JP4190140B2 - 同期式半導体記憶装置、及びその入力情報のラッチ制御方法 - Google Patents

同期式半導体記憶装置、及びその入力情報のラッチ制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期式半導体記憶装置において、入力情報を受ける入力回路の出力信号をラッチするラッチ回路に関するものであり、特に、消費電流を低減することができるラッチ回路を有する同期式半導体記憶装置、及びその入力情報のラッチ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体記憶装置は、パーソナルコンピュータ等の処理能力の向上に伴い、データアクセスの高速化の要求が強く、外部クロックに同期してデータの入出力を行う同期型の半導体記憶装置の進歩・発展が著しい。また、同時に機器の携帯性に対する技術向上もとどまることを知らず、半導体記憶装置においても一層の低消費電流化が望まれている。代表的な製品分野としては、モバイルPC、ノートPC等の高度なコンピューティング能力を備えた携帯機器の進展が著しく、このような機器に搭載される半導体記憶装置として、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリに代表される低消費電流動作を実現できる同期型半導体記憶装置が必要とされている。低消費電流化へのアプローチとしては、パワーダウンモード等のシステムの休止状態での制御はすでに実現されている他、後述の方策が種々検討されている。
【0003】
図1に外部ピンよりの信号を受ける入力バッファ回路の回路ブロック図を示す。外部ピンには/CS、/RAS、/CAS、/WE等の各種制御信号(Control)、バンクアドレスBankAddやアドレスAdd、データDQや書き込みマスク信号DQM等が入力され、レベルコンバータ回路(Level Converter)(図15、参照)により所定基準電圧Vrfに対する入力信号の電圧レベルの高低を検出した後、この電圧レベルを内部回路の振幅レベルに変換する。この回路は、図15に示すような差動増幅回路方式で実現される他、CMOS論理回路等にて構成することも可能である。レベル変換された入力信号は、レベルコンバータ回路(Level Converter)によりレベル変換されドライバー回路(Driver)により駆動能力を向上した内部同期クロックint.CLKの立上がりエッジに同期してラッチ回路(Latch)(図16、参照)にラッチされることにより、内部回路(int.Circuit)に利用されると共に外部ピンに印加すべき信号のセットアップ、ホールド仕様を決定している。
【0004】
ここで、64メガビットの同期型半導体記憶装置を例にとると、アドレスAddはバンクアドレスBankAddを含め14ビットで構成され、データDQは、32DQの構成であり、今後の大容量化、多DQ化に伴い、アドレスBankAdd、Add、及びデータDQに代表される入力バッファ回路数は増大する傾向にある。
【0005】
図2に動作波形図を示す。同期信号CLKと同相信号である内部同期信号int.CLKの立上がりエッジに同期して、全てのラッチ回路(Latch)がラッチ動作を行うことにより、図2におけるアクティブコマンド(ACTV)サイクルにおいてバンクアドレスBankAddおよびロウアドレスのラッチ動作を行う。図2においては、毎サイクルでラッチ動作を行っており、多ピン化する現状においては、入力バッファ回路における低消費電流化は重要な要素であり、各種の方策が検討、実施されてきている。
【0006】
例えば、第1の従来技術である特開平11−273341では、クロック同期型の半導体装置において図3に示すように、入力バッファ100は、差動入力バッファ101、差動入力バッファ出力をラッチするラッチ回路102、及び差動入力バッファ101とラッチ回路102とを所定のタイミングにおいてのみ活性化する制御回路103から構成されている。
【0007】
即ち、制御回路103に、パワーダウン信号PD、ラッチ信号QCLKBのいずれの信号も非活性(ローレベル)であるときには、差動入力バッファ101とラッチ回路102は活性化され、参照電圧Vrefに対する外部入力信号INの電圧レベルを差動入力バッファ101にて差動増幅して出力信号としてレベル変換した後、ラッチ回路102にてデータ保持動作を行い、パワーダウン信号PD、あるいはラッチ信号QCLKBの少なくともいずれの1方の信号が活性(ハイレベル)であるときには、制御回路103のNOR101出力がNMOSトランジスタQ106を、NOR101出力をインバータIVで反転した信号がPMOSトランジスタQ105を共にオフすると共に、ラッチ回路102を構成するクロックドインバータCIVをオフするので、差動入力バッファ101のバイアス電流とラッチ回路102におけるデータ切り替わり時の貫通電流は共に流れない。
【0008】
従って、パワーダウン信号PDが非活性(ローレベル)である通常の動作状態において、データ入力が行われる同期信号(クロック)に合わせて所定時間、ラッチ信号QCLKBを非活性(ローレベル)とし、その後のラッチ期間において活性(ハイレベル)とすることにより、入力されたデータのラッチ状態における電流消費を低減するものである。
【0009】
また、第2の従来技術である特開平7−177015では、A、Bの2バンク構成の同期型半導体装置において図4に示すように、バンク選択状態においてバーストリードを行う際に、入力初段回路へのバイアス電流の供給を止める構成となっている。
【0010】
即ち、バンク選択信号(Aバンクに対しては信号ARAE、Bバンクに対しては信号BRAE)のいずれか一方がハイレベルとなり選択され(NOR論理ゲート201)、バーストリード信号READBがハイレベルとなりバーストリード状態となり(NOR論理ゲート202)、且つパワーダウン信号PWDNBがローレベルであり通常の動作状態にある場合、これらの信号の論理積(NAND論理ゲート203)を反転(インバータ204)した出力信号PWDNB2がハイレベルとなる。この出力信号PWDNB2は、インバータ205で反転されて入力初段回路のバイアス用PMOSトランジスタ206、207をオフすることにより入力初段回路へのバイアス電流の供給を止めるものである。
【0011】
また、図中のタイミングチャートはAバンクにおける4ビットバーストリードを表す。T1サイクルに先立ち、/RASをローレベルにセットしておきT1サイクルでの同期クロックCLKの立上がりエッジでAバンクアクティブコマンドを認識すると、T1サイクルにおいてAバンク選択信号ARAEがハイレベルに遷移する。次にT1サイクルにおいて、/RASをハイレベル、/CASをローレベルに遷移しておきT2サイクルでAバンクリードコマンドを認識する。T2サイクルにおいてバーストリード信号READBがローレベルに遷移するが、この時、出力イネーブルマスク信号OEMSKはローレベルを維持しているとすると、信号PWDNB2はローレベルに遷移し引き続くサイクルにおいてもローレベルを維持しながらバーストリード動作を行う(T3乃至T6)。
【0012】
従って、T1サイクルでバーストAバンク選択信号ARAEがハイレベルに遷移した後、引き続くT2サイクルにおいてバーストリード信号READBがローレベルに遷移するまでのバーストリード動作の起動期間を除き信号PWDNB2はローレベルを維持し、入力初段回路をパワーカットして消費電流の低減を図っている。
【0013】
尚、上記説明では、Aバンクへのバーストリード動作について説明したが、Bバンクに対しても同様な動作をすることはいうまでもない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の従来技術である特開平11−273341では、入力バッファ100の活性化期間が同期クロックの立下がりエッジから所定時間に限定されているものの、全てのクロックサイクルで動作するため図2に示すように、アドレスやデータ等を入力するサイクルでなく、外部ピンの電位状態が不定状態となっている場合(図2中、DSEL、NOP)にもコマンド等の取り込み動作を行うこととなり、不必要な差動入力バッファ101のバイアス電流、ラッチ回路102における反転データラッチ時の貫通電流、更にはデータ反転の際の内部信号線の充放電電流等の電流が流れてしまい消費電流を低減することができないという問題がある。
