JP4186894B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の半導体チップの一面上にダイマウント材を介して第2の半導体チップを積層したものをモールド樹脂により封止してなる半導体装置に関する。
図9は、従来のこの種の半導体装置の一般的な概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。
リードフレームのアイランド40の上にダイマウント材30を介して第1の半導体チップ10が搭載されている。第1の半導体チップ10の一面上には、ダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載されている。
第1の半導体チップ10の一面とリードフレームのリード41との間、第2の半導体チップ20の一面とリードフレームのリード41との間は、それぞれボンディングワイヤ50により結線され電気的に接続されている。
そして、アイランド40上にて積層された第1および第2の半導体チップ10、20、ボンディングワイヤ50、リード41は、モールド樹脂60にて包み込まれるように封止されている。
このような半導体装置は、アイランド40の上に、それぞれダイマウント材30を介して第1の半導体チップ10、第2の半導体チップ20を搭載し、ワイヤボンディングを行った後、樹脂モールドを行うことにより製造される。
ところで、一般に半導体ICのパッケージに使用されるダイマウント材は、材料塗布の段階では溶剤を含んでおり、未硬化状態である。そのため、ダイマウント後の硬化プロセスで、溶剤の油分が周囲に染み出す、いわゆるブリードアウトが生じる恐れがある。
上記図9に示したような従来の半導体装置の場合、第1の半導体チップ10の一面上にダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20を搭載するときに、ダイマウント材30中の溶剤の油分Yが周囲に染み出し、図9に示されるように、第1の半導体チップ10の一面に広がる恐れがある。
すると、この第1の半導体チップ10の一面におけるブリードアウトによる汚染によって、モールド樹脂60と第1の半導体チップ10との密着力が低下し、その界面が剥離しやすくなる。
第1の半導体チップ10とモールド樹脂60とが剥離し、この剥離がワイヤボンド部分に至る場合には、はんだリフロー時のストレスや冷熱ストレスなどによって、モールド樹脂60と第1の半導体チップ10とがその界面で相対的に大きく動くので、ボンディングワイヤ50が断線し、致命的な品質不良になるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、第1の半導体チップの一面上にダイマウント材を介して第2の半導体チップが搭載され、これら両半導体チップがモールド樹脂により封止されてなる半導体装置において、ダイマウント材のブリードアウトの広がりを極力抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1の半導体チップ(10)の一面上に、ダイマウント材(30)を介して第2の半導体チップ(20)が搭載され、これら両半導体チップ(10、20)がモールド樹脂(60)により封止されてなる半導体装置において、第1の半導体チップ(10)の一面に溝(12)が格子状のパターンに形成されており、該格子状のパターンに形成された溝(12)により第2の半導体チップ(20)の搭載領域の外周に当該搭載領域を取り囲むように溝(12)が形成されていることを特徴としている。
それによれば、第1の半導体チップ(10)の一面における第2の半導体チップ(20)の搭載領域の外周に、溝(12)を設けているから、第1の半導体チップ(10)の一面上にダイマウント材(30)を介して第2の半導体チップ(20)を搭載するときに、ダイマウント材(30)中の溶剤の油分(Y)が周囲に染み出しても、この溝(12)にてせき止められる。
よって、本発明によれば、第1の半導体チップ(10)の一面上にダイマウント材(30)を介して第2の半導体チップ(20)が搭載され、これら両半導体チップ(10、20)がモールド樹脂(60)により封止されてなる半導体装置において、ダイマウント材(30)のブリードアウトの広がりを極力抑制することができる。
また、請求項に記載の発明のように、請求項に記載の半導体装置においては、第1の半導体チップ(10)の一面側には、2層以上の積層された保護膜(11)が設けられており、溝(12)は、保護膜(11)のうち少なくとも一番下地側の層(11a)を残して表層側の層(11b)を除去したものとして構成されているものにできる。
また、請求項に記載の発明では、請求項1または2に記載の半導体装置において、第1の半導体チップ(10)の一面における第2の半導体チップ(20)の搭載領域は、当該一面における当該搭載領域以外の部位よりも鏡面に近い面となっていることを特徴としている。
