JP4190997B2 - 光ファイバの融着接続装置と融着接続方法 - Google Patents

光ファイバの融着接続装置と融着接続方法 Download PDF

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Description

本発明は、一対の光ファイバの端部を互いに光学的に位置合わせし、更に加熱・溶融して両光ファイバの端部を一体に接続する光ファイバの融着接続装置と融着接続方法に係るものである。
従来、光ファイバの観察方法とその装置について種々提案されている。(例えば特許文献1)
特許文献1には以下に記載の内容が記述されている。
互いに接続しようとする2本の光ファイバの各々を、側方から光学的に観察する光学観察機構を用いてピント合わせを行う際に、光ファイバを、互いの軸線をずらした位置に各々配置し、光ファイバの位置を固定したまま光学観察機構を移動させて一方の光ファイバのピント合わせを行い、この位置で光学観察機構を固定した後、他方の光ファイバを移動させてその光ファイバにピント合わせることが記述されている。
次に、偏波保持光ファイバの光ファイバ融着接続装置は種々提案されている。(例えば特許文献2)
図5乃至図8はそれぞれ特許文献2に記載された従来における融着接続装置を示すものであり、特許文献2には以下に記載の内容が記述されている。
図5(A)は装置の全体の概略図、図5(B)は融着接続部の概略図である。図中、20a、20bは光ファイバ、21は融着接続機、22は融着接続部、23は表示部,24は消光比測定メータ、25はモニタ光源、26x,26yは撮像カメラ、27x,27yは照射光源、28は放電電極、30はファイバチャック、31はV溝台、32はギア、33はステッピングモータ、34はエンコーダを示す。
この例の融着接続装置は、光ファイバ20aと20bを接続する融着接続部22と表示部23から成る融着接続機21、一方の光ファイバ20aに接続する消光比測定メータ24、他方の光ファイバ20bに接続するモニタ光源25で構成される。融着接続部22は、融着部をx方向から観察するための撮像カメラ26xと、y方向から観察するための撮像カメラ26yを備え、夫々の撮像カメラに対応するようにLED等の照射光源27xと27yが配設されている。また、融着接続のための一対の放電電極28が、融着部を挟んで配設されている。消光比測定メータ24は、融着接続機21と通信ケーブルで接続されており、自動計測されている消光比値が常に融着接続機21に出力され続けている。融着接続機21は、瞬時に消光比値の取り込みが可能である。
左右の光ファイバ20aと20bは、夫々のファイバに対応して配設されたファイバ保持機構により個別に保持され、個別に位置調整される。ファイバ保持機構は、ファイバチャック30、V溝台31、ギア32、エンコーダ34を備えている。ファイバチャック30は、光ファイバの被覆部分を挟んで保持固定するするもので、着脱操作は手動で行なわれる。V溝台31は、左右に1個ずつ配されていて、それぞれx方向、y方向に移動され、光ファイバ20a,20bの先端部分の軸合わせを行なうもので、光ファイバ20a,20bの被覆が除去された先端部分の軸方向(z方向)移動と回転(θ方向)駆動を可能にするように位置決め支持するものである。
ギア32は、光ファイバを回転させて、偏波面の回転位置を調整するもので、ステッピングモータ33により所定の回転角度で駆動される。エンコーダ34は、光ファイバの回転角度を検出するもので、ファイバチャック30、ギア32の回転軸で連結されている。なお、光ファイバの軸方向(z方向)への、位置調整は、ファイバチャック30、ギア32、エンコーダ34が載置されたステージ台(図示せず)をDCモータ等で駆動して行なわれる。
次に、上述した融着接続装置を使用して、融着接続方法を説明する。図6は、融着接続方法を説明するためのフロー図である。なお、このフロー図の説明には、図5とその符号を参照し、詳細な説明を省略する。係る方法の概略としては、1.光ファイバの物理的軸合わせする第1段階、2.光ファイバの偏波面を画像モニタで一致させる第2段階、3.光ファイバの偏波面を光パワーモニタで一致させる第3段階、4.光ファイバを融着接続する第4段階、の4つの段階から構成される。
第1段階は、S1〜S3の工程から成る。S1工程は、接続端の被覆が除去され端面処理された光ファイバ20aと20bを、ファイバチャック30で被覆部分をクランプする。また、被覆が除去されたガラスファイバの先端部分をV溝台31のV溝に入れて位置決めし、また、先端部分の端面を放電等によりクリーニングする。
S2工程では、撮像カメラ26xと26yの焦点を調整し、光ファイバ20aおよび20bの先端部分をx方向およびy方向から撮像して表示部23に表示する。そして、撮像データに基づいてV溝台31をx方向とy方向に駆動して、光ファイバ20aおよび20bの軸合わせを行なう。この軸合わせは、光ファイバの偏波面とは関係なく、光ファイバの外径位置に基づいて、行なうものである。
S3工程は、S2工程で軸合わせされた光ファイバ20aおよび20bの、端面の状況を撮像カメラ26xと26yで撮像して、端面の形状、埃の付着等をチェックし、次の偏波面調整に備える。なお、ここまでの工程は、通常の光ファイバを融着接続する調心と同じである。
