JP4187227B1 - 静的視野スキャン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の視野計には冗長性がある。従来の視野計により検出される暗点、盲点の形状は実際の形状から相当かけはなれている。
【解決手段】視野スキャン画面生成手段と、固視標表示制御手段と、走査線設定手段と、走査点設定手段と、視標表示制御手段と、第一検出手段と、第二検出手段と、視野マッピング画面生成手段と、第一検出直後走査続行手段と、第二検出直後走査続行手段と、応答待機手段と、視標提示座標記憶手段と、視標認識不可能印マッピング手段と、第一完了判定手段と、第二完了判定手段と、第一完了判定時次の走査点演算手段と、第二完了判定時次の走査点演算手段と、を備えることを特徴とするため、著しく作動が軽く、所定の時間内に大量の走査点を走査可能である静的視野スキャン装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、静的視野スキャン装置、静的視野スキャン装置作動方法、静的視野スキャン装置を実現させるプログラム、及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。
従来の視野計には次のような物がある。
Goldmannperimeter、510型(1945年)、940型(1967年)、Tubinger perimeter(1957年)、Octopus perimeter(1976年)。(例えば、非特許文献1参照。)。
従来の視野計を説明する。Goldmann perimeterは最初の明度視野計、手動同時記録式であり、視標輝度は4から60種、視標視角は6種、視角視野、背景輝度の調整が可能。欠点は5°以内の中心部測定が不可能であること。Tubinger perimeter(1957年)は最初の実用的静視野計である。動的視野、色視野、フリッカー視野など測定できる。手動同時記録式。視標輝度80種、固視標輝度100種、色5種、背景輝度6種。中心視力、中心外視力測定。欠点は視標移動の操作が難しいこと、視標、固視標、背景照明灯の調整が難しいこと。Octopus perimeter(1976年)は世界最初の全自動静視野計。
最新医学大辞典(1987、1990年)、医歯薬出版株式会社。
従来の視野計は検査に時間を要する。
従来の視野計によって検出される暗点や盲点の形状は非常に大雑把であり、検査結果の図は被験者にとっての暗点や盲点の実際の形状から相当かけはなれている。
従来の視野計では、初期段階にある視野障害を検出できていない。
そこで、本発明の目的は、従来の視野計では頻出していた待ち時間や重複的検査など冗長性を極力排する構成及び作動態様を採り、検査の高速度化を実現する本発明、静的視野スキャン装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、被験者の暗点や盲点の形状を、従来の視野計に比較してはるかに詳しく検査結果の図に反映させることが可能な静的視野スキャン装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、
請求項1に記載の発明は、
静的視標により被験者の視野をスキャンするための視野スキャン画面を出力装置に生成する視野スキャン画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン画面生成手段により生成された視野スキャン画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン画面に少なくとも一本以上の走査線を設定する走査線設定手段と、
該走査線設定手段により設定される走査線に沿って少なくとも一点以上の走査点を設定する走査点設定手段と、
該走査点設定手段により走査線に沿って設定された走査点の中の一つの走査点に、該一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する視標表示制御手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識された場合には、第一入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第一検出手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識されなかった場合には、第二入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第二検出手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング画面を出力装置に生成する視野マッピング画面生成手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第一検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第一検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第二検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第二検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出されず、且つ、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出されない間は、
待機する応答待機手段、
を、さらに備えるが、該応答待機手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出された時点において、
前記視標表示制御手段が表示していた静的視標の座標を、記憶装置に記憶する視標提示座標記憶手段を、さらに備えるが、該視標提示座標記憶手段と、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標提示座標記憶手段により記憶装置に記憶されている座標を参照して、該座標に相当する前記視野マッピング画面における位置に、前記視標表示制御手段により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を記録する視標認識不可能印マッピング手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第一完了判定手段、をさらに備えるが、該第一完了判定手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第二完了判定手段、をさらに備えるが、該第二完了判定手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第一完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第一完了判定時次の走査点演算手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第二完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第二完了判定時次の走査点演算手段と、
を、
備えることを特徴とする静的視野スキャン装置。
請求項2に記載の発明は、
コンピュータを、
静的視標により被験者の視野をスキャンするための視野スキャン画面を出力装置に生成する視野スキャン画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン画面生成手段により生成された視野スキャン画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン画面に少なくとも一本以上の走査線を設定する走査線設定手段と、
該走査線設定手段により設定される走査線に沿って少なくとも一点以上の走査点を設定する走査点設定手段と、
該走査点設定手段により走査線に沿って設定された走査点の中の一つの走査点に、該一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する視標表示制御手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識された場合には、第一入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第一検出手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識されなかった場合には、第二入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第二検出手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング画面を出力装置に生成する視野マッピング画面生成手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第一検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第一検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第二検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第二検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出されず、且つ、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出されない間は、
待機する応答待機手段、
を、さらに備えるが、該応答待機手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出された時点において、
前記視標表示制御手段が表示していた静的視標の座標を、記憶装置に記憶する視標提示座標記憶手段を、さらに備えるが、該視標提示座標記憶手段と、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標提示座標記憶手段により記憶装置に記憶されている座標を参照して、該座標に相当する前記視野マッピング画面における位置に、前記視標表示制御手段により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を記録する視標認識不可能印マッピング手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第一完了判定手段、をさらに備えるが、該第一完了判定手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第二完了判定手段、をさらに備えるが、該第二完了判定手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第一完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第一完了判定時次の走査点演算手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第二完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第二完了判定時次の走査点演算手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
本発明、静的視野スキャン装置は、従来型視野計に見られる冗長性を極力排する構成及び作動態様を採っており、著しく作動が軽いので、所定の時間内に大量の走査点を、静的視標により走査可能である。
従って、従来型視野計に比べ、詳しい検査や、検査時間の短い検査が可能である。
本発明、静的視野スキャン装置により生成された視野マッピング画像の例である図1及び図8から明らかなように、本発明、静的視野スキャン装置は、暗点201、盲点203の形状だけではなく、暗点と盲点の接続部分202の形状をも詳しくマッピングすることができる。
本発明、静的視野スキャン装置は、静的視野スキャンの結果得られるデータから、網膜構造等を強く明示する、静的視野のスキャンと呼ぶにふさわしい視野マッピング画像を生成することができる。
本発明、静的視野スキャン装置は、ゴールドマン視野計のようなかさばる装置を必要とせず、簡単な構成で実現できる。
本発明、静的視野スキャン装置は、5°以内の視野中心部の測定が可能である。
第一の発明である静的視野スキャン装置によれば、
静的視標により被験者の視野をスキャンするための視野スキャン画面を出力装置に生成する視野スキャン画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン画面生成手段により生成された視野スキャン画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン画面に少なくとも一本以上の走査線を設定する走査線設定手段と、
該走査線設定手段により設定される走査線に沿って少なくとも一点以上の走査点を設定する走査点設定手段と、
