JP4189688B2 - 手書き情報入力システム用の被書き込み媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、手書きの文字などをコンピュータ等に入力する手書き情報入力装置を用いて、被書き込み媒体に手書きした筆記形状を、デジタル情報に変換して記録できる手書き情報入力システム用の被書き込み媒体に関する。
近年、手書きによる筆記形状を、デジタルデータに変換して記録するための手書き入力システムが開発されている。例えば、特表2003−500778号公報は、無数個のドットからなる検出マーカーを表面に印刷した用紙と、検出マーカーを読み取ることのできるペン形状の手書き情報入力装置とを備えたシステムを開示している。この検出マーカーは、ドットを所定の規則に従って配列して形成されており、その検出マーカーの配列規則を解析することにより、絶対的な位置情報を得ることができるようになっている。手書き情報入力装置は、読取り用の光源と、検出マーカーの二次元イメージを取得するセンサと、取得した検出マーカーを解析して位置を決定するプロセッサと、を備えている。使用方法は、手書き情報入力装置を、用紙の上で、手書き筆記する要領で動かすだけである。手書き情報入力装置のセンサは、装置の移動と共に変化する検出マーカーを所定の時間間隔で記録し、プロセッサは、記録された複数の検出マーカーをそれぞれ解析し、それらの解析データを結合する。これにより、手書き情報入力装置の移動の軌跡についてのデジタルデータが得られる。手書き情報入力装置に、ペン等の実際に筆記できる機能を備えることにより、筆記した書面と、その筆記内容のデジタル情報とを同時に作成することができる。
また、特表2003−503905号公報は、上記の用紙に描かれた図形を、手書き情報入力装置によりデジタル情報に変換するシステムを開示している。このシステムでは、手書き情報入力装置は、図形を読み取る時に、その図形の周囲の検出マーカーを同時に読み取っている。図形のデータと、対応する描画位置の検出マーカーとをプロセッサで解析することにより、図形の形状及びその描画位置をデジタルデータに変換することができる。この方法によれば、1つの図形を複数回に分けて読み取って、複数個の部分的な図形データを取得し、その複数の図形データをプロセッサで結合することにより、元の図形のデジタルデータを得ることができる。
特表2003−508831号公報は、ホワイトボードのように、記入と消去を繰り返す形態に対応したシステムを開示している。この発明の一例では、システムは、検出マーカーを印刷したプラスチックシートと、2種類の検出マーカー読み取り装置とから構成されている。これらは、既存のホワイトボードセットに取り付けて使用される。プラスチックシートを既存のホワイトボードに取り付け、手書き情報入力装置をペン及び文字消しに取り付ける。このシステムでは、ペン書きした内容を記録することと、文字消しにより消去されたこととを結合することにより、1回ごとの記入データを、別のシート上の記入として分離することができる。
特表2003−500777号公報は、上述の特表2003−500778号公報に記載されたシステムの応用例を開示している。検出マーカーを印刷した注文票に、手書き情報入力装置付きのペンでチェックを入れることにより、注文枠内の検出マーカーを手書き情報入力装置で読み取る。この読取りデータから、注文した商品データのデジタル情報を作成することができる。
これらの手書き入力システムは、筆記形状をリアルタイムで出力することはもちろん、筆記後に筆記形状を読み取ることもできる。また、このシステムは、筆記形状のデジタルデータを、無線方式によって外部装置に送信することができるので、コード配線が不要になり、様々なスタイルの使用形態に柔軟に対応できる利点がある。
この手書き情報入力システムでは、正確な位置情報を得るために、専用の被書き込み媒体に印刷された検出マーカーを正確に読取ることが要求される。そのため、白色系の用紙に黒色又は濃青色等の黒色系インキでドットを印刷し、さらに、ドットの寸法を大きくしている。
しかし、黒色系インキは、用紙表面の色との色差が大きいため、ドットの存在が容易に認識されて使用者に違和感を与える。さらに、多数のドットを印刷した用紙は、全体的に灰色っぽくなり、外観が悪くなる。また、検出マーカーを、例えば小切手、トラベラーズチェック、及び証券等の偽造防止用に風景画等の緻密な模様を施した用紙や、カードやレターセット等の意匠的な装飾模様を施した用紙に印刷すると、模様の美観や外観体裁を著しく損なう恐れがある上に、読取りシステムが模様を検出マーカーと誤認して検出マーカー読取りが不正確になる恐れがある。
さらに、ドットの寸法が大きくなると、筆記者により大きな違和感を与えるだけでなく、実際に用紙に記入した文字とドットとが重なって、記入した内容を視認しにくくなる問題もある。
そこで本発明の目的は、ドットが目立たず、手書き情報入力装置が検出マーカーを正確に読み取ることのできる手書き情報入力システム用の被書き込み媒体を提供する。
本発明の別の目的は、被書き込み媒体と手書き情報入力装置とを備えた手書き情報入力システムであって、被書き込み媒体が、目立たないが、上記入力装置による読取りのミスが少ない検出マーカーを備えている手書き情報入力システムを提供する。
本発明の被書き込み媒体は、シート状の基体の表面に、赤外線吸収染顔料を含有した小寸法のドットが印刷されている。印刷部分(ドット)と非印刷部分(基質の地部分)との色差ΔE* ab(p−p)が、380〜780nmの可視光の下で、60以下にされている。色差ΔE* ab(p−p)は、L*** 表色系の測定値から、下記の数式1を用いて算出される。
Figure 0004189688
ここで、ΔE* ab(p−p)は、印刷部分と非印刷部分との色差、ΔL * p−p)は、印刷部分と非印刷部分との明度L*の差、Δa * p−p)は、印刷部分と非印刷部分との色度a*の差、及びΔb * p−p)は、印刷部分と非印刷部分との色度b*の差である。色差ΔE* ab(p−p)は、視覚的に認識される色の差を推定するのに適しており、色差ΔE* ab(p−p)が大きいほど、視覚的に感じる色の違いが大きくなる。
