の景品保持体に保持されていた景品を放出させるには、例えば次のように制御する。即ち、アーム部がその上方に位置する景品保持体を把持する場合には、所望の景品保持体がアーム部の上方に位置するように、アーム台座を移動させれば良い。
【0020】
また、第4の発明として、第1又は第2の発明の遊戯装置、前記複数の景品保持体の内、一の景品保持体を選択する選択手段を更に具備し、前記制御部は、前記選択手段によって選択された景品保持体の配設位置と、前記アーム部の位置とに基づいて、前記景品保持体を移動させるように構成しても良い。
【0021】
この第4の発明によれば例えば景品保持体を回転駆動させて、選択された景品保持体をアーム部が把持可能な位置に移動させることで、当該選択された景品保持体がアーム部に把持されて、これに収容されていた景品を放出させることができる。
【0022】
ここで、選択手段は、制御部が、複数の景品保持部の内からランダムに、或いは一定の法則に従って一の景品保持体を選択して実現しても良いし、また、プレーヤが操作可能なスイッチを備え、当該スイッチの操作によって指示することで実現しても良い。特に、プレーヤの操作指示によって実現する場合には、プレーヤ自身が望む景品を与えることができるので、プレーヤに対して、この景品を獲得したいといった意欲を誘起させ、ゲームプレイへの興味を掻き立てることができる。
【0023】
また、第5の発明として第2又は第3の発明の遊戯装置、前記複数の景品保持体の内、一の景品保持体を選択する選択手段を更に具備し、前記制御部は、前記選択手段によって選択された景品保持体の配設位置と、前記アーム部の位置とに基づいて、前記アーム部を移動させるように構成しても良い。
【0024】
この第5の発明によれば例えばアーム台座を移動させて、選択された景品保持体を把持可能な位置にアーム部を移動させることで、当該選択された景品保持体がアーム部に把持されて、これに収容されていた景品を放出させることができる。
【0025】
ここで、選択手段は、制御部が、複数の景品保持部の内からランダムに、或いは一定の法則に従って一の景品保持体を選択して実現しても良いし、また、プレーヤが操作可能なスイッチを備え、当該スイッチの操作によって指示することで実現しても良い。特に、プレーヤの操作指示によって実現する場合には、プレーヤ自身が望む景品を与えることができるので、プレーヤに対して、この景品を獲得したいといった意欲を誘起させ、ゲームプレイへの興味を掻き立てることができる。
【0026】
また、第6の発明として第4又は第5の発明の遊戯装置、前記各景品保持体が景品を保持しているか否かを判定する判定手段を更に具備し、前記選択手段は前記判定手段による判定結果に基づいて一の景品保持体を選択するように構成しても良い。
【0027】
この第6の発明によれば各景品保持体が、現在景品を保持しているか否かを判定することができる。このため、景品を保持している景品保持体のみをアーム部に把持可能とさせて、確実に景品を放出させることができ、空の景品保持体を把持してしまい、景品をプレーヤに払い出せないといった事態を防止できる。
【0028】
ここで判定手段は、景品保持体に、保持している景品の有無を検知するセンサ等の検知手段を備え、この検知結果によって判定することとしても良い。また、各景品保持体に識別番号を割り当て、景品保持体毎に景品を放出したか否かを記憶することで実現しても良い。
【0029】
また、第7の発明として第1〜第6の何れかの発明の遊戯装置、前記アーム部は屈曲部を有し、前記所定軸を軸中心として所定方向に回転し、前記屈曲部の屈曲方向は、前記所定軸を軸中心とする前記アーム部の回転面に平行であるように構成しても良い。
【0030】
この第7の発明によれば例えば屈曲方向が、アーム部が起立状態から横臥状態へと変位するときのアーム部の回転方向と一致する場合、アーム部の横臥状態にあっては、把持部によって把持された景品保持部と所定軸との間に空間余裕が生まれる。このため、景品を放出する際に、アーム部の前方(上記回転方向)に配置された他の装置への干渉を防止することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0032】
<全体構成>
図1は、本発明を適用した遊戯装置1000の概略を示す外観図であり、図2は、遊戯装置1000の平面図である。また、図3は、遊戯装置1000の1つのステーションに係る要部正面図であり、図4は、遊戯装置1000の1つのステーションに係る要部縦断面図である。
【0033】
図1〜図4によれば、遊戯装置1000は、複数の景品Kを載置するターンテーブル1002と、ターンテーブル1002上に載置された景品Kを掬い上げる掬い上げ装置1010と、掬い上げた景品Kを載置し、景品払出口1006へ落下させるプッシャーテーブル部1020と、ジャックポット(以下、適宜「JP」という。)達成時にJP用景品Pを払い出す景品払出装置(以下、適宜「JP払出装置」という。)1030と、掬い上げ装置1010の操作スイッチ1004と、遊戯装置1000を統合的に制御する制御装置1090と、を主に備えて構成される。また、遊戯装置1000の筐体上部側面は、例えば透明な樹脂等で形成され、遊戯装置1000内部を視認可能となっている。
【0034】
遊戯装置1000は、平面視略六角形の形状を成しており、略六角形の各辺でプレーヤが遊ぶためのステーションが6つ備えられ、各ステーション毎に、掬い上げ装置1010と、プッシャーテーブル部1020と、操作スイッチ1004と、景品払出口1006と、が備えられている。従って、本実施の形態の遊戯装置1000では、6人のプレーヤが同時にゲームを楽しむことができる。