該走査点設定手段により走査線に沿って設定された走査点の中の一つの走査点に、該一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する視標表示制御手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識された場合には、第一入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第一検出手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識されなかった場合には、第二入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第二検出手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング画面を出力装置に生成する視野マッピング画面生成手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第一検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第一検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第二検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第二検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出されず、且つ、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出されない間は、
待機する応答待機手段、
を、さらに備えるが、該応答待機手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出された時点において、
前記視標表示制御手段が表示していた静的視標の座標を、記憶装置に記憶する視標提示座標記憶手段を、さらに備えるが、該視標提示座標記憶手段と、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標提示座標記憶手段により記憶装置に記憶されている座標を参照して、該座標に相当する前記視野マッピング画面における位置に、前記視標表示制御手段により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を記録する視標認識不可能印マッピング手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第一完了判定手段、をさらに備えるが、該第一完了判定手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第二完了判定手段、をさらに備えるが、該第二完了判定手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第一完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第一完了判定時次の走査点演算手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第二完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第二完了判定時次の走査点演算手段と、
を、
備えるので、
本発明、静的視野スキャン装置により、静的視野スキャンを行うと、図1及び図8に示すような視野マッピング画像を得ることができる。
第二の発明である静的視野スキャン装置を実現させるプログラムによれば、
コンピュータを、
静的視標により被験者の視野をスキャンするための視野スキャン画面を出力装置に生成する視野スキャン画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン画面生成手段により生成された視野スキャン画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン画面に少なくとも一本以上の走査線を設定する走査線設定手段と、
該走査線設定手段により設定される走査線に沿って少なくとも一点以上の走査点を設定する走査点設定手段と、
該走査点設定手段により走査線に沿って設定された走査点の中の一つの走査点に、該一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する視標表示制御手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識された場合には、第一入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第一検出手段と、
前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識されなかった場合には、第二入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第二検出手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング画面を出力装置に生成する視野マッピング画面生成手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第一検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第一検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された後、
直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第二検出直後走査続行手段、
を、さらに備えるが、該第二検出直後走査続行手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出されず、且つ、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出されない間は、
待機する応答待機手段、
を、さらに備えるが、該応答待機手段と、
前記視標表示制御手段は、
前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出された時点において、
前記視標表示制御手段が表示していた静的視標の座標を、記憶装置に記憶する視標提示座標記憶手段を、さらに備えるが、該視標提示座標記憶手段と、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標提示座標記憶手段により記憶装置に記憶されている座標を参照して、該座標に相当する前記視野マッピング画面における位置に、前記視標表示制御手段により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を記録する視標認識不可能印マッピング手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第一完了判定手段、をさらに備えるが、該第一完了判定手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第二完了判定手段、をさらに備えるが、該第二完了判定手段と、
前記第一検出直後走査続行手段は、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第一完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第一完了判定時次の走査点演算手段と、
前記第二検出直後走査続行手段は、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
次の走査点とし、
前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
演算装置による演算により、
走査対象走査線を、
前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
第二完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
該第二完了判定時次の走査点演算手段、
として機能させるので、
本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムにより、静的視野スキャンを行うと、図1及び図8に示すような視野マッピング画像を得ることができる。
本発明、静的視野スキャン装置、静的視野スキャン装置作動方法、静的視野スキャン装置を実現させるプログラム、及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図3及び図7を参照して、本発明、静的視野スキャン装置の構成について説明する。
図3は、本発明、静的視野スキャン装置の構成の一例を表している。
図7は、本発明、静的視野スキャン装置におけるCPU501のハードウェア構成の一例を表している。
図3は、コンピュータシステム301の概略構成を示している。
本発明、静的視野スキャン装置は、コンピュータシステム301により、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムを実行することで実現される。
本実施形態の静的視野スキャン装置を実現するコンピュータシステム301は、図3に示すように、後述するCPU(Central Processing Unit)501等を備える本体302と、キーボード303、(必要であればマウス306)、ディスプレイ304、プリンタ305、(必要であればスピーカ307)から構成されている。
次に、本発明、静的視野スキャン装置におけるCPU501のハードウェア構成の一例を、図7を参照しつつ説明する。
本発明、静的視野スキャン装置におけるCPU501は、具体的には、CPU501等のマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)502、ROM(Read Only Memory)503、HDD(Hard Disc Drive)504、キーボード303、マウス306、ディスプレイ304、プリンタ305、スピーカ307及び通信インターフェースを含んで構成される。
以上の各部分は、バス505により接続されている。
(HDD504は入出力インターフェースを経てバス505に接続されている。)
キーボード303は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、キーボード303からの入力をCPU501に出力することができる。
ディスプレイ304は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からのイメージデータの入力をディスプレイ304に出力することができる。
プリンタ305は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からの入力をプリンタ305により出力することができる。
(スピーカ307は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からの入力をスピーカ307により出力することができる。)
(マウス306は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、マウス306からの入力をCPU501に出力することができる。)
CPU501は、HDD(Hard Disc Drive)504に格納された本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムを、RAM502上に展開することにより、本実施形態に特徴的な動作を実行する。
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従って、本発明、静的視野スキャン装置の制御や、各種の演算処理などを実行する。
CPU501は、ディスプレイ304(出力装置の一例)による表示処理の制御を行う。
(例えば、具体的には、固視標及び静的視標の表示制御や、本発明、静的視野スキャン装置により得られたデータから視野マッピング画像の生成を行ったりする。)
CPU501は、キーボード303(入力装置の一例)からの入力に応じて、本発明、静的視野スキャン装置の制御を行う。
CPU501は、静的視野スキャン装置から得られたデータに基づいて生成した視野マッピング画像等の出力を、プリンタ305等から出力させるよう制御することができる。
(必要であれば、CPU501は、(例えばキーボード303等入力装置からの入力に応じて、あるいは例えば、静的視野スキャンにおいて走査線が換わる際に、あるいは例えば、視野マッピング画像が出力される際、等に)スピーカ307(出力装置の一例)から出力を生じさせるよう制御を行うようにしてもよい。)
(CPU501は、マウス306(入力装置の一例)からの入力に応じて、本発明、静的視野スキャン装置の制御を行うようにしてもよい。)
キーボード303、(必要であればマウス306、)及びディスプレイ304は、本発明静的視野スキャン装置のユーザインターフェースとして利用される。
キーボード303は、例えば入力を行うためのデバイス(入力装置)として利用される。
(必要であれば、マウス306は、ディスプレイ304の表示画面に、各種の入力を行うためのデバイスとして利用される。)