よって、本発明の被書き込み媒体は、可視光下における印刷部分(ドット)と非印刷部分との間の色差ΔE* ab(p−p)を60以下にすることにより、従来の黒色系のドットに比べて視覚的に目立たず、用紙の外観に与える影響を少なくできる。
印刷部分と非印刷部分との色差ΔE* ab(p−p)が60を超えると、印刷部分であるドットの存在がかなり目立ち、筆記者が文字を記入することに躊躇を覚えるので、好ましくない。色差ΔE* ab(p−p)が60以下であると、インキにより形成されたドットが気にならない程度になり、筆記者が受ける違和感が小さくなる。
さらに、色差ΔE* ab(p−p)が40以下になると、ドットが殆ど視認できなくなり、筆記者の受ける違和感がほとんどなくなるので好ましい。さらに、色差ΔE* ab(p−p)が20以下になると、ドットは完全に見えなくなり、筆記者はドット12の存在すら認識せず、通常の用紙と同様の感覚で使用できるので、より好ましい。最も好ましい色差ΔE* ab(p−p)の範囲は、10〜20である。
本発明では、印刷部分と非印刷部分との色差ΔE* ab(p−p)と、実際にドットを印刷した被書き込み媒体の感覚的な違和感を前もって相関付けて、好適な色差ΔE* ab(p−p)の範囲を定めているので、ドット印刷用のインキ色の選定、及びインキ色の適否の判断を、人の主観に左右されず、機械的に決定できる利点がある。
また、ドットが、赤外線吸収染顔料を含んでいるので、被書き込み媒体に赤外線光を照射すると、ドットの赤外線吸収量と非印刷部分の赤外線吸収量が大幅に異なり、赤外線領域におけるS/N比が十分に高くできる。よって、その波長領域の反射像を撮影するセンサを用いて、検出マーカーを精度よく読取ることが可能である。
本発明において、ドットとは、点状に印刷されたものを意味しており、拡大したときの詳細な形状は、円形、楕円形、多角形、バツ形(×)やスラッシュ(/)などの線から成る形状、又はそれらを組み合わせた形状など、さまざまな形状にすることができる。
また、本発明において、手書き情報入力装置とは、被書き込み媒体に手書きで記入された文字や形状を、デジタルデータに変換して外部装置に入力する装置全般を指している。この装置は、少なくとも、被書き込み媒体の表面に印刷された検出マーカーを読み取るカメラ機能部と、検出マーカーの配列を解析するプロセッサと、データを転送する通信部とを備えている。さらに、手書き情報入力装置は、他の機能を付加することにより、多様なバリエーションがある。例えば、文字を記入できるようにしたペン機能を付加してペン型入力装置、既存のペンに取り付けて使用するアタッチメント型入力装置などが含まれる。
本発明の被書き込み媒体11は、図1に示すように、シート状の基体の表面に、複数のドット12を印刷して形成されている。複数のドット12は、特定の規則性に従って配列されて検出マーカー14を形成している。ドット12は、赤外線吸収染顔料を含有しており、ドット12と、非印刷部分15の表面との間の色差ΔE* ab(p−p)は、380〜780nmの可視光の下で、60以下の範囲内である。
色差ΔE* ab(p−p)は、L*** 表色系(JIS Z 8729)により表示される明度L*、および色度a*、b*を用いて計算される。L*** 表色系とは、物体色の表示方法であり、色の表現を定量的に表現するのに用いられている。明度L*は、100に近づくにつれ白色が濃くなり、0に近づくと黒色が濃くなることを示す。色度a*は、値が正方向に高くなると赤色、負方向に値が高くなると緑色が濃くなることを示す。色度b*は、値が正方向に高くなると黄色、負方向に値が高くなると青色が濃くなることを示す。例えばa* =−20、b* =20の場合は黄緑系統の色であり、a* =20、b* =−20の場合は紫系統の色であり、a* =−20、b* =−20の場合は青緑系統の色である。また、L*** 表色系は、CIE(国際照明委員会)で定めるCIE LEBの表示方法と合致している。
色差
Figure 0004189688
は、2つの色をLab色空間の座標系にポイントして、その2つのポイント間の距離を算出したものである。色差ΔE* ab(p−p)は、視覚的に感じる色の差にほぼ一致するとされている。そのため、L*** 表色系を用いてドット12と非印刷部分15との色差ΔE* ab(p−p)を数値化してあると、元来筆記者の趣味感(主観)により左右される、被書き込み媒体上のドット12の存在により筆記者が受ける感覚的な違和感を定量的に規定できる。
色差ΔE* ab(p−p)が60を超えると、ドット12が異常に目立ち、被書き込み媒体として使用するのに躊躇を覚えるので、適さない。色差ΔE* ab(p−p)を60以下にすると、筆記者が使用しやすくなり、40以下にすると、筆記者は違和感なく使用でき、さらに20〜0にすると、筆記者は印刷の存在すら殆ど認識せず、快適に使用できる。使用者の視覚的な使用感を基準として、理想的な色差を設定するならば、ΔE* ab(p−p)=0が最適である。無色の赤外線吸収染顔料を用いる場合は、色差を0にすることも可能である。通常は、しかし、ドット12の着色は、赤外線吸収顔料の色に起因するので、色差ΔE* ab(p−p)を10以下にすると、ドット12中の赤外線吸収染顔料の濃度が低くなりすぎることが明らかになった。よって、実際に使用するドット12では、色差ΔE* ab(p−p)が10〜20の範囲にあることが好適である。
このドット12は、赤外線吸収能を有する染料および/又は顔料を含む赤外線吸収染顔料含有インキで印刷されている。被書き込み媒体11に赤外線光を照射すると、ドット12では赤外線光がほとんど吸収され、非印刷部分15では一部又は全部が反射される。そのため、被書き込み媒体11の表面の赤外線像を撮影すると、ドット12が赤外線を吸収するので黒く写り、その他の非印刷部分15が赤外線を反射して明るく写る。
ドット12の検出マーカー14は、その位置を一義的に決定できるように計算されており、例えば縦5個×横5個のドット12の小さい配列から、用紙上の絶対位置を知ることができる(特表2003−500777号公報および特表2003−500778号公報を参照)。
