JP4194098B2 - 近接スイッチ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気感応スイッチと磁石とを用いた近接スイッチ機構に関し、特に、携帯端末装置、パソコンあるいは携帯電話機等の2つの筐体部分の開閉又は分離一体化を検出する用途に好適な近接スイッチ機構に関する。
従来、磁気感応スイッチであるリードスイッチは駆動用磁石と組み合わせ使用される。このリードスイッチと駆動用磁石は、搭載個所の状態や使用目的等に合わせて設置するが、リードスイッチ(接点部)に対する駆動用磁石に近接した磁性体(液晶パネルのフレーム等)がある場合には、駆動距離が極端に短くなるか、又は、駆動しなくなるため、駆動用磁石の磁力を強くするか、又は、リードスイッチの感動の良いもの(より弱い磁力で感動するもの)を使用する必要がある。しかし、駆動用磁石の磁力を強くする場合には、磁石を大きくするか、ヨークを設ける必要があるが、磁石の表面積や質量が大きくなり、取付位置が限られてしまう。また、磁力の強い材質の磁石(希土類等)を使用すると、磁石からの漏れ磁束による周辺機器の破損及び人体への影響があり、更に、磁石のコストが高くなる。
また、一般に使用されるリードスイッチの感動値の下限(感動の良いもの)は、13アンペアターン程度であるため、リードスイッチとして駆動距離(リードスイッチの接点がON、OFFに切り替わる瞬間のリードスイッチと駆動用磁石との距離)を長くするには限界がある。
まず、図9を参照して、従来の近接スイッチ機構の第1の例について概説する。図9(a)はその斜視図、図9(b)は図9(a)に示すG−G線での断面図、図9(c)は図9(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図である。図示の近接スイッチ機構11は、細長のガラス管(絶縁容器)13を備えており、ガラス管(絶縁容器)13内に長手方向に沿って一対のリード片15が封入されている。そして、リード片15はその一端(接点)15a同士がお互いに接触する位置に配置されており、外部磁界(図示せず)の有無に応じて一端(接点)15a同士が互いに接触・非接触状態とされる。なお15bは封入部分を示す。
リード片15の他端は、ガラス管13の外部に伸びており、外部端子17として用いられる。外部端子17は、圧延外部端子19の部分で、回路基板、つまり、プリント基板(実装基板)21上に形成された導体パターンと接続点21aで半田付け等によって接続される。
また、リードスイッチ駆動用磁石25は、長手方向の一方がN極、他方がS極に着磁され、リードスイッチ23と対向する位置に、リードスイッチ長手方向と平行に設置され、更に、磁性体27が近接した位置にある。
図9(c)に示す折り畳み型電子機器の近接スイッチ機構11の一部切り欠き側面図では、ヒンジ部37を介して開閉自在に連結された下側筐体35端部におけるプリント基板21上に設けられたリードスイッチ23と、上側筐体33端部にリードスイッチ23と対向する位置に設けられた磁石25とからなっている。
この近接スイッチ機構11では、磁石25端面N極からの磁束31が磁石25端面S極へと流れ込む。しかし、多くの磁束31が近接する磁性体27側に漏洩し、対向するリードスイッチ23に磁束31がほとんど流れないことになる。このため、リードスイッチ23をONさせることが困難となる。(以下、図9に示す近接スイッチ機構を従来例1と呼ぶ)。
図10を参照して、従来の近接スイッチ機構の第2の例について概説する。図10(a)はその斜視図、図10(b)は図10(a)に示すH−H線での断面図である。図示の近接スイッチ機構47において、図9に示した近接スイッチ機構11と同一の構成要素については同一の参照番号(符号)を付す。このリードスイッチ45は、ガラス管(絶縁容器)13をケース41内に収容すると共に、このガラス管13とケース41の間に充填・接着剤43を充填されたケース型リードスイッチである。
このリードスイッチの外部端子17は、回路基板、つまり、プリント基板(実装基板)21上に形成された導体パターンと接続点21bで半田付け等によって接続される。
また、リードスイッチ駆動用磁石25は、長手方向の一方がN極、他方がS極に着磁され、リードスイッチ45と対向する位置にリードスイッチ長手方向と平行に設置され、磁性体27が近接して設置され、更に駆動用磁石25と磁性体27の間に非磁性のスペーサ板49が設置されている。(以下、図10に示す近接スイッチ機構を従来例2と呼ぶ)。