ディスプレイ304は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等からなる表示デバイス(出力装置)であり、本発明、静的視野スキャン装置による視野のスキャンを行ったり、静的視野スキャン装置により生成された視野マッピング画像を表示したりする。
(必要であれば、ディスプレイ304に、各種の操作画面や、設定画面などを表示するようにしてもよい。)
また、CPU501がインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されている場合には、通信インターフェースにLANカード等のネットワークアダプタやモデム等の通信機器を具備させて、ネットワークによりデータ通信を行えるように構成することができる。その場合、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムを格納するサーバを、ネットワークに設置し、CPU501をサーバのクライアント端末として構成することにより、本発明における動作を、静的視野スキャン装置に実行させることができる。
また、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)に記憶させることができる。
このような記録媒体(記憶媒体)として、例えば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)、半導体メモリ等がある。
次に、静的視野スキャン装置、静的視野スキャン装置作動方法、及び静的視野スキャン装置を実現させるプログラムによる静的視野スキャン装置の制御について、図2及び、図4〜図6、及び図9を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明、静的視野スキャン装置の走査及び作動態様、及び静的視野マッピング態様の一例を示している。
図4〜図6は、本発明、静的視野スキャン装置における静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の一例を表す流れ図である。
図9は、本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の画面の構成の一例を示す図である。
まず、図2を参照しながら、本発明、静的視野スキャン装置の走査及び作動態様、及び視野マッピング態様について詳細に説明する。
CPU501は、視野スキャン画面1を出力装置(例えばディスプレイ304)に生成する。(視野スキャン画面生成手段である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野スキャン画面1において、設定された位置に、固視標2を表示する。(固視標表示制御手段である。)
固視標2は、静的視野スキャン中、被験者の片側の目により凝視されるべき固視標である。
CPU501は、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野スキャン画面1において設定される走査領域1Aにおいて、例えば、上側から走査線R1、走査線R2、等を配し、以下同様に、走査線Rmまで、設定された(例えば、y軸方向に対する)間隔で、複数の走査線を設定する。(走査線設定手段である。)
それら走査線は、視野を走査する際に静的視標表示位置が沿って変化する経路として設定されるものであり、CPU501はそれら走査線を、視野スキャン画面1に表示しない。
(図2においては、水平方向の走査線が設定されているが、他の方向の走査線により走査線を設定するとしてもよい。)
(走査領域1Aが、視野スキャン画面1の全体に設定される場合があってもよい。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、まず走査線R1の、走査領域1A左端の、走査点R11に、静的視標を表示する。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R11に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
(本発明の実施形態では、第一入力装置とは、例えば、右矢印カーソルキー303Aであり、第二入力装置とは、例えば、左矢印カーソルキー303Bである。また、本発明実施形態における静的視野スキャン装置では、視野スキャン画面1に表示される静的視標が被験者により認識された場合には、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されることにより応答がなされ、視野スキャン画面1に表示される静的視標が被験者により認識されなかった場合には、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されることにより応答がなされる。)
(本発明実施の形態では、第一検出手段とは、視野スキャン画面1に表示された静的視標が視覚認識された場合に、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経てなされる応答の、該応答開始の瞬間のみを検出する手段である。すなわち、本発明実施の形態では、例えば、被験者は、視野スキャン画面1に表示された静的視標を視覚認識できた場合には、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押すことにより、その静的視標が認識できたとの応答を行うが、第一検出手段は、右矢印カーソルキー303A押しの開始時点のみの検出を行い、その後右矢印カーソルキー303A押しが(一瞬押しにおいて)継続している間については検出を行わないという作動を行う。すなわち、第一検出手段は、右矢印カーソルキー303Aが押された瞬間だけを検出するよう作動する。すなわち、第一検出手段は、右矢印カーソルキー303Aが押された時に一度だけ押されている情報を返し、後は押されている右矢印カーソルキー303Aをはなすまでは、押されていることにならないように作動する。)
(本発明実施の形態では、第二検出手段とは、視野スキャン画面1に表示された静的視標が視覚認識されなかった場合に、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経てなされる応答の、該応答開始の瞬間のみを検出する手段である。すなわち、本発明実施の形態では、例えば、被験者は、視野スキャン画面1に表示された静的視標を視覚認識できなかった場合には、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押すことにより、その静的視標が認識できなかったとの応答を行うが、第二検出手段は、左矢印カーソルキー303B押しの開始時点のみの検出を行い、その後左矢印カーソルキー303B押しが(一瞬押しにおいて)継続している間については検出を行わないという作動を行う。すなわち、第二検出手段は、左矢印カーソルキー303Bが押された瞬間だけを検出するよう作動する。すなわち、第二検出手段は、左矢印カーソルキー303Bが押された時に一度だけ押されている情報を返し、後は押されている左矢印カーソルキー303Bをはなすまでは、押されていることにならないように作動する。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R11に表示される静的視標を視覚認識可能である場合について考える。
走査点R11に表示された静的視標を、被験者が視野に視覚認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R11に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R11に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R12)に、該次の一つの走査点(走査点R12)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R12)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R12)は、第一完了判定手段、及び第一完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
(すなわち、CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R11に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、該検出の時点において視野スキャン画面1に表示されていた静的視標(走査点R11に表示されていた静的視標)が属して位置していた一つの走査線(すなわち、走査線R1)上の走査点走査が完了しているか否か(走査線R1上において、走査点R1nまでの走査が完了しているか否か)を演算装置による演算により判定する(第一完了判定手段)。)
(この場合、CPU501は、一つの走査線(走査線R1)上の走査点走査(走査点R1nまでの走査)が完了していないとの判定を行い、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が検出された時点において表示されていた静的視標(走査点R11に表示されていた静的視標)と同一の走査線(走査線R1)上にあり且つ、該静的視標(走査点R11に表示されていた静的視標)に隣接する走査点(走査点R12)を、演算装置による演算により、次の走査点とする(第一完了判定時次の走査点演算手段)。)
(本発明実施の形態における静的視野スキャン装置においては、例えば、被験者が右矢印カーソルキー303Aを押し続けても、次の一つの走査点としての走査点が、例えば走査点R12から走査点R13、走査点R14、・・・、などと進んでいくことがない。1回右矢印カーソルキー303A押しに対し、走査点は1つだけ進むという作動態様である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R12に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R12に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R12に表示される静的視標も視覚認識可能である場合について考える。
走査点R12に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R12に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R12に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R13)に、該次の一つの走査点(走査点R13)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R13)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R13)は、第一完了判定手段、及び第一完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
(すなわち、CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R12に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、該検出の時点において視野スキャン画面1に表示されていた静的視標(走査点R12に表示されていた静的視標)が属して位置していた一つの走査線(すなわち、走査線R1)上の走査点走査が完了しているか否か(走査線R1上において、走査点R1nまでの走査が完了しているか否か)を演算装置による演算により判定する(第一完了判定手段)。)
(今の場合、CPU501は、一つの走査線(走査線R1)上の走査点走査(走査点R1nまでの走査)が完了していないとの判定を行い、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が検出された時点において表示されていた静的視標(走査点R12に表示されていた静的視標)と同一の走査線(走査線R1)上にあり且つ、該静的視標(走査点R12に表示されていた静的視標)に隣接する走査点(走査点R13)を、演算装置による演算により、次の走査点とする(第一完了判定時次の走査点演算手段)。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R13に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R13に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R13に表示される静的視標も視覚認識可能である場合について考える。
走査点R13に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R13に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R13に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R14)に、該次の一つの走査点(走査点R14)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R14)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R14)は、(既述した、走査点R12が次の一つの走査点として決定された場合、及び走査点R13が次の一つの走査点として決定された場合、と同様に)第一完了判定手段、及び第一完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R14に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R14に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R14に表示される静的視標も視覚認識可能である場合について考える。