第2段階の画像モニタによる偏波面の調整は、S4〜S5の工程から成る。画像モニタには、前工程で使用した撮像カメラ26x,26yのいずれか一方を使用する。係る方法では、以下で説明する図7(B)に示すように、光ファイバのコア部とその両側の応力付与部の中心を通る面(以下、光ファイバのY面という)と直交する面(以下、光ファイバのX面という)を観察する。いいかえると、コア部と応力付与部が縦一列に並んでいる状態を観察するということである。
この観察例について、図7により説明する。図7(A)は、応力付与部が断面円形状のパンダ(PANDA: Polarization-maintaining and Absorption reducing)型光ファイバの側面の輝度分布を示し、図7(B)は、撮像の模擬図を示す。図中、40は明部、41は暗部、42,43は光ファイバの外径端、44,45は明部端、46,47、48は輝度ピーク、49はファイバ中心、50は背景輝度閾値、51は光ファイバ、52はコア部、53は応力付与部を示す。明部40と暗部41は、光ファイバと空気の屈折率が異なることにより生じるもので、観察面54の焦点位置により明部と暗部の間隔が異なる。
図7(A)の輝度分布は、光ファイバのX面を示すもので、ほぼ中央位置に輝度ピーク48が現れ、その両側に応力付与部53の影響による輝度ピーク46,47が現れる。
図8は、光ファイバのX面が観察面からθx角度ずれた状態の輝度分布(A図)と応力付与部位置(B図)を示す。X面が観察面54に対して角度を持つようになると、左右の応力付与部53が、輝度分布のファイバ中心から遠ざかる。この結果、両端の輝度ピーク46,47の位置、ピーク値が変化したり、他のピーク57が発生したりすることがある。
画像モニタの例として、偏波面の検出に輝度分布の輝度ピーク46,47を用いる。輝度ピーク46,47の算出には、背景輝度閾値50との交点で定められた明部端44,45からファイバ中心49に向かって輝度値を微分し、最初に微分値がゼロになる点により決定する。そして、輝度ピーク46と明部端44との距離をE、輝度ピーク47と明部端45との距離をFとする。X面が観察面に完全に平行であれば、(E+F)は最小値を示し、(E−F)はゼロを示す。
図6のフロー図に戻って、画像モニタのS4工程を説明する。S4工程は、偏波面検出の粗調整を行なうもので、左右の光ファイバ20aと20bの粗調整は、同時平行的に行なわれる。先ず、光ファイバ20aをステッピングモータ33により所定の回転角度(具体例としては15゜)で回転位置を変えていく。光ファイバの回転後、この回転位置での輝度分布の輝度値を微分し、輝度ピーク46,47を検出すると共に、ファイバ中心49との間で他に輝度ピーク(図8で示す輝度ピーク57)が存在するか否かを検出する。中心の山を除いて他に輝度ピークが存在する場合は、求める観察対象のX面がかなり離れていると認識し、光ファイバの回転駆動を続行し、そのつど輝度ピークの存在を測定する。
輝度ピーク46と47および中央の輝度ピーク48以外に輝度ピークが存在しない場合は、上述の(E+F)を求める。このような測定を連続して行ない、輝度ピーク46と47以外に輝度ピークが存在しない回転角度位置のうち、(E+F)が最小となる回転位置を、光ファイバのX面が観察面54に最も平行に近いとして調整を行なう。もう一方の光ファイバ20bについても、同時並行的に、すなわち同時に画像モニタにより駆動量を求め、同時に回転駆動する。
次の、S5工程は、S4工程で調整した回転位置の微調整を行なうもので、左右の光ファイバ20aと20bを、同時平行的に行なうことは同じである。この微調整で、上述の(E−F)は、符号が回転調整の際の回転方向、絶対値が調整量に相当し、距離を回転角に変換する回転軸駆動定数K(deg/μm)を乗じて、回転駆動方向と回転調整量を決定する。
光ファイバを数値の符号に基づいて所定の方向に回転し、数値がゼロを示した時点もしくはゼロを寄切った時点で回転を停止する。ゼロを寄切った場合は、反対方向(符号に基づいて)に回転させ、必要に応じてこれを繰り返し行ない、(E−F)が最もゼロに近い回転位置を求める。なお、繰り返し回数に応じて、回転軸駆動定数Kを変えていくようにしてもよい。
この後、前記の調整を、光ファイバを微動回転させて行なう。回転角はステッピングモータ33の動作分解能によるが、例えば、0.125゜ずつ回転させて、(E−F)を算出し、その絶対値が最もゼロに近くなるように調整する。
次の、S5工程は、S4工程で調整した回転位置の微調整を行なうもので、左右の光ファイバ20aと20bを、同時並行的に行なうことは同じである。この微調整で、上述の(G−H)は、符号が回転調整の回転方向、絶対値が調整量に相当し、距離を回転角に変換する回転軸駆動定数K(deg/μm)を乗じて、回転駆動方向と回転調整量を決定する。
光ファイバを数値の符号に基づいて所定の方向に回転し、数値がゼロを示した時点もしくはゼロを寄切った時点で回転を停止する。ゼロを寄切った場合は、反対方向(符号に基づいて)に回転させ、必要に応じてこれを繰り返し行ない、(G−H)が最もゼロに近い回転位置を求める。なお、繰り返し回数に応じて、回転軸駆動定数Kを変えていくようにしてもよい。
以上の図7を用いた調整で、画像モニタによる偏波面の検出を終了し、次の第3段階の光パワーモニタによる調心に備える。
第3段階の光パワーモニタによる偏波面の調整は、S6〜S8の工程から成る。この光パワーモニタによる偏波面の調整は、応力付与部による偏波面の幾何学的位置に対して、光学的なずれがあるのを補正して、高精度の調心を行なうことにある。本発明の実施の形態では、光パワーモニタに、X偏波とY偏波を自動計測する消光比モニタを使用する。
