JP4197677B2 - 液封防振装置 - Google Patents

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この発明は、液封エンジンマウント等に使用する液封防振装置に係り、特に樹脂ブラケットと内圧制御手段を備えるものに関する。
液封エンジンマウントの主液室に臨んで内圧制御手段を設け、吸気負圧等を利用して、内圧制御手段を構成する主液室に臨む弾性膜の変形をコントロールして主液室の内圧を制御することは公知である(特許文献1参照)。
特開2002−070929号公報
ところで、従来の内圧制御手段は、弾性膜と変形規制部材を備え、この変形規制部材を主液室の壁へリベット止め等のにより取付けていた。しかし、このような取付けは高い精度を要求されるため位置決め精度の安定化が望まれた。また結合時の部品点数及び工程数が多くなるのでこれを削減することが望まれた。さらに弾性膜と変形規制部材間におけるシールの信頼性を高めることも望まれた。そこで本願発明は、樹脂を利用してこれらの要請を実現することを目的とする。
上記課題を解決するため請求項1は、振動源側へ取り付けられる第1取付部材と、振動受側へ取り付けられる第2取付部材と、これらの間に介装されるインシュレータと、このインシュレータを壁の一部として形成される液室と、この液室内を主液室と副液室に区画する仕切部材と、主液室と副液室間を連絡する共振オリフィスと、前記主液室の内圧を制御する内圧制御手段を設けるとともに、この内圧制御手段は主液室を囲む剛性壁部に形成された開口部を覆う弾性膜と、この弾性膜の変形を規制するため前剛性壁部へ取付けられる変形規制部材とを備えた液封防振装置において、
前記変形規制部材を前記弾性膜との間に作動室を形成するように重ね、前記変形規制部材の周囲へ充填された樹脂により、前記剛性壁部及び前記弾性膜と一緒に3部材を結合一体化したことを特徴とする。
請求項2は上記請求項1において、前記弾性膜の周囲を、変形規制部材と前記剛性璧部の間で挟持したことを特徴とする。
請求項3は上記請求項1において、前記変形規制部材の外周部へ、前記弾性膜の外周部に突出形成されたシール突部を重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分部を前記変形規制部材と前記弾性膜の各一部で囲むシール部空間を設け、このシール部空間内へ前記樹脂を充填したことを特徴とする。
請求項4上記請求項3において、前記シール部空間内における前記弾性膜のシール突部は、前記変形規制部材と前記剛性壁部とによって3面を囲まれていることを特徴とする。
請求項5は上記請求項1において、前記変形規制部材に位置決め部を設け、前記樹脂充填時において前記変形規制部材が外周部を金型へ固定されたとき、前記位置決め部が前記剛性壁部へ当接するようにしたことを特徴とする。
請求項6は上記請求項1において、前記樹脂部は、補強金具を一体化した複合樹脂ブラケットを構成するとともに、前記剛性壁部が前記補強金具に相当し、この補強金具に前記弾性膜が一体化されていることを特徴とする。
請求項7上記請求項1において、前記変形規制部材は、樹脂製又は樹脂と金属との複合体であることを特徴とする。
請求項8上記請求項1において、前記変形規制部材の変形規制面を前記弾性膜に対面させ、間に作動室を形成した状態で、前記変形規制部材の外周面へ前記弾性膜の外周部に突設したシール突部を重ね、このシール突部の外周を含めて前記変形規制部材の周囲及び前記剛性壁部の表面側へ樹脂を充填することにより、樹脂中に前記変形規制部材を埋設一体化するとともに、前記剛性壁部及び前記弾性膜と一緒に3部材を結合一体化したことを特徴とする。
内圧制御手段を構成する変形規制部材を、その周囲へ充填された樹脂により、剛性壁部及び弾性膜と一緒にして3部材を結合一体化したので、樹脂成形によりこれら3部材を一体成形できることになる。このため、樹脂成形時の金型を利用することにより位置決め精度を高めることができ、かつ樹脂で封入することによりシール性能も向上する。そのうえ部品点数及び工程数を削減できる。
