JP4188209B2 - 凹凸織物2 - Google Patents
凹凸織物2 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4188209B2 JP4188209B2 JP2003382301A JP2003382301A JP4188209B2 JP 4188209 B2 JP4188209 B2 JP 4188209B2 JP 2003382301 A JP2003382301 A JP 2003382301A JP 2003382301 A JP2003382301 A JP 2003382301A JP 4188209 B2 JP4188209 B2 JP 4188209B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- region
- fabric
- pattern region
- warp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Description
「1.経糸、緯糸によって形成された工業用織物において、該織物の少なくとも1つの表面がα.連続する緯糸の上を通って表面に経糸のロングクリンプを形成する組織からなる第1模様領域と、β.連続する経糸の上を通って表面に緯糸のロングクリンプを形成する組織からなる第2模様領域と、γ.平織組織からなる第3模様領域とによって形成された模様領域群を有する抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
2.請求項1に記載された工業用織物において、α.第1模様領域とβ.第2模様領域とγ.第3模様領域を規則的及び/又は不規則に配置して構成した模様領域群を1または複数個連続配置してなる抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
3.前記模様領域群が、複数個のα.第1模様領域の組み合わせからなる第1ブロック、複数個のβ.第2模様領域の組み合わせからなる第2ブロック、α.第1模様領域とβ.第2模様領域の組み合わせからなる第3ブロック、のいずれか1つ以上のブロックとγ.第3模様領域を有する、請求項1又は2に記載された抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
4.α.第1模様領域とβ.第2模様領域を形成する各々の組織が表裏逆の組織である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。5.α.第1模様領域とβ.第2模様領域を形成する各々の組織の綾方向が上下及び/又は左右逆である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。」
に関する。
本発明の用語を説明する。α.第1模様領域とは、連続する緯糸の上を通って表面に経糸のロングクリンプを形成する組織からなり、例えば、図2のαが該当する。β.第2模様領域とは、連続する経糸の上を通って表面に緯糸のロングクリンプを形成する組織であり、例えば、図2のβが該当する。γ.第3模様領域とは、平織組織からなり、例えば、図3のγが該当する。α.第1模様領域を複数個組み合わせたものが、第1ブロックであり、例えば、図1のα.が(4×3)12個集まったブロックを指す。第2ブロックは、β.第2模様領域を複数個組み合わせたのであり、例えば、図1のβ.(4×3)を12個集めたブロックである。第3ブロックは、α.第1模様領域とβ.第2模様領域を組み合わせたもので、例えば、図6に示される4×4のブロックである。
模様領域群とは、少なくともα.第1模様領域とβ.第2模様領域とγ.第3模様領域を有するものであり、第1ブロックと第2ブロックと第3ブロックを組み合わせて配置したものがある。
て表面に緯糸のロングクリンプを形成する組織からなる第2 模様領域と、γ.平織組織
からなる第3模様領域とによって形成された模様領域群を有する織物表面に立体的な構造の凹凸を付与した凹凸織物であり、不織布、ファンシーペーパー、壁紙、お手拭き、建材等の製造用織物を提供する。
織物は通常張力の掛かった経糸に対して緯糸が織り込まれて形成されており、織機上においては緯糸よりも経糸の方が張力が高い。そのためα,β,γの3つの模様領域を有する本発明の織物では、通常織物表面に経糸のロングクリンプを形成する領域より緯糸のロングクリンプを形成する領域の方が表面高さが高くなる傾向がある。これは織物表面に緯糸のロングクリンプを形成する領域において、張力の高い経糸が緯糸を下から押し上げて表面に緯糸のロングクリンプを形成する領域を突出させていることが起因している。また織物表面に経糸のロングクリンプを形成する領域においては、経糸が緯糸を下方向に押し下げるため経糸のロングクリンプを形成する領域が下方向に凹んだ窪みを形成する。このように表面に凸部を形成する緯糸のロングクリンプを形成する領域と、表面に凹部を形成する経糸のロングクリンプを形成する領域、そしてそれらの中間位置にある平織組織の領域により織物が凹凸形状となる。このように組織によって凹凸が形成されるが、その他にも模様領域を構成する糸の線径や特性、製織張力、模様領域組織、糸の組み合わせ、あるいは製織後の熱セット条件等から凹凸を逆転させることも、表面の凹凸高さを調整することもできる。