消光比モニタ装置は、消光比測定メータ24とモニタ光源25から成り、一方の光ファイバ20aの自由端を消光比測定メータ24に接続し、他方の光ファイバの20bの自由端をモニタ光源25に接続する。また、本発明の実施の形態では、消光比モニタに加えて、撮像カメラ26xおよび26yを使用して、光ファイバ20a,20bのコア部のxy方向位置を観察し、軸合わせをも行なう。
S6工程は、光ファイバの端面間隔を調整するもので、光ファイバ20aと20bの端面間隔を最小限にして、光パワーの損失を少なくする。係る工程以前の調整では、光ファイバ20aと20bは夫々独立して画像モニタによって調整されるため、端面間隔はさほど問題とはならない。むしろ、光ファイバが大きく回転することによって調心中に互いに端面が突当たることを避けるため、比較的に端面間隔を大きくとっている。光パワーモニタでは、既に画像モニタで偏波面の検出がかなり精度よく行なわれているため回転角度が大きくないので、光ファイバの端面位置が大きく変動することはない。モニタ光源の能力、光パワーモニタの消光比測定値にもよるが、端面間隔は5μm以上40μm以下で調整される。
S7工程は、消光比モニタによる粗調整を行なうもので、光ファイバ20aと20bのいずれか一方を、ステッピングモータ33により、いずれかの方向に一定角度ずつ回転(例えば2゜ずつ)させていく。また回転駆動によりコア部位置がずれることもあるので、V溝台31をx、y方向に駆動してコア部の軸合わせを行なう。なお、画像モニタによるコア部の決定は、一般的なシングルモード光ファイバに用いられているのと同じ方法を適用することができる。そして、回転角度位置変更ごとに消光比値を検出し、消光比値が前回の回転角度位置での消光比値と比べて小さければ、回転駆動方向を反転する。消光比値が前回の回転角度位置の消光比値と比べて大きくなっていれば、回転駆動を継続し消光比値が最大となる回転位置を検出する。
S8工程は、消光比モニタによる微調整を行なうもので、光ファイバ20aと20bのいずれか一方を、ステッピングモータ33により、いずれかの方向に微動回転(例えば、ステッピングモータの動作分解能にもよるが、0.125゜ずつ)させていく。回転駆動のつど、V溝台31をx、y方向に駆動してコア部の軸合わせを行なうことは、S7工程と同じである。また、S7工程と同様に、回転角度位置変更ごとに消光比値を検出し、消光比値が前回の回転角度位置での消光比値と比べて小さければ、回転駆動方向を反転する。消光比値が前回の回転角度位置の消光比値と比べて大きくなっていれば、回転駆動を継続し消光比値が最大となる回転角度位置を検出する。なお、この工程で、光ファイバの端面間隔が変動する場合は、一定の端面間隔を維持する工程を加えてもよい。
以上により、光ファイバ20aと20bの偏波面を一致させた調心が終了し、次の第4段階の融着接続に移る。第4段階の融着接続は、S9〜S12の工程から成る。この融着接続は、通常使用されている融着接続方法と同じである。
S9工程では、光ファイバ20aと20bの端面間隔が融着接続に適した間隔に調整され、一対の放電電極28により融着接続される。光ファイバの融着接続は、シングルモードファイバと比べて応力付与部が変形し易いこともあり、弱いパワーで放電時間を多少長めにする必要がある。
S10工程は、融着接続の融着状態を検査するもので、撮像カメラ26x、26yを使用して、接続状態を観察する。検査内容としては、接続部の太りまたは細りの外観検査、ダストおよび気泡の混入、コア部の傾き、軸ずれ等がある。
S11工程は、損失値、消光比値等のデータを表示、記録するものである。消光比値は、調心時に使用し、接続されたままの状態にある消光比モニタ装置を用いて測定表示される。損失値は、画像モニタで得た情報をもとに過去のデータから統計的に推定した値を表示する。
S12工程は、融着接続された光ファイバに所定の引張り張力をかけて、スクリーニングを行なう。スクリーニングで合格すれば、終了である。この後、相互接続された光ファイバを装置から取外すが、一般にはファイバチャック30の取り出し口までの回転角度や方向が左右の光ファイバで異なる。一方、左右のファイバチャック30に連結したエンコーダ34により、角度位置が測定されている。したがって、未補強の融着接続部に曲げ等の応力がかからないようにするためには、エンコーダ34からの角度データに基づき、先ず左右同期回転させた後、取り出し口に近い方の光ファイバを取り出す。その後、もう片方のファイバチャックを単独で回転させた後、光ファイバを取り出す。ファイバが取外された後、周知の方法で融着接続部を補強する。
以上S1〜S12の各工程について説明したが、画像モニタでの微調整(S5工程)は、光パワーモニタに多少負担を持たせて省略してもよい。また、光パワーモニタでの粗調整(S7工程)も、光学的な偏波面のずれが微小であることが明らかであれば省略してもよい。さらに、光ファイバに光学的な偏波面のずれが全くない場合は、光パワーモニタによる偏波面の調整(S6〜S8工程)を行なう必要がないことは、いうまでもない。
なお、以上の例では、光ファイバ20aと20bの偏波面を一致させる方法で説明したが、光ファイバ20aと20bの偏波面を所定角度ずらせて融着接続することもできる。この場合は、光ファイバ20aと20bの偏波面を先ず一致させ、この後、いずれか一方の光ファイバを所定角度だけ回転させて、融着接続すればよい。
特開2003−195093号公報 特開平11−326681号公報