走査点R14に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R14に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R14に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R15)に、該次の一つの走査点(走査点R15)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R15)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R15に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R15に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R15に表示される静的視標も視覚認識可能である場合について考える。
走査点R15に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R15に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R15に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R16)に、該次の一つの走査点(走査点R16)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R16)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R16に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R16に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R16に表示される静的視標を視覚認識不可能である場合について考える。
走査点R16に表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R16に表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R16に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R16に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R17)に、該次の一つの走査点(走査点R17)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R17)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されること)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R16の座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3((CPU501は、視野マッピング画面3を出力装置(例えばディスプレイ304等)に生成する。視野マッピング画面3の出力装置への生成は、CPU501が視野スキャン画面1を出力装置に生成した時になされていてもよい。)(視野マッピング画面生成手段である。))における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f16)記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R17)は、第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
(すなわち、CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R16に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、該検出の時点において視野スキャン画面1に表示されていた静的視標(走査点R16に表示されていた静的視標)が属して位置していた一つの走査線(すなわち、走査線R1)上の走査点走査が完了しているか否か(走査線R1上において、走査点R1nまでの走査が完了しているか否か)を演算装置による演算により判定する(第二完了判定手段)。)
(この場合、CPU501は、一つの走査線(走査線R1)上の走査点走査(走査点R1nまでの走査)が完了していないとの判定を行い、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が検出された時点において表示されていた静的視標(走査点R16に表示されていた静的視標)と同一の走査線(走査線R1)上にあり且つ、該静的視標(走査点R16に表示されていた静的視標)に隣接する走査点(走査点R17)を、演算装置による演算により、次の走査点とする(第二完了判定時次の走査点演算手段)。)
(本発明実施の形態における静的視野スキャン装置においては、例えば、被験者が左矢印カーソルキー303Bを押し続けても、次の一つの走査点としての走査点が、例えば走査点R17から走査点R18、走査点R19、・・・、などと進んでいくことがない。1回左矢印カーソルキー303B押しに対し、走査点は1つだけ進むという作動態様である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R17に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R17に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R17に表示される静的視標も視覚認識不可能である場合について考える。
走査点R17に表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R17に表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R17に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R17に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R18)に、該次の一つの走査点(走査点R18)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R18)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されること)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R17の座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f17)記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R18)は、(先に走査点R17が次の走査点として決定された時と同様に)第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R18に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R18に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R18に表示される静的視標も視覚認識不可能である場合について考える。
走査点R18に表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R18に表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R18に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R18に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R19)に、該次の一つの走査点(走査点R19)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R19)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されること)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R18の座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f18)記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R19)は、第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
同様な処理の後に、
CPU501は、例えば、今、走査点R110に、静的視標を表示しているとする。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R110に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R110に表示される静的視標も視覚認識不可能である場合について考える。
走査点R110に表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R110に表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R110に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R110に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R111)に、該次の一つの走査点(走査点R111)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R111)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されること)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R110の座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f110)記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R111)は、第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R111に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R111に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R111に表示される静的視標が視覚認識可能であった場合について考える。
走査点R111に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R111に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R111に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R112)に、該次の一つの走査点(走査点R112)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R112)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R112に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R112に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R112に表示される静的視標も視覚認識可能であった場合について考える。
走査点R112に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R112に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R112に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R113)に、該次の一つの走査点(走査点R113)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R113)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
同様な処理を繰り返し、
CPU501は、例えば、今、走査点R1(n−1)に、静的視標を表示しているとする。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R1(n−1)に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R1(n−1)に表示される静的視標が視覚認識不可能であった場合について考える。
走査点R1(n−1)に表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R1(n−1)に表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R1(n−1)に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R1(n−1)に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R1n)に、該次の一つの走査点(走査点R1n)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R1n)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されること)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R1(n−1)の座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f1(n−1))記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R1n)は、第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R1nに、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R1nに静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R1nに表示される静的視標が視覚認識不可能であった場合について考える。
走査点R1nに表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R1nに表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R1nに表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R1nに表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R21)に、該次の一つの走査点(走査点R21)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R21)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
(本発明実施の形態における静的視野スキャン装置の走査態様においては、静的視標による走査が、走査点R11の位置に始まり、走査線R1上を右方向に、走査点R11、走査点R12、・・・、走査点R1nへと走査を進め、走査領域1A右端である走査点R1nの走査を終えた後は、走査線を、走査線R1に隣接して下方向に位置する走査線R2に換え、その走査線R2上の、走査領域1A左端である走査点R21から右方向へ同様な走査を行い、同様な走査線換えや、同様な走査線に沿った走査を繰り返すことにより、走査領域1A右下端である走査点Rmnまで走査を行う走査態様であるが、静的視標による走査態様は、走査線R1では右方向へ走査し、走査線R2では左方向へ走査し、走査線R3では右方向へ走査するなど、走査線ごとに走査方向を交互させるように設定するとしてもよい。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されたこと)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されたこと)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されたこと)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R1nの座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f1n)記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R21)は、第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
(すなわち、CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R1nに表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、該検出の時点において視野スキャン画面1に表示されていた静的視標(走査点R1nに表示されていた静的視標)が属して位置していた一つの走査線(すなわち、走査線R1)上の走査点走査が完了しているか否か(走査線R1上において、走査点R1nまでの走査が完了しているか否か)を演算装置による演算により判定する(第二完了判定手段)。)
(この場合、CPU501は、演算装置による演算により、一つの走査線(走査線R1)上の走査点走査(走査点R1nまでの走査)が完了しているとの判定を行い、走査対象走査線を、第二検出手段により第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出された時点においてCPU501により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線(走査線R1)、に隣接する走査線(本発明実施の形態においては、走査線R2)に換え、該走査線の端に位置する走査点(本発明実施の形態においては、走査線R2の左端に位置する走査点である走査点R21に設定されている)を、次の走査点とする。
(第二完了判定時次の走査点演算手段である。)
(本発明実施の形態における静的視野スキャン装置においては、例えば、被験者が左矢印カーソルキー303Bを押し続けても、次の一つの走査点としての走査点が、例えば走査点R21から走査点R22、・・・、などと進んでいくことがない。1回左矢印カーソルキー303B押しに対し、走査点は1つだけ進むという作動態様である。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点R21に、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点R21に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点R21に表示される静的視標が視覚認識不可能であった場合について考える。
走査点R21に表示された静的視標を、被験者が視野に認識することができない場合、被験者は、直ちに第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、その静的視標(走査点R21に表示された静的視標)が認識できなかったとの応答を行うことができる(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bを一瞬押す)。
CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R21に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点R21に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点R22)に、該次の一つの走査点(走査点R22)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点R22)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第二検出直後走査続行手段である。)
CPU501は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aが一瞬押されること)が第一検出手段により検出された時点、
あるいは、
第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が第二検出手段により検出された時点において、
CPU501が、視野スキャン画面1に表示していた静的視標の座標を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する(視標提示座標記憶手段の一環)が、
第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(本発明実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303Bが一瞬押されること)が検出されると、
該検出の時点において、CPU501が記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶している座標(この場合は、走査点R21の座標)を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3における位置に、CPU501により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を(この場合は、視標認識不可能印f21)記録する。(視標認識不可能印マッピング手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点R22)は、第二完了判定手段、及び第二完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
(すなわち、CPU501は、第二検出手段により、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点R21に表示された静的視標を認識できなかったとの応答)が検出された後、該検出の時点において視野スキャン画面1に表示されていた静的視標(走査点R21に表示されていた静的視標)が属して位置していた一つの走査線(すなわち、走査線R2)上の走査点走査が完了しているか否か(走査線R2上における右端の走査点までの走査が完了しているか否か)を演算装置による演算により判定する(第二完了判定手段)。)
(この場合、CPU501は、一つの走査線(走査線R2)上の走査点走査(走査線R2上における(走査領域1Aの)右端の走査点までの走査)が完了していないとの判定を行い、第二検出手段により第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が検出された時点において表示されていた静的視標(走査点R21に表示されていた静的視標)と同一の走査線(走査線R2)上にあり且つ、該静的視標(走査点R21に表示されていた静的視標)に隣接する走査点(走査点R22)を、演算装置による演算により、次の走査点とする(第二完了判定時次の走査点演算手段)。)
同様な処理を繰り返すことにより、
CPU501は、例えば、今、走査点Rm(n−1)に、静的視標を表示しているとする。(視標表示制御手段の一環である。)
その後、CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が第一検出手段により検出されず、且つ、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経た応答が第二検出手段により検出されない間は、走査点Rm(n−1)に静的視標を表示した状態で、応答待機を行う。(応答待機手段である。)
今、固視標2を凝視する被験者が、走査点Rm(n−1)に表示される静的視標が視覚認識可能であった場合について考える。
走査点Rm(n−1)に表示された静的視標を、被験者が視野に認識できた時点で、被験者は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経て、その静的視標が認識できたとの応答を行う(本発明実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303Aを一瞬押す)。
CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点Rm(n−1)に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、直ちに、表示されていた静的視標の表示(走査点Rm(n−1)に表示されていた静的視標の表示)を消去し、
直ちに、次の一つの走査点(すなわち、走査点Rmn)に、該次の一つの走査点(走査点Rmn)に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する(視標表示制御手段の一環)ことで、該次の走査点(走査点Rmn)に対応する視野のスキャンを続行する。
(第一検出直後走査続行手段である。)
