JP4193948B1 - 視野スキャン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の視野計では、視標表示制御の態様、及び検査が非常に単調であり、慣れなどにより被験者が誤り応答を行う可能性が高い。従来の視野計によって検出される暗点や盲点の形状は非常に大雑把であり、被験者にとっての暗点や盲点の実際の形状から相当かけはなれている。
【解決手段】視野スキャン用画面生成手段と、固視標表示制御手段と、視標走査線設定手段と、視標表示制御手段と、所定の時間の静的表示制御手段と、所定の時間の静的表示位置記憶手段と、所定の時間の始点を基に、もう一つ視標を、静的表示位置記憶手段が記憶する位置から動的に生じる動的表示制御手段と、検出手段と、検出位置記憶手段と、距離記憶手段と、視野マッピング用画面生成手段と、視野マッピング矩形形成手段と、視野マッピング矩形画像処理手段と、同一走査線走査続行手段と、次の走査線への走査移行手段とを、備えることを特徴とする視野スキャン装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、視野スキャン装置、視野スキャン装置作動方法、視野スキャン装置を実現させるプログラム、及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体に関する。
従来の視野計には次のような物がある。
Goldmann perimeter、510型(1945年)、940型(1967年)、Tubinger perimeter(1957年)、Octopus perimeter(1976年)。(例えば、非特許文献1参照。)。
従来の視野計を説明する。Goldmann perimeterは最初の明度視野計、手動同時記録式であり、視標輝度は4から60種、視標視角は6種、視角視野、背景輝度の調整が可能。欠点は5°以内の中心部測定が不可能であること。Tubinger perimeter(1957年)は最初の実用的静視野計である。動的視野、色視野、フリッカー視野など測定できる。手動同時記録式。視標輝度80種、固視標輝度100種、色5種、背景輝度6種。中心視力、中心外視力測定。欠点は視標移動の操作が難しいこと、視標、固視標、背景照明灯の調整が難しいこと。Octopus perimeter(1976年)は世界最初の全自動静視野計。
最新医学大辞典(1987、1990年)、医歯薬出版株式会社。
従来の視野計では、視標表示制御の態様及び検査が非常に単調であり、慣れなどにより被験者が誤り応答を行う可能性が高い。
従来の視野計によって検出される暗点や盲点の形状は非常に大雑把であり、検査結果の図は被験者にとっての暗点や盲点の実際の形状から相当かけはなれている。
従来の視野計では、初期段階にある視野障害を検出できていない。
そこで、本発明の目的は、被験者の暗点や盲点の形状をより詳しく検査結果の図に反映させることが可能な視野スキャン装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、従来の視野検査の単調性を低減する本発明、視野スキャン装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、
請求項1に記載の発明は、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を設定する視標走査線設定手段と、
視野をスキャンするために、前記視野スキャン用画面に、前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に沿って、前記視標を表示し、走査させる視標表示制御手段と、
該視標表示制御手段は、前記視標走査線上に、所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段をさらに備えるが、該静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記視標表示制御手段は、前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する際、その所定の時間の始点から所定の一瞬を経た時点において、もう一つ前記視標を、前記静的表示位置記憶手段が記憶する位置に生じ、該位置から前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させ、その所定の時間の終点に基づく時点まで該動的な走査を続ける動的表示制御手段をさらに備えるが、該動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、動的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
該検出位置記憶手段は、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、動的に表示制御された前記視標の表示位置までの距離を、
記憶装置に記憶する距離記憶手段を、さらに備えるが、該距離記憶手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング用画面を出力装置に生成する視野マッピング用画面生成手段と、
前記静的表示位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に関する情報を参照して、前記視野マッピング用画面に視野マッピング矩形を形成する視野マッピング矩形形成手段と、
前記距離記憶手段により記憶された距離、に応じた色を演算装置が算出し、該色で、前記視野マッピング矩形形成手段により形成された前記視野マッピング矩形を塗りつぶす画像処理を行う視野マッピング矩形画像処理手段と、
前記検出手段により、被験者視野に前記動的な走査が認識された時点が検出された後には、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する同一走査線走査続行手段と、
前記同一走査線走査続行手段により、前記視標走査線に対する走査を終えると、
前記視標走査線設定手段により設定される次の視標走査線上に、
前記静的表示制御手段は、前記視標を、所定の時間、静的に表示制御し、
前記静的表示位置記憶手段以降、同様な走査を続行する
次の走査線への走査移行手段と、
を、
備える視野スキャン装置であって、
前記所定の時間を、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点から、該時点の次に、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点まで、に基づき決定する
ことを特徴とする
視野スキャン装置。
請求項2に記載の発明は、
コンピュータを、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を設定する視標走査線設定手段と、
視野をスキャンするために、前記視野スキャン用画面に、前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に沿って、前記視標を表示し、走査させる視標表示制御手段と、
該視標表示制御手段は、前記視標走査線上に、所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段をさらに備えるが、該静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記視標表示制御手段は、前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する際、その所定の時間の始点から所定の一瞬を経た時点において、もう一つ前記視標を、前記静的表示位置記憶手段が記憶する位置に生じ、該位置から前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させ、その所定の時間の終点に基づく時点まで該動的な走査を続ける動的表示制御手段をさらに備えるが、該動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、動的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
該検出位置記憶手段は、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、動的に表示制御された前記視標の表示位置までの距離を、
記憶装置に記憶する距離記憶手段を、さらに備えるが、該距離記憶手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング用画面を出力装置に生成する視野マッピング用画面生成手段と、
前記静的表示位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に関する情報を参照して、前記視野マッピング用画面に視野マッピング矩形を形成する視野マッピング矩形形成手段と、
前記距離記憶手段により記憶された距離、に応じた色を演算装置が算出し、該色で、前記視野マッピング矩形形成手段により形成された前記視野マッピング矩形を塗りつぶす画像処理を行う視野マッピング矩形画像処理手段と、
前記検出手段により、被験者視野に前記動的な走査が認識された時点が検出された後には、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する同一走査線走査続行手段と、
前記同一走査線走査続行手段により、前記視標走査線に対する走査を終えると、
前記視標走査線設定手段により設定される次の視標走査線上に、
前記静的表示制御手段は、前記視標を、所定の時間、静的に表示制御し、
前記静的表示位置記憶手段以降、同様な走査を続行する
次の走査線への走査移行手段、
として機能させることを特徴とするプログラムであって、
前記所定の時間を、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点から、該時点の次に、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点まで、に基づき決定する
ことを特徴とするプログラム。
図1においては、CPU501は、視野視覚機能が低下している視野領域における程、緑色の輝度を低下させて、視野マッピング矩形を塗りつぶしている。
図1においては、暗点201、盲点203、暗点と盲点の接続部分202、等が暗い輝度を有する視野マッピング矩形群により、明示的に示されている。