従来の光ファイバの融着接続装置は、一般に、光ファイバの相互の軸心を一致させるために、図4に示すように、始め一方の光ファイバ20aの端部をXYZ軸方向に移動して、その端部が表示部23の中心軸23'となるように移動させ、その後に一方の光ファイバ20aの端面を固定した状態で他方の光ファイバ20bの端面をXYZ軸方向に移動させて両光ファイバの端面の軸を一致するように移動させていた。このため、両光ファイバの軸合せを時間的に直列的に行うことから、軸合せするための処理時間を長時間必要とする欠点があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、観察や測定、軸合わせに要する時間の短縮を図ることができ、これにより接続作業の効率を向上させる光ファイバの融着接続装置を提供する。
請求項1に記載の発明は、光ファイバの融着接続装置であって、対向する一対の光ファイバの端部が、少なくとも該光ファイバの軸心に沿った方向に垂直な平面に沿う方向であって互いに直角の関係にある2方向に移動可能なファイバ保持機構によって保持され、前記両光ファイバを少なくとも前記2方向に移動させて所定の位置に配置された前記両光ファイバの端部を加熱溶融して両光ファイバを一体に接続する光ファイバの融着接続装置において、前記一対の光ファイバの端部を側面から撮像するように配置された2つの撮像装置が互いに撮像軸を前記2方向に沿うよう配置され、前記2つの撮像装置が時間的に並列的に光ファイバの焦点合せを行い、前記一対の光ファイバの軸心が撮像装置の画像の中心線となるように制御する光ファイバの前記2方向の移動を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバの融着接続装置であって、前記一対の光ファイバのうち一方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、前記一対の光ファイバのうち他方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の光ファイバの融着接続装置であって、前記一対の光ファイバの軸心を中心とする各光ファイバの回転を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1に記載の光ファイバの融着
接続装置であって、前記一対の光ファイバが、互いの種類が異なっていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1に記載の光ファイバの融着
接続装置であって、前記一対の光ファイバの少なくとも一方が偏波保持光ファイバであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の光ファイバの融着接続装置であって、一方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該一方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、他方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該他方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の光ファイバの融着接続装置であって、偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該偏波保持光ファイバの回転はコアと応力付与層とを結ぶ線が撮像軸と平行になるように回転させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載の光ファイバの融着接続装置であって、両偏波保持光ファイバについて各偏波保持光ファイバの軸心を中心とする回転が行われた後、少なくとも一方の偏波保持光ファイバについてその軸心を中心とする回転を所定角度行うことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、光ファイバの融着接続方法であって、対向する一対の光ファイバの端部が、少なくとも該光ファイバの軸心に沿った方向に垂直な平面に沿う方向であって互いに直角の関係にある2方向に移動可能なファイバ保持機構によって保持され、
前記両光ファイバを少なくとも前記2方向に移動させて所定の位置に配置された前記両光ファイバの端部を加熱溶融して両光ファイバを一体に接続する光ファイバの融着接続装置において、前記一対の光ファイバの端部を側面から撮像するように配置された2つの撮像装置が互いに撮像軸を前記2方向に沿うよう配置され、前記2つの撮像装置が時間的に並列的に光ファイバの焦点合せを行い、前記一対の光ファイバの軸心が撮像装置の画像の中心線となるように制御する光ファイバの前記2方向の移動を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の光ファイバの融着接続方法であって、 前記一対の光ファイバのうち一方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、前記一対の光ファイバのうち他方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9又は請求項10に記載の光ファイバの融着接続方法であって、前記一対の光ファイバの軸心を中心とする該光ファイバの回転を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9乃至請求項11の何れか1に記載の光ファイバ
