JP4194093B2 - 線状体の巻取り巻出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤ、ケーブル、ロープといった線状体を巻き取り、巻き出す線状体の巻取り巻出し装置に関するものであり、自動車用シートのランバーサポートの湾曲突出量制御機構等に用いて好適である。
常に引張力が働いているワイヤやロープといった剛性のある線状体を所定の長さに繰り出すには、その設定した長さに線状体をロックする必要がある。このため、多くの場合、線状体を巻いたリールに一方向クラッチを組み込んでいる。自動車用シートのランバーサポートでは、サポートにワイヤを連繋し(このワイヤには常時引張力が作用している)、このワイヤを巻き取り、巻き出すことでサポートの湾曲突出量を調整している。
この場合の一方向クラッチには種々の構造のものがあるが、多くは、下記特許文献1に見られるような、ローラ(ボールの場合もある)の楔作用を利用したものを用いている。これによると、入力部材を正逆回転させるだけで動力を断続できる利点はあるものの、ローラが接触する相手方の曲面を高精度に仕上げる必要があるとともに、摩耗等が発生すると、その作動に狂いが生じて所望どおりの機能が得られないという欠点がある。また、接触面積が小さくて接触部には大きな圧力が付加されるから、これに耐える高強度の部材が要求される。
特開平10−238561号公報
本発明は、鋸刃爪の噛み合わせという簡単で、接触面積の十分広い構造を採用して一方向クラッチを構成し、鋸刃爪の係脱操作と出力部材の駆動を別の制御機構によって行うことで、従来と同様に入力部材の正逆回転のみで行えるようにしたものである。これにより、部材の精度及び強度はあまり高度のものは要求されないから、安価な一方向クラッチを現出できる。
以上の課題の下、本発明は、請求項1に記載した、線状体を巻いて巻出し方向に回転力が付与されるリールと、リールを遊びを有する伝動構造によって回転させるカムスリーブとを同芯に配すとともに、リールとカムスリーブのそれぞれ対向面に、回転不能、かつ前後動可能なクラッチディスクを配し、リールとクラッチディスクとの対向面に、相互に係合する鋸刃爪を形成してリールの巻出し方向の回転を規制する一方向クラッチとするとともに、カムスリーブとクラッチディスクとの対向面に、カムスリーブの回転がクラッチディスクの前後動に変換されて相互に係合する凹凸爪を形成し、カムスリーブを正回転させると、凹凸爪が作用してクラッチディスクを後退させ、リールの鋸刃爪との係合を外してリールを巻出し方向に回転させ、カムスリーブを逆回転させると、凹凸爪が作用してクラッチディスクを後退させ、リールの鋸刃爪との係合を外すとともに、伝動構造によってリールを巻取り方向に回転させることを特徴とする線状体の巻取り巻出し装置を提供したものである。
また、本発明は、以上の手段の具体例として、請求項2に記載した、
側面に径を違えて鋸刃爪と凹凸爪とが形成され、回転不能、かつ軸方向の前進側にスプリングで付勢されて前後動可能に設けられるクラッチディスクと、
引張力が働く線状体が巻かれ、クラッチディスクが前進時、その鋸刃爪に側面に形成された鋸刃爪が係合して線状体の巻出し方向の回転が規制されて回転可能に設けられるリールと、
回転させられることで、側面に形成された凹凸爪がクラッチディスクの凹凸爪に係脱してクラッチディスクを前後させるとともに、回転方向に遊びを有する伝動構造によってリールを回転させるカムスリーブと、をそれぞれ有し、
カムスリーブを正回転させると、その凹凸爪がクラッチディスクの凹凸爪に作用してクラッチディスクを一時的に後退させて鋸刃爪同士の係合を外し、リールが線状体の引張力によって巻出し方向に凹凸爪の1ピッチ分回転することを許容し、カムスリーブを逆回転させると、その凹凸爪がクラッチディスクの凹凸爪に作用してクラッチディスクを一時的に後退させて鋸刃爪同士の係合を外すとともに、伝動構造によってリールを巻取り方向に凹凸爪の1ピッチ分回転することを許容する請求項1の線状体の巻取り巻出し装置。
を提供するものである。
本発明によると、クラッチディスクとリールとの対向面に形成された鋸刃爪が一方向の回転を規制する一方向クラッチを構成することになるから、簡単でコストが安い。そして、鋸刃爪の係脱やリールの回転は、入力部材であるカムスリーブの正逆回転のみで可能になり、一般的な一方向クラッチと何ら変わらない。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明に係る線状体の巻取り巻出し装置の断面図であるが、この巻取り巻出し装置(以下、装置という)は、カムスリーブ1と、カムスリーブ1の後部に相対回転可能、かつ前後移動可能に外嵌されるクラッチディスク2と、カムスリーブ1の前部に回転可能に嵌合されるリール3とからなる。これにおいて、クラッチディスク2は、ケース後4にスプライン嵌合等5で回転不能に収容されているが、ケース後4との間に張られたスプリング6によって前方に付勢されている。一方、リール3は、外周に線状体を巻く溝7が形成されており、ケース前8に前後移動不能に収容されている。