模様領域は、連続する緯糸の上を通って表面に経糸のロングクリンプを形成する組織と、連続する経糸の上を通って表面に緯糸のロングクリンプを形成する組織と、平織組織からなる3つがあり、例えば1本の経糸が連続する3本の緯糸の上側、1本の緯糸の下側を通る経糸3/1組織の経糸を1本づつずらして配置し、経糸3/1組織の4シャフトの完全組織を経、緯に4つつなげて、経糸16本、緯糸16本から経糸のロングクリンプを形成する組織の模様領域等がある。またそれに対して、経糸が連続する3本の緯糸の下側、1本の緯糸の上側を通る経糸1/3組織を3本づつずらして配置し、経糸1/3組織の4シャフトの完全組織を経、緯に4つつなげて、16本の経糸、16本の緯糸からなる連続する経糸の上を通って表面に緯糸のロングクリンプを形成する組織の模様領域等がある。ここに示した2つの模様領域の組織は表裏逆の対照的な組織であり、糸のずらし方によって2つの模様領域組織の綾方向を逆にすることができる。これらの組織は特に表裏逆の組織、綾方向を逆にする組織に限定してはいないが上記組織とすることでマークが対照的に均等になり、また剛性の面からも好ましい。この2つの模様領域に平織組織の模様領域を組み合わせ、凹凸織物を形成することができる。他にも1つの模様領域内で経糸の配置順序を替えて、綾方向を変更させた組織のものであってもよい。その他平織以外の2つの織組織を経糸2/4、5/1等非対称のものとしてもよく、2つの模様領域の構成糸本数が異なったものであってもよい。しかし、3/1と1/3のように表裏逆の対照的な組織とした方が剛性に優れ、織物に比較的均一な凹凸が形成され、またカールの問題等も回避しやすい。
上記で述べたブロックには3つの種類があり、複数個のa.第1模様領域の組み合わせからなる第1ブロックと、複数個のb.第2模様領域の組み合わせからなる第2ブロックと、第1模様領域と第2模様領域の組み合わせからなる第3ブロックがある。そして、1つ以上のブロックと第3模様領域を有する領域α.β.からなる模様領域群としてもよい。ブロックの構成は特に限定はなく、模様領域を縦横に連続して配置したものがある。例えばa.第1模様領域を縦に4つ横に1つつなげて1つの第1ブロックとしてもよく、b.第2模様領域を縦に2つ横に2つつなげて1つの第2ブロックとしてもよい。そして、a.第1模様領域と第2模様領域を交互に配置して経に4つ横に4つつなげた1つの第3ブロックとしてもよく、第1ブロックと第2ブロックを組み合わせて第3ブロックとしてもよい。その他、1つのa.第1模様領域の周りをb.第2模様領域によって囲んだものも第3ブロックに含む。ブロックを形成する領域の配置や構成数は特に限定されていなく、四角形状のものや直線状のもの、また文字をかたどったもの等、様々な形状のブロックがある。
構成本数が同じであるα.経糸のロングクリンプを形成する模様領域と、β.緯糸のロングクリンプを形成する模様領域を揃えて隣接させ、1つのブロックを形成しそのまわりにγ.平織組織の領域を配置させた、例えば図6に示されるもの、あるいはα.第1模様領域からなる第1ブロックとβ.第2模様領域からなる第2ブロックをずらして隣接配置させた、例えば図5に示されるもの、また1つの模様領域を組み合わせて形成した第1、第2ブロック、及び2つの模様領域を組み合わせて形成した第3ブロックを複数個配置して文字や図柄の模様を構成し、その周りにγ.第3模様領域を配置した、例えば図7、図8に示されるもの等がある。また用途やデザイン等により模様領域間やブロック間、そして模様領域群間に隙間を設けてもよい。組織の変わり目となる模様領域間では織り組織の変化から比較的隙間が生じやすいが、製織段階で意図的にあけて製織してもよい。隙間をあけることで模様領域、ブロック模様領域群によって形成される意匠模様を鮮明にする効果がある。
図1、図5〜8は本発明の実施例の織物の模様領域群を形成する領域の配置を示した構成図である。図2は図1、図5〜8の模様領域群を構成する3つの模様領域(α)、(β)、(γ)の組織を示した図である。図3は図1、図5〜8の模様領域群を構成する他の3つの模様領域(δ)、(ε)、(ζ)の組織を示した図である。図4は図2の模様領域(α)、模様領域(β)、模様領域(γ)の各緯糸1´に沿った断面図(a´)、(b´)、(c´)である。図9は比較例の織物の模様領域の意匠図である。図1、図5〜8の模様領域群を構成する模様領域の配列を示す図では縦列を大文字のアルファベットA、B、C・・・、横列を小文字のアルファベットa、b、c・・・で示し、表面に経糸のロングクリンプを形成するα.第1模様領域を斜線で、表面に緯糸のロングクリンプを形成するβ.第2模様領域を○で、そして表面にγ.平織を形成する領域を白抜きのブランクで示した。模様領域の組織を示した図2、3では、経糸はアラビア数字、例えば1、2、3・・・で示し、緯糸はダッシュを付したアラビア数字、例えば1´、2´、3´・・・で示した。該模様領域の組織を示した図においては、×印は経糸が緯糸の上側を通って上面側表面にクリンプを形成していることを示し、白抜きは緯糸が経糸の上側を通って上面側表面にクリンプを形成していることを示す。該模様領域の組織を示した図では上面側表面のみの組織を示したが多層織物の場合、図示した上層表面の下側に経糸、緯糸がおよそ重なって配置される。
図1は本発明の織物の模様領域群を示す構成図であり、3種類の模様領域の組み合わせからなる。模様領域群の構成図とは織物の表面に形成される模様領域の配置を示すものであり、縦列、横列の交点からなる1マスが1つの模様領域を示す。図1の2つの模様領域α.第1模様領域とβ.第2模様領域はそれぞれ縦に4つ、横に3つの模様領域が組み合わされて第1ブロックと第2ブロックを形成しており、それらが規則的に配置している。そしてその周りにγ.第3模様領域が配置されている。模様領域群を構成する模様領域の配置については特に限定はない。