の融着接続方法であって、前記一対の光ファイバが、互いの種類が異なっていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項9乃至請求項12の何れか1に記載の光ファイバ
の融着接続方法であって、前記一対の光ファイバの少なくとも一方が偏波保持光ファイバであることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の光ファイバの融着接続方法であって、一方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該一方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、他方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該他方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の光ファイバの融着接続方法であって、偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該偏波保持光ファイバの回転はコアと応力付与層とを結ぶ線が撮像軸と平行になるように回転させることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は請求項15に記載の光ファイバの融着接続
方法であって、両偏波保持光ファイバについて各偏波保持光ファイバの軸心を中心とする回転が行われた後、少なくとも一方の偏波保持光ファイバについてその軸心を中心とする回転を所定角度行うことを特徴とする。
本発明の融着装置は、前記のように両光ファイバの端部の観察および移動を時間的に並列的に行うので、短時間で軸合わせ等のに融着部一方の光ファイバの処理を終了を待たずに、他方の光ファイバの処理を開始することができ、この結果、処理時間を短時間に行うことができ、融着接続時間を短縮させることができる効果を有する。
以下、本発明の最良の形態を図示した実施例に基づき説明する。
(実施例1)
図1において61、62はそれぞれ互いに接続される偏波保持光ファイバ、63、64はそれぞれ偏波保持光ファイバ61・62の端部を載置するV溝、65、66はそれぞれ互いに直角に配置されV溝63の溝63’に対してV溝63を直角に駆動可能な左調心モータ、67、68はそれぞれ互いに直角に配置されV溝64の溝64’に対して直角に移動可能な右調心モータ、69、70はそれぞれV溝63・64の外側に配置され偏波保持光ファイバ61・62を把持して偏波保持光ファイバ61・62の軸心(Z軸)を中心として偏波保持光ファイバ61・62を回転させると共にZ軸方向に移動させるあるいはZ軸を中心に光ファイバを回転させる把持回転具、71、72はそれぞれ放電最適位置(図示しない)を通りZ軸に垂直な平面上に撮像軸があり、互いの撮像軸は直角な関係に配置されて両偏波保持光ファイバ61・62の端部を光ファイバ61・62の側面から撮像する撮像装置、73は撮像装置71の対物レンズ71’を駆動するための焦点合せ左モータ、74は撮像装置72の対物レンズ72’を駆動するための焦点合せ右モータ、75は中央演算装置(CPU)である。
76はCPU75の制御により把持回転具69を駆動する把持回転ドライバであり、CPU75の制御により偏波保持光ファイバ61の端部を把持したり、それを開放したり、Z軸方向に前進後退したり、また偏波保持光ファイバ61の軸心(Z軸)を中心として偏波保持光ファイバ61を必要量回転させることができる。77はCPU75の制御により把持回転具70を駆動する把持回転ドライバであり、CPU75の制御により偏波保持光ファイバ62の端部を把持したり、それを開放したり、Z軸方向に前進後退したり、また偏波保持光ファイバ62の軸心(Z軸)を中心として偏波保持光ファイバ62を必要量回転させることができる。
78、79はそれぞれCPU75の制御により左調心モータ65・66を必要量駆動させる左調心ドライバ、80、81はそれぞれCPU75の制御により右調心モータ67・68を必要量駆動させる右調心ドライバ、84はCPU75の制御により焦点合せ左モータ73を駆動して撮像装置71の焦点合せをするための焦点合せ左ドライバ、85はCPU75の制御により焦点合せ左モータ73を駆動して撮像装置71の焦点合せをするための焦点合せ左ドライバ、85、86はフレームメモリ、87はCPU75の制御により撮像装置71の画像信号をフレームメモリ85に取り込むための画像取込制御器、88はCPU75の制御により撮像装置72の画像信号をフレームメモリ86に取り込むための画像取込制御器である。また、撮像装置71、72はその光軸がファイバを放電加熱するのに最適な位置、通常は放電電極(図示せず)の中点を通るように調整することが好ましい。
フレームメモリ85・86に取り込まれた画像信号は、CPU75により読み込まれて演算処理がなされ、前記各ドライバ等にフィードバックされ目的とする方向に各装置を制御する。
なお、V溝63・64、偏波保持光ファイバ61・62の端部を撮像する把持回転具69・66及びこれらに付随する各装置により、本発明のファイバ保持機構が構成されている。
