JP4196604B2 - コンテンツ中継計算機、コンテンツ中継プログラム、コンテンツ中継方法及びコンテンツ中継システム - Google Patents

コンテンツ中継計算機、コンテンツ中継プログラム、コンテンツ中継方法及びコンテンツ中継システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の通信手段を持った通信装置の通信手段の切り換えに関するものであり、特に、複数の無線通信手段を通信データの種別や、通信装置の位置に応じた通信手段の切り換えに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、モバイルインターネットに対するニーズの増加に伴い、IMT−2000、PHS、PDC等の様々な無線データ通信網が利用されてきた。一方、現在、地下街、駅、空港などの公共施設において、IEEE802.11やBluetoothといった近距離無線方式を用いて、局所的な無線データ通信サービスを提供するホットスポットが注目を集めている。IMT−2000、PHS、PDCなどの従来の広域無線網が、サービスエリアが広域的、低速、高価・従量課金、秘匿性が高いのに対し、ホットスポットでは、サービスエリアが局所的、高速、安価・定額料金、秘匿性が低いなどの特徴がある。図17に一例を示す。
【0003】
このように、現在の携帯端末は複数の無線通信手段を持ち、必要に応じてユーザが通信手段の使い分けを行ってきた。また、特開平11−355322「無線端末装置をデ―タ伝送ネットワ―クと結合する方法及び無線端末装置」において、ユーザが、料金優先あるいは速度優先あるいは安全性優先などのように切り換え基準を登録しておき、利用可能な網が複数存在する場合は、各通信網の課金情報や規格上の伝送速度などの静的な情報をもとに通信手段を自動で切り換える端末装置が開示されている。
【0004】
しかし、特開平11−355322では、通信手段を一旦切り換えると、使用中の通信網が圏外になるか、あるいは、より良い通信網の圏内になるまで、通信内容の如何に関わらず、使用する通信網が固定される静的な切り換え方式である。
【0005】
このような静的な切り換え方式では、まず通信内容に応じた切り換えが行えないという問題があった。例えば、クレジットカードのカード番号や極秘文書等の重要データであっても、一旦ホットスポットに接続すると秘匿性の低い該通信網経由で送受信され、セキュリティ上の問題があった。このような場合、一時的に秘匿性の高い無線通信網へ切り換える必要がある。
【0006】
また、ユーザが、あらかじめ通信の内容を予測して通信することは困難である。すなわち、実際にサーバからコンテンツをダウンロードしてみなければ、通信の内容はわからない。例えば、たまたま選んだURLが大きな画像を含んだホームページの場合や、受信したメールにたまたま極秘文書が添付されている場合などである。従って、ユーザは、サイズの大きなコンテンツの場合は、安価で高速なホットスポットでダウンロードし、セキュアな通信が必要なコンテンツの場合は秘匿性の高い広域無線網でダウンロードするなどのように、取得するコンテンツの内容を常に意識しながら、無線データ通信網を手動で切り換える必要があった。特に、ホットスポットを利用する際は、サービスエリアが局所的で散在しているので、取得するコンテンツを意識することに加えて、更にサービスエリアを地図などで一々調べる必要があり煩雑であった。
【0007】
また、コンテンツを取得する際、今、取得する方が効率がよいのか、あるいは後で適切な場所で取得した方がよいのか、ユーザが判断しなければならないという煩わしさがある。例えば、ユーザが移動中に広域無線網でコンテンツをダウンロードする場合を考える。ダウンロードの最中にホットスポットに通りかかるのであれば、最初から広域無線網は使用せずに、短時間で完了するホットスポットで一括ダウンロードした方が効率がよい。一方、そのようなホットスポットに到達する前に広域無線網でダウンロードが完了するのであれば、そのまま広域無線網を使用した方がユーザの作業効率は向上するだろう。このようにコンテンツをいつどの場所で取得すれば良いかユーザが判断するのは難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ユーザが通信内容を意識しなくても、取得するコンテンツに最適な通信手段が自動的に選択され、また、その際、ユーザの作業を効率化するために有用な情報を提示することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、複数の通信手段を用いた通信装置間のデータ通信を中継する、中継用計算機において、データ通信のコンテンツを解析するメッセージ解析部と、前記コンテンツによって通信手段を選択する切り換え判断スクリプト部とを備え、前記メッセージ解析部が解析した前記コンテンツに応じて、前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段に切り換えるように通信装置に指示することを特徴とする中継用計算機である。
【0010】
上記構成によれば、メッセージ解析部によって、データ通信のコンテンツを解析し、切り換え判断スクリプト部によって、コンテンツに応じた最適な通信手段を通信装置に選択させることが可能となる。切り換え判断スクリプト部の切り換え判断は、再定義可能なスクリプトによってプログラミングすることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の中継用計算機において、データ通信を行う複数の通信装置に関する情報を管理する端末情報管理部を備えることを特徴とする中継用計算機である。
【0012】
上記構成によれば、中継用計算機は、複数の通信装置を区別することが可能となり、複数の通信装置間の通信を中継することが可能となる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の中継用計算機において、前記コンテンツのデータサイズが一定以上ならば、前記切り換え判断スクリプト部がより高速な通信手段を選択することを特徴とする中継用計算機である。
【0014】
上記構成によれば、データサイズの大きな画像や動画データなどコンテンツを受信する場合に、安価で高速な無線LANのような通信手段を自動的に選択することが可能となる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の中継用計算機において、前記コンテンツの通信に秘匿性が必要ならば、前記切り換え判断スクリプト部がより秘匿性の高い通信手段を選択することを特徴とする中継用計算機である。
【0016】
上記構成によれば、カード番号や極秘文書などの通信の秘匿性が必要なコンテンツの通信において、秘匿性に問題がある無線LANなどの通信手段から、従来の広域無線網などに切り換わることで、秘匿性の高い通信手段を自動的に選択することが可能となる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1及至4のいずれかに記載の中継用計算機において、通信手段毎のサービスエリアを記憶したサービスエリア管理部と、前記通信装置のユーザの嗜好を記憶したユーザ情報管理部とを備え、前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段が利用できない場合に、該通信手段の最寄りの前記サービスエリアの位置と前記位置情報との距離を算出し、前記ユーザの嗜好から移動可能である判断したときは、前記通信装置に前記サービスエリア内に移動した場合に前記コンテンツの通信を行うように指示することを特徴とする中継用計算機である。
【0018】