第1の半導体チップ(10)の一面が鏡面に近くなるほど、ダイマウント材(30)中の溶剤の油分の濡れ性が悪くなり、当該油分の濡れ広がりが抑制される。
本発明によれば、第1の半導体チップ(10)の一面における第2の半導体チップ(20)の搭載領域を、当該一面における当該搭載領域以外の部位よりも鏡面に近い面としているため、ダイマウント材(30)中の溶剤の油分(Y)が周囲に染み出しても、この油分(Y)の濡れ広がりが抑制される。
よって、本発明によれば、第1の半導体チップ(10)の一面上にダイマウント材(30)を介して第2の半導体チップ(20)が搭載され、これら両半導体チップ(10、20)がモールド樹脂(60)により封止されてなる半導体装置において、ダイマウント材(30)のブリードアウトの広がりを極力抑制することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体装置100の概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。
また、図2(a)は、本半導体装置100における第1の半導体チップ10の部分拡大断面図、図2(b)は、本半導体装置100における第1および第2の半導体チップ10、20の部分拡大断面図である。
リードフレームのアイランド40の上にダイマウント材30を介して第1の半導体チップ10が搭載されている。第1の半導体チップ10の一面上には、ダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載されている。
第1の半導体チップ10の一面とリードフレームのリード41との間、第2の半導体チップ20の一面とリードフレームのリード41との間は、それぞれボンディングワイヤ50により結線され電気的に接続されている。
そして、アイランド40上にて積層された第1および第2の半導体チップ10、20、ボンディングワイヤ50、リード41は、モールド樹脂60にて包み込まれるように封止されている。
ここで、第1の半導体チップ10および第2の半導体チップ20は、シリコン半導体などの半導体基板にトランジスタなどの素子を半導体プロセス技術を用いて形成したICチップである。
図1および図2に示されるように、第1の半導体チップ10および第2の半導体チップ20は、その一面側に保護膜11、21を有しており、この保護膜11、21によりチップ上の各素子や配線などが保護されている。
ここでは、図2に示されるように、保護膜11、21は、各半導体チップ10、20の本体を構成するシリコンチップ10a、20a側からシリコン窒化膜(SiN膜)11a、21a、ポリイミド膜11b、21bの2層が積層された構成となっている。
シリコン窒化膜11a、21aはCVDやスパッタなどにより形成され、ポリイミド膜11b、21bはスピンコート法などにより形成される。もちろん、保護膜11、21としてはこれらの材質以外の膜、たとえばシリコン酸化膜などを用いてもよい。
そして、図1、図2に示されるように、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域の外周には、当該搭載領域を取り囲むように溝12が形成されている。本例では、図1(b)に示されるように、矩形板状の第2の半導体チップ20の搭載領域の外周に矩形枠状の溝12が形成されている。
また、図1に示されるように、モールド樹脂60の内部にて第1の半導体チップ10の周囲に配置されているリード41と第1の半導体チップ10の一面とは、ボンディングワイヤ50を介して結線されているが、溝12は、第1の半導体チップ10の一面において第2の半導体チップ20の搭載領域とボンディングワイヤ50との接続部との間に位置している。
本例では、図2に示したように、第1の半導体チップ10の一面側には、2層の積層された保護膜11が設けられており、溝12は、保護膜11のうち下地側の層としてのSiN膜11aを残して表層側の層としてのポリイミド膜11bを除去したものとして構成されている。
具体的には、表層側の層であるポリイミド膜11bをフォトリソグラフ法を用いてエッチングすることにより溝12を形成することができる。また、表層側の層がシリコン酸化膜である場合には、マスクを用いたドライエッチングなどにより溝12を形成することができる。
なお、第1の半導体チップ10の一面側に設けられる保護膜11が2層以上の積層された膜である場合には、溝12は、保護膜11のうち少なくとも一番下地側の層を残して表層側の層を除去したものとして構成すればよい。