また、ドット12と非印刷部分15との赤外線反射率の差を、プリントコントラストシグナル(PCS)により評価すると、800〜1000nmの近赤外線の照射時のPCSは、0.5〜1であるのが好ましい。ここで、PCSは、下記の数式2で定義する。
Figure 0004189688
数式2から分かるように、PCSは、非印刷部分とドットの光の反射率の差を非印刷部分の反射率で除算して規格化したものであり、最大値は1である。PCS値が1に近いほど非印刷部分15とドット12との反射率の差が大きく、手書き情報入力装置1がドット12を感度良く検出できる。一方、PCS値が0に近づくと、非印刷部分15とドット12との反射率の差が小さくなり、手書き情報入力装置1がドット12の読取りミスを起こすおそれがある。
通常用いられる手書き情報入力装置1では、発光部9の最大波長が、概ね800〜1000nmであり、この波長領域で撮像素子10がドット12を感度よく検知する。よって、この波長におけるPCSを規定するのが効果的である。この波長領域におけるドット12の吸収率が100%(PCS=1)であるのが、高いS/N比が得られるので理想的である。
しかし、実際にはドット12の吸収率がPCS=1になることは殆どないので、PCS=0.5〜1の範囲内にあるのが好ましい。PCSが0.5より小さいと、撮像素子10が、ドット12を十分に識別することが困難になり、読取りエラーを起こす可能性があるので好ましくない。
本来、色差ΔE* ab(p−p)とPCSとは、直接的に関係しない。しかしながら、赤外線吸収染顔料が通常は、有色であるので、赤外線吸収染顔料の含有量が増加してPCSが上昇すると、色差も大きくなる傾向がある。通常使用される赤外線吸収染顔料の場合、色差ΔE* ab(p−p)を10以上にすると、好ましいPCSの値が得られることが明らかになった。
被書き込み媒体11の基体は、白色、クリーム色、オフホワイト、アイボリー等の白又は黄みの白にすると、非印刷部分15の赤外線反射率が高くなり、これによりドット12のS/N比が大きくなるので好ましい。
ドット12の色は、どのような色でも使用することができるが、特に、白、黄色、あるいは緑色系染顔料を含んだインキを用いるのが、視覚的に与えるイメージがよく、使用時の違和感を少なくできるので好ましい。
ドット12の色は、ペンによる筆記部分の色との色差ΔE* ab(p−b)が50以上であるのが好ましい。色差ΔE* ab(p−b)を60以上にすると、より好ましい。ドットとペンの筆記部分との色差ΔE* ab(p−b)は、L*** 表色系の測定値から、下記の数式3を用いて算出される。
Figure 0004189688
ここで、ΔL * p−b)は、ドットとペンの筆記部分との明度L*の差、Δa * p−b)は、ドットとペンの筆記部分との色度a*の差、及びΔb * p−b)は、ドットとペンの筆記部分との色度b*の差である。色差ΔE* ab(p−b)は、視覚的に認識される色の差を推定するのに適しており、色差ΔE* ab(p−b)が大きいほど、視覚的に感じる色の違いが大きくなる。
ドットとペンの筆記部分との色差ΔE* ab(p−b)が50以下になると、ドット12と筆記文字とを正確に区別できないことがあるので好ましくない。これに対して、ペンによる筆記部分とドット12との間の色差ΔE* ab(p−b)が50以上、より好ましくは60以上であると、ペンによる筆記文字は際だったものとなり、正確に視認することができる。
赤外線吸収染顔料の具体例としては、フタロ系、シアニン系、フタロシアニン系、ナフタロシアニン系の有機金属錯体である染料や顔料を挙げることができる。これらの染顔料を含むインキは、これら染顔料は優れた赤外線吸収能を備えているので、それを希釈して印刷した場合でも充分なS/N比が得られる。よって、赤外線吸収染顔料の使用量を減らすことができて、被書き込み媒体11の製作コストの削減化を図るうえで有利である。また、被書き込み媒体11に多少の汚れが付いた場合でも、手書き情報入力装置による検出感度を良好に保つことができるので有利である。また、顔料よりも染料の方がペン先に付着するインキの削れカスの量が少なく、ペン先を詰まらせることが少ない。
ドット12印刷用のインキ中に含まれる赤外線吸収染顔料の適切な濃度は、用いる染顔料の種類で異なるが、通常は0.1〜10重量%の範囲であるのが好ましい。この濃度が0.1重量%を下回ると、希釈過剰で充分なS/N比を得ることが困難になる。染顔料の濃度増加に伴って、S/N比も増加するが、10重量%でS/N比がほぼ飽和して殆ど変化しなくなる。従って、濃度を10重量%以上にすることは、色差の増大、インキのコスト増加になるので、好ましくない。
ドット12の形成方法としては、例えばオフセット印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷などの各種印刷方法を挙げることができる。
基体は、上質紙、再生紙、及び可撓性の高分子フィルムを利用することができる。上質紙及び再生紙は、ノート、レポート用紙、カード、メモ用紙、及びその他の用紙を製造するのに適している。高分子フィルムは、例えば、既存のホワイトボードの表面に取付けて、電子式ホワイトボードとして使用するのに適している。高分子フィルムは、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、及びシリコンゴム等から形成することができる。
ドット12の明度L、及び色度a、bを測定する際には、ベタ印刷部13を形成すると都合がよい。通常、ドット12の大きさは、100μm程度であり、このように小さいドット12の色調を測定しても、実質的には、ドット12が印刷された非印刷部分15の測定をしていることになる。そこで、ドット12の印刷に用いるインキと同じものを用いて、ドット12のインキ厚みと同じ厚みでベタ印刷部13を印刷して、ドット12の明度及び色度を測定するのに使用するとよい。ベタ印刷部13は、色度計で測定できる大きさに形成される。ベタ印刷部13は、主に、ドット12の明度及び色度の決定に利用されるので、ドット12のインキの色調及びインキ厚さが決定され、それに基づいて被書き込み媒体11を製造する段階では、ベタ印刷部13を形成する必要はない。