上記構成によれば、データサイズな大きなコンテンツは無線LANのような広帯域の通信手段で受信したほうがよい場合に、通信装置が無線LANサービスエリア外にいるときに、あらかじめ記憶した、ユーザが移動してもよい距離内に無線LANサービスエリアがあれば、前記通信装置に前記サービスエリア内に移動したときに前記コンテンツを受信するように指示し、前記通信装置は前記サービスエリアに移動後、前記コンテンツを無線LANのような広帯域の通信手段で受信することが可能となる。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項3記載の中継用計算機において、通信手段毎のサービスエリアを記憶したサービスエリア管理部と、前記通信装置のユーザの経路情報を記憶したユーザ情報管理部とを備え、さらに前記端末情報管理部に前記通信装置の移動速度を格納し、前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段が利用できない場合に、前記メッセージ解析部がデータ通信のデータサイズを検出し現在の利用している通信手段の通信速度から前記データ量の通信時間を測定し、経路情報から次に到達する該通信手段の前記サービスエリアの位置と前記位置情報が記憶する現在位置との間の移動距離を求め、前記移動速度から前記サービスエリアまでの移動時間を算出し、前記通信時間が前記移動時間より短いときは、現在の利用している通信手段によるデータ通信を続行し、前記移動時間が前記通信時間より短いときは、前記通信装置に前記サービスエリア内に移動した場合に前記コンテンツの通信を行うように指示することを特徴とする中継用計算機である。
【0020】
上記構成によれば、無線LANのような広帯域の通信手段のサービスエリアに移動する時間よりも、現在の通信手段でコンテンツを受信したほうが通信時間が短い場合には、現在の通信手段による通信を続行し、無線LANのような広帯域の通信手段のサービスエリアをまもなく移動する経路が既に設定されているならば、現在の通信手段による通信を続行するよりも前記サービスエリアまで移動後、前記広帯域の通信手段を用いて、コンテンツを受信することができる。
【0021】
請求項7記載の発明は、請求項4記載の中継用計算機において、前記コンテンツの一部に秘匿性の高い通信を用いる必要がある場合、前記コンテンツを分割し、分割した前記コンテンツ毎に前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段で行うことを通信装置に指示することを特徴とする中継用計算機である。
【0022】
上記構成によれば、通信装置上で、オークションのホームページなどを無線LANのような秘匿性に問題のある通信手段によって閲覧した場合、ホームページ内の機密情報である入札価格に関するデータを受信するときに、無線LANから秘匿性が確保された従来の広域無線網などに通信手段を用いることで、機密情報に関するコンテンツの一部を秘匿性の高い通信手段を用い、その他のコンテンツは無線LANのような広帯域な通信手段を用いることが可能となる。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項3及至7のいずれかに記載の中継用計算機において、前記コンテンツを一時的に記憶するコンテンツキャッシュ部を備え、前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段が利用できない場合に、前記通信装置が前記通信手段を利用可能になるまで、前記コンテンツを前記コンテンツキャッシュ部に記憶することを特徴とする中継用計算機である。
【0024】
上記構成によれば、前記切り換え判断スクリプト部がサーバに格納されたある動画データの最適な通信手段として、無線LANを選択した場合に、通信装置が無線LANのサービスエリア外にあるとき、通信装置の利用者にはサービスエリア内に移動するように指示し、その移動中に中継装置が前記動画像データを前記サーバから受信しコンテンツキャッシュ部に記憶することで、通信装置が前記サービスエリア内に移動したときに迅速に前記動画像データを受信することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
データ通信で通信される、コンテンツは文字、画像、動画、バイナリデータなどであり、属性情報として、例えば、コンテンツのサイズ、コンテンツのタイプなどを有する。コンテンツのタイプは、例えば“application/pdf”、“video/x−ms−wmv”などのようにMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式で記述される。
【0027】
図1に本願の構成例を示す。
【0028】
無線データ通信網105は、無線データ通信の基地局であり、サービスエリア内おける携帯端末101が通信網104を利用した通信を可能とする。無線データ通信網105は、例えばPDC(Personal DigitalC ellular system)網であり、ホットスポットの無線方式はIEEE802.11gである。ホットスポットは無線LANの基地局のことである。PDCのサービスエリアは、日本の全域を隙間なくカバーしているが、IEEE802.11g方式のホットスポットのサービスエリアは最大でも数百メートルであり、間欠的に存在している。またPDCは、ホットスポットに比べて、料金が高く、従量課金(時間課金、パケット課金)で、低速(9600bps)である一方で、秘匿性が高いなどの特徴を持つ。他方、ホットスポットは、料金が安く、定額料金で、高速(54Mbps)ではあるが、秘匿性が低いなどの特徴を持つ。
【0029】
携帯端末101はユーザが操作するノートパソコンのような情報処理端末である。PDCやホットスポットを経由してインターネットに接続可能で、インターネット上の通信用アドレスであるIPアドレスが割り当てられており、会社内イントラネット上のサーバおよび中継用計算機と通信可能な端末である。本実施例における携帯端末は、例えば、PDA、ノート型パソコン、携帯電話などである。
【0030】
サーバ102は、ホームページや画像や動画などのコンテンツを記憶し、通信網104を通して他のコンピュータに配信可能である。会社内イントラネットに接続されて携帯端末と通信可能であり、例えばHTTP(Hyper TextTransfer Protocol)やIMAP(Internet Message Access Protocol)などにより、携帯端末101からのサービス要求メッセージに対しサービス応答メッセージを返信する計算機であり、WWWサーバやメールサーバなどである。
【0031】
中継用計算機103は、サーバ102と携帯端末101を中継することができる。
【0032】
通信網104は、サーバ102や携帯端末101などのコンピュータ間の通信を可能とする通信網であり、例えばインターネットやイントラネットがこれにあたる。
【0033】
図2に中継用計算機103の構成例を示す。
【0034】
サービスエリア管理部201は、サービスエリアを無線データ通信網毎に記憶し、管理する。携帯端末101の位置情報から、どの無線データ通信網が使用可能であるか判断することができる。また、携帯端末101の位置情報から、特定の無線データ通信網の最寄りの基地局までの距離や位置がわかる。
【0035】
ユーザ情報管理部202は、ユーザの嗜好情報やユーザが登録した経路情報をユーザID毎に記憶し、管理する。
【0036】
切り換え判断スクリプト部203は、データ通信の属性情報をもとにコンテンツに最適な無線データ通信網を特定することができる。
【0037】
端末情報管理部204は、複数の携帯端末101の端末情報と携帯端末101を使用するユーザのユーザIDを端末ID毎に記憶し、管理する。
【0038】
コンテンツキャッシュ部206は、コンテンツを一時的に記憶し、携帯端末101のコンテンツ送信要求に対し、所定のコンテンツを送信する。例えばHTTPサーバである。本実施形態では、携帯端末101と該コンテンツキャッシュ206間は、HTTPプロトコルで通信が行われ、またキャッシュIDはコンテンツをコンテンツキャッシュ部内で一意に識別するURL(Uniform Resource Locator)である。サーバ機能部208は、携帯端末101とメッセージの送受信可能な機能であり、本実施形態ではサーバソケットである。