【0015】
ここでコマンド等の入力をしないサイクルとは、例えば、アクティブコマンドを受け付けた場合、内部動作としてメモリセルからデータを読み出しセンスアンプにて増幅するまでの時間はリード動作を行うことはできないので、特に同期クロックの周波数が高速である場合に、アクティブコマンドからリードコマンドまでには、データ読み出しが可能となるまでのウェイトサイクル(NOPサイクル)を意味する。このノンオペレーション(NOP)サイクルでは、メモリセルに記憶されているデータのセンスアンプによる増幅を行っている期間であり、外部ピンからのコマンド等は一切受け付けられないにも関わらず、入力バッファ100には同期クロックが入力されているため、入力信号のレベル変換及びラッチ動作を行うため、無駄な電流消費を生じてしまい消費電流を低減することができず問題である。
【0016】
更に、バーストリード動作終了時にAバンクプリチャージコマンドを受け付けるが、この場合、必要となるアドレスはバンクを指定するバンクアドレスのみであり通常のアドレスは不要であるにも関わらず、アドレスを入力する全ての入力バッファ100が活性化されるため不必要なアドレスについてもレベル変換及びラッチ動作を行うため無駄な電流消費を生じてしまい消費電流の低減をすることができず問題である。
【0017】
また、クロックサイクルの終了時点でバイアス電流の供給が止められ動作を停止している入力バッファ100が、次サイクルにおける同期クロックの立上がりエッジ、あるいは立下がりエッジにおいてバイアス電流の供給を開始すると共に、コマンド等の取り込みを行わなければならず、高速化に伴いコマンド等のセットアップ、ホールド時間の仕様が益々厳しくなる現状においては、高速化への妨げとなり問題である。
【0018】
また、第2の従来技術である特開平7−177015では、入力初段回路へのバイアス電流の供給を同期クロックの立上がりエッジに受け付けるコマンドに基づいて活性化されるバンク選択信号ARAE、BRAEにより行う。同期クロックの立上がりエッジからバンク選択信号ARAE、BRAEの活性化までの論理ゲート段数が数十段を必要とすることからその伝播遅延は入力信号のセットアップ、ホールド時間の仕様を満足することはできず、入力初段回路を活性化する同期クロックのサイクルに合わせてデータやアドレス等を入力する入力初段回路の活性化が間に合わないという問題がある。従って、本従来技術は、バンク活性化コマンドと同一サイクルで信号を取り込む必要のない入力初段回路への適用に限定され、消費電流の低減に限界があり問題である。
【0019】
また、図4のタイミングチャートにおいては、Aバンクアクティブコマンドのサイクルとリードコマンドのサイクルが隣接しているが、Aバンクアクティブコマンドを受け付けた半導体記憶装置は、メモリセルからのデータの読み出し及びセンスアンプでの増幅動作を行い、次のステップであるリードコマンドに備える必要があり、メモリセルからのデータの読み出しからセンスアンプでの増幅動作が1同期クロックサイクルで実行できる場合には、図4のタイミングチャートに示すように連続するクロックサイクルでAバンクアクティブコマンドからリードコマンドを実行することができるが、近年の高速化に伴い同期クロックの高速化が進展した現状においては、内部における増幅動作に要する時間が同期クロックサイクル以上必要とされるため、リードコマンドに至るまでにノンオペレーション(NOP)サイクルを挿入する必要がある。そして必要となるノンオペレーション(NOP)サイクル数は、同期クロックサイクルの高速化に伴い増加する傾向にある。図4の従来技術ではこのノンオペレーション(NOP)サイクル期間中は、入力初段回路が活性化されることとなるので、高速化の進展に伴い不必要な入力初段回路動作が増加することとなり、消費電流を図ることができず問題である。
【0020】
本発明は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、同期型の半導体記憶装置において、入力バッファの高速応答性を損なうことなく必要とされる動作サイクルでのみ入力バッファ回路を活性化させることにより、不必要な電流消費を低減することができ、入力信号に対する高速応答性を維持しながら低消費電流化を実現することができる同期型半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る同期式半導体記憶装置は、制御信号と、アドレスおよびデータとが、同期信号の同じサイクルで入力される同期式半導体記憶装置において、同期信号を入力する第1入力回路と、制御信号のうちRAS信号を入力する第2入力回路と、制御信号のうちCAS信号を入力する第3入力回路と、アドレスを入力する第4入力回路と、データを入力する第5入力回路と、第1入力回路および第2入力回路の出力信号を入力する第1論理回路と、第1入力回路および第3入力回路の出力信号を入力する第2論理回路と、第1入力回路、第2入力回路、および第2入力回路の出力信号を入力する第3論理回路と、第4入力回路の出力信号のうちロウアドレスを、第1論理回路の出力信号に応じてラッチする第1ラッチ回路と、第4入力回路の出力信号のうちコラムアドレスを、第2論理回路の出力信号に応じてラッチする第2ラッチ回路と、第5入力回路の出力信号を、第3論理回路の出力信号に応じてラッチする第3ラッチ回路とを備えることを特徴とする。
【0022】
また、本発明に係る同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法は、同期信号、RAS信号、CAS信号、アドレス、データを入力し、同期信号とRAS信号とを第1の論理演算し、同期信号とCAS信号とを第2の論理演算し、同期信号とRAS信号とCAS信号とを第3の論理演算し、第1の論理演算の結果に基づいて、アドレスのうちロウアドレスをラッチし、第2の論理演算の結果に基づいて、アドレスのうちコラムアドレスをラッチし、第3の論理演算の結果に基づいて、データをラッチすることを特徴とする。
【0023】
本発明では、同期信号と、RAS信号、CAS信号、RAS信号およびCAS信号との各々の論理関係により論理演算される出力結果に応じてメモリアクセスに必要なアドレスおよびデータがラッチされる。
【0024】
これにより、第1入力回路の出力信号である同期信号と、第2入力回路に入力される1以上の制御信号とを入力する論理回路の出力信号として得られる論理関係に応じた場合にのみ、メモリセルにアクセスする際に必要なアドレス、データ等の入力情報を入力する第3入力回路の出力信号を第1ラッチ回路にてラッチし、制御信号が所定の論理関係に合致せず論理回路が出力信号を出力しない場合にはラッチ動作を行わないので、第3入力回路の入力端子に入力すべき信号がある場合にのみラッチ動作をすることができ、信号レベルが不定状態の際には同期信号により不要なラッチ動作をしてラッチデータが反転することはなく、通常の動作状態において動作サイクル毎にラッチ動作を動的に行うことができ、不要ラッチ動作によるデータ反転に伴うラッチ回路の貫通電流等の電流消費やラッチ回路の出力信号線の充放電動作による電流消費が発生することはない。
【0025】
また、同期信号に代えて論理回路の出力信号によりラッチ回路を制御するので、第1入力回路の出力信号に接続される信号線負荷を軽減することができ、同期信号が駆動する際の消費電流を軽減することができる。
【0026】