ドット12は、被書き込み媒体11上の位置を示すための検出マーカー14に形成される。詳しくは、図1に示すように、多数個独立のドット12を配列した検出マーカー14が、基体の表面の筆記可能な範囲内に分散して形成される。検出マーカー14は、予め定めた規則に従って配列されており、複数のドット12の位置関係から被書き込み媒体11上での位置(座標)が特定される。
ドット12の検出マーカー14の具体例としては、アノト社の規格による所謂アノト・パターンを挙げることができる。この検出マーカーによれば、先の被書き込み媒体11上での位置情報だけでなく、用紙そのものの頁情報なども手書き情報入力装置を使って検知できる。なお、図1では、検出マーカー14を構成するドット12は、マトリクス状に配置されているが、これはアノト・パターンを模式的に示したものであり、実際の検出マーカーは、これとは若干異なっている。
図2の被書き込み媒体11は、透明又は半透明の高分子フィルムの裏面に、赤外線反射フィルム17を重ねて形成した被書き込み用フィルム11である。高分子フィルムの表面には、赤外線吸収染顔料を含有するインキで印刷したドット12が形成されている。赤外線反射フィルムは、波長730〜1100nmの赤外線を吸収しないものが利用できる。具体的には、窓ガラスや自動車のフロントガラスなどに貼付される赤外線カットフィルムが挙げられる。赤外線反射フィルム17を備えた被書き込みフィルム11では、ドット12が印刷されていない非印刷部分15は、その裏面の赤外線反射フィルム17によって赤外線反射能を付与されるので、PCS値を大きくすることができる。
図3に示したペン型の手書き情報入力装置1は、被書き込み媒体11のドット12を読み取って位置決定をするためのものである。手書き情報入力装置1は、ペン形状のケース内に、筆記用のペン部2と、カメラ機能部4と、プロセッサ5と、記憶メモリ6と、を備えている。
ペン部2は、ペン先および黒色系のインキなどを有しており、被書き込み媒体11の表面に筆記することができるペン部2とは、ボールペン、フェルトペン、万年筆などを含む。また、黒色系のインキとは、黒色のみでなく、濃青色系のインキも含む。黒色系インキで筆記した筆記部分をL*** 表色系で表記すると、概ね明度L* が24〜27、a* が2〜10b* が−0.1〜6で規定される色空間の範囲にあると考えられる。
ペンインキの染料の最大吸収波長と、検出マーカーの赤外線吸収染顔料の最大吸収波長とは、少なくとも80nm以上の差を有しているのが好ましい。これらの最大吸収波長の差が80nm以下であると、ペンで筆記した内容とドット12とを混同して、検出マーカー14の読取りミスや読取りエラーを生じやすくなるので好ましくない。また、ペン部2は、筆記圧を検出する圧力センサ(図示せず)を備えることができる。
カメラ機能部4は、被書き込み媒体11に光を照射するLED等から成る発光部9と、被書き込み媒体11の映像を撮影するCCDやCMOSセンサなどの撮像素子10とを備えている。被書き込み媒体11を筆記する際に、ペン部2のペン先周辺に位置する複数のドット12は、手書き情報入力装置1の先端に開口した開口部3を介して、発光部9により照射され、撮像素子10により撮影される。
本発明では、発光部9には、赤外線成分を含む光を発光できる発光素子を、撮像素子10には、赤外線像を撮影できる素子を使用している。発光部9の最大発光波長は、ドット部に含まれる赤外線吸収染顔料の特徴的な最大吸収波長との波長差が80nm以内であるのが好ましい。この波長差が80nm以上になると、手書き情報入力装置の検出感度が著しく低下するので好ましくない。
プロセッサ5は、カメラ機能部4から送られてくるドット12の映像データを解析する。詳しくは、プロセッサ5は、カメラ機能部4からの映像データを、赤外線の吸収レベルに基づいて二値化して、ドット12の位置を認識する。同時に撮影されたドット12の配置を解析することにより、ペン先の絶対位置を決定し、そのペン先位置の経時変化により、筆記された文字や図形の形状を決定する。このようなプロセッサ5の処理により、筆跡情報をデジタルデータに変換することができる。このペン先の位置変化の情報に、ペン部2の圧力センサからの情報を付加することにより、さらに肉筆感のある文字や図形のデジタルデータをえることができる。
プロセッサ5からのデジタルデータは、メモリ6に蓄積される。デジタルデータは、最終的には、外部機器にデータ転送されて、筆記形状の再現や、筆跡認証用データ等に利用される。図2では、データは、通信部7から、電波や赤外線など無線方式により外部機器に転送するようになっている。例えば、通信部7にBluetoothトランシーバを使用した手書き情報入力装置1を利用することが出来る。しかし、データ転送は、無線方式のみでなく、有線方式を採用することもできる。データを受信する外部機器には、携帯情報端末(PDA)、コンピュータ、及び携帯電話等が含まる。
電池8は、カメラ機能部4、プロセッサ5、メモリ6、及び通信部7等で必要な電源を供給している。電池8には、例えば小型のリチウムイオン電池が適している。
手書き情報入力装置の具体例としては、スウェーデンのアノト社が開発したデジタルペンを挙げることができる。
以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する。しかし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1.(被書き込み用紙)
フタロシアニン金属酸化物錯体の近赤外吸収有機顔料(YKR−5010、山本化成社製)に酸化重合型の印刷用樹脂(ベストワンGIGAメジウムM、T&K TOKA社製)を加えて、顔料濃度が5重量%となるように調整して酸化重合型のインキを作製した。このインキを用いて、ドット12及びベタ印刷部13を、A4サイズの白色上質紙及び再生紙にオフセット印刷して、被書き込み媒体としての被書き込み用紙11を作成した。ドット12を、アノト社指定の配列に従って検出マーカー化した。ベタ印刷部13は、上質紙及び再生紙の表面の余白部分に、2cm×2cmの寸法で形成した。ドット12およびベタ印刷部13のインキ厚みは約1μmとした。YKR−5010の特徴的な最大吸収は、900nmであった。
実施例2.