【0039】
クライアント機能部209は、サーバ102とメッセージの送受信が可能な機能であり、本実施例ではクライアントソケットである。
【0040】
メッセージ解析部207は、サーバ機能部208とクライアント機能部209が中継する携帯端末101とサーバ102間のメッセージを解析する機能を有する。
【0041】
制御部205は、以上で述べた中継用計算機の各機能をコントロールする。
【0042】
図3に携帯端末101の構成例を示す。
【0043】
クライアントプログラム301は、サーバ102に対し、サービス要求を行うソフトウェアであり、例えばWWWブラウザ、メーラなどである。
【0044】
コンテンツ表示用外部アプリケーション302は、クライアントプログラム301では処理することのできないコンテンツを扱うアプリケーションプログラムである。コンテンツ表示用外部アプリケーション302としては、PDF形式のドキュメントを表示する“Acrobat Reader”、動画や音声データを再生できる“MediaPlayer”などがある。
【0045】
アプリケーションテーブル303は、MIME形式で記述されたコンテンツタイプと、該コンテンツを処理可能なコンテンツ表示用外部アプリケーション302の関係を記述したデータベースであり、通常、携帯端末101のオペレーティングシステムの機能として提供される。携帯端末101のクライアントプログラム301は、アプリケーションテーブル303を検索することにより、コンテンツのMIMEタイプが例えば“application/pdf”、“video/x−ms−wmv”の場合、対応するコンテンツ表示用外部アプリケーション302はそれぞれ“Acrobat Reader”、“MediaPlayer”であることがわかる。
【0046】
切り換え用外部アプリケーション304は、コンテンツ表示用外部アプリケーション302と同様に、ヘルパーアプリケーション用の共通APIを通してクライアントプログラム301から切り換え命令を渡されると、切り換え処理を実行するヘルパーアプリケーションである。本実施形態では切り換え命令のMIMEタイプは“application/netswitch”とする。アプリケーションテーブル303にあらかじめ“application/netswitch”に対応するヘルパーアプリケーションとして切り換え用外部アプリケーション304を登録しておくことにより、中継用計算機103からの切り換え命令を受信したクライアントはいつでも切り換え用外部アプリケーション304を呼び出すことができる。
【0047】
ナビゲーション部305は、目的地の座標を指定すると、現在位置から該目的地までの経路を地図上に表示するソフトウェアである。また該ナビゲーション部305は、ユーザが設定した経路情報を中継用計算機103へ送信する機能も有する。なお本実施形態における経路情報は、現在位置から目的地に至るまで経由する分岐点のリストである。
【0048】
予約管理部306は、無線データ通信網毎に予約されたキャッシュIDを記憶するデータベースである。
【0049】
端末情報送信部307は、中継用計算機103へ、携帯端末101の端末情報を送信する。
【0050】
位置測位部308は、携帯端末101の現在位置を把握でき、例えばGPS受信装置である。また、携帯電話やPHSの基地局などの情報から現在位置を推測することも考えられる。
【0051】
網制御部309は、複数の無線データ通信網を制御する機能であり、本実施例では、IEEE802.11やPDCの通信ドライバにあたる。
【0052】
速度測位部310は、携帯端末101の移動速度を測定する装置である。なお、位置測位部308からの情報をもとに単位時間あたりの移動距離により算出しても良い。
【0053】
図4に本発明の一実施形態の概略図を示す。
【0054】
中継用計算機103は、会社内イントラネット405内に、サーバ102と共にネットワークに接続されている。今、ユーザが携帯端末101を用いて、無線通信インターフェイスを用いて、インターネット401を経由して、会社内イントラネット405内のサーバ102にアクセスするとする。本実施形態では、中継用計算機103は、会社内イントラネット405内でサーバ102に接続されているが、インターネット401を経由して接続してもよい。
【0055】
PDC基地局403は、PDCの基地局であり、携帯電話会社のPDC網402を経由して、インターネット401に接続している。
【0056】
IEEE802.11g基地局404は、ホットスポットの基地局であり、ADSL回線などを経由して、インターネット401に接続している。
【0057】
図5に切り換え判断スクリプトの一例を示す。切り換え判断スクリプトは切り換え判断スクリプト部203が、データ通信の属性情報をもとにコンテンツに最適な無線データ通信網を選択するときに用いるスクリプトであり、書き換え可能なプログラムの一種である。図5の例では秘匿性の必要なコンテンツの通信を行う場合には、通信網として、FOMA、PHS、PDCを選択するように設定され、コンテンツのデータサイズが、あらかじめ定義した定数user_defined_sizeよりも大きい場合には、通信網として、ホットスポットによる通信を選択するように設定されている。
【0058】
図6に、端末情報管理部204が記憶、管理する携帯端末101の端末情報の格納例を示す。
【0059】
端末ID601は、中継用計算機103が管理する携帯端末101を個別に認識できるIDである。携帯端末101の無線LANインターフェイスのMACアドレスなどが利用できる。
【0060】
通信インターフェイス602は、携帯端末101がそれぞれ利用可能な無線通信インターフェイスを記録する。
【0061】
使用網種603は、現在使用中の通信インターフェイスを示す。
【0062】
IPアドレスは、携帯端末101がTCP/IPプロトコルで用いるそれぞれの通信アドレスを記憶する。
【0063】
伝送速度604は、使用網種603を用いた携帯端末101の通信速度を示す。通信速度の基準としては、現在の実行速度や、平均速度、あるいは最高速度などがあげられる。
【0064】
位置情報605は、携帯端末101の位置情報を記憶する。
【0065】
移動速度は、携帯端末101の移動速度である。携帯端末101が自身の速度を測定して、中継用計算機103へ定期的に通知する。あるいは携帯端末101が、携帯端末101の位置情報605を元に移動速度を算出してもよい。
【0066】
ユーザIDは携帯端末101を利用している、ユーザのIDである。
【0067】
なお以降の実施形態では、携帯端末101の利用可能な網種すなわち該携帯端末101が有する無線通信インターフェイスは、携帯電話とモデムを用いたPDCと無線LANを用いたホットスポットの2つであるとする。一般的にPDCによる通信はサービスエリアが広域的、低速、高価・従量課金、秘匿性が高いのに対して、ホットスポットによる通信はサービスエリアが局所的、高速、安価・定額料金、秘匿性が低いなどの特徴がある。
<実施形態1>実施形態1では、ユーザが携帯端末101を操作して、会社の外のホットスポットから、ユーザが会社内イントラネット405にある顧客情報サービスを実行しているサーバ102へアクセスする。
【0068】
顧客情報サービスにアクセスするには秘匿性の高い通信が必要だが、本実施形態は、該コンテンツにアクセスすると、秘匿性の高いPDCに自動的に切り替わる例である。なお本実施形態では、該携帯端末101の通信インターフェイスであるPDCとホットスポットは、両方とも圏内であり、ユーザは現在ホットスポットで通信しているものとする。
【0069】
まず、中継用計算機103の端末情報管理部204にて管理される端末情報について述べる。図7に、端末情報更新シーケンスの一例を示す。携帯端末101の網制御部309が、現在使用している通信インターフェイスを変更する。(ステップ701)。網制御部309が通信インターフェイスを変更する原因としては、現在使用している通信インターフェイスが基地局の圏外となるためであったり、あるいは切り換え判断スクリプト部203の判断によるものや、ユーザの判断であったりすることが考えられる。