3つの模様領域を構成する各織り組織に関しては図2のα.β.γの組織(a)、(b)、(c)に示したとおりであるが、他にも図3のδ.ε.ζの組織を用いても構わなく、その他の組織としてももちろん構わない。また、図2、図3の模様領域の組織は図1だけでなくその他の図5〜8にも共通して使用できる。例えば図1の斜線で示した1つの模様領域は図2の(α)に該当するものであり、1本の経糸が連続する3本の緯糸の上側を通り、次いで1本の緯糸の下側を通る組織であって、経糸3/1組織を緯糸1本づつずらして配置して形成した4シャフトの完全組織であり、この組織を縦、横に3つづつつなげてα.第1模様領域とし、表面に経糸のロングクリンプを形成したものである。該領域の緯糸組織は図4の(a´)に示されている通りであり、連続する3本の経糸の下側を通り、次いで1本の経糸の上側を通る組織である。
図1の○で示した1つの模様領域は図2の(β)に該当し、1本の経糸が連続する3本の緯糸の下側を通り、次いで1本の緯糸の上側を通って形成される経糸1/3組織を緯糸3本づつずらして配置したことで形成した4シャフトの完全組織であり、この組織を縦、横に3つづつつなげてβ.第2模様領域とし、表面に緯糸のロングクリンプを形成したものである。該領域の緯糸組織は図4の(b´)に示されている通りであり、連続する3本の経糸の上側を通り、次いで1本の経糸の下側を通る組織である。そして図1の白抜きで示した1つの模様領域は図2の(γ)に該当し、該領域の緯糸組織は図4の(c´)に示されているとおりであり、緯糸が経糸の上、下と交互に通って平織組織を形成した組織である。
α.第1模様領域の緯糸組織は図4の(a´)に示されているとおりであり連続する3本の経糸の下側を通り、次いで1本の経糸の下側を通る組織であるが、製織段階において経糸の方が緯糸よりも製織張力が高く、表面の経糸占有率が緯糸の占有率よりも大きい(α)の領域においては、経糸が緯糸を下方向に押し下げる力が働き、また(a´)の組織の両隣に異なる組織、例えば(b´)と(c´)の組織が配置されると、両側から反対方向の力が働くため、(a´)の中心部では下向きの力、そしてその両端部では上向きの力が働き、いっそう(a´)の凹みを大きくする。そして、表面の緯糸占有率が経糸の占有率よりも大きい(b´)においては、緯糸が複数本の経糸に押し上げられる上向きの力が働き、(b´)の組織の両隣に異なる組織、例えば(a´)と(c´)の組織が配置されていると、(b´)の中心部では上向きの力が働き、その両端部は下向きの力が働き、いっそう(b´)の突出が大きくなる。特に(a´)と(b´)が隣り合った部分では、相反する方向に凸形状となるため大きな凹凸形状の織物とすることができる。図4は1つの模様領域の緯糸断面が湾曲していることを示しているが、同じ模様領域が複数個連続配置した場合も同じように凸形状となる。
図3は、図2と同じく3つの模様領域の組織を示したものであり、図1、図5〜8の斜線で示した1つの模様領域は図3の(δ)に該当し、1本の経糸が連続する3本の緯糸の上側を通り、次いで1本の緯糸の下側を通って形成される経糸3/1組織を緯糸1本づつずらして配置して形成した4シャフトの完全組織を縦に3つ、横に4つ半づつつなげて表面に経糸のロングクリンプを形成したものである。このように1つの模様領域を形成する組織は組織が完結していなくてもよく、1つの模様領域を形成する経糸、緯糸の構成本数も同数でも異なってもよく限定されていない。
図1の○で示した1つの模様領域は図3の(ε)に該当し、1本の経糸が連続する5本の緯糸の下側を通り、次いで1本の緯糸の上側を通って形成される経糸1/5組織を緯糸1本づつずらして配置したことで形成した6シャフトの完全組織を縦に2つ、横に3つづつつなげて表面に緯糸のロングクリンプを形成したものである。そして図1の白抜きで示した1つの模様領域は図3の(ζ)に該当し、経糸が緯糸の上、下と交互に通って平織組織を形成した経糸18本、緯糸12本からなる組織である。
本発明では織物表面に凸を形成する領域と、織物表面に凹を形成する領域、そしてこの2つの間の位置に形成される平坦な領域とで織物に凹凸が形成される。ただし、模様領域を構成する糸の線径や特性、製織張力、模様領域組織、糸の組み合わせ、あるいは製織後の熱セット条件等から凹凸を逆転させることもでき、また表面の凹凸高さを調整することも可能である。
図5は本発明の実施例2の織物の模様領域群の構成図である。実施例2の織物は実施例1の織物と同様に3つの領域によって構成されているが、実施例1のように2つのブロックがγ.第3模様領域によって囲まれているのではなく、α.第1模様領域が連続配置している第1ブロックと、β.第2模様領域が連続配置している第2ブロックが一部で隣り合っており、その周りにγ.第3模様領域が配置されている。図1と同様にγの模様領域を挟んで織物の厚さ方向に織物が、αの模様領域では下に凸となり、βの模様領域では上に凸となって、織物全体として凹凸構造となる。
図6は本発明の実施例3の織物の模様領域群の構成図である。実施例3の織物は4個のα.第1模様領域と、4個のβ.第2模様領域が組み合わされて第3ブロックが形成され、その周りにγ.第3模様領域が配置されているものである。図1と同様にγの模様領域を挟んで織物の厚さ方向に織物が、αの模様領域では下に凸となり、βの模様領域では上に凸となって、織物全体として凹凸構造となる。該織物では下に凸のα.第1模様領域とβ.第2模様領域が隣接配置している部分が存在している境目では、特に凹凸の段差が顕著に現れる。