また、変形規制部材と剛性壁部の間で弾性膜を挟持するので、変形規制部材と弾性膜の間に作動室を確実にシールされた状態で形成できる。
変形規制部材の外周部に弾性膜の外周部に形成されたシール突部を重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分が臨むシール部空間内へ樹脂を充填したので、充填した樹脂が成形圧でシール突部を変形規制部材の外周部へ押し付けて密着させる。したがって成形圧を利用して確実で信頼性の高いシールを実現できる。そのうえ、シール突部が変形規制部材の外周部へ押し付けられて密着することにより、樹脂が作動室内へ流入することを阻止できる。したがって、シール突部を樹脂の作動室流入に対するシールとしても利用でき、樹脂の流入がない正確な作動室を確保することができる。
また、シール部空間内におけるシール突部を、変形規制部材と剛性壁部とによって3面を囲むことにより、シール部空間へ充填する樹脂の成形圧を高めることができる。このため、樹脂組成のバラツキ等に起因する樹脂成形品の性能におけるバラツキを解消し、品質を安定化させることができる。
さらに、変形規制部材に位置決め部を設け、樹脂充填時において変形規制部材の外周部を金型へ固定したとき、位置決め部が剛性壁部へ当接するようにしたので、金型と位置決め部を利用して位置決め精度を高めることができる。
また、樹脂部が補強金具を一体化した複合樹脂ブラケットを構成し、剛性壁部を補強金具とすれば、内圧制御手段を複合樹脂ブラケットブラケットの成形時に樹脂部で一体化させることができる。しかも複合樹脂ブラケットを構成する補強金具を剛性壁部として利用し、弾性膜を一体化させることができる。
さらに、変形規制部材を樹脂製又は樹脂と金属との複合体としても、樹脂による結合のため容易かつ確実に剛性壁部側へ一体化させることができる。
以下、本願発明に係る実施の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。図1は本実施例の適用された液封エンジンマウントの平面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は内圧制御手段の拡大断面図、図4は変形規制部材の外形を示す図、図5は成形時の状態を示す断面図、図6はさらにその一部を拡大した図である。
図1に示すように、エンジンマウント1は防振本体部2と複合ブラケット3とを一体化したものである。防振本体部2は振動源である図示省略のエンジンへ取付けられるための第1取付金具4と、入力振動で弾性変形する防振ゴム等からなるインシュレータ5等を備える。複合ブラケット3は防振本体部2の下部の周囲へ一体化され、その周囲へ一体化されたナット等の締結部6により図示省略の振動受け側である車体へ取付けられる。
図2に明らかなように、このエンジンマウント1は液封式であり、インシュレータ5の図示状態下部と一体化した円筒金具7と、その下側開口部を覆うダイアフラム8とにより、防振本体部2の内部を液室とし、この内部をさらに仕切り部材9で主液室10と副液室11に区画し、両液室を仕切り部材9に形成した共振オリフィス12で連結したものであり、液室内には公知の非圧縮性液体が封入されている。
仕切り部材9には、主液室10内へ突出する筒状の上部金具13の開口部へ可撓性弾性部材14を設けて内圧上昇を吸収するようになっている。図中の符号15は上部金具13の下部に形成されたフランジであり、仕切り部材9の下部16上に重ねられている。下部16はブロック状のゴムであり、内部に共振オリフィス12を設けてある。
下部16の底部は底部プレート17に支持されている。仕切り部材9はこれらを一体にしたものである。符号18は可撓性弾性部材14の下側を支持する金具であり、可撓性弾性部材14のゴム足19を押し当てて非線形特性を出すようになっている。