【0070】
網制御部309から、端末情報送信部307に対して、通信インターフェイスの変更通知として、網状態更新通知が行われる(ステップ702)。通知の内容としては、新たな使用網種603と、IPアドレス604などである。
【0071】
端末情報送信部307は、網制御部309を経由して、中継用計算機103の端末情報管理部204へ端末情報更新要求を通知する(ステップ703)。通知の内容としては、携帯端末101の端末ID601と、新たな使用網種603と、IPアドレス604などである。
【0072】
端末情報更新要求を受信した端末情報管理部204は、端末ID601をキーに該携帯端末101の端末情報の使用網種603とIPアドレス604を更新する(ステップ704)。
【0073】
端末情報管理部204は、該携帯端末101の端末情報の更新完了通知を該携帯端末101の端末情報送信部307へ通知する(ステップ705)。
【0074】
このように中継用計算機103の端末情報管理部204にて管理される端末情報は最新の状態に保たれる。
【0075】
次に、図8に本実施形態における本システムの動作シーケンスの一例を、また図9に中継用計算機103の制御部205のフローチャートの一例を示す。
【0076】
まず、ユーザは、クライアントプログラム301である、WWWブラウザを操作して、サーバ102のHTTPベースの顧客情報サービスのURL(www.fujitsu.co.jp/customer−information/index.html)を指定し、HTTP GETメッセージすなわちサービス要求メッセージを中継用計算機103へ送信する。次に、サーバソケットすなわちサーバ機能部208により、HTTP GETメッセージを中継用計算機103は受信する(ステップ901)。メッセージの送信元IPアドレス604をキーにして端末情報管理部204から該携帯端末101の端末情報の網情報609を取得する(ステップ902)。クライアントソケットすなわちクライアント機能209により、HTTP GETメッセージをサーバ102へ転送する(ステップ801)。
【0077】
サーバ102がURLで指定されたコンテンツをHTTP Responseメッセージすなわちサービス応答メッセージで中継用計算機103へ送信する(ステップ802)。中継用計算機103はサービス応答メッセージを受信する(ステップ903)。
【0078】
該メッセージを受信した中継用計算機103は、メッセージ解析部207により、コンテンツの属性情報を取得する(ステップ904)。本実施例におけるコンテンツの属性情報は、例えばコンテンツサイズが2KB、コンテンツのインターネット上でのアドレスがwww.fujitsu.co.jp/customer−information/index.htmlである。次に中継用計算機103は図に示す切り換え判断スクリプトにより、属性情報から該コンテンツに最適な網を特定する(ステップ905)。図5の切り換え判断スクリプトに従うと、該コンテンツに最適な網は秘匿性の高いFOMA、PHS、PDCと判断される。したがって携帯端末が現在使用しているホットスポットは最適網ではない(ステップ906)。また端末情報管理部の網情報より該携帯端末では最適網のPDCが利用できるので、中継用計算機103はPDCへの切り換えを決定できる(ステップ803、ステップ908)。ステップ906で、現在使用している通信手段が、該コンテンツの通信に最適網だと判断した場合には、現在の通信手段を用いて、通常の通信を続行する(ステップ907)。また、ステップ908で、最適網の通信手段を携帯端末101が備えていない場合も現在の通信手段を用いて、通常の通信を続行する(ステップ909)。
【0079】
中継用計算機103は、該コンテンツをコンテンツキャッシュ部206へ記憶し、該コンテンツのキャッシュIDを発行する(ステップ910)。切り換え命令として、最適な網種名すなわちPDC"とキャッシュIDが記述されたテキストコンテンツを作成する(ステップ911)。次にHTTP Responseメッセージのコンテンツを該切り換え命令に置換してクライアントプログラム301へ転送する(ステップ804、ステップ912)。またHTTP Responseメッセージのcontent−typeヘッダは“application/netswitch”へ中継用計算機103によって書き換えられる。
【0080】
次に該HTTP Responseメッセージを受信したクライアントプログラム301は、content−typeから該コンテンツは自身で処理できないと判断し、アプリケーションテーブル303から該content−typeすなわち“application/netswitch”を処理可能な切り換え用外部アプリケーション304を検索し、ヘルパーアプリケーション用のAPIを用いて、該切り換え命令を渡して切り換え用外部アプリケーション304を起動する(ステップ805)。
【0081】
該切り換え用外部アプリケーション304は網制御309を用いて最適網のPDCへ切り換える(ステップ806)。
【0082】
該携帯端末101は受信すべきコンテンツをキャッシュIDすなわちURLで指定し、中継用計算機103に要求する(ステップ807)。
【0083】
中継用計算機103は、PDCで指定された該コンテンツを最後に切り換え用外部アプリケーション304に送信し、切り換え用外部アプリケーション304は、ヘルパーアプリケーション用の共通APIを用いて該コンテンツをコンテンツ表示用外部アプリケーション302へ送信する(ステップ808)。
【0084】
コンテンツ表示用外部アプリケーション302は送信された該コンテンツを表示させる(ステップ809)。
【0085】
秘匿性高い通信で送信する必要があった該コンテンツのPDCによる送信が終了し、ホットスポットによる通信に切り換えは、クライアントプログラム301は、同じようにヘルパーアプリケーション用の既存のAPIにより切り換え用外部アプリケーション304を呼び出し、またコンテンツ表示用外部アプリケーション302はヘルパーアプリケーション用の既存のAPIにより切り換え用外部アプリケーション304から呼び出すことにより可能である。携帯端末101に切り換え用外部アプリケーション304を追加し、アプリケーションテーブル303の設定を変更するだけで、既存のクライアントプログラム301と既存のコンテンツ表示用外部アプリケーションソフト302のいずれも変更を必要とせず、従来のこれらのプログラムをそのまま本実施形態に利用可能ことができる。また通信手段を切り換えない場合も、クライアント機能部209とサーバ機能部208により、中継用計算機103はクライアントプログラム301とサーバ102間のメッセージを中継するだけなので、従来のサーバ102をそのまま本実施形態に利用可能することができる。
【0086】
以上のように本実施形態によれば、通常は安価で高速なホットスポットを使用するが、顧客情報サービスのような機密データにアクセスするときだけ、自動的に該コンテンツに最適な広域無線網に切り替わることにより、通信コストの削減とセキュリティの向上をはかることが可能となる。
<実施形態2>実施形態2では、ユーザが携帯端末101を使用して、PDC経由でサイズの大きなコンテンツをダウンロードし、該コンテンツに最適な通信手段であるホットスポットがサービスエリア外の場合、ユーザがホットスポットのサービスエリア内へ移動したときに、自動的に該コンテンツを再取得できるように中継用計算機103がコンテンツを自動予約する。
【0087】
図10に請求項2の実施形態における本システムの動作シーケンスの一例を示す。
【0088】
ユーザは携帯端末101上でIMAP(Internet Message Access Protocol)プロトコル対応のメーラを操作して、メールに添付されたファイルをダウンロードするものとする。まずメーラ、つまりクライアントプログラム301はIMAPのFETCHリクエストメッセージを中継用計算機に送信する。該メッセージを受信した中継用計算機103は請求項1と同様、送信元IPアドレスから該携帯端末の端末情報を検索し、該メッセージをメールサーバつまりサーバ102へ転送する(ステップ1001)。