(この時の、次の一つの走査点(走査点Rmn)は、第一完了判定手段、及び第一完了判定時次の走査点演算手段により決定されている。)
(すなわち、CPU501は、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答(この場合は、被験者によりなされる、視野に、走査点Rm(n−1)に表示された静的視標を認識できたとの応答)が検出された後、該検出の時点において視野スキャン画面1に表示されていた静的視標(走査点Rm(n−1)に表示されていた静的視標)が属して位置していた一つの走査線(すなわち、走査線Rm)上の走査点走査が完了しているか否か(走査線Rm上において、走査点Rmnまでの走査が完了しているか否か)を演算装置による演算により判定する(第一完了判定手段)。)
(今の場合、CPU501は、一つの走査線(走査線Rm)上の走査点走査(走査点Rmnまでの走査)が完了していないとの判定を行い、第一検出手段により、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経た応答が検出された時点において表示されていた静的視標(走査点Rm(n−1)に表示されていた静的視標)と同一の走査線(走査線Rm)上にあり且つ、該静的視標(走査点Rm(n−1)に表示されていた静的視標)に隣接する走査点(走査点Rmn)を、演算装置による演算により、次の走査点とする(第一完了判定時次の走査点演算手段)。)
CPU501は、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、今、走査点Rmnに、静的視標を表示している。(視標表示制御手段の一環である。)
同様な処理により走査点Rmnに対する走査を終えると、視野スキャン画面1に対する走査が終了する。(走査終了走査点は走査点Rmnに限らなくてもよい。)
ここで、本発明、静的視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、CPU501が行う静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理について図4〜図6、及び図2、及び図9、を参照して詳細に説明する。
図4〜図6は、図7に示したコンピュータにより実行される静的視野スキャン装置における静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理を示す流れ図である。
図2は、本発明、静的視野スキャン装置の走査及び作動態様、及び静的視野マッピング態様の一例を示している。
図9は、本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の画面の構成の一例を示す図である。
(以下、本発明、実施の形態での座標の説明においては、x座標軸は原点から右方向に、y座標軸は原点から下方向に生成されるものとして、位置の説明を行う。)
静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理のステップS2では、CPU501が、視野スキャン画面1であるウィンドウID2を出力装置(例えばディスプレイ304)に生成する。
(本発明、実施の形態では、CPU501は、視野スキャン画面1の大きさを、例えば、x座標方向幅660+150ドット、y座標方向高さ546−10ドットに設定している。)
ステップS3では、CPU501が、走査領域1Aの左上端の、視野スキャン画面原点5に対するx座標を、変数stcounxvに代入する。
ステップS3では、CPU501が、走査領域1Aの左上端の、視野スキャン画面原点5に対するy座標を、変数stcounyvに代入する。
走査領域1Aとは、走査線設定手段が、視野スキャン画面1に、少なくとも一本以上の走査線Ri(i=1〜m)を設定する領域のことである。
(走査領域1Aが、視野スキャン画面1の全体に設定される場合があってもよい。)
ステップS4では、CPU501が、走査領域1Aの右下端の、視野スキャン画面原点5に対するx座標を、変数edxに代入する。
ステップS4では、CPU501が、走査領域1Aの右下端の、視野スキャン画面原点5に対するy座標を、変数edyに代入する。
走査領域1Aとは、走査線設定手段が、視野スキャン画面1に、少なくとも一本以上の走査線Ri(i=1〜m)を設定する領域のことである。
(走査領域1Aが、視野スキャン画面1の全体に設定される場合があってもよい。)
ステップS5では、CPU501が、変数counxの値を0に初期化する。
(変数counxの値は、走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)におけるjの値に関係している。本発明、実施の形態では、counx+1の値がjの値となる。ステップS5において、CPU501が、変数counxの値を0に初期化することにより、CPU501は、初期走査点、すなわち走査開始走査点を、走査線Ri(i=1〜m)上の、例えば左から、第一番目の走査点に設定することになる。)
ステップS5では、CPU501が、変数counyの値を0に初期化する。
(変数counyの値は、走査線Ri(i=1〜m)におけるiの値に関係している。本発明、実施の形態では、couny+1の値がiの値となる。ステップS5において、CPU501が、変数counyの値を0に初期化することにより、CPU501は、初期走査線、すなわち走査開始走査線を、(走査領域1Aにおいて、例えば上側から、第一番目に配されている)走査線R1に設定することになる。先の、CPU501による変数counxの値の0への初期化と合わせて、CPU501は、初期走査点、すなわち、走査開始走査点を走査点R11に設定することになる。)
ステップS6では、CPU501が、変数counxvの値を0に初期化する。
(変数counxvの値は、走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)におけるjの値に関係しており、走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)の、走査領域原点5Aに対するx軸方向座標を設定する。)
(ステップS6において、CPU501が、変数counxvの値を0に初期化することにより、CPU501は、初期走査点、すなわち、走査開始走査点を、走査線Ri(i=1〜m)上の、例えば左端に、位置する走査点に設定することになる。)
ステップS6では、CPU501が、変数counyvの値を0に初期化する。
(変数counyvの値は、走査線Ri(i=1〜m)におけるiの値に関係しており、走査線Ri(i=1〜m)の、走査領域原点5Aに対するy軸方向座標を設定する。)
(ステップS6において、CPU501が、変数counyvの値を0に初期化することにより、CPU501は、初期走査線、すなわち走査開始走査線の位置を、走査領域1Aにおいて、例えば上側の、端に位置している走査線R1に設定することになる。先の、CPU501による変数counxvの値の0への初期化と合わせて、CPU501は、初期走査点、すなわち、走査開始走査点の位置を走査点R11の位置に設定する)
ステップS7では、CPU501が、視野マッピング画面3であるウィンドウID6を出力装置(例えばディスプレイ304)に生成する。
(本発明、実施の形態では、CPU501は、視野マッピング画面3の大きさを、例えば、x座標方向幅660+150ドット、y座標方向高さ546−10ドットに設定している。)
(本発明、実施の形態では、ステップS7において、CPU501が、視野マッピング画面3の背景色を、R,G,Bの輝度が、例えば、それぞれ0,0,0である色に設定し、CPU501が、視野マッピング画面3を、その背景色で塗りつぶすよう設定している。)
(本発明、実施の形態では、CPU501が、視野マッピング画面原点6に対する(stcounxv,stcounyv)座標を左上の点とし、視野マッピング画面原点6に対する(edx,edy)座標を右下の点とする、走査領域に対応する視野マッピング画面の領域3A
を、R,G,Bの輝度がそれぞれ、例えば、20,0,25である色により、塗りつぶすように設定している。)
ステップS8では、CPU501が、グラフィック操作先を視野スキャン画面1に変更する。
ステップS9では、CPU501が、視野スキャン画面1の背景色を設定する。
ステップS9では、CPU501が、視野スキャン画面1を、その背景色で塗りつぶす。
(本発明、実施の形態では、CPU501は、その背景色を、R,G,Bの輝度が、例えば、それぞれ0,0,0である色で設定している。)
ステップS10では、CPU501が、固視標2の表示形態(色、大きさ、形)を設定する。
ステップS10では、CPU501が、該表示形態を有する固視標2を、視野スキャン画面1において、視野スキャン画面原点5に対するx座標が、例えば、400であり、視野スキャン画面原点5に対するy座標が、例えば、260である位置(ドット単位)、に表示する。
(本発明、実施の形態では、CPU501は、固視標2の表示形態として、その色を、R,G,Bの輝度がそれぞれ、例えば、0,0,250である色で設定している。本発明、実施の形態では、CPU501は、固視標2を、例えば、■印により設定しており、そのフォントサイズを、例えば、6に設定している。)
(固視標2の形は、例えば、円形をなすものであってもよい。)
ステップS11では、CPU501が、静的視標の表示形態(色、大きさ、形)を設定する。
ステップS11では、CPU501が、該表示形態を有する静的視標を、視野スキャン画面原点5に対するx座標がstcounxv+counxvであり、視野スキャン画面原点5に対するy座標がstcounyv+counyvである、視野スキャン画面1における位置(ドット単位)に表示する。
ステップS11では、CPU501が、その座標を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(本発明、実施の形態では、CPU501は、静的視標の表示形態として、色は、R,G,Bの輝度がそれぞれ、例えば、0,250,0である色で設定している。CPU501は、静的視標を、例えば、■印により設定しており、そのフォントサイズを、例えば、2に設定している。)
(CPU501が、静的視標を、1ドットの点により表示するように設定するとしてもよい。)
(他のサイズにより静的視標を設定するとしてもよい。)
(ステップS11は、走査線設定手段の一環である。)
(ステップS11は、走査点設定手段の一環である。)
ステップS12では、S11で表示された静的視標の視覚認識に関してなされる応答、の開始の瞬間が、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)あるいは第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、検出された?に関する判断が、CPU501により行われる。
S11で表示された静的視標の視覚認識に関してなされる応答、の開始の瞬間が、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)によっても、あるいは第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)によっても検出されなかった場合は、CPU501は、ステップS9まで戻って処理を続ける。
(応答待機手段の一環である。)
ステップS12においてCPU501がなす判断である、S11で表示された静的視標の視覚認識に関してなされる応答、の開始の瞬間が、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)あるいは第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、検出された?の判断において、CPU501が、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)あるいは第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経て、S11で表示された静的視標の視覚認識に関してなされる応答、の開始の瞬間が検出された、との判断を行った場合には、CPU501は、ステップS13の処理へ移行する。
ステップS13では、S12における検出は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経たものであった?に関する判断が、CPU501により行われる。
S12における検出は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経たものであった、との判断をCPU501が行った場合には、CPU501は、ステップS19の処理へ移行する。
ステップS13においてCPU501がなす判断である、S12における検出は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経たものであった?の判断において、CPU501が、S12における検出は、第一入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、右矢印カーソルキー303A)を経たものであったとの判断を行わなかった場合には、CPU501は、ステップS14の処理に移行する。
ステップS14では、CPU501が、S12における検出は、第二入力装置(本発明、実施の形態では、例えば、左矢印カーソルキー303B)を経たものであった、との判断を行う。