図2はカムスリーブ1の後面図、図3は一部断面側面図、図4は前面図であるが、カムスリーブ1の前後の中ほどにはフランジ9が形成されており、リール3の後面に形成されたインロー10の中に収容されている。そして、フランジ9の後面には凹凸爪11が形成されている。図5はクラッチディスク2の前面図、図6は一部断面側面図であるが、クラッチディスク2の前面の、この凹凸爪11に対応する個所にも凹凸爪12が形成されており、クラッチディスク2が前進すると、両凹凸爪11、12は相互に係合するようになっている。本例の凹凸爪11、12は、以下に説明する図9、図10に示すように、先細りの台形をした山部11a、12aと谷部11b、12bとが交互に形成されたものであり、カムスリーブ1を正逆どちらに回転させても、山部11a、12a同士が作用してクラッチディスク2を後退させるようになっている。
なお、この場合の山部11a、12aは、相手方の谷部11b、12bの中で多少遊びがあるようになっている。また、山部11a、12aと谷部11b、12bの例は一例であって、凹凸爪11、12の形状はこれに限らない。例えば、三角形のような形状をしたものであってもよく、要は、カムスリーブ1を回転させると、クラッチディスク2に後退力が生じるものであればよい。
クラッチディスク2の前面の凹凸爪12の径大個所には鋸刃爪13が形成されている。図7はリール3の後面図、図8は一部断面側面図であるが、リール3の後面にも、これに対応して鋸刃爪14が形成されており、クラッチディスク2が前進したとき、両鋸刃爪13、14は係合するようになっている。図9、図10はカムスリーブ1の凹凸爪11と、クラッチディスク2の凹凸爪12と鋸刃爪13及びリール3の鋸刃爪14の形状を示す展開図であるが、ここでいう鋸刃爪13、14とは、径方向に延びる起立辺13a、14aと起立辺13a、14aの頂上から次の起立辺13a、14aの根元にかけて斜めに延びる傾斜辺13b、14bとからなるものであり、起立辺13a、14a同士を衝突させると、リール3はその方向(これを正方向とする)には回転が規制されるものをいう。しかし、リール3を逆方向に回転させると、クラッチディスク2は後退させられるものの、その回転は許容されるものになるのであり、これで、一方向クラッチを構成している。
カムスリーブ1のフランジ9の前面には、部分的に突出する突出片15が形成されており、この突出片15は、リール3のインロー10の中に更に部分的に凹陥されたポケット16に嵌まり込んでいる。この場合、突出片15の角度はポケット16の角度よりも小さく設定されており、突出片15はポケット16の中で遊びはあるものの、カムスリーブ1を正逆いずれの方向に回転させても、突出片15がポケット16に衝突してリール3を回転させる伝動構造17を構成している。
この他、リール3の前面にはボス18が形成され、このボス18をケース前8が回転可能に支持しているが、このとき、ボス18の外周には突起体19が部分的に設けられている。図11はリール3を支持したケース前8の前面図であるが、ケース前8の内周にも、突起体19を受け入れる径大部20が所定の角度で設けられている。したがって、ボス18(リール3)は、径大部20の範囲でしか回転できず、これで、リール3の回転を一定角度で規制するストッパ構造21を構成している。このストッパ構造21は、安全上のためで、リール3を360°以上に亘って回転させる必要があるときには、このストッパー構造21を設けないでおく。
ところで、以上のカムスリーブ1、クラッチディスク2及びリール3(ケース前8と後4も同様)は、一般的には強度の高い金属材で構成される。しかし、従来のローラやボールの楔作用によるものと比べて接触面積の総和が十分広いので、樹脂材での製作も可能である。また、凹凸爪11、12及び鋸刃爪13、14のピッチ間隔を小さいものにもできるし、その形成も、型成形、プレス成形、機械加工いずれであってもよい。
次に、以上の構成からなるこの装置の作用について説明する。カムスリーブ1の中心には孔22が形成されており、この孔22に駆動軸23を挿入して回転させると(図1)、カムスリーブ1が回転するようになっている。このためには、両者の間にはトルク伝動構造が必要であるが、本例では、孔22を角孔とし、駆動軸23の断面をこれに合う角形にしているが、これに限らず、キーやスプライン等であってもよい。