また両撮像装置71・72は上述のように互いに直角となるように配置されているため、各撮像装置71・72で撮像された画像は、図3に示すように互いに90度異なって表示部23に画像表示される。本発明において、この互いに90度異なる画像の一方をP画像、他方をQ画像という。また、P画像の映像信号をP画像信号、Q画像の映像信号をQ画像信号という。ここで、複数の撮像装置は時間的に並列的に光ファイバのXY軸(図5(B))の焦点合せを行えるものである。
以下、図2及び図3に基づき、前記実施例の各装置の動作を更に詳しく説明する。
図2のステップP1により両偏波保持光ファイバ61・62のそれぞれをV溝63・64に載置するとともに把持回転具69・70に把持させる。
次に図2のステップP2により本実施例における偏波保持光ファイバの融着接続装置の図示しない装置開始ボタンを押下する。
前記装置開始ボタンの押下により、ステップP3により、CPU75がフレームメモリ85・86のP画像信号及びQ画像信号を取り込み、偏波保持光ファイバ61・62の端面が所定の間隔となるように両偏波保持光ファイバをZ軸方向に移動させる。
ステップP4ではフレームメモリ85・86に取り込まれたP画像信号及びQ画像信号を用いて、図3に示すように、偏波保持光ファイバ61の軸心がP画像の中心線23’及びQ画像の中心線23'と一致するように、CPU75がV溝63を駆動制御する。即ち、CPU75は図3におけるP画像の偏波保持光ファイバ61を下側に移動するように左調心モータ66を駆動し、Q画像の偏波保持光ファイバ61を上側に移動するように左調心モータ65を駆動して、偏波保持光ファイバ61の軸心が両画像の中心線23’となるように移動させる。
ステップP5では、P画像における偏波保持光ファイバ61が最良となるように、CPU75が焦点を結ぶように左調心ドライバ83に対して信号を送り焦点合せ左モータ73を駆動する。
ステップP6では、CPU75がフレームメモリ85を取り込み、P画像における偏波保持光ファイバ61が顕著な偏波特性を示す画像、即ち、図7(B)に示すように、応力付与層とコアが一直線となる様に把持回転ドライバ76に制御信号を発し、偏波保持光ファイバ61をZ軸方向に回転するように把持回転具69を駆動する。
ステップP7では、前記ステップP4〜P6の調心、焦点合せ、Z軸回転が合っているかをチェックし、異なっているときは再度ステップP4に戻り、再度制御し直す。合っているときはステップP13に移る。
ステップP8ないしP11はそれぞれステップP4ないしP7と同様の動作をするが、その対象はステップP4〜P7の偏波保持光ファイバ61を対象とするのと異なり、偏波保持光ファイバ62を対象とする点で異なっている。
即ち、ステップ8ではフレームメモリ85・86に取り込まれたP画像信号及びQ画像信号を用いて、図3に示すように、偏波保持光ファイバ61の軸心がP画像の中心線23’及びQ画像の中心線23'と一致するように、CPU75がV溝64を駆動制御する。即ち、CPU75は図3におけるP画像の偏波保持光ファイバ62を上側に移動するように右調心モータ68を駆動し、Q画像の偏波保持光ファイバ62を下側に移動するように右調心モータ67を駆動して、偏波保持光ファイバ62の軸心が両画像の中心線23’となるように移動させる。
ステップP9では、Q画像における偏波保持光ファイバ62が最良の焦点を結ぶように、CPU75が右調心ドライバ84に対して信号を送り焦点合せ右モータ74を駆動する。
ステップP10では、CPU75がフレームメモリ86を取り込み、Q画像における偏波保持光ファイバ62が顕著な偏波特性を示す画像、即ち、図7(B)に示すように、応力付与層とコアが一直線となる様に把持回転ドライバ77に制御信号を発し、偏波保持光ファイバ62をZ軸方向に回転するように70を駆動する。
ステップP11では、前記ステップP8〜P10の調心、焦点合せ、Z軸回転が合っているかをチェックし、異なっているときは再度ステップP8に戻り、再度制御し直す。合っているときはステップ12に移る。
ステップP12では、CPU75が把持回転ドライバ77に制御信号を発し、偏波保持光ファイバ62をZ軸方向に必要量回転するように把持回転具70を駆動する。即ち、両撮像装置71・72は互いに90度異なるように配置されているため、それぞれの撮像装置71・72の撮像信号で偏波回転調整された両偏波保持光ファイバ61・62は互いに90度異なるようにステップ10において調整される。このため、互いの偏波保持光ファイバの偏波軸を一致させるようにするためには、このステップP12において、偏波保持光ファイバ62を90度回転させる。また非偏光化させるためのデポラライザを構成するためには、偏波保持光ファイバ62を45度回転させる。またジャイロスコープ用の光ファイバコイルを製造するような場合には、このステップP12を単にパスさせ、両偏波保持光ファイバの偏波面を互いに90度のままにしておく。
ステップP13ではステップP4〜P7の処理工程及びステップ8〜P12の処理工程が共に終了していることを確認の後、従来の融着接続と同様に両偏波保持光ファイバ61・62の端面互いに接触させて、図示しない放電電極により放電アークを与え、両者を融着接続する。
その後は、必要に応じて従来と同様に接続光ファイバの検査やスクリーニング等を行う。また、本発明は必要に応じて従来例と同様に偏波面の光パワーモニタ等の機能が追加されても良い。
本実施例は上述のように、偏波保持光ファイバ61と62とをそれぞれ時間的に並列状態で調心を行うので、従来の一方が終了した後に他方を行うという時間的に直列的な方法に比較して短時間に調心を行うことができる。また、焦点合せ及びZ軸方向の回転を時間的に並列に行うことにより更に処理時間を短縮させることができる。