下部16は円筒金具7の下端部で押さえられる。底部プレート17の底面はダイアフラム8の外周部に設けられた厚肉部20に当接する。厚肉部20は複合ブラケット3の下部内周面に内側へ棚状に突出する受け部21上へ支持される。厚肉部20は受け部21と接着等で一体化してもよく、単に乗せて支持するだけでもよい。
複合ブラケット3はブラケット樹脂部22と円筒状の補強金具23とで構成される。ブラケット樹脂部22は6−6ナイロン等公知の適宜樹脂材料よりなり、射出成形等の適宜方法で補強金具23と一体に成形される。ブラケット樹脂部22の下端部は外側へフランジ状に張り出す取付部24をなしている。
補強金具23は円筒金具7の外側へ略平行する円筒状をなす金具であり、その下端はブラケット樹脂部22の肉厚内で外向きに屈曲する外フランジ26をなし、上下からの入力に対する受圧面となる。27はリブである。
補強金具23の上端部は爪部28と外フランジ29をなし、爪部28は円筒金具におけるストレートの上端7aへ折り曲げられ、カシメにより防振本体部2と複合ブラケット3を一体化して抜け止めする。外フランジ29は円筒金具7の上端部へ形成された外フランジ7bと重ねられる。
円筒金具7の一部には主液室10と外部とを通じる開口7cが形成され、これに重なる補強金具23の位置にも開口31が形成されている。この開口31には弾性膜32が焼き付け等により一体化されている。
さらに、弾性膜32に対応して、変形規制部材33がブラケット樹脂部22中へ一体化されている。変形規制部材33には空気通路34が設けられ、図示しない中間通路を介して大気中又は吸気負圧源へ選択的に切換接続される。空気通路34を通して吸気負圧源へ接続されると弾性膜32が変形規制部材33側へ吸引される。
弾性膜32が変形規制部材33へ吸引拘束されると、自由な弾性変形を停止されるため、主液室10内の内圧を上昇させ、共振オリフィス12への共振効率を向上させる。また、負圧から大気圧開放に切り換えると、弾性膜32は自由に弾性変形して主液室10の内圧を吸収する。図中の符号7cはエンジンハンガ、30は弾性膜32及び変形規制部材33等で構成される内圧制御手段を示す。
図3において、変形規制部材33と一体に位置決め板35がブラケット樹脂部22中に設けられている。弾性膜32は外周部に変形規制部材33側へ向かってシール突起36が突出形成され、変形規制部材33の規制面37の外周部へ密接している。規制面37と弾性膜32の間に所定間隙の作動室38が形成されている。作動室38は空気通路34と連通する。
変形規制部材33は適当な樹脂もしくはアルミ合金等の金属等から形成され、規制面37は弾性膜32を押し当てるための曲面をなしている。また、位置決め板35は図の上下方向へ張り出す板状部材であり、その上下端部を弾性膜32側へ屈曲させて屈曲先端部39とし、その先端を補強金具23へ当接させている。
図4において、変形規制部材33は円筒金具7の外周に沿う円弧状をなし、屈曲先端部39は中央部へ比較的小さな範囲で部分的に形成されている。
図5は複合樹脂ブラケット3の成形における内圧制御手段部分を示す。変形規制部材33をブラケット樹脂部22へ一体化するには、予め弾性膜32が一体化された補強金具23を金型40型内へ置き、変形規制部材33を別の金型41に支持させる。この状態でキャビテイ42内に変形規制部材33の大部分が位置する。
このとき、規制面37は弾性膜32と所定の作動室38をなして対面するとともに、位置決め板35の屈曲先端部39がシール突起36近傍における補強金具23の表面へ当接するので、正確な作動室38が得られるよう変形規制部材33を位置決めする。また規制面37の外周部側面がシール段部43をなす。この外周側へシール突起36が被さって重なる。
この状態で樹脂をキャビティ42内へ注入すると、樹脂は変形規制部材33の周囲へ回り込んで、補強金具23と結合一体化してブラケット樹脂部22になる。また弾性膜32が予め補強金具23と一体化しているから、ブラケット樹脂部22によって3部材が結合一体化されることになる。