本例では、図2(a)に示されるように、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域は、第2の半導体チップ20のサイズとその外側に設けた幅30μm〜50μm程度のマウント代とを合わせたものである。このマウント代はマウント精度を考慮したものである。
そして、この搭載領域を取り囲むように形成された溝12の幅は、たとえば20μm〜30μm程度である。ちなみに、ポリイミド膜11bの厚さは、たとえば2μm〜10μm程度である。
また、アイランド40、各半導体チップ10、20を接着するダイマウント材30は、通常の半導体ICで採用されるもの、たとえば、エポキシ系樹脂やポリイミド系樹脂などからなる電気絶縁性の接着剤を採用することができる。
また、アイランド40およびリード41を構成するリードフレームは、Cuや42アロイなどの通常のリードフレーム材料を採用することができる。また、ボンディングワイヤ50は、AuやAlなどのワイヤボンディングにより形成されるものである。
ここで、本実施形態においては、図示しないが、各半導体チップ10、20におけるボンディングワイヤ50との接続部では、保護膜11、21は除去されてボンディングパッドが露出しており、このボンディングパッドとボンディングワイヤ50とが電気的に接続されている。
さらに、モールド樹脂60は、エポキシ系樹脂など、通常の半導体装置における樹脂封止材料を用いることができ、金型を用いたトランスファーモールド法などにより成形できるものである。
このような半導体装置は、アイランド40の上に、それぞれダイマウント材30を介して第1の半導体チップ10、第2の半導体チップ20を搭載し、ワイヤボンディングを行った後、樹脂モールドを行うことにより製造される。
ところで、本実施形態によれば、第1の半導体チップ10の一面上に、ダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載され、これら両半導体チップ10、20がモールド樹脂60により封止されてなる半導体装置において、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域の外周には、当該搭載領域を取り囲むように溝12が形成されていることを特徴とする半導体装置100が提供される。
図3は、本半導体装置100の作用を示すための断面図であるが、本半導体装置100によれば、第1の半導体チップ10の一面上にダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20を搭載するときに、ダイマウント材30中の溶剤の油分Yが周囲に染み出しても、この油分Yは、毛細管現象によって溝12の方向へ広がり、また溝12にてせき止められるため、溝12よりも外側へは広がりにくい。
よって、本実施形態によれば、第1の半導体チップ10の一面上にダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載され、これら両半導体チップ10、20がモールド樹脂60により封止されてなる半導体装置100において、ダイマウント材30のブリードアウトの広がりを極力抑制することができる。
また、上述したように、本実施形態の半導体装置100においては、モールド樹脂60の内部にて、第1の半導体チップ10の周囲にはリード41が配置されており、第1の半導体チップ10の一面とリード41とは、ボンディングワイヤ50を介して結線されており、溝12は、第1の半導体チップ10の一面において第2の半導体チップ20の搭載領域とボンディングワイヤ50との接続部との間に位置することも特徴点である。
それによれば、溝12は、第1の半導体チップ10の一面において第2の半導体チップ20の搭載領域とボンディングワイヤ50との接続部との間に介在するため、ダイマウント材30のブリードアウトがボンディングワイヤ50の接続部にまで広がるのを防止することができる。
そのため、第1の半導体チップ10とモールド樹脂60とのブリードアウトに起因する剥離がワイヤボンド部分に至ることを防止することができ、その結果、ボンディングワイヤ50の断線という致命的な品質不良を防止することができる。
また、本実施形態では、上記図2に示されるように、第1の半導体チップ10の一面側には、2層以上の積層された保護膜11が設けられており、溝12は、保護膜11のうち少なくとも一番下地側の層11aを残して表層側の層11bを除去したものとして構成されていることも特徴点である。
このように、本実施形態では、ブリードアウトによって第1の半導体チップ10の表面が汚染される面積は最小限に抑えられ、モールド樹脂60との密着性を確保することが可能になる。すなわち、はんだリフロー時や冷熱サイクルのストレスに対して信頼性の高い品質を得ることができる。
[変形例]
次に、本実施形態の種々の変形例を図4、図5、図6を参照して示しておく。なお、各図4〜図6では、第1の半導体チップ10と第2の半導体チップ20とは、図示しないボンディングワイヤなどにより電気的に接続されている。