図7は本発明の実施例4の織物の模様領域群の構成図である。実施例4の織物はα.第1模様領域と、β.第2模様領域を規則的に複数個組み合わせて2種類のブロックを形成し、それらの間には縦方向、横方向に伸びる直線状の第3ブロックが配置されている。またそれ以外の部分にはγ.第3模様領域が存在する。このように模様領域の配置の仕方や構成の仕方によって1つの模様領域群の中に複数個の意匠模様を配置させることもできる。図1と同様にγの模様領域を挟んで織物の厚さ方向に織物が、αの模様領域では下に凸となり、βの模様領域では上に凸となって、織物全体として凹凸構造となる。
図8は本発明の実施例5の織物の模様領域群の構成図である。実施例5の織物はα.第1模様領域、β.第2模様領域をそれぞれ不規則的に複数個組み合わせたブロックにより文字を形成し、その周りにγ.第3模様領域を配置した。また、同じ模様領域群の中に規則的に3つの模様領域を配置した部分も設けた。この織物は「N」をかたどった第1ブロックと、「F」をかたどった第2ブロックと、第1模様領域と第2模様領域を規則的に組み合わせて配置した2つの第3ブロックとγ.第3模様領域から構成されている。このように模様領域の配置の仕方によって文字や複数個の意匠模様等配置させることもできる。該織物も図1と同様にγの模様領域を挟んで織物の厚さ方向に織物が、αの模様領域では下に凸となり、βの模様領域では上に凸となって、織物全体として凹凸構造となる。
実施例1〜5に示した模様領域群を繰り返して配置することにより凹凸織物が形成される。また該模様領域1つからなる織物も同様に凹凸織物となる。
図9は従来例の織物の意匠図である。本従来例は一見2つの異なる模様領域を交互に2つづつ組み合わせて形成した模様領域群のように見えるが、各領域の経糸組織はどれも等しく、1本の経糸が連続する3本の緯糸の下側を通る経糸1/3組織の繰り返しである。糸のずらし方を変えてあるため綾の方向が違うものの4つの領域とも緯糸のロングクリンプを形成する組織である。そのため各領域間では段差が生じることが無く、織物全体としても凹凸形状が付与されることもない。また一方側のカールが強い織物となる傾向もある。
1´〜32´ 緯糸
A 〜 U 模様領域群を形成する模様領域を構成する縦配列
a 〜 u 模様領域群を形成する模様領域を構成する横配列
α 第1模様領域
β 第2模様領域
γ 第3模様領域
Claims (5)
- 経糸、緯糸によって形成された工業用織物において、該織物の少なくとも1つの表面がα.連続する緯糸の上を通って表面に経糸のロングクリンプを形成する組織からなる第1模様領域と、β.連続する経糸の上を通って表面に緯糸のロングクリンプを形成する組織からなる第2模様領域と、γ.平織組織からなる第3模様領域とによって形成された模様領域群を有する抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
- 請求項1に記載された工業用織物において、α.第1模様領域とβ.第2模様領域とγ.第3模様領域を規則的及び/又は不規則に配置して構成した模様領域群を1または複数個連続配置してなる抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
- 前記模様領域群が、複数個のα.第1模様領域の組み合わせからなる第1ブロック、複数個のβ.第2模様領域の組み合わせからなる第2ブロック、α.第1模様領域とβ.第2模様領域の組み合わせからなる第3ブロック、のいずれか1つ以上のブロックとγ.第3模様領域を有する、請求項1又は2に記載された抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
- α.第1模様領域とβ.第2模様領域を形成する各々の組織が表裏逆の組織である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
- α.第1模様領域とβ.第2模様領域を形成する各々の組織の綾方向が上下及び/又は左右逆である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載された抄造物に凹凸マークを付与する工業用織物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003382301A JP4188209B2 (ja) | 2003-11-12 | 2003-11-12 | 凹凸織物2 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003382301A JP4188209B2 (ja) | 2003-11-12 | 2003-11-12 | 凹凸織物2 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005146438A JP2005146438A (ja) | 2005-06-09 |
JP4188209B2 true JP4188209B2 (ja) | 2008-11-26 |
Family