まず、リール3を線状体の巻出し方向(正方向)に回転させる場合には(図9)、駆動軸23を回転させてカムスリーブ1を正回転させる。すると、カムスリーブ1の凹凸爪11の山部11aは、この方向のクラッチディスク2の凹凸爪12の山部12aに衝突してこれをスプリング6に抗して後退させる。これにより、クラッチディスク2の鋸刃爪13とリール3の鋸刃爪14との係合が外れるから、リール3は、線状体の引張力によって巻出し方向に回転する。
なお、このとき、カムスリーブ1とリール3との間の伝動構造17には遊びがあることは上述した。したがって、リール3がクラッチディスク2との係合を外れて線状体の引張力で回転すると、リール3のポケット16の前端はカムスリーブ1の突出片15の後端に衝突するから、この遊びは、回転方向前方に形成されていることになり、カムスリーブ1の凹凸爪11の山部11aがクラッチディスク2の凹凸爪12の山部12aに乗り上げるまでの間のわずかな回転は、この遊びで吸収され、リール3を回転させることはない。
さらに、カムスリーブ1とクラッチディスク2の凹凸爪11、12の丈aは、リール3とクラッチディスク2の鋸刃爪13、14の丈bよりも大きくしてあることから、カムスリーブ1の凹凸爪11の山部11aがクラッチディスク2の凹凸爪12の山部12aに乗り上げると、リール3とクラッチディスク2とは完全に離れ、リール3の回転に支障を来すことはない。
そして、カムスリーブ1の凹凸爪11の山部11aがクラッチディスク2の凹凸爪12の山部12aを過ぎると、クラッチディスク2はスプリング6の力で前進し、その鋸刃爪13が再度リール3の鋸刃爪14に係合してリール3の回転を止める。したがって、カムスリーブ1をいくら回転させようと、リール3は、凹凸爪11、12の1ピッチ分ずつしか回転しないことになる。なお、凹凸爪11、12と鋸刃爪13、14とは、同じ位相角に設定されているから、凹凸爪11、12の1ピッチは鋸刃爪13、14の1ピッチでもある。
次に、リール3を線状体の巻取り方向(逆回転)に回転させる場合には(図10)、駆動軸23によってカムスリーブ1を逆回転させる。すると、カムスリーブ1の凹凸爪11の山部11aは、この方向のクラッチディスク2の凹凸爪12の山部12aに衝突してこれをスプリング6に抗して後退させる。同時に、リール3は伝動構造17によって線状体の引張力に抗して逆回転させられ、その鋸刃爪14の傾斜辺14bがクラッチディスク2の鋸刃爪13の傾斜辺13bを滑り上がってクラッチディスク2の後退を促進する。
これにより、リール3が逆回転するが、このとき、カムスリーブ1の凹凸爪11の山部11aがクラッチディスク2の凹凸爪12の山部12aを過ぎると、クラッチディスク2はスプリング6の力で前進し、その凹凸爪12がカムスリーブ1の凹凸爪11の中に入り込み、リール3の回転を停止させる。この場合も、リール3は、凹凸爪11、12の1ピッチ分ずつ段階的に回転する点は同じである。このようにするのは、リール3が一度に多くの巻取り、巻出しを行わないようにするためであり、安全上の配慮である。
図12は自動車用シートの斜視図、図13はこの装置をシートに取り付けてシートの背当ての部分を湾曲突出させるランバーサポートの説明図であるが、ここでランバーサポートについて概説しておくと、シート24の背当ての内部に自在サポートと称するサポート体25をガイドワイヤ26を案内にして上下できるように設けておく。そして、サポート体25には、中心が固定されて回動できるリンク27を設けてこのリンクの一端をスプリング28で引っ張っておく他、リンク27の他端をサポート体25に連結してこれにワイヤ29を連繋したものである。これにより、ワイヤ29を巻き取り、巻き出すと、サポート体25は上下して前方への湾曲突出量が変更されるようになっているものである。
そこで、ワイヤ29を上記した装置のリール3の溝7に巻いて(溝7の一部に設けられている切欠部7aにワイヤの係止ブロック(図示省略)を嵌め込んで止める)この装置をシート24に取り付けるとすれば、操作の容易なランバーサポートとなる。すなわち、シート24の傍にはブラケット30で支持された回転軸31を中心に回動できるアームレスト32が設けられているから、上記した駆動軸23をこの回転軸31の中を通し、その外側に駆動軸23を駆動するノブ(レバーでも可)33を設けておくのである。これによると、装置構成が簡単にできるとともに、搭乗者はシート24に腰掛けたままで、ノブ33を回してシート24の背当ての湾曲突出量を調整できるものになる。なお、この場合のワイヤ30は、その巻取り、巻出し時に他部材と擦れたりしては具合が悪いので、アウタケーブル20aにインナワイヤ20bを収容した二重ケーブルを用いるのが適する。
