明細書 ウェブページのアップロードシステム、 コンピュータプログラムおよ ぴ記録媒体 技術分野
本発明は、 ウェブページのアップロードシステムに関し、 より詳細 には、 アップロード先を直接指定することなく、 編集されたウェブべ ージを容易にァップロードすることが可能なウェブページのアップ口 ードシステム、 当該システムを実現するためのコンピュータプロダラ ム、および当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体に関する。 従来の技術
H T M L等により作成されたウェブコンテンツをアップロードする 従来の方法は次の通りである。 まずウェブページ編集用ソフ トウエア ツール (以下、 ウェブ編集ソフ トという) を利用してウェブコンテン ッを作成し、 これをクライアントのローカルハードディスクに保存す る。 次に、 そのウェブコンテンツをウェブサーバにアップロードする ため、 F T Pソフ トゃウェブ編集ソフ ト内の F T Pツールを起動する。 そして、 F T Pツールを操作して、 アップロード対象となるウェブコ ンテンッの保存場所 (ローカルハー ドディス 内) を指定し、 さらに ウェブコンテンツのアップロード先 (ウェブサーバ) を指定した後、 ファイル転送を実行すると、 ウェブサーバ内の所定のフォルダ内にゥ エブコンテンツがアップロードされる。
しかしながら、 上述した従来のアップロード方法では、 以下の点が 問題となる。
まず、 ウェブコンテンツをウェブサーバに初めてアップロードする ときには、 アップロード先を指定する必要があるが、 ウェブサーバの 場所を直接指定しなければならなかった。 例えば、 ネッ トワーク上に おけるウェブサーバ内の特定の場所を示す U R L (Uniform Resource
Locator) が例えば 「http:〃 www.abc.ne.jp/~yamaj で表され、 この場 所をウェブコンテンツのアップロード先とする場合には、 この文字列 を F T Pツール上で設定する必要があった。 この場合、 閲覧者がどの ようなメニューゃリンクをたどっていけば作成したウェブページを見 られるのかということについては、 ウェブコンテンツの作成者が想像 するしかなく、 直感的に分かりにく くかった。
また、 一度アップロードされたものを修正するときにも、 新規にァ ップロードするときと同じようにアップロード先を指定しなければな らなかった。 すでに一度はアップロードしたウェブコンテンツの修正 であるにもかかわらず、 その都度アップロード先を指定しなければな らないというのは、 ユーザにとつて非常に面倒である。
また、 ウェブコンテンツがローカルハードディスクにー且保存され るため、 ウェブコンテンツの編集に使用するパソコンを変えるには、 リムーバブルメディァに作りかけのウェブコンテンッを記録するなど して、 他のパソコンに移さなければならなかった。
さらに、 自分がアップロードすることができる場所がコンテンツご とに区別されている場合には、 コンテンツに応じてアップロード先の 指定をいちいち変更しなければならず、 非常に面倒であった。 しかも アップロード先の指定を間違えやすいという問題があった。 発明の開示
したがって、 本発明の目的は、 アップロード先をいちいち指定する 煩わしさがなく、 ウェブページの編集およびアップロードが容易なゥ エブページのアップロードシステム、 当該システムを実現するための コンピュータプログラム、 および当該コンピュータプログラムを記録 した記録媒体を提供することにある。
本発明のかかる目的は、 クライアントとウェブサーバがネッ トヮー クを介して接続され、 前記クライアントから前記ウェブサーバへゥェ プページをアップロードするシステムであって、前記クライアントカ 、 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧中に、 前記ウェブページが
保存されている前記ウェブサーバ内の特定の場所をアップロード先と して登録する機能を備えたウェブページのアップロードシステムによ つて達成される。
本発明によれば、 ウェブページが置かれている場所をアップロード 先として自動的に取得し、 アップロードするときはその場所へ自動的 にアップロードされるので、 ァップロード先をいちいち指定する煩わ しさがなく、 ウェブページの編集およびアップロードが容易なウェブ ページのアップロードシステムを提供することができる。