ID=34691412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003382301A Expired - Fee Related JP4188209B2 (ja) | 2003-11-12 | 2003-11-12 | 凹凸織物2 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4188209B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4588534B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2010-12-01 | 日本フイルコン株式会社 | 凹凸表面を形成する工業用単層織物 |
JP4588535B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2010-12-01 | 日本フイルコン株式会社 | 凹凸表面を形成する工業用単層織物 |
-
2003
- 2003-11-12 JP JP2003382301A patent/JP4188209B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005146438A (ja) | 2005-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4563260B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
JP4739903B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
CA2698925C (en) | Industrial two-layer fabric | |
US20030010393A1 (en) | Industrial multilayer textile | |
JP4762529B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
JP2007119965A (ja) | 工業用二層織物 | |
JP5466945B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
US5988229A (en) | Papermakers forming fabric with weft dominated paper support surface | |
JP2006152462A (ja) | 工業用二層織物 | |
JP5281877B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
US7395840B2 (en) | Industrial single-layer fabric having concave-convex surface | |
JP4573168B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
JP4570090B2 (ja) | 工業用二層織物 | |
CA2971457C (en) | Industrial fabric | |
JP4188209B2 (ja) | 凹凸織物2 | |
RU2262560C1 (ru) | Способ получения тканей диагоналевых переплетений | |
JP4188153B2 (ja) | 凹凸織物 | |
JP4266841B2 (ja) | 模様付け用織物 | |
KR100590277B1 (ko) | 자카드 직물 및 그 제직 구조와 제직 방법 | |
JP4588534B2 (ja) | 凹凸表面を形成する工業用単層織物 | |
JP4588535B2 (ja) | 凹凸表面を形成する工業用単層織物 | |
JP7285170B2 (ja) | 製紙用フェルトの基布として使用される経2層織物 | |
JP2005146441A (ja) | 工業用織物 | |
MXPA06005869A (en) | Industrial single-layer fabric having concave-convex surface | |
MXPA06005444A (en) | Industrial two-layer fabric |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060327 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080408 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080625 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080910 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4188209 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110919 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120919 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130919 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |