JP4187447B2 - 伸縮嵌合管取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は伸縮嵌合管取付構造に係り、特に、傾斜面に取り付けられる伸縮嵌合管取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
デザイン上、バンパと車輌本体とが一体化されたデザインの車輌が増えてきている。このような車輌にコーナーポールを設ける場合、バンパの上面の面積が小さい又は全く存在しないため、伸縮嵌合管を上面から延出させることができない。このような、車輌に設けられるコーナーポールについて図面とともに説明する。
【0003】
図12は従来の一例の分解斜視図、図13は従来の一例の断面図、図14は従来の一例の取付時の斜視図を示す。
【0004】
伸縮嵌合管駆動装置本体10は、伸縮嵌合管11、駆動機構12、伸縮嵌合管収納部13、可撓性ワイヤ14から構成されている。伸縮嵌合管11は、径の異なる管体を伸縮可能に組み合わせたものである。伸縮嵌合管11の内周部には、可撓性ワイヤ14が設けられている。可撓性ワイヤ14には、ラック14aが形成されている。ラック14aは、駆動機構12に係合している。駆動機構12は、ラック14aに噛合するギアを有し、ギアを回転させることにより可撓性ワイヤ14を矢印A方向に移動させる。可撓性ワイヤ14が移動することにより、伸縮嵌合管11が矢印Z方向に伸縮される。伸縮嵌合管11は、伸縮嵌合管収納部13に収納されている。
【0005】
伸縮嵌合管駆動装置本体10は、バンパ20の裏側にブラケットを用いて固定される。このとき、伸縮嵌合管収納部13は、バンパ20に形成された孔部21を通過してバンパ20の表面側に延出される。伸縮嵌合管収納部13は、カバー30によりカバーされる。このとき、伸縮嵌合管収納部13はカバー30の孔部30aを貫通して上方、矢印Z2方向に延出される。
【0006】
また、カバー30には、ボルト31が埋設されている。ボルト31には、ワッシャ32が装着された後、バンパ20の孔部21の周囲に形成された孔部22を通してバンパ20の裏側に貫通する。ボルト31には、ナット33が螺入される。カバー30とナット33とでバンパ20を挟持することによりカバー30は固定される。
【0007】
カバー30が固定された後、伸縮嵌合管収納部13の先端に形成されたネジ部16にスペーサ34が装着され、さらに、カザリネジ35が螺入される。以上により伸縮嵌合管駆動装置本体10がバンパ20に取り付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の伸縮嵌合管駆動装置の取付方法では、カバー30が図14に示すようにバンパ20から突出して取り付けられていた。このため、バンパ20との一体感が損なわれ、自動車の意匠が損なわれていた。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、傾斜面に一体的に容易に、正確に確実に取り付け可能な伸縮嵌合管取付構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、伸縮嵌合管と該伸縮嵌合管を伸縮駆動させる駆動装置とからなる装置本体を該伸縮嵌合管が傾斜した取付面から垂直に延出されるように取付面に取り付ける伸縮嵌合管取付構造であって、取付面に形成された孔部に係合しており、貫通孔を通して伸縮嵌合管を取付面の上面側に延出させる上部スペーサと、取付面の下面側に設けられ、貫通孔を通して伸縮嵌合管を取付面に形成された孔部に導出させる下部スペーサと、上部スペーサと下部スペーサとを介して装置本体に螺合して、上部スペーサと下部スペーサとで取付面の孔部の周囲を挟持させる取付ねじと、下部スペーサと前記上部スペーサとの位置決する位置決め手段とを有し、位置決め手段は、下部スペーサに伸縮嵌合管の伸長方向に延出して形成された凸部と、上部スペーサの貫通孔の内面側の凸部と対向する部分に伸縮嵌合管の延長方向に形成され、上部スペーサの裏面側から凸部が係合し、下部スペーサを取付面裏側の斜面に沿って移動することを防止する凹部とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、位置決め部により下部スペーサが上部スペーサに位置決めされるため、下部スペーサが傾斜面に沿って移動することを防止できる。よって、伸縮嵌合管の延出方向がずれることを防止できる。