本発明、視野スキャン装置は、視野視覚機能をマッピングすることができる。
本発明、視野スキャン装置は、暗点201、盲点203だけではなく、視野視覚機能が、わずかに低下している領域204をも詳しくマッピングすることができる。
図1においては、暗点201、盲点203だけではなく、視野視覚機能がマッピングされている。
本発明、視野スキャン装置により生成された視野マッピング画像の一例である図1は、視野視覚機能がわずかに低下している領域204、をも、暗い緑色を呈する視野マッピング矩形群により、それら領域の位置、大きさ、形状等、詳しく明示している。
本発明、視野スキャン装置は、中心窩205の視野視覚機能の状態をもマッピングすることができる。
高い視野視覚機能を有する中心窩205は、図1においては、輝度の高い緑色の視野マッピング矩形群により表示されている。
本発明、視野スキャン装置では、CPU501が、視野スキャンの結果得られるデータから視野マッピング矩形を形成し、その視野マッピング矩形に、CPU501がデータに応じた画像処理を付すことで、網膜構造等を強く示唆する、視野のスキャンと呼ぶにふさわしい視野マッピング画像を生成することができる。
本発明、視野スキャン装置は、ゴールドマン視野計のようなかさばる装置を必要とせず、簡単な構成で実現できる。
本発明、視野スキャン装置は、5°以内の視野中心部の測定が可能である。
本願発明、視野スキャン装置は、その視標表示制御の作動態様等において、従来型視野計による視野検査に伴っていた単調性を低減している。
本発明、視野スキャン装置により生成された視野マッピング画像の一例である図7においては、CPU501は、視野視覚機能が低下している視野領域における程、緑色の輝度を増大させて、視野マッピング矩形を塗りつぶしている。
図7においては、暗点201、盲点203、暗点と盲点の接続部分202、等が明るい輝度を有する視野マッピング矩形群により、明示的に示されている。
本発明、視野スキャン装置は、視野視覚機能をマッピングすることができる。
図7においては、暗点201、盲点203だけではなく、視野視覚機能がマッピングされている。
本発明、視野スキャン装置は、中心窩205の視野視覚機能の状態をもマッピングすることができる。
高い視野視覚機能を有する中心窩205は、図7においては、輝度の低い緑色の視野マッピング矩形群により表されている。
本発明、視野スキャン装置では、CPU501が、視野スキャンの結果得られるデータから視野マッピング矩形を形成し、その視野マッピング矩形に、CPU501がデータに応じた画像処理を付すことで、網膜構造等を強く示唆する、視野のスキャンと呼ぶにふさわしい視野マッピング画像を生成することができる。
本発明、視野スキャン装置は、ゴールドマン視野計のようなかさばる装置を必要とせず、簡単な構成で実現できる。
本発明、視野スキャン装置は、5°以内の視野中心部の測定が可能である。
本願発明、視野スキャン装置は、その視標表示制御の作動態様等において、従来型視野計による視野検査に伴っていた単調性を低減している。
第一の発明である視野スキャン装置によれば、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を設定する視標走査線設定手段と、
視野をスキャンするために、前記視野スキャン用画面に、前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に沿って、前記視標を表示し、走査させる視標表示制御手段と、
該視標表示制御手段は、前記視標走査線上に、所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段をさらに備えるが、該静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記視標表示制御手段は、前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する際、その所定の時間の始点から所定の一瞬を経た時点において、もう一つ前記視標を、前記静的表示位置記憶手段が記憶する位置に生じ、該位置から前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させ、その所定の時間の終点に基づく時点まで該動的な走査を続ける動的表示制御手段をさらに備えるが、該動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、動的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
該検出位置記憶手段は、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、動的に表示制御された前記視標の表示位置までの距離を、
記憶装置に記憶する距離記憶手段を、さらに備えるが、該距離記憶手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング用画面を出力装置に生成する視野マッピング用画面生成手段と、
前記静的表示位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に関する情報を参照して、前記視野マッピング用画面に視野マッピング矩形を形成する視野マッピング矩形形成手段と、
前記距離記憶手段により記憶された距離、に応じた色を演算装置が算出し、該色で、前記視野マッピング矩形形成手段により形成された前記視野マッピング矩形を塗りつぶす画像処理を行う視野マッピング矩形画像処理手段と、
前記検出手段により、被験者視野に前記動的な走査が認識された時点が検出された後には、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する同一走査線走査続行手段と、
前記同一走査線走査続行手段により、前記視標走査線に対する走査を終えると、
前記視標走査線設定手段により設定される次の視標走査線上に、
前記静的表示制御手段は、前記視標を、所定の時間、静的に表示制御し、
前記静的表示位置記憶手段以降、同様な走査を続行する
次の走査線への走査移行手段と、
を、
備える視野スキャン装置であって、
前記所定の時間を、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点から、該時点の次に、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点まで、に基づき決定する
ことを特徴とするので、
本発明、視野スキャン装置により、視野スキャンを行うと、図1及び図7に示すような視野マッピング画像を得ることができる。
第二の発明である視野スキャン装置を実現させるプログラムによれば、
コンピュータを、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を設定する視標走査線設定手段と、
視野をスキャンするために、前記視野スキャン用画面に、前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に沿って、前記視標を表示し、走査させる視標表示制御手段と、
該視標表示制御手段は、前記視標走査線上に、所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段をさらに備えるが、該静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記視標表示制御手段は、前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する際、その所定の時間の始点から所定の一瞬を経た時点において、もう一つ前記視標を、前記静的表示位置記憶手段が記憶する位置に生じ、該位置から前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させ、その所定の時間の終点に基づく時点まで該動的な走査を続ける動的表示制御手段をさらに備えるが、該動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、動的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
該検出位置記憶手段は、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、動的に表示制御された前記視標の表示位置までの距離を、
記憶装置に記憶する距離記憶手段を、さらに備えるが、該距離記憶手段と、
被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング用画面を出力装置に生成する視野マッピング用画面生成手段と、
前記静的表示位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に関する情報を参照して、前記視野マッピング用画面に視野マッピング矩形を形成する視野マッピング矩形形成手段と、
前記距離記憶手段により記憶された距離、に応じた色を演算装置が算出し、該色で、前記視野マッピング矩形形成手段により形成された前記視野マッピング矩形を塗りつぶす画像処理を行う視野マッピング矩形画像処理手段と、
前記検出手段により、被験者視野に前記動的な走査が認識された時点が検出された後には、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する同一走査線走査続行手段と、
前記同一走査線走査続行手段により、前記視標走査線に対する走査を終えると、
前記視標走査線設定手段により設定される次の視標走査線上に、
前記静的表示制御手段は、前記視標を、所定の時間、静的に表示制御し、
前記静的表示位置記憶手段以降、同様な走査を続行する
次の走査線への走査移行手段、
として機能させることを特徴とするプログラムであり、
前記所定の時間を、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点から、該時点の次に、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点まで、に基づき決定する
ことを特徴とするプログラムであるので、
本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムにより、視野スキャンを行うと、図1及び図7に示すような視野マッピング画像を得ることができる。