更に、第1乃至第3入力回路の活性化制御を行うことなく活性状態を維持しながら低消費電流化を図ることができるので、入力信号に対する高速応答性を妨げることなく低消費電流化を実現することができる。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について64メガビット同期型ランダムアクセスメモリ(SDRAM)において具体化した実施形態を図5乃至図16に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。図5は、第1実施形態における入力バッファ回路のブロック図である。図6は、第1実施形態における入力バッファ回路の動作波形図である。図7は、第1実施形態における制御論理回路の第1具体例を示す回路図である。図8は、第1実施形態における制御論理回路の第1具体例の動作波形図である。図9は、第1実施形態における制御論理回路の第2具体例を示す回路図である。図10は、第1実施形態における制御論理回路の第2具体例の動作波形図である。図11は、第2実施形態における入力バッファ回路のブロック図である。図12は、第2実施形態における制御論理回路の具体例を示す回路図である。図13は、第2実施形態における入力バッファ回路の動作波形図である。図14は、第3実施形態における入力バッファ回路のブロック図である。図15は、レベルコンバータ回路の具体例を示す回路図である。図16は、ラッチ回路の具体例を示す回路図である。
【0049】
図5における第1実施形態は、図1における従来技術に対して、バンクアドレスBankAdd入力回路(Level Converter)、及びアドレスAdd入力回路(Level Converter)の各出力信号を、制御論理回路(Control Circuit)の出力信号によりラッチする構成である。尚、従来技術と同様の構成を有する回路ブロックについては同一の符号を付しており、ここでの説明は省略するものとする。
【0050】
制御論理回路(Control Circuit)は、同期信号CLK及び/CS、/RAS、/CAS、/WE等の制御信号(Control)を、レベルコンバータ回路(Level Converter)によりレベル変換した信号iCLK、iCS、iRAS、iCAS、iWE等を入力信号として、これらの信号を後述の論理回路構成で論理演算した出力信号aCLKをラッチ信号として、バンクアドレスBankAdd、及びアドレスAddをラッチ回路(Latch)にてラッチする。ここで、ラッチ信号aCLKを受けてラッチ動作を行う構成のラッチ回路(Latch)としては、例えば、2つのインバータ論理回路の入力端子と出力端子を相互に接続してリング状の構成としたラッチ回路において、少なくとも1つのインバータ論理回路をクロックドインバータ論理回路に置き換え、このクロックドゲートにラッチ信号aCLKを入力したもの等が考えられる。
【0051】
ここで、第1実施形態においてラッチする入力信号はアドレス系信号であるので、制御論理回路(Control Circuit)がラッチ信号aCLKを出力するための制御信号(Control)の組合せを、SDRAMがアドレスピンからの入力を必要とするアクティブコマンド(ACTV)サイクル、リードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等に限定することができる。図6にはアクティブコマンド(ACTV)サイクル前後の動作波形図を示している。/CS、/RASが共にローレベルに遷移するアクティブコマンド(ACTV)サイクルにおいて、/CS、/RASの遷移に基づき同期信号iCLKの立上がりエッジに同期して制御論理回路(Control Circuit)がラッチ信号aCLKを出力して、同一の同期サイクルにおいてアドレス系信号BankAdd、Addをバンクアドレス及び行(ロウ)アドレスとしてラッチする。
【0052】
アクティブコマンド(ACTV)サイクルに続き、図示しないリードコマンド(READ、READA)サイクル、あるいはライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルを受け付けるに先立ち、SDRAM内部のセンスアンプ活性化までの時間をウェイトするために、/CSのみがローレベルに遷移するノンオペレーション(NOP)サイクルが適宜挿入されるが、この期間のアドレス系信号BankAdd、Addは不定状態であるので、制御論理回路(Control Circuit)からはラッチ信号aCLKを出力せず、不要アドレスのラッチ動作を伴うことはなく不要な電流消費は発生しない。
【0053】
また、アクティブコマンド(ACTV)サイクルに先立つディセレクトコマンド(DSEL)サイクルにおいても、アドレス系信号BankAdd、Addは不定状態であり、制御論理回路(Control Circuit)からはラッチ信号aCLKは出力されず、このサイクルでも不要な電流消費は発生しない。
【0054】
従って、/CS、/RAS、/CAS、/WE等の制御信号(Control)の組合せが、アクティブコマンド(ACTV)サイクル、リードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等のSDRAMがアドレスピンからの入力を必要とするコマンドサイクルにのみ動的にラッチ動作を行わせることができるので、CKEピン等を利用するパワーダウンモード等のデバイスの休止状態ではなく通常の動作状態においても、ラッチデータの反転に伴うラッチ回路(Latch)における貫通電流やラッチ回路(Latch)の出力信号線の充放電電流等を必要最小限に低減することができる。
【0055】
また、図1に示す従来技術に比して図5に示す第1実施形態においては、バンクアドレスBankAdd、及びアドレスAddのラッチ回路(Latch)には、内部同期信号int.CLKに代えて制御論理回路(Control Circuit)の出力信号aCLKがラッチ信号として入力されている。従って、アドレス系信号に係るラッチ回路(Latch)には内部同期信号int.CLKを接続する必要がなく内部同期信号int.CLKの駆動負荷を低減することができる。64メガビットSDRAMの場合を例にとれば、アドレス系信号はバンクアドレスBankAddを含め14ビットあり、今後の大容量化に伴う多ビット化や、高速化による動作周波数の増大からも、内部同期信号int.CLKの駆動負荷の低減による充放電電流の低減効果は大きなものである。
【0056】
更に、レベルコンバータ回路(Level Converter)については、同期信号毎に休止状態と活性状態との間を交互に移行する第1の従来技術(特開平11−273341)や、バーストリード時等に休止状態となる第2の従来技術(特開平7−177015)とは異なり、通常動作状態において常に活性状態を維持しているので、休止状態から活性状態への移行等の動作は必要ではなく、第1実施形態においても入力信号に対して高速応答性を維持することができる。
【0057】
制御論理回路(Control Circuit)の具体例として、図7及び図8に第1具体例を、図9及び図10に第2具体例を示す。
【0058】
第1具体例は、図7に示すように、同期信号CLKのレベルコンバータ回路出力iCLKと、/RASのレベルコンバータ回路出力iRASの反転信号とをNAND論理回路で論理演算した結果を反転してラッチ信号aCLKとする構成である。図8に示すように、iCLK信号の立上がりエッジにiRAS信号がローレベルであるとき、ハイレベルのパルス状ラッチ信号aCLKを出力する構成である。
【0059】
同期信号CLKの立上がりエッジに、/RAS信号のみに注目してローレベルである場合にのみアドレス系信号BankAdd、Addをラッチする。即ち、ワード線活性化のために行(ロウ)アドレスを取り込むアクティブコマンド(ACTV)サイクルやプリチャージコマンド(PRE)サイクルの他、モードレジスタを設定するためのモードレジスタセットコマンド(MRS)サイクル等にアドレス系信号BankAdd、Addのラッチ動作を行う構成である。
【0060】
