JP2001149522A - 遊戯装置 - Google Patents

遊戯装置

Info

Publication number
JP2001149522A
JP2001149522A JP33550399A JP33550399A JP2001149522A JP 2001149522 A JP2001149522 A JP 2001149522A JP 33550399 A JP33550399 A JP 33550399A JP 33550399 A JP33550399 A JP 33550399A JP 2001149522 A JP2001149522 A JP 2001149522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prize
game
container
prize container
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33550399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4445620B2 (ja
JP2001149522A5 (ja
Inventor
Hitoshi Katayama
仁 片山
Hiroyuki Koide
浩之 小出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Capcom Co Ltd
Original Assignee
Capcom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Capcom Co Ltd filed Critical Capcom Co Ltd
Priority to JP33550399A priority Critical patent/JP4445620B2/ja
Publication of JP2001149522A publication Critical patent/JP2001149522A/ja
Publication of JP2001149522A5 publication Critical patent/JP2001149522A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4445620B2 publication Critical patent/JP4445620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品を収納する景品容器を回動させるための
駆動装置において、その低コスト化を実現させることの
できる遊戯装置を提供する。 【解決手段】 プレイヤの操作によりゲームが行われ、
ゲーム結果に応じて景品を払い出す遊戯装置であって、
所定角度以上回動可能で、かつ所望位置で停止可能な回
動部材としての景品容器と、回動部材を回動させるため
のモータ24と、ウォーム28とこのウォーム28に噛
合するウォームホイール29とを有し、かつモータ24
の駆動力を回動部材に伝達するための伝達機構22とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、プレイヤの操作
によりゲームが実行され、ゲーム結果に応じて景品を払
い出す遊戯装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、遊戯装置には、ゲーム結果に応じて景品やメダル
を払い出すゲーム装置、たとえば、クレーンゲーム機、
プライズゲーム機、またはメダルゲーム機と呼称される
ものがある。
【0003】クレーンゲーム機は、景品収納部に配され
た景品をクレーン装置により上方から摘み、それを所定
位置に設けられた景品出口に投入して、払出口から払い
出される景品を獲得するゲーム機である。
【0004】本願発明者は、このクレーンゲーム機にお
ける景品獲得方法よりもさらに斬新な方法によって、景
品を払出口に導くことができる新規な構成のゲーム機を
検討したところ、景品を所定の景品容器に収納し景品容
器を傾けて景品を落下させることによっても景品を獲得
できるのではないかと考えた。この場合、景品容器を複
数設けておけば、異なった景品を各景品容器に収納でき
るので、ゲーム機に面白みを付加することができる。し
かしながら、景品容器の数を増すと、それらを回動させ
て傾けるための駆動装置も数が増すことになり、駆動装
置に対するコストが問題となる。
【0005】
【発明の開示】本願発明は、上記した事情のもとで考え
出されたものであって、景品を収納する景品容器等を回
動させるための駆動装置において、その低コスト化を実
現させることのできる遊戯装置を提供することを、その
課題とする。
【0006】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0007】本願発明によって提供される遊戯装置は、
プレイヤの操作によりゲームが行われ、ゲーム結果に応
じて景品を払い出す遊戯装置であって、所定角度以上回
動可能で、かつ所望位置で停止可能な回動部材と、回動
部材を回動させるためのモータと、ウォームとこのウォ
ームに噛合するウォームホイールとを有し、かつモータ
の駆動力を回動部材に伝達するための伝達機構とを備え
たことを特徴とする。
【0008】好ましい実施の形態によれば、伝達機構
は、減速機を有する。
【0009】他の好ましい実施の形態によれば、モータ
は、ステッピングモータである。
【0010】他の好ましい実施の形態によれば、回動部
材は、上面が開放されて景品を収納する景品容器であ
る。
【0011】他の好ましい実施の形態によれば、景品容
器は、景品の収納部分の深さが異なるように、複数種類
の形状を有する。
【0012】他の好ましい実施の形態によれば、プレイ
ヤによる操作を入力するための入力手段と、入力手段に
よる入力に基づいて、回動させるべき景品容器とその回
動方向および停止位置とを決定し、その決定結果に基づ
いて、モータおよび伝達機構により景品容器を回動させ
る回動制御手段とを有する。
【0013】他の好ましい実施の形態によれば、回動制
御手段による景品容器の回動動作の回数を、所定回数に
規定する規定手段と、払い出される景品を検知する検知
手段と、規定手段によって規定された所定回数内に、検
知手段による検知がない場合、ゲームを終了させるゲー
ム制御手段とを備える。
【0014】他の好ましい実施の形態によれば、回動制
御手段は、ゲーム終了後に景品容器を初期位置に戻す。
【0015】他の好ましい実施の形態によれば、回動制
御手段は、ゲーム終了後にそのときの景品容器の停止位
置を維持する。