このとき、図6に示すように、シール突起36の周囲部分には、剛体である変形規制部材33又は位置決め板35と補強金具23で囲まれたシール空間44が形成され、ここに溶融樹脂45が矢示Aのように流動する。このためシール突起36はシール段部43へ成形圧で押し付けられて密着し、確実なシールを維持する。
また、このシール突起36はシール段部43へ成形圧で押し付けられて密着しているから、溶融樹脂45が作動室38内へ流入することを阻止する。したがって作動室38に対する溶融樹脂45のシールを兼ねることになり、正確な作動室38の形成を可能にする。
さらに、シール突起36はシール空間44にて、剛性部材である変形規制部材33又は位置決め板35によって3面36a、36b及び36cを支持されている。このため、樹脂の成形圧を十分に高くしてもシール突起36の破壊や機能不全を招くような変形が生じない。したがって、樹脂の成形圧を十分に高くして、樹脂組成のバラツキによる樹脂成形後における性能のバラツキを防ぎ、品質を安定化させることができる。
このエンジンマウント1を組み立てるには、複合ブラケット3の中へダイアフラム8を入れて厚肉部20を受け部21の上へ乗せ、さらにその上から仕切り部材9を入れ、続いて防振本体部2を複合ブラケット3の内側へ嵌合し、円筒金具7の下端で仕切り部材9を構成する上部金具13の下部16を固定する。
この状態で上端7aが爪部28近傍に平行に位置するので、爪部28を内側へ折り曲げれば、このカシメだけで防振本体部2と複合ブラケット3が一体化してエンジンマウント1が組み立てられ、防振本体部2が確実に抜け止めされる。
したがって、効率的な積み上げ式の組立が可能になり、しかも結合箇所を積み立て最後の場所にすることができ、かつ結合場所の数を最小にできる。なお、結合方法は、カシメに限らず、拡径や縮径、さらには溶接や接着等が種々可能である。
次に、本実施例の作用を説明する。内圧制御手段30を構成する変形規制部材33を、その周囲へ充填された樹脂により、剛性壁部である補強金具23及び弾性膜32と一緒にして3部材を結合一体化したので、樹脂成形によりこれら3部材を一体成形できることになる。このため、樹脂成形時の金型を利用することにより位置決め精度を高めることができ、かつ樹脂で封入することによりシール性能も向上する。そのうえ部品点数及び工程数を削減できる。
また、変形規制部材33と補強金具23の間で弾性膜32を挟持するので、変形規制部材33と弾性膜32の間に作動室38を確実にシールされた状態で形成できる。
変形規制部材33の外周部であるシール段部43に弾性膜32の外周部に形成されたシール突部36を重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分が臨むシール部空間44内へ樹脂を充填したので、充填した樹脂が成形圧でシール突部36を変形規制部材33のシール段部43へ押し付けて密着させる。したがって成形圧を利用して確実で信頼性の高いシールを実現できる。
そのうえ、シール突部36が変形規制部材33のシール段部43へ押し付けられて密着することにより、溶融樹脂45が作動室38内へ流入することを阻止できる。したがって、シール突部36を樹脂が作動室38内へ流入することに対するシールとしても利用でき、樹脂の流入がない正確な作動室を確保することができる。
また、シール部空間44内におけるシール突部36を、変形規制部材33又は位置決め板35と補強金具23とによって3面を囲むことにより、シール部空間44へ充填する樹脂の成形圧を高めることができる。このため、樹脂組成のバラツキ等に起因する成形後の樹脂部性能におけるバラツキを解消し、品質を安定化させることができる。
さらに、変形規制部材33に位置決め板35を設け、樹脂充填時において変形規制部33材の外周部を金型へ固定したとき、位置決め板35が補強金具23へ当接するようにしたので、金型と位置決め板を利用して位置決め精度を高めることができる。