ステップS15では、CPU501が、グラフィック操作先を視野マッピング画面3に変更する。
ステップS16では、CPU501が、視標認識不可能印f16、f17、f18、f19、f110、f1(n−1)、f1n、f21、f22の表示形態(色、大きさ、形)を設定する。
(本発明、実施の形態では、CPU501は、視標認識不可能印f16、f17、f18、f19、f110、f1(n−1)、f1n、f21、f22の色を、R,G,Bの輝度がそれぞれ、例えば、0,100,250である色で設定している。本発明、実施の形態では、CPU501は、視標認識不可能印f16、f17、f18、f19、f110、f1(n−1)、f1n、f21、f22の表示形態を、例えば、■印により設定し、そのフォントサイズを、例えば、2に設定している。)
ステップS17では、CPU501が、S11において記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶した座標を参照して、該座標に相当する視野マッピング画面3の位置に、S11において表示された静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す視標認識不可能印f16、f17、f18、f19、f110、f1(n−1)、f1n、f21、f22を表示して記録する。
すなわち、視野マッピング画面3において、視野マッピング画面原点6に対するx座標がstcounxv+counxvであり、視野マッピング画面原点6に対するy座標がstcounyv+counyvである位置(ドット単位)に、視野スキャン画面1でのその相当位置においては、静的視標認識が不可能であったことを示す印を表示して記録する。
ステップS18では、CPU501が、グラフィック操作先を、視野スキャン画面1に変更する。
ステップS19では、CPU501が、演算装置により演算を行うことで、変数counxの値を1インクリメントさせ、その値を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、該値を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出し、演算装置により、該値に、例えば、5を乗算し、得られた値を変数counxvに代入し、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(本発明、実施の形態では、変数counxは、走査線Ri(i=1〜m)に沿って走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)を、CPU501が、一つ進めるための変数である。)
(変数counxの値は、走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)におけるjの値に関係している。本発明、実施の形態では、counx+1の値がjの値となる。)
(変数counxに乗算されている5は、走査線Ri(i=1〜m)に沿って配される走査点間隔を、例えば、5に設定している。走査点間隔は他の値に設定するとしてもよい。)
(変数counxvの値は、走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)におけるjの値に関係しており、走査点Rij(i=1〜m、j=1〜n)の、走査領域原点5Aに対するx軸方向座標を設定する。)
(ステップS19は、走査線設定手段の一環である。)
(ステップS19は、走査点設定手段の一環である。)
ステップS20では、CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶されている変数stcounxvの値を読み出す。
ステップS20では、CPU501は、ステップS19において演算され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された変数counxvの値を読み出す。
ステップS20では、CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出した値であるstcounxv及び記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出した値であるcounxvを、演算装置により和算し、得られた結果を変数stcounxvzに代入して記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
ステップS21では、CPU501が、ステップS20において演算され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された変数stcounxvzの値を読み出し、また、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶されている変数edxの値を読み出し、それらの値を基にして、CPU501が、演算装置により、stcounxvz >edx?に関する判断を行う。
CPU501が、stcounxvz >edxではないとの判断を、演算装置により行った場合には、CPU501は、ステップS9まで戻って処理を続ける。
ステップS21において、CPU501が、stcounxvz >edxであるとの判断を、演算装置により行った場合には、CPU501は、ステップS22の処理に移行する。
ステップS22では、CPU501が、演算装置により演算を行うことで、変数counyの値を1インクリメントさせ、その値を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、該値を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出し、演算装置により、該値に、例えば、5を乗算し、得られた値を変数counyvに代入し、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(本発明、実施の形態では、変数counyは、CPU501が、一つの走査線に対する走査を終えた場合に、走査線Ri(i=1〜m)を、隣接する走査線Ri(i=1〜m)に、走査線換えを行うための変数である。)
(変数counyの値は、走査線Ri(i=1〜m)におけるiの値に関係している。本発明、実施の形態では、couny+1の値がiの値となる。)
(変数counyに乗算されている5は、視野スキャン画面1に配される走査線Ri(i=1〜m)の走査線間隔を、例えば、5に設定している。走査線間隔は他の値に設定するとしてもよい。)
(変数counyvの値は、走査線Ri(i=1〜m)におけるiの値に関係しており、走査線Ri(i=1〜m)の、走査領域原点5Aに対するy軸方向座標を設定する。)
(ステップS22は、走査線設定手段の一環である。)
(ステップS22は、走査点設定手段の一環である。)
ステップS23では、CPU501が、変数counxの値を0に初期化し、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
ステップS23では、CPU501が、初期化された該counxの値を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出し、演算装置により、該値に、例えば5を乗算し、変数counxvに代入し、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(ステップS23におけるCPU501による、変数counxの値の0への初期化は、走査線換えに伴い走査点を走査線Ri(i=1〜m)上の、例えば左から第一番目の走査点に初期化する設定を行うものである。走査線Ri(i=1〜m)を走査領域1Aにおいて設定することになる。)
(CPU501による、変数counxの値の0への初期化に伴い、CPU501が演算装置により行う変数counxvの0への初期化は、走査線換えに伴い、CPU501が、走査点を、走査線Ri(i=1〜m)上の例えば左端に位置する走査点に設定する初期化を行うことになる。走査線Ri(i=1〜m)を走査領域1Aにおいて設定することになる。)
(ステップS23は、走査線設定手段の一環である。)
(ステップS23は、走査点設定手段の一環である。)
ステップS24では、CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶されている変数stcounyvの値を読み出す。
ステップS24では、CPU501は、ステップS22において演算され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶されている変数counyvの値を読み出す。
ステップS24では、CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出した値であるstcounyv及び記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出した値であるcounyvを、演算装置により和算し、得られた結果を変数stcounyvzに代入して記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
ステップS25では、CPU501が、ステップS24において演算され、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された変数stcounyvzの値を読み出し、CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶されている変数edyの値を読み出し、それらの値を基にして、CPU501が、stcounyvz >edy?に関する判断を演算装置により行う。
CPU501が、stcounyvz >edyではないとの判断を、演算装置により行った場合には、CPU501は、ステップS9まで戻って処理を続ける。
ステップS25において、CPU501が、stcounyvz >edyであるとの判断を、演算装置により行った場合には、CPU501は、ステップS26の処理に移行する。
ステップS26では、CPU501が、グラフィック操作先を、視野マッピング画面3に変更する。
ステップS27では、視野マッピング画面3に記録する固視標である視野マッピング画面の固視標4の表示形態(色、大きさ、形)を設定する。
(本発明、実施の形態においては、CPU501は、視野マッピング画面の固視標4の表示形態として、色は、R,G,Bの輝度がそれぞれ、例えば、100,250,200である色で設定している。CPU501は、視野マッピング画面の固視標4を、例えば、■印により設定し、そのフォントサイズを、例えば、6に設定している。)
ステップS28では、ステップS27において設定された表示形態を有する視野マッピング画面の固視標4を、視野スキャン画面1の固視標2表示位置に相当する視野マッピング画面3における位置、すなわち本発明、実施の形態においては、視野マッピング画面原点6に対するx座標が400であり、視野マッピング画面原点6に対するy座標が260である位置(ドット単位)に表示して記録する。
本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の走査により生成される視野マッピング画像の態様の一例を示す図である。 本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の走査及び作動態様、及び視野マッピング態様の一例を示す図である。 本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の構成の一例を表す概略構成図である。 本発明、静的視野スキャン装置における静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の最良の実施形態の一例を表す流れ図である。 本発明、静的視野スキャン装置における静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の最良の実施形態の一例を表す流れ図の続きである。 本発明、静的視野スキャン装置における静的視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の最良の実施形態の一例を表す流れ図の続きである。 本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態のCPUのハードウェア構成の一例を表す図である。 本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の走査により生成される視野マッピング画像の態様の一例を示す図である。 本発明、静的視野スキャン装置の最良の実施形態の画面の構成の一例を示す図である。
符号の説明
1 視野スキャン画面
1A 走査領域
2 固視標
3 視野マッピング画面
3A 走査領域に対応する視野マッピング画面の領域
4 視野マッピング画面の固視標
5 視野スキャン画面原点
5A 走査領域原点
6 視野マッピング画面原点
201 暗点
202 暗点と盲点の接続部分
203 盲点
204 視野視覚機能がわずかに低下している領域
205 中心窩
301 コンピュータシステム
302 本体
303 キーボード
303A 右矢印カーソルキー
303B 左矢印カーソルキー
304 ディスプレイ