本発明、視野スキャン装置、視野スキャン装置作動方法、視野スキャン装置を実現させるプログラム、及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図3及び図6を参照して、本発明、視野スキャン装置の構成について説明する。
図3は、本発明、視野スキャン装置の構成の一例を表している。
図6は、本発明、視野スキャン装置におけるCPU501のハードウェア構成の一例を表している。
図3は、コンピュータシステム301の概略構成を示している。
本発明、視野スキャン装置は、コンピュータシステム301により、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムを実行することで実現される。
本実施形態の視野スキャン装置を実現するコンピュータシステム301は、図3に示すように、後述するCPU(Central Processing Unit)501等を備える本体302と、キーボード303、(必要であればマウス306)、ディスプレイ304、プリンタ305、(必要であればスピーカ307)から構成されている。
次に、本発明、視野スキャン装置におけるCPU501のハードウェア構成の一例を、図6を参照しつつ説明する。
本発明、視野スキャン装置におけるCPU501は、具体的には、CPU501等のマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)502、ROM(Read Only Memory)503、HDD(Hard Disc Drive)504、キーボード303、マウス306、ディスプレイ304、プリンタ305、スピーカ307及び通信インターフェースを含んで構成される。
以上の各部分は、バス505により接続されている。
(HDD504は入出力インターフェースを経てバス505に接続されている。)
キーボード303は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、キーボード303からの入力をCPU501に出力することができる。
ディスプレイ304は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からのイメージデータの入力をディスプレイ304に出力することができる。 プリンタ305は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からの入力をプリンタ305により出力することができる。
(スピーカ307は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からの入力をスピーカ307により出力することができる。)
(マウス306は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、マウス306からの入力をCPU501に出力することができる。)
CPU501は、HDD(Hard Disc Drive)504に格納された本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムを、RAM502上に展開することにより、本実施形態に特徴的な動作を実行する。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従って、本発明、視野スキャン装置の制御や、各種の演算処理などを実行する。
CPU501は、ディスプレイ304(出力装置の一例)による表示処理の制御を行う。
(例えば、具体的には、固視標及び視標の表示制御や、本発明、視野スキャン装置により得られたデータから視野マッピング画像の生成を行ったりする。)
CPU501は、キーボード303(入力装置の一例)からの入力に応じて、本発明、視野スキャン装置の制御を行う。
CPU501は、視野スキャン装置から得られたデータに基づいて生成した視野マッピング画像等の出力を、プリンタ305等から出力させるよう制御することができる。
(必要であれば、CPU501は、(例えばキーボード303等入力装置からの入力に応じて、あるいは例えば、視野スキャンにおいて走査線が換わる際に、あるいは例えば、視野マッピング画像が出力される際、等に)スピーカ307(出力装置の一例)から出力を生じさせるよう制御を行うようにしてもよい。)
(CPU501は、マウス306(入力装置の一例)からの入力に応じて、本発明、視野スキャン装置の制御を行うようにしてもよい。)
キーボード303、(必要であればマウス306、)及びディスプレイ304は、本発明、視野スキャン装置のユーザインターフェースとして利用される。
キーボード303は、例えば入力を行うためのデバイス(入力装置)として利用される。
(必要であれば、マウス306は、ディスプレイ304の表示画面に、各種の入力を行うためのデバイスとして利用される。)
ディスプレイ304は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等からなる表示デバイス(出力装置)であり、本発明、視野スキャン装置による視野のスキャンを行ったり、視野スキャン装置により生成された視野マッピング画像を表示したりする。
(必要であれば、ディスプレイ304に、各種の操作画面や、設定画面などを表示するようにしてもよい。)
また、CPU501がインターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されている場合には、通信インターフェースにLANカード等のネットワークアダプタやモデム等の通信機器を具備させて、ネットワークによりデータ通信を行えるように構成することができる。その場合、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムを格納するサーバを、ネットワークに設置し、CPU501をサーバのクライアント端末として構成することにより、本発明における動作を、視野スキャン装置に実行させることができる。
また、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体(記憶媒体)に記憶させることができる。
このような記録媒体(記憶媒体)として、例えば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)、半導体メモリ等がある。
次に、視野スキャン装置、視野スキャン装置作動方法、及び視野スキャン装置を実現させるプログラムによる視野スキャン装置の制御について、図2及び、図4及び図5、及び図8、を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明、視野スキャン装置の走査及び作動態様、及び視野マッピング態様の一例を示している。
図4及び図5は、本発明、視野スキャン装置における視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の一例を表す流れ図である。
図8は、本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態の走査及び作動態様の一例を模式的に示す図である。
図8における座標軸606は、視野スキャン用画面1において表示制御される視標のx軸方向位置を模式的に表す。
図8における座標軸607は、模式的に時間の経過を表す時間軸である。
まず、図2及び図8を参照しながら、本発明、視野スキャン装置の走査及び作動態様、及び視野マッピング態様について詳細に説明する。
CPU501は、視野スキャン用画面1を出力装置(例えばディスプレイ304)に生成する。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野スキャン用画面1において、設定された位置に、固視標2を表示する。
固視標2は、視野スキャン中、被験者の片側の目により凝視されるべき固視標である。
CPU501は、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野スキャン用画面1において、例えば、画面の上側から視標走査線3、視標走査線4、等を配し、以下同様に、視標走査線5まで、あらかじめ設定された(例えば、y軸方向に対する)間隔で、複数の走査線を設定する。
それら走査線は、視野を走査する際に視標にたどらせる経路として設定されるものであり、CPU501はそれら走査線を、視野スキャン用画面1に表示しない。
(図1においては、水平方向の視標走査線が設定されているが、他の方向の視標走査線により視標走査線を設定してもよい。)
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、例えば、まず視標走査線3の、視野スキャン用画面1左端に、視標6を静的に表示する。
その後、設定された一瞬の間を経た後(この場合は、設定された一瞬の間を経ずに次の処理を行うとしてもよい)、CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標6を静的に表示し続けた状態で、)視標6の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度で、右方向に走査させる表示制御を行う。
被験者が視野に、その動的視標の動きを認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点(図8においては、例えば、時点602)での動的視標表示位置(図8においては、例えば、位置600)、例えば、視標7の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめる。
その時、CPU501は、視標6、及び視標7の表示位置、(及び必要であれば、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標6、視標7との間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、視野マッピング用画面16を出力装置(例えばディスプレイ304等)に生成する。(視野マッピング用画面16の出力装置への生成は、CPU501が視野スキャン用画面1を出力装置に生成した時になされていてもよい。)
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標6、及び視標7の表示位置、(及び必要であれば、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標6、視標7との間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標6、及び視標7の表示位置、(及び必要であれば、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標6、視標7との間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形18を形成、表示する。