また、樹脂部が補強金具23を一体化した複合樹脂ブラケット3を構成したので、剛性壁部が補強金具23となり、内圧制御手段30を複合樹脂ブラケットブラケット3の成形時にブラケット樹脂部22で一体化させることができる。しかも複合樹脂ブラケット3を構成する補強金具23を剛性壁部として利用し、弾性膜32を一体化させることができる。
さらに、変形規制部材33を樹脂製又は樹脂と金属との複合体としても、樹脂による結合のため容易かつ確実に補強金具23側へ一体化させることができる。
なお、本願発明は上記実施の形態に限定されず種々に変形や応用が可能であり、例えば、複合樹脂ブラケット3を用いず、防振本体部2の剛性壁部、例えば、円筒金具7へ直接内圧制御手段30を樹脂で結合させてもよい。さらに複合樹脂ブラケット3を用いる場合であっても、積み上げ式ではなく、防振本体部2をカセット式に嵌合するようなものであってよい。また、適用対象はエンジンマウントのみならず、各種の防振装置がある。
実施例の適用された液封エンジンマウントの平面図 図1の2−2線断面図 内圧制御手段の拡大断面図 変形規制部材の外形を示す図 成形時の状態を示す断面図 さらにその一部を拡大した図
符号の説明
1:エンジンマウント、2:防振本体部、3:複合ブラケット、9:仕切り部材、10:主液室、11:副液室、12:共振オリフィス、20:厚肉部、22:ブラケット樹脂部、23:補強金具、30:内圧制御手段、32:弾性膜、33:変形規制部材、35:位置決め板、36:シール突起

Claims (8)

  1. 振動源側へ取り付けられる第1取付部材と、振動受側へ取り付けられる第2取付部材と、これらの間に介装されるインシュレータと、このインシュレータを壁の一部として形成される液室と、この液室内を主液室と副液室に区画する仕切部材と、主液室と副液室間を連絡する共振オリフィスと、前記主液室の内圧を制御する内圧制御手段を設けるとともに、この内圧制御手段は主液室を囲む剛性壁部に形成された開口部を覆う弾性膜と、この弾性膜の変形を規制するため前剛性壁部へ取付けられる変形規制部材とを備えた液封防振装置において、
    前記変形規制部材を前記弾性膜との間に作動室を形成するように重ね、前記変形規制部材の周囲へ充填された樹脂により、前記剛性壁部及び前記弾性膜と一緒に3部材を結合一体化したことを特徴とする液封防振装置。
  2. 前記弾性膜の周囲を、変形規制部材と前記剛性璧部の間で挟持したことを特徴とする請求項1の液封防振装置。
  3. 前記変形規制部材の外周部へ、前記弾性膜の外周部に突出形成されたシール突部を重ね合わせるとともに、この重ね合わせ部分部を前記変形規制部材と前記弾性膜の各一部で囲むシール部空間を設け、このシール部空間内へ前記樹脂を充填したことを特徴とする請求項1の液封防振装置。
  4. 前記シール部空間内における前記弾性膜のシール突部は、前記変形規制部材と前記剛性壁部とによって3面を囲まれていることを特徴とする請求項3の液封防振装置。
  5. 前記変形規制部材に位置決め部を設け、前記樹脂充填時において前記変形規制部材が外周部を金型へ固定されたとき、前記位置決め部が前記剛性壁部へ当接するようにしたことを特徴とする請求項1の液封防振装置。
  6. 前記樹脂部は、補強金具を一体化した複合樹脂ブラケットを構成するとともに、前記剛性壁部が前記補強金具に相当し、この補強金具に前記弾性膜が一体化されていることを特徴とする請求項1の液封防振装置。
  7. 前記変形規制部材は、樹脂製又は樹脂と金属との複合体であることを特徴とする請求項1の液封防振装置。
  8. 前記変形規制部材の変形規制面を前記弾性膜に対面させ、間に作動室を形成した状態で、前記変形規制部材の外周面へ前記弾性膜の外周部に突設したシール突部を重ね、このシール突部の外周を含めて前記変形規制部材の周囲及び前記剛性壁部の表面側へ樹脂を充填することにより、樹脂中に前記変形規制部材を埋設一体化するとともに、前記剛性壁部及び前記弾性膜と一緒に3部材を結合一体化したことを特徴とする請求項1に記載した液封防振装置の製法。
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