【0016】本願発明によれば、景品を収納するための
景品容器としての回動部材は、伝達機構を通じて、たと
えばステッピングモータにより、所定角度以上回動され
て所望位置で停止される。この場合、伝達機構には、モ
ータの回転方向を変換するためのウォームおよびウォー
ムホイールが採用されるため、景品容器を停止された状
態に維持する際に、上記ウォームおよびウォームホイー
ルによって景品容器から伝わる負荷を小さくできる。そ
のため、従来では、歯車を介してモータの駆動力を伝達
していたために、停止状態でモータに大きな負荷がかか
ることになり、大容量のモータを必要としていたが、本
願発明では、モータをより小容量でかつ小型のものを用
いることができる。したがって、省電力化が図れるとと
もに、部品コストの低減化や部品の小型化を図ることが
できる。
【0017】また、景品容器は、景品の収納部分の深さ
が異なるように、複数種類の形状を有するようにすれ
ば、収納部分の深さが深いほど、景品を獲得できる難易
度が高くなり、プレイヤのゲームに対する攻略意欲を刺
激することができる。
【0018】また、プレイヤの操作によって、景品容器
とそれが回動するときの停止位置とが決定され、その決
定結果に基づいて当該景品容器が回動される。景品容器
に収納された景品は、景品容器が回動され、その回動の
度合いが大きい場合、景品容器から落脱する。落脱した
景品を、たとえば景品を払い出すための払出口に導くよ
うにすれば、プレイヤは、その景品を獲得することがで
きる。
【0019】この場合、景品容器の回動動作が行われる
毎に、プレイヤの操作によって、景品容器の回動方向が
決定されれば、前回の回動動作における景品容器の回動
方向と、異なる方向に景品容器を回動させることができ
るので、ゲームの進行に意外性を加えることができ、プ
レイヤにとっては、より面白みが増す。
【0020】また、ゲーム終了後に景品容器を初期位置
に戻すようにしてもよいし、あるいは、ゲーム終了後に
そのときの景品容器の停止位置を維持するようにしても
よい。このようにすれば、プレイヤは、たとえば、前回
のゲームにおける景品容器の停止位置が維持されたまま
で、続けてそのゲームを楽しむことができる。
【0021】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
【0023】図1は、本願発明に係る遊戯装置の外観図
である。この遊戯装置は、ゲームセンタやショッピング
センタのゲームコーナ等に設置され、装置内部に収納さ
れた景品を所定の払出口に導くことにより、景品を獲得
できるものである。
【0024】この遊戯装置は、略直方形状の本体1を備
え、その上部には、前面および両側面の一部が透明なガ
ラスで覆われた、後述する景品容器が配置される景品容
器配置部2が設けられている。景品容器配置部2には、
所定角度以上回動可能で、かつ所望位置で停止可能な回
動部材としての景品容器3が適宜数設けられている。す
なわち、景品容器3は、その背面に対して左右方向に回
動自在に支持され、ぬいぐるみ等の景品を収納する。
【0025】本体1の前面中央には、手前方向に一部が
突出し、かつ景品容器配置部2の下面に連通された突出
台4が設けられている。突出台4の上面は、略テーパ状
に形成され、この部分に、開閉自在なドーム状の透明ガ
ラス板5に覆われたルーレット盤6が形成されている。
また、その前方に、ゲームを進行させるための操作表示
部7が形成されている。
【0026】操作表示部7の右方であって本体1の正面
には、ゲームを行うのに必要なコインが投入されるコイ
ン投入口8、コインを返却するためのコイン返却口9、
および投入されたコインを保守員が集配するためのコイ
ン集配口10がそれぞれ設けられている。コイン集配口
10には、開閉自在な扉11が取り付けられている。突
出台4の操作表示部7の下方には、景品を払い出すため
の払出口12が形成されている。払出口12には、開閉
自在な払出扉13が取り付けられており、払出扉13は
通常、閉塞されている。
【0027】また、図1には、詳細に示されていない
が、景品容器配置部2の、突出台4の設置部分を除く下
面は開放されており、図示しない払出通路を介して上記
払出口12に連通されている。なお、払出通路の途中に
は、払い出される景品を検出するための、後述する払出
景品検出器が備えられている。
【0028】図2は、上記景品容器配置部2を正面側か
ら見た図である。景品容器配置部2には、上記したよう
に景品を収納するための景品容器3が、たとえば、上下
方向に2列ずつ3段にわたって計6個配置され、後述す
る回動機構によって回動自在に支持されている。詳細に
は、最上段の2個および最下段の2個の景品容器3は、
景品容器配置部2の背面に沿って配され、中段の2個の
景品容器3は、フレーム14(図1参照)を介して他の
景品容器3より手前方向に突出して配されている。
【0029】各景品容器3の背面側には、略円盤状のプ
レート15が固定されている。最上段および最下段の各
景品容器3のプレート15は、景品容器配置部2の背面
に固定され、また、中段の景品容器3のプレート15
は、フレーム14に固定されている。なお、中段の景品
容器3は、上方からワイヤ等のサポート部材によって吊
り下げられた構成であってもよい。この場合、後述する
回動機構は、景品容器3を構成するケースに内装され、
このケースから上記サポート部材に沿って電気的な配線
が施されている。
【0030】景品容器3は、上記プレート15よりその
直径が小の背面板16と、背面板16の表面に一体的に
形成された景品受け17とからなり、景品受け17は、
上方が開放されている。景品受け17は、その形状によ
って、たとえば3種類に分類されており、図2に示すよ
うに、たとえば、星の形状をした星型、UFOの形状を
したUFO型、月の形状をした月型にそれぞれ形成され
ている。
【0031】景品受け17は、星型、UFO型、月型の
順で、景品受け17の収納部分が深くなっている。すな
わち、景品容器3が回動されると、それにともなって景
品受け17が傾くことになり、その傾く度合いが大きく
なると、景品が景品受け17から落脱する。そのため、
景品は上記した景品受け17の順でそれから落脱しにく
くなっている。このように、景品受け17は、景品の収
納部分の深さが異なるように、複数種類の形状を有する
ようにすれば、収納部分の深さが深いほど、景品を獲得
できる難易度が高くなり、プレイヤのゲームに対する攻
略意欲を刺激することができる。なお、景品受け17
は、背面板16に対して取り付け自在に設けられるよう
にしてもよく、たとえばゲームセンタの従業員等によっ
て、必要に応じてそれらの配列を変更したり、上記した
形状と異なる形状の景品受けに取り代えるようにされて