図4は、本実施形態の第1の変形例を示す概略断面図である。この変形例では、第1の半導体チップ10の一面にに設けた溝12について、ボンディングワイヤ50の接続部側に位置する溝12の外周部のポリイミド膜11bを厚くしている。
このように、ポリイミド膜11bを部分的に厚く形成することは、ポリイミド膜11bを厚めに形成しておき、これを複数回エッチングするなどにより容易に実現できる。そして、溝12の外側においてワイヤボンド部側を高くすることで、特に致命問題になるワイヤボンド部のブリードアウトの広がりを防止するようにしている。
図5(a)は、本実施形態の第2の変形例を示す概略断面図、(b)は概略平面図である。この変形例では、上記溝12を格子状のパターンにしている。それによれば、第2の半導体チップ20のサイズやマウント位置が異なるものについても対応でき、また、第2の半導体チップ20を複数個設けた場合にも対応することができる。
図6は、(a)は、本実施形態の第3の変形例を示す概略断面図、(b)は概略平面図である。この変形例では、上記溝12を複数列、図示例では2列にして、ブリードの広がりを抑える効果を高めている。
また、本変形例では、モールド樹脂60との接着力確保のためにポリイミド膜11bを極力多く残す目的で、1列目と2列目の溝12が重複する部分については、いずれか1つを部分的に残すようなパターンとしている。
つまり、1列目と2列目の溝12では互いに千鳥状の破線形状の溝パターンとしている。それによって、1列目の溝12が存在する部分の隣では、2列目の溝12は存在せず、一方、2列目の溝12が存在する部分の隣では、1列目の溝12は存在しないようにしており、1列目の溝12と2列目の溝12とが重なって存在することを極力避けるようにしている。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図であり、本半導体装置における第1および第2の半導体チップ10、20の部分拡大断面図である。本実施形態の半導体装置は、上記実施形態の半導体装置の一部を変形したものであり、上記実施形態との相違点を中心に述べる。
本実施形態によれば、第1の半導体チップ10の一面上に、ダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載され、これら両半導体チップ10、20がモールド樹脂60により封止されてなる半導体装置において、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域は、当該一面における当該搭載領域以外の部位よりも鏡面に近い面となっていることを特徴とする半導体装置が提供される。
具体的に、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域のポリイミド膜11bの表面を研磨することなどにより鏡面仕上げしている。図7において、この鏡面仕上げされたポリイミド膜11bは、符号11b(11b’)を付して示してある。
第1の半導体チップ10の一面が鏡面に近くなるほど、ダイマウント材30中の溶剤の油分の濡れ性が悪くなり、当該油分の濡れ広がりが抑制される。
本実施形態によれば、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域を、当該一面における当該搭載領域以外の部位よりも鏡面に近い面としているため、ダイマウント材30中の溶剤の油分Yが周囲に染み出しても、この油分Yの濡れ広がりが抑制される。
よって、本実施形態によれば、第1の半導体チップ10の一面上にダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載され、これら両半導体チップ10、20がモールド樹脂60により封止されてなる半導体装置において、ダイマウント材30のブリードアウトの広がりを極力抑制することができる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図であり、本半導体装置における第1および第2の半導体チップ10、20の部分拡大断面図である。本実施形態の半導体装置は、上記第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせたものであり、上記実施形態との相違点を中心に述べる。
すなわち、本実施形態によれば、第1の半導体チップ10の一面上に、ダイマウント材30を介して第2の半導体チップ20が搭載され、これら両半導体チップ10、20がモールド樹脂60により封止されてなる半導体装置において、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域の外周には、当該搭載領域を取り囲むように溝12が形成されており、且つ、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域は、当該一面における当該搭載領域以外の部位よりも鏡面に近い面となっていることを特徴とする半導体装置が提供される。