ナフタロシアニン金属酸化物錯体の近赤外吸収有機顔料(NC−232、山陽色素社製)に酸化重合型の印刷用樹脂(ベストワンGIGAメジウムM)を加えて、顔料濃度が3重量%となるように調整して酸化重合型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙及び再生紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。NC−232の特徴的な最大吸収は、860nmであった。
実施例3.
シアニン金属酸化物錯体の近赤外吸収有機染料(YKR−3070、山本化成社製)に酸化重合型の印刷用樹脂(ベストワンGIGAメジウムM)を加えて、顔料濃度が8重量%となるように調整して酸化重合型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙及び再生紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。YKR−3070の特徴的な最大吸収は、850nmであった。
実施例4.
フタロ金属酸化物錯体の近赤外吸収有機染料(YKR−2900、山本化成社製)に酸化重合型の印刷用樹脂(ベストワンGIGAメジウムM)を加えて、顔料濃度が1重量%となるように調整して酸化重合型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙及び再生紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。YKR−2900の特徴的な最大吸収は、800nmであった。
実施例5.
近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS、T&K TOKA社製)を加えて、顔料濃度が1.3重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙、再生紙、及びクリーム色紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
実施例6.
近赤外吸収有機染料(YKR−2900)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、顔料濃度が0.3重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙、再生紙、及びクリーム色紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
実施例7.
近赤外吸収有機染料(UVR−01、日本コレス社製)をトルエンに分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、染料濃度が20重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙、再生紙、及びクリーム色紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。UVR−01の特徴的な最大吸収は、850nmであった。
実施例8.(被書き込み用フィルム)
実施例1で用いた近赤外吸収有機顔料(YKR−5010、山本化成社製)にUV硬化型の印刷用樹脂(メジウム161S、T&K TOKA社製)を加えて、顔料濃度が3重量%になるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ドット12及びベタ印刷部13を、ポリ塩化ビニル製の白色フィルムにオフセット印刷した。ドット12を、アノト社指定の配列に従って配置した。ベタ印刷部13は、白色フィルム表面の余白部分に2cm×2cmの寸法で形成した。ドット12およびベタ印刷部13のインキ厚みは約1μmとした。印刷後、ドット12及びベタ印刷部13に、UVランプ(USHIO社製、UVH−800H、波長255nm)の紫外線を照射してインキを硬化させて、被書き込み媒体としての被書き込み用フィルム11を作成した。このフィルムを縦80cm×横130cmに切り出した。
実施例9.
近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、顔料濃度が1.3重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、透明ポリエチレンフィルムに赤外線反射金属被膜を形成した赤外線カットフィルム(レイブロック、スピードライン社製)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
実施例10.
近赤外吸収有機染料(UR−01HM、日本コレス社製)をトルエンに分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、染料濃度が20重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、赤外線カットフィルム(レイブロック)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。近赤外吸収有機染料の特徴的な最大吸収は、850nmであった。
実施例11.
近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、顔料濃度が2.5重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の白色フィルム(カーデコシート、アイケーシ社製)に、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させて、被書き込み用フィルム11を作成した。
実施例12.
実施例11のインキにおいて、近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)の顔料濃度を2.5重量%から5重量%に変更して、UV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、赤外線カットフィルム(レイブロック)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
実施例13.
