JP4189774B2 - パチンコ球発射装置のハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動式パチンコ機において遊技盤面上にパチンコ球を発射するためのパチンコ球発射装置のハンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的にパチンコ球発射装置のハンドルは、パチンコ機の打球槌の弾発力を調整するための操作部材を回動操作可能に備えている。遊技者は、ハンドルの操作部材の回動角を調整することによって打球槌の弾発力を調整し、パチンコ球の入賞率が高く好ましい状態を選定し、その選定した位置に操作部材を固定的に保持して遊技を行うことが多い。
また、前記操作部材は、遊技者がハンドルから手を離したときには待機位置に復帰することが望ましい。その理由は、遊技者が遊技をやめた際に、操作部材が待機位置に復帰されない場合すなわち操作部材が弾発力を維持した状態を継続した場合、操作部材から手が離れることで内蔵のタッチセンサがオフすることにより球発射動作が停止する。このため次の遊技者は操作部材が待機位置に復帰していないことを知らずにハンドルの操作部材に触れてしまうことにより、前記タッチセンサがオンして球発射動作が開始されてしまい、遊技者の意に反してパチンコ球が前記弾発力でもって発射されてしまうからである。
【0003】
また、例えば実開昭53−83276号公報には、回転把手(本明細書でいう操作部材に相当する。)に目印(矢印及び線等)を付し、把手固定盤に読み取り装置(数字、線、記号等)を取り付けたハンドルが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパチンコ球発射装置のハンドルによると、ハンドルの操作部材から手を離せば、操作部材が内蔵のリターンバネによって待機位置に復帰し、パチンコ球発射装置はパチンコ球の発射動作を停止する。このため、再遊技時には操作部材の位置調整をやり直さなければならず面倒である。例えば、食事、トイレ、休憩等で席を離れる場合、打ち止めの場合、手を休めるだけのような小休止の場合等操作部材から手を離す機会は多く、前記操作部材の位置調整の頻度も多く、煩わしさを免れない。また再調整を避けるため、遊技者はハンドルを握り続けることが多く、心身共にストレスが与えられるため好ましくない。また、操作部材をコインやパチンコ球を使用して調整位置に固定することもあるが、その固定時及び固定解除時にハンドルの破損を招くことも多い。
【0005】
また、前記実開昭53−83276号公報のハンドルでは、遊技者が回転把手の好ましい位置の目印に対応する数字、線、記号等を覚えておけば、再遊技時に回転把手を位置合わせすればよい。しかしながら、数字、線、記号等を忘れてしまった場合には、やはり操作部材の位置調整をやり直さなければならず面倒であり、また数字、線、記号等を一々覚えておくのも面倒であるため実用性に欠ける。
【0006】
本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、遊技者が操作部材の調整位置を一々覚える必要が無く、再遊技時の操作部材の位置調整を簡便に行うことのできるパチンコ球発射装置のハンドルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
パチンコ機の打球槌の弾発力を調整操作する操作部材を備え、その操作部材が待機位置へ付勢されているパチンコ球発射装置のハンドルであって、
前記操作部材の調整した位置を記憶する位置記憶手段を設けると共に該位置記憶手段の記憶した位置に前記操作部材を位置合わせ可能に構成し、
前記操作部材は、固定側部材に回動可能に設けられ、
前記位置記憶手段は、前記固定側部材と前記操作部材との間で回動可能に設けられかつ記憶した位置に保持可能な記憶部材を備え、
さらに前記操作部材は、前記記憶部材に対して係脱可能でかつその係合により前記待機位置から回動する方向へ記憶部材を一緒に回動可能とされ、
また、前記操作部材を回動方向へ操作した状態で、前記記憶部材に対する前記操作部材の係合が解除されたときには、記憶部材が記憶した位置に保持されるとともに操作部材が待機位置に前記付勢により復帰可能とされ、
また、前記操作部材は、前記記憶した位置にある記憶部材に対する係合によりその位置に位置合わせ可能に構成されているパチンコ球発射装置のハンドルを提供する。
【0008】
上記のパチンコ球発射装置のハンドルによると、操作部材の調整した位置を位置記憶手段によって記憶しておくことにより、再遊技時に位置記憶手段により記憶した位置に操作部材を速やかに位置合わせすることができる。したがって、遊技者がハンドルの調整位置を一々覚える必要が無く、再遊技時の位置調整を簡便に行うことができる。
また、位置記憶手段の記憶した位置に位置合わせする操作力が解放されたときには、操作部材が待機位置に付勢により復帰される。これにより、遊技者が遊技をやめた際に操作部材が待機位置に復帰されない場合に生じた次の遊技者の意に反してパチンコ球が発射されるといった不具合を解消することができる。
【0009】
また、記憶部材に係合した操作部材を待機位置から回動する方向へ回動すると、その操作部材と一緒に記憶部材が回動される。そして、操作部材を回動方向へ操作した状態で、記憶部材に対する操作部材の係合が解除されると、記憶部材が記憶した位置に保持されるとともに操作部材が待機位置に復帰可能とされる。その後、記憶した位置にある記憶部材に操作部材を係合することにより、その操作部材を記憶した位置に位置合わせすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1,2について順に説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1について図1〜図11を参照して説明する。まず、パチンコ球発射装置について、その機構説明図を示した図3及びその分解斜視図を示した図4を参照して説明する。なお、本パチンコ球発射装置の基本的構成は、同一出願人が先に提案した特開平7−255908号公報に開示されたものとほぼ同様であるから、ここでは作用を述べるにとどめる。
【0011】
遊技者の手によって握られたハンドル1の操作部材2が回動されると、ハンドル軸3が回動するに伴い電動式モータ4が駆動する。モータ4の駆動によって回転するモータカム5は、打球槌6のカムローラ7と接触しつつ打球槌6を引張バネ(リターンバネともいう)8の付勢に抗して図3において支軸6aを中心に左回り方向に回動させる。モータカム5の先端部がカムローラ7を通過すると、打球槌6は引張バネ8の付勢によって急激に復帰回動する。すなわち、引張バネ8により、操作部材2が待機位置へ付勢されている。この打球槌6の復帰回動によって、発射レール9上に待機していたパチンコ球10が図示されないパチンコ機の遊技盤面上に発射される。
【0012】
また、前記ハンドル軸3の回動に伴いその軸3上のカム板11が回動し、傾動板12の中央部のカムローラ13を押動することで、その傾動板12が下端部の軸12aの回りに回動させられる。すると、傾動板12の上端部に連結された連係ロッド14を介して揺動板15がその中央部の揺動軸15aの回りに回動され、摺動板16が水平方向に移動する。摺動板16には引張バネ8の反打球槌6側の端部が掛止されているため、その摺動板16の位置を移動させることで打球槌6の弾発力の調整が行える。すなわち、ハンドル軸3の回動量が大きくなるにしたがって打球槌6の弾発力が大きくなり、逆にハンドル軸3の回動量が小さくなるにしたがって打球槌6の弾発力が小さくなる。なお、別設の調節つまみ17を回動させることにより調整板18を水平方向に移動し、前記揺動軸15aの位置すなわち揺動板15の支点を移動することによっても打球槌6の弾発力の調整が行える。
【0013】
次に、前記パチンコ球発射装置に実施されたハンドル1の実施の形態について詳述する。本ハンドル1を装備したパチンコ機のハンドル周辺部の正面図が図1にまた同側面図が図2にそれぞれ示されている。図1及び図2において、本ハンドル1は、パチンコ機の機枠の前面を開閉する前面枠20の下部に、前記パチンコ球発射装置の基板21とともに取り付けられている。またハンドル1は、基板21の前面の盛り上がり部21aに固定される前後のハンドル部材(本明細書でいう「固定側部材」に相当する。)22,23と、その両固定側部材22,23の間に回動可能に配置される操作部材2と記憶部材24とを備えている。なお、ハンドル1の分解側面図が図5に示されている。