【0089】
中継用計算機103は、サーバ102からFETCHレスポンスメッセージと共にコンテンツを受信する(ステップ1002)。
【0090】
メッセージ解析部207により該コンテンツの属性情報を抽出する。本実施例では該コンテンツの属性情報として、コンテンツサイズが1Mbyteであるとする。次に中継用計算機103は、実施形態1と同様に、網情報609とコンテンツの属性情報から切り換え判断スクリプトを用いて該コンテンツに最適な網を特定する。図5の切り換え判断スクリプトに従えば、該コンテンツに最適な網はホットスポットである。網情報から該携帯端末101でホットスポットが利用可能なことがわかるので、中継用計算機103は実施形態1と同様にコンテンツをコンテンツキャッシュ部に登録し、FETCHレスポンスメッセージのコンテンツを切り換え命令に置換して該携帯端末101へ転送する(ステップ1003)。このとき実施形態1と同様にcontent−typeも“application/netswitch”へ書き換える。
【0091】
クライアントプログラム301は、該切り換え命令として、FETCHレスポンスメッセージを受信する(ステップ1004)。
【0092】
実施形態1と同様に切り換え用外部アプリケーション304を呼び出す。切り換え用外部アプリケーション304は、ホットスポットへ切り換えるように網制御部309に対し切り換え要求を行う(ステップ1005)。
【0093】
しかし、現在ホットスポットは圏外なので、網制御部309は、切り換え用外部アプリケーション304にサービスエリア外であることを通知する(ステップ1006)。
【0094】
切り換え用外部アプリケーション304は、該キャッシュIDに対応したコンテンツをホットスポットで再取得するように予約管理部306へ予約を行い終了する(ステップ1007)。
【0095】
次に該ユーザがホットスポットのサービスエリア内へ移動したとする。すると網制御部309はホットスポットが利用可能になったことを予約管理部306に通知し、予約管理部306は、ステップ1005で実行できなかった網制御部309に対する切り換え要求を行う(ステップ1008)。
【0096】
ホットスポットのサービスエリア内なので、通信手段はホットスポットに正常に切り換わる(ステップ1009)。
【0097】
予約管理部306は該キャッシュIDを指定してホットスポット経由で中継用計算機103に該コンテンツの送信を要求する(ステップ1010)。
【0098】
中継用計算機103は、該キャッシュIDと元に、コンテンツキャッシュ部206からコンテンツを選択し、携帯端末101にコンテンツを送信する(ステップ1011)。
【0099】
コンテンツ表示用外部アプリケーション302によって該コンテンツを表示する(ステップ1012)。
【0100】
以上のように携帯端末101の予約管理部306が、最適網が使えるようになると自動的にコンテンツをダウンロードすることにより、圏内・圏外に関わらず、最適な無線データ通信網でコンテンツの取得が可能となる。従来は、ユーザはダウンロードするコンテンツに最適な網をユーザ自らが判断し、該網が利用できないときは、ユーザがこれを覚えておき、該網が利用できるようになると、ユーザが手動で再取得する必要があった。以上で示したように、本実施形態では、これらを自動化し、ユーザの利便性の向上する。また実施形態1と同様、従来のクライアントプログラム301、サーバ102、コンテンツ表示用外部アプリケーション302を本実施形態で利用することが可能である。
<実施形態3>実施形態3では、ユーザが携帯端末101を操作して、PDCによりサーバからコンテンツを取得する場合、コンテンツのデータサイズが閾値以上のとき、最寄りのホットスポットの場所をユーザに対し自動的に推薦することにより、高速で安価なホットスポットにてサイズの大きなコンテンツを積極的に取得し、通信コストと通信時間の削減とユーザの利便性の改善をはかる。
【0101】
まず、中継用計算機の端末情報管理部204にて管理される端末情報について述べる。実施形態1と同様、網制御部309が、使用網種が変更になりIPアドレス604も変わったことを検出すると、端末情報送信部307が中継用計算機103に対し、HTTPにより端末情報更新要求を行う。また、位置測位部308が、携帯端末101が一定距離移動したことを検出すると、同様に端末情報送信部307が中継用計算機103に対し、HTTPにより端末情報更新要求を行う。このため、中継用計算機103の端末情報管理部204にて管理される端末情報は最新の状態に保たれる。
【0102】
図11に実施形態3の本システムの動作シーケンスの一例を、また図12に実施形態3における中継用計算機101の制御部205のフローチャートの一例を示す。
【0103】
実施形態2と同様にユーザは携帯端末101上でIMAP(InternetMessage Access Protocol)プロトコル対応のメーラを操作して、メールに添付されたファイルをダウンロードするものとする。まずメーラ、つまりクライアントプログラム301はIMAPのFETCHリクエストメッセージを中継用計算機103に送信し、該メッセージを中継用計算機103は受信する(ステップ1201)請求項1と同様、送信元IPアドレス604から該携帯端末101の端末情報(網情報609,位置情報606)を端末情報管理部204から検索する(ステップ1202)。次に該メッセージをメールサーバつまりサーバ102へ転送する(ステップ1101)。
【0104】
中継用計算機103は、サーバ102からFETCHレスポンスメッセージと共にコンテンツを受信する(ステップ1102、ステップ1203)。
【0105】
メッセージ解析部207により該コンテンツの属性情報を抽出する(ステップ1204)。本実施例では該コンテンツの属性情報として、コンテンツサイズが1Mbyteであるとする。次に中継用計算機103は、実施形態1と同様に、網情報609とコンテンツの属性情報から切り換え判断スクリプトを用いて該コンテンツに最適な網を特定する(ステップ1103、ステップ1205)。図5の切り換え判断スクリプトに従えば、該コンテンツに最適な網はホットスポットである(ステップ1206)。該携帯端末101は、端末情報よりホットスポットが利用可能であることが判定できる(ステップ1207)。携帯端末101の現在位置がホットスポットのサービスエリア外だった場合に、中継用計算機103はユーザに最も近いホットスポットのサービスエリアを求める(ステップ1209)。これはホットスポットのサービスエリア管理部201へ、該携帯端末101の位置情報606を使って問い合わせることにより、求めることができる。続いて中継用計算機103は該携帯端末101から該サービスエリアまでの距離を求めて、該距離がユーザの許容内か確認する(ステップ1210)。例えば該ユーザ情報管理部202にあらかじめ格納されたユーザの許容距離が100mであるとする。サービスエリアまでの距離が100mを超えると、中継用計算機103は切り換えることなく、現在使用している網、すなわちPDC経由で該コンテンツを携帯端末101に送信する(ステップ1211)。一方、該サービスエリアまで100m以内であれば、中継用計算機103は該コンテンツをコンテンツキャッシュ部へ登録し、該コンテンツのキャッシュIDを発行する(ステップ1212)。
【0106】
FETCHレスポンスメッセージのコンテンツを切り換え命令に置換して該携帯端末101へ転送する。このとき実施形態1と同様にcontent−typeも“application/netswitch”へ書き換える。該切り換え命令にさらに、最適網種名(本実施形態ではホットスポット)だけでなく、キャッシュIDと、最寄りのサービスエリアの座標(緯度、経度)をさらに含むように切り換え命令を生成する(ステップ1213)。クライアントプログラム301は、該切り換え命令として、FETCHレスポンスメッセージを受信する(ステップ1214)。