【0013】
本発明によれば、上部スペーサの凹部と下部スペーサの凸部とを係合させることにより下部スペーサを上部スペーサに位置決めできる。このため、下部スペーサが傾斜面に沿って移動することを防止できる。よって、伸縮嵌合管の延出方向がずれることを防止できる。
【0014】
また、本発明は、位置決め手段を、上部スペーサの下部スペーサに対向する面に伸縮嵌合管の短縮方向に延出して形成された凸部と、下部スペーサの凸部と対向する部分に伸縮嵌合管の短縮方向に形成され、上部スペーサの前記凸部に係合し、下部スペーサを取付面裏側の斜面に沿って移動することを防止する凹部とから構成してなる。
【0015】
本発明によれば、上部スペーサの凸部と下部スペーサの凹部とを係合させることにより下部スペーサを上部スペーサに位置決めできる。このため、下部スペーサが傾斜面に沿って移動することを防止できる。よって、伸縮嵌合管の延出方向がずれることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例の分解斜視図を示す。なお、同図中、図12と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0017】
本実施例では、伸縮嵌合管駆動装置本体10は、下部スペーサ101、上部スペーサ102、カザリネジ103によりバンパ20に取り付けられる。
【0018】
図2は本発明の一実施例の下部スペーサの構成図を示す。図2(A)は下部スペーサ101の正面図、図2(B)は下部スペーサ101の上面図、図2(C)は下部スペーサ101の側面図、図2(D)は下部スペーサ101の斜視図を示す。
【0019】
下部スペーサ101は、樹脂を略管状に形成した構成とされている。下部スペーサ101は、内周径が異なる第1の管体部111と第2の管体部112とが連結された構成とされている。第1の管体部111の内周径r1は、第2の管体部112の内周径r2より小さく設定されている。
【0020】
下部スペーサ101には、第1の管体部111から第2の管体部112にかけて傾斜面113が形成されている。傾斜面113は、略バンパ20の裏面形状に対応した形状とされている。
【0021】
また、下部スペーサ101の下端には、切欠部114が形成されている。さらに、下部スペーサ101の第1の管体部111と第2の管体部112との結合部の内周縁部には、凸部117が形成されている。
【0022】
凸部117は、下部スペーサ101と上部スペーサ102との位置決する位置決め部を構成しており、伸縮嵌合管11の伸長方向、矢印Z2方向に延出して形成されている。凸部117を矢印Z2方向に延出して形成することにより、2ピースの金型で下部スペーサ101を構成できる。
【0023】
図3は下部スペーサ101の成形時の状態を示す図である。
【0024】
図3に示すように下部スペーサ101は、凸部117の矢印Z2方向に延出されている。このため、凸部117は、金型を矢印Z2方向に引き抜くことで、第2の管体部112とともに成形でき、金型を分割する必要がない。
【0025】
図4は本発明の一実施例の要部の分解斜視図を示す。
【0026】
下部スペーサ101には、図3に示すように第1の管体部111の下端開放部115から伸縮嵌合管駆動装置10の伸縮嵌合管収納部13が挿入される。このとき、下部スペーサ101の下端が伸縮嵌合管収納部13の下端に達したときに、下部スペーサ101の切欠部114と伸縮嵌合管収納部13の突出部15とが係合するように、下部スペーサ101を位置決めする。
【0027】
下部スペーサ101が伸縮嵌合管駆動装置本体10に取り付けられた後、伸縮嵌合管駆動装置本体10がブラケットにより所定の箇所に固定されている。伸縮嵌合管駆動装置本体10が固定されると、下部スペーサ101はバンパ20と伸縮嵌合管駆動装置本体10との間に保持される。
【0028】
このとき、傾斜面113は、バンパ20の裏面20bの第1の孔部23の周囲に突き当たる。下部スペーサ101の上部開口部116は、バンパ20の第1の孔部23を介してバンパ20の表面側に開放される。
【0029】
伸縮嵌合管駆動装置本体10の伸縮嵌合管収納部13は、下部スペーサ101の上部開口部116及びバンパ20の第1の孔部23を通してバンパ20の表面側に突出する。また、バンパ20の第1の孔部23と通して上部スペーサ102が下部スペーサ101に係合される。
【0030】
図5は本発明の一実施例の上部スペーサの構成図を示す。図5(A)は上部スペーサ102の正面図、図5(B)は上部スペーサ102の上面図、図5(C)は上部スペーサ102の側面図、図5(D)は上部スペーサ102の斜視図を示す。
【0031】
上部スペーサ102は、凹部121と凸部122とが樹脂により一体形成された構成とされている。また、凹部121と凸部122との連結部分には、第2の孔部123が形成されている。第2の孔部123は、凹部121及び凸部122の両方にかかって形成されている。
【0032】
凹部121の周縁部には鍔部124が形成されている。鍔部124の裏面は、凸部122の裏面と一体の面を構成している。この面は、バンパ20の第1の孔部23周辺の表面20a形状と対応する形状とされている。
【0033】
凹部121は、その裏面側がバンパ20の第1の孔部23を通して下部スペーサ101の第2の管体部112の内周側に係合する。このとき、鍔部124及び凸部122の裏面がバンパ20の第1の孔部23の周縁部に当接する。
【0034】
なお、凸部122の裏面の下部には、爪部125が設けられている。爪部125は、バンパ20の第1の孔部23の下端21aに係合して、上部スペーサ102のずり落ちを防止する。
【0035】
また、上部スペーサ102の下部スペーサ101の凸部117と対向する部分には、伸縮嵌合管11の延長方向、矢印Z方向に形成された凹部127が形成されている。凹部127は、下部スペーサ101の凸部117とともに、位置決め部を構成しており、第1の孔部23の外周縁部を切欠いて形成されている。凹部127には、組立て時に裏面側から下部スペーサ102の凸部117が係合する。
【0036】
凹部127を矢印Z2方向に形成することにより、2ピースの金型で上部スペーサ102を成形できる。
【0037】
図6(A)、(B)は上部スペーサ102の成形時の状態を示す図である。
【0038】
上部スペーサ102は、図6(B)に示されるパーティングラインL0によって、分けられ、金型半体P1及び金型半体P2により成形することができる。このとき、凹部127は、金型半体P1を矢印A方向に抜くことにより第2の孔部123の一部とともに成形できる。また、上部スペーサ102の裏面側に設けられた凸部125は、矢印Y方向に向けて形成されているため、金型半体P2を矢印Y方向に抜くことで成形できる。したがって、金型を3以上に分割することなく成形することが可能となる。また、上部スペーサ102の意匠面側は金型半体P1によりのみ成形できるため、突き出しを設けず成形できる。
【0039】
上部スペーサ102をバンパ20の第1の孔部23を通して下部スペーサ101と係合させた後、カザリネジ103を伸縮嵌合管駆動装置本体10の伸縮嵌合管収納部13の上端に形成されたネジ部16に螺入される。カザリネジ103が伸縮嵌合管駆動装置本体10に螺入されることにより本実施例の伸縮嵌合管駆動装置の取り付けは完了する。
【0040】
図7は本発明の一実施例の組み付け時の断面図を示す。
【0041】
カザリネジ103は、略円筒状をなし、内周に螺旋溝131が形成され、上端外周部に鍔部132が形成された構成とされている。鍔部132は、カザリネジ103の外周側及び内周側の両方に突出した構成とされている。
【0042】
螺旋溝131が伸縮嵌合管収納部13のネジ部16に螺合される。カザリネジ103が伸縮嵌合管収納部13のネジ部16に十分に螺入されると、カザリネジ103の鍔部132の外周部が上部スペーサ102の第2の孔部123の周囲に形成された鍔部126に突き当たる。