視野マッピング矩形18の幅は、視標6、及び視標7の表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形18の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形18の表示位置は、視標6、及び視標7の表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標6、視標7との間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形18を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標6から視標7までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標6から視標7までの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形18を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
既述したように、視標6の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点(図8においては、例えば、時点602)での動的視標表示位置(図8においては、例えば、位置600)、例えば、視標7の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめるが、該時点の、例えば、直後に(図8においては、例えば、時点602)、CPU501は、視標7を静的に表示する。
その後、設定された一瞬の間(図8においては、例えば、時点602から時点603までの間)を経た後、CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置(図8においては、例えば、位置600)から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行う。
視標6の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられ、その後、該設定された一瞬の間を経た後(図8においては、例えば、時点603)、CPU501は、その時まで静的に表示されていた視標6を視野スキャン用画面1から消去する。
(あるいは、視標6の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられた時点(図8においては、例えば、時点602)で、該時点まで静的に表示されていた視標6を、視野スキャン用画面1から消去するように設定するとしてもよい。)
被験者が視野に、視標7の位置(図8においては、例えば、位置600)から生じた動的視標の動きを認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点(図8においては、例えば、時点604)での動的視標表示位置(図8では、例えば位置601)、例えば、視標8の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめる。
その時、CPU501は、視標7、及び視標8の表示位置、(及び必要であれば、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標7、視標8との間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標7、及び視標8の表示位置、(及び必要であれば、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標7、視標8との間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標7、及び視標8の表示位置、(及び必要であれば、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標7、視標8との間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形19を形成、表示する。
視野マッピング矩形19の幅は、視標7、及び視標8の表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形19の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形19の表示位置は、視標7、及び視標8の表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標7、視標8との間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形19を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標7から視標8までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標7から視標8までの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形19を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
既述したように、視標7の位置(図8においては、例えば、位置600)から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点(図8においては、例えば、時点604)での動的視標表示位置(図8においては、例えば、位置601)、例えば、視標8の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめるが、該時点の、例えば、直後(図8においては、例えば、時点604)に、CPU501は、視標8を静的に表示する。
その後、設定された一瞬の間(図8においては、例えば、時点604から時点605までの間)(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後(図8においては、例えば、時点605)、CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標8を静的に表示し続けた状態で、)視標8の位置(図8においては、例えば、位置601)から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行う。
視標7の位置(図8においては、例えば、位置600)から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられ、その後、該設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後(図8においては、例えば、時点605)、CPU501は、その時まで静的に表示されていた視標7(図8においては、例えば、位置600に表示されていた視標)を視野スキャン用画面1から消去する。
(あるいは、視標7の位置(図8においては、例えば、位置600)から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられた時点(図8においては、例えば、時点604)で、該時点まで静的に表示されていた視標7(図8においては、例えば、位置600に表示されていた視標)を、視野スキャン用画面1から消去するように設定するとしてもよい。)
同様な処理を繰り返すことにより、例えば、今、CPU501が、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標9を静的に表示し続けた状態で、)視標9の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行うとする。
その動的視標が視野スキャン用画面1の右端である位置3Aを超えると、CPU501は、そのことを演算装置により検出し、視標9の表示位置、及び位置3A、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標9、位置3Aとの間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標9、及び位置3Aの表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標9、位置3Aとの間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標9、及び位置3Aの表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標9、位置3Aとの間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形20を形成、表示する。
視野マッピング矩形20の幅は、視標9、及び位置3Aの表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形20の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形20の表示位置は、視標9、及び位置3Aの表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標9、位置3Aとの間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形20を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標9から位置3Aまでの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標9から位置3Aまでの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形20を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
既述のように、視標9の位置から右方向へ動的な移動を開始した視標が、視野スキャン用画面1の右端である位置3Aを超えると、CPU501は、そのことを演算装置により検出し、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、走査線を、例えば、視標走査線4に換え、(必要であれば、設定された一瞬の間を経た後に)その視標走査線4上の、視野スキャン用画面1左端に、視標10を、設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後、CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標10を静的に表示し続けた状態で、)視標10の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行う。
視標10の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられ、その後、該設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後、CPU501は、その時まで静的に表示されていた視標10を視野スキャン用画面1から消去する。
(あるいは、視標10の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられた時点で、該時点まで静的に表示されていた視標10を、視野スキャン用画面1から消去するように設定するとしてもよい。)
被験者が視野に、視標10の位置から生じた動的視標の動きを認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点での動的視標表示位置、例えば、視標11の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめる。
その時、CPU501は、視標10、及び視標11の表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標10、視標11との間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標10、及び視標11の表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標10、視標11との間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標10、及び視標11の表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標10、視標11との間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形21を形成、表示する。
視野マッピング矩形21の幅は、視標10、及び視標11の表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形21の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形21の表示位置は、視標10、及び視標11の表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標10、視標11との間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形21を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標10から視標11までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標10から視標11までの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形21を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
既述したように、視標10の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点での動的視標表示位置、例えば、視標11の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめるが、該時点の、例えば、直後に、CPU501は、視標11を静的に表示する。
その後、設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後、CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標11を静的に表示し続けた状態で、)視標11の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行う。
視標10の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられ、その後、該設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後、CPU501は、その時まで静的に表示されていた視標10を視野スキャン用画面1から消去する。
(あるいは、視標10の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられた時点で、該時点まで静的に表示されていた視標10を、視野スキャン用画面1から消去するように設定するとしてもよい。)
被験者が視野に、視標11の位置から生じた動的視標の動きを認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点での動的視標表示位置、例えば、視標12の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめる。
その時、CPU501は、視標11、及び視標12の表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標11、視標12との間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標11、及び視標12の表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標11、視標12との間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標11、及び視標12の表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標11、視標12との間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形22を形成、表示する。
視野マッピング矩形22の幅は、視標11、及び視標12の表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形22の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形22の表示位置は、視標11、及び視標12の表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標11、視標12との間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形22を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標11から視標12までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標11から視標12までの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形22を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
既述したように、視標11の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられると、CPU501は、その時点での動的視標表示位置、例えば、視標12の位置で、その動的視標を右方向に走査させることをやめるが、該時点の、例えば、直後に、CPU501は、視標12を静的に表示する。
その後、設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後、CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標12を静的に表示し続けた状態で、)視標12の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行う。
視標11の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられ、その後、該設定された一瞬の間(例えば、視標7の静的な表示を開始した後、(視標7を静的に表示し続けた状態で、)視標7の位置から動的視標をもう一つ生じるまでの時間である、前記設定された一瞬の間と同じ時間の間であってもよい)を経た後、CPU501は、その時まで静的に表示されていた視標11を視野スキャン用画面1から消去する。
(あるいは、視標11の位置から動的な走査を開始した動的視標の動きを、被験者が視野に認識できた時点でなされる入力(より具体的には、キーボード303の、例えばスペースキーが一瞬押されることによりなされる入力)が、入力装置(例えばキーボード303等)から受け付けられた時点で、該時点まで静的に表示されていた視標11を、視野スキャン用画面1から消去するように設定するとしてもよい。)
同様な処理を繰り返すことにより、例えば、今、CPU501が、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標13を静的に表示し続けた状態で、)視標13の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行うとする。
その動的視標が視野スキャン用画面1の右端である位置4Aを超えると、CPU501は、そのことを演算装置により検出し、視標13の表示位置、及び位置4A、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標13、位置4Aとの間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標13、及び位置4Aの表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標13、位置4Aとの間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標13、及び位置4Aの表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標13、位置4Aとの間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形23を形成、表示する。
視野マッピング矩形23の幅は、視標13、及び位置4Aの表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形23の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形23の表示位置は、視標13、及び位置4Aの表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標13、位置4Aとの間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形23を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標13から位置4Aまでの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標13から位置4Aまでの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形23を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
同様な処理を繰り返すことにより、例えば、今、CPU501が、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、(視標14を静的に表示し続けた状態で、)視標14の位置から、動的視標をもう一つ生じ、設定された一定の速度(例えば、CPU501が、視標6の位置から、動的視標を右方向に走査させた時の速度と同じ速度)で、右方向に走査させる表示制御を行うとする。
その動的視標が視野スキャン用画面1の右端である位置14Aを超えると、CPU501は、そのことを演算装置により検出し、視標14の表示位置、及び位置14A、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標14、位置14Aとの間の相対的位置関係)を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
CPU501は、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標14、及び位置14Aの表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標14、位置14Aとの間の相対的位置関係)を読み出す。
CPU501は、その読み出された視標14、及び位置14Aの表示位置、及び、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標14、位置14Aとの間の相対的位置関係)を基にして、視野マッピング用画面16に視野マッピング矩形24を形成、表示する。
視野マッピング矩形24の幅は、視標14、及び位置14Aの表示位置を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング矩形24の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
視野マッピング用画面16における視野マッピング矩形24の表示位置は、視標14、及び位置14Aの表示位置、(及び必要であれば、例えば、固視標2と、視標14、位置14Aとの間の相対的位置関係)を基にして、CPU501により決定される。
CPU501は、本発明、視野スキャン装置を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形24を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標14から位置14Aまでの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
CPU501は、例えば、視標14から位置14Aまでの距離が長い程、輝度を増大させた緑色により視野マッピング矩形24を塗りつぶす(距離が長い程、輝度を低下させるように設定してもよい)。
(視野マッピング用画面16において示される暗点201や盲点203の位置を、視野スキャン用画面1の固視標2表示位置との関係において明らかにするために、)視野スキャン用画面1における固視標2表示位置に相当する視野マッピング用画面16の位置を、視野マッピング用画面16に、視野マッピング用画面の固視標17のように、明示してもよい。
視野スキャンの結果生成される視野マッピング矩形群15は、視野スキャンの結果生成されるものであり、視野スキャン用画面1における位置表現を正確に行う際の参考として図示したものである。
視野スキャンの結果生成される視野マッピング矩形群25は、視野スキャンの結果生成されるものであり、視野マッピング用画面16における位置表現を正確に行う際の参考として図示したものである。
ここで、本発明、視野スキャンを実現させるプログラムに従い、CPU501が行う視野スキャン処理、及び視野マッピング処理について図4及び図5を参照して詳細に説明する。
図4及び図5は、図6に示したコンピュータにより実行される視野スキャン装置における視野スキャン処理、及び視野マッピング処理を示す流れ図である。
視野スキャン処理、及び視野マッピング処理のステップS2では、CPU501が、視野スキャン用画面1であるウィンドウID0を出力装置(例えばディスプレイ304)に生成する。
CPU501は、その大きさを、例えば、x座標方向の幅、600ドットに、y座標方向の高さ、460ドットに設定する。
以下、視野スキャン用画面1に対する説明では、視野スキャン用画面1の左上端の位置をx座標、0ドット、y座標、0ドットの位置であるとし、x座標軸は、視野スキャン用画面1の左上端から右方向に、また、y座標軸は、視野スキャン用画面1の左上端から下方向に生成されるものとして、位置の説明を行う。
ステップS3では、CPU501が、視野マッピング用画面16であるウィンドウID2を出力装置(例えばディスプレイ304)に生成する。
CPU501は、その大きさを、例えば、x座標方向の幅、600ドットに、y座標方向の高さ、460ドットに設定する。
以下、視野マッピング用画面16に対する説明では、視野マッピング用画面16の左上端の位置をx座標、0ドット、y座標、0ドットの位置であるとし、x座標軸は、視野マッピング用画面16の左上端から右方向に、また、y座標軸は、視野マッピング用画面16の左上端から下方向に生成されるものとして、位置の説明を行う。
ステップS4では、CPU501が、変数counb、変数counbvの値を、0に初期化する。(例えば、変数counbvは、視標走査線のy軸方向の位置に関係しており、例えば、S12、S13におけるように、20+counbvは視標走査線のy座標を表す。)
(変数counbvの値を、0に初期化することにより、視標走査線の位置を初期位置に設定している。)
ステップS5では、CPU501が、変数firstzの値を、0に初期化する。
(変数firstzの値とは、静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶される視標の表示位置であり、S20において生成される視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24のそれぞれ)の左端のx座標に値する。)
ステップS6では、CPU501が、xcoordinatezの値を0に初期化する。
(同一走査線走査続行手段の一環である。)
(次の走査線への走査移行手段の一環である。)
ステップS7では、CPU501が、例えば、設定された一瞬の時間だけプログラムの実行を中断することにより、視標を静的に表示する。
(図8においては、例えば、位置600において、静的に視標を表示制御する場合における、時点604から時点605までの時間の長さの設定に関係している。)
(静的表示制御手段の一環である。)
(同一走査線走査続行手段の一環である。)
(次の走査線への走査移行手段の一環であってもよい。)
ステップS8では、CPU501が、プログラム(繰り返し)処理上、設定された一瞬の時間だけプログラムの実行を中断する。
ステップS9では、CPU501が、入力受付手段を初期化する。
ステップS10では、CPU501が、視野スキャン用画面1に対する背景色を設定する。
ステップS10では、CPU501が、該色で視野スキャン用画面1全体を塗りつぶす。
ステップS11では、CPU501が、固視標色、固視標の大きさ、及び固視標の形、の設定を行う。
CPU501は、視野スキャン用画面1において、例えば、x座標が300−2ドット、y座標が200+30ドットの位置に、固視標2を表示する。
ステップS12では、CPU501が、視標色、視標の大きさ、視標の形、を設定する。
CPU501は、演算装置により演算を行い、視野スキャン用画面1における例えば、x座標がfirstzドット、y座標が20+counbvドットの位置に、視標を表示する。
(視標走査線設定手段の一環である。)
(静的表示制御手段の一環である。)
ステップS13では、CPU501が、視標色、視標の大きさ、視標の形、を設定する。
CPU501は、演算装置により演算を行い、視野スキャン用画面1における例えば、x座標がfirstz+xcoordinatezドット、y座標が20+counbvドットの位置に、視標を表示する。
(視標走査線設定手段の一環である。)
(動的表示制御手段の一環である。)
ステップS14では、CPU501が、演算装置により、firstz+xcoordinatezの演算を行い、その結果を変数secondzに代入し、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(S21であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、変数secondzは、検出位置記憶手段の一環である。)
(視標が、視野スキャン用画面1の右端に至り、secondz>=600になった場合には、S16、S20におけるように、検出位置記憶手段は、検出手段により検出された時点での、視標表示位置に代えて、視野スキャン用画面1の右端のx座標を、変数secondzに記憶するようにしてもよい。)
(S20においては、変数secondzは、視野マッピング矩形形成手段の一環であり、S20において生成される視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24のそれぞれ)の右端のx座標に値する。)
(S22においては、変数secondzは、次の走査線への走査移行手段の一環である。)
ステップS15では、CPU501が、演算装置により、xcoordinatezの値を例えば、1、インクリメントし、その結果を記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
そのようなインクリメントは、CPU501が、視標に動的特性を生じさせるための設定である(インクリメントの値は他の値であってもよい)。
(動的表示制御手段の一環である。)
(変数xcoordinatezは距離記憶手段である。(しかし、視標が、視野スキャン用画面1の右端に至り、secondz>=600になった場合には、S16、S17におけるように、視野スキャン用画面1の右端の位置から、その右端に至る前にその視標の動的な表示制御が開始された位置までの距離を、変数xcoordinatezに記憶するように設定してもよい。))
(また、変数xcoordinatezに記憶される値は、S20において生成される視野マッピング矩形の幅の長さを表す値であり、S17、S18においては、演算装置により、その視野マッピング矩形を塗りつぶすための色を指定する数値に変換される。)
(走査線の両端に位置して生成された視野マッピング矩形に対しては、必要があれば、上述の色とは異なる色を指定してもよい。)
ステップS16では、入力装置(例えば、キーボード303等)から視標の動き認識に関する入力が受け付けられた?、あるいはsecondz>=600?に関する判断が、CPU501により行われる。
その何れでもない場合には、CPU501は、ステップS8に戻って処理を続けることで、静的に表示制御される視標、及び動的に表示制御される視標を、視野スキャン用画面1に生じさせる。
(静的表示制御手段の一環である。)
(動的表示制御手段の一環である。)
ステップS16における、入力装置(例えば、キーボード303等)から視標の動き認識に関する入力が受け付けられた?、あるいはsecondz>=600?に関する判断において、その何れか、あるいは双方に該当すると、CPU501が判断した場合には、CPU501は、ステップ17の処理へ移行する。
(検出手段の一環である。)
(次の走査線への走査移行手段の一環である。)
ステップS17では、CPU501が、演算装置により、例えば、5 * xcoordinatezの演算を行い、その結果を変数colorzに代入して、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(視野マッピング矩形画像処理手段の一環である。)
ステップS18では、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された変数colorzの値をCPU501が読み出し、演算装置によりcolorz>=255?であるか否かの判断を、CPU501が行う。
ステップS18において、CPU501が、colorz>=255?でないと判断した場合には、CPU501は、ステップS20へ移行して処理を続ける。
(視野マッピング矩形画像処理手段の一環である。)
ステップS18において、CPU501が、colorz>=255?であると判断した場合には、CPU501はステップS19において、例えば、colorzの値を255に更新して、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶し、ステップS20に移行して処理を続ける。
ステップS20では、CPU501が、視野マッピング用画面ID2に視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24)を生成する。
CPU501は、例えば、その視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24)の、左上端のx座標、y座標を(firstz, 20+counbv)に、また、右下端のx座標、y座標を(secondz, 20+counbv+20)に設定する。
(視野マッピング矩形形成手段の一環である。)
(右下端のy座標20+counbv+20における+20とは、視野マッピング矩形の高さを設定しており、その20とは、例えば、S24において、counbvに対してなされる増分、すなわち、隣接視標走査線間隔を参照して設定されている。)
CPU501は、その視野マッピング矩形を、R,G,Bの輝度が、例えば、それぞれ、0,colorz,6である色で塗りつぶす。
(視野マッピング矩形画像処理手段の一環である。)
ステップS21では、CPU501が、変数firstzの内容を、変数secondzに記憶されていた内容に更新して、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶する。
(ステップS21であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、変数secondzは、検出位置記憶手段の一環である。)
(ステップS21であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、更新された変数firstzの内容は、静的表示位置記憶手段の一環である。)
(ステップS21であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、同一走査線走査続行手段の一環である。)
ステップS22では、CPU501が、演算装置により、secondz>=600?に関する判断を行う。
ステップS22において、CPU501がsecondz>=600ではないとの判断を行った場合には、CPU501は、ステップS6まで戻って、処理を続ける。(同一走査線走査続行手段の一環である。)
(これは、図8では、例えば、位置600において、静的視標が時点605まで表示される場合に値する。)(あるいは、ステップS12の後に、CPU501が、その時のfirstzの値を変数firstzdに代入して記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶させ、CPU501が、その時のcounbvの値を変数counbvzに代入して記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶させ、ステップS22の後に、ステップS6まで戻る前に、CPU501が、変数firstzd、変数counbvzの値を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出し、CPU501が、視標色が視野スキャン用画面1の背景色であり、ステップS12において設定された大きさ、及び、形を呈する視標を、視野スキャン用画面1のx座標がfirstzdドット、y座標が20+counbvzドットの位置に表示することで、例えば、図8では、例えば、位置600において、静的視標が時点604まで表示されるように設定するとしてもよい。)
ステップS22において、CPU501がsecondz>=600であるとの判断を行った場合には、CPU501は、ステップS23において、変数firstzの値を0に初期化し(次の走査線への走査移行手段の一環である。)、ステップS24において、変数counbの値を、例えば、1、インクリメントさせ記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶し、CPU501は記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶されたそのcounbの値を読み出し、演算装置により、例えば、20*counbの演算を行い、結果を変数counbvに代入し(視標走査線設定手段の一環である。)(次の走査線への走査移行手段の一環である。)、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶させ、その後、CPU501は、ステップS6まで戻って、処理を続ける。(これは、図8では、例えば、位置600において、静的視標が時点605まで表示される場合に値する。)(あるいは、ステップS12の後に、CPU501が、その時のfirstzの値を変数firstzdに代入して記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶させ、CPU501が、その時のcounbvの値を変数counbvzに代入して記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶させ、ステップS24の後に、ステップS6まで戻る前に、CPU501が、変数firstzd、変数counbvzの値を、記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)から読み出し、CPU501が、視標色が視野スキャン用画面1の背景色であり、ステップS12において設定された大きさ、及び、形を呈する視標を、視野スキャン用画面1のx座標がfirstzdドット、y座標が20+counbvzドットの位置に表示することで、例えば、図8では、例えば、位置600において、静的視標が時点604まで表示されるように設定するとしてもよい。)
本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態の走査により生成される視野マッピング画像の態様の一例を示す図である。 本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態の走査及び作動態様、及び視野マッピング態様の一例を示す図である。 本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態の構成の一例を表す概略構成図である。 本発明、視野スキャン装置における視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の最良の実施形態の一例を表す流れ図である。 本発明、視野スキャン装置における視野スキャン処理、及び視野マッピング処理の最良の実施形態の一例を表す流れ図の続きである。 本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態のCPUのハードウェア構成の一例を表す図である。 本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態の走査により生成される視野マッピング画像の態様の一例を示す図である。 本発明、視野スキャン装置の最良の実施形態の走査及び作動態様の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