本発明の前記目的はまた、 クライアントとウェブサーバがネッ トヮ ークを介して接続され、 前記クライアントから前記ウェブサーバへゥ ェブページをアップロードするシステムであって、 前記クライアント 、 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧中にウェブページ編集 用ソフ トウエアツールが起動されたとき、 前記ウェブページが保存さ れている前記ウェブサーバ内の特定の場所をアップロード先として登 録する機能と、 前記ゥヱブページ編集用ソフ トウェアツールによって 編集されたウェブページを前記アップロード先へアップロードする機 能を備えたゥェブページのァップロードシステムによつて達成される。 本発明によれば、 ウェブページを閲覧している状態から、 ウェブ編 集ツールが起動されると、 当該ウェブページが置かれている場所をァ ップロード先として自動的に取得し、 編集が終わってこれをアップ口 ードすると、 編集されたウェブページがその場所へ自動的にアップ口 ードされるので、アップロード先をいちいち指定する煩わしさがなく、 ゥェブベージの編集およびアップロードが容易なゥェブページのァッ ブロードシステムを提供することができる。
本発明の好ましい実施形態においては、 前記クライアントが、 閲覧 ざれているウェブページのデータを取得する機能を備え、 当該ウェブ ページを前記ウェブページ編集用ソフ トウヱァツールによって編集さ せる。
本発明の好ましい実施形態によれば、 ウェブページを閲覧している 状態から、 ウェブ編集ツールを起動すると、 自動的にそのページがダ
ゥンロードされてウェブ編集モードとなり、 さらに編集が終わってこ れをアップロードすると、 自動的にその登録された場所ヘアップロー ドされるので、 ウェブページの編集およびァップロードがいつそぅ容 易となる。
本発明の前記目的はまた、 クライアントとウェブサーバがネッ トヮ ークを介して接続され、 前記クライアントから前記ゥヱブサーバへゥ エブページをァップロードするシステムであって、 前記クライアント
IS 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧中に当該ウェブページ 上に設けられたリンク手段が選択されたとき、 ウェブページ編集用ソ フトウヱァツールを起動する機能と、 前記リ ンク手段のリ ンク先であ るウェブサーバ内の特定の場所をァップロード先と して登録する機能 と、 前記ウェブページ編集用ソフ トウェアツールによって編集された ウェブページを前記ァップロード先ヘアップロードする機能を備えた ゥェブページのァップロードシステムによつて達成される。
本発明によれば、 リンク手段を選択することによってウェブ編集ッ ールが起動されると、 当該リンク手段のリンク先をアップロード先と して自動的に取得し、 編集が終わってこれをアップロードすると、 編 集されたウェブページがその場所へ自動的にアップロードされるので、 アップロード先をいちいち指定する煩わしさがなく、 ウェブページの 編集およびアップロードが容易なウェブページのアップロードシステ ムが提供することができる。
本発明の好ましい実施形態においては、 前記クライアントが、 前記 リンク先のウェブページのデータを取得する機能を備え、 当該ウェブ ページを前記ウェブページ編集用ソフ トウエアツールによって編集さ せる。
本発明の好ましい実施形態によれば、 ウェブページを閲覧している 状態から、 ウェブ編集ツールを起動すると、 自動的にリ ンク手段のリ ンク先のページがダウンロードされてウェブ編集モードとなり、 さら に編集が終わってこれをアップロードすると、 自動的にその登録され た場所へアップロードされるので、 ウェブページの編集およびアップ
ロードがいっそう容易となる。
本発明のさらに好ましい実施形態においては、前記ウェブサーバが、 各ユーザについてウェブページの編集権限が登録されたリス トを備え、 前記リンク手段が、 前記編集権限のあるウェブページにリンクされる リンク手段のみからなる。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、 クライアントを利用す るユーザごとにウェブページの編集権限が異なることを考慮して、 ゥ エブページの編集権限に基づいて、 当該ウェブページへのアクセスを 制限し、 ユーザごとに編集権限のあるウェブページについてのみゥェ プページ編集用ソフトウェアツールが起動されるようにしたので、 ュ 一ザが自己の編集権限を意識することなく編集作業を行うことができ、 編集権限のあるウェブページを混乱なく選択することができる。
本発明のさらに好ましい実施形態においては、前記クライアント力 前記ウェブページ編集用ソフ トウェアツールによって前記ウェブべ一 ジの編集が開始された後であってアップロードされる前に、 当該ゥェ ブページを前記アップロード先へ保存する機能を備えている。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、 ローカルに保存するの ではなく、 ウェブサーバ内の特定の場所に保存するので、 ネッ トヮー クに接続されたどのクライアントからでも、 ログインさえできれば編 集可能となり、 ウェブページの編集およびアップロードがいっそう容 易となる。