【0043】
さらに、カザリネジ103が伸縮嵌合管収納部13に螺入されると、カザリネジ103により上部スペーサ102が下方、矢印Z1方向に押下される。このとき、カザリネジ103は、バンパ20の表面側、矢印B1方向及び裏面側、矢印B2方向の両方にまたがって配置される。これにより、上部スペーサ102がバンパ20の第1の孔部23の周囲を押圧し、バンパ20に固定される。このとき、バンパ20の裏面20bには、下部スペーサ101の傾斜面113が突き当たる。
【0044】
このとき、上記爪部125がバンパ20の第1の孔部23の下端に係合する。これにより、上部スペーサ102がバンパ20の傾斜面に沿ってずり落ちることを防止できる。
【0045】
また、カザリネジ103を伸縮嵌合管収納部13に螺入し、下部スペーサ101が矢印Z2方向に押圧された場合でも、下部スペーサ101は、凸部117が上部スペーサ102の凹部127に係合され、位置決めされているため、下部スペーサ101がバンパ20の裏面側の斜面に沿って、すなわち、矢印B方向に沿って移動することを防止できる。
【0046】
また、本実施例では、下部スペーサ101を上部スペーサ102に係合させ、下部スペーサ101と上部スペーサ102とを位置決めすることにより、バンパ20の孔の位置決め精度を要求しない。このため、取付作業を効率的に行える。
【0047】
なお、本実施例では、爪部125は、上部スペーサ102の下部の一箇所に設け、第1の孔部23の下端と係合するようにした。上部スペーサ102に、第1の孔部23の周縁に沿って、複数の爪部を形成し、上部スペーサ102の爪部と第1の孔部23とが複数箇所で係合するようにしてもよい。これにより、上部スペーサ102が上、下、左、右方向にずれることを防止できる。
【0048】
また、カザリネジ103が伸縮嵌合管収納部13に螺入され、上部スペーサ102がバンパ20を押圧することにより、カザリネジ103の鍔部132の内周部に伸縮嵌合管収納部13に収納された伸縮嵌合管11の最外周の管体11aの上端が突き当たる。これにより伸縮嵌合管11が伸長する際に伸縮嵌合管11が矢印Z2方向に押圧されたときに、伸縮嵌合管11が伸縮嵌合管収納部13から抜けることがなくなる。
【0049】
次に取付方法について説明する。
【0050】
まず、バンパ20は、バンパ20と車輌との取付部のうち中央取付部及び伸縮嵌合管駆動装置本体10を取り付ける側の取付部が車輌より取り外され、バンパ20の伸縮嵌合管駆動装置本体10が取付側を車輌から捲った状態とされる。次に、バンパ20を車輌から捲った状態で、伸縮嵌合管駆動装置本体10を図示しないブラケットにより車輌に仮に固定する。次に、伸縮嵌合管駆動装置本体10の伸縮嵌合管収納部13に下部スペーサ101を取り付ける。
【0051】
次に、バンパ20を車輌からめくった状態から元に戻す。このとき、第1の孔部23周囲に下部スペーサ101の傾斜面113が突き当たるようにする。次にバンパ20に形成された第1の孔部23に上部スペーサ102を係合させる。上部スペーサ102の第2の孔部123を通して伸縮嵌合管収納部13にカザリネジ103をネジ部16に螺入させ、カザリネジ103を装着させる。カザリネジ103が装着されることにより、伸縮嵌合管駆動装置本体10が車輌と最終的に固定される。
【0052】
このとき、カザリネジ103により下部スペーサ101及び上部スペーサ102が伸縮嵌合管駆動装置本体10に固定される。このとき、上部スペーサ102と下部スペーサ101とによりバンパ20が挟持される。上部スペーサ102と下部スペーサ101とによりバンパ20を挟持することにより、バンパ20に伸縮嵌合管駆動装置本体10が固定される。
【0053】
なお、本実施例では、下部スペーサ101に凸部117を設け、上部スペーサ102に凹部127を設ける構成としたが、下部スペーサ101に凹部を設け上部スペーサ102に凸部を設けるようにしてもよい。
【0054】
