JP4187948B2 - データ入力画面設計方法およびその支援システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デスクトップパブリッシング(DTP)等において利用できる、データ入力に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えば商品カタログをデスクトップパブリッシングで製作する場合、原稿入力や編集等をすべて手作業で行っていたのでは、その作業に膨大な時間を要する。このようなカタログ製作時間を短縮するために、データベースを利用することが考えられる。
【0003】
データベースにカタログ掲載用データを入力する場合、商品の種類によってカタログ紙面上での掲載内容が異なるので、商品ごとに異なる入力フォームが必要となる。しかし、商品の種類というのは多種多様であり、カタログ掲載対象となる商品に応じてその都度、入力フォームを設計するのは、大変手間のかかる煩雑な作業となる。したがって、カタログ掲載データを入力する人が、プログラミングの知識をあまり有していない場合であっても、入力フォームを対象商品に応じてカスタマイズできれば都合がよい。
【0004】
本発明の目的は、係る要請に応えることのできる、データ入力画面設計方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用・効果】
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、以下の特徴を備えたデータ入力画面設計方法を提供するものである。
【0006】
すなわち、本発明のデータ入力画面設計方法は、サーバの商品情報データベースに予め定義されたテーブルへのデータ入力を、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に表示されたデータ入力用画面において行なうシステムにおけるデータ入力画面設計方法である。なお、上記システムにおいては、データ入力用画面には、項目の名称とその近傍に設けたデータ入力部とからなる部品が、そのテーブルを構成する複数の項目について配置してあり、これらの複数の項目はデータベースのテーブルを構成するデータ項目に対応させてある。データ入力用画面のテンプレートをウエブページを記述する言語で記述したファイルがサーバの入力フォームデータベースに予め記憶してある。
そして、本発明のデータ入力画面設計方法は、「ウエブブラウザがクライアント端末の画面に上記テンプレートを表示して、ユーザーによる編集に供するステップ」と「当該テンプレートを記述する上記ファイルがクライアント端末上でユーザーにより編集された後(すなわち、カスタマイズされた後)、上記サーバが、当該編集後のファイルを上記入力フォームデータベースに登録するステップ」とを含む。カスタマイズしたファイルがサーバの入力フォームデータベースに登録されるので、データ入力画面を設計することができる。
【0007】
本発明のデータ入力画面設計方法によれば、データ入力用画面のテンプレートの書換えのみで入力フォームをカスタマイズできる。また、当該テンプレートがウエブページを記述できる言語で記述されているので、プログラミングについての高度な専門知識を有していないユーザーであっても、HTML等のウエブページ記述言語についてのある程度の知識があれば、汎用HTMLエディタを用いてソースコードの書き換えを行なうことができる。なお、汎用エディタを用いることなく、専用のフォーム作成ツールを利用して、テンプレートのソースコードを書き換えてもよい。
【0008】
本発明のデータ入力画面設計方法は、「項目選択画面表示手段が、データ入力用画面上の項目の中からカスタマイズの対象となる項目の選択を行なう項目選択画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる項目選択に供するステップ」と「表示方法選択画面表示手段が、ユーザーにより選択された各項目について、データ入力用画面上での当該項目に係るデータ入力部の表示方法の選択を行なう表示方法選択画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる表示方法選択に供するステップ」と「ソースコード表示手段が、ユーザーにより選択された表示方法に対応するデータ入力画面上での当該項目の表示形態をそのソースコードと共に示すソースコード表示画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる編集に供するステップ」と「ユーザーが、ソースコード表示画面に表示されたソースコードをクライアント端末上で編集し、これを入力フォームデータベースに予め記憶された上記ファイルに貼り付けて、当該ファイルを編集した後で、上記サーバが当該編集後のファイルを入力フォームデータベースに登録するステップ」とを含んでいてもよい。