それによれば、上記第1実施形態と上記第2実施形態の両方におけるブリードアウトの広がりの抑制効果を期待することができる。
(他の実施形態)
なお、上記溝22は、上記した各図示例に限定されるものではない。つまり、溝22は、第1の半導体チップ10の一面における第2の半導体チップ20の搭載領域の外周に、当該搭載領域を取り囲むように形成されていればよく、その形状や位置は必要に応じて任意のものを適宜採用できる。
また、第1の半導体チップ10の一面上に搭載される第2の半導体チップ20は、第1の半導体チップ10よりも大きいサイズのものであってもよい。
この場合、第1の半導体チップ10の上に第1の半導体チップ10よりも小さいサイズのスペーサ部材を介在させ、このスペーサ部材の上に第2の半導体チップ20を搭載するとともに、スペーサ部材をダイマウント材30を介して第1の半導体チップ10の一面上に搭載するようにする。そして、この場合、第2の半導体チップ20の搭載領域は、このスペーサ部材の搭載領域に相当する。
また、上記実施形態では、半導体チップ10、20を2段に積層した構成であったが、3段以上の積層構成であってもよい。その場合、各段において下側の半導体チップが第1の半導体チップ、上側の半導体チップが第2の半導体チップとなる。
要するに、本発明は、第1の半導体チップの一面上に、ダイマウント材を介して第2の半導体チップが搭載され、これら両半導体チップがモールド樹脂により封止されてなる半導体装置において、第1の半導体チップの一面における第2の半導体チップの搭載領域の外周に上記溝を形成したことや、第1の半導体チップの一面における第2の半導体チップの搭載領域を鏡面仕上げしたことを要部とするものであり、その他の部分については、適宜設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。 (a)は図1に示される半導体装置における第1の半導体チップの部分拡大断面図、(b)は同半導体装置における第1および第2の半導体チップの部分拡大断面図である。 図1に示される半導体装置の作用を示すための断面図である。 上記第1実施形態の第1の変形例を示す概略断面図である。 (a)は上記第1実施形態の第2の変形例を示す概略断面図であり、(b)は概略平面図である。 (a)は上記第1実施形態の第3の変形例を示す概略断面図であり、(b)は概略平面図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の要部を示す概略断面図である。 従来のこの種の半導体装置の一般的な概略構成を示す図であり、(a)は概略断面図、(b)は概略平面図である。
符号の説明
10…第1の半導体チップ、11…第1の半導体チップの保護膜、
11a…第1の半導体チップの保護膜における一番下地側の層としてのSiN化膜、
11b…第1の半導体チップの保護膜における表層側の層としてのポリイミド膜、
12…溝、20…第2の半導体チップ、30…ダイマウント材、
41…リードフレームのリード、50…ボンディングワイヤ、60…モールド樹脂。

Claims (3)

  1. 第1の半導体チップ(10)の一面上に、ダイマウント材(30)を介して第2の半導体チップ(20)が搭載され、これら両半導体チップ(10、20)がモールド樹脂(60)により封止されてなる半導体装置において、
    前記第1の半導体チップ(10)の一面に溝(12)が格子状のパターンに形成されており、該格子状のパターンに形成された溝(12)により前記第2の半導体チップ(20)の搭載領域の外周に当該搭載領域を取り囲むように溝(12)が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の半導体チップ(10)の一面側には、2層以上の積層された保護膜(11)が設けられており、
    前記溝(12)は、前記保護膜(11)のうち少なくとも一番下地側の層(11a)を残して表層側の層(11b)を除去したものとして構成されていることを特徴とする請求項に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の半導体チップ(10)の一面における前記第2の半導体チップ(20)の搭載領域は、当該一面における当該搭載領域以外の部位よりも鏡面に近い面となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
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