図8は本発明の一実施例の変形例の要部の断面図を示す。同図中、図6と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0055】
本変形例は、上部スペーサ102の下部スペーサ101に対向する部分に伸縮嵌合管11の短縮方向に延出して形成された凸部128を設け、下部スペーサ101の凸部128と対向する部分に伸縮嵌合管11の短縮方向に形成された凹部118を形成した構成とされている。
【0056】
本変形例によれば、上部スペーサ102の凸部128と下部スペーサ101の凹部118とを係合させることにより下部スペーサ101を上部スペーサ102に位置決めできる。このため、下部スペーサ101が傾斜面に沿って移動することを防止できる。よって、伸縮嵌合管11の延出方向がずれることを防止できる。
【0057】
なお、位置決め部は、凹凸構造に限定されるものではなく、要は下部スペーサ101を上部スペーサ102に係合させて位置決めできる構成であればよい。
【0058】
図9〜図11は本発明の一実施例の取付後の斜視図を示す。図9、図10は伸縮嵌合管が短縮した状態、図11は伸縮嵌合管が伸長した状態を示している。 本実施例の伸縮嵌合管駆動装置の取り付け構造によれば、上部スペーサ102はバンパ20の裏面側に収容される凹部121とバンパ20の表面側に突出する凸部122とから構成される。このため、バンパ20の裏面側に大きく突出することがない。また、同様に、図9〜図11に示すようにバンパ20の表面側に大きく突出することもない。
【0059】
よって、バンパ20の表面側、図7に示す矢印C方向に大きく突出して設けられることがなく、図9〜図11に示されるようにバンパ20に一体的に取り付けることができる。よって、意匠が損なわれることがない。
【0060】
また、本実施例の伸縮嵌合管駆動装置の取り付け構造によれば、カザリネジ103を伸縮嵌合管駆動装置10の伸縮嵌合管収納部13に螺入させることにより下部スペーサ101及び上部スペーサ102の取付が可能となるので、組み立て性が良好である。また、部品点数を削減できる。よって、安価に構成できる。
【0061】
さらに、バンパ20に形成される第1の孔部23は、伸縮嵌合管収納部13及び上部スペーサ102の一部が貫通できる大きさがあればよいので、小さくて済む。また、固定のためネジを貫通させるための孔を開ける必要がない。よって、取付のための作業効率を向上できる。
【0062】
また、第1の孔部23が小さくて済むので、第1の孔部23を覆う上部スペーサ102の大きさを小さくできる。よって、意匠が損なわれることがない。
【0063】
なお、本実施例では、伸縮嵌合管駆動装置本体10をバンパ20に固定する場合について説明したが、固定箇所はバンパに限定されるものではなく、例えば、車輌本体の斜面に直接固定することも可能である。本発明は伸縮嵌合管駆動装置本体10を斜面に取り付ける場合について適用可能である。
【0064】
【発明の効果】
上述の如く、本発明によれば、傾斜面に形成された孔部に係合しており、貫通孔を通して伸縮嵌合管を傾斜面の上面側に延出させる上部スペーサと、傾斜面の下面側に設けられ、貫通孔を通して伸縮嵌合管を傾斜面に形成された孔部に導出させる下部スペーサと、上部スペーサと下部スペーサとを介して装置本体に螺合して、上部スペーサと下部スペーサとで傾斜面の孔部の周囲を挟持させる取付ねじと、下部スペーサと上部スペーサとの位置決する位置決め部とを設けることにより、位置決め部により下部スペーサが上部スペーサに位置決めされるため、下部スペーサが傾斜面に沿って移動することを防止でき、よって、伸縮嵌合管の延出方向がずれることを防止できる。
【0065】
本発明によれば、位置決め部を、下部スペーサに伸縮嵌合管の伸長方向に延出して形成された凸部と、上部スペーサの凸部と対向する部分に伸縮嵌合管の延長方向に形成された凹部とから構成し、上部スペーサの凹部と下部スペーサの凸部とを係合させることにより、簡単な構成、作業で下部スペーサを上部スペーサに位置決めできるため、下部スペーサが傾斜面に沿って移動することを防止でき、よって、伸縮嵌合管の延出方向がずれることを防止できる。