【0009】
本発明は、カタログ製作のための商品情報データベースに適用するのに適しているが、そのような用途に限定されることなく、あらゆる目的で構築されるデータベースに対して適用可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、カタログ製作を例にとって、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。図1は、最終製品であるカタログの概略図である。このカタログでは、所定の商品群を1つの商品小組1としてグループ化している。ここでは、デシケータを1つの商品小組として示している。図1では、1つの商品小組1のみを図示しているが、実際には、カタログ内の1つのページにおいて、その大きさに応じて1または複数の商品小組が掲載される。
【0011】
カタログ製作に必要な入力データとしては、例えば、商品名、型番、キャッチフレーズ、特長、仕様、付属品等の文字情報が含まれる。これらの文字情報は、ウエブページである入力フォームにおいて入力される。以下に説明するように、入力フォームは、データ入力者によりカスタマイズ可能である。
【0012】
カタログ紙面上の商品小組内における、文字情報、表組、商品画像等のレイアウト作業は、DTP(デスクトップパブリッシング)作業において行なわれる。本発明は、DTP作業を行なう前段階である、データベースへのデータ入力を対象としている。すなわち、入力フォームからデータベースへの商品データの入力が完了した後で、その商品データに基いて、DTPによるカタログ製作が行なわれる。入力フォームは、カタログの商品構造毎に作成されており、同一ユーザーに対しても、製作対象となる各カタログ冊子のそれぞれについて、複数の入力フォームが設定されている。
【0013】
図2は、データベースへのデータ入力を行なうための入力シートの概略図である。この入力画面10は、後述するように、サーバシステムに置かれた入力支援ツールがクライアント端末に表示するものである。入力画面10の左端のリストフレームには、1つの商品小組に対応する商品名が一覧表示されている。ここに一覧表示される商品名の1つ1つがそれぞれ、1つの商品小組に対応している。図2では、一番上の「デシケータ」が選択されており、この商品名「デシケータ」の商品小組に対応する入力フォームがリストフレームの右側に配置されている。なお、画面上部の操作パネルは、ページめくりや、データベースへの登録等を行なうための各種ボタンを配置したパネルである。
【0014】
入力フォームは、タブ11を選択して切り替えることができる。入力フォームをカスタマイズするときは、これらの入力フォームがテンプレートとして使用される。各入力フォームは、カタログ作成のための各種文字情報と、カタログ作成に必要な情報が入力される項目を配置したものである。図示の例では、商品画像は「素材リンク」の入力フォームから、表組内のデータは「関連リンク」の入力フォームから、その他の文字データは「商品仕様」の入力フォームから、それぞれ入力される。なお、プレビューのタブを選択したときに表示される画面(不図示)は、入力されたデータの文字列に誤りがないか等を確かめるためのものであって、完成後のカタログ紙面上での商品小組内のレイアウトを確認するものではない。レイアウトは、後のDTP作業にて行なわれる。
【0015】
図3および図4は、データベースへのデータ登録をネットワークを介して行なう例を示すブロック図である。図3は、データベースへの入力作業を行なうクライアント端末20を、図4は、商品データが蓄積されるデータベースを備えたサーバシステム30を示している。両者は、インターネット、イントラネット、LAN等のネットワークを介して接続される。
【0016】
図3のクライアント端末は、CPUを備えたパソコンであり、WebブラウザとHTMLエディタ(テキストエディタであってもよい)をハードディスクに記憶している。Webブラウザは、サーバシステムのWebサーバから送信されるHTML文書の表示等を行なう。後述するログイン操作を行なった後、ユーザーは、クライアント端末のディスプレイ22を見ながら操作部23(マウスやキーボード等)を操作して、入力フォームのカスタマイズ、入力フォームでのデータ入力等を行なう。
【0017】
図4のサーバシステムは、CPUを備えたコンピュータであり、プログラムデータベース31内に、Webサーバ、CGI、フォーム作成ツール、入力支援ツール、データベースサーバ、認証サーバ、その他の機能を実現させるためのプログラムを記録している。商品情報データベース32内には、クライアント端末から送信されたカタログ作成のための商品データが蓄積され、これに基いてカタログが作成される。データベースは、CGIにより、HTMLを使用したウエブページと結び付けられている。商品データは、入力支援ツールがクライアント端末に表示する入力フォーム(図2参照)から入力される。
【0018】
入力フォームデータベース33は、クライアント端末に表示される各種商品構造の入力フォームをHTML文書34として記録している。
【0019】
なお、商品情報データベース32および入力フォームデータベース33には、それぞれ認証手順が設定されており、無関係な第三者が入力フォームのカスタマイズや商品データの操作を行なうことを防止している。これは、ユーザーIDおよびパスワードを利用した一般的な方法で行なう。
【0020】
図5は、ユーザーがデータベース構築支援パッケージのサイトにアクセスしたとき、クライアント端末のブラウザ画面上に最初に表示されるホームページを示している。ブラウザ画面に表示された「入力支援ツール for Web」の文字部分45をクリックすると、入力支援ツールが起動する。ユーザーは、所定の入力フォームを表示して、商品情報を入力できる。入力フォームをカタログ掲載商品に適合するようカスタマイズしたい場合には、「フォーム作成ツール」の文字部分46をクリックする。なお、図5の例では、入力支援ツールおよびフォーム作成ツールを同一サイトに配置しているが、入力担当者とカスタマイズ担当者とが異なる場合等には、両ツールを別々のサイトに配置してもよい。
【0021】
ユーザーが「フォーム作成ツール」の文字部分46をクリックすると、不図示のログイン画面が表示されるので、ユーザーは、データベース名、ユーザーID、およびパスワードを入力してログインする。ログイン後の別画面(不図示)において、品目(特定の1冊のカタログ名)を選択すると、図6に示すような「商品構造一覧画面」が表示される。ここでは、選択された品目に対してデータベースに登録されているすべての商品構造が一覧表示される。図6の例では、「メディア構造」および「マスター構造」の2つの商品構造が登録されている。
【0022】
なお、「商品構造」とは、商品情報データベース32に定義されたテーブルの構造(すなわち、当該テーブルがどのような項目を有しているか)をいい、品目ごとに1または複数の商品構造が定義されている。本発明では、個々の商品構造について、クライアント端末に表示される入力フォームをカスタマイズできる。
【0023】
商品情報データベース32には複数の商品構造が定義されており、カスタマイズの対象となる商品構造を図6の「商品構造一覧画面」で選択する。図6の例では、「メディア構造」および「マスター構造」の2つの構造を選択することができる。図6の画面において、カスタマイズの対象となる商品構造について、その右側に配置したテンプレート作成ボタンをクリックすると、当該商品構造に対応する入力フォームテンプレートを記録したHTML文書ファイル34が、入力フォームデータベース33内に設定したフォルダ内に複製される。ユーザーは、このファイルを土台としてカスタマイズを行なう。
【0024】
すなわち、「メディア構造」を選択した場合には作成ボタン57を、「マスター構造」を選択した場合には作成ボタン58を、それぞれクリックする。作成ボタンをクリックすることで、入力フォームデータベース33内のフォルダ内に、カスタマイズ用の土台となるファイル(カスタマイズ用ファイル)が作成される。これは、予め記憶されたテンプレートが複製されたものである。なお、商品構造が多数の項目を有する場合には、入力フォームが複数となる場合もあるが、その場合には、入力フォームの数に応じて複数のカスタマイズ用ファイルが複製される。
【0025】
ユーザーは、対象となるカスタマイズ用ファイルを汎用HTMLエディタにより、または本発明のカスタマイズ支援ツールを用いて、適宜修正できる。そして、修正後の内容を更新登録することで、入力フォームをカスタマイズできる。ただし、本発明では、データベース側で商品構造が予め定義されているので、入力フォームについてカスタマイズできる範囲は、データベース側で定義された範囲を超えることはできない。
【0026】