【0035】
以下、遊戯装置1000の1つのステーションに注目して、遊戯装置1000の構成及び動作を説明する。尚、説明上、上下方向は図3、図4における上下の方向とし、同図の上を上、下を下として説明する。また、奥行き方向は、図3に向かって前後(手前/奥)の方向とし、スライドテーブル1024が景品払出口1006に近づく向きを前又は手前、遠ざかる向きを後又は奥として説明する。
【0036】
ターンテーブル1002は、上向きに開口する環状溝を形成して有し、溝部分の底上面に多数の景品Kを載置できるように構成されている。そして、ターンテーブル1002の下方に設けられたモータ1002aによって支持・駆動され、遊戯装置1000の中央に設けられた回転軸Aを中心として、遊戯装置1000内を一定方向にゆっくりと回転する。モータ1002aの回転/停止は、制御装置1090によって制御される。
【0037】
プッシャーテーブル部1020は、固定テーブル1022と、固定テーブル1022上で前後方向にスライド移動するスライドテーブル1024と、固定テーブル1022の前面端部に設置されたチャッカー1026と、を備えて構成される。
【0038】
固定テーブル1022は、ターンテーブル1002の上方において、遊戯装置1000の中央部から手前に向けて延出する平板であり、その前面端部は、景品払出口1006の上方に達している。スライドテーブル1024は、固定テーブル1022の上面に沿って前後方向にスライド移動する平板である。このスライドテーブル1024の駆動方法は、公知の技術を適宜使用することとし、ここでの説明は省略する。
【0039】
チャッカー1026は、景品Kの重力によって可動する棒状の検知バーを備えており、検知バーが、固定テーブル1022の前面端部から落下する景品Kと接触するよう、配置されている。検知バーの可動によって景品Kの落下を検知すると、チャッカー1026は、検知信号を制御装置1090へ出力する。
【0040】
掬い上げ装置1010は、2本のショベルアーム1014、1016と、景品Kを掬い上げ可能な曲面を成すショベル1018と、を備えて構成され、2本のショベルアーム1014、1016とショベル1018とによって所定のリンク機構が形成されている。掬い上げ装置1010は、操作スイッチ1004からの操作入力に応じて、モータ1012によってショベルアーム1014を駆動させ、ショベル1018でターンテーブル1002上の景品Kを掬い上げ、掬い上げた景品Kを固定テーブル1022上に落下させるといった一連の掬い上げ動作を実行する。モータ1012の回転/停止は、制御装置1090によって制御される。
【0041】
より具体的には、掬い上げ装置1010は、初期状態にあっては、プッシャーテーブル部1020の上方に畳まれて配置されている。そして、プレーヤによって操作スイッチ1004の操作指示スイッチ1004aが操作されると、モータ1012が回転し、ショベルアーム1014は、ターンテーブル1002の底面に向けて円弧Bを描いて移動する。このとき、ショベル1018がターンテーブル1002の底面上部付近に達し、ターンテーブル1002上に載置された景品Kを掬い上げる。景品Kを掬い上げると、モータ1012が逆回転し、ショベルアーム1014は、円弧Bを逆に描いて元の位置に戻る。
【0042】
次いで、操作スイッチ1004の落下指示スイッチ1004bが操作されると、再度モータ1012が回転し、ショベル1018が傾斜して、掬い上げた景品Kを固定テーブル1022上に落下させる。このとき、固定テーブル1022上ではスライドテーブル1024が前後方向にスライドしているため、固定テーブル1022上に落下した景品Kは、スライドテーブル1024の前面端部で押されることで、固定テーブル1022を手前方向へ移動する。固定テーブル1022に載置された景品Kの密度が高いと、景品Kが玉突き状態となって、手前の景品Kから順に固定テーブル1022の前面端部より景品払出口1006へ落下する。落下した景品Kは、景品払出口1006と連通して景品払出溝を形成する景品取出口1007から、遊戯装置1000外部へ払い出される。一方、固定テーブル1022上に載置された景品Kの密度が低いと、固定テーブル1022上の隙間を埋めるように景品Kが移動するのみとなり、景品Kの払い出しは実現されない。
【0043】
尚、掬い上げ装置1010のリンク機構及び駆動方法は公知の技術を適宜使用することとし、ここでの説明は省略する。また、ショベル1018は、モータ1012によって傾斜させるに限らず、開閉する1対のショベルを有して構成し、その1対のショベルを開くことにより、景品Kを落下させることとしても良い。
【0044】
更に、ショベルアーム1016の前面には、JPルーレット1060と、JPメータ1070と、が設置されている。
【0045】
JPルーレット1060は、円状に等間隔で配設された複数(図3においては、6個示されている。)のランプ1062を有する電子式のルーレットであり、各ランプ1062には、“1”、“2”或いは“3”の目(以下、適宜「ポイント」という。)が割り当てられている。JPルーレット1060は、チャッカー1026によって景品Kの落下が検知された場合に起動し、最終的に1つのランプ1062のみを点灯することで、当該点灯したランプ1062に割り当てた“1”、“2”或いは“3”の何れかのポイントを指示する。JPルーレット1060の動作は、制御装置1090によって制御される。
【0046】