本発明の前記目的はまた、 ネッ トワークを介してウェブサーバに接 続されたクライアントに、 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧 中にウェブページ編集用ソフトウエアツールが起動されたとき、 前記 ゥェブページが保存されている前記ゥェブサーバ内の特定の場所をァ ップロード先として登録する機能と、 前記ウェブページ編集用ソフ ト ウェアツールによって編集されたウェブページを前記ァップロード先 へアップロードする機能を実現させるためのコンピュータプログラム によって達成される。
本発明によれば、 ウェブページを閲覧している状態から、 ウェブ編
集ツールが起動されると、 当該ウェブページが置かれている場所をァ ップロード先と して自動的に取得し、 編集が終わってこれをアップ口 一ドすると、 編集されたウェブページがその場所へ自動的にアップ口 一ドされるので、アップロード先をいちいち指定する煩わしさがなく、 ウェブページの編集およびァップロードが容易となるコンピュータプ 口グラムを提供することができる。
本発明の前記目的はまた、 ネッ トワークを介してウェブサーバに接 続されたクライアントに、 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧 中に当該ウェブページ上に設けられたリンク手段が選択されたとき、 ウェブページ編集用ソフ トウェアツールを起動する機能と、 前記リ ン ク手段のリンク先となるウェブサーバ内の特定の場所をアップロード 先として登録する機能と、 前記ウェブページ編集用ソフ トゥヱアツ一 ルによつて編集されたゥェブページを前記ァップロード先へアップ口 一ドする機能を実現させるためのコンピュータプログラムによって達 成される。
本発明によれば、 リンク手段を選択することによってウェブ編集ッ ールが起動されると、 当該リンク手段のリンク先をアップロード先と して自動的に取得し、 編集が終わってこれをアップロードすると、 編 集されたウェブページがその場所へ自動的にアップロードされるので、 アップロード先をいちいち指定する煩わしさがなく、 ウェブページの 編集おょぴァップロードが容易となるコンピュータプログラムを提供 することができる。
本発明の前記目的はまた、 ネッ トワークを介してウェブサーバに接 続されたクライアントに、 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧 中にウェブページ編集用ソフ トウェアツールが起動されたとき、 前記 ゥェブベージが保存されている前記ゥェブサーバ内の特定の場所を了 ップロード先として登録する機能と、 前記ウェブページ編集用ソフ ト ウェアツールによって編集されたウェブページを前記ァップロード先 へアップロードする機能を実現させるためのコンピュータプログラム を記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によって達成される。
本発明によれば、 ウェブページを閲覧している状態から、 ウェブ編 集ツールが起動されると、 当該ウェブページが置かれている場所をァ ップロード先として自動的に取得し、 編集が終わってこれをァップロ ードすると、 編集されたウェブページがその場所へ自動的にァップロ 一ドされるので、アップロード先をいちいち指定する煩わしさがなく、 ウェブページの編集およびァップロードが容易となるコンピュータプ 口グラムを提供することができる。
本発明の前記目的はまた、 ネッ トワークを介してウェブサーバに接 続されたクライアントに、 前記ウェブサーバ内のウェブページの閲覧 中に当該ウェブページ上に設けられたリンク手段が選択されたとき、 ウェブページ編集用ソフトウェアツールを起動する機能と、 前記リン ク手段のリンク先となるウェブサーバ内の特定の場所をアップロード 先として登録する機能と、 前記ウェブページ編集用ソフトウ:^アツ一 ルによって編集されたウェブページを前記ァップロード先ヘアップロ 一ドする機能を実現させるためのコンピュータプログラムを記録した コンピュータ読取可能な記録媒体によって達成される。
本発明によれば、 リンク手段を選択することによってウェブ編集ッ ールが起動されると、 当該リンク手段のリンク先をアップロード先と して自動的に取得し、 編集が終わってこれをアップロードすると、 編 集されたウェブページがその場所へ自動的にアップロードされるので、 アップロード先をいちいち指定する煩わしさがなく、 ウェブページの 編集およびアップロードが容易となるコンピュータプログラムを提供 することができる。 図面の簡単な説明
第 1図は、 本発明の好ましい実施形態にかかるウェブページのアツ プロ一ド方法が適用される、 クライアン トサーバシステムの概略構成 を示す図である。
第 2図は、 ウェブサーバ 1 0 1およびクライアント 1 0 2のノヽード ゥヱァ構成を示す略ブロック図である。
第 3図は、ウェブサーバ 1 0 1のソフ トウェア構成を示す図である。 第 4図は、クライアント 1 0 2のソフ トウェア構成を示す図である。 第 5図は、 第 1の実施形態にかかるウェブページのァップロード手 順を示すフローチヤ一トである。
第 6図は、 第 2の実施形態にかかるウェブページのアップロード手 順を示すフローチヤ一トである。
第 7図は、 上述したウェブページのアップロード方法において、 ク ライアントのディスプレイに表示される口グイン画面の一例を示す図 である。
第 8図は、口グイン後のメインメニュー画面の一例を示す図である。 第 9図は、 このウェブサイ トで提供されるコンテンツの一つである 掲示板のリス ト画面の一例を示す図である。
第 1 0図は、 リスト中のタイ トルの一つをクリックすることにより 表示される掲示内容の一例を示す図である。
図 1 1は、 第 3の実施形態にかかるウェブページのアップロード手 順を示すフローチャー トである。 発明の実施の形態
以下、 添付図面を参照しながら、 本発明の好ましい実施態様につい て詳細に説明する。
第 1図は、 本発明の好ましい実施形態にかかるウェブページのァ ップロード方法が適用される、 クライアントサーバシステムの概略構 成を示す図である。
第 1図に示されるように、このシステムは、 ウェブサーバ 1 0 1 と、 クライアント 1 0 2を有し、 これらは L A Nやインターネットといつ た通信ネッ トワーク 1 0 3に接続されている。ウェブサーバ 1 0 1は、 ウェブコンテンッのデータベースを備えたパーソナルコンピュータゃ ワークステーションである。 一方、 クライアント 1 0 2はウェブブラ ゥジング機能やゥェブ編集機能を備えたパーソナルコンピュータであ る。
第 2図は、 ウェブサーバ 1 0 1およぴクライアント 1 0 2のハード ウェア構成を示す略プロック図である。
ウェブサーバ 1 0 1およびクライアント 1 0 2はともにコンビユー タであり、その基本的な構成は同じである。 第 2図に示されるように、 サーバ 1 0 1およびクライアント 1 0 2は、 C PU 20 1 と、 メモリ 20 2と、 ハードディスク ドライブ (HDD) 20 3と、 フレキシプ ルディスク、 CD_ROM、 CD-R, DVD— ROM等の記録媒体 を再生あるいは記録再生が可能なリムーバブルディスク ドライブ (R DD) 20 4と、 入出力インターフェース 20 5と、 ネッ トワークァ ダプタ 20 6を備え、 これらがバス 20 7を介して接続された構成を 有する。 サーバ 1 0 1およびクライアント 1 0 2は、 入出力インター フェース 2 0 5を介してディスプレイ 2 0 8、 キーボード 2 0 9、 マ ウス 2 1 0等と接続され、 ネッ トワークアダプタ 2 0 6を介して通信 ネットワーク 1 0 3に接続される。
第 3図は、ウェブサーバ 1 0 1のソフ トウェア構成を示す図である。 第 3図に示されるように、 ウェブサーバ 1 0 1は、 デバイスドライ バ 30 1 と、 オペレーティングシステム 3 0 2と、 アプリケーション ソフト 3 0 3を備えている。アプリケーションソフ ト 3 0 3 としては、 ウェブサーバソフ ト 3 04や F T Pソフ ト 3 0 5がインス トールされ る。 ウェブサーバソフ ト 3 04の機能により、 クライアントからの要 求に応じてサーバ内に蓄積されたウェブコンテンツを送信したり、 ス クリブトを起動したりする。 また、 FT Pソフ ト 3 0 5の機能により、 ウェブページのアップロードを受け付ける。 その他、 各種のアプリケ ーションソフ トがィンス トールされていても構わない。
また、 ウェブサーバ 1 0 1は、 提供するウェブコンテンツのデータ ベース 3 0 6や、 クライアントからの口グインを受け付けるため、 ュ 一ザ名およびパスヮードを含むユーザリス ト 3 0 7を備えている。 第 4図は、クライアント 1 0 2のソフ トウェア構成を示す図である。 第 4図に示されるように、 クライアント 1 0 2はいずれも、 デバイ スドライバ 4 ◦ 1 と、 オペレーティングシステム (〇 S) 4 0 2と、
アプリケーショ ンソフ ト 4 0 3を備えている。 アプリケーションソフ ト 4 0 3としては、 ウェブブページの閲覧機能を実現するウェブブラ ゥザ 4 0 4や、 ウェブページ編集機能を実現するウェブ編集ソフ ト 4 0 5を有し、 さらにウェブ編集ソフ トには、 F T P機能を実現するソ フトウェアツール 4 0 6が含まれている。 これらのソフ トウェアによ り、 ウェブページの閲覧、 編集およびアップロードの機能が実現され る。 .
ウェブサーバ 1 0 1やクライアント 1 0 2の各機能は、 対応するソ フトウエアがコンピュータのハードディスク ドライブ 2 0 3にインス トールされ、 コンピュータの起動時にあるいはソフトウェアの実行時 にハードディスク ドライブ 2 0 3からメモリ 2 0 2に読み込まれ、 C P U 2 0 1がこれを順次処理することによって実現される。
これらのソフ トウエアは、 例えば C D— R O M等の記録媒体に記録 された状態で供給される。 その記録媒体をリムーバブルディスク ドラ イブ 2 0 4にセッ トして、 インス トール作業を行うことにより、 ソフ 卜ウェアがハー ドディスク ドライブ 2 0 3に保存され、 ィンス トール される。 また、 インターネッ ト経由でダウンロードされてもよい。 こ の場合、 ソフ トウエアがネッ トワークアダプタ 2 0 6を介してダウン ロードされ、 インス ト一ノレされる。
第 5図は、 第 1の実施形態にかかるウェブページのアップロード手 順を示すフローチャートである。
第 5図に示されるように、 ユーザはまず、 ウェブブラウザを起動し て、 編集対象のウェブページを閲覧する (S 5 0 1 )。 次いで、 このゥ ヱブページが閲覧されている状態で、ウェブ編集ソフトを起動する(S 5 0 2 )。 ウェブ編集ソフ トの起動は、 ウェブブラゥザの操作画面に設 けられたアイコンボタンをクリ ックすることによって行われることが 好ましい。 このようにすれば、 ウェブ編集ソフ トを簡単に起動するこ とができる。
ウェブ編集ソフ トが起動されると、 まずァップロード先の U R お よび編集対象のウェブページの取得が行われる (S 5 0 3、 S 5 0 4 )。
これらのデータの取得は、 編集対象のウェブページをウェブブラゥザ で閲覧している状態であれば、 そのウェブページの U R Lや、 そのゥ ェブページを構成する H T M Lフアイルゃ画像フアイルがウェブブラ ゥザにキヤッシュされているので、 当該ウェブブラゥザから取得する ことができる。
ウェブブラウザから取り出された U R Lは、 ウェブ編集モードで編 集されたウェブページのァップロード先として登録される(S 5 0 5 )。 一方、 ウェブブラゥザから取り出された H T M Lファィル等のデータ は、 ウェブ編集ソフ トの編集画面に表示され、 ウェブ編集モードに入 る ( S 5 0 6 )。ユーザはこの編集画面上でゥヱブページを編集するこ とができる。
ユーザがゥ-ブページを編集した後、 ウェブ編集ソフ トに組み込ま れた F T Pツールを用いてアップロードを実行すると(S 5 0 7 Y )、 ステップ S 5 0 5でアップロード先として登録された U R Lへウェブ ページがァップロードされる (S 5 0 8 )。 ウェブページの閲覧中にゥ エブ編集ソフトを起動するという操作によりアップロード先の指定が 済んでいるので、 ユーザは、 アップロード先をユーザがいちいち指定 することなく、 簡単な操作によりウェブページをァップロードするこ とができる。
アップロードされているウェブページを編集するのではなく、 ゥェ ブページを新しく追加する場合には、 次のようにすればよい。
ユーザはまず、 ウェブブラウザを起動して、 新しいウェブページを 保存しよう としているディ レク トリ と同一ディレク トリにあるウェブ ページを閲覧する。 この状態で、 ウェブ編集ソフトを起動する。 ゥェ ブ編集ソフ トが起動されると、 まずアップロード先の U R Lおよび編 集対象のウェブページの取得が行われる。
ここで、 U R Lについては実質的に同一のアップロード先となるた め、 特に修正することなくそのまま登録情報を使える。 ウェブページ については、 直接関係のないウェブページが編集画面に表示されるこ とになるが、 これをク リアし、 ウェブページの新規作成を行って、 白
紙のウェブページあるいはテンプレートの編集を開始すれば、 特に問 題なく新しいウェブページを作成することができる。
このように、 ウェブページを新規作成する場合であっても、 アップ ロード先をユーザがいちいち指定することなく、 簡単な操作によりゥ エブページをアップロードすることができる。
第 6図は、 第 2の実施形態にかかるウェブページのァップロード手 順を示すフローチヤ一トである。
この実施形態は、 あるウェブページを閲覧している状態で、 このゥ エブページ上に設けられたリンクボタンをク リ ックすることで、 リン ク先の他のウェブページの編集が実行される場合を示している。