汎用エディタでカスタマイズを行なう場合には、ユーザーは、エディタで入力フォームデータベース33内のカスタマイズ用ファイルを直接開いて、カスタマイズを行なう。カスタマイズ用ファイルに保存されたHTML文書では、実際にユーザによるカスタマイズが許容されている部分に「<・・・ここにフォームを記述して下さい・・・>」等、ユーザーに対する注意を喚起する表示がなされている。また、カスタマイズ可能な部分のみを地の部分とは異なる色で表示して、ユーザーの便宜を図ってもよい。
【0027】
なお、ユーザーは、入力フォーム上に「テキストボックス」、「テキストエリア」、「選択ボックス」等、どのような部品(データ入力部)を配置するのかを選択できるが、選択可能な部品の種類は、データベースに定義されたデータ構造との関係で予め決められている。したがって、ユーザーは、入力フォーム上の「各項目」と「選択可能な部品の種類」との関係を予め知っておくことが必要である。また、カスタマイズに当って、「項目の名称」と「実際に入力された項目の値」とを関連付ける項目IDをHTML文書中に含める必要がある。ユーザーは、項目IDに関する情報も予め知っておく必要ある。以上のユーザーが予め知っておくべき情報は、書面またはオンラインにより、前以てユーザーに知らされる。
【0028】
次に、本発明の支援ツールを用いてカスタマイズを行なう手順を説明する。
【0029】
図6の「商品構造一覧画面」において、メディア構造の文字部分59をクリックすると、図7に示した「項目選択画面」が表示される(項目選択画面表示手段)。この画面は、選択した商品構造についてデータベースに登録されている項目の中から、カスタマイズの対象となる項目を選択するための選択画面である。
【0030】
ここで、全項目のラジオボタン61にチェックを入れて、その下方に設けた表示ボタン62をクリックすると、図8の「表示方法選択画面」が表示される(表示方法選択画面表示手段)。この画面は、図7の画面で選択された各項目について、入力フォーム上での当該項目の表示方法の選択を行なう画面である。ただし、選択できる表示方法の種類は、データベース側で定義された商品構造により、予め定めた範囲内に限られる。
【0031】
図7の「項目選択画面」において全項目を選択しているので、図8の「表示方法選択画面」では、メディア構造に含まれる全ての項目が一覧表示される。なお、図7の「項目選択画面」において、所定の条件で項目を絞り込むこともできる。すなわち、特定の商品構造に対する項目の種類および数が予め設定されていて、全項目を選択すると設定された全ての項目を、項目を絞り込むことでその一部の項目を、カスタマイズできる。
【0032】
図8の「表示方法選択画面」では、選択された項目名(例えば、商品名、価格等)が一覧表示されており、この画面上で、実際の入力フォーム上での各項目の表示方法をラジオボタンで選択できる。すなわち、入力フォーム上において、各項目の値を「1行テキストボックス(Text Box)」、「複数行テキストボックス(Text Area)」、「選択ボックス(Select)」等のいずれの形態で入力するのかをカスタマイズできる。各項目に対して選択できる表示方法の種類は、予め定められており、その範囲内においてユーザーは、表示方法を選択できる。すなわち、図8の例では、第1行および第2行の項目に対しては、「Text Box」、「Text Area」、「Select」の3つの中から表示方法を選択でき、第3行および第4行の項目に対しては、「Select」、「Check Box」の2つの中から表示方法を選択できる。
【0033】
今、図8に示したように、第1行の項目「商品名」について、「Text Box」の表示方法を選択したとする。次に、当該項目名に対応する詳細ボタン71をクリックすると、図9の「ソースコード表示画面」が表示される(ソースコード表示手段)。この画面は、選択された表示方法に対応する入力フォーム上での実際の表示形態を、HTMLによるソースコードと共にクライアント端末に表示してユーザーによるカスタマイズに供するためのものである。
【0034】
ソースコード表示画面の画面上方部分81において、項目名に対応する表示形態が表示される。図示の例では、項目「商品名」に対して「Text Box」の表示方法が選択されているので、画面上方部分81では、入力フォーム上に表示される1行テキストボックスが表示されている。
【0035】
画面下方部分82には、当該1行テキストボックスに対応するHTMLのソースコードが表示される。ユーザーは、ソースコード中のSIZEの値を変更することで、入力フォーム上のテキストボックスの長さ(大きさ)をカスタマイズすることができる。また、HTMLのソースコードを書き換えることで、項目の名称を変更できるようにしてもよい。
【0036】