もよい。
【0032】景品容器3は、後述する回動機構によって
所定角度ごとに段階的に回動される。すなわち、景品容
器3の回動は、初期状態である水平の状態を基準にし
て、時計回りまたは反時計回りに、たとえば、90度で
4段階回動するように設定され、必要に応じて、景品容
器3を一回転させることも可能とされている。そして、
各段階において、景品容器3の停止状態が維持される。
【0033】上記各プレート15には、景品容器3の、
上記段階的な停止位置を示す数値が記載され、具体的に
は、最上部を「0」としてプレート15の周縁に沿って
「1」〜「5」といった連続した文字が記載されてい
る。そして、最高値である「5」が記載される位置は、
プレート15の最左端および最右端のやや下部とされて
いる。また、背面板16には、景品容器3の停止位置を
一目で確認できるように、矢印片18が設けられてい
る。これにより、プレイヤは、各景品容器3が回動して
停止した場合、その景品容器3の実際の停止位置を確実
に把握することができる。
【0034】図1および図2には示していないが、各景
品容器3には、ぬいぐるみ等の景品が収納されているの
で、各景品容器3が回動して、景品受け17の傾く度合
いが大きくなると、景品は景品容器3から落脱して払出
口12に導かれ、プレイヤはその落脱した景品を獲得す
ることができる。
【0035】景品容器配置部2の背面には、各景品容器
3に囲まれた中央の位置に、プレイヤが景品容器3を選
択する際に点灯される景品選択ランプ21が、各景品容
器3に対応してそれぞれ設けられている。景品選択ラン
プ21は、プレイヤが景品容器3を選択する際、順次点
灯され、所望の景品が収納された景品容器3を選択する
ことができる。
【0036】景品容器3は、上述したように、図3およ
び図4に示す回動機構22によって回動自在にされてい
る。なお、図3は、本体1を上方から見た場合の回動機
構22を示す図であり、本体1およびプレート15等の
記載は省略されており、同図における上側が正面側にな
っている。また、図4は、本体1を背面から見た場合の
回動機構22を示す図であり、同様に本体1およびプレ
ート15等の記載は省略されている。
【0037】回動機構22は、各景品容器3ごとにそれ
ぞれ設けられ、各部を収納するケース23と、ケース2
3に固定されたモータ24とを有している。モータ24
は、いわゆるステッピングモータとされ、そのモータ軸
25には、カップリング装置26を介してウォームギア
27が取り付けられている。ウォームギア27は、軸方
向に沿った回転方向を、たとえば直交方向に変換させる
ものであり、モータ軸25に外嵌され1条のねじ山を有
するウォーム28と、そのねじ山に螺接されたウォーム
ホイール29とからなる。ウォームホイール29の回転
軸30には、モータ24の回転速度を減速させるための
図示しない平歯車が固定され、それに螺合された平歯車
31の連結軸32がプレート15を介して景品容器3に
連結されている。
【0038】この構成により、図示しないモータ駆動装
置によってモータ24が回転されると、ウォーム28お
よびウォームホイール29が回転し、回転の軸方向が変
換され、これに伴い、平歯車31および連結軸32が回
転して景品容器3が回転し景品受け17が傾けられる。
【0039】このように、モータ24と景品容器3との
間に、モータの回転方向を変換するためのウォーム28
およびウォームホイール29が採用されることにより、
モータ24の駆動力を高めてそれを景品容器3に伝達す
ることができる。また、景品容器3を停止した状態に維
持するときにも、景品容器3から伝わる負荷を少なくで
き、モータ24にかける負担をなくすことができる。そ
のため、従来では、歯車を介してモータの回転力を伝達
していたため、停止状態でモータに大きな負荷がかかる
ことになり、大容量のモータを必要としていたが、本願
発明では、モータ24をより小容量でかつ小型のものを
用いることができる。したがって、省電力化が図れると
ともに、部品コストの低減化や部品の小型化を図ること
ができる。
【0040】なお、上記モータ軸25には、モータ24
の回転数をカウントすることにより、景品容器3の停止
位置を検出するための停止位置検出器33が設けられて
いる。また、連結軸32には、景品容器3が初期状態に
ある水平の状態にあるか否かを検出するための初期位置
検出器34が設けられている。これらにより、景品容器
3の不良動作を検出することができる。たとえば、景品
容器3が一旦回動し初期の水平状態に戻ったときのずれ
を検出することができ、このような不良動作を検出した
場合、ゲームの進行を中止して、操作表示部7における
全ての照光ランプまたはLEDを点滅させるといったエ
ラー表示を行うようにしてもよい。こうすることによ
り、異常状態のままゲームが進行するといったことを防
止することができる。
【0041】図5は、図1に示すルーレット盤6および
操作表示部7を斜め上方から見た図である。ルーレット
盤6は、景品容器3の停止位置を決定するためのもので
ある。また、操作表示部7は、ゲームを進行させるため
ものであり、景品容器3の回動方向を選択する際に点灯
される方向選択表示部41と、回動すべき景品容器3や
その回動方向を決定するための操作ボタン42と、残り
の試技数を表示するための残り試技表示部43と、ゲー
ムの継続を設定するための継続選択ボタン44とによっ
て構成されている。
【0042】ルーレット盤6は、一部が操作表示部7に
固定され、周縁に透明なガラスが取り付けられた略円盤
状の固定部45と、その下方に回転自在に支持された略
円盤状の可動部46とによって構成されている。可動部
46は、図示しないルーレット用モータによって回転駆
動され、その上面は、複数の領域に区画されており、各
領域には、景品容器3の相対的な停止位置に相当する
値、および景品容器3の特別な回動動作を行うための記
号が記載されている。この可動部46の領域に記載され
た値等は、上記固定部45のガラス部分を介して視認す
ることができる。
【0043】また、固定部45の手前側には、下側を向
いた下矢印47が記載され、下矢印47の下方位置に、
可動部46が停止したときの可動部46の領域を検出す
るための図示しないルーレット用停止位置検出器が設け
られている。すなわち、上記下矢印47によって指示さ
れた領域に示される値が景品容器3の停止位置となる。
【0044】具体的には、各領域には、景品の停止位置
として、「0」,「2」,「4」,「6」,「8」,
「10」といった値が記載されており、たとえば、ルー
レット盤6が回転された後、停止し、「2」の領域が下
矢印47で指示された場合、景品容器3は、2度だけ回
動される。本ルーレット盤6では、回動の度合いが大き