【0066】
本発明によれば、位置決め部を上部スペーサの下部スペーサに対向する面に伸縮嵌合管の短縮方向に延出して形成された凸部と、上部スペーサの凸部と対向する部分に伸縮嵌合管の短縮方向に形成された凹部とから構成し、上部スペーサの凸部と下部スペーサの凹部とを係合させることにより、簡単な構成、作業で下部スペーサを上部スペーサに位置決めできるため、下部スペーサが傾斜面に沿って移動することを防止できる。よって、伸縮嵌合管の延出方向がずれることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例の下部スペーサの構成図である。
【図3】 下部スペーサ101の成形時の状態を示す図である。
【図4】 本発明の一実施例の要部の分解斜視図である。
【図5】 本発明の一実施例の組み付け時の斜視図である。
【図6】 上部スペーサ102の成形時の状態を示す図である。
【図7】 本発明の一実施例の取付後の断面図である。
【図8】 本発明の一実施例の変形例の要部の断面図である。
【図9】 本発明の一実施例の取付後の斜視図である。
【図10】本発明の一実施例の取付後の斜視図である。
【図11】本発明の一実施例の取付後の斜視図である。
【図12】従来の一例の分解斜視図である。
【図13】従来の一例の断面図である。
【図14】従来の一例の取付時の斜視図である。
【符号の説明】
10 伸縮嵌合管駆動装置本体、11 伸縮嵌合管、12 駆動機構、13 伸縮嵌合管収納部、14可撓性ワイヤ、15 突出部、16 ネジ部、101 下部スペーサ、102 上部スペーサ、103 カザリネジ、117:凸部
118:凹部、127:凹部、128:凸部
Claims (2)
- 伸縮嵌合管と該伸縮嵌合管を伸縮駆動させる駆動装置とからなる装置本体を該伸縮嵌合管が傾斜した取付面から垂直に延出されるように該取付面に取り付ける伸縮嵌合管取付構造であって、
前記取付面に形成された孔部に係合しており、貫通孔を通して前記伸縮嵌合管を前記取付面の上面側に延出させる上部スペーサと、
前記取付面の下面側に設けられ、貫通孔を通して前記伸縮嵌合管を前記取付面に形成された前記孔部に導出させる下部スペーサと、
前記上部スペーサと前記下部スペーサとを介して前記装置本体に螺合して、前記上部スペーサと前記下部スペーサとで前記取付面の前記孔部の周囲を挟持させる取付ねじと、
前記下部スペーサと前記上部スペーサとの位置決する位置決め手段とを有し、
前記位置決め手段は、前記下部スペーサに前記伸縮嵌合管の伸長方向に延出して形成された凸部と、
前記上部スペーサの前記貫通孔の内面側の前記凸部と対向する部分に前記伸縮嵌合管の延長方向に形成され、前記下部スペーサの前記凸部に係合し、前記下部スペーサが取付面裏側の斜面に沿って移動することを防止する凹部とを有することを特徴とする伸縮嵌合管取付構造。 - 伸縮嵌合管と該伸縮嵌合管を伸縮駆動させる駆動装置とからなる装置本体を該伸縮嵌合管が傾斜した取付面から垂直に延出されるように該取付面に取り付ける伸縮嵌合管取付構造であって、
前記取付面に形成された孔部に係合しており、貫通孔を通して前記伸縮嵌合管を前記傾斜面の上面側に延出させる上部スペーサと、
前記取付面の下面側に設けられ、貫通孔を通して前記伸縮嵌合管を前記取付面に形成された前記孔部に導出させる下部スペーサと、
前記上部スペーサと前記下部スペーサとを介して前記装置本体に螺合して、前記上部スペーサと前記下部スペーサとで前記取付面の前記孔部の周囲を挟持させる取付ねじと、
前記下部スペーサと前記上部スペーサとを位置決する位置決め手段を有し、
前記位置決め手段は、前記上部スペーサの前記下部スペーサに対向する面に前記伸縮嵌合管の短縮方向に延出して形成された凸部と、
前記下部スペーサの前記凸部と対向する部分に前記伸縮嵌合管の短縮方向に形成され、前記上部スペーサの前記凸部に係合し、前記下部スペーサが取付面裏側の斜面に沿って移動することを防止する凹部とを有することを特徴とする伸縮嵌合管取付構造。
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