JPメータ1070は、下部から上部へ向かって等間隔で配設された複数(図3においては、8個示されている)のLED1072を有する表示器であり、JPルーレット1060によって指示されたポイント(以下、適宜「指示ポイント」という。)を累積的に表示する。LED1072は、最下段のものから順に点灯する。また、LED1072と指示ポイントとは1対1で対応し、指示ポイントの数だけ、点灯するLED1072の数が増加する。
【0047】
本実施の形態の遊戯装置1000では、累積ポイントに応じて、各種得点動作が起動される。具体的には、JPメータ1070の最下段から連続する3つのLED1072が点灯すると「小当たり」となり、これに該当する所定の「小当たり特典」の動作が起動される、また、最下段から連続する5つのLED1072が点灯すると「中当たり」となり、これに該当する「中当たり特典」の動作が起動される。そして、8つ全部のLED1072が点灯すると「大当たり(JP)」となり、これに該当する「JP特典」として、後述のように、JP払出装置1030によってJP用景品Pが払い出される。尚、これらの特典動作は、累積ポイントが該当するポイントに初めて達したときに1回だけ起動され、JP特典動作が起動されると、その時点でゲームは終了となる。
【0048】
制御装置1090は、例えばCPUやLSI等の演算処理装置、ICメモリ、電気回路等を有し、遊戯装置1000の動作を統合的に制御する。具体的には、掬い上げ装置1010による掬い上げ動作、JPルーレット1060の動作、JPメータ1070の表示、JP払出装置1030による払い出し動作、等の各種制御を実行する。
【0049】
<景品払出装置>
次に、本発明の特徴部分であるJP払出装置1030について説明する。
図5は、JP払出装置1030の外観を示す斜視図であり、図6は、図5のC−C´矢視線の縦断面図である。尚、図5、図6は、JP払出装置1030の初期状態を示している。
【0050】
同図によれば、JP払出装置1030は、台座1031と、JP用景品Pを収容するバスケット1044と、バスケット1044を支持するためのポール1042と、ベース1033を上昇/下降させるためのピストン1032と、ベース1033の下部に配設されたモータ1034と、第1アーム1035と、第2アーム1036と、バスケットアーム1037と、バスケット1044を把持するための把持部1040と、2つのストッパ1038a、1038bと、を主に備えて構成される。
【0051】
台座1031は、略円柱形状を有して形成され、遊戯装置1000の中央に、略垂直に配置される。台座1031の中央部には、上方に開口した円柱形上の空洞部が形成され、この空洞部内部は、ポール1042が配置されている。そして、台座1031は、台座1031の下方に設けられたモータ1031aによって歯車を介して駆動され、遊戯装置1000の中央に設けられた回転軸Aを中心として回転する。但し、ポール1042は、後述のように、台座1031とは独立して回転する。モータ1031aは、制御装置1090によって制御されるモータであって、例えば、DCモータやステッピングモータによって実現される。モータ1031aの回転/停止は、制御装置1090によって制御される。尚、台座1031の回転方向は、一定方向或いは両方向の何れであっても良い。
【0052】
また、台座1031の周辺部分には、上方に開口する空洞部1031bが形成されており、空洞部1031b内には、ピストン1032と、ピストン1032の上面に載置されたベース1033と、が設置されている。
【0053】
ピストン1032は、モータ1032aによって、空洞部1031b内を上下方向へ往復移動する。このピストン1032の上下方向への往復移動によって、ベース1033が上昇/下降する。モータ1032aは、制御装置1090によって制御されるモータであって、例えば、DCモータやステッピングモータによって実現される。モータ1032aの回転/停止は、制御装置1090によって制御される。
【0054】
モータ1034は、制御装置1090によって制御されるモータであって、例えば、DCモータやステッピングモータによって実現される。モータ1034は、その回転軸が水平となるように配設されており、これには、第1アーム1035の一端が軸支されている。
【0055】
第1アーム1035は、一端がモータ1034の回転軸に、他端が第2アーム1036の一端に、それぞれ回動自在に軸支されている。また、第2アーム1036は、一端が第1アーム1035の他端に、他端がバスケットアーム1037に、それぞれ回動自在に軸支されている。
【0056】
バスケットアーム1037は、両端が手前(プレーヤ側)に向けて屈曲した略コの字形状を有して形成されている。バスケットアーム1037の一端は、その回転面(バスケットアーム1027の回転によって形成される面)が上記屈曲方向と平行となるよう、ベース1033と回動自在に軸支され、その軸支位置Dの近傍他端側には、第2アーム1036の他端が回動自在に軸支されている。また、バスケットアーム1037の他端には、バスケット1044を把持するための把持部1040が固定されている。
【0057】
従って、バスケットアーム1037は、第1アーム1035及び第2アーム1036によって伝達されるモータ1034の回転動力により、軸支位置Dを中心として回転し、その回転面は、屈曲方向と平行となる。具体的には、モータ1034が正回転することで、バスケットアーム1037は手前側(プレーヤ側;矢印E1方向)に回転(以下、適宜「正回転」という。)し、モータ1034が逆回転することで、バスケットアーム1037は奥側(矢印E2方向)へ回転(以下、適宜「逆回転」という。)する。
【0058】
