JP4205149B1 - 視野計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】視野スキャン用画面生成手段と、固視標表示制御手段と、視標走査線平行設定手段と、静的表示制御手段と、静的表示位置記憶手段と、静的表示制御一旦終了手段と、動的表示制御手段と、検出手段と、検出位置記憶手段と、視野視覚機能を反映する情報としての距離記憶手段と、動的表示制御一旦終了手段と、検出位置記憶手段により記憶された位置に対しての走査続行手段とを、備えることを特徴とする本発明、視野計。
【選択図】図1
Description
Goldmann perimeter、510型(1945年)、940型(1967年)、Tubinger perimeter(1957年)、Octopus perimeter(1976年)。(例えば、非特許文献1参照。)。
従来の視野計では、初期段階にある視野障害を検出できていない。
検査が非常に単調な繰り返しであるため、慣れなどにより被験者が誤り応答を行う可能性が高い。
また、本発明の目的は、従来の視野検査の単調性を低減する本発明、視野計を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を互いに平行に設定する視標走査線平行設定手段と、
該視標走査線平行設定手段により設定された視標走査線上に、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記静的表示制御手段により、前記視標が静的に表示制御された状態で、所定の一瞬の間を経ると、前記視標に対する前記静的な表示制御を一旦終了する静的表示制御一旦終了手段と、
該静的表示制御一旦終了手段により、前記視標に対する前記静的な表示制御が一旦終了されると、
前記静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶された位置から前記視標を、前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させる動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの距離を、前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの視野視覚機能を反映する情報として、記憶装置に記憶する距離記憶手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標に対する前記動的な走査を一旦終了する動的表示制御一旦終了手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する走査続行手段と、
を、
備えることを特徴とする視野計。
コンピュータを、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を互いに平行に設定する視標走査線平行設定手段と、
該視標走査線平行設定手段により設定された視標走査線上に、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記静的表示制御手段により、前記視標が静的に表示制御された状態で、所定の一瞬の間を経ると、前記視標に対する前記静的な表示制御を一旦終了する静的表示制御一旦終了手段と、
該静的表示制御一旦終了手段により、前記視標に対する前記静的な表示制御が一旦終了されると、
前記静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶された位置から前記視標を、前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させる動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの距離を、前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの視野視覚機能を反映する情報として、記憶装置に記憶する距離記憶手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標に対する前記動的な走査を一旦終了する動的表示制御一旦終了手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する走査続行手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を互いに平行に設定する視標走査線平行設定手段と、
該視標走査線平行設定手段により設定された視標走査線上に、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記静的表示制御手段により、前記視標が静的に表示制御された状態で、所定の一瞬の間を経ると、前記視標に対する前記静的な表示制御を一旦終了する静的表示制御一旦終了手段と、
該静的表示制御一旦終了手段により、前記視標に対する前記静的な表示制御が一旦終了されると、
前記静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶された位置から前記視標を、前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させる動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの距離を、前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの視野視覚機能を反映する情報として、記憶装置に記憶する距離記憶手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標に対する前記動的な走査を一旦終了する動的表示制御一旦終了手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する走査続行手段と、