図11を参照して、従来の近接スイッチ機構の第3の例について概説する。図11(a)は斜視図、図11(b)は図11(a)に示すI−I線での断面図である。図示の近接スイッチ機構55において、図10に示した近接スイッチ機構と同一の構成要素については同一の参照番号を付す。このリードスイッチ45は、ガラス管(絶縁容器)13をケース41内に収容すると共に、このガラス管13とケース41の間に充填・接着剤43を充填したケース型リードスイッチである。
このリードスイッチの外部端子17は接続部17aにおいて、回路基板、つまり、プリント基板(実装基板)21上に形成された導体パターンと接続点21bで半田付け等によって接続されるとともに、リードスイッチの近傍に補助磁石57が配置される。
また、リードスイッチ駆動用磁石25は、長手方向の一方がN極、他方がS極に着磁され、リードスイッチ45と対向する位置に、リードスイッチ長手方向と平行に設置され、更に、磁性体27が近接している。(以下、図11に示す近接スイッチ機構を従来例3と呼ぶ)。
更に、特許文献1には、図12に示すように、対向面の2面にNS極を有するように面2極着磁された磁石61a、61bを対向させ、且つ、一方の磁石61bの近傍にリードスイッチ23を取り付けた吸着用磁気回路が開示されている。ここで、図12(a)は折り畳み式携帯電話機の本体を閉じた場合を示す説明図であり、図12(b)はその本体が開いた場合を示す説明図であり、図12(c)はその本体が開いた場合の磁束分布を詳しく示す図である。
図12(a)のように、折り畳み式携帯電話機の本体65を閉じた場合、対向する磁石61a、61bが吸着し、対向する磁石の対向裏面から発生する磁束31がリードスイッチ23へ流れ、リードスイッチ23が駆動される構造となっている。また、折り畳み式携帯電話機の本体65を開いた場合、図12(b)及び図12(c)のように、磁石61a、61bの磁束31がリードスイッチ23に漏洩せず、誤動作を防止する吸着用磁気回路となっている(以下、図12に示す吸着用磁気回路を従来例4と呼ぶ)。
特開平8−316024号公報
ところで、上記の従来例1は、近接する磁性体に駆動用磁石の漏れ磁束が多くなることで、磁気感応スイッチには少量の磁束で動く様な特性の物が選別して使われる必要があり、動作が不安定になるという問題点がある。
従来例1を解決する従来例2は、駆動用磁石から近接する磁性体への磁束の漏洩を減らすために、駆動用磁石と磁性体との距離を設けるための非磁性のスペーサ板を使用しなければならず、組立製造コストや部品コストが高くなり、また、組立パッケージ内のリードスイッチと駆動用磁石の設置位置関係が限定され、組立パッケージ内の取付自由度が小さくなるという問題点がある。
従来例1を解決する従来例3では、リードスイッチの感度を良くするために、補助磁石を使用しなければならず、組立製造コストや部品コストが高くなり、また、組立パッケージ内のリードスイッチと駆動用磁石の設置位置関係が限定され、組立パッケージ内の取付自由度が小さくなる。更に、補助磁石でリードスイッチの感度が高められた状態となるため、衝撃で瞬接(ON)、瞬断(OFF)するという問題点がある。
特許文献1に示される例(従来例4)では、2個の磁石を対向させ使用しなければならず、組立製造コストや部品コストが高くなり、また、組立パッケージ内のリードスイッチと駆動用磁石の設置位置関係が限定され、組立パッケージ内の取付自由度が小さくなる。
この状況にあって、本発明の課題は、磁石に近接する磁性体があっても、その磁性体への漏洩磁束を少なくし、磁気感応スイッチへの有効磁束を充分に確保して、使用可能な磁気感応スイッチの特性の幅を大きくして、誤動作の無い安定した近接スイッチ機構を提供することにある。
本発明によれば、1つの磁石と磁気感応スイッチとの近接又は離間によって、磁性体を含んでなる電子応用機器の構成要素としての2つの独立機構部の近接又は離間を検出する近接スイッチ機構において、前記磁石は前記2つの独立機構部の一方に配設され、前記磁気感応スイッチは前記2つの独立機構部の他方に配設され前記磁石に対向すると共に、前記磁石は馬蹄形磁石からなり前記磁気感応スイッチとの対向面には2つの磁極端が配置され、前記磁石の側面は前記磁性体の近傍あるいは前記磁性体に密着して配置され、前記磁石における前記磁気感応スイッチとの対向面を含む1つの平面によって分けられた第1及び第2の空間領域に対して、前記第1の空間領域には前記磁石及び前記磁性体が位置すると共に前記磁性体は前記平面に接することはなく、前記第2の空間領域には前記磁気感応スイッチが位置することを特徴とする、近接スイッチ機構が得られる。