なお、ソースコード中におけるNAMEとして、図8の「表示方法選択画面」中の項目IDに示されたID(t00003)が記述されている。したがって、入力フォームのテキストボックスに実際に入力された当該項目の「値」は、項目IDで関連付けられた項目「商品名」の値として、データベース上に反映される。図8の「表示方法選択画面」において、「Text Area」または「Select」が選択された場合には、それぞれ対応するHTMLソースコードが表示される。このように、ユーザーは、HTMLに関する基本的な知識さえ有していれば、入力フォームのカスタマイズを行なうことができる。
【0037】
なお、図示はしていないが、図8の「表示方法選択画面」において、各項目の項目IDに加えて、当該項目に対応するデータの型を併せて表示してもよい。
【0038】
ユーザーは、図9の「ソースコード表示画面」において、上方表示部分81において入力フォーム上での表示形態を確認しながら、下方表示部分82のHTMLソースコードを修正する。完成したソースコードは、該当するカスタマイズ用ファイルに保存されたソースコードの対応箇所にコピー&ペーストする。カスタマイズの対象となる全ての項目について、同様の作業を行うことでカスタマイズ作業が完了する。なお、完成したソースコードをHTML文書ファイル34に自動的に書き込む構成も考えられる。
【0039】
専用ツールによるカスタマイズが終了すると、ユーザーは、一旦ログアウト操作を行なった後、再度、図5のブラウザ画面から自己の商品データが記憶された商品データベースにアクセスする。つまり、図5の画面において「入力支援ツール for Web」の文字部分45をクリックすると、入力支援ツールが起動して、ログイン画面(不図示)を表示する。ここで、ユーザーは、カスタマイズを行なったときと同じユーザーIDおよびパスワードを用いてログインすることで、自己がカスタマイズした入力フォームからのデータ入力を行なうことができる。
【0040】
図10は、以上のことを概念的に説明するものであって、入力支援ツールのプログラムがHTML文書で記述された入力フォームをクライアント端末の画面上に表示し、したがって、ユーザーがこのソースコードを書き換えることで、入力支援ツールのプログラム自体を書き換えることなく、入力フォームを変更できることを説明している。
【0041】
なお、本発明においては、商品情報データベース32においてデータテーブルが予め定義されている。したがって、入力フォーム自体はユーザー側でカスタマイズすることができるが、データテーブルの構造自体をユーザー側が変更することは意図していない。したがって、入力フォームのカスタマイズにおいても、テキストボックスや選択ボックス等の部品の配置を、予め定められた範囲内でカスタマイズできるに止まる。すなわち、入力できるデータの属性自体は、予め定義されたデータテーブルの構造に応じて制限される。
【0042】
以上の実施形態では、入力フォームを記述する言語としてHTMLを採用した場合について説明した。しかし、本発明においては、ウエブページを記述できる言語であればよく、そのような言語を採用することで比較的簡単にユーザー側でカスタマイズを行なうことができる。また、そのような言語を採用することで、入力支援システムを、スタンドアローンの形態だけでなく、ネットワークを介したウエブ上で利用することも可能となる。なお、ウエブページを記述できる言語としては、HTMLの他に、SGMLやXML等を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カタログ冊子および商品小組を説明する概略図である。
【図2】 図1のカタログ冊子に掲載する商品データをデータベースに入力する際の入力画面の説明図である。
【図3】 ネットワークを介してサーバシステムに接続されるクライアント端末を説明するブロック図である。
【図4】 ネットワークを介してクライアント端末に接続されるサーバシステムを説明するブロック図である。
【図5】 ブラウザ画面に表示されたサーバシステムのホームページを説明する図である。
【図6】 入力フォームを専用ツールでカスタマイズする場合に、商品構造の選択を行なう画面を説明する図である。
【図7】 図6の画面で選択した商品構造について、カスタマイズ項目の選択を行なう画面を説明する図である。
【図8】 図7の画面で選択した項目について、入力フォーム上での表示方法の選択を行なう画面を説明する図である。
【図9】 図8の画面で選択した表示方法について、テンプレートに記述すべきソースコードを表示する画面を説明する図である。
【図10】 本発明の特徴を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 商品小組