くなるにしたがって、その領域の範囲が狭まっており、
「2」の領域が最大とされている。「0」の領域は「1
0」の領域と同じ広さに最も狭く設定されているが、こ
れは、ゲーム進行中において、景品容器3の回動がない
と面白みに欠けることを考慮し、「0」が指示される可
能性を低くするようにしたものである。
【0045】また、本実施形態では、上記数値で示した
領域の他に、「P」,「B」といった、景品容器3に特
別な回動動作が行われる領域を設けている。たとえば、
「P」は、「PANIC」の頭文字を示し、下矢印47
が「P」を指示すると、選択した景品容器3が一回転す
る動作が行われる。これにより、景品は景品容器3から
必ず落脱することになる。また、「B」は、「BIG
BANG」の頭文字を示し、下矢印47が「B」を指示
すると、全ての景品容器3が左右に揺動される動作が行
われる。これにより、景品は、景品容器3がある程度回
動された状態にあれば、はずみで景品容器3から落脱す
る可能性が高くなる。このように、景品が景品容器3か
ら落脱する、あるいは落脱する可能性を高くすることに
より、プレイヤの射幸心を喚起することができる。
【0046】なお、上記ルーレット盤6は、上記構成に
限定されるものではなく、上記の構成に代わり、液晶表
示器やCRT等を用いて電子式に表示させるようにした
ものであってもよい。また、ルーレットに代わり、スロ
ットマシンのように表示がスクロールするものであって
もよい。
【0047】操作表示部7の方向選択表示部41には、
左右に位置する図示しない2つの照光LEDが内装さ
れ、プレイヤによって景品容器3の回動方向が選択され
る際に、両照光LEDは、交互に点灯するようになって
いる。
【0048】操作ボタン42は、押下可能な略円柱形状
の押下スイッチからなり、回動させるべき景品容器3を
決定するとき、および景品容器3の回動方向および停止
位置を決定するとき等に、プレイヤによって押下され
る。
【0049】残り試技表示部43は、7セグメント表示
器からなり、プレイヤが実施することのできる残りの試
技数を表示する。ここで、試技数とは、景品容器3を回
動させることのできる回数を示し、本実施形態では、原
則として1ゲーム当たり3回の試技ができるようになっ
ている。
【0050】継続選択ボタン44は、ゲーム終了時に、
ゲームを継続するか否かをプレイヤによって選択される
際に用いられ、継続することを入力するための「Y」ボ
タン48と、継続しないことを入力するための「N」ボ
タン49とを有している。また、「Y」ボタン48およ
び「N」ボタン49には、図示しない照光LEDが内装
されている。
【0051】図6は、図1に示す遊戯装置の回路ブロッ
ク図である。この遊戯装置は、CPU51を備え、これ
にバス接続されたROM52、RAM53、およびI/
O部54を有している。I/O部54には、景品選択ラ
ンプ21、方向選択表示部41、操作ボタン42、残り
試技表示部43、継続選択ボタン44、モータ駆動装置
55、停止位置検出器33、初期位置検出器34、ルー
レット用モータ駆動装置56、ルーレット用停止位置検
出器57、コイン検出器58、払出景品検出器59がそ
れぞれ接続されている。
【0052】CPU51は、本遊戯装置の制御中枢とな
るものであり、ROM52に記憶されているゲーム実行
用プログラム、および操作表示部7からの入力の内容等
に応じて各部の動作制御やデータ処理を実行する。
【0053】ROM52には、上記ゲーム実行用プログ
ラムの他に、図示しないスピーカを通して出力される効
果音等の音響データが記憶されている。音響データは、
CPU51の指令により随時、スピーカに出力される。
【0054】RAM53は、プログラムの実行中におけ
る変数データを一時的に記憶するものであり、CPU5
1にワーキングエリアを提供する。詳細は後述するが、
RAM53には、残り試技の値、各景品容器3の回動方
向および停止位置の値等が記憶される。
【0055】景品選択ランプ21は、上述したように、
景品容器3に対応して設けられ、I/O部54を介して
接続されたCPU51によって表示制御される。
【0056】方向選択表示部41および残り試技表示部
43は、I/O部54を介して接続されたCPU51に
よって表示制御される。なお、方向選択表示部41にお
ける照光LEDの交互に点灯させる点灯速度は、景品容
器3の傾きの度合いに応じて、可変するように制御して
もよい。
【0057】具体的には、前回の試技において景品容器
3が回動され、その停止位置が大きい程、次回の試技に
おける方向選択表示部41の交互に点灯させる点灯速度
を速くするようにする。すなわち、次回の試技において
は、新たに景品容器3の回動方向が決定されるため、方
向選択表示部41の交互点灯が速くなれば、前回と同じ
回動方向を選択できる可能性が低くなる。こうすれば、
プレイヤにとっては、景品容器3が大きく回動されて景
品を獲得できる可能性が高くなる一方で、逆に困難性が
増すことになり、これにより、プレイヤに緊張感を与
え、ゲームの面白みを増大させることができる。
【0058】操作ボタン42は、プレイヤによって押下
されると、その操作信号がI/O部54を介して接続さ
れたCPU51に送られる。
【0059】継続選択ボタン44は、「Y」ボタン48
または「N」ボタン49がプレイヤによって押下される
と、その操作信号がI/O部54を介して接続されたC
PU51にそれぞれ送られる。また、「Y」ボタン48
および「N」ボタン49は、CPU51からの表示信号
により点灯制御される。
【0060】モータ駆動装置55は、I/O部54を介
して接続されたCPU51からの制御信号に基づいて、
各景品容器3に対応して設けられた各モータ24に対し
て駆動信号を送るものである。なお、駆動信号には、モ
ータ24の正転または逆転の信号が含まれている。すな
わち、正転を設定すると景品容器3は時計回りに回動
し、逆転を設定すると景品容器3は反時計回りに回動す
るような構成になっている。
【0061】停止位置検出器33および初期位置検出器
34では、それらによって検出された結果がI/O部5
4を介して接続されたCPU51に送られる。
【0062】ルーレット用モータ駆動装置56は、I/
O部54を介して接続されたCPU51からの制御信号
に基づいて、ルーレット用モータ61に対して駆動信号
を送るものである。
【0063】ルーレット用停止位置検出器57は、ルー
レット盤6の可動部47の領域を検出するセンサであ
り、I/O部54を介して接続されたCPU51に対し
て検出信号を送る。
【0064】コイン検出器58は、コイン投入口8とコ
インを収納しておくための図示しないコイン収納箱とを
接続する通路の途中に設けられ、コイン投入口8から投
入されたコインの種別を検出し、投入されたコイン数を
カウントする機能を有している。コイン検出器58は、
ゲーム実行可能なコイン数を検出すれば、I/O部54
を介して接続されたCPU51に検出信号を与える。
【0065】払出景品検出器59は、景品容器配置部2
と払出口12とを接続する払出通路の途中に設けられ、
景品容器配置部2から導かれた景品を検出する。払出景
品検出器59は、景品を検出すると、I/O部54を介
して接続されたCPU51に検出信号を与える。
【0066】次に、CPU51の制御動作を、図7に示
すフローチャートを参照して説明する。なお、以下に示
す制御動作において実行されるゲームでは、1ゲーム当
たりに実行できる各景品容器3の回動動作が所定回数
(たとえば3回)に規定され、景品容器3が上記所定回
数回動するうちに、景品を景品容器3から落脱させるこ
とができなければ、原則的にゲーム終了となる。
【0067】まず、CPU51は、この遊戯装置の電源
が投入されると、デモンストレーション処理を行う(S
1)。これは、図示しないスピーカから適当な効果音を
出力し、各表示部を適当に点灯させる処理であり、モー
タ24を駆動させて、景品容器3を小さく揺動させるよ
うにしてもよい。
【0068】次に、CPU51は、プレイヤによってコ
インが投入されたか否かの判別を行う(S2)。具体的
には、ゲームを実行するのに必要なコイン数がコイン検
出器58によって検出されると、コイン検出器58はC
PU51に検出信号を送る。この検出信号を受けたCP
U51は、コインが投入されたと判別し(S2:YE
S)、次いで、回動させる景品容器3を決定するための
処理を行う。一方、コインが投入されていないと判別し
た場合(S2:NO)、デモンストレーション処理を継
続する。
【0069】回動させる景品容器3を決定するための処
理では、CPU51は、景品選択ランプ21に対して、
プレイヤによる入力操作があるまで、景品選択ランプ2
1を順次点灯させるための表示信号を継続的に送る。景
品選択ランプ21は、上記表示信号により順次点灯され
る(S3)。この場合、ひとつの景品選択ランプ21に
おける点灯時間は、プレイヤが選択入力するのに十分な
時間(たとえば2秒おき)とされる。
【0070】CPU51は、上記表示信号を送り続ける
とともに、操作ボタン42が押下されたか否かの判別を
行う(S4)。このとき、プレイヤは、上記景品選択ラ
ンプ21において順次点灯する表示を確認して、回動さ
せたい景品容器3に対応する所望の景品選択ランプ21
を選択するために操作ボタン42を押下する。
【0071】プレイヤによって操作ボタン42が押下さ
れれば、操作信号がCPU51に送られる。CPU51
は、この操作信号を受けると、操作ボタン42が押下さ
れたと判別し(S4:YES)、同時に景品選択ランプ
21における継続的な表示を中止する(S5)。一方、
操作ボタン42が押下されていないと判別した場合(S
4:NO)、景品選択ランプ21における継続的な表示
を続行する。
【0072】ステップS5において、CPU51は、景
品選択ランプ21における継続的な表示を中止したと
き、そのときに点灯している景品選択ランプ21の領域
を認識し、当該領域の景品容器3を回動すべき景品容器
として決定する(S6)。
【0073】なお、景品選択ランプ21を順次点灯する
際に、ひとつの景品選択ランプ21を点灯させる時間
は、プレイヤに所望の景品容器3を確実に操作入力させ
るために、比較的長く設定しているが、この点灯時間を
短く設定して、プレイヤに所望の景品容器3を選択させ
にくくしてもよい。また、たとえば、CPU51におい
て、景品容器3の選択を制御する、いわゆるペイアウト
処理を実行するようにしてもよい。たとえば、停止位置
により景品が落脱しやすい景品容器3、あるいは人気の
ある景品が収納された景品容器3が、傾けるべき景品容
器3として決定される確率を少なくする。このような制
御を行うことにより、人気のない景品を落脱させる、す
なわち、プレイヤに獲得させる可能性を高くすることが
できるので、人気のない景品ばかりが在庫としてたまる
ことを抑制することができる。
【0074】図7に戻り、次いで、プレイヤによって実
行される試技回数Aを「0」と設定し(S7)、残り試
技表示部43に残りの試技数である「3」を表示する。
この残り試技表示部43における残りの試技数は、試技
が行われるたびに表示した値から1を引いて表示するよ
うにする。その後、CPU51は、当該景品容器3の回
動方向および停止位置を決定する処理を行う。すなわ
ち、ルーレット用モータ駆動装置56に駆動信号を送
り、ルーレット用モータ61を回転させ、ルーレット盤
6の可動部46を回転させる(S8)。
【0075】次に、CPU51は、方向選択表示部41
を表示制御し、景品容器3の回動方向を示す照光LED
を交互に点灯させる(S9)。そして、上記表示を行う
とともに、操作ボタン42が押下されたか否かの判別を
行う(S10)。プレイヤは、上記方向選択表示部41
において表示される照光LEDを確認して、所望の回動
方向を選択するために操作ボタン42を押下する。
【0076】プレイヤによって操作ボタン42が押下さ
れれば、その操作信号はCPU51に送られる。CPU
51は、操作信号を受けると、操作ボタン42が押下さ
れた判別し(S10:YES)、同時に方向選択表示部
41における照光LEDの交互点灯を中止する(S1
1)。そして、CPU51は、そのときに表示している
照光LEDにおける回動方向を認識し、その方向を景品
容器3の回動方向として決定する(S12)。一方、ス
テップS10において、操作ボタン42が押下されない
と判別すれば(S10:NO)、方向選択表示部23に
おける照光LEDの交互点灯を継続する。
【0077】ステップS12において、景品容器3の回
動方向が決定した場合、CPU51は、ルーレット用モ
ータ駆動装置56に対する駆動信号の送信を中止する
(S13)。これにより、ルーレット用モータ61は、
その回転駆動が停止され、ルーレット盤6の可動部46
は、惰性で回転するようになる。すなわち、可動部46
は、徐々に回転速度が低下し、しばらくすると滑らかに
停止する。
【0078】そして、下矢印47によって指示された可
動部46の領域に相当する値が、ルーレット用停止位置
検出器57によって検出され、CPU51に送られる。
たとえば、ルーレット盤6の可動部46が停止し、下矢
印47が「2」の領域を指示していると、その値がCP
U51に送られる。これにより、指定された景品容器3
の停止位置が決定される(S14)。
【0079】景品容器3の停止位置が決定すると、CP
U51は、モータ駆動装置55に対して、当該景品容器