第 6図に示されるように、 ユーザはまず、 ウェブブラウザを起動し て、 編集対象のウェブページと リンクするリ ンクボタンが設けられた 所定のゥヱブページを閲覧する (S 6 0 1 )。 次いで、 このウェブべ一 ジ上に設けられた所定のリ ンクポタンをタリ ックすると(S 6 0 2 )、 リンクボタンに埋め込まれたスクリプトが実行されてウェブ編集ソフ トが自動的に起動される (S 6 0 3 )。
ウェブ編集ソフトが起動されると、 まずアップロード先の U R お よび編集対象のウェブページの取得が行われる (S 6 0 4、 S 6 0 5 )。 これらのデータの取得は、 編集対象のウェブページとリ ンクしたリン クボタンをクリ ック したことによって、 編集対象のウェブページへジ ヤンプし、 そのウェブページの U R Lや、 そのウェブページを構成す る H T M Lフアイルゃ画像ファイルがウェブブラウザにキャッシュさ れることになるので、当該ウェブブラゥザから取得することができる。
ウェブプラゥザから取り出された U R Lは、 ウェブ編集モードで編 集されたウェブページのァップロード先として登録される(S 6 0 6 )。 —方、 ウェブブラウザから取り出された H T M Lファイル等のデータ は、 ウェブ編集ソフ トの編集画面に表示され、 ウェブ編集モードに入 る (S 6 0 7 )。 ユーザはこの編集画面上でウェブページを編集するこ とができる。
ユーザがウェブページを編集した後、 ウェブ編集ソフ トに組み込ま
れた F T Pツールを用いてアップロードを実行すると(S 6 0 8 Y )、 ステップ 6 0 6でアップロード先と して登録された U R Lへウェブべ ージがアップロードされる (S 6 0 9 )。 したがって、 ユーザは、 了ッ プロ一ド先をいちいち指定することなく、 簡単な操作により ウェブべ ージをアップロードすることができる。
第 5図および第 6図に示したウェブページのアップロードは、 ゥェ ブページを改変する権限を持つユーザによってのみ行われることが好 ましい。 そのような権限の有無を判別するためには、 まずユーザをゥ エブサイ トにログインさせた後、 このログイン情報に基づいてそのュ 一ザが改変可能なウェブページを判別し、 そのウェブページについて のみ編集およびァップロードを行うことができるようにするこどが必 要である。 また、 一つの.ウェブサイ トで複数のコンテンツが提供され るため、 コンテンツごとにディ レク トリを分けている場合には、 その コンテンッに応じてアップロード先が登録されることが好ましい。 以 下、 クライアント側の画面表示例を通じて、 そのような第 3の実施形 態を説明する。
第 7図は、 上述したウェブページのアップロード方法において、 ク ライアントのディスプレイに表示される口グイン画面の一例を示す図 である。
ク ライアン トがウェブブラ ウザを起動した後、 例えば U R L 「http:〃 www.abc.ne.jp/」 のウェブサイ トにアクセスすると、 まずゥ エブサーバは、 当初の U R Lとは別の U R Lへジャンプさせ、 クライ アントに対してログイン画面を提供する。 このときの U R Lは、 例え 「http:〃 www.ab ne.jp/ login.htm」 で表 れる。
第 7図に示されるように、 このログイン画面には、 ユーザ名入力用 テキス トボックス 7 0 1 と、 パスヮード入力用テキストボックス 7 0 2が表示される。 ユーザ名とパスヮードを入力し、 「 O K」 ボタン 7 0 3をク リ ックすると、 それらがウェブサーバへ送られる。 ウェブサー バ側では、 ユーザ名およびパスワー ドの認証を行った後、 ログインを '許可する。
第 8図は、口グイン後のメインメニュー画面の一例を示す図である。 第 8 図に示さ れる よ う に、 こ の と き の U R L は、 例えば 「http:〃 www.abc.ne.jp/menu.htin」 で表され、 メインメニュー画面に は、 「掲示板」 や 「各ユーザのホームページ」 などの各種コンテンツを 選択するためのリンクボタン 8 0 1が表示される。 ユーザがいずれか のボタンをタリ ックすることで、 各コンテンツのウェブページが表示 される。 例えば、 「掲示板」 ボタン 8 0 l aをク リ ックすると、 掲示板 のメイン画面が表示され、 「各ユーザのホームページ」ボタン 8 0 1 b をクリ ックすると、 ホームページのメイン画面が表示される。
第 9図は、 このウェブサイ トで提供されるコンテンツの一つである 掲示板のリス ト画面の一例を示す図である。