【0014】
後側ハンドル部材23の正面図が図6(a)にまた同右側面図が同(b)にそれぞれ示されている。図6に示されるように、後側ハンドル部材23は、前面開口のほぼカップ状をなしており、その軸心部には前記ハンドル軸3を遊挿する開口孔25が形成されている。そのハンドル部材23の前面凹部には、ビス挿通孔26aを有しかつ前方へ突出する複数(図は2個を示す。)のボス26が等間隔すなわち180°間隔で形成されている。
【0015】
一方、前側ハンドル部材22の側面図が図9(a)にまた同背面図が同(b)にそれぞれ示されている。図9に示されるように、前側ハンドル部材22は、後面開口のほぼカップ状をなしており、その後面凹部には前記後側ハンドル部材23のボスと対応しかつねじ孔27aを有するボス27が形成されている。
【0016】
また、操作部材2の側面図が図8(a)にまた同背面図が同(b)にそれぞれ示されている。図8に示されるように、操作部材2はほぼ円板状をなしており、その軸心部には前記ハンドル軸3を軸移動可能に挿通する連結孔28が形成されている。また操作部材2には、前記後側ハンドル部材23の各ボス26をそれぞれ挿通するとともにその後側のハンドル部材23との相対的な回転を許容する円弧状をした一対の窓部29が対称状に形成されている。
【0017】
また、記憶部材24の側面図が図7(a)にまた同背面図が同(b)にまた同側断面図が同(c)にそれぞれ示されている。図7に示されるように、記憶部材24はほぼ円板状をなしており、その軸心部には前記ハンドル軸3を回転可能に挿通する軸孔30aを有する円筒部30が形成されている。また、記憶部材24には、一対の窓部31が前記操作部材2の窓部29と同様に形成されている。さらに、記憶部材24には、窓部31の円周線上に位置するボス24aが突出されている。
【0018】
前記操作部材2及び記憶部材24は、前記両ハンドル部材22,23の固定ビス32による取付け前において後側ハンドル部材23のボス26にそれぞれ窓部29,31を嵌挿することによって回動可能に配置される。また、後方からパチンコ機の前面枠20及び基板21を通したハンドル軸3は、後側ハンドル部材23の開口孔25、記憶部材24の軸孔30a、操作部材2の連結孔28に挿通されている。ハンドル軸3の先端部には、スナップリングからなる抜け止めリング33が止着されている(図5参照)。
【0019】
図5に示すように、後側ハンドル部材23と記憶部材24との間におけるハンドル軸3の部分には、記憶部材24の後方への移動を阻止するためのカラー34が止着されている。また、操作部材2及び記憶部材24との間には、当該部分のハンドル軸3に嵌挿されたコイルバネからなる第1のバネ35が介在されている。第1のバネ35は、常には、操作部材2及び記憶部材24を相反方向に付勢している。すなわち、第1のバネ35により、操作部材2が記憶部材24に対する係合を解除する方向へ付勢されている。
【0020】
また、後側ハンドル部材23のボス26と記憶部材24のボス24aには、その記憶部材24を待機位置すなわち非操作位置に付勢する(図7(b)において右回り方向に付勢する。)ためのゴム環からなる弾性部材36が掛止される。なお、弾性部材36としては、ゴム環に代えてコイルバネを使用しても良い。すなわち、弾性部材36により、記憶部材24が待機位置へ付勢されている。
【0021】
操作部材2及び記憶部材24の両外周部には、軸方向に関し係脱可能な係合凸部37aと係合凹部37bとからなる係合手段37(図5参照)が設けられている。なお本形態では、操作部材2に係合凸部37aが設けられ、記憶部材24に係合凹部37bが設けられているが、逆配置にすることも可能である。
【0022】