【0107】
クライアントプログラム301は、切り換え命令によって切り換え用外部アプリケーション304を呼び出す。切り換え用外部アプリケーション304は、ホットスポットへ切り換えるように網制御部309に対し切り換え要求を行う(ステップ1105)。
【0108】
しかし、本実施例では現在携帯端末はホットスポットの圏外なので、実施形態2と同様、該切り換え用外部アプリケーションは、該コンテンツ取得をホットスポットで自動ダウンロードするよう予約管理部306へ予約する。と同時に、携帯端末101の現在位置と該サービスエリアの座標を、携帯端末101のナビゲーション部305に通知する。ナビゲーション部305が、該コンテンツの取得に最適なホットスポットへ至る経路をユーザに対し提示する(ステップ1106)。
【0109】
ユーザが該経路に従って、ホットスポットに到着する(ステップ1107)。
【0110】
該ユーザがホットスポットのサービスエリア内へ移動すると、網制御部309はホットスポットが利用可能になったことを予約管理部306に通知する(ステップ1108)。
【0111】
予約管理部306は網制御部309に対する切り換え要求を行う(ステップ11009)。
【0112】
ホットスポットのサービスエリア内なので、通信手段はホットスポットに正常に切り換わる(ステップ1110)。
【0113】
予約管理部306は該キャッシュIDを指定してホットスポット経由で中継用計算機103に該コンテンツの送信を要求する(ステップ1111)。
【0114】
中継用計算機103は、該キャッシュIDと元に、コンテンツキャッシュ部206からコンテンツを選択し、携帯端末101にコンテンツを送信する(ステップ1112)。
【0115】
クライアントプログラム101によって該コンテンツを表示する(ステップ1113)。
【0116】
従来は、ユーザはダウンロードするコンテンツを予測し、必要であれば該コンテンツの取得に最適な網のサービスエリアを地図で一々調べ、該サービスエリアへ移動すると、ユーザは手動でダウンロードする必要があった。一方、本実施形態では、該コンテンツのダウンロード時に、最適なサービスエリアへ至る経路が自動的にユーザへ提示され、また同時に該ダウンロードが自動的に予約され、ユーザが該サービスエリアへ移動すると自動的にダウンロードが実行されるため、通信コストと通信時間の削減とユーザの利便性の改善をはかることができる。
<実施形態4>実施形態4では、ユーザがあらかじめ携帯端末101のナビゲーション部305で移動経路を作成し、中継用計算機103のユーザ情報管理部202に登録しておくと、コンテンツを取得する際、今すぐPDCでダウンロードした方が良いのか、後で通りがかるホットスポットでダウンロードした方が効率が良いかを、自動的に判断する。
【0117】
まず、中継用計算機103の端末情報管理部204にて管理される端末情報は実施形態3のように最新の状態に保たれる。
【0118】
図13に請求項4の実施形態の動作シーケンスの一例を、図14に中継用計算機103の制御部205におけるフローチャートの一例を示す。
【0119】
ユーザは、あらかじめ携帯端末101のナビゲーション部305を用いて、これから移動する経路を作成する。ユーザの現在位置は位置測位部308により得られるので、目的地だけ指定すればナビゲーション部305が経路を自動作成する(ステップ1301)。なお、本実施例における経路情報は、分岐点のリストである。
【0120】
ナビゲーション部305が中継用計算機103へ該経路情報を登録依頼する(ステップ1302)。中継用計算機103は、携帯端末101の該経路情報を受信する(ステップ1401)。
【0121】
中継用計算機103はサービスエリア管理部201を用いて、該経路上にあるサービスエリアのリストを網毎に作成し、ユーザ情報管理部へ登録する(ステップ1303、ステップ1402)。
【0122】
実施形態3と同様にユーザは携帯端末101上でIMAPプロトコル対応のメーラを操作して、メールに添付されたファイルをダウンロードするものとする。まずメーラ、つまりクライアントプログラム301はIMAPのFETCHリクエストメッセージを中継用計算機103に送信し、該メッセージを中継用計算機103は受信する(ステップ1403)。次に該メッセージをメールサーバつまりサーバ102へ転送する(ステップ1304)
中継用計算機103はメッセージ解析部207によって、該メッセージを解析して、該携帯端末101のIPアドレス604から該携帯端末101の端末情報(網情報609,位置情報606、移動速度607)を端末情報管理部204から検索する(ステップ1404)。中継用計算機103は、サーバ102からFETCHレスポンスメッセージと共にコンテンツを受信する(ステップ1305、ステップ1405)
メッセージ解析部207により該コンテンツの属性情報を抽出する(ステップ1406)。本実施例では該コンテンツの属性情報として、コンテンツサイズが1Mbyteであるとする。次に中継用計算機103は、実施形態1と同様に、網情報609とコンテンツの属性情報から切り換え判断スクリプトを用いて該コンテンツに最適な網を特定する。図5の切り換え判断スクリプトに従えば、該コンテンツに最適な網はホットスポットである(ステップ1407)。該携帯端末101は、端末情報よりホットスポットが利用可能であることが判定できる(ステップ1408)。ユーザ情報管理部202の経路情報がホットスポットの圏内あるいは圏外のいずれであるかを、携帯端末101の位置情報606とサービスエリア管理部201により判断する。ホットスポットの圏内であれば、これまでの実施形態と同様、切り換え命令をクライアントに送信して直ちにホットスポットへ切り換える。一方、該携帯端末101がホットスポットの圏外にいる場合は、該携帯端末101が次にホットスポットへ到達する時間と、該コンテンツをPDCでダウンロードするのに要する時間を比較し、該コンテンツを取得するタイミングを判断する(ステップ1306)。サービスエリアまでの距離は、ユーザ情報管理部202に登録した経路情報と現在位置から次に通過するサービスエリアを特定し、該エリアと現在位置との距離で求めることができる。該コンテンツを現在使用しているPDCでダウンロードするのに要する時間は、コンテンツのサイズとPDCの伝送速度から算出できる(1410)。ホットスポットに到達する時間は、次に通過予定のサービスエリアへ至る距離と、携帯端末101の移動速度から求められる(ステップ1411)。前者が後者よりも短い場合は、このままPDCでデータ通信を行うほうがよい(ステップ1413)。逆の場合は、ホットスポットに切り換えて通信するほうがよい。中継用計算機103は該コンテンツをコンテンツキャッシュ部へ登録し、該コンテンツのキャッシュIDを発行する(ステップ1414)。
【0123】
FETCHレスポンスメッセージのコンテンツを切り換え命令に置換して該携帯端末101へ転送する。このとき実施形態1と同様にcontent−typeも“application/netswitch”へ書き換える。該切り換え命令にさらに、最適網種名(本実施形態ではホットスポット)だけでなく、キャッシュIDと、最寄りのサービスエリアの座標(緯度、経度)をさらに含むように切り換え命令を生成する(ステップ1415)。クライアントプログラム301は、該切り換え命令として、FETCHレスポンスメッセージを受信する(ステップ1416、ステップ1307)。
【0124】
クライアントプログラム301は、該切り換え命令に従って、切り換え用外部アプリケーション304を呼び出す。切り換え用外部アプリケーション304は、ホットスポットへ切り換えるように網制御部309に対し切り換え要求を行う(ステップ1308)。
【0125】
しかし、現在ホットスポットは圏外なので、網制御部309は、切り換え用外部アプリケーション304にサービスエリア外であることを通知する(ステップ1309)。