実施例11のインキにおいて、近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)の顔料濃度を2.5重量%から10重量%に変更して、UV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、赤外線カットフィルム(レイブロック)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
実施例14.(フィルム記入用ペン型入力装置)
図3に示す手書き情報入力装置として、米国のロジテック社製のパーソナル・デジタルペンのカメラ部(パーツNo.965102−0100−2、発光部の最大波長850nm)を用い、このペン部2に用いるインキとして、最大吸収波長が730nmの近赤外線吸収染料(800NP、AVECIA社製)をイソプロパノールに分散させて、染料濃度が50重量%のペン用インキを作製した。
比較例1.(被書き込み用紙)
一般的な「墨」と呼ばれる黒色の酸化重合型のオフセット印刷用インキ(スーパーTEKPLUS墨M、T&K TOKA社製)を用いて、実施例1と同様に、上質紙及び再生紙にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
比較例2.
有機顔料(BX132、大日本インキ化学工業社製)にUV硬化型の印刷用樹脂(メジウム161S)を加えて、顔料濃度が10重量%となるように調製してUV硬化型のインキを作成した。このインキを実施例1と同様に、上質紙及び再生紙にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。BX132の特徴的な最大吸収は、700nmであった。
比較例3.
実施例1で用いたフタロシアニン金属酸化物錯体の近赤外吸収有機顔料(YKR−5010、山本化成社製)に酸化重合型の印刷用樹脂(ベストワンGIGAメジウムM、T&K TOKA社製)を加えて、顔料濃度が12重量%になるように調整して酸化重合型のインキを作製した。このインキを実施例1と同様に、上質紙及び再生紙にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
比較例4.
有機顔料(BX132)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、顔料濃度が10重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙、再生紙、及びクリーム色紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
比較例5.
比較例4のインキにおいて、有機顔料(BX132)の濃度を10重量%から1重量%に変更して、UV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、上質紙、再生紙、及びクリーム色紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
比較例6.
一般的な「墨」と呼ばれる黒色のUV硬化型のオフセット印刷用インキ(F・DカルトンP墨ロ、東洋インキ社製)を用いて、上質紙、再生紙、及びクリーム色紙に、実施例1と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷して、被書き込み用紙11を作成した。
比較例7.(被書き込み用フィルム)
黒色のUV硬化型のオフセット印刷用インキ(UV161墨S、T&K TOKA社製)を用いて、ポリ塩化ビニル製の白色フィルムに、実施例8と同様にドット12とベタ印刷部13とをオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させて、被書き込み用紙11を作成した。
比較例8.
近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、顔料濃度が1.3重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させて、被書き込み用フィルム11を作成した。
比較例9.
黒色のUV硬化型のオフセット印刷用インキ(F・DカルトンP墨ロ)を用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、赤外線カットフィルム(レイブロック)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
比較例10.
近赤外吸収有機顔料(YKR−5010)とワニスとを二本ロールで分散し、さらにUV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を加えて、顔料濃度が1.3重量%となるように調整してUV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、透明ポリエチレンフィルムに赤外線反射金属被膜を形成した赤外線カットフィルム(レイブロック)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
比較例11.
比較例9のUV硬化型のオフセット印刷用インキ(F・DカルトンP墨ロ)を80重量%と、UV硬化型の印刷用樹脂(メジウムS)を20重量%との比率で混合して、UV硬化型のインキを作製した。このインキを用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、赤外線カットフィルム(レイブロック、スピードライン製)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
比較例12.
黒色のUV硬化型のオフセット印刷用インキ(ニューダイキュアBF−Zフラッシュ用墨、大日本インキ化学工業社製)を用いて、ポリ塩化ビニル製の無色透明フィルムに、実施例8と同様にドット12及びベタ印刷部13をオフセット印刷した。その後、印刷部分を紫外線照射により硬化させた。さらに、この印刷済みフィルムの裏面に、赤外線カットフィルム(レイブロック)を接着して、被書き込み用フィルム11を作成した。
比較例13.(フィルム記入用ペン型入力装置)
図3に示す手書き情報入力装置として、米国のロジテック社製のパーソナル・デジタルペンのカメラ部(パーツNo.965102−0100−2、発光部の最大波長850nm)を用い、このペン部2に用いるインキとして、最大吸収波長が850nmの近赤外線吸収染料(YKR−2900)をイソプロパノールに分散させて、染料濃度が50重量%のペン用インキを作製した。