後側ハンドル部材23と記憶部材24との間には、打球槌6の弾発力を強くする方向への記憶部材24の回動を許容し、その逆方向の回動を阻止するラチェット機構38(図10参照)が組み込まれている。ラチェット機構38は、図10に説明図で示すように係合歯(符号省略)を有するラチェット車39と、そのラチェット車39と係合する係合部材40とから構成される。図10(a)は側断面図、(b)は右側面図である。ラチェット車39は、記憶部材24の円筒部30の外周面に形成されている。係合部材40は、ほぼ軸状に形成されており、後側ハンドル部材23の上端部に形成されたガイド筒部23aに対し軸方向にスライド可能に設けられている。係合部材40は、その先端部(図示下端部)に係合爪40aを有し、また他端部(図示上端部)に解除つまみ40bを有している。また、係合部材40の中央部に遊嵌されたリングワッシャ41と前記係合爪40aとの間には、当該部分の係合部材40に嵌挿されたコイルバネからなる第2のバネ42が介在されている。第2のバネ42は、常には、係合部材40をラチェット車39に押しつける方向(図示下方)に付勢している。すなわち、第2のバネ42により、係合部材40がラチェット車39に係合する方向に付勢されている。
【0023】
前記パチンコ球発射装置のハンドル1の操作手順について述べる。通常は、操作部材2が第1のバネ35の付勢によって、図11(a)に側面図で示されるように記憶部材24と開離した状態に付勢されており、係合凹部37bに対する係合凸部37aの係合が解除されている。このとき、操作部材2は、ハンドル軸3と回転方向に対し同時回転可能に固定されているため、球発射装置の引張バネ8(図3参照)の弾性力により定位置(待機位置)に付勢されている。また記憶部材24は、弾性部材36の弾性力により定位置(待機位置)に付勢されている。
【0024】
この状態から、遊技者が操作部材2を第1のバネ35の付勢に抗して記憶部材24に押しつけることにより、図11(b)に示されるように操作部材2の係合凸部37aが記憶部材24の係合凹部37bと係合する。この状態で、操作部材2を回動させると、ハンドル軸3が回動されて、パチンコ球10が発射されるとともに記憶部材24が同時に回動する。その記憶部材24の回動により、ラチェット車39が係合部材40を第2のバネ42の付勢に抗して押し上げながら、打球槌6の弾発力を強くする方向へ回動していく。そして、遊技に好ましいと思われる位置で回動を停止し、遊技を行えばよい。
【0025】
ときに、遊技者が休憩等に際し手をハンドル1から離すと、操作部材2に対する操作力が解放される。すると、第1のバネ35の弾性力により操作部材2が前方へ押し戻されることにより、係合凹部37bに対する係合凸部37aの係合が解除され、操作部材2が球発射装置の引張バネ8の弾性力によって待機位置に復帰する。
【0026】
また、記憶部材24は、係合部材40によるラチェット車39の戻り止め作用により前記回動位置(遊技に好ましい位置)に保持される。この記憶部材24によって、操作部材2の調整した位置を記憶しておくことができる。なお、本形態の場合、記憶部材24、係合手段37及びラチェット機構38によって、本発明でいう位置記憶手段が構成されている。
【0027】
遊技者が再遊技する場合には、操作部材2を第1のバネ35の付勢に抗して記憶部材24に軽く押しつけながら回動させていくと、操作部材2の係合凸部37aが記憶部材24の係合凹部37bと係合する。その係合した位置が遊技に好ましい位置となる。したがって、再遊技時に記憶部材24の記憶した位置すなわち調整位置に記憶部材24を速やかに位置合わせすることができ、これにより遊技者がハンドル1の調整位置を一々覚える必要が無く、再遊技時の位置調整を簡便に行うことができる。また、これにより遊技者が視線をハンドル1に向ける必要がないので、直ぐに遊技に集中することができて便利である。
また、従来では、手で操作部材を調整した位置に維持するには、引張バネの弾性力に抵抗する力が必要であるため長時間にわたって遊技するには大変疲れるが、本実施の形態によると、操作部材2を軽く押して記憶部材24の係合凹部37bに操作部材2の係合凸部37を係合させた状態を維持するだけで操作部材2を調整した位置に維持することができるで、長時間遊技した際にも疲れが少なくて済む。
【0028】
また、記憶部材24を待機位置に復帰させたい場合には、係合部材40の解除つまみ40bを第2のバネ42の弾性に抗して引き上げることにより、ラチェット車39に対する係合爪40aの係合が解除されるため、記憶部材24は弾性部材36の弾性力により定位置に復帰する。