また、バスケットアーム1037の2つの屈曲部分は、何れも、バスケットアーム1037が正回転した際に、その手前に設置された掬い上げ装置1010と接触しないように充分な長さを持って形成され、また、バスケットアーム1037全体の長さは、バスケットアーム1037が正回転した際に、把持部1040に把持されたバスケット1044が景品払出口1006の上方に達するに充分な長さを持って形成される(図11参照)。このため、バスケットアーム1037が正回転してJP用景品Pを払い出す際の、掬い上げ装置1010に対する干渉を防止できる。
【0059】
ストッパ1038a、1038bは、略円柱形状を有して形成され、バスケットアーム1037の回転を制限する。具体的には、ストッパ1038aは、バスケットアーム1037の逆回転を制限し、バスケットアーム1037がストッパ1038aと当接しているとき、バスケットアーム1037は、ほぼ鉛直に起立した状態(起立状態)となる。一方、ストッパ1038bは、バスケットアーム1037の正回転を制限し、バスケットアーム1037がストッパ1038bと当接しているとき、バスケットアーム1037は、ほぼ水平に横臥した状態(横臥状態)となる。従って、バスケットアーム1037は、ベース1033との軸支位置Dを中心として、ストッパ1038aと当接する位置(起立状態)と、ストッパ1038bと当接する位置(横臥状態)と、が成す約90度の範囲を、正/逆回転する。尚ここで、バスケットアーム1037の回転角度は、モータ1034の駆動時間によって調節される。
【0060】
図7は、把持部1040を示す斜視図である。
同図によれば、把持部1040は、略直方体形状を有する基部のの上面に4つの矩形孔1040aを有して構成されている。そして、各矩形孔1040a毎に、把持爪1041aと、ソレノイド1041bと、が設けられている。
【0061】
把持爪1041aは、断面が逆L字型の形状を成す部材である。把持部1040の短手方向に対向するように、2つの把持爪1041aを1対として、2対設けられている。また、把持爪1041aは、屈曲した内側を互いに対向するように、その一部が矩形孔1040aから露出して配置されている。そして、把持爪1041aは、各把持爪1041aに連結されたソレノイド1041bにより、把持部1040の垂直面で、短手方向へ移動される。
【0062】
具体的には、ソレノイド1041bが通電されないとき(非通電)、把持爪1041aは、対向する把持爪1041aから遠ざかる方向(以下、適宜「開き方向」という。)へ付勢されている。一方、ソレノイド1041bが通電されると、把持爪1041aは、ソレノイド1041bの吸引力によって、対向する把持爪1041aに近づく方向(以下、適宜「閉じ方向」という。)へ移動される。ソレノイド1041bの通電/非通電は、制御装置1090によって制御される。把持爪1041aが閉じ方向へ移動することで、後述のように、把持部1040は、その上面に当接するバスケット1044を把持する。
【0063】
ポール1042は、台座1031の中央部分に配置される。ポール1042は、ポール1042の底部に接続されたモータ1042aによって、回転軸Aを中心に、台座1031とは独立して回転する。モータ1042aの回転/停止は、制御装置1090によって制御される。尚、ポール1042の回転方向は、一定方向或いは両方向の何れであっても良い。
【0064】
また、ポール1042の上部には、盤状の棚部1043が接続されており、棚部1043は、モータ1042aの回転駆動によってポール1042と一体となって回転する。棚部1043は平面視略12角形の形状を成しており、各辺(即ち、棚部1043の周面)には、上方に開口する凹部1043aを備える。各凹部1043aは、それぞれ、バスケット1044の引掛部1044bと係合することによってバスケット1044を係合して支持する。このため、モータ1042aが回転駆動すると、棚部1043の凹部1043aに係合された、計12個のバスケット1044が回転する。
【0065】
図8は、バスケット1044の縦断面図である。
同図によれば、バスケット1044は、JP用景品Pを収容する内部空間を有する容器形状を成し、上部には、JP用景品Pを出し入れするための開口面1044aが形成されている。
【0066】
また、バスケット1044の後面には、断面が逆L字形状の、棚部1043の凹部1043aと係合する引掛部1044bが配設されている。引掛部1044bが凹部1043aと係合すると、バスケット1044は、その自重によってポール1042に引っ掛かり、ポール1042に支持される。
【0067】
更に、バスケット1044の下部には、断面が逆T字型の形状を成す凸部1044cが配設されている。凸部1044cは、バスケット1044の底面が把持部1040の上面と当接し、把持爪1041aが閉じ方向へ移動されると、閉じ方向へ移動した対の把持爪1041aによって挟持される。
【0068】
次に、JP払出装置1030の動作について説明する。
図6に示すように、“初期状態”において、バスケットアーム1037は、ストッパ1038aと当接し、ほぼ垂直に起立した状態(起立状態)である。
【0069】
また、引掛部1044bと凹部1043aとが係合し、バスケット1044は、ポール1042に引っ掛かって支持されている。バスケット1044は、高さ方向の長さが所定の長さであるポール1042によって、バスケット1044の底面と把持部1040の上面との間に適当な距離が空けられ、把持部1040の上方に位置している。この距離は、ポール1042が回転したときに、把持部1040の把持爪1041aとバスケット1044の凸部1044cとが引っ掛かってしまう等の干渉し合わない程度の距離である。
【0070】