本発明では、磁気感応スイッチに対向して設置する駆動用磁石の磁極端面が近接する磁性体の面から突出するように配置するため、磁石に近接する磁性体があっても、この磁性体への漏洩磁束を少なくし、磁気感応スイッチへの有効磁束を充分に確保出来、使える磁気感応スイッチの特性の幅が広がり、誤動作の無い安定した近接スイッチ機構が得られるばかりでなく、実装構造が簡素化出来るため、組立製造コスト及び、部品点数の削減による部品コストが安い近接スイッチ機構を提供出来るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の参考例1に係る実施の形態で、磁気感応スイッチをリードスイッチで実施した近接スイッチ機構を示し、図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)に示すA−A線での断面図、図1(c)は図1(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図である。
図1を参照して、本発明の参考例1に係る実施の形態の近接スイッチ機構67は、ガラス管(絶縁容器)13及び一対のリード片15で構成されるリードスイッチ23と、2つの磁石69a、69bとから成る。このリードスイッチ23は、プリント基板(実装基板)21に実装され、外部端子17がプリント基板21上に形成された導体パターンと接続点21aで半田接続され、接点の開閉状態を検出する回路(図示せず)に接続されるように成っている。
一方、2つのリードスイッチ駆動用磁石69a、69bは、例えば、液晶パネル29のフレームの様な磁性体27近傍に、あるいは密着して配置され、リードスイッチ23との対向面を異極とすることで、片面2極となっている。
従って、本発明の参考例1に係る実施の形態の近接スイッチ機構67は、磁石69a、69bより発生する磁束31の一部は漏洩磁束として磁性体27に漏れるが、リードスイッチ23の動作に必要な磁束を確保することが出来る。
図1(c)に示す折り畳み型電子機器の近接スイッチ機構67の一部切り欠き側面図では、ヒンジ部37を介して開閉自在に連結された下側筐体35端部におけるプリント基板21上に設けられたリードスイッチ23と、上側筐体33端部にリードスイッチ23と対向する位置に設けられた磁石69a、69bとからなっている。
折り畳み型電子機器の筐体を閉じた状態では、リードスイッチ23と、磁石69a、69bとは接近しているので、リードスイッチ23は動作状態になり、筐体を開いた時はリードスイッチ23と磁石69a、69bとが離れるので、リードスイッチ23は不動作状態になり、折り畳み型電子機器の筐体の開閉動作が行われたことを示す信号を発生する。
図2は、本発明の参考例2に係る実施の形態で、2つの磁石にヨークを配置した近接スイッチ機構71を示し、図2(a)は斜視図、図2(b)は図2(a)に示すB−B線での断面図である。
図2を参照して、本発明の参考例2に係る実施の形態は、本発明の参考例1に係る実施の形態と略同じ構成であるので、本発明の参考例1に係る実施の形態と同構成の部分は、本発明の参考例1に係る実施の形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
発明の参考例2に係る実施の形態の2つのリードスイッチ駆動用磁石69a、69bにおける磁気感応スイッチとの対向面と逆側に磁性材のヨーク73を配置すると共に、片面2極となっている。
従って、本発明の参考例2に係る実施の形態の近接スイッチ機構は、ヨーク73により磁束の分散を防ぐことで、磁石69a、69bより発生する磁束31の一部は漏洩磁束として磁性体27に漏れるが、大部分はリードスイッチ23の動作に利用され、その動作に必要な充分の磁束を確保できる。
図3は、本発明の参考例3に係る実施の形態で、電子機器の磁性体フレームに2つの磁石を配置した近接スイッチ機構を示し、図3(a)は斜視図、図3(b)は図3(a)に示すC−C線での断面図、図3(c)は図3(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図である。
図3を参照して、本発明の参考例3に係る実施の形態は、本発明の参考例1又は2に係る実施の形態と略同じ構成であるので、本発明の参考例1又は2に係る実施の形態と同構成の部分は、本発明の参考例1又は2に係る実施の形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