第 9 図に示 される よ う に、 こ の と き の U R L は、 例えば 「http:〃 www.ab ne.jp/kei;jiban/list.htni」 で表され、 掲示板のメイ ン画面には、 多くのユーザによって書き込まれた掲示内容のリ ス ト 9 0 1が表示される。これらの各タイ トル 9 0 2をク リ ックすることで、 その掲示内容を見ることができる。
また、 リ ス ト画面には、 掲示内容を新規に作成するための 「新規作 成」 ボタン 9 0 3が設けられており、 このポタンをクリ ックすること で、 新しい掲示内容を作成することができる。 さらに、 ユーザが自分 で作成した掲示内容についてはその編集および削除が可能であり、 編 集おょぴ削除ができる掲示内容がある場合には、そのタイ トルの横に、 「編集」 ボタン 9 0 4および 「削除」 ボタン 9 0 5も併せて表示され る。 また図示のように、 編集権限がないものについては、 これらのボ タンは表示されない。 編集権限の有無は、 ログインの際に得たユーザ 名と、 掲示内容を構成するデータに含まれるその掲示内容を作成した ユーザの名前とを照会することによって判断される。 「編集」ポタン 9 0 4をタリ ックすることで、対応する掲示内容を編集することができ、 また 「削除」 ボタン 9 0 5をク リ ックすることで、 対応する掲示内容 を削除することができる。
第 1 0図は、 リ ス ト中のタイ トルの一つをクリ ックすることにより
表示される掲示内容の一例を示す図である。
第 1 0図に示される よ う に、 この と きの U R Lは、 例えば 「http:〃 www.abc.ne.jp/keijiban/~userl/pagel.htni」 で表さ;^、 ¾不 板の画面には、 ユーザ名 「userl」 というユーザが作成した掲示内容 1 0 0 1が掲載される。
第 9図に示した掲示板のメイン画面において、 掲示内容を編集する . ための 「編集」 ボタン 9 0 4がクリ ックされると、 それに埋め込まれ たスク リブトが実行されてウェブ編集ソフ トが起動する。 ウェブ編集 ソフ トはまず、 ウェブブラウザから、 ウェブページの U R Lおよぴ掲 示内容の H T M Lファイル等を取得する。
これらのデータの取得は、 第 1 0図に示した掲示内容 1 0 0 1のゥ エブページとリンクした編集ポタンをクリ ックしたことによって、 そ のウェブページの U R Lや、 そのウェブページを構成する H T M Lフ アイルゃ画像ファイルがウェブブラゥザにキヤッシュされるので、 当 該ウェブブラウザから取得することができる。
取得された U R Lは、 ウェブ編集ソフ トに組み込まれた F T Pツー ルにおいて、 編集済みウェブページのアップロード先と して登録され る。 一方、 H T M Lファイル等のデータ.は、 ウェブ編集ソフトの編集 画面に表示され、 ウェブ編集モードに入る。 ウェブ編集モードにおい て、 ユーザがウェブページを編集した後、 そのアップロードを実行す ると、 前記 U R Lからウェブページのアップロード先を特定し、 この アップロード先へウェブページをァップロードする。
このように、 ログイン時にユーザ名およびパスワードを取得し、 こ れらに基づいて、 ユーザに編集権限があるものについてのみ、 ウェブ 編集ソフ トが起動するようにしたので、 ウェブページへのアクセス権 限があるものだけに当該ウェブページを編集させることができる。 ま た、 ログイン後にウェブ編集ツールが起動されると、 自動的にそのぺ ージがダウンロードされて編集モードとなり、 さらに編集が終わって これをアップ口"ドすると、 自動的にその登録された場所ヘアップロ ードされるので、 いちいちアップロード先の場所を指定し直す煩わし
さがなくなる。 したがって、 ウェブページをメンテナンスするのに最 適なツールを提供できる。
第 9図に示した掲示板のメイン画面において、 掲示内容 1 0 0 1を 新規作成するための 「新規作成」 ボタン 9 0 3がクリ ックされると、 それに埋め込まれたスクリプトが実行されて、 ウェブ編集ソフトが起 動する。 ウェブ編集ソフ トはまず、 新規作成ボタンに埋め込まれた U R Lおよび口グイン時のユーザ名に基づいて、 新たな U R Lを作成す る。 例えば、 埋め込まれた U R L 「http:〃 www.abc.ne.jp/keijiban/」 と ユ ー ザ 名 「 userl 」 力、 ら 、 U R L 「http:〃 www.ab ne.jp/keijiban/~userl/」 がアップロード先として特 定される。
この新たに作成された U R Lは、 ウェブ編集ソフトに組み込まれた F T Pツールにおいて、 新規作成される掲示内容のウェブページのァ ップロード先として登録される。