(実施例2)
以下本発明の一実施例、通常の光ファイバの場合について説明する。
図1において把持回転具69,70の機能のうち回転機能および動作を省略し、ステップP6,ステップP10での観察対象が応力付与部ではなくファイバコアである、通常の光ファイバ融着接続装置並びに光ファイバの融着接続方法。
以下本発明の一実施例を説明する。
図示しない通常の光ファイバは、コア部は光ファイバの略中心にあるのでX面及びY面から見た輝度分布は同じになるので光ファイバの回転が必要ないものである。
本実施例は上述のように、一対の通常の光ファイバを融着接続する際に、それぞれ時間的に並列状態で調心を行うので、従来の一方が終了した後に他方を行うという時間的に直列的な方法に比較して短時間に調心を行うことができる。
なお、コア部が扁平した、例えば断面が楕円状の場合には、図5の光ファイバ融着接続装置を用いZ軸中心に回転させて楕円の長短の方向を観察可能であり、また、所定の回転角度で光ファイバを融着接続可能である。
(実施例3)
以下本発明の一実施例、通常の光ファイバにおいてコア部に偏心がある場合について説明する。
図9に説明のため極端に偏心したコア部52を有する光ファイバ51(以後、コア偏心光ファイバという)を示す。
このコア偏心光ファイバは、X面の輝度分布の図9(C)とY面の輝度分布の図9(A)が異なって観察されるので、X面の輝度分布および/又はY面の輝度分布を観察して、本発明の図5に示す光ファイバを回転させる機能を有する光ファイバ融着接続装置を用いてコア偏心光ファイバを回転させ、コア部52を所定の位置、例えば、X軸とY軸が直交する点、あるいは放電による加熱溶融が最適な領域に入るような位置等に移動することができる。
本実施例は上述のように、少なくとも一方がコア偏心光ファイバであっても融着接続を可能とするものである。また、融着接続装置は上述のようにそれぞれ時間的に並列状態で調心を行うので、従来の一方が終了した後に他方を行うという時間的に直列的な方法に比較して短時間に調心を行うことができる。また、焦点合せ及びZ軸方向の回転を時間的に並列に行うことにより更に処理時間を短縮させることができる。
次に、その他の例として、融着接続される両光ファイバの種類が、例えば、希土類のドープ量、屈折率、構造(断面)、モードフィールド径(MFD:mode field diameter)、コア径等が異なっている場合にも、少なくともXYZ軸方向に稼動する構造の光ファイバ融着接続装置によりそれぞれの光ファイバを時間的に並列的に調心して融着接続できる。
また、両光ファイバの光軸は必ずしも一致していない場合も融着接続してもよい。
さらに、任意の位置に光軸をずらして両光ファイバを融着接続してもよい。
また、偏波保持光ファイバは、楕円型やボータイ型等に適用してもよい。
これらの偏波保持光ファイバは、図7や図8と同じように輝度分布と撮像の関係を予め求めておけば応力付与部の位置が判別可能となるので、各種偏波保持ファイバを所定の角度に回転させ融着接続を可能とするものである。
本発明の一実施例を示す要部電気回路図。 本発明の一実施例における動作流れ図。 本発明の一実施例におけるモニタ画像を示す説明図。 従来の一例におけるモニタ画像を示す説明図。 従来の一例における融着接続装置の概略を示す説明図。 従来の一例における接続方法の流れ図。 光ファイバ側面の輝度分布と撮像との関係を示す一般的な模式図。 光ファイバが観察面からθ角度ずれたときの輝度分布を示す輝度分布図。 コア部が偏心した光ファイバの観察面から輝度分布を示す輝度分布図。
符号の説明
61 光ファイバ
62 光ファイバ
63 溝
64 溝
65 左調心モータ
66 左調心モータ
67 右調心モータ
68 右調心モータ
69 把持回転具
70 把持回転具
71 撮像装置
71’ 対物レンズ
72 撮像装置
72’ 対物レンズ
73 左モータ
74 右モータ
76 把持回転ドライバ
77 把持回転ドライバ
83 左調心ドライバ
86 右調心ドライバ
84 フレームメモリ
86 フレームメモリ

Claims (16)

  1. 対向する一対の光ファイバの端部が、少なくとも該光ファイバの軸心に沿った方向に垂直な平面に沿う方向であって互いに直角の関係にある2方向に移動可能なファイバ保持機構によって保持され、
    前記両光ファイバを少なくとも前記2方向に移動させて所定の位置に配置された前記両光ファイバの端部を加熱溶融して両光ファイバを一体に接続する光ファイバの融着接続装置において、
    前記一対の光ファイバの端部を側面から撮像するように配置された2つの撮像装置が互いに撮像軸を前記2方向に沿うよう配置され、
    前記2つの撮像装置が時間的に並列的に光ファイバの焦点合せを行い、
    前記一対の光ファイバの軸心が撮像装置の画像の中心線となるように制御する光ファイバの前記2方向の移動を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする光ファイバの融着接続装置。
  2. 前記一対の光ファイバのうち一方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、前記一対の光ファイバのうち他方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバの融着接続装置。