を、
備えるので、
本発明、視野計による視野スキャンから得られるデータに基づくと、例えば、図2に示すような視野マッピング画像を得ることができる。
本願発明、視野計は、暗点、盲点だけではなく、視野視覚機能がわずかに低下している領域の視野視覚機能に関するデータをも生成することができる。
本願発明、視野計は、視野視覚機能に関するデータを生成することができる。
本願発明、視野計は、中心窩の視野視覚機能の状態に関するデータをも生成することができる。
コンピュータを、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を互いに平行に設定する視標走査線平行設定手段と、
該視標走査線平行設定手段により設定された視標走査線上に、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記静的表示制御手段により、前記視標が静的に表示制御された状態で、所定の一瞬の間を経ると、前記視標に対する前記静的な表示制御を一旦終了する静的表示制御一旦終了手段と、
該静的表示制御一旦終了手段により、前記視標に対する前記静的な表示制御が一旦終了されると、
前記静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶された位置から前記視標を、前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させる動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの距離を、前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの視野視覚機能を反映する情報として、記憶装置に記憶する距離記憶手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標に対する前記動的な走査を一旦終了する動的表示制御一旦終了手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する走査続行手段、
として機能させるので、
本発明、視野計を実現させるプログラムによる視野スキャンから得られたデータに基づくと、例えば、図2に示すような視野マッピング画像を得ることができる。
本願発明、視野計は、暗点、盲点だけではなく、視野視覚機能がわずかに低下している領域の視野視覚機能に関するデータをも生成することができる。
本願発明、視野計は、視野視覚機能に関するデータを生成することができる。
本願発明、視野計は、中心窩の視野視覚機能の状態に関するデータをも生成することができる。
図2においては、暗点201、盲点203、暗点と盲点の接続部分202、等が明るい緑色の視野マッピング矩形群により、明示的に示されている。
本発明、視野計は、視野視覚機能をマッピングすることができる。
本発明、視野計は、暗点201、盲点203だけではなく、視野視覚機能が低下している領域204や、視野視覚機能がわずかに低下している領域205をもマッピングすることができる。
図2においては、暗点201、盲点203だけではなく、視野視覚機能がマッピングされている。
本発明、視野計により生成される視野マッピング画像においては、視野視覚機能が低下している領域204、視野視覚機能がわずかに低下している領域205、をも、やや明るい緑色を呈する視野マッピング矩形群により、それら領域の位置、大きさ、形状等について、判読することが可能となっている。
本発明、視野計は、中心窩206の視野視覚機能の状態をもマッピングすることができる。
高い視野視覚機能を有する中心窩206は、図2においては、輝度の低い緑色の視野マッピング矩形群により表示されている。
本発明、視野計では、CPU501が、視野スキャンの結果得られるデータから視野マッピング矩形を形成し、その視野マッピング矩形に、CPU501がデータに応じた画像処理を付すことで、網膜構造等を強く示唆する、視野のスキャンと呼ぶにふさわしい視野マッピング画像を生成することができる。
本発明、視野計は、ゴールドマン視野計のようなかさばる装置を必要とせず、簡単な構成で実現できる。
本発明、視野計は、5°以内の視野中心部の測定が可能である。
図3は、本発明、視野計の構成の一例を表している。
図6は、本発明、視野計におけるCPU501のハードウェア構成の一例を表している。
本発明、視野計は、コンピュータシステム301により、本発明、視野計を実現させるプログラムを実行することで実現される。
本実施形態の視野計を実現するコンピュータシステム301は、図3に示すように、後述するCPU(Central Processing Unit)501等を備える本体302と、キーボード303、(必要であればマウス306)、ディスプレイ304、プリンタ305、(必要であればスピーカ307)から構成されている。
本発明、視野計におけるCPU501は、具体的には、CPU501等のマイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)502、ROM(Read Only Memory)503、HDD(Hard Disc Drive)504、キーボード303、マウス306、ディスプレイ304、プリンタ305、スピーカ307及び通信インターフェースを含んで構成される。
以上の各部分は、バス505により接続されている。
(HDD504は入出力インターフェースを経てバス505に接続されている。)
キーボード303は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、キーボード303からの入力をCPU501に出力することができる。
ディスプレイ304は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からのイメージデータの入力をディスプレイ304に出力することができる。
プリンタ305は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からの入力をプリンタ305により出力することができる。
(スピーカ307は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、CPU501からの入力をスピーカ307により出力することができる。)
(マウス306は入出力インターフェースを経てバス505に接続されており、マウス306からの入力をCPU501に出力することができる。)
CPU501は、ディスプレイ304(出力装置の一例)による表示処理の制御を行う。
(例えば、具体的には、固視標及び視標の表示制御や、本発明、視野計により得られたデータから視野マッピング画像の生成を行ったりする。)
CPU501は、キーボード303(入力装置の一例)からの入力に応じて、本発明、視野計の制御を行う。
CPU501は、視野計から得られたデータに基づいて生成した視野マッピング画像等の出力を、プリンタ305等から出力させるよう制御することができる。
(必要であれば、CPU501は、(例えばキーボード303等入力装置からの入力に応じて、あるいは例えば、視野スキャンにおいて走査線が換わる際に、あるいは例えば、視野マッピング画像が出力される際、等に)スピーカ307(出力装置の一例)から出力を生じさせるよう制御を行うようにしてもよい。)
(CPU501は、マウス306(入力装置の一例)からの入力に応じて、本発明、視野計の制御を行うようにしてもよい。)
キーボード303は、例えば入力を行うためのデバイス(入力装置)として利用される。
(必要であれば、マウス306は、ディスプレイ304の表示画面に、各種の入力を行うためのデバイスとして利用される。)
(必要であれば、ディスプレイ304に、各種の操作画面や、設定画面などを表示するようにしてもよい。)
(必要であれば、視野スキャン用の画面として、ドームが利用されるように構成されるとしてもよい。その場合、ディスプレイ304に代えて、視標の表示制御が投影式になされるように構成されるとしてもよい。)
このような記録媒体(記憶媒体)として、例えば、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)、半導体メモリ等がある。
固視標2は、視野スキャン中、被験者の片側の目により凝視されるべき固視標である。
それら走査線は、視野を走査する際に視標にたどらせる経路として設定されるものであり、CPU501はそれら走査線を、視野スキャン用画面1に表示しない。
(図1においては、水平方向の視標走査線が設定されているが、他の方向の視標走査線により視標走査線を設定してもよい。)
視野マッピング矩形18の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離を基にして、CPU501により形成される。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標6から視標7までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
視野マッピング矩形19の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離を基にして、CPU501により形成される。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標7から視標8までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
視野マッピング矩形20の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離を基にして、CPU501により形成される。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標9から位置3Aまでの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
視野マッピング矩形21の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標10から視標11までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
視野マッピング矩形22の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標11から視標12までの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
視野マッピング矩形23の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
その塗りつぶしにおいては、演算装置により算出され記憶装置(例えば、RAM502やHDD504等)に記憶された視標13から位置4Aまでの距離をCPU501が読み出し、その距離の値を、CPU501が、演算装置により演算を行うことにより、RGBの例えばGの色コードを(その距離の値に応じて)指定するための値に変換する。
視野マッピング矩形24の高さは、例えば視標走査線3と視標走査線4の間の距離(すなわち、例えば、今走査を行っている視標走査線と、それに隣接する走査済みの視標走査線との間の距離)を基にして、CPU501により形成される。
CPU501は、本発明、視野計を実現させるプログラムに従い、視野マッピング矩形24を、例えば緑色で塗りつぶす(他の色で塗りつぶしてもよい)。
視野スキャン用画面1における固視標2表示位置に相当する視野マッピング用画面16の位置を、視野マッピング用画面16に、視野マッピング用画面の固視標17のように、明示してもよい。
視野スキャンの結果生成される視野マッピング矩形群25は、視野スキャンの結果生成されるものであり、視野マッピング用画面16における位置表現を正確に行う際の参考として図示したものである。