次いで、制御装置1090がモータ1032aを回転させることにより、JP払出装置1030は、図9に示す把持状態へ移行する。
【0071】
図9は、JP払出装置1030の“把持状態”を示す図である。
モータ1032aが回転すると、ピストン1032が上方向に移動するため、ベース1033が上昇して、把持部1040の上面とバスケット1044の底面とが当接する。把持部1040の上面とバスケット1044の底面とが当接すると、制御装置1090が、ソレノイド1041bを通電し、把持爪1041aを閉じ方向へ移動させることによって、バスケット1044が、把持部1040に把持されて、把持状態となる。
【0072】
その後、制御装置1090が再度モータ1032aを回転させることにより、JP払出装置1030は、図10に示す待機状態へ移行する。
【0073】
図10は、JP払出装置1032aの“待機状態”を示す図である。
モータ1032aが回転すると、ピストン1032が上方向に移動するため、ベース1033が更に上昇して、把持部1040に把持されたバスケット1044が、バスケットアーム1037と一体となって上方向へ移動する。そして、バスケット1044の引掛部1044bと、棚部1043の凹部1043aとの係合が解かれ、バスケット1044は、ポール1042に引っ掛からず、把持部1040に把持されているのみとなって、待機状態となる。
【0074】
その後、制御装置1090がモータ1034を回転させることにより、JP払出装置1030は、図11に示す払出状態へ移行する。
【0075】
図11は、JP払出装置1030の“払出状態”を示す図である。
払出状態とは、待機状態の後に、モータ1034の回転によってバスケットアーム1037が手前側へ約90度回転(正回転)して、バスケットアーム1037がストッパ1038bと当接し、ほぼ水平に横臥した状態(横臥状態)のことである。
【0076】
ここで、払出状態に変位するとき、バスケット1044は、把持部1040に把持されているため、バスケットアーム1037と一体となって移動する。即ち、バスケットアーム1037の正回転に伴い、バスケット1044が回転の円弧に沿うように上方から下方に移動し、バスケット1044の開口面1044aは、水平から手前側へと徐々に傾斜する。これにより、バスケット1044に収容されたJP用景品Pは、重力によって開口面1044aから落下する。
【0077】
JP用景品Pが払い出されると、制御装置1090がモータ1034を逆回転させることにより、バスケットアーム1037が奥側へ約90度回転(逆回転)して、JP払出装置1030は、再度待機状態(図10参照)へ移行する。
【0078】
次いで、制御装置1090がモータ1032aを逆回転させることによって、ピストン1032が下降する。すると、バスケット1044の引掛部1044bが棚部1043の凹部1043aと係合し、バスケット1044が再度ポール1042に引掛けられて支持され、把持状態(図9参照)へ移行する。
【0079】
続いて、制御装置1090がソレノイド1041bの通電を停止する(非通電)ことによって、把持爪1041aが開き方向へ移動する。従って、バスケット1044は、把持部1040による把持から開放される。そして、制御装置1090がモータ1032aを再度逆回転することによって、ピストン1032が更に下降して、初期状態(図6参照)へ移行する。
【0080】
<機能構成>
次に、遊戯装置1000の機能構成を説明する。
図12は、遊戯装置1000の機能構成を示すブロック図である。
同図によれば、遊戯装置1000は、操作入力部10と、払出検知部20と、ターンテーブル駆動部32と、スライドテーブル駆動部34と、掬い上げ装置駆動部36と、JP払出装置駆動部40と、処理部50と、を主に備えている。
【0081】
操作入力部10は、プレーヤによって入力される各種操作指示を受け付け、入力された操作指示に応じた操作信号を、処理部50へ出力する。操作スイッチ1004がこれに該当する。
【0082】
払出検知部20は、固定テーブル1022から景品払出口1006への景品Kの落下の有無を検知し、検知した場合に検知信号を処理部50へ出力する。チャッカー1026がこれに該当する。
【0083】
ターンテーブル駆動部32は、処理部50によって駆動され、ターンテーブル1002を一定方向へ回転させる。モータ1002aがこれに該当する。
【0084】
スライドテーブル駆動部34は、処理部50によって駆動され、スライドテーブル1024を前後方向へスライド移動させる。
【0085】
掬い上げ装置駆動部36は、処理部50によって駆動され、掬い上げ装置1010のショベルアーム1014及びショベル1018を、それぞれ回転及び傾斜させる。モータ1012がこれに該当する。
【0086】
JP払出装置駆動部40は、JP払出制御部56によって駆動され、JP払出装置1030の各部を運動させる。また、JP払出装置駆動部40には、ポール駆動部42と、台座駆動部44と、ピストン駆動部46と、バスケットアーム駆動部48と、が含まれる。
【0087】
ポール駆動部42は、ポール1042を所定方向へ回転させる。モータ1042aがこれに該当する。
台座駆動部44は、台座1031を所定方向へ回転させる。モータ1031aがこれに該当する。
ピストン駆動部46は、ピストン1032を上下方向へ移動させる。モータ1032aがこれに該当する。
バスケットアーム駆動部48は、バスケットアーム1037を正/逆回転させる。モータ1034がこれに該当する。
【0088】
処理部50は、例えばCPUやLSI等の演算処理装置、ICメモリ、電気回路等によって実現され、遊戯装置1000を構成する各部を統合的に制御する。制御装置1090がこれに該当する。また、処理部50には、各機能に応じて、掬い上げ制御部52と、JP判定部54と、JP払出制御部56と、が含まれる。