【0126】
切り換え用外部アプリケーション304は、該キャッシュIDに対応したコンテンツをホットスポットで再取得するように予約管理部306へ予約を行い終了する(ステップ1310)。
【0127】
次に該ユーザがホットスポットのサービスエリア内へ移動したとする。すると網制御部309はホットスポットが利用可能になったことを予約管理部306に通知し、予約管理部306は、ステップ1005で実行できなかった網制御部309に対する切り換え要求を行う。ホットスポットのサービスエリア内なので、通信手段はホットスポットに正常に切り換わる。予約管理部306は該キャッシュIDを指定してホットスポット経由で中継用計算機103に該コンテンツの送信を要求する。中継用計算機103は、該キャッシュIDと元に、コンテンツキャッシュ部206からコンテンツを選択し、携帯端末101にコンテンツを送信する(ステップ1311)。
【0128】
クライアントプログラム301によって該コンテンツを表示する(ステップ1312)。
【0129】
以上により、次にホットスポットへ到達する時間と、該コンテンツをダウンロードするのに要する時間を算出することができる。これは、高価で従量課金なPDCによるダウンロードがホットスポットへ到達した段階でも完了していなのであれば、安価で定額課金なホットスポットで一挙に取得した方が効率がよいからである。またバッテリで駆動する携帯端末にとっては、短時間でダウンロードが完了するホットスポットの方が、消費電力が低く抑えられて効率がよい。一方、後者が前者よりも短い場合は、ホットスポットへ到達するのを待たずに、そのままPDCで取得する方が作業効率は良い。これはホットスポットに到達する前にダウンロードが完了し、そのまま速やかに作業を進める方が効率が良いためである。なお、本実施形態については、ただ2つの時間の大小を比較するだけでなく、PDCでのダウンロードが完了してから、ユーザの許容時間経ってもホットスポットへ到達しない場合はPDCで取得するなど、ユーザの嗜好情報を反映してもよい。
【0130】
本実施形態では、ユーザがコンテンツの取得するタイミングを指定しなくても、中継用計算機103が、最適な場所やタイミングを選んで自動的にダウンロードを携帯端末に指示することが可能となり、ユーザの利便性を向上することが可能となる。
<実施形態5>実施形態5では、例えば機密情報である入札価格とデータサイズの大きいカタログ画像を含む応札資料などを、ユーザが会社のサーバからダウンロードする際、入札価格データは秘匿性の高いPDCで取得し、画像データは安価で高速なホットスポットでダウンロードする。
【0131】
図15に実施形態5の動作シーケンスの一例と、図16に中継用計算機における制御部のフローチャートの一例を示す。
【0132】
ユーザはWWWブラウザを用いて社内イントラのWWWサーバから該応札資料をダウンロードするものとする。WWWブラウザ、つまりクライアントプログラム301がHTTP Requestメッセージを中継用計算機103に送信すると、このメッセージを受信した(ステップ1601)中継用計算機103は該メッセージ内の該携帯端末101の網情報609を取得し(ステップ1602)、該メッセージをWWWサーバ、つまりサーバ102へ転送する(ステップ1501)。
【0133】
サーバ102から中継用計算機103はコンテンツを受信する(ステップ1502、ステップ1603)。
【0134】
中継用計算機103は該コンテンツを該携帯端末の各通信インターフェイスに最適な部分に分割する(ステップ1604)。コンテンツの分割数を判定し(ステップ1605)、次に中継用計算機はコンテンツの分割数が0の場合は、該コンテンツのいずれの部分も最適な網が存在しなかったので、現在使用中の網でコンテンツをクライアントへ転送する(ステップ1606)。また分割数が1の場合は、該コンテンツ全体に最適な網が存在するので以降は実施形態1と同様に行えばよい。一方、分割数が2以上の場合は各分割データをコンテンツキャッシュ部206へ登録し、分割データ毎にキャッシュIDを発行する(ステップ1607)。なお、最適な網が存在しない分割データについては現在使用中の網に適するものとする。次に中継用計算機103は、現在使用中の網に最適な分割データ#1と網種名#2とキャッシュID#2を分割コンテンツ#1として、HTTPResponseメッセージのコンテンツを該分割コンテンツ#1に置換してクライアントへ転送する(ステップ1503、ステップ1504、ステップ1608、ステップ1609)。クライアントプログラム301は、該分割コンテンツ#1を切り換え用外部アプリケーション304に渡し、該切り換え用外部アプリケーション304は網種#2に切り換え、キャッシュID#2の分割データを中継用計算機103へ要求する(ステップ1507、ステップ1611)。中継用計算機103は、網種名、キャッシュIDの組と分割データを分割コンテンツとして作成し(ステップ1612)、該分割コンテンツを携帯端末101に送信する(ステップ1508,ステップ1613)。以降は同様に全ての分割データが携帯端末へ取得されるまで繰り返す(ステップ1610)。切り換え用外部アプリケーション304は全ての分割データが揃うと、該データをマージして結合し元のコンテンツに戻し(ステップ1509)、コンテンツ表示用外部アプリケーション302が該コンテンツを表示する(ステップ1510,ステップ1511)。
【0135】
以上により、コンテンツ単位だけでなく、コンテンツの部分毎に最適な無線データ通信網で取得することが可能となる。また本発明では実施形態1と同様、既存のクライアントプログラム301、サーバ102、コンテンツ表示用外部アプリケーション302を変更することなく実現可能である。また実施体系2と同様、ある分割データに最適な網が圏外の場合も該網が圏内になったときに自動ダウンロードすることにより、圏内・圏外に関わらず実現可能である。
【0136】
本実施形態は、携帯端末とサーバ間の通信に関するものであるが、本発明はこれに限定されず、端末間の通信にも利用可能である。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、通信内容に応じて最適な通信手段を選択することで、通信時間や通信コストの削減や、通信の安全性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構成図である。
【図2】本発明に係る中継用計算機の構成図である。
【図3】本発明に係る携帯端末の構成図である。
【図4】本発明に係る実施形態の概略図である。
【図5】本発明に係る切り換え判断スクリプトの一例である。
【図6】本発明に係る端末情報管理部の端末情報格納例である。
【図7】本発明に係る端末情報更新シーケンスである。
【図8】本発明に係る実施形態1のシーケンスである。
【図9】本発明に係る実施形態1の中継用計算機のフロアチャートである。
【図10】本発明に係る実施形態2のシーケンスである。
【図11】本発明に係る実施形態3のシーケンスである。
【図12】本発明に係る実施形態3の中継用計算機のフロアチャートである。
【図13】本発明に係る実施形態4のシーケンスである。
【図14】本発明に係る実施形態4の中継用計算機のフロアチャートである。
【図15】本発明に係る実施形態5のシーケンスである。
【図16】本発明に係る実施形態5の中継用計算機のフロアチャートである。
【図17】本発明に係る従来例である。
【符号の説明】
101 携帯端末
102 サーバ
103 中継用計算機
104 通信網
105 無線データ通信網
201 サービスエリア管理部
202 ユーザ情報管理部
203 切り換え判断スクリプト部
204 端末情報管理部
205 制御部
206 コンテンツキャッシュ部
207 メッセージ解析部
208 サーバ機能部
209 クライアント機能部
301 クライアントプログラム
302 コンテンツ表示用外部アプリケーション
303 アプリケーションテーブル
304 切り換え用外部アプリケーション
305 ナビゲーション部
306 予約管理部