第2具体例は、図9に示すように、同期信号CLKのレベルコンバータ回路出力iCLKと、/RAS及び/CASのレベルコンバータ回路出力iRAS及びiCASのNAND論理出力とをNAND論理回路で論理演算した結果を反転してラッチ信号aCLKとする構成である。図10に示すように、iCLK信号の立上がりエッジにiRASあるいはiCAS信号がローレベルであれば、ハイレベルのパルス状ラッチ信号aCLKを出力する構成である。
【0061】
同期信号CLKの立上がりエッジに、/RASあるいは/CAS信号に注目して少なくとも何れか一方の信号がローレベルである場合にアドレス系信号BankAdd、Addをラッチする。即ち、/RAS信号がローレベルであるワード線活性化のために行(ロウ)アドレスを取り込むアクティブコマンド(ACTV)サイクルやプリチャージコマンド(PRE)サイクル等、また/CAS信号がローレベルである列(コラム)選択線活性化のために列(コラム)アドレスを取り込むリードコマンド(READ、READA)サイクルやライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル等、更に/RAS及び/CAS信号が共にローレベルであるモードレジスタを設定するためのモードレジスタセットコマンド(MRS)サイクル時にアドレス系信号BankAdd、Addのラッチ動作を行う構成である。
【0062】
次に、図11における第2実施形態では、アドレス系信号BankAdd、Addをラッチするラッチ信号aCLKを出力する制御論理回路(Control Circuit)に加え、データDQや書き込みマスク信号DQMをラッチするラッチ信号bCLKを出力する制御論理回路(Control Circuit)を備える構成である。
【0063】
ラッチ信号aCLKは、第1実施形態の場合と同様にアドレス系信号BankAdd、Addをラッチすべきサイクルで出力される信号である。第2実施形態では、制御論理回路(Control Circuit)は、アクティブコマンド(ACTV)サイクル、リードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等のコマンドサイクル毎に必要に応じて制御信号iCLK、iRAS、iCAS、iWEを入力信号としてコマンドサイクル毎に構成されており、各々のコマンドサイクルに応じて個別の制御論理回路(Control Circuit)がラッチ信号を出力し、コマンドサイクルにおけるアドレス系信号BankAdd、Addをラッチする。
【0064】
ラッチ信号bCLKは、データDQや書き込みマスク信号DQM等のデータ入力(書き込み)サイクルにおいて出力されるラッチ信号であり、iCLK、iRAS、iCAS、iWEの各信号を入力信号とし、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルにおいてラッチ信号を出力する。
【0065】
ここで、ラッチ信号aCLK、bCLKを受けてラッチ動作を行う構成のラッチ回路(Latch)としては、第1実施形態と同様に、2つのインバータ論理回路をリング状に接続した構成のラッチ回路において、少なくとも1つのインバータ論理回路をクロックドインバータ論理回路に置き換え、このクロックドゲートにラッチ信号aCLK、bCLKを入力したもの等が考えられる。
【0066】
図12に示す制御論理回路(Control Circuit)の具体例は、アクティブコマンド(ACTV)サイクルに対してラッチ信号aCLKを出力する回路例と、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルに対してラッチ信号bCLKを出力する回路例を示しており、図13は具体的な動作波形である。
【0067】
ラッチ信号aCLKの出力回路例では、アクティブコマンド(ACTV)サイクルであることを認識するため、/CS及び/RASが活性状態(ローレベル)であり且つ/CAS及び/WEが非活性状態(ハイレベル)である論理組合せを得るために、/CS及び/RASのレベルコンバータ回路出力iCS及びiRASと、/CAS及び/WEのレベルコンバータ回路出力の反転信号iCASb及びiWEbをNOR論理回路で受けて論理演算をし、この出力と同期信号CLKのレベルコンバータ回路出力iCLKとをNAND論理回路で論理演算した結果を反転してラッチ信号aCLKとする構成である。NOR論理回路によりアクティブコマンド(ACTV)サイクルであることが確認されたコマンドサイクルでのみラッチ動作を行うことができる。
【0068】
ラッチ信号bCLKの出力回路例では、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルであることを認識するため、NOR論理回路に活性状態を示すiCS、iCAS、及びiWEを入力すると共に、非活性状態を示すiRASbを入力するので、iCLKとのNAND論理回路結果を反転したラッチ信号bCLKは、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルでのみ出力される。
【0069】
図13では、ディセレクトコマンド(DSEL)サイクルに続き、アクティブコマンド(ACTV)サイクルからノンオペレーション(NOP)サイクルを経てライトコマンド(WRITE)サイクルに至る動作シーケンスを示している。図12に示す制御論理回路(Control Circuit)により、アクティブコマンド(ACTV)サイクルにおいては、ラッチ信号aCLKが出力されアドレス系信号BankAdd、Addがラッチされバンクアドレス及び行(ロウ)アドレスとして取り込まれ、ライトコマンド(WRITE)サイクルにおいては、ラッチ信号bCLKが出力されデータDQや書き込みマスク信号DQM等がラッチされる。
【0070】
ディセレクトコマンド(DSEL)サイクルやノンオペレーション(NOP)サイクルにおいては、図12に示す制御論理回路(Control Circuit)は活性化せず、不要なラッチ動作が発生することはない。
【0071】
また、アクティブコマンド(ACTV)サイクル以外のリードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等においては、図示しない個別の制御論理回路(Control Circuit)によりアドレス系信号BankAdd、Addのラッチ信号aCLKが出力される。
【0072】
従って、/CS、/RAS、/CAS、/WE等の制御信号(Control)の組合せが、アクティブコマンド(ACTV)サイクル、リードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等の各コマンドサイクルに対して個別の制御論理回路(Control Circuit)がラッチ信号aCLKを出力するので、アドレスピンからの入力を必要とする動作サイクルにのみ動的にアドレス系信号BankAdd、Addをラッチすることができ、またライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルにおいてにのみ動的にラッチ信号bCLKを出力する制御論理回路(Control Circuit)によりデータDQ等をラッチすることができるので、CKEピン等を利用するパワーダウンモード等のデバイスの休止状態ではなく通常の動作状態においても、ラッチデータの反転に伴うラッチ回路(Latch)における貫通電流やラッチ回路の出力信号線の充放電電流等を必要最小限に低減することができる。
【0073】
また、アドレス系信号BankAdd、Add、及びデータDQ等のラッチ回路(Latch)には、内部同期信号int.CLKに代えて制御論理回路(Control Circuit)の出力信号aCLK、bCLKがラッチ信号として入力されているので、内部同期信号int.CLKの駆動負荷を低減することができ、64メガビットSDRAMの場合を例にとれば、バンクアドレスBankAddを含めた14ビットのアドレス系信号に加え32ビットのデータDQを入力する入力バッファを備えており、今後の大容量化に伴う多ビット化や、高速化による動作周波数の増大からも、内部同期信号int.CLKの駆動負荷の低減による充放電電流の低減効果は大きなものとなる。