3に対応するモータ24を動作させるべく、駆動信号を
モータ駆動装置55に送る(S11)。これにより、モ
ータ24は駆動し、決定された停止位置まで景品容器3
が回動される。すなわち、CPU51は、停止位置検出
器33の検出出力を監視し、モータ24の回転数が、決
定した停止位置に相当する回転数に達したとき、モータ
駆動装置55を介してモータ24の回転を停止させる。
これにより、景品容器3は、決定された停止位置に停止
する。この場合、ウォーム28およびウォームホイール
29により、景品容器3は、そのままの姿勢で維持され
る。
【0080】たとえば、停止位置が「2」の場合、図8
に示すように、景品容器3は、2段階傾いて停止する。
このように、回動の度合いが小さい場合、景品は景品容
器3の中でとどまる。また、上記の形態とは異なり、回
動の度合いが大きい場合、景品は景品容器3の回動動作
によりバランスがくずれ、景品容器3から落脱して下方
に落下する。
【0081】ステップS16では、CPU51は、景品
が払い出されたか否かを判別する。これは、払出景品検
出器59からの検出信号が送られたか否かを検出するこ
とにより行う。すなわち、上述したように、景品容器3
が傾けられて、景品が落下すると、景品は払出口12に
導かれる。このとき、払出景品検出器59は、導かれた
景品を検出し、その検出信号をCPU51に送る。上記
検出信号を受けたCPU51は、景品が払い出されたと
判別し(S16:YES)、モータ駆動装置55を介し
て全ての景品容器3に対応するモータ24を駆動させ
(S17)、景品容器3を初期の位置に戻す。
【0082】CPU51は、初期の位置を、初期位置検
出器34の検出出力を監視することにより認識する。こ
の場合、景品容器3は、回動方向と反対方向に回動され
て初期位置に戻される。すなわち、最初に景品容器3を
回動するために回転させたモータ24の回転方向を、戻
す場合には反転させるようにする。あるいは、景品容器
3が一回転するように回動されて初期位置に戻されても
よい。景品容器3が初期位置に戻されると、ゲームの終
了となり、CPU51は、ステップS1のデモンストレ
ーション処理を行う。
【0083】一方、ステップS16において、景品が払
い出されていないと判別した場合(S16:NO)、す
なわち、上記景品容器3の回動によって景品が景品受け
17から落脱しなかった場合、試技回数Aに1を加え、
加えた数をAとおく(S18)。そして、ステップS1
9において、試技回数Aが3であるか否かの判別を行
い、試技回数Aが3回未満であれば(S19:NO)、
ステップS8に戻り、次回の試技における、景品容器3
の回動方向および停止位置を決定するために、ルーレッ
ト盤6の可動部46を回転させる処理を行う。
【0084】また、試技回数Aが3回であれば(S1
9:YES)、このままゲームを継続するか否かをプレ
イヤに問い合わす処理を行う。すなわち、プレイヤによ
って試技が3回行われた後、景品容器3をもう少し回動
させれば、景品が落脱するような状態で終了した場合、
プレイヤはその状態のままでゲームを継続したいと思う
ことがあるため、そのようなときに上記処理は有効とな
る。
【0085】具体的処理としては、CPU51は、継続
選択ボタン44の「Y」ボタン48および「N」ボタン
49に対して点灯信号を送り、ともに点灯させ(S2
0)、「Y」ボタン48および「N」ボタン49のう
ち、いずれの継続選択ボタン44が押下されたかを判別
する処理を行う(S21)。プレイヤによって「Y」ボ
タン48が押下されれば、その押下信号がCPU51に
伝達され、CPU51は、ゲームを継続する旨が選択さ
れたと判別する(S21:「Y」ボタン)。一方、
「N」ボタン49が押下され、ゲームを終了する旨が選
択されたと判別すれば(S21:「N」ボタン)、ステ
ップS17に進み、景品容器3を初期の位置に戻すため
にモータ24を駆動させる。
【0086】ステップS21において、ゲームを継続す
る旨が選択されたと判別した場合、CPU51は、追加
コインが投入されたか否かの判別を行う(S22)。プ
レイヤによりコイン投入口8からゲームを継続するため
に必要なコインが投入されれば、CPU51は追加コイ
ンが投入されたと判別し(S22:YES)、ステップ
S8のルーレット盤6の可動部46を回転させる処理に
進む。この場合、この遊戯装置の実行するために最初に
投入するコインの値を、たとえば「200円」に設定し
た場合、上記ゲームを継続するのに投入するコインの値
は、「100円」でよいといったサービス的な処理を行
ってもよい。
【0087】なお、ここで、ステップS8に進むことに
代わり、ステップS3の景品選択ランプ21を順次点灯
させる処理に進むようにしてもよい。これは、継続する
試技において、前回行った試技と異なる景品容器3を回
動させたいと思うプレイヤがいることを考慮したことに
よる。一方、ステップS22において、追加コインが投
入されないと判別した場合(S22:NO)、この判別
処理を継続して行う。ここで、所定時間(たとえば1
分)経過しても追加コインが投入されない場合、ゲーム
を終了するようにしてもよい。
【0088】上記制御動作によれば、景品容器3を回動
させる試技を3回行い、この間に、景品容器3を可能な
限り回動させることにより、図9に示すように、景品を
景品容器3から落脱させることができる。なお、同図
は、景品容器3が5段階まで回動された場合を示す。
【0089】また、上記制御動作によれば、1回目の試
技で、時計回りに回動されれたとしても、2回目以降の
試技において、景品容器3の回動方向が新たに決定され
るため、景品容器3は1回目の回動方向とは反対の反時
計回りに回動することもある。したがって、プレイヤに
意外性を抱かせることができる。また、反対方向に景品
容器3が回動したとしても、ルーレット盤6の領域の指
示が大きい値を示したときには、十分に景品を景品容器
3から落脱させることのできる停止位置を得ることがで
きる。そのため、プレイヤに大きな期待感を抱かせるこ
とができ、ゲームの面白みが増す。
【0090】なお、上記試技回数Aの上限は、3回に限
らず、任意の数に設定するようにしても構わない。この
試技回数Aの値が大きいほど、景品容器3の回動回数が
増えることになり、プレイヤにとっては景品を獲得でき
る可能性が高くなる。
【0091】また、ゲームの進行において、前回のゲー
ムで回動された景品容器3は、次回のゲームを開始する
際には、全ての景品容器3が初期状態、すなわち、水平
位置に戻るようにされてもよく、次回のゲームにおい
て、そのままその停止位置が維持されるようにしてもよ
い。あるいは、各景品容器3の停止位置が前回の終了時
の停止位置と異なるような位置になるようにしてもよ