307 端末情報管理部
308 位置測位部
309 網制御部
310 速度測位部
401 インターネット
402 PDC網
403 PDC基地局
404 IEEE802.11g基地局
405 会社内イントラネット
601 端末ID
602 通信インターフェイス
603 使用網種
604 IPアドレス
605 伝送速度
606 位置情報
607 移動速度
608 ユーザID

Claims (8)

  1. ネットワークを介して通信装置に繋がっているコンテンツ中継計算機において、
    コンテンツとコンテンツ属性情報を有するメッセージを解析するメッセージ解析部と、
    前記メッセージ解析部が解析したコンテンツ属性情報によって、前記通信装置との通信手段を選択する切り換え判断スクリプト部と
    前記メッセージ解析部が解析した前記コンテンツをコンテンツキャッシュ部に記憶し該コンテンツに関する記憶識別子を生成し、該コンテンツを切り換え命令(現在使用している通信手段を前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段に切り換える命令)に置換し、前記通信装置に該切り換え命令と該記憶識別子とを転送する切り換え命令部と、
    前記切り換え命令部の処理の後に、前記通信装置から記憶識別子を受信し、受信した記憶識別子に対応するコンテンツを前記コンテンツキャッシュ部から読み出して、読み出したコンテンツを前記切り換え判断スクリプト部によって選択された通信手段によって前記通信装置に送信するコンテンツ送信部と、
    を有することを特徴とするコンテンツ中継計算機
  2. 前記コンテンツのデータサイズが一定以上ならば、前記切り換え判断スクリプト部がより高速な通信手段を選択することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ中継計算機
  3. 前記コンテンツの通信に秘匿性が必要ならば、前記切り換え判断スクリプト部がより秘匿性の高い通信手段を選択することを特徴とする請求項1または2の記載のコンテンツ中継計算機
  4. 通信手段毎のサービスエリアを記憶したサービスエリア管理部と、
    前記通信端末の位置と移動速度を記憶した端末情報管理部と、
    前記通信装置のユーザの経路情報を記憶したユーザ情報管理部とを備え、
    さらに前記端末情報管理部に、定期的に前記通信装置から通知される位置と移動速度を格納し、
    前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段が利用できない場合に、前記メッセージ解析部がデータ通信のデータサイズを検出し現在の利用している通信手段の通信速度から前記データ量の通信時間を測定し、前記経路情報から次に到達する該通信手段の前記サービスエリアの位置と前記端末情報管理部が記憶する位置との間の移動距離を求め、前記移動速度から前記サービスエリアまでの移動時間を算出し、前記通信時間が前記移動時間より短いときは、現在の利用している通信手段によるデータ通信を続行し、前記移動時間が前記通信時間より短いときは、前記通信装置に前記サービスエリア内に移動した場合に前記コンテンツの通信を行うように指示することを特徴とする、請求項1ないし3の何れかに記載のコンテンツ中継計算機
  5. 前記コンテンツの一部に秘匿性の高い通信を用いる必要がある場合、前記コンテンツを分割し、分割した前記コンテンツ毎に前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段で行うことを通信装置に指示することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ中継計算機
  6. ネットワークを介して通信装置に繋がっているコンテンツ中継プログラムにおいて、
    コンテンツとコンテンツ属性情報を有するメッセージ解析するメッセージ解析部、
    前記メッセージ解析部が解析したコンテンツ属性情報によって、前記通信装置との通信手段を選択する切り換え判断スクリプト部、
    前記メッセージ解析部が解析した前記コンテンツをコンテンツキャッシュ部に記憶し該コンテンツに関する記憶識別子を生成し、該コンテンツを切り換え命令(現在使用している通信手段を前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段に切り換える命令)に置換し、前記通信装置に該切り換え命令と該記憶識別子とを転送する切り換え命令部、
    前記切り換え命令部の処理の後に、前記通信装置から記憶識別子を受信し、受信した記 憶識別子に対応するコンテンツを前記コンテンツキャッシュ部から読み出して、読み出したコンテンツを前記切り換え判断スクリプト部によって選択された通信手段によって前記通信装置に送信するコンテンツ送信部、
    として機能させるためのコンテンツ中継プログラム
  7. ネットワークを介して通信装置に繋がっているコンテンツ中継計算機が実行するコンテンツ中継方法において、
    コンテンツとコンテンツ属性情報を有するメッセージを解析するメッセージ解析ステップと、
    前記メッセージ解析ステップが解析したコンテンツ属性情報によって、前記通信装置との通信手段を選択する切り換え判断スクリプトステップと、
    前記メッセージ解析ステップが解析した前記コンテンツをコンテンツキャッシュ部に記憶し該コンテンツに関する記憶識別子を生成し、該コンテンツを切り換え命令(現在使用している通信手段を前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段に切り換える命令)に置換し、前記通信装置に該切り換え命令と該記憶識別子とを転送する切り換え命令ステップと、
    前記切り換え命令ステップの処理の後に、前記通信装置から記憶識別子を受信し、受信した記憶識別子に対応するコンテンツを前記コンテンツキャッシュ部から読み出して、読み出したコンテンツを前記切り換え判断スクリプトステップによって選択された通信手段によって前記通信装置に送信するコンテンツ送信ステップと、
    が前記コンテンツ中継計算機によって実行されることを特徴とするコンテンツ中継方法
  8. ネットワークを介して通信装置に繋がっているコンテンツ中継計算機と通信端末とを有するコンテンツ中継システムにおいて、
    前記コンテンツ中継計算機は、
    コンテンツとコンテンツ属性情報を有するメッセージを解析するメッセージ解析部と、
    前記メッセージ解析部が解析したコンテンツ属性情報によって、前記通信装置との通信手段を選択する切り換え判断スクリプト部と、
    前記メッセージ解析部が解析した前記コンテンツをコンテンツキャッシュ部に記憶し該コンテンツに関する記憶識別子を生成し、該コンテンツを切り換え命令(現在使用している通信手段を前記切り換え判断スクリプト部が選択した通信手段に切り換える命令)に置換し、前記通信装置に該切り換え命令と該記憶識別子とを転送する切り換え命令部と、
    前記切り換え命令部の処理の後に、前記通信装置から記憶識別子を受信し、受信した記憶識別子に対応するコンテンツを前記コンテンツキャッシュ部から読み出して、読み出したコンテンツを前記切り換え判断スクリプト部によって選択された通信手段によって前記通信装置に送信するコンテンツ送信部と、を有し
    前記通信装置は、
    前記切り換え命令を受信すると、切り換え処理を行う切り換え用アプリケーションを起動して選択された通信手段に切り換え、受信した記憶識別子を前記中継計算機に送付して前記コンテンツを要求する通信切り換え手段と、
    送信されたコンテンツを前記切り換え用アプリケーションが受信してコンテンツ表示用アプリケーションに送り、該コンテンツ表示用アプリケーションが該コンテンツを出力する出力手段と、を有する、
    ことを特徴とするコンテンツ中継システム
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