305 プリンタ
306 マウス
307 スピーカ
501 CPU
502 RAM
503 ROM
504 HDD
505 バス
Ri(i=1〜m) 走査線
Rij(i=1〜m、j=1〜n) 走査点
f16、f17、f18、f19、f110、f1(n−1)、f1n 視標認識不可能印
f21、f22 視標認識不可能印

Claims (2)

  1. 静的視標により被験者の視野をスキャンするための視野スキャン画面を出力装置に生成する視野スキャン画面生成手段と、
    視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン画面生成手段により生成された視野スキャン画面に表示する固視標表示制御手段と、
    前記視野スキャン画面に少なくとも一本以上の走査線を設定する走査線設定手段と、
    該走査線設定手段により設定される走査線に沿って少なくとも一点以上の走査点を設定する走査点設定手段と、
    該走査点設定手段により走査線に沿って設定された走査点の中の一つの走査点に、該一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する視標表示制御手段と、
    前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識された場合には、第一入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第一検出手段と、
    前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識されなかった場合には、第二入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第二検出手段と、
    被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング画面を出力装置に生成する視野マッピング画面生成手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された後、
    直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
    直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第一検出直後走査続行手段、
    を、さらに備えるが、該第一検出直後走査続行手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された後、
    直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
    直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第二検出直後走査続行手段、
    を、さらに備えるが、該第二検出直後走査続行手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出されず、且つ、
    前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出されない間は、
    待機する応答待機手段、
    を、さらに備えるが、該応答待機手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出された時点、
    あるいは、
    前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出された時点において、
    前記視標表示制御手段が表示していた静的視標の座標を、記憶装置に記憶する視標提示座標記憶手段を、さらに備えるが、該視標提示座標記憶手段と、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
    該検出の時点において前記視標提示座標記憶手段により記憶装置に記憶されている座標を参照して、該座標に相当する前記視野マッピング画面における位置に、前記視標表示制御手段により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を記録する視標認識不可能印マッピング手段と、
    前記第一検出直後走査続行手段は、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出されると、
    該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第一完了判定手段、をさらに備えるが、該第一完了判定手段と、
    前記第二検出直後走査続行手段は、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
    該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第二完了判定手段、をさらに備えるが、該第二完了判定手段と、
    前記第一検出直後走査続行手段は、
    前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
    次の走査点とし、
    前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
    演算装置による演算により、
    走査対象走査線を、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
    第一完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
    該第一完了判定時次の走査点演算手段と、
    前記第二検出直後走査続行手段は、
    前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
    次の走査点とし、
    前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
    演算装置による演算により、
    走査対象走査線を、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
    第二完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
    該第二完了判定時次の走査点演算手段と、
    を、
    備えることを特徴とする静的視野スキャン装置。
  2. コンピュータを、
    静的視標により被験者の視野をスキャンするための視野スキャン画面を出力装置に生成する視野スキャン画面生成手段と、
    視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン画面生成手段により生成された視野スキャン画面に表示する固視標表示制御手段と、
    前記視野スキャン画面に少なくとも一本以上の走査線を設定する走査線設定手段と、
    該走査線設定手段により設定される走査線に沿って少なくとも一点以上の走査点を設定する走査点設定手段と、
    該走査点設定手段により走査線に沿って設定された走査点の中の一つの走査点に、該一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示する視標表示制御手段と、
    前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識された場合には、第一入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第一検出手段と、
    前記視標表示制御手段により表示される静的視標が認識されなかった場合には、第二入力装置を経て応答がなされるが、該応答が開始される瞬間のみを検出する第二検出手段と、
    被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング画面を出力装置に生成する視野マッピング画面生成手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された後、
    直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
    直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第一検出直後走査続行手段、
    を、さらに備えるが、該第一検出直後走査続行手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された後、
    直ちに、該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標の表示を消去し、
    直ちに、前記走査点設定手段により設定された走査点の中の次の一つの走査点に、該次の一つの走査点に対応する視野をスキャンするための静的視標を表示することで、該次の走査点に対応する視野のスキャンを続行する第二検出直後走査続行手段、
    を、さらに備えるが、該第二検出直後走査続行手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出されず、且つ、
    前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出されない間は、
    待機する応答待機手段、
    を、さらに備えるが、該応答待機手段と、
    前記視標表示制御手段は、
    前記第一入力装置を経た応答が前記第一検出手段により検出された時点、
    あるいは、
    前記第二入力装置を経た応答が前記第二検出手段により検出された時点において、
    前記視標表示制御手段が表示していた静的視標の座標を、記憶装置に記憶する視標提示座標記憶手段を、さらに備えるが、該視標提示座標記憶手段と、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
    該検出の時点において前記視標提示座標記憶手段により記憶装置に記憶されている座標を参照して、該座標に相当する前記視野マッピング画面における位置に、前記視標表示制御手段により表示された該座標における静的視標の視覚認識が不可能であったことを示す印を記録する視標認識不可能印マッピング手段と、
    前記第一検出直後走査続行手段は、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出されると、
    該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第一完了判定手段、をさらに備えるが、該第一完了判定手段と、
    前記第二検出直後走査続行手段は、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出されると、
    該検出の時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた一つの走査線上の走査点走査が完了しているか否かを演算装置による演算により判定する、第二完了判定手段、をさらに備えるが、該第二完了判定手段と、
    前記第一検出直後走査続行手段は、
    前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
    次の走査点とし、
    前記第一完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
    演算装置による演算により、
    走査対象走査線を、
    前記第一検出手段により、前記第一入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
    第一完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
    該第一完了判定時次の走査点演算手段と、
    前記第二検出直後走査続行手段は、
    前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了していないとの判定が行われた場合には、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標と同一の走査線上にあり且つ、該静的視標に隣接する走査点を、演算装置による演算により、
    次の走査点とし、
    前記第二完了判定手段により、一つの走査線上の走査点走査が完了しているとの判定が行われた場合には、
    演算装置による演算により、
    走査対象走査線を、
    前記第二検出手段により、前記第二入力装置を経た応答が検出された時点において前記視標表示制御手段により表示されていた静的視標が属して位置していた走査線に隣接する走査線に換え、該走査線の端に位置する走査点を、次の走査点とする、
    第二完了判定時次の走査点演算手段、を、さらに備えるが、
    該第二完了判定時次の走査点演算手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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