1 視野スキャン用画面
2 固視標
3、4、5 視標走査線
3A、4A 位置
6、7、8、9、10、11、12、13、14 視標
14A 位置
15 視野スキャンの結果、生成される視野マッピング矩形群
16 視野マッピング用画面
17 視野マッピング用画面の固視標
18、19、20、21、22、23、24 視野マッピング矩形
25 視野スキャンの結果、生成される視野マッピング矩形群
201 暗点
202 暗点と盲点の接続部分
203 盲点
204 視野視覚機能がわずかに低下している領域
205 中心窩
301 コンピュータシステム
302 本体
303 キーボード
304 ディスプレイ
305 プリンタ
306 マウス
307 スピーカ
501 CPU
502 RAM
503 ROM
504 HDD
505 バス
600、601 位置
602、603、604、605 時点
606、607 座標軸

Claims (2)

  1. 被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
    視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
    前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を設定する視標走査線設定手段と、
    視野をスキャンするために、前記視野スキャン用画面に、前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に沿って、前記視標を表示し、走査させる視標表示制御手段と、
    該視標表示制御手段は、前記視標走査線上に、所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段をさらに備えるが、該静的表示制御手段と、
    該静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
    前記視標表示制御手段は、前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する際、その所定の時間の始点から所定の一瞬を経た時点において、もう一つ前記視標を、前記静的表示位置記憶手段が記憶する位置に生じ、該位置から前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させ、その所定の時間の終点に基づく時点まで該動的な走査を続ける動的表示制御手段をさらに備えるが、該動的表示制御手段と、
    該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された時点での、動的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
    該検出位置記憶手段は、
    演算装置により算出される距離としての、
    前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、動的に表示制御された前記視標の表示位置までの距離を、
    記憶装置に記憶する距離記憶手段を、さらに備えるが、該距離記憶手段と、
    被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング用画面を出力装置に生成する視野マッピング用画面生成手段と、
    前記静的表示位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に関する情報を参照して、前記視野マッピング用画面に視野マッピング矩形を形成する視野マッピング矩形形成手段と、
    前記距離記憶手段により記憶された距離、に応じた色を演算装置が算出し、該色で、前記視野マッピング矩形形成手段により形成された前記視野マッピング矩形を塗りつぶす画像処理を行う視野マッピング矩形画像処理手段と、
    前記検出手段により、被験者視野に前記動的な走査が認識された時点が検出された後には、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
    前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
    該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する同一走査線走査続行手段と、
    前記同一走査線走査続行手段により、前記視標走査線に対する走査を終えると、
    前記視標走査線設定手段により設定される次の視標走査線上に、
    前記静的表示制御手段は、前記視標を、所定の時間、静的に表示制御し、
    前記静的表示位置記憶手段以降、同様な走査を続行する
    次の走査線への走査移行手段と、
    を、
    備える視野スキャン装置であって、
    前記所定の時間を、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点から、該時点の次に、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点まで、に基づき決定する
    ことを特徴とする
    視野スキャン装置。
  2. コンピュータを、
    被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
    視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
    前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を設定する視標走査線設定手段と、
    視野をスキャンするために、前記視野スキャン用画面に、前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に沿って、前記視標を表示し、走査させる視標表示制御手段と、
    該視標表示制御手段は、前記視標走査線上に、所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段をさらに備えるが、該静的表示制御手段と、
    該静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
    前記視標表示制御手段は、前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示制御する際、その所定の時間の始点から所定の一瞬を経た時点において、もう一つ前記視標を、前記静的表示位置記憶手段が記憶する位置に生じ、該位置から前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させ、その所定の時間の終点に基づく時点まで該動的な走査を続ける動的表示制御手段をさらに備えるが、該動的表示制御手段と、
    該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された時点での、動的に表示制御される前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
    該検出位置記憶手段は、
    演算装置により算出される距離としての、
    前記静的表示制御手段により、前記所定の時間、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、動的に表示制御された前記視標の表示位置までの距離を、
    記憶装置に記憶する距離記憶手段を、さらに備えるが、該距離記憶手段と、
    被験者の視野をマッピングして表示するための視野マッピング用画面を出力装置に生成する視野マッピング用画面生成手段と、
    前記静的表示位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置、及び前記視標走査線設定手段により設定された視標走査線に関する情報を参照して、前記視野マッピング用画面に視野マッピング矩形を形成する視野マッピング矩形形成手段と、
    前記距離記憶手段により記憶された距離、に応じた色を演算装置が算出し、該色で、前記視野マッピング矩形形成手段により形成された前記視野マッピング矩形を塗りつぶす画像処理を行う視野マッピング矩形画像処理手段と、
    前記検出手段により、被験者視野に前記動的な走査が認識された時点が検出された後には、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記所定の時間、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
    前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
    該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する同一走査線走査続行手段と、
    前記同一走査線走査続行手段により、前記視標走査線に対する走査を終えると、
    前記視標走査線設定手段により設定される次の視標走査線上に、
    前記静的表示制御手段は、前記視標を、所定の時間、静的に表示制御し、
    前記静的表示位置記憶手段以降、同様な走査を続行する
    次の走査線への走査移行手段、
    として機能させることを特徴とするプログラムであって、
    前記所定の時間を、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点から、該時点の次に、前記動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時が前記検出手段により検出された時点まで、に基づき決定する
    ことを特徴とするプログラム。
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