10 商品データ入力画面
20 クライアント端末
30 サーバシステム
32 商品情報データベース
33 入力フォームデータベース
60 項目選択画面
70 表示方法選択画面
80 ソースコード表示画面
Claims (6)
- サーバの商品情報データベースに予め定義されたテーブルへのデータ入力を、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に表示されたデータ入力用画面において行なうべく、
データ入力用画面には、項目の名称とその近傍に設けたデータ入力部とからなる部品が、上記テーブルを構成する複数の項目について配置してあり、これらの複数の項目は上記テーブルを構成するデータ項目に対応させてあり、
データ入力用画面のテンプレートをウエブページを記述する言語で記述したファイルが、サーバの入力フォームデータベースに予め記憶されているシステムに適用する、入力画面設計方法であって、
項目選択画面表示手段が、データ入力用画面上の項目の中からカスタマイズの対象となる項目の選択を行なう項目選択画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる項目選択に供するステップと、
表示方法選択画面表示手段が、ユーザーにより選択された各項目について、データ入力用画面上での当該項目に係るデータ入力部の表示方法の選択を行なう表示方法選択画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる表示方法選択に供するステップと、
ソースコード表示手段が、ユーザーにより選択された表示方法に対応するデータ入力画面上での当該項目の表示形態をそのソースコードと共に示すソースコード表示画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる編集に供するステップと、
ユーザーが、ソースコード表示画面に表示されたソースコードをクライアント端末上で編集し、これを入力フォームデータベースに予め記憶された上記ファイルに貼り付けて、当該ファイルを編集した後で、上記サーバが当該編集後のファイルを入力フォームデータベースに登録するステップと、を含むデータ入力画面設計方法。 - 上記表示方法選択画面表示手段は、表示方法選択画面上に、各項目に対応するデータベースのデータ型および項目IDを併せて表示することを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 上記言語がHTMLであることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- ファイルの編集において、項目の名称の変更を許容したことを特徴とする、請求項1記載の方法。
- ファイルの編集において、データ入力部の大きさの変更を許容したことを特徴とする、請求項1記載の方法。
- サーバの商品情報データベースに予め定義されたテーブルへのデータ入力を、ネットワークを介して接続されたクライアント端末に表示されたデータ入力用画面において行なうべく、
データ入力用画面には、項目の名称とその近傍に設けたデータ入力部とからなる部品が、上記テーブルを構成する複数の項目について配置してあり、これらの複数の項目は上記テーブルを構成するデータ項目に対応させてあり、
データ入力用画面のテンプレートをウエブページを記述する言語で記述したファイルが、サーバの入力フォームデータベースに予め記憶されているシステムに適用する、入力画面設計支援システムであって、
データ入力用画面上の項目の中から、カスタマイズの対象となる項目の選択を行なう項目選択画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる項目選択に供する、項目選択画面表示手段と、
ユーザーにより選択された各項目について、データ入力用画面上での当該項目の表示方法の選択を予め定めた範囲内で行なう表示方法選択画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる表示方法選択に供する、表示方法選択画面表示手段と、
ユーザーにより選択された表示方法に対応するデータ入力画面上での当該項目の表示形態をそのソースコードと共に示すソースコード表示画面を、クライアント端末に表示してユーザーによる編集に供する、ソースコード表示手段と、を備えたことを特徴とする、入力画面設計支援システム。
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