図4及び図5は、図6に示したコンピュータにより実行される視野計における視野スキャン処理、及び視野マッピング処理を示す流れ図である。
CPU501は、その大きさを、例えば、x座標方向の幅、600ドットに、y座標方向の高さ、460ドットに設定する。
以下、視野スキャン用画面1に対する説明では、視野スキャン用画面1の左上端の位置をx座標、0ドット、y座標、0ドットの位置であるとし、x座標軸は、視野スキャン用画面1の左上端から右方向に、また、y座標軸は、視野スキャン用画面1の左上端から下方向に生成されるものとして、位置の説明を行う。
CPU501は、その大きさを、例えば、x座標方向の幅、600ドットに、y座標方向の高さ、460ドットに設定する。
以下、視野マッピング用画面16に対する説明では、視野マッピング用画面16の左上端の位置をx座標、0ドット、y座標、0ドットの位置であるとし、x座標軸は、視野マッピング用画面16の左上端から右方向に、また、y座標軸は、視野マッピング用画面16の左上端から下方向に生成されるものとして、位置の説明を行う。
(変数counbvの値を、0に初期化することにより、視標走査線の位置を初期位置に設定している。)
(変数firstzの値とは、静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶される視標の表示位置であり、S21において生成される視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24のそれぞれ)の左端のx座標に値する。)
CPU501は、視野スキャン用画面1における例えば、x座標がfirstzドット、y座標が20+counbvドットの位置に、視標を表示する。
(視標走査線設定手段の一環である。)
(変数firstzは、静的表示位置記憶手段の一環である。)
(同一走査線走査続行手段の一環である。)
(次の走査線への走査移行手段の一環である。)
(静的表示制御手段の一環である。)
(同一走査線走査続行手段の一環である。)
(次の走査線への走査移行手段の一環であってもよい。)
CPU501は、視野スキャン用画面1において、例えば、x座標が300−2ドット、y座標が200+30ドットの位置に、固視標2を表示する。
CPU501は、演算装置により演算を行い、視野スキャン用画面1における例えば、x座標がfirstz+xcoordinatezドット、y座標が20+counbvドットの位置に、視標を表示する。
(視標走査線設定手段の一環である。)
(動的表示制御手段の一環である。)
(S22であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、変数secondzは、検出位置記憶手段の一環である。)
(視標が、視野スキャン用画面1の右端に至り、secondz>=600になった場合には、S17、S21におけるように、検出位置記憶手段は、検出手段により検出された時点での、視標表示位置に代えて、視野スキャン用画面1の右端のx座標を、変数secondzに記憶するようにしてもよい。)
(S21においては、変数secondzは、視野マッピング矩形形成手段の一環であり、S21において生成される視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24のそれぞれ)の右端のx座標に値する。)
(S23においては、変数secondzは、次の走査線への走査移行手段の一環である。)
そのようなインクリメントは、CPU501が、視標に動的特性を生じさせるための設定である(インクリメントの値は他の値であってもよい)。
(動的表示制御手段の一環である。)
(変数xcoordinatezは距離記憶手段である。(しかし、視標が、視野スキャン用画面1の右端に至り、secondz>=600になった場合には、S17、S18におけるように、視野スキャン用画面1の右端の位置から、その右端に至る直前に、視標が所定の一瞬の間、静的に表示された位置までの距離を、変数xcoordinatezに記憶するように設定してもよい。))
(また、変数xcoordinatezに記憶される値は、S21において生成される視野マッピング矩形の幅の長さを表す値であり、S18、S19においては、演算装置により、その視野マッピング矩形を塗りつぶすための色を指定する数値に変換される。)
(走査線の両端に位置して生成された視野マッピング矩形に対しては、必要があれば、上述の色とは異なる色を指定してもよい。)
その何れでもない場合には、CPU501は、ステップS12に戻って処理を続けることで、視標に動的特性を生じさせる。(動的表示制御手段の一環である。)
(検出手段の一環である。)
(次の走査線への走査移行手段の一環である。)
(視野マッピング矩形画像処理手段の一環である。)
ステップS19において、CPU501が、colorz>=255?でないと判断した場合には、CPU501は、ステップS21へ移行して処理を続ける。
(視野マッピング矩形画像処理手段の一環である。)
CPU501は、例えば、その視野マッピング矩形(例えば、視野マッピング矩形18、19、20、21、22、23、24)の、左上端のx座標、y座標を(firstz, 20+counbv)に、また、右下端のx座標、y座標を(secondz, 20+counbv+20)に設定する。
(視野マッピング矩形形成手段の一環である。)
(右下端のy座標20+counbv+20における+20とは、視野マッピング矩形の高さを設定しており、その20とは、例えば、S25において、counbvに対してなされるインクリメント量、すなわち、隣接視標走査線間隔を参照して設定されている。)
CPU501は、その視野マッピング矩形を、R,G,Bの輝度が、例えば、それぞれ、0,colorz,6である色で塗りつぶす。
(視野マッピング矩形画像処理手段の一環である。)
(ステップS22であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、変数secondzは、検出位置記憶手段の一環である。)