発明の参考例3に係る実施の形態では、リードスイッチ駆動用の2つの磁石69a、69bにおける磁気感応スイッチ(リードスイッチ23)との対向面とは逆側に磁性体フレーム77が配設され、リードスイッチ駆動用の磁石69a、69bにおける磁気感応スイッチ(リードスイッチ23)との対向面では片面2極となっている。
従って、本発明の参考例3に係る実施の形態の近接スイッチ機構では、磁石69a、69bより発生する磁束31はリードスイッチ23の動作に必要な充分な磁束を確保することが出来る。更に、2個の磁石を離して設置出来るため、小型の磁石を用いても動作に必要な充分な磁束を確保することが出来る。
図3(c)に示す折り畳み型電子機器の近接スイッチ機構75の一部切り欠き側面図では、ヒンジ部37を介して開閉自在に連結された下側筐体35端部におけるプリント基板21上に設けられたリードスイッチ23と、上側筐体33端部に磁性体フレーム77及びリードスイッチ23と対向する位置に設けられた磁石69a、69bとからなっている。
図4は、本発明の参考例4に係る実施の形態での、磁石に切り欠きを設けた近接スイッチ機構を示し、図4(a)は斜視図、図4(b)は図4(a)に示すD−D線での断面図である。
図4を参照して、本発明の参考例4に係る実施の形態は、本発明の参考例1又は2に係る実施の形態と略同じ構成であるので、本発明の参考例1又は2に係る実施の形態と同構成の部分は、本発明の参考例1又は2に係る実施の形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
発明の参考例4に係る実施の形態のリードスイッチ駆動用磁石81の磁気感応スイッチとの対向面側に切り欠き83を設けることで、磁気感応スイッチとの対向面が片面2極となっている。
従って、本発明の参考例4に係る実施の形態の近接スイッチ機構79では、磁石81より発生する磁束31によりリードスイッチ23の動作に必要な充分な磁束を確保することが出来る。
図5は、本発明の参考例5に係る実施の形態で、リードスイッチ駆動用磁石が馬蹄形磁石からなる近接スイッチ機構を示し、図5(a)は斜視図、図5(b)は図5(a)に示すE−E線での断面図、図5(c)は図5(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図である
図5を参照して、本発明の参考例5に係る実施の形態は、本発明の参考例1、2又は4に係る実施の形態と略同じ構成であるので、本発明の参考例1、2又は4に係る実施の形態と同構成の部分は、本発明の参考例1、2又は4に係る実施の形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
発明の参考例5に係る実施の形態のリードスイッチ駆動用磁石87は馬蹄形磁石からなり、リードスイッチ23との対向面が片面2極となっている。
従って、本発明の参考例5に係る実施の形態の近接スイッチ機構85は、馬蹄形磁石より発生する磁束31によってリードスイッチ23の動作に必要な充分な磁束を確保することが出来る。
図5(c)に示す折り畳み型電子機器の近接スイッチ機構の一部切り欠き側面図では、ヒンジ部37を介して開閉自在に連結された下側筐体35端部におけるプリント基板21上に設けられたリードスイッチ23と、上側筐体33端部にリードスイッチ23と対向する位置に設けられた磁石87とからなっている。
図6は、本発明の第1の実施の形態で、駆動用磁石に馬蹄形磁石を用い、その磁極端面が近接する磁性体の面から突出するように配置された近接スイッチ機構を示し、図6(a)は斜視図、図6(b)は図6(a)に示すE’−E’線での断面図、図6(c)は図6(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図である。
図6(a)、図6(b)に示す斜視図、断面図の近接スイッチ機構89では、リードスイッチ駆動用磁石87は、近接する磁性体27の下面より図6(b)に符号Tとして示される様に突出している。すなわち、磁石87におけるリードスイッチ23との対向面を含む1つの平面によって分けられた第1及び第2の空間領域に対して、第1の空間領域(平面の上側)には磁石87及び磁性体27が位置すると共に磁性体27は境界の平面に接することはなく、第2の空間領域(平面の下側)には磁気感応スイッチが位置してしいる。
従って、本発明の第1の実施の形態の近接スイッチ機構89では、図5(a)、図5(b)の本発明の参考例5に係る実施の形態に比べ、磁石87より発生する磁束31はごく一部しか漏洩磁束として磁性体27に漏れず、リードスイッチの動作に必要な充分な磁束を確保することが出来る。
図6(c)に示す折り畳み型電子機器の近接スイッチ機構の一部切り欠き側面図では、ヒンジ部37を介して開閉自在に連結された下側筐体35端部におけるプリント基板21上に設けられたリードスイッチ23と、上側筐体33端部にリードスイッチ23と対向する位置に設けられた磁石87とからなっている。
図7は、本発明の第2の実施の形態で、ケースを有し、一方の側に外部端子が引き出された磁気感応スイッチを用いた近接スイッチ機構を示し、図7(a)は斜視図、図7(b)は図7(a)に示すF−F線での断面図である。
図7を参照して、本発明の第2の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と略同じ構成であるので、本発明の第1の実施の形態と同構成の部分は、それと同じ参照番号を付して、その説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
発明の第2の実施の形態の磁気感応スイッチ93は、ケースを有し、一方の側に端子が引き出された近接スイッチである。この磁気感応スイッチ93では、外部端子の長手方向にハーネス(リード線)101を半田103等で接続すると共に、この絶縁容器とケース95の間に充填・接着剤105を充填した上で、磁気感応スイッチ93をプリント基板上21に実装してある。
また、この磁気感応スイッチ93は、プリント基板21上にケースの穴97がネジ99で固定されるように成っている。
一方、リードスイッチ駆動用磁石87は馬蹄形磁石からなり、磁気感応スイッチとの対向面が片面2極となっている。
図8は、本発明の第3の実施の形態の近接スイッチ機構107を示し、磁気感応スイッチをホールIC又はMR素子(Magnetic Resistor;磁気抵抗効果素子)で実施した近接スイッチ機構を示す斜視図である。
図8を参照して、本発明の第3の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態と略同じ構成であるので、本発明の第1の実施の形態と同構成の部分は、その実施の形態と同じ参照番号を付して、その説明を省略し、構成の異なる部分についてのみ説明する。
発明の第3の実施の形態の磁気感応スイッチ109は、ホールIC又はMR素子の磁気検出素子111とスイッチング回路113(図示せず)から成る。また、この磁気感応スイッチ109は、プリント基板21上の導体パターン(図示せず)とそれぞれ半田付け等によって固定接続される。
一方、駆動用磁石87は、例えば、液晶パネルのフレームの様な磁性体27近傍に、あるいは密着して配置され、磁気感応スイッチ109との対向面は片面2極となっている。
また、駆動用磁石87は、磁気感応スイッチ対向面において近接する磁性体27の下面より図6(b)と同様に突出している。
従って、本発明の第3の実施の形態の近接スイッチ機構における、磁気感応スイッチとしてホールIC、MR素子等を用いた場合にもリードスイッチの場合と同様の効果が得られることは勿論である。
また、本発明の実施の形態に係る近接スイッチ機構については、折り畳み型電子機器の場合だけでなく、スライド型又はセパレート型の電子機器の場合にも応用可能であることは勿論である。
また、本発明の実施の形態に係る近接スイッチ機構については、磁気感応スイッチがケース型リードスイッチ、樹脂モールド型リードスイッチ、基板実装型近接スイッチの場合にも同様の効果が得られ、応用可能であることは勿論である。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施の形態では、駆動用の磁石に近接する磁性体がある場合でも、磁気感応スイッチを確実に動作させる事が出来る。
また、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られたものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、本発明の実施の形態において、磁気感応スイッチの動作状態と不動作状態とにおける、オン、オフの関係は逆であっても良い。また、磁気感応スイッチと磁石の上側筐体と下側筐体とに於ける位置関係は、各実施の形態の場合と逆であっても良い。また、磁気感応スイッチと磁石の位置は、図示の端部に限らず他の場所でも良い。また、磁石の極性(N極、S極)の関係は逆であっても良い。
本発明の参考例1に係る実施の形態で、磁気感応スイッチをリードスイッチで実施した近接スイッチ機構を示し、図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)に示すA−A線での断面図、図1(c)は図1(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図。 本発明の参考例2に係る実施の形態で、2つの磁石にヨークを配置した近接スイッチ機構を示し、図2(a)は斜視図、図2(b)は図2(a)に示すB−B線での断面図。 本発明の参考例3に係る実施の形態で、磁性体フレームに2つの磁石を配置した近接スイッチ機構を示し、図3(a)は斜視図、図3(b)は図3(a)に示すC−C線での断面図、図3(c)は図3(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図。 本発明の参考例4に係る実施の形態で、磁石に切り欠きを設けた近接スイッチ機構を示し、図4(a)は斜視図、図4(b)は図4(a)に示すD−D線での断面図。 本発明の参考例5に係る実施の形態で、磁石が馬蹄形磁石からなる近接スイッチ機構を示し、図5(a)は斜視図、図5(b)は図5(a)に示すE−E線での断面図、図5(c)は図5(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図。 本発明の第1の実施の形態で、駆動用磁石に馬蹄形磁石を用い、その磁極端面が近接する磁性体の面から突出するように配置された近接スイッチ機構を示し、図6(a)は斜視図、図6(b)は図6(a)に示すE’−E’線での断面図、図6(c)は図6(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図。 本発明の第2の実施の形態で、ケースを有し、一方の側に外部端子が引き出された磁気感応スイッチを用いた近接スイッチ機構を示し、図7(a)は斜視図、図7(b)は図7(a)に示すF−F線での断面図。 本発明の第3の実施の形態で、磁気感応スイッチにホールIC又はMR素子とスイッチング回路を用いた近接スイッチ機構を示す斜視図。 従来例1の近接スイッチ機構を示し、図9(a)は斜視図、図9(b)は図9(a)に示すG−G線での断面図、図9(c)は図9(a)を含む全体を示す一部切り欠き側面図。 従来例2の近接スイッチ機構を示し、図10(a)は斜視図、図10(b)は図10(a)に示すH−H線での断面図。 従来例3の近接スイッチ機構を示し、図11(a)は斜視図、図11(b)は図11(a)に示すI−I線での断面図。 従来例4の吸着用磁気回路(近接スイッチ機構)を示し、図12(a)は電子機器が閉じた場合を示す説明図、図12(b)はその開いた場合を示す説明図、図12(c)はその開いた場合の磁石とリードスイッチ間の磁束を示す説明図。
符号の説明
11,47,55,67,71,75,79,85,89,91,107 近接スイッチ機構
13 ガラス管
15 リード片
15a 一端
15b 封入部分
17 外部端子
17a 接続部
19 圧延外部端子
21 プリント基板
21a,21b 接続点
23,45 リードスイッチ
25,61a,61b,69a,69b,81,87 磁石
27 磁性体
29 液晶パネル
31 磁束
33 上側筐体
35 下側筐体
37 ヒンジ部
41,95 ケース
43,105 充填・接着剤
93,109 磁気感応スイッチ
49 スペーサ板
57 補助磁石
65 本体
73 ヨーク
77 磁性体フレーム
83 切り欠き
97 ケースの穴
99 ネジ
101 ハーネス
103 半田
111 磁気検出素子
113 スイッチング回路

Claims (1)

  1. 1つの磁石と磁気感応スイッチとの近接又は離間によって、磁性体を含んでなる電子応用機器の構成要素としての2つの独立機構部の近接又は離間を検出する近接スイッチ機構において、前記磁石は前記2つの独立機構部の一方に配設され、前記磁気感応スイッチは前記2つの独立機構部の他方に配設され前記磁石に対向すると共に、前記磁石は馬蹄形磁石からなり前記磁気感応スイッチとの対向面には2つの磁極端が配置され、前記磁石の側面は前記磁性体の近傍あるいは前記磁性体に密着して配置され、前記磁石における前記磁気感応スイッチとの対向面を含む1つの平面によって分けられた第1及び第2の空間領域に対して、前記第1の空間領域には前記磁石及び前記磁性体が位置すると共に前記磁性体は前記平面に接することはなく、前記第2の空間領域には前記磁気感応スイッチが位置することを特徴とする、近接スイッチ機構。
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