  3. 前記一対の光ファイバの軸心を中心とする各光ファイバの回転を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ファイバの融着接続装置。
  4. 前記一対の光ファイバが、互いの種類が異なっていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3の何れか1に記載の光ファイバの融着接続装置。
  5. 前記一対の光ファイバの少なくとも一方が偏波保持光ファイバであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1に記載の光ファイバの融着接続装置。
  6. 一方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該一方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、他方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該他方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする請求項5に記載の光ファイバの融着接続装置。
  7. 偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該偏波保持光ファイバの回転はコアと応力付与層とを結ぶ線が撮像軸と平行になるように回転させることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバの融着接続装置。
  8. 両偏波保持光ファイバについて各偏波保持光ファイバの軸心を中心とする回転が行われた後、少なくとも一方の偏波保持光ファイバについてその軸心を中心とする回転を所定角度行うことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の偏波保持光ファイバの融着接続装置。
  9. 対向する一対の光ファイバの端部が、少なくとも該光ファイバの軸心に沿った方向に垂直な平面に沿う方向であって互いに直角の関係にある2方向に移動可能なファイバ保持機構によって保持され、
    前記両光ファイバを少なくとも前記2方向に移動させて所定の位置に配置された前記両光ファイバの端部を加熱溶融して両光ファイバを一体に接続する光ファイバの融着接続装置において、
    前記一対の光ファイバの端部を側面から撮像するように配置された2つの撮像装置が互いに撮像軸を前記2方向に沿うよう配置され、
    前記2つの撮像装置が時間的に並列的に光ファイバの焦点合せを行い、
    前記一対の光ファイバの軸心が撮像装置の画像の中心線となるように制御する光ファイバの前記2方向の移動を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする光ファイバの融着接続方法。
  10. 前記一対の光ファイバのうち一方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、前記一対の光ファイバのうち他方の光ファイバの移動および焦点合せを前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする請求項9に記載の光ファイバの融着接続方法。
  11. 前記一対の光ファイバの軸心を中心とする該光ファイバの回転を、各々の光ファイバについて時間的に並列的に行うことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の光ファイバの融着接続方法。
  12. 前記一対の光ファイバが、互いの種類が異なっていることを特徴とする請求項9乃至
    請求項11の何れか1に記載の光ファイバの融着接続方法。
  13. 前記一対の光ファイバの少なくとも一方が偏波保持光ファイバであることを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れか1に記載の光ファイバの融着接続方法。
  14. 一方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該一方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち一方の撮像装置の信号に基づいて行い、他方の偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該他方の偏波保持光ファイバの回転を前記2つの撮像装置のうち他方の撮像装置の信号に基づいて行うことを特徴とする請求項13に記載の光ファイバの融着接続方法。
  15. 偏波保持光ファイバの軸心を中心とする該偏波保持光ファイバの回転はコアと応力付与層とを結ぶ線が撮像軸と平行になるように回転させることを特徴とする請求項14に記載の光ファイバの融着接続方法。
  16. 両偏波保持光ファイバについて各偏波保持光ファイバの軸心を中心とする回転が行わ
    れた後、少なくとも一方の偏波保持光ファイバについてその軸心を中心とする回転を所定角度行うことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の偏波保持光ファイバの融着接続方法。
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