得られた被書き込み用紙及びフィルムの色調(明度L*及び色度a*、b*)を、ドイツのBYK−Gardner GmbH製の色差計color−guideを用いて測定した。色調測定では、ベタ印刷部13と、非印刷部分15、すなわち用紙又はフィルムの地部分について測定した。表1は、白色上質紙を用いた被書き込み用紙、表2は、再生紙を用いた被書き込み用紙、表3は、クリーム色紙を用いた被書き込み用紙、そして表4は、ポリ塩化ビニルフィルムを用いた被書き込み用フィルムについての測定結果を、それぞれ示している。
Figure 0004189688
Figure 0004189688
Figure 0004189688
Figure 0004189688
表1〜4の測定結果から算出した色差ΔE* ab(p−p)と、印刷したドット12の視覚的認知及び感覚的な違和感とを表5に示す。
実施例1〜13で得られた被書き込み用紙及びフィルムは、色差ΔE* ab(p−p)が60以下である。これらの実施例で印刷したドット12は、殆ど視認することができず、感覚的な違和感も殆どなかった。これに対して、比較例1〜12で得られた用紙及び用フィルムは、色差ΔE* ab(p−p)が60を超えている。これらの比較例では、ドット12が非常に目立ち、感覚的な違和感も強く感じた。このように、ドット12と非印刷部分15との色差ΔE* ab(p−p)が60以下であると、得られる用紙及び用フィルムが、快適な使用感を提供でき、色差が60を超えると、使用時に違和感を与えることが明らかになった。
Figure 0004189688
実施例1〜3及び8と、比較例1〜3及び7で得られた被書き込み用紙及び用フィルムのCPSを、ドイツのTECHKON GmbH製のDigital MicroScope(DMS910)を用いて測定した。また、これらの被書き込み用紙及び用フィルムについて、読取り試験を行った。読取り試験用には、手書き情報入力装置1として、日本の日立マクセル社のデジタルペン(DP−101U、発光部9による照射光の最大波長 850nm)を用いた。表6に結果を示す。
Figure 0004189688
表6の結果から、PCSが0.5以上であると、手書き情報の読取りが良好になることがわかった。反対に、PCSが0.5を下回ると、読取り失敗する。
実施例5〜7と、比較例4〜6で作製した被書き込み用紙について、黒色ペンで筆記した文字の視認しやすさについて調べた。ペンは、日本のゼブラ社製の黒色ボールペン(N−5000)を用いた。このペンは、色調が明度L*=24.98、色度a*=9.18及びb*=−0.09であった。この明色調と、ドット印刷用インキの色調とから、色差ΔE* ab(p−b)を求め、表7に示す。また、読取り試験も行った。読取り試験用の手書き情報入力装置1として、米国のロジテック社パーソナル・デジタルペン(パーツNo.965102−0100−2)を用いた。このデジタルペンに備えられた発光部からの発光の最大波長 は850nmである。また、ドット印刷用インキの最大吸収波長と、その波長と上記発光の最大波長との差も表7に示す。
Figure 0004189688
文字とドットとの色差ΔE* ab(p−b)が50以上であると、記入した文字を正確且つ完全に視認することができる。しかし、色差ΔE* ab(p−b)が50より小さいと、文字の視認が困難であった。
また、実施例5〜7では、検出手書き情報入力装置1を用いた検出マーカー14の検出感度は良好であった。これに対して、比較例4〜6は、検出マーカー14の検出感度が不良であった。これは、ドット印刷用インキの最大吸収波長と、発光部の最大波長との波長差が100nmと大きなものになっていることによる。
実施例9〜11と、比較例8〜10で作製した被書き込み用フィルム11について、実施例14又は比較例13のペン型入力装置を用いて、筆記文字の読取り試験を行った。読取り試験は、2回行った。1回目は未筆記の被書き込み用フィルム11に文字を書き込んで、読取りの良否を調べた。2回目は、1回目の筆記内容をイレイサーで消去した後に、文字を書き込んで行った。結果を表8に示す。
Figure 0004189688
透明なフィルムを用いて被書き込み用フィルムを形成した場合、比較例8のように裏面に赤外線反射フィルムを備えていないと、ペン型入力装置により筆記文字の特定、読取りができず情報入力システムとして使用することができない。これに対して、実施例9及び10と、比較例9及び10では、裏面に赤外線反射フィルムを備えているので、正確に筆記文字の特定及び読取りができた。以上により、被書き込み用フィルム11の非印刷部分15に赤外線反射能を与えてあると、赤外線領域における検出マーカー14と非印刷部15とのS/N比が良好になる。従って、ペン型入力装置のカメラ機能部4による検出マーカーの正確な検出及び筆記内容の正確な特定、読取りが可能となることが確認できた。
また、比較例10では、2回目の読取り試験が不適であった。これは、検出マーカーを構成するドット12の吸収波長と、ペン用のインキの吸収波長とが同じであるので、文字をイレイサーで消去したときに発生した「インキかす」とドット12とを、ペン型入力装置のカメラ機能部4が正確に判別出来なかったことによる。
次に、本発明に係る被書き込み媒体の、基体となる紙の色の影響を調べた。具体的には、実施例5に係るインキ(顔料含有)、実施例7に係るインキ(染料含有)、および比較例3に係る黒インキのそれぞれを用いて、白色、黄色、青色系の三種の地色を有する用紙上にベタ印刷部13を形成した。各用紙の地色、すなわち非印刷部分15のL***測定値と、各用紙上の各インキのベタ印刷部13のL***測定値と、それらの測定値から算出したベタ印刷部13と非印刷部分15との色差ΔE* ab(p−p)とを表9に示す。
Figure 0004189688
表9に示すように、実施例5及び7に係るインキを印刷した場合には、白色、黄色、及び青色の各用紙のΔE* ab(p−p)が、いずれも20〜40程度と小さく、検出マーカー14は目立たなかった。換言すれば、本発明に係る被書き込み用紙11は、白色、黄色、及び青色のいずれの色調の紙を基体とするものであっても、検出マーカー14を目立たなくして、筆記者が受ける違和感を抑えることが可能である。これに対して、比較例6に係るインキで印刷した場合は、いずれの色の用紙でも、ΔE* ab(p−p)が、70以上と大きく、検出マーカー14が異常に目立って、筆記者が違和感がある不具合があった。