(ステップS22であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、更新された変数firstzの内容は、静的表示位置記憶手段の一環である。)
(ステップS22であり、且つsecondz>=600ではない場合においては、同一走査線走査続行手段の一環である。)
ステップS23において、CPU501がsecondz>=600ではないとの判断を行った場合には、CPU501は、ステップS8まで戻って、処理を続ける。(同一走査線走査続行手段の一環である。)
2 固視標
3、4、5 視標走査線
3A、4A 位置
6、7、8、9、10、11、12、13、14 視標
14A 位置
15 視野スキャンの結果、生成される視野マッピング矩形群
16 視野マッピング用画面
17 視野マッピング用画面の固視標
18、19、20、21、22、23、24 視野マッピング矩形
25 視野スキャンの結果、生成される視野マッピング矩形群
201 暗点
202 暗点と盲点の接続部分
203 盲点
204 視野視覚機能が低下している領域
205 視野視覚機能がわずかに低下している領域
301 コンピュータシステム
302 本体
303 キーボード
304 ディスプレイ
305 プリンタ
306 マウス
307 スピーカ
501 CPU
502 RAM
503 ROM
504 HDD
505 バス
Claims (2)
- 被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を互いに平行に設定する視標走査線平行設定手段と、
該視標走査線平行設定手段により設定された視標走査線上に、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記静的表示制御手段により、前記視標が静的に表示制御された状態で、所定の一瞬の間を経ると、前記視標に対する前記静的な表示制御を一旦終了する静的表示制御一旦終了手段と、
該静的表示制御一旦終了手段により、前記視標に対する前記静的な表示制御が一旦終了されると、
前記静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶された位置から前記視標を、前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させる動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの距離を、前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの視野視覚機能を反映する情報として、記憶装置に記憶する距離記憶手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標に対する前記動的な走査を一旦終了する動的表示制御一旦終了手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する走査続行手段と、
を、
備えることを特徴とする視野計。 - コンピュータを、
被験者の視野をスキャンするための視野スキャン用画面を出力装置に生成する視野スキャン用画面生成手段と、
視野スキャン中、被験者に凝視される固視標を、前記視野スキャン用画面生成手段により生成された視野スキャン用画面に表示する固視標表示制御手段と、
前記視野スキャン用画面において、視標を走査させるための、視標走査線を互いに平行に設定する視標走査線平行設定手段と、
該視標走査線平行設定手段により設定された視標走査線上に、前記視標を、静的に表示制御する静的表示制御手段と、
該静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する静的表示位置記憶手段と、
前記静的表示制御手段により、前記視標が静的に表示制御された状態で、所定の一瞬の間を経ると、前記視標に対する前記静的な表示制御を一旦終了する静的表示制御一旦終了手段と、
該静的表示制御一旦終了手段により、前記視標に対する前記静的な表示制御が一旦終了されると、
前記静的表示位置記憶手段により記憶装置に記憶された位置から前記視標を、前記視標走査線に沿って、動的な走査を開始させる動的表示制御手段と、
該動的表示制御手段により、前記視標が開始した前記動的な走査が被験者視野に認識された時点を、入力装置を経て検出する検出手段と、
該検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置を記憶装置に記憶する検出位置記憶手段と、
演算装置により算出される距離としての、
前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの距離を、前記静的表示制御手段により、静的に表示制御された前記視標の表示位置から、前記検出手段により検出された時点での、前記視標の表示位置までの視野視覚機能を反映する情報として、記憶装置に記憶する距離記憶手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標に対する前記動的な走査を一旦終了する動的表示制御一旦終了手段と、
前記検出手段により、前記動的な走査が被験者視野に認識された時点が、入力装置を経て検出されると、前記視標走査線に対する次の走査を続行するために、前記静的表示制御手段は、前記視標走査線上の、前記検出位置記憶手段により記憶された前記視標の表示位置に、前記視標を、静的に表示する表示制御を行い、
前記静的表示位置記憶手段以降は、同上の処理を行うが、
該処理を前記視標走査線において繰り返すことで前記視標走査線に対する同様な走査を続行する走査続行手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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