い。また、これらの選択が、予めゲームセンタの経営者
等によって設定できるようにしてもよい。
【0092】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、ゲームの
進行内容は、上記したゲーム機の進行内容に限らず、プ
ライズゲーム機、またはメダルゲーム機等のコインを払
い出すゲーム機にも適用することができる。また、景品
容器3の数、停止位置は、上記実施形態で示した形態に
限らない。また、景品の傾く方向は、たとえば手前方向
からあるいは奥行き方向から景品が落脱するように、景
品容器が構成されていてもよい。
【0093】なお、景品容器3に収容される景品は、実
際に獲得できる景品でなくてもよく、すなわち、別の所
定の景品を払い出すために作用するものであってもよ
く、そのものが景品容器3から落脱した場合に、別の所
定の景品を払い出すようにしてもよい。
【0094】また、ルーレット盤6の可動部46の領域
に記載される値は、上記実施形態に限らない。また、上
記実施形態では、領域の「B」が決定された場合、全て
の景品容器3を回動させるようにしたが、たとえば不人
気の景品を収納した景品容器を他の景品容器に比べ、大
きな振幅で回動させるように制御するようにしてもよ
い。これにより、不人気の景品だけが数多く残ることを
抑制することができる。
【0095】また、ルーレット盤6の可動部46を回転
動作させた後に停止させる処理としては、以下に示すよ
うな処理を行ってもよい。すなわち、上記実施形態で示
したように、通常のルーレット盤の動作にあるように、
プレイヤにより操作ボタン42が押下された後、徐々に
回転速度が低下し、滑らかに停止するパターンの他に、
操作ボタン42が押下された後、コマ送りのように段階
的に可動部46が回転し所定位置で停止するようにして
もよい。また、操作ボタン42が押下された後、回転速
度が低下することなく回転され、所定時間経過後、一気
に急停止するようにしてもよい。また、可動部46の領
域のうち、「B」、「P」および「10」が集まってい
るサービス的な傾き動作を行う領域を下矢印47が指示
するように回転するときは、可動部46を比較的遅く回
転させ、上記領域以外の領域を下矢印47が指示するよ
うに回転するときは、比較的速く回転させ、これを2,
3周繰り返すようにしてもよい。また、回転停止間際
で、領域の境界上で回転、反回転を繰り返し、最終的に
いずれかの領域で停止するようにしてもよい。また、上
記した回転制御を適当に組み合わせてもよい。このよう
な回転制御を行うことにより、プレイヤの射幸心をより
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る遊戯装置の外観図である。
【図2】景品容器配置部の内部構成を示す正面図であ
る。
【図3】操作表示部の構成を示す図である。
【図4】回動機構の構成を示す図である。
【図5】回動機構の構成を示す図である。
【図6】図1に示す遊戯装置の回路ブロック図である。
【図7】図1の遊戯装置におけるCPUの制御動作を示
すフローチャートである。
【図8】景品容器の回動状態を説明するための図であ
る。
【図9】景品容器の回動状態を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
3 景品容器 6 ルーレット盤 7 操作表示部 21 操作ボタン 22 回動機構 24 モータ 41 方向選択表示部 44 継続選択ボタン 51 CPU 59 払出景品検出器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレイヤの操作によりゲームが行われ、
    ゲーム結果に応じて景品を払い出す遊戯装置であって、 所定角度以上回動可能で、かつ所望位置で停止可能な回
    動部材と、 前記回動部材を回動させるためのモータと、 ウォームとこのウォームに噛合するウォームホイールと
    を有し、かつ前記モータの駆動力を前記回動部材に伝達
    するための伝達機構とを備えたことを特徴とする、遊戯
    装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達機構は、減速機を有する、請求
    項1に記載の遊戯装置。
  3. 【請求項3】 前記モータは、ステッピングモータであ
    る、請求項1または2に記載の遊戯装置。
  4. 【請求項4】 前記回動部材は、上面が開放されて景品
    を収納する景品容器である、請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の遊戯装置。
  5. 【請求項5】 前記景品容器は、前記景品の収納部分の
    深さが異なるように、複数種類の形状を有する、請求項
    4に記載の遊戯装置。
  6. 【請求項6】 プレイヤによる操作を入力するための入
    力手段と、 前記入力手段による入力に基づいて、回動させるべき前
    記景品容器とその回動方向および停止位置とを決定し、
    その決定結果に基づいて、前記モータおよび伝達機構に
    より前記景品容器を回動させる回動制御手段とを有す
    る、請求項4または5に記載の遊戯装置。
  7. 【請求項7】 前記回動制御手段による前記景品容器の
    回動動作の回数を、所定回数に規定する規定手段と、 払い出される前記景品を検知する検知手段と、 前記規定手段によって規定された所定回数内に、前記検
    知手段による検知がない場合、ゲームを終了させるゲー
    ム制御手段とを備える、請求項6に記載の遊戯装置。
  8. 【請求項8】 前記回動制御手段は、ゲーム終了後に前
    記景品容器を初期位置に戻す、請求項6または7に記載
    の遊戯装置。
  9. 【請求項9】 前記回動制御手段は、ゲーム終了後にそ
    のときの前記景品容器の停止位置を維持する、請求項6
    または7に記載の遊戯装置。
JP33550399A 1999-11-26 1999-11-26 遊戯装置 Expired - Fee Related JP4445620B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33550399A JP4445620B2 (ja) 1999-11-26 1999-11-26 遊戯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33550399A JP4445620B2 (ja) 1999-11-26 1999-11-26 遊戯装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001149522A true JP2001149522A (ja) 2001-06-05