本発明に係る被書き込み媒体に、上質紙に三種の市販の黒色ペンを使ってベタ筆記部を作製し、そのL***を測定し、その結果を表10に示す。ペンは、日本のゼブラ社製のN−5000(ペン1)、日本の三菱ボールペン社製のSA−13(ペン2)、及び日本のパイロット社製のecomate(ペン3)を用いた。また、実施例5、実施例7及び比較例6に係るベタ印刷部13と、これらの三種のベタ筆記部との色差ΔE* ab(p−b)を計算した(表11)。
Figure 0004189688
Figure 0004189688
表11より、実施例5及び実施例7の形態では、用紙上に筆記した文字を正確且つ完全に視認できた。これは、ベタ印刷部13とベタ筆記部との色差ΔE* ab(p−b)が50以上であることによる。これに対して、比較例6の形態では、色差ΔE* ab(p−b)が12程度と小さいものであった。また、比較例6の形態では、検出マーカー14が目視上邪魔となり、文字を正確に視認することが困難であった。
実施例5及び実施例7、比較例6に係る被書き込み媒体に対して、市販の黒色ボールペン(スーパーグリップ 0.5mmパイロット社製)を用いて、1000m筆記を行い、ペンのかすれの有無を調べた。具体的には、このボールペン4本を使って筆記を行い、1000m筆記後に何本のボールペンに文字かすれが生じるかを調べた。その結果を表12に示す。
Figure 0004189688
この結果から、染料を含む実施例7の形態では、1000m筆記後においても、かすれが一切見られない。これに対して、顔料を含む実施例5及び比較例6の形態では、それぞれ3本及び2本のボールペンにかすれが見られた。これは、検出マーカー14が顔料を含むインキからなるものであると、ボールペンで筆記を行った場合に、顔料がボールペンの先を詰まらせるからである。ボールペンは、筆記具として最も一般的であるので、赤外線吸収能を染料に担わせてあると、ボールペンのペン先が詰まるおそれがなく、実用上有利である。
図1は、本発明の実施形態に係る手書き情報入力システム用の被書き込み媒体の概略正面図である。 図2は、本発明の別の実施形態に係る手書き情報入力システム用の被書き込み媒体の概略正面図である。 図3は、本発明に実施形態に係る手書き情報入力装置の内部を説明する概略図である。

Claims (9)

  1. 手書きによる筆記形状をデジタル情報に変換できる手書き情報入力装置において使用される被書き込み媒体であって、
    上記被書き込み媒体は、シート状の基体と、該基体の表面に印刷された所定形状のドットと、該ドットを特定の規則に従って配列した検出マーカーと、を含んでおり、
    上記ドットが、赤外線吸収染顔料を含有しており、
    上記基体表面のドットと、上記基体表面のドットが印刷されていない非印刷部分との間の色差を
    Figure 0004189688
    ここで、ΔE* ab(p−p)は、ドットと非印刷部分との色差、
    ΔL * p−p)は、ドットと非印刷部分との明度L*の差、
    Δa * p−p)は、ドットと非印刷部分との色度a*の差、
    Δb * p−p)は、ドットと非印刷部分との色度b*の差、
    により規定し、
    上記被書き込み媒体の表面に380〜780nmの可視光を照射したとき、算出した色差ΔE* ab(p−p)が、10〜0である、手書き情報入力装置用の被書き込み媒体。
  2. 上記色差ΔE* ab(p−p)が、10〜0である請求項1に記載の被書き込み媒体。
  3. 上記色差ΔE* ab(p−p)が、10〜20である請求項2に記載の被書き込み媒体。
  4. 上記ドットと上記非印刷部分とのプリントコントラストシグナル(PCS)を、
    Figure 0004189688
    により規定し、
    上記被書き込み媒体の表面に800〜1000nmの近赤外線を照射したとき、算出されたPCSが、0.5〜1の範囲内にある、請求項1乃至3のいずれかに記載の被書き込み媒体。
  5. 上記赤外線吸収染顔料が、フタロ系染顔料、シアニン系染顔料、フタロシアニン系染顔料、及びナフタロシアニン系染顔料から成る群から選ばれる請求項1乃至4のいずれかに記載の被書き込み媒体。
  6. 上記ドットが、上記赤外線吸収染顔料を0.1〜10重量%で含有する樹脂含有インキにより印刷されて成る請求項1乃至5のいずれかに記載の被書き込み媒体。
  7. 上記基体が、上質紙、再生紙、又は高分子フィルムのいずれかである請求項1乃至6のいずれかに記載の被書き込み媒体。
  8. 手書きによる筆記形状をデジタル情報に変換できる手書き情報入力装置と、上記デジタル情報を記録する記録媒体と、該入力装置により使用される被書き込み媒体と、とを含む手書き情報入力システムであって、
    上記被書き込み媒体が、シート状の基体と、該基体の表面に印刷された所定形状のドットと、該ドットを特定の規則に従って配列した検出マーカーと、を含み、
    上記ドットが、赤外線吸収染顔料を含有するインキを用いて印刷されており、
    ドットと上記基体の表面との間の色差を
    Figure 0004189688
    ここで、ΔE* ab(p−p)は、ドットと非印刷部分との色差、
    ΔL * p−p)は、ドットと非印刷部分との明度L*の差、
    Δa * p−p)は、ドットと非印刷部分との色度a*の差、
    Δb * p−p)は、ドットと非印刷部分との色度b*の差、
    により規定し、
    上記被書き込み媒体の表面に380〜780nmの可視光を照射したとき、算出された色差ΔE* ab(p−p)が、10〜0であり、
    上記手書き情報入力装置が、上記被書き込み媒体の検出マーカーの一部を撮影できる撮像手段と、該検出マーカーの一部を解析処理して解析データを作成する解析手段と、解析データを記録媒体に転送する転送手段とを備えている、手書き情報入力システム。
  9. 上記被書き込み媒体の上記ドットと上記非印刷部分とのプリントコントラストシグナル(PCS)を、
    Figure 0004189688
    により規定し、
    上記被書き込み媒体の表面に800〜1000nmの近赤外線を照射したとき、算出されたPCSが、0.5〜1の範囲内にある、請求項8に記載の手書き情報入力システム。
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