以上の装置は、一方向回転を規制しながら線状体を巻き取り、巻き出す他の多くの装置に適用できる。具体的には、ブラインドシャッターのベルト巻き取りローラ、ウインチやクレーンのワイヤ巻き取りドラム、釣り具における釣糸巻き取りリールといったものが考えられる。
本発明の一例を示す線状体の巻取り巻出し装置の断面図である。 カムスリーブの後面図である。 カムスリーブの一部断面側面図である。 カムスリーブの前面図である。 クラッチディスクの前面図である。 クラッチディスクの一部断面側面図である。 リールの後面図である。 リールの一部断面側面図である。 カムスリーブ、クラッチディスク、リールの凹凸爪、鋸刃爪の形状を示す展開図である。 カムスリーブ、クラッチディスク、リールの凹凸爪、鋸刃爪の形状を示す展開図である。 リールを支持したケース前の前面図である。 自動車用シートの斜視図である。 自動車用シートのランバーサポートの説明図である。
符号の説明
1 カムスリーブ
2 クラッチディスク
3 リール
4 ケース後
5 スプライン嵌合等
6 スプリング
7 溝
7a切欠部
8 ケース前
9 フランジ
10 インロー
11 凹凸爪
11a山部
11b谷部
12 凹凸爪
12a山部
12b谷部
13 鋸刃爪
13a起立辺
13b傾斜辺
14 鋸刃爪
14a起立辺
14b傾斜辺
15 突出片
16 ポケット
17 転動構造
18 ボス
19 突起体
20 径大部
21 ストッパ構造
22 孔
23 駆動軸
24 シート
25 サポート体
26 ガイドワイヤ
27 リンク
28 スプリング
29 ワイヤ
29aアウタケーブル
29bインナワイヤ
30 ブラケット
31 回転軸
32 アームレスト
33 ノブ

Claims (6)

  1. 線状体を巻いて巻出し方向に回転力が付与されるリールと、リールを遊びを有する伝動構造によって回転させるカムスリーブとを同芯に配すとともに、リールとカムスリーブのそれぞれ対向面に、回転不能、かつ前後動可能なクラッチディスクを配し、リールとクラッチディスクとの対向面に、相互に係合する鋸刃爪を形成してリールの巻出し方向の回転を規制する一方向クラッチとするとともに、カムスリーブとクラッチディスクとの対向面に、カムスリーブの回転がクラッチディスクの前後動に変換されて相互に係合する凹凸爪を形成し、カムスリーブを正回転させると、凹凸爪が作用してクラッチディスクを後退させ、リールの鋸刃爪との係合を外してリールを巻出し方向に回転させ、カムスリーブを逆回転させると、凹凸爪が作用してクラッチディスクを後退させ、リールの鋸刃爪との係合を外すとともに、伝動構造によってリールを巻取り方向に回転させることを特徴とする線状体の巻取り巻出し装置。
  2. 側面に径を違えて鋸刃爪と凹凸爪とが形成され、回転不能、かつ軸方向の前進側にスプリングで付勢されて前後動可能に設けられるクラッチディスクと、
    引張力が働く線状体が巻かれ、クラッチディスクが前進時、その鋸刃爪に側面に形成された鋸刃爪が係合して線状体の巻出し方向の回転が規制されて回転可能に設けられるリールと、
    回転させられることで、側面に形成された凹凸爪がクラッチディスクの凹凸爪に係脱してクラッチディスクを前後させるとともに、回転方向に遊びを有する伝動構造によってリールを回転させるカムスリーブと、をそれぞれ有し、
    カムスリーブを正回転させると、その凹凸爪がクラッチディスクの凹凸爪に作用してクラッチディスクを一時的に後退させて鋸刃爪同士の係合を外し、リールが線状体の引張力によって巻出し方向に凹凸爪の1ピッチ分回転することを許容し、カムスリーブを逆回転させると、その凹凸爪がクラッチディスクの凹凸爪に作用してクラッチディスクを一時的に後退させて鋸刃爪同士の係合を外すとともに、伝動構造によってリールを巻取り方向に凹凸爪の1ピッチ分回転することを許容する請求項1の線状体の巻取り巻出し装置。
  3. 凹凸爪が、先細りの台形をした山部と谷部を交互に形成したもので構成される請求項1又は2の線状体の巻取り巻出し装置。
  4. 凹凸爪の丈が、鋸刃爪の丈よりも大きく設定されている請求項1〜3いずれかの線状体の巻取り巻出し装置。
  5. 線状体が、自動車用シートのランバーサポートの湾曲突出量を制御するワイヤである請求項1〜4いずれかの線状体の巻取り巻出し装置。
  6. カムスリーブを駆動する駆動軸がシートに設けられるアームレストの回転軸の中を挿通させられている請求項5の線状体の巻取り巻出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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