一方、 ウェブ編集ソフ トは、 白紙のウェブページを編集画面に表示 するか、 あるいはテンプレートフアイル集から所望のテンプレートフ アイルを選択させて、 ウェブ編集モードに入る。 ウェブ編集モードに おいて、 ユーザがウェブページを編集した後、 そのアップロードを実 行すると、 前記 U R からウェブページのアップロード先を特定し、 このアップロード先へゥェブぺージをアップロードする。
このように、 これから自分が新しいウェブページを入れたいと思う 場所でウェブ編集ツールを起動すると、 当該ツールが一旦その場所を 登録し、 ウェブページ作成後にこれをアップロードすると、 ウェブべ ージがその登録された場所へ自動的にアップロードされるので、 何ぺ ージにもわたり、 階層構造をもち、 複雑なリンクで構成されているゥ ェブページであっても、 自分のゥュブページが全体の中でどこに入る のか、 どんなメニューをたどっていけばそのページまでたどり着ける のかが事前に直感的によく分かる。 したがって、 ウェブページをメン テナンスするのに最適なツールを提供できる。
前記実施形態において、 編集途中のウェブページはクライアント側
のローカルハードデイスクに保存され、 ァップロードを実行して初め てウェブサーバ内に保存されるが、 編集途中のウェブページをウェブ サーバ内に保存しても構わない。
第 1 1図は、 第 3の実施形態にかかるゥュブページのアップロード 手順を示すフローチャートである。 なお、 図 5と同一のステップにつ いての説明は省略する。
第 1 1図に示されるように、 ウェブ編集モードに入ると (S 5 0 6 )、 ユーザは編集画面上でウェブページを編集することが可能となるが、 このとき編集途中のウェブページはアップロード先であるウェブサー バ内の特定の場所にテンポラリファイルと して自動保存される (S 5 1 0 Y、 5 1 2 )。 この自動保存は定期的に行われる。 さらに、 編集途 中のウェブページをユーザが自発的に保存する場合にも、 ウェブサー バ内の特定の場所を保存先として指定することにより、 編集途中のゥ エブページがウェブサーバ内に保存される (S 5 1 1 Y、 S 5 1 2 )。 その後、 ユーザが編集済みウェブページのアップロードを実行する と (S 5 0 7 Y )、 ステップ S 5 0 5でァップロード先と して登録され た U R Lへウェブページがアップロードされる (S 5 0 8 )。
このように、 ウェブページ編集用ソフ トウェアツールによってゥェ ブページの編集が開始された後であってアップロードされる前に、 編 集途中のウェブページをウェブサーバ内に一次保存すれば、 リムーバ プルディスクを使用して編集途中のウェブページを他のクライアント に移し変えることなく、 どのクライアントからでもウェブサーバ内に 確保されたスペースに置かれているウェブファイルに直接アクセスし、 編集を行うことができる。 この場合、 編集済みのウェブページが実際 にァップロードされるウェブサーバ内の場所を一次保存領域と しても よく、 または、 これとは別にウェブサーバ内に専用の一次保存領域を 確保してもよい。
本発明は、 以上の実施態様に限定されることなく、 特許請求の範囲 に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、 それらも本発 明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、 前記実施形態においては、 ウェブページが H T M Lによつ て構成されている場合を説明したが、これに限定されるものではなく、 S G M L、 X M L等、 どのような言語によって作成されていてもよい。 また、 前記実施形態においては、 ウェブページを閲覧するためのゥ エブブラウザと、 ウェブページの編集およびアップロードを行うため のウェブ編集ソフ トという 2つのソフトウェアがインス トールされ、 ウェブ編集ソフ トに F T Pツールが組み込まれている場合を説明した 力 これに限定さ るものではなく、 機能ごとにそれぞれ独立したソ フ トウェアであってもよく、 3つの機能が統合された 1つのソフ トウ エアであってもよい。
以上説明したように、 本発明によれば、 アップロード先をいちいち 指定する煩わしさがなく、 ウェブページの編集およびァップロードが 容易なウェブページのアップロードシステム、 当該システムを実現す るためのコンピュータプログラム、 および当該コンピュータプロダラ ムを記録した記録媒体を提供することができる。