【0089】
掬い上げ制御部52は、操作入力部10から入力される操作信号に応じて、掬い上げ装置駆動部36を駆動し、掬い上げ装置1010による掬い上げ動作を制御する。
【0090】
JP判定部54は、払出検知部20から検知信号が入力されると、JPルーレットを起動させ、その結果得られる指示ポイントによって累積ポイント及びJPメータ1070の表示を更新し、更新後の累積ポイントに基づいて、JPの達成有無を判定する。
【0091】
JP払出制御部56は、JP判定部54によりJPの達成が判定されると、JP払出装置駆動部40を駆動し、JP払出装置1030による払い出し動作を制御して、JPを達成したと判定されたステーション(以下、適宜「JPステーション」という。)に対して、JP用景品Pを払い出す。
【0092】
具体的には、JP払出制御部56は、ポール駆動部42を駆動し、JPステーションの位置まで、所定のバスケット1044を移動させる。それとともに、台座駆動部44を駆動し、バスケットアーム1037を、JPステーションの位置まで移動させる。そして、ピストン駆動部46を駆動し、JP払出装置1030を、把持状態、続いて待機状態へ移行させた後、バスケットアーム駆動部48を駆動することによって払出状態へ移行させて、JP用景品Pを払い出す。
【0093】
<動作>
次に、遊戯装置1000の全体動作を説明する。
図13は、遊戯装置1000の動作を説明するフローチャートである。但し、ターンテーブル1002は、自動的且つ連続的に回転し、スライドテーブル1024は、自動的且つ連続的にスライド運動しており、バスケットアーム1037は、起立状態にあるとする。
【0094】
同図によれば、先ずJP判定部54は、JPの達成の有無を判定する(ステップS11)。JPの達成が判定されると(ステップS11:YES)、次いで、JP払出制御部56は、現在JP用景品Pを収容しているバスケット1044の内から、JP用景品Pを払い出すこととする1つのバスケット1044(以下、適宜「JPバスケット」という。)を選択する(ステップS12)。
【0095】
ここで、JPバスケットの選択方法としては、どのような方法であって良い。例えば、12個のバスケット1044それぞれに、予め「1」から「12」の番号を割り当て、▲1▼この番号順或いは1つおき等、番号に基づく所定の法則に従って選択する、▲2▼ランダムに選択する、等の方法がある。このとき、JP払出制御部54は、バスケット1044に割り当てた番号毎に、JP用景品Pを保持しているか否かを記憶して、これによって各バスケット1043にJP用景品Pが収容されているか否かを判定する。そして、JP用景品Pを収容していると判定したバスケット1043の内から1つを選択し、JPバスケットとする。の番号を選択するとともに、選択した番号を「景品無し」に更新して記憶する。
【0096】
JPバスケットを決定すると、JP払出制御部56は、ポール駆動部42を駆動させ、モータ1042aを回転させることによってポール1042を回転させ、JPステーションの位置まで移動させる(ステップS13)。また、JP払出制御部56は、それとともに、台座駆動部44を駆動し、モータ1031aを回転して台座1031を回転させ、バスケットアーム1037を、JPステーションの位置まで移動させる(ステップS14)。
【0097】
続いて、JP払出制御部56は、ピストン駆動部46を駆動し、モータ1032aを所定時間回転させる。すると、ピストン1032が上方向へ移動し、ベース1033は、把持部1040の上面とバスケット1044の底面とが当接する位置まで上昇する(ステップS15)。そして、JP払出制御部56は、ソレノイド1041bを通電する。すると、把持爪1041aが閉じ方向へ移動して、把持部1040がバスケット1044を把持し、JP払出装置1030は、把持状態(図9参照)へ移行する(ステップS16)。
【0098】
その後、JP払出制御部56は、ピストン駆動部46を駆動し、モータ1032aを所定時間回転させる。すると、ピストン1032が更に上方向へ移動し、ベース1033が、バスケット1044の引掛部1044bと棚部1043の凹部1043aとの係合が解かれる位置まで上昇し、JP払出装置1030は、待機状態(図10参照)へ移行する(ステップS17)。
【0099】
続いて、JP払出制御部56は、バスケットアーム駆動部48を駆動し、モータ1034を所定時間回転させる。すると、バスケットアーム1037が約90度正回転し、対象バスケットに収容されていたJP用景品Pが払い出されて、JP払出装置1030は、払出状態(図11参照)へ移行する(ステップS18)。
【0100】
JP用景品Pを払い出して、所定時間待機した後(ステップS19)、JP払出制御部56は、バスケットアーム駆動部48を駆動し、バスケットアーム1037を逆回転させる。即ち、JP払出装置1030は、再度待機状態へ移行する(ステップS20)。
【0101】
次いで、JP払出制御部56は、ピストン駆動部46を駆動し、ピストン1032を下降させる。すると、バスケット1044の引掛部1044bと棚部1043の凹部1043aとが係合して、JP払出装置1030は、再度把持状態へ移行する。その後、JP払出制御部56は、ソレノイド1041bの通電を遮断する。すると、把持爪1041aが開き方向へ移動し、把持部1040は、バスケット1044の把持を解除する(ステップS22)。
【0102】
続いて、JP払出制御部56は、ピストン駆動部46を駆動し、ピストン1032を下降させる。すると、バスケット1044が把持部1040に把持されていないため、バスケット1044がポール1042に引っ掛かって支持されたまま、ベース1033が下降して、JP払出装置1030は、再度初期状態へ移行する(ステップS23)。
以上の処理を行うと、本処理は終了する。
【0103】
以上のように構成することで、JPが達成された際には、JP払出装置1030が起動し、JPが達成されたステーション(JPステーション)へ、JP用景品Pが払い出される。このとき、台座1031及びポール1042が回転駆動されて、起立状態にあるバスケットアーム1037がJPステーションの位置まで移動した後、その上方に位置するバスケット1044を把持して横臥状態へ変位する。このため、JPステーションの位置まで移動されたバスケット1037が、プレーヤ側に向けて、上方から下方へ円弧を描いて移動しつつ景品を払い出すといった、新しくダイナミックな景品の払出動作を実現することができる。
【0104】
また、JP払出装置1030は、12個のバスケット1044を備えているので、あるバスケット1044からJP用景品Pを払い出した後には、続いて、他のバスケット1044からJP用景品Pを払い出すことができる。このため、JP用景品Pを払い出す毎に、空となったバスケット1044に新たなJP用景品Pを補充しなくてはならないといった手間が不要となり、景品の補充に要する煩わしさを軽減することができる。
【0105】
〔変形例〕
尚、本発明の適用は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0106】
例えば、JPバスケットの選択を、プレーヤの指示入力に従って行うこととしても良い。即ち、遊戯装置1000は、ステーション毎に選択スイッチを備え、JPが達成された際には、プレーヤによる選択スイッチの操作によって指示されたバスケット1044を、JPバスケットとする。
このことにより、プレーヤに対して、これらのバスケット1044の内から所望のバスケット1044を自由に選択させることができるので、この景品を獲得したいといった意欲を誘起させ、ゲームプレイへの興味を掻き立てることができる。更に、12個のバスケット1044それぞれに、様々な種類のJP用景品Pを収容することで、幅広いプレーヤ層に対して、ゲームプレイに対する興味を起こさせることができる。
【0107】
また、JP払出装置1030は、複数のバスケットアーム1037を備え、各ステーション毎に1本のバスケットアーム1037を固定して設けることとしても良い。この場合、台座1031は回転駆動されず、ポール1042のみが回転駆動される。
【0108】
また、バスケット1044に、JP用景品Pが収容されているか否かを検知するためのセンサを備えることとしても良い。このセンサは、例えば赤外線やレーザ、超音波等を照射して、その反射を検知するまでの時間差或いは有無によって、JP用景品Pの有無を検知し、検知信号を制御装置1090へ出力する。そして、制御装置1090は、センサからの検知信号によってバスケット1044にJP用景品Pが収容されているか否かを判定し、JP用景品Pが収容されていると判定したバスケット1044の内から、JPバスケットを選択する。
【0109】
また、上記実施の形態においては、JP用景品Pを払い出す場合について説明したが、JP用景品Pを払い出して空になったバスケット1044に、新たにJP用景品Pを補充することもできる。即ち、例えば、遊戯装置1000の筐体内部に補充用の補充スイッチを備え、この補充がスイッチ操作されたならば、台座1031及びポール1042が回転駆動され、バスケットアーム1037及び空となったバスケット1044が、所定の位置まで移動される。そして、上述のように、把持状態、待機状態そして払出状態へと移行し、新たなJP用景品Pが補充されると、再度待機状態、把持状態そして初期状態へと移行する。
【0110】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の景品保持体を保持した景品保持体支持部と、アーム部が接続されたアーム台座と、の双方又は片方が略水平面で回転駆動されるともに、起立状態にあるアーム部が、例えばその上方にある景品保持体を把持し、横臥状態に変位して、景品保持体に保持された景品を放出する。このとき、アーム部は、景品保持体を把持した状態で遊戯装置内を移動し、その後景品を放出する、遊戯装置内を移動しつつ景品を放出する等、様々な移動形態が可能となる。このため、よりダイナミックで面白味のある景品の払い出しを実現できる。
【0111】
また、複数の景品保持体が景品保持体支持部に配設されているので、ある景品保持体から景品を放出した場合に、続いて、他の景品保持体に保持されていた景品を放出することができる。このため、景品を放出する毎に、空となった景品保持体に新たな景品を補充しなくてはならないといった手間が不要となり、景品の補充に要する煩わしさを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した遊戯装置の一例を示す外観図。
【図2】遊戯装置の平面図。
【図3】遊戯装置の1つのステーションに係る要部正面図。
【図4】遊戯装置の1つのステーションに係る要部縦断面図。
【図5】JP払出装置の外観斜視図。
【図6】JP払出装置の縦断面図(初期状態)。
【図7】把持部の外観斜視図。
【図8】バスケットの縦断面図。
【図9】JP払出装置の把持状態を示す図。
【図10】JP払出装置の待機状態を示す図。
【図11】JP払出装置の払出状態を示す図。
【図12】遊戯装置の機能構成を示すブロック図。
【図13】遊戯装置の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
10 操作入力部
20 払出検知部
32 ターンテーブル駆動部
34 スライドテーブル駆動部
36 掬い上げ装置駆動部
40 JP払出装置駆動部
42 ポール駆動部
44 台座駆動部
46 ピストン駆動部
48 バスケットアーム駆動部
50 処理部
52 掬い上げ制御部
54 JP判定部
56 JP払出制御部
1000 遊戯装置
1002 ターンテーブル
1004 操作スイッチ
1006 景品払出口
1007 景品取出口
1010 掬い上げ装置
1014、1016 ショベルアーム
1018 ショベル
1020 プッシャーテーブル部
1022 固定テーブル
1024 スライドテーブル
1026 チャッカー
1030 JP払出装置
1031 台座
1032 ピストン
1033 ベース
1034 モータ
1035 第1アーム
1036 第2アーム
1037 バスケットアーム
1038a、1038b ストッパ
1040 把持部
1040a 矩形孔
1041a 把持爪
1041b ソレノイド
1042 ポール
1043 棚部
1043a 凹部
1044 バスケット
1044a 開口面
1044b 引掛部
104c 凸部
1060 JPルーレット
1070 JPメータ
1090 制御装置
K 景品
P JP用景品

Claims (7)

  1. 景品を保持する内部空間を有する景品保持体着脱自在に支持する景品保持体支持部と、
    一端側に前記景品保持体を把持するための把持部を備え、他端側が所定軸で軸支されて起立状態と横臥状態との間を変位可能なアーム部と、
    前記アーム部を前記所定軸を軸中心として回転させることにより、起立状態と横臥状態との間を変位させるアーム駆動部と、
    起立状態にある前記アーム部の前記把持部に前記景品保持体把持させて当該景品保持体を前記景品保持体支持部から離脱させた後、前記アーム駆動部前記アーム部を起立状態から横臥状態変位させることで、前記把持部が把持している前記景品保持体の内部空間に保持されていた景品を放出させる一連の景品放出動作を行わせる制御部と、
    を具備する遊戯装置。
  2. 前記景品保持体支持部は、前記景品保持体を円周状に複数配設して備え、
    前記複数の景品保持体のうちから一の景品保持体を選択する選択部と、
    前記景品保持体支持部を前記複数の景品保持体が配設された円周方向に回転駆動する景品保持体駆動部と、
    を更に具備するとともに、
    前記制御部は、起立状態にある前記アーム部の前記把持部に前記選択された景品保持体を把持させる位置まで前記景品保持体駆動部に前記景品保持体支持部を回転駆動させた後、前記把持部に当該景品保持体を把持させて前記一連の景品放出動作を行わせる、
    請求項1に記載の遊戯装置。
  3. 前記景品保持体支持部は、前記景品保持体を略水平方向に複数配設して備え、
    前記複数の景品保持体のうちから一の景品保持体を選択する選択部と、
    前記所定軸を介して前記アーム部の他端側と接続されたアーム台座と、
    前記アーム台座を略水平方向に移動させる台座駆動部と、
    を更に具備し、
    前記制御部は、起立状態にある前記アーム部の前記把持部に前記選択された景品保持体を把持させる位置まで前記台座駆動部前記アーム台座移動させた後、前記把持部に当該景品保持体を把持させて前記一連の景品放出動作を行わせる、
    請求項1に記載の遊戯装置。
  4. 前記景品保持体支持部は、前記複数の景品保持体を略水平方向に配設して備え、
    前記所定軸を介して前記アーム部の他端側と接続されたアーム台座と、
    前記アーム台座を略水平方向に移動させる台座駆動部と、
    を更に具備し、
    前記制御部は、起立状態にある前記アーム部の前記把持部に前記選択された景品保持体を把持させる位置まで前記景品保持体駆動部に前記景品保持体支持部を回転駆動させるとともに当該位置まで前記台座駆動部に前記アーム台座を移動させた後、前記把持部に当該景品保持体を把持させて前記一連の景品放出動作を行わせる、
    請求項2に記載の遊戯装置。
  5. 前記遊戯装置は、個々に景品払出口が設けられた複数のステーションを前記景品保持体支持部の周囲に具備するとともに、各ステーションでのジャックポット発生の有無を判定するJP判定部を具備して構成され、
    前記制御部は、前記JP判定部によりジャックポットが発生したと判定された場合に、前記選択部により選択された景品保持体が当該ジャックポットが発生したステーションの位置に来るように前記景品保持体駆動部に前記景品保持体支持部を回転駆動させるととも に、前記アーム部が当該ステーションの位置に来るように前記台座駆動部に前記アーム台座を回転駆動させた後、前記把持部に当該景品保持体を把持させて前記一連の景品放出動作を行わせる、
    請求項4に記載の遊戯装置。
  6. 前記各景品保持体が景品を保持しているか否かを判定する判定手段を更に具備し、
    前記選択は前記判定手段により保持していると判定された景品保持体のうちから一の景品保持体を選択する
    請求項2〜5の何れか一項に記載の遊戯装置。
  7. 前記制御部は、前記景品放出動作の後、前記アーム駆動部に前記アーム部を横臥状態から起立状態に変位させ、前記把持部による前記景品保持体の把持を解除させて再度前記景品保持体支持部に支持させる、
    請求項1〜6の何れか一項に記載の遊戯装置。
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