【0029】
〔実施の形態2〕
実施の形態2について図12〜図15を参照して説明する。本実施の形態2は実施の形態1の一部を変更したものであるからその変更部分について詳述し、実施の形態1と同一もしくは実質的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。本形態は、前記実施の形態1の機械的な位置記憶手段に代えて、電気的に調整位置を記憶する位置記憶手段を組み込んだものである。
【0030】
ハンドル1を装備したパチンコ機のハンドル周辺部の正面図が図12に示され、また同側面図が図13に示され、またパチンコ球発射装置のハンドル1の機構説明の分解斜視図が図14に示されている。本ハンドル1は、基板21とともにパチンコ機の前面枠20に固定される前後のハンドル部材22,23と、その両ハンドル部材22,23の間に回動可能に配置される操作部材(発射レバーともいう)2とを備えている。
【0031】
後側ハンドル部材23内には、ハンドル軸3の回転角を検出するロータリエンコーダ45が内蔵されている(図13参照)。なお、ロータリエンコーダ45は、本明細書でいう「操作部材の操作量を電気的に検知する検知手段」に相当している。
【0032】
一方、前記基板21の正面には、ハンドル1の上方近くにおいて、7セグメント型の操作量表示部46及び記憶位置表示部47が左右に並んで組み込まれているとともに、記憶位置表示部47の左右に押しボタン型のセットスイッチ48及びリセットスイッチ49が組み込まれている(図12参照)。なお、操作量表示部46及び記憶位置表示部47は、図12では2桁表示のものが示されているが、1桁表示にしても良い。
【0033】
次に、ロータリエンコーダ45、両表示部46,47及び両スイッチ48,49を含む演算装置について図15のブロック図を参照して説明する。ハンドル1の操作部材2を回すと、ロータリエンコーダ45からハンドル軸3の回動角度に対応したパルス信号がパルスカウンタ50に出力される。パルスカウンタ50は、前記信号のパルス数をカウントし、演算した数に応じた信号を液晶ドライバ51に出力する。液晶ドライバ51は、操作量表示部46に対して表示信号を出力し、前記パルスカウンタ50が演算した数値を操作量表示部46に電気的に表示させる。また、セットスイッチ48が押されると、前記パルスカウンタ50が演算した数値が位置記憶部52に出力されて記憶され、その記憶された数値が記憶位置表示部47に電気的に表示される。また、リセットスイッチ49が押されると、前記位置記憶部52がリセットされる。
【0034】
上記パチンコ球発射装置のハンドル1において、通常は、ハンドル1の操作部材2は引張バネ8(図4参照)の弾性力により定位置(待機位置)に付勢されているため、操作量表示部46の数値は「0」となる。また記憶位置表示部47の数値もリセットスイッチ49の操作により「0」となる。
【0035】
この状態から、遊技者がハンドル1の操作部材2を回動させると、ハンドル軸3が回動されてパチンコ球10が発射されるとともに、その操作部材2の回転角に応じた数値が操作量表示部46に表示される。そして遊技に好ましいと思われる位置で操作部材2の回動を停止して遊技を行えばよい。また遊技に好ましい位置において、セットスイッチ48を押すと、その時点の操作量表示部46に表示された数字、例えば「9」が記憶位置表示部47に表示される。
【0036】
ときに、遊技者が休憩等に際し手をハンドル1から離すと、操作部材2に対する操作力が解放される。すると、第1のバネ35の弾性力により操作部材2が押し戻されることにより、操作量表示部46の数値は「0」に戻る。また記憶位置表示部47の数値は前記セットスイッチ48を操作した時点の数値すなわち「9」を表示し続ける。
【0037】
遊技者が再遊技する場合には、操作部材2を第1のバネ35の付勢に抗して記憶部材24に押しつけながら回動させていき、操作量表示部46の数値が記憶位置表示部47の数値例えば「9」になるまで、すなわち同じ操作量に合うように回動させれば、操作部材2は好ましい位置となる。また、記憶位置表示部47を「0」にリセットさせる場合には、リセットスイッチ49を押せばよい。
【0038】
上記の実施の形態では、モータ式球発射装置に適用したものを開示したが、これに限らず、どの様な形式の球発射装置にも適用することができる。また、例えば、実施の形態2をソレノイド式球発射装置に適用する場合、その球発射装置では操作部材の回動量を検知する検知手段に対応した信号に基づいて打球槌の弾発力を調整するように構成されているため、ロータリエンコーダ45の代わりに前記検出手段を流用することにより簡単な構成とすることができる。
【0039】
【発明の効果】
本発明のパチンコ球発射装置のハンドルによれば、遊技者が操作部材の調整位置を一々覚える必要が無く、再遊技時の操作部材の位置調整を簡便に行うことができる。よって遊技者は、席を離れる場合、打ち止めの場合、手を休めるだけのような小休止の場合等に気軽に操作部材から手を離すことができ、リラックスして遊技を楽しむことができる。また、操作部材コインやパチンコ球を使用して調整位置に固定する必要性も失われるため、ハンドルの破損防止にも有効である。
また、位置記憶手段の記憶した位置に位置合わせする操作力が解放されたときには、バネの弾性力により操作部材が待機位置に復帰されることにより、遊技者が遊技をやめた際に操作部材が待機位置に復帰されない場合に生じた次の遊技者の意に反してパチンコ球が発射されるといった不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のハンドル周辺部を示す正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】パチンコ球発射装置の機構説明図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】ハンドルの分解側面図である。
【図6】後側ハンドル部材の説明図である。
【図7】記憶部材の説明図である。
【図8】操作部材の説明図である。
【図9】前側ハンドル部材の説明図である。
【図10】ラチェット機構を示す説明図である。
【図11】記憶部材と操作部材との関係を示す説明図である。
【図12】実施の形態2のハンドル周辺部を示す正面図である。
【図13】同側面図である。
【図14】同分解斜視図である。
【図15】演算装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 ハンドル
2 操作部材
6 打球槌
8 引張バネ
22 前側ハンドル部材(固定側部材)
23 後側ハンドル部材(固定側部材)
24 記憶部材
35 第1のバネ
36 弾性部材
38 ラチェット機構
39 ラチェット車
40 係合部材
42 第2のバネ
45 ロータリエンコーダ(操作部材の操作量を電気的に検知する検知手段)
46 操作量表示部
47 記憶位置表示部
48 セットスイッチ
49 リセットスイッチ

Claims (1)

  1. パチンコ機の打球槌の弾発力を調整操作する操作部材を備え、その操作部材が待機位置へ付勢されているパチンコ球発射装置のハンドルであって、
    前記操作部材の調整した位置を記憶する位置記憶手段を設けると共に該位置記憶手段の記憶した位置に前記操作部材を位置合わせ可能に構成し、
    前記操作部材は、固定側部材に回動可能に設けられ、
    前記位置記憶手段は、前記固定側部材と前記操作部材との間で回動可能に設けられかつ記憶した位置に保持可能な記憶部材を備え、
    さらに前記操作部材は、前記記憶部材に対して係脱可能でかつその係合により前記待機位置から回動する方向へ記憶部材を一緒に回動可能とされ、
    また、前記操作部材を回動方向へ操作した状態で、前記記憶部材に対する前記操作部材の係合が解除されたときには、記憶部材が記憶した位置に保持されるとともに操作部材が待機位置に前記付勢により復帰可能とされ、
    また、前記操作部材は、前記記憶した位置にある記憶部材に対する係合によりその位置に位置合わせ可能に構成されている
    ことを特徴とするパチンコ球発射装置のハンドル。
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