【0074】
更に、レベルコンバータ回路(Level Converter)については、第1実施形態と同様に、通常動作状態において常に活性状態を維持しているので、休止状態から活性状態への移行等の動作は必要ではなく、第2実施形態においても入力信号に対して高速応答性を維持することができる。
【0075】
次に、図14における第3実施形態では、アドレス系信号BankAdd、Addをラッチするラッチ回路(Latch)を、バンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレス用のラッチ回路(Latch)と列(コラム)アドレス用のラッチ回路(Latch)とで別々に設け、それぞれのアドレスAddが必要とされる動作条件において個別にラッチ動作を行うように、行(ロウ)アドレス用のラッチ回路(Latch)に対してはラッチ信号rCLKを出力する制御論理回路(Control Circuit)を備え、列(コラム)アドレス用のラッチ回路(Latch)に対してはラッチ信号cCLKを出力する制御論理回路(Control Circuit)を備える構成である。
【0076】
ラッチ信号rCLKは、バンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレスとしてアドレス系信号BankAdd、Addをラッチすべきサイクルで出力されるラッチ信号である。制御論理回路(Control Circuit)は、アクティブコマンド(ACTV)サイクルやプリチャージコマンド(PRE)サイクル等のコマンドサイクルに対して制御信号iCLK、iRASを入力信号として構成されており、同期信号CLKの立上がりエッジに同期して/RASがローレベルである場合に制御論理回路(Control Circuit)がラッチ信号rCLKを出力し、上記のコマンドサイクルにおけるアドレス系信号BankAdd、AddをラッチしてバンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレスの処理系に取り込む。
【0077】
同様に、ラッチ信号cCLKは、列(コラム)アドレスとしてアドレス系信号Addをラッチすべきサイクルで出力されるラッチ信号であり、リードコマンド(READ、READA)サイクルやライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル等のコマンドサイクルに対して制御信号iCLK、iCASを入力信号として制御論理回路(Control Circuit)が構成されており、同期信号CLKの立上がりエッジに同期して/CASがローレベルである場合にラッチ信号cCLKを出力する。そしてラッチされたアドレス系信号Addは、列(コラム)アドレスの処理系に取り込まれる。
【0078】
ここで、ラッチ信号rCLK、cCLKを受けてラッチ動作を行う構成のラッチ回路(Latch)としては、第1及び第2実施形態と同様に、2つのインバータ論理回路を接続してリング状の構成としたラッチ回路において、少なくとも1つのインバータ論理回路をクロックドインバータ論理回路に置き換え、このクロックドゲートにラッチ信号rCLK、cCLKを入力したもの等が考えられる。
【0079】
第3実施形態では、バンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレスについてはラッチ信号rCLKにより、また列(コラム)アドレスについてはラッチ信号cCLKにより各々のラッチ回路(Latch)がラッチ動作を行うが、ラッチ信号rCLKは、/RASがローレベルである場合あるいはアクティブコマンド(ACTV)サイクルやプリチャージコマンド(PRE)サイクル等のコマンドサイクルに対してのみ出力されて動的にラッチ動作を行わせることができ、ラッチ信号cCLKは、/CASがローレベルである場合あるいはリードコマンド(READ、READA)サイクルやライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル等のコマンドサイクルに対してのみ出力されて動的にラッチ動作を行わせることができる。そして、これら以外の動作サイクルにおいては制御論理回路(Control Circuit)は活性化せず、不要なラッチ動作が発生することはない。従って、CKEピン等を利用するパワーダウンモード等のデバイスの休止状態ではなく通常の動作状態においても、ラッチデータの反転に伴うラッチ回路(Latch)における貫通電流やラッチ回路(Latch)の出力信号線の充放電電流等を必要最小限に低減することができるので、低消費電流動作を実現できると共に、高速応答性をも確保することができる。
【0080】
また、ラッチ回路(Latch)には、内部同期信号int.CLKに代えて制御論理回路(Control Circuit)の出力信号rCLK、cCLKがラッチ信号として入力されているので、内部同期信号int.CLKの駆動負荷を低減することができると共に、ラッチ回路(Latch)をバンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレスの処理系と、列(コラム)アドレスの処理系とで分離した構成となっているので、各ラッチ回路(Latch)の駆動負荷は必要最小限にまで低減することができる。64メガビットSDRAMの場合を例にとれば、バンクアドレスBankAddを含めた14ビットのアドレス系信号BankAdd、Addについて上記効果が期待でき、今後の大容量化に伴う多ビット化や高速化による動作周波数の増大に対しても、内部同期信号int.CLKの駆動負荷及びアドレスのラッチ回路の駆動負荷は共に低減され充放電電流の低減効果は大きなものとなる。
【0081】
更に、レベルコンバータ回路(Level Converter)は、第1及び第2実施形態と同様に、通常動作状態において常に活性状態を維持しているので、入力信号に対して高速応答性を維持することができる。
【0082】
以上詳細に説明したとおり、第1実施形態においては、図5に示すようにバンクアドレスBankAdd入力回路(Level Converter)、及びアドレスAdd入力回路(Level Converter)の各出力信号を、制御論理回路(Control Circuit)の出力信号aCLKによりラッチする構成であり、ラッチ信号aCLKは、iCLK信号の立上がりエッジにiRAS信号がローレベルであるときハイレベルのパルス状信号を出力し(図7の第1具体例の場合)、あるいはiCLK信号の立上がりエッジにiRASあるいはiCAS信号がローレベルであれば、ハイレベルの信号を出力する(図9の第2具体例の場合)構成としているので、/CS、/RAS、/CAS、/WE等の制御信号(Control)の組合せが、アクティブコマンド(ACTV)サイクル、リードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等のアドレスピンからの入力が必要なコマンドサイクルにのみ動的にラッチ動作を行わせることができ、パワーダウンモード等のデバイスの休止状態ではなく通常の動作状態においても、ラッチデータの反転に伴うラッチ回路(Latch)における貫通電流やラッチ回路(Latch)の出力信号線の充放電電流等を必要最小限に低減することができる。
【0083】
また、アドレス系信号BankAdd、Addのラッチ回路(Latch)には、内部同期信号int.CLKに代えてラッチ信号aCLKが入力されているので、内部同期信号int.CLKの駆動負荷を低減することができ、今後の大容量化に伴う多ビット化や、高速化による動作周波数の増大からも、内部同期信号int.CLKの駆動負荷の低減による充放電電流の低減効果は大きなものとなる。
【0084】
更に、レベルコンバータ回路(Level Converter)は、通常動作状態において常に活性状態を維持しているので、信号入力時に休止状態から活性状態への移行等の動作は必要ではなく、入力信号に対して高速応答性を維持することができる。
【0085】
また、第2実施形態においては、図11に示すようにアドレス系信号BankAdd、Addのラッチ信号aCLKに加え、データDQや書き込みマスク信号DQMのラッチ信号bCLKを出力する制御論理回路(Control Circuit)を備えており、/CS、/RAS、/CAS、/WE等の制御信号(Control)の組合せが、アクティブコマンド(ACTV)サイクル、リードコマンド(READ、READA)サイクル、ライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル、モードレジスタコマンド(MRS)サイクル、プリチャージコマンド(PRE)サイクル等の各コマンドサイクルに対して個別の制御論理回路(Control Circuit)がラッチ信号aCLKを出力するので、アドレスピンからの入力を必要とする動作サイクルにのみ動的にアドレス系信号BankAdd、Addをラッチすることができ、またライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクルにおいてにのみ動的にラッチ信号bCLKを出力するので、データDQ等をラッチすることができる、デバイスの休止状態ではなく通常の動作状態においても、ラッチデータの反転に伴うラッチ回路(Latch)における貫通電流やラッチ回路の出力信号線の充放電電流等を必要最小限に低減することができる。
【0086】
また、アドレス系信号BankAdd、Add、及びデータDQ等のラッチ回路(Latch)には、内部同期信号int.CLKに代えてラッチ信号aCLK、bCLKが入力されているので、内部同期信号int.CLKの駆動負荷を低減することができ、今後の大容量化に伴う多ビット化や、高速化による動作周波数の増大からも、内部同期信号int.CLKの駆動負荷の低減による充放電電流の低減効果は大きなものとなる。
【0087】
更に、レベルコンバータ回路(Level Converter)は、通常動作状態において常に活性状態を維持しているので、信号入力に際して、休止状態から活性状態への移行等の動作は必要ではなく、入力信号に対して高速応答性を維持することができる。
【0088】
次に、第3実施形態においては、図14に示すようにアドレス系信号BankAdd、Addのラッチ回路(Latch)を、バンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレス用のラッチ回路(Latch)と列(コラム)アドレス用のラッチ回路(Latch)とで別々に設け、それぞれの動作条件において個別にラッチ動作を行うように、行(ロウ)アドレス用のラッチ信号rCLKと、列(コラム)アドレス用のラッチ信号cCLKとを出力する制御論理回路(Control Circuit)を別個に備えており、ラッチ信号rCLKは、/RASがローレベルあるいはアクティブコマンド(ACTV)サイクルやプリチャージコマンド(PRE)サイクル等のコマンドサイクルに対してのみ出力されて動的にラッチ動作を行わせ、ラッチ信号cCLKは、/CASがローレベルあるいはリードコマンド(READ、READA)サイクルやライトコマンド(WRITE、WRITEA)サイクル等のコマンドサイクルに対してのみ出力されて動的にラッチ動作を行わせることができるので、不要なラッチ動作が発生することはなく、デバイスの休止状態ではなく通常の動作状態においても、ラッチデータの反転に伴うラッチ回路(Latch)における貫通電流やラッチ回路(Latch)の出力信号線の充放電電流等を必要最小限に低減することができ、低消費電流動作と共に、高速応答性をも確保することができる。
【0089】
また、ラッチ回路(Latch)は、内部同期信号int.CLKに代えてラッチ信号rCLK、cCLKが入力されているので、内部同期信号int.CLKの駆動負荷を低減することができると共に、ラッチ回路(Latch)をバンクアドレスBankAddあるいは行(ロウ)アドレスの処理系と、列(コラム)アドレスの処理系とで分離した構成となっているので、各ラッチ回路(Latch)の駆動負荷は必要最小限にまで低減することができ、今後の大容量化に伴う多ビット化や高速化による動作周波数の増大に対しても、充放電電流の低減効果は大きなものとなる。
【0090】
更に、レベルコンバータ回路(Level Converter)は、通常動作状態において常に活性状態を維持しているので、入力信号に対して高速応答性を維持することができる。
【0091】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
【0092】
本実施形態においては、レベルコンバータ回路(Level Converter)の出力信号を制御論理回路(Control Circuit)の入力信号とする構成を示したが、レベルコンバータ回路(Level Converter)の出力信号をラッチ回路(Latch)にてラッチした信号を入力信号として制御論理回路(Control Circuit)に入力する構成とすることもできる。
【0093】
これにより、レベルコンバータ回路(Level Converter)の出力信号の駆動能力を必要最低限に抑えて電流消費を低減しながら、制御論理回路(Control Circuit)の論理演算には十分な駆動能力を有するラッチ回路(Latch)にてラッチした信号を入力信号として入力することができ、制御論理回路(Control Circuit)における動作を確実に行うことができる。
【0094】
また、本実施形態においては、レベルコンバータ回路(Level Converter)として図15に示すように差動増幅回路方式を例に説明をしたが、レベルコンバータ回路(Level Converter)はこれに限定されるものではなく、CMOS論理回路等で構成した回路を入力回路とすることもできる。
【0095】
また、同期信号CLKの立上がりエッジに同期して、コマンドサイクルを構成する制御信号を取り込むとして説明したが、立下がりエッジに同期して取り込む構成とするも可能である。
【0096】
更に、ラッチ回路(Latch)のラッチ信号の出力を、/CS、/RAS、/CAS、/WE等の制御信号の論理組合せによるコマンドにより行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、少なくとも1つの制御信号によりラッチ動作を行なわせる構成とすることもできる。
【0097】
本実施形態においては、64メガビット同期型ランダムアクセスメモリ(SDRAM)を例にとり説明したが、同期型の半導体記憶装置であればランダムアクセスメモリに限定されることはなく、スタティックラムやフラッシュメモリ等の各種の半導体記憶装置にも同様に適用できる。また記憶容量の多少に関わらず適用できる。
【0098】
(付記1) 同期信号を入力する第1入力回路と、制御信号を入力する1以上の第2入力回路と、個々のメモリセルにアクセスするために必要なアドレス、データ等の入力情報を入力する複数の第3入力回路とを備える同期式半導体記憶装置において、
前記第1入力回路の出力信号と、前記1以上の第2入力回路のうち少なくとも何れか1の第2入力回路の出力信号とを入力信号とする論理回路と、
前記第3入力回路の出力信号を、前記論理回路の出力信号に応じてラッチする第1ラッチ回路とを備えることを特徴とする同期式半導体記憶装置。
【0099】
(付記2) 前記論理回路は、
前記第1入力回路の出力信号を検出する検出回路と、
前記検出回路による前記第1入力回路の出力信号の検出時に、前記少なくとも何れか1の第2入力回路の出力信号が所定条件であることを確認する論理演算回路とを備え、
前記第1ラッチ回路は、
前記論理演算回路の出力信号を入力してラッチ動作を活性化する活性化回路を備え、
前記論理演算回路が前記所定条件であることを確認して前記活性化回路を駆動することに基づき、前記第3入力回路の出力信号をラッチすることを特徴とする付記1に記載の同期式半導体記憶装置。
同期信号の入力検出時に1以上の制御信号の論理関係を演算して所定条件であることを確認した場合に、入力されている情報入力信号のラッチ動作を活性化する。
これにより、第1入力回路の出力信号である同期信号の検出時に第2入力信号に入力される1以上の制御信号が所定条件であれば、第1ラッチ回路を活性化してメモリセルにアクセスする際に必要なアドレス、データ等の入力情報を入力する第3入力回路の出力信号をラッチし、所定条件に合致しない場合にはラッチ動作を行わないので、第3入力回路の入力端子に入力すべき信号がある場合にのみラッチ動作をすることができ、信号レベルが不定状態の際には同期信号により不要なラッチ動作をしてラッチデータが反転することはなく、通常の動作状態において動作サイクル毎にラッチ動作を動的に行うことができ、不要ラッチ動作によるデータ反転に伴う貫通電流等の電流消費やラッチ回路の出力信号線の充放電による電流消費が発生することはない。
【0100】
(付記3) 前記第1および第2入力回路の出力信号に基づき、前記第1ラッチ回路においてラッチされる前記第3入力回路の出力信号は、前記第1入力回路への前記同期信号の入力時に前記第3入力回路に入力されている前記アドレス、データ等の入力情報であり、
前記ラッチ動作は、前記同期信号の1サイクル内に完了することを特徴とする付記1又は2に記載の同期式半導体記憶装置。
同期信号の入力時にアドレス等の入力情報を受け付け、同期信号が完結する前に入力情報のラッチを完了する。
これにより、同一の同期信号に対して、制御信号を入力し、所定の論理関係にあればメモリセルアクセスに必要なアドレス、データ等の入力情報をラッチすることができるので、入力信号に対する高速応答性を実現することができる。
【0101】
(付記4) 前記第2入力回路の出力信号をラッチする第2ラッチ回路を備え、
前記論理回路に入力される前記第2入力回路の出力信号は、前記第2ラッチ回路の出力信号であることを特徴とする付記1又は2に記載の同期式半導体記憶装置。
ラッチされた制御信号に基づき論理演算をして、入力情報のラッチを行う。
これにより、第2入力回路の出力信号の駆動能力を必要最低限に抑えて電流消費を低減しながら、論理回路における論理演算には十分な駆動能力を有する第2ラッチ回路の出力信号を入力することができ、論理回路における動作を確実に行うことができる。
【0102】
(付記5) 前記第3入力回路のうち前記アドレスが入力されるアドレス入力回路は、
行アドレス用ラッチ回路と、列アドレス用ラッチ回路とを別個独立に備え、
更に、前記行アドレス用ラッチ回路のラッチ動作を制御する行アドレス用論理回路と、前記列アドレス用ラッチ回路のラッチ動作を制御する列アドレス用論理回路とを別個独立に備えることを特徴とする付記1又は2に記載の同期式半導体記憶装置。
行アドレスは、行アドレス用論理回路で制御された行アドレス用ラッチ回路によりラッチされ、列アドレスは、列アドレス用論理回路で制御された列アドレス用ラッチ回路によ りラッチされる。
これにより、アドレス用ラッチ回路の駆動すべき負荷を、行アドレス用ラッチ回路と列アドレス用ラッチ回路に分けて接続するので、各アドレス用ラッチ回路の駆動負荷を低減することができ、駆動時の電流消費を低減することができると共に、高速応答性を実現することができる。
【0103】
(付記6) 前記第2入力回路に入力される前記制御信号は、
/CS、/RAS、/CAS、もしくは/WEであることを特徴とする付記1に記載の同期式半導体記憶装置。
【0104】
(付記7) 前記論理回路の出力信号は、アクティブコマンド、リードコマンド、ライトコマンド、プリチャージコマンド、もしくはモードレジスタセットコマンドであることを特徴とする付記1又は2に記載の同期式半導体記憶装置。
【0105】
(付記8) 前記入力情報は書き込みマスク制御信号を含み、前記アドレスにはバンクアドレスを含むことを特徴とする付記1に記載の同期式半導体記憶装置。
【0106】
(付記9) 同期信号を入力する同期信号入力工程と、1以上の制御信号を入力する制御信号入力工程と、個々のメモリセルにアクセスするために必要なアドレス、データ等の入力情報を入力する情報入力工程とを備える同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法において、
前記同期信号入力工程により得られる出力信号と、前記制御信号入力工程により得られる1以上の出力信号とを入力する論理工程と、
前記論理工程により得られる出力信号に応じて、前記情報入力工程により得られる出力信号をラッチする第1ラッチ工程とからなることを特徴とする同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
【0107】
(付記10) 前記論理工程は、
前記同期信号入力工程により得られる出力信号を検出する検出工程と、
前記検出工程による検出時に、前記制御信号入力工程により得られる1以上の出力信号が所定条件であることを確認する論理演算工程とからなり、
前記第1ラッチ工程は、
前記論理演算工程により得られる出力信号が所定条件であることに基づき、前記情報入力工程により得られる出力信号をラッチするラッチ活性化工程からなることを特徴とする付記9に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
【0108】
(付記11) 前記第1ラッチ工程は、
前記同期信号入力工程の1サイクル期間内に、前記同期信号入力工程と並行して行われる前記情報入力工程により得られる前記出力信号のラッチを完了することを特徴とする付記9又は10に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
【0109】
(付記12) 前記制御信号入力工程により得られる前記出力信号をラッチする第2ラッチ工程からなり、
前記論理工程に入力される前記制御信号入力工程により得られる前記出力信号は、前記第2ラッチ工程により得られる出力信号であることを特徴とする付記9又は10に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
【0110】
(付記13) 前記第1ラッチ工程は、前記制御信号入力工程において入力される/CS、/RAS、/CAS、もしくは/WEの適宜な組合せにより実行されることを特徴とする付記9に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
【0111】
(付記14) 前記第1ラッチ工程は、前記論理工程により得られる出力信号が、アクティブコマンド、リードコマンド、ライトコマンド、プリチャージコマンド、もしくはモードレジスタセットコマンドである場合に実行されることを特徴とする付記9又は10に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
【0112】
(付記15) 前記情報入力工程において入力される前記入力情報は書き込みマスク制御信号を含み、前記アドレスにはバンクアドレスを含むことを特徴とする付記9に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
また、付記(6)および(13)では、制御信号として/CS、/RAS、/CAS、もしくは/WEが入力され、適宜な組合せにより入力情報がラッチされる。
これにより、同期式半導体記憶装置における制御信号である/CS、/RAS、/CAS、もしくは/WEを制御信号として入力情報のラッチ制御を行うことができるので、パワーダウンモード等の外部ピンによる同期式半導体記憶装置の休止状態時の低消費電流化とは異なり、通常の活性化状態において入力信号に対する高速応答性を妨げることなく動的に低消費電流動作を制御することができる。
また、付記(7)および(14)では、入力情報のラッチ動作を行う制御信号の論理演算結果が、アクティブコマンド、リードコマンド、ライトコマンド、プリチャージコマンド、もしくはモードレジスタセットコマンドである場合にラッチ動作を行う。
これにより、同期式半導体記憶装置におけるアクティブコマンド、リードコマンド、ライトコマンド、プリチャージコマンド、もしくはモードレジスタセットコマンドに対して入力情報のラッチ制御を行うことができるので、パワーダウンモード等の外部ピンによる同期式半導体記憶装置の休止状態時の低消費電流化とは異なり、通常の活性化状態において入力信号に対する高速応答性を妨げることなく動的に低消費電流制御をすることができる。
また、付記(8)および(15)では、入力情報には、入出力の制御である書き込みマスク制御、及びバンク切り替え機能を含む場合のバンクアドレスを含む。
これにより、同期式半導体記憶装置における書き込みマスク制御信号やバンクアドレスに対してもラッチ制御をするので、これらの信号入力が不定状態であるときにも不要なラッチ動作をすることはなく、消費電流の低減を図ることができる。
【0113】
【発明の効果】
本発明によれば、入力バッファの高速応答性を損なうことなく、通常の動作状態において必要される動作サイクルでのみ入力バッファ回路を活性化させて不必要な電流消費を低減することができ、入力信号に対する高速応答性を維持しながら低消費電流化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術における入力バッファ回路のブロック図である。
【図2】 従来技術における入力バッファ回路の動作波形図である。
【図3】 第1の従来例における入力バッファ回路である。
【図4】 第2の従来例における入力初段回路である。
【図5】 第1実施形態における入力バッファ回路のブロック図である。
【図6】 第1実施形態における入力バッファ回路の動作波形図である。
【図7】 第1実施形態における制御論理回路の第1具体例を示す回路図である。
【図8】 第1実施形態における制御論理回路の第1具体例の動作波形図である。
【図9】 第1実施形態における制御論理回路の第2具体例を示す回路図である。
【図10】 第1実施形態における制御論理回路の第2具体例の動作波形図である。
【図11】 第2実施形態における入力バッファ回路のブロック図である。
【図12】 第2実施形態における制御論理回路の具体例を示す回路図である。
【図13】 第2実施形態における入力バッファ回路の動作波形図である。
【図14】 第3実施形態における入力バッファ回路のブロック図である。
【図15】 レベルコンバータ回路の具体例を示す回路図である。
【図16】 ラッチ回路の具体例を示す回路図である。
【符号の説明】
aCLK、bCLK、rCLK、cCLK
ラッチ信号
ACTV アクティブコマンド
READ、READA リードコマンド
WRITE、WRITEA ライトコマンド
MRS モードレジスタコマンド
PRE プリチャージコマンド
/CS、/RAS、/CAS、/WE
制御信号

Claims (8)

  1. 制御信号と、アドレスおよびデータとが、同期信号の同じサイクルで入力される同期式半導体記憶装置において、
    前記同期信号を入力する第1入力回路と、
    前記制御信号のうちRAS信号を入力する第2入力回路と、
    前記制御信号のうちCAS信号を入力する第3入力回路と、
    前記アドレスを入力する第4入力回路と、
    前記データを入力する第5入力回路と、
    前記第1入力回路の出力信号と、前記第2入力回路の出力信号とを入力信号とする第1論理回路と、
    前記第1入力回路の出力信号と、前記第3入力回路の出力信号とを入力信号とする第2論理回路と、
    前記第1入力回路の出力信号と、前記第2入力回路の出力信号と、前記第3入力回路の出力信号とを入力信号とする第3論理回路と、
    前記第入力回路の出力信号のうちロウアドレスを、前記第1論理回路の出力信号に応じてラッチする第1ラッチ回路と
    前記第4入力回路の出力信号のうちコラムアドレスを、前記第2論理回路の出力信号に応じてラッチする第2ラッチ回路と、
    前記第5入力回路の出力信号を、前記第3論理回路の出力信号に応じてラッチする第3ラッチ回路と、
    を備えることを特徴とする同期式半導体記憶装置。
  2. 前記第1乃至第3論理回路は、
    前記第1入力回路の出力信号を検出する検出回路と、
    前記検出回路による前記第1入力回路の出力信号の検出時に、各々、記第2入力回路、前記第3入力回路、前記第2および第3入力回路の出力信号が所定条件であることを確認する論理演算回路とを備え、
    前記第1乃至第3ラッチ回路は、
    前記論理演算回路の出力信号を入力してラッチ動作を活性化する活性化回路を備え、
    前記論理演算回路が前記所定条件であることを確認して前記活性化回路を駆動することに基づき、前記第4および第5入力回路の出力信号をラッチすることを特徴とする請求項1に記載の同期式半導体記憶装置。
  3. 前記第1乃至入力回路の出力信号に基づき、前記第1乃至第3ラッチ回路においてラッチされる前記第4および第5入力回路の出力信号は、前記第1入力回路への前記同期信号の入力時に前記第4および第5入力回路に入力されている前記アドレスおよびデータの入力情報であり、
    前記ラッチ動作は、前記同期信号の1サイクル内に完了することを特徴とする請求項1又は2に記載の同期式半導体記憶装置。
  4. 前記第2および第3入力回路の出力信号をラッチする第ラッチ回路を備え、
    前記第1乃至第3論理回路に入力される前記第2および第3入力回路の出力信号は、前記第ラッチ回路の出力信号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の同期式半導体記憶装置。
  5. 同期信号を入力
    RAS信号を入力し、
    CAS信号を入力し、
    アドレスを入力し、
    データを入力し、
    前記同期信号と前記RAS信号とを第1の論理演算し、
    前記同期信号と前記CAS信号とを第2の論理演算し、
    前記同期信号と前記RAS信号と前記CAS信号とを第3の論理演算し、
    前記第1の論理演算の結果に基づいて、前記アドレスのうちロウアドレスをラッチし、
    前記第2の論理演算の結果に基づいて、前記アドレスのうちコラムアドレスをラッチし、
    前記第3の論理演算の結果に基づいて、前記データをラッチすること
    を特徴とする同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
  6. 前記第1乃至第3の論理演算は、
    前記同期信号力により得られる出力信号を検出
    前記検出の際各々、前記RAS信号、前記CAS信号、前記RAS信号および前記CAS信号が所定条件であることを確認
    記ラチは
    前記RAS信号、前記CAS信号、前記RAS信号および前記CAS信号が所定条件であることに基づき、前記アドレスおよび前記データをラッチすることを特徴とする請求項に記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
  7. 記ラチは
    前記同期信号の1サイクル期間内に、前記同期信号力と並行して入力される前記RAS信号および前記CAS信号のラッチを完了することを特徴とする請求項又はに記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
  8. 前記RAS信号および前記CAS信号をラッチ
    前記論理演算の際に入力される前記RAS信号および前記CAS信号は、前記ラッチの結果得られる出力信号であることを特徴とする請求項又はに記載の同期式半導体記憶装置の入力情報のラッチ制御方法。
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