JP2001149522A5 JP2001149522A5 (ja) 2007-01-11
JP4445620B2 JP4445620B2 (ja) 2010-04-07

Family

ID=18289314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33550399A Expired - Fee Related JP4445620B2 (ja) 1999-11-26 1999-11-26 遊戯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4445620B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6921076B1 (en) * 2002-03-01 2005-07-26 David A. Norton Crane game grabber apparatus and method
JP2007325711A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2009056280A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Sega Corp 景品取得ゲーム装置
JP2018121968A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 株式会社マーベラス ゲーム装置
JP2018121969A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 株式会社マーベラス ゲーム装置
JP2018158248A (ja) * 2017-02-02 2018-10-11 株式会社マーベラス ゲーム装置
JP2019025228A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 株式会社マーベラス ゲーム装置および制御プログラム

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6921076B1 (en) * 2002-03-01 2005-07-26 David A. Norton Crane game grabber apparatus and method
JP2007325711A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2009056280A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Sega Corp 景品取得ゲーム装置
CN108697928A (zh) * 2017-02-02 2018-10-23 惊叹公司 游戏装置
JP2018121969A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 株式会社マーベラス ゲーム装置
KR20180108570A (ko) * 2017-02-02 2018-10-04 가부시키가이샤 마베라스 게임 장치
KR20180109848A (ko) * 2017-02-02 2018-10-08 가부시키가이샤 마베라스 게임 장치
JP2018158248A (ja) * 2017-02-02 2018-10-11 株式会社マーベラス ゲーム装置
JP2018121968A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 株式会社マーベラス ゲーム装置
CN108697928B (zh) * 2017-02-02 2019-08-20 惊叹公司 游戏装置
TWI671105B (zh) * 2017-02-02 2019-09-11 日商驚嘆公司 遊戲裝置
KR102102135B1 (ko) * 2017-02-02 2020-04-20 가부시키가이샤 마베라스 게임 장치
KR102110881B1 (ko) * 2017-02-02 2020-05-14 가부시키가이샤 마베라스 게임 장치
US11676442B2 (en) 2017-02-02 2023-06-13 Marvelous Inc. Game device
JP2019025228A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 株式会社マーベラス ゲーム装置および制御プログラム
JP7014545B2 (ja) 2017-08-03 2022-02-01 株式会社マーベラス ゲーム装置および制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4445620B2 (ja) 2010-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2904347B1 (ja) 遊戯台
JP5176165B2 (ja) 遊技台試験システム
JP3712526B2 (ja) 遊技機
JP2010227179A (ja) スロットマシン
JP4515011B2 (ja) 遊技機
JP4445620B2 (ja) 遊戯装置
JP2000107394A (ja) パチンコ機
JP2001149522A5 (ja)
JP7430240B2 (ja) 遊技機
JP2002315868A (ja) 遊技機
JP2002315869A (ja) 遊技機
JP2004024557A (ja) 遊技機
JP5812326B2 (ja) 遊技機
JPH0947566A (ja) 遊技機
JP3771192B2 (ja) スロットマシン
JP2007000227A (ja) 遊技機
JP2006304931A (ja) 遊技機
JP2001252405A (ja) 遊技機
JP2004313504A (ja) 遊技機
JP2000107393A (ja) パチンコ機
JP2006149573A (ja) 遊技機
JP2006149572A (ja) 遊技機
JP2004350884A (ja) 遊技機
JP2001286601A (ja) 遊技機
JP2002306683A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4445620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160122

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees