JP4185851B2 - 玉型加工用粘着テープの粘着力評価方法 - Google Patents

玉型加工用粘着テープの粘着力評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、玉型加工に用いられる粘着テープ及び玉型加工方法に関し、特に、防汚層が設けられたレンズの玉型加工に好適な粘着テープ及び玉型加工方法に関する。
レンズ、例えば眼鏡レンズ、には、光の反射を抑制し、光の透過性を高めるために、通常、その表面に反射防止膜が形成されているが、使用に際し、手垢、指紋、汗、化粧料等の付着による汚れが目立ちやすく、またその汚れが取れ難いという問題がある。そのため、汚れ難く、あるいは汚れを拭き取りやすくするために、反射防止膜の表面に更に防汚層を設けることが行われている。
眼鏡レンズに防汚層を設ける表面処理剤に関して、次の特許文献1がある。この公報に記載されている含フッ素シラン化合物を用いて、表面処理して防汚層を形成した眼鏡レンズは、汚染防止性が良好である。また、その効果は持続性がある。
特開平9−258003号公報
しかしながら、上記公報に記載される含フッ素シラン化合物で表面処理したレンズは、従来の表面処理剤と比較して摩擦係数が著しく小さい。そのため、表面が滑り過ぎるという特性を備える。その特性のため、該レンズを玉型加工する時に、次に述べるような問題が生じている。眼鏡の小売店で、円形の眼鏡レンズを研削して眼鏡フレームの枠に収める形状に加工するという、いわゆる玉型加工が行われている。この玉型加工は、まず玉摺り加工機械のチャックに眼鏡レンズの加工中心を吸着保持させる。或いは該眼鏡レンズの加工中心を該レンズの両側から押圧を加えて挟む。以上のように、摩擦力で眼鏡レンズを保持しながら眼鏡レンズの縁を砥石で研削する。チャックで保持したレンズの表面の滑りが良いため、レンズを砥石で削る際に、レンズの表面の滑りが良いため、砥石の研削圧力によってレンズがチャックに対して滑って位置がずれてしまう、いわゆる軸ずれ、が生じる。そのため、正確な玉型加工ができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、防汚効果に優れた含フッ素シラン化合物で防汚層を形成したレンズを玉型加工できる技術を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した。その結果、玉摺り加工機のチャックが当たるレンズ面に、防汚層に対する粘着力が優れた粘着テープを貼着することを見出した。
本発明者らは、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に記載される粘着テープの粘着力試験中で規定されたステンレススチールを試験板として用いて試験を行った。しかし、その結果、防汚層を形成したレンズに対して、粘着力が優れる粘着テープの粘着力の測定値と、劣る粘着テープとの粘着力の測定値との間に、全く差がないことが判明した。
そのため、含フッ素シラン化合物で防汚層を形成したレンズに対して粘着力が優れた粘着テープを見分ける方法を検討した。具体的には、本発明者らは、試験板としてフッ素変性シリコーン離型剤で表面処理したポリエチレンテレフタレート板を用いて粘着テープの粘着力試験を行った。その結果、該板の場合の方が、ステンレススチール板を試験板として用いた場合に比べて、防汚層を形成した眼鏡レンズに対する粘着力が優れる粘着テープと、劣る粘着テープの測定値との間に差が現れることを見出した。また、この試験板を用いた粘着力試験での粘着力が4gf以上の粘着テープであれば、含フッ素シラン化合物で防汚層を形成した眼鏡レンズに良く接着することを見出した。そして更には、玉摺り加工機のチャックとレンズの間に粘着力が4gf以上の粘着テープを介在させて用いた場合に、軸ずれを生じることなく玉型加工できることを見い出した。
玉型加工の際には、レンズの両面から玉摺り加工機のチャックで押圧することによってレンズを保持する方法が採用されている。この場合には、累進多焦点レンズにおいては、レンズの凹面に粘着テープを貼着することによって、凸面にマーキングされている各種のレイアウトマークの上に粘着テープを貼着する必要がなくなる。そのため、レイアウトマークを除去してしまうおそれを確実に排除して玉型加工できる。
また、累進多焦点眼鏡レンズの凸面に粘着テープを貼着する場合には、マーキングされているフィッティングポイントのマークを避けるために、中心部にくり抜き孔を設けることが望ましい。
本発明の玉型加工用粘着テープの粘着力評価方法は、防汚層が設けられているレンズの前記防汚層上に粘着テープを貼着し、前記レンズと玉摺り加工機における一対のチャックの少なくとも一方との間に前記粘着テープが介在するように、前記一対のチャックで前記レンズを保持しながら前記玉摺り加工機で前記レンズの玉型加工をする玉型加工方法で用いられる前記粘着テープの粘着力を評価する方法であって、前記粘着テープの前記レンズに接する粘着面の粘着力の測定値がJISZ 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法において、試験板としてフッ素変性シリコーン離型剤で表面処理したポリエチレンテレフタレート板を用いた場合に、4gf(0.0392N)以上である時に、接着良好と評価することを特徴とする
ある場合には、本発明の粘着テープの中心部にくり抜き孔が設けられている。
玉型加工にあたり、前述の玉型加工用粘着テープの粘着力評価方法による粘着力の測定値が、4gf(0.0392N)以上である粘着テープを使用する。つまり、玉型加工用粘着テープの粘着力評価方法で評価された粘着テープを、防汚層が設けられているレンズの前記防汚層上に貼着する。そして、前記レンズと玉摺り加工機における一対のチャックの少なくとも一方との間に前記粘着テープが介在するように、前記一対のチャックで前記レンズを保持しながら前記玉摺り加工機で前記レンズの玉型加工をする。
ましくは、前記防汚層が、下記一般式(1)で表される含フッ素シラン化合物を主成分として形成されている。
Figure 0004185851
(但し、式中、Rfは炭素数1以上16以下の直鎖状または分岐状パーフルオロアルキル基、Xはヨウ素または水素、Yは水素または低級アルキル基、Zはフッ素またはトリフルオロメチル基、R1は加水分解可能な基、R2は水素または不活性な一価の有機基、a、b、c、dは0以上200以下の整数、eは0または1、mおよびnは0以上2以下の整数、pは1以上10以下の整数を表す。)
ある場合には、上記玉型加工方法は、前記粘着テープを前記レンズの凹面に貼着する工程を含む。
本明細書において、「JISハンドブック29接着(財団法人・日本規格協会、2002年1月31日発行)」、および「JISハンドブック鉄鋼(財団法人・日本規格協会、1989年4月12日発行)」の全内容が援用される。
以下、本発明の玉型加工用粘着テープ及び玉型加工方法の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
眼鏡レンズの玉型加工は、眼鏡フレームに治まるように円形の眼鏡レンズの縁を砥石で削る玉摺り加工である。このため、玉型加工は、縁摺り加工とも呼ばれる。眼鏡レンズは、物体側が凸面で、眼球側が凹面のメニスカスレンズである。
図5は玉摺り加工機を用いたレンズの玉型加工方法を示す。玉型加工方法においては、まず、レンズLを玉摺り加工機のチャック2,3でレンズの光軸の両側からレンズLを挟むように押圧する。ここで、レンズLの凸面側には、通常、傷防止と加工位置決めのためのレンズロックテープ4が貼着され、レンズLの凸面側のチャック2は、レンズロックテープ4を介してレンズL表面を押圧している。チャック2,3に固定した状態で、フレームデータに基づいて砥石5を用いて玉摺り加工を行う。
ところが、前述した公報の含フッ素シラン化合物で表面処理した眼鏡レンズは、従来の表面処理剤と比較して摩擦係数が著しく小さく、表面が滑り過ぎる特性を備える。そのため、玉型加工の際に、チャック2,3で保持したレンズLの表面の滑りが良いため、砥石5で削る際に砥石5の研削圧力によってレンズLがチャック2,3に対して滑って位置がずれてしまう軸ずれが生じるため、正確な玉型加工ができないという問題がある。
本発明の粘着テープは、この問題を解決するため、玉型加工時に眼鏡レンズに貼着される。具体的には、玉摺り加工機の眼鏡レンズを保持するチャックと眼鏡レンズとの間に介在するように本発明の粘着テープが用いられる。
図1は、玉型加工用粘着テープ1を用いた玉型加工方法の実施形態を示す。なお、本実施形態の玉型加工用粘着テープ1が、本発明の粘着テープに対応する。
図1(a)の構成では、眼鏡レンズLの凸面上に玉型加工用粘着テープ1が位置している。そして、玉型加工用粘着テープ1上にレンズロックテープ4が位置している。さらに、レンズロックテープ4上には、図示しないレンズ保持部材が位置している。ここで、玉型加工粘着テープ1とレンズロックテープ4とレンズ保持部材とは、ともに眼鏡レンズLの加工中心を覆っている。そして、チャック2がレンズ保持部材を介してレンズロックテープ4をチャック3側へ押圧し、チャック3が眼鏡レンズLをチャック2側へ押圧している。このことで、眼鏡レンズLの位置が、チャック2,3に対して固定されている。なお、玉摺り加工機のチャック2,3のそれぞれの中心位置は、眼鏡レンズLの加工中心部分に対応している。
なお、本実施形態では、チャック2とチャック3とをまとめて「レンズ固定装置」とも表記する。
図1(a)のような構成を用いて、眼鏡レンズLを玉型加工する方法は、以下の通りである。まず、玉型加工用粘着テープ1を、加工中心部分を覆うように眼鏡レンズLの凸面上に貼着する。そして、玉型加工用粘着テープ1上にレンズロックテープ4を貼着する。そして、レンズロックテープ4上にレンズ保持部材を貼着する。その後、玉型加工用粘着テープ1とレンズロックテープ4とレンズ保持部材とが設けられたレンズLを、玉摺り加工機のチャック2とチャック3との間に挿入する。そして、チャック2とチャック3とで、レンズ保持部材とレンズロックテープ4と玉型加工用粘着テープ1とレンズLとを挟むことで、レンズLの位置を固定する。この際、チャック2,3のそれぞれの中心位置が、眼鏡レンズLの加工中心部分に対応するように、チャック2,3と眼鏡レンズLとの位置合わせをする。そして、回転している砥石5を眼鏡レンズLに当接させて、図4に示すように眼鏡レンズLの玉型加工を行う。
図1(b)の構成では、眼鏡レンズLの凹面上に玉型加工用粘着テープ1が位置していて、一方、眼鏡レンズLの凸面上にレンズロックテープ4が位置している。そして、チャック2が、図示しないレンズ保持部材を介して、レンズロックテープ4をチャック3側に押圧するとともに、チャック3が玉型加工用粘着テープ1をチャック2側に押圧することで、眼鏡レンズLの位置が固定されている。なお、玉型加工用粘着テープ1とレンズロックテープ4とレンズ保持部材とは、ともに眼鏡レンズLの加工中心部分を覆っている。そして、このように保持された眼鏡レンズLに回転している砥石5を当接させて、眼鏡レンズLの玉型加工を行う。
図1(c)の構成では、眼鏡レンズLの凸面上と凹面上とに、それぞれ玉型加工用粘着テープ1が1つづつ位置している。そして、凸面上の玉型加工用粘着テープ1上にはレンズロックテープ4が位置している。そして、レンズロックテープ4上には、図示しないレンズ保持部材が設けられている。そして、チャック2がレンズ保持部材を介してレンズロックテープ4をチャック3側に押圧するとともに、チャック3が凹面側の玉型加工用粘着テープ1をチャック2側に押圧することで、眼鏡レンズLの位置が固定されている。なお、2つの玉型加工用粘着テープ1は、それぞれ眼鏡レンズLの加工中心部分を覆っている。そして、このように保持された眼鏡レンズLに回転している砥石5を当接させて、眼鏡レンズLの玉型加工を行う。
なお、図1(a)及び(c)では、眼鏡レンズLの凸面に玉型加工用粘着テープ1を貼着している。そして、更にその玉型加工用粘着テープ1の上にレンズロックテープ4を貼着して玉型加工している。また、レンズロックテープ4を加工位置決めの用途に用いない場合、レンズロックテープ4を省略することも可能である。また更には、玉型加工用粘着テープ1のレンズ面と反対の面に粘着層を形成した場合、位置決めの用途を兼ねることができるため、レンズロックテープ4を省略することも可能である。
また、本実施形態の上記レンズ保持部材は、レンズロックテープ4と接する側に、くい込み歯を有している。このくい込み歯は、レンズロックテープ4にくい込むので、レンズ加工時にレンズLの保持をより確実にする。ただし、レンズ加工の際のレンズLの回転速度や、砥石5(図4)とレンズLとの摩擦によって生じるトルクの大小に応じて、レンズ保持部材のくい込み歯を省略してもよいし、レンズ保持部材そのものを省略してもよい。なお、レンズ保持部材の構造の詳細は、実開平6−24852号公報に記載されているので、ここでは説明を省略する。
本実施形態の玉型加工用粘着テープ1は、このように玉型加工時に防汚加工を施した眼鏡レンズの凸面のみ、凹面のみ又は凸面と凹面の両面に貼着して用いる。具体的には、玉摺り加工機の眼鏡レンズを保持するチャックと眼鏡レンズの間に粘着テープ1を介在して用いる。その結果、レンズがチャックに対してずれてしまう、いわゆる軸ずれ、を防止することができる。
そのために、玉型加工用粘着テープ1は、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」(「JISハンドブック29接着」財団法人・日本規格協会、2002年1月31日発行)に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法において、試験板としてフッ素変性シリコーン離型剤で表面処理したポリエチレンテレフタレート板を用いて試験される。そしてその場合に測定される玉型加工用粘着テープ1の粘着力は4gf(0.0392N)以上である。
JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法の概要を以下に示す。試験場所の温度は23±2℃、相対湿度は65±5%の標準状態で行う。試料はこの標準状態の雰囲気中に2時間以上放置しなければならない。試験片は、幅25mm以上のテープ及びシートについては幅25mmに切断し、幅25mm未満のテープについてはそのままの幅とし、長さ約250mmのものを、3枚採取する。引張試験機はJIS B 7721を用いる。試験板はJIS G 4305に規定する厚さ1.5〜2.0mmのSUS304又はSUS302鋼板を幅50mm、長さ125mmに切断して用いる。圧着装置として用いる手動式のローラは、その表面をJIS K 6301に規定するスプリング硬さ80±5Hs、厚さ約6mmのゴム層で被覆された、幅約45mm、直径約83mm、質量2000±50gのものとする。清浄にした試験板に試験片の粘着面を下側にして試験片の一端を揃え、試験片が試験板の中央にくるようにし、試験片の残った125mmの部分を遊ばせておき、遊びの部分の粘着面にタルクを打扮するか又は紙を貼る。試験片の上からローラを約300mm/minの速さで一往復させて圧着する。圧着後、20〜40分の間に試験片の遊びの部分を180度に折り返し、約25mm剥がした後、試験片を上部チャックに、試験板は下部チャックに挟み、300±30mm/minの速さで引きはがす。約20mmはがれるごとに力を読み取り、計4回読み取る。試験は3枚の試験片について行う。3枚の試験片から測定した12個の平均値を求め、これを10mm幅当たりに比例換算する。
本実施形態の玉型加工用粘着テープの粘着力を求める試験方法は、上記JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法に準ずる。ただし、試験板として、フッ素変性シリコーン離型剤で表面処理した厚さ3mmのポリエチレンテレフタレート板を用いる。本実施形態の試験方法における試験板の具体的な製造方法は、次の通りである。まず、厚さ3mm、幅50mm、長さ125mmのポリエチレンテレフタレート板の表面に、バーコート法などで0.3g/m2以上0.6g/m2以下の範囲のフッ素変性シリコーン離型剤を均一に塗布する。そして、フッ素変性シリコーン離型剤が塗布されたポリエチレンテレフタレート板を約150℃、約60秒加熱する。加熱が終了した後、ポリエチレンテレフタレート板のフッ素変性シリコーン離型剤で覆われた側に、洗浄液として、エタノール、イソプロピルアルコール、およびアセトンのいずれか一つを塗布する。そしてその後、その洗浄液をガーゼなどで拭取る。このような洗浄液の塗布と拭取りとを、目視によって試験板の表面が清浄になったと確認できるまで、3回以上繰り返して行う。なお、フッ素変性シリコーン離型剤として、本実施形態では信越化学株式会社製X−70−201を利用する。
本実施形態では、フッ素変性シリコーン離型剤が塗布されて、その後加熱されたポリエチレンテレフタレート板を、便宜上、「ポリエチレンテレフタレート試験板」とも表記する。
このような粘着力試験方法で測定された粘着力が、最低限4gf(0.0392N)以上、好ましくは6gf(0.0588N)以上である粘着テープは、前述した公報に記載される含フッ素シラン化合物で防汚層を形成した眼鏡レンズに対して強力に貼着する。そして、玉摺り加工機のチャックとレンズとの間に該粘着テープを介在させることによって、玉型加工時の軸ずれを防止することができる。上限の粘着力は、400gf以下であることが好ましいが、特に制限は無い。しかし、該粘着テープの粘着力が大きすぎると、レンズ表面に形成されている反射防止膜等の膜が剥離するおそれがある。
玉型加工用粘着テープ1は、一般的な粘着テープと同様に、基材テープに粘着剤層が設けられている構造を有する。基材テープの材質としては、例えばポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ABS、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド、ポリイミド、アセテート、4−フッ化エチレン等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、軟質ゴム、硬質ゴム等のゴム系樹脂及びこれらを補強する材料、例えば繊維質材料などを含有させた樹脂を例示することができる。また、粘着剤としては、天然ゴム(ポリイソプレン),スチレン−ブタジエンゴム,ブチルゴム,ポリイソブチレン等のゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、酢酸ビニル系粘着剤等を例示することができる。
玉型加工時に軸ずれを防止するためには、粘着テープが眼鏡レンズの曲面に強固に貼着し、且つチャックの押圧力を受け止めることが必要である。そのためには、引張強さ、引張弾性率等の力学的性質に基づいて基材テープを選定することが好ましい。
基材テープの引張強さとしては、JIS K 7127「プラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」(「JISハンドブック鉄鋼」財団法人・日本規格協会、1989年4月12日発行)に規定する引張強さ(引張降伏強さまたは引張破壊強さ)が1kgf/mm2(9.8N/mm2)以上であることが好ましい。また、基材テープの引張弾性率としては、上記JIS K7127「プラスチックフィルム及びシートの引張試験方法」に規定する引張弾性率Emの値が、1kgf/mm2以上450kgf/mm2以下(9.8N/mm2以上4410N/mm2以下)の範囲が好ましい。引張弾性率は、応力と歪みが比例する部分がフックの法則に従う領域である。基材テープの引張弾性率の値が小さすぎると小さい荷重で大きな伸びを起こす。その結果、軸ずれが生じる可能性がある。また、一方、基材テープの引張弾性率の値が大きすぎるとレンズ形状に追随出来ない可能性がある。
基材テープの厚みは、10μm以上、好ましくは20μm以上、最適には30μm以上であることが好ましい。また、その上限は1mm程度である。粘着剤層の厚さは、1μm以上100μm以下の範囲が好ましい。また、玉型加工用粘着テープの粘着面の面積は、眼鏡レンズに対して必要な粘着力を確保するため、上記粘着力が4gf(0.0392N)以上8gf(0.0784N)未満の場合、700mm2以上、粘着力が8gf(0.0784N)以上の場合、400mm2以上の面積を確保することが好ましい。
基材テープの形状は、上記面積を有すれば特に制限はなく、例えば円形、楕円形、矩形状などにすることができる。但し、図1(a)、(c)に示したように、眼鏡レンズが累進多焦点レンズであり、その凸面に粘着テープを貼着する場合には、累進多焦点レンズの凸面に印刷されているレイアウトパターンにかからない形状とすることが好ましい。
図2に示すように、累進多焦点レンズの凸面には、各種のレイアウトパターンが溶剤により除去可能なインキでマーキングされている。このレイアウトパターンは、例えば、眼鏡レンズの水平方向を示す水平基準線101、遠用部の度数を測定する位置を示す遠用度数測定位置102、近用部の度数を測定する位置を示す近用度数測定位置103、フィッティングポイント104、左右の識別記号105等のレイアウト記号である。
本発明の玉型加工用粘着テープ1は光学中心を示すフィッティングポイント104の上に貼着される。防汚層が形成されている眼鏡レンズ上に印刷されたレイアウトパターンのマーキングは容易に剥離する。そのため、玉型加工用粘着テープ1をレイアウトパターンの上に貼着するとレイアウトパターンのインクが玉型加工用粘着テープ1に付着する。そしてその結果、眼鏡レンズLの表面からレイアウトパターンが除去されてしまうおそれがある。レイアウトパターンは玉型加工後も必要である。そのため、玉型加工用粘着テープ1は、図2に示すように、フィッティングポイント104にかからないように中心部にくり抜き孔11を設ける。そして、フィッティングポイント104の上にある遠用度数測定位置102にかからないように、外形形状を円形ないし楕円形又は矩形状に形成することが好ましい。
図1(b)に示したように、玉型加工用粘着テープ1を眼鏡レンズLの凹面側に貼着する場合は、眼鏡レンズLの凹面側には何も印刷されていないので、形状に制限はない。粘着力を向上させるために粘着テープ1の面積を大きくすることができる。例えば眼鏡レンズの凹面の全面に貼着することも可能である。
以下では、玉型加工用粘着テープ1およびレンズロックテープ4の構造をより詳細に説明する。
図3(a)に示す玉型加工用粘着テープ1は、粘着剤層1aと、基材テープ1bと、を含む。基材テープ1bは、互いに反対方向を向く第1面と第2面とを有している。そして、基材テープ1bの第1面上に、粘着剤層1aが位置している。本実施形態では、玉型加工用粘着テープ1における粘着剤層1aの測定値が、本実施形態の試験方法において4gf(0.0392N)以上である。また、粘着剤層1aが、玉型加工用粘着テープ1においてレンズLに接するための接着面を提供する。
一方、図3(a)に示すレンズロックテープ4は、粘着剤層4aと、基材テープ4bと、粘着剤層4cと、を含む。基材テープ4bは、互いに反対方向を向く第1面と第2面とを有している。そして、基材テープ4bの第1面上に粘着剤層4aが位置している。また、基材テープ4bの第2面上に粘着剤層4bが位置している。基材テープ4bの両面(つまり第1面と第2面)の双方に粘着部(粘着剤層4a・4c)が設けられているので、レンズロックテープ4はいわゆる両面粘着テープの機能を有する。
玉型加工などのレンズ加工作業を行う場合には、粘着剤層4c上に、図示しないレンズ保持部材を接着させる。そして、粘着剤層1aとレンズLとが接するように、玉型加工用粘着テープ1が配置される。さらに、粘着剤層4aと基材テープ1bの第2面とが接するとともに、粘着剤層4c上のレンズ保持部材とチャック2とが接するように、レンズロックテープ4が配置される。そのうえで、チャック2とチャック3(図1)との間に圧力を加えることで、チャック2とチャック3との間にレンズLが保持される。
本実施形態の上記レンズ保持部材は、粘着材層4cに接する側にくい込み歯を有している。このくい込み歯は粘着剤層4cにくい込むので、レンズ加工時にレンズLの保持をより確実にする。ただし、レンズ加工の際のレンズLの回転速度や、砥石5(図4)とレンズLとの摩擦によって生じるトルクの大小に応じて、レンズ保持部材のくい込み歯を省略してもよいし、レンズ保持部材そのものを省略してもよい。レンズ保持部材のくい込み歯、またはレンズ保持部材そのものを省略できる点は、次に説明する図3(b)、(c)の構成においても同じである。なお、上述したように、レンズ保持部材の構造の詳細は、実開平6−24852号公報に記載されているので、ここでは説明を省略する。
図3(b)に示す玉型加工用粘着テープ1は、粘着剤層1aと、基材テープ1bと、粘着剤層1cと、を含む。基材テープ1bは、互いに反対方向を向く第1面と第2面とを有している。そして、基材テープ1bの第1面上に粘着剤層1aが位置するとともに、基材テープ1bの第2面上に粘着剤層1cが位置する。本実施形態では、玉型加工用粘着テープ1における粘着剤層1aの粘着力の測定値が、本実施形態の試験方法において4gf(0.0392N)以上である。ただし、玉型加工用粘着テープ1における粘着剤層1cの粘着力の測定値は、本実施形態の試験方法において4gf以上でなくてもよい。なお、基材テープ1bの両面(つまり第1面と第2面)の双方に粘着部(つまり粘着剤層1a、1c)が設けられているので、玉型加工用粘着テープ1は両面テープの機能を有する。なお、粘着剤層1aが、玉型加工用粘着テープ1においてレンズLに接するための接着面を提供する。
玉型加工などのレンズ加工作業を行う場合には、粘着剤層1c上に、図示しないレンズ保持部材を接着させる。そして、粘着剤層1aとレンズLとが接し、かつ粘着剤層1c上のレンズ保持部材と、チャック2の表面とが接するように、玉型加工用粘着テープ1が配置される。そのうえで、チャック2と、チャック3(図1)との間に圧力を加えることで、チャック2とチャック3との間にレンズLが保持される。
基材テープ1bの第1面に加えて第2面にも粘着剤層が設けられているので、チャック2とレンズLとの間に、レンズロックテープ4を設ける必要がない。つまり、玉型加工用粘着テープ1が、レンズロックテープ4の機能を併せ持つ。
図3(c)に示す玉型加工用粘着テープ1は、粘着剤層1aと、第1の基材テープ1bと、粘着剤層1cと、第2の基材テープ1b’と、粘着剤層1dと、を含む。第1の基材テープ1bは、互いに反対方向を向く第1面と第2面とを有している。そして、第1の基材テープ1bの第1面上に粘着剤層1aが位置するとともに、第1の基材テープ1bの第2面上に粘着剤層1cが位置する。
第2の基材テープ1b’は、互いに反対方向を向く第1面と第2面とを有している。第2の基材テープの第1面は、粘着剤層1cに接している。つまり、粘着剤層1cによって、第1の基材テープ1bと第2の基材テープ1b’とが、互いに接着されている。一方、第2の基材テープ1b’の第2面上には、粘着剤層1dが位置する。
本実施形態では、玉型加工用粘着テープ1における粘着剤層1aの測定値が、本実施例の試験方法において4gf(0.0392N)以上である。ただし、玉型加工用粘着テープ1における粘着剤層1c、1dの粘着力の測定値は、どちらも本実施形態の試験方法において4gf以上でなくてもよい。なお、粘着剤層1aが、玉型加工用粘着テープ1においてレンズLに接するための接着面を提供する。
玉型加工などのレンズ加工作業を行う場合には、粘着剤層1d上に、図示しないレンズ保持部材を接着させる。そして、粘着剤層1aとレンズLとが接し、かつ粘着剤層1d上のレンズ保持部材と、チャック2の表面とが接するように、玉型加工用粘着テープ1が配置される。そのうえで、チャック2と、チャック3(図1)との間に圧力を加えることで、チャック2とチャック3との間にレンズLが固定される。
本実施形態の玉型加工用粘着テープを用いる玉型加工方法は、眼鏡レンズの表面に防汚層が設けられた眼鏡レンズ(つまり滑りやすい眼鏡レンズ)を加工する場合に、軸ズレを生じない。もちろん、本実施形態の玉型加工用粘着テープを用いる玉型加工方法は、防汚層がない滑りにくいレンズを加工する場合でも、軸ズレを生じない。
眼鏡レンズの基材としては、無機ガラス、プラスチックのいずれでも差し支えない。プラスチックとしては、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(CR−39)樹脂、ポリウレタン樹脂、チオウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができる。
防汚層としては、これまで玉型加工が困難であった例えば上記特許技術文献1で提案された次の一般式(1)で表される含フッ素シラン化合物を主成分として用いられていることが好ましい。
Figure 0004185851
一般式(1)中のRfは炭素数1以上16以下の直鎖状または分岐状パーフルオロアルキル基であるが、好ましくはCF3−,C25−,C37−である。R1は加水分解可能な基であり、例えばハロゲン、−OR3、−OCOR3、−OC(R3)=C(R42、−ON=C(R32、−ON=CR5が好ましい。さらに好ましくは、塩素、−OCH3、−OC25である。ここで、R3は脂肪族炭化水素基または芳香族炭化水素基、R4は水素または低級脂肪族炭化水素基、R5は炭素数3以上6以下の二価の脂肪族炭化水素基である。R2は水素または不活性な一価の有機基であるが、好ましくは、炭素数1以上4以下の一価の炭化水素基である。a、b、c、dは0以上200以下の整数であるが、好ましくは1以上50以下であり、eは0または1である。mおよびnは0以上2以下の整数であるが、好ましくは0である。pは1以上の整数であり、好ましくは1以上10以下の整数である。また、分子量は5×102〜1×105であるが、好ましくは5×102〜1×104である。
また、上記一般式(1)で示される含フッ素シラン化合物の好ましい構造の1つとして、下記一般式(2)で示されるものが挙げられる。
Figure 0004185851
上記式中、Yは水素または低級アルキル基、R1は加水分解可能な基、qは1以上50以下の整数を、mは0以上2以下の整数、rは1以上10以下の整数を表す。
上記含フッ素シラン化合物を用いて眼鏡レンズに防汚層を形成するには、有機溶剤に溶解し、眼鏡レンズ表面に塗布する方法を採用することができる。塗布方法としては、ディッピング法、スピンコート法、スプレー法、フロー法、ドクターブレード法、ロールコート塗装、グラビアコート塗装、カーテンフロー塗装等が用いられる。有機溶剤としては、パーフルオロヘキサン、パーフルオロメチルシクロヘキサン、パーフルオロ−1,3−ジメチルシクロヘキサン等が挙げられる。
有機溶剤で希釈するとき、含フッ素シラン化合物の濃度は、0.03wt%以上1wt%以下の範囲が好ましい。該化合物の濃度が低すぎる場合、十分な膜厚を有する防汚層の形成が困難であるため、十分な防汚効果が得られない。一方、該化合物の濃度が濃すぎると防汚層の膜厚が厚くなり過ぎるおそれがある。そのため、該化合物を塗布後、塗りむらをなくすためのリンス作業を行うという負担が増すおそれがある。
なお、含フッ素シラン化合物の塗布方法として、含フッ素シラン化合物を真空槽内で蒸発させて眼鏡レンズ表面に付着させる真空蒸着法を採用することもできる。真空蒸着法では、原料化合物は高濃度、または希釈溶剤なしに使用することができる。
防汚層の膜厚は、特に限定されないが、0.001μm以上0.5μm以下、好ましくは0.001μm以上0.03μm以下である。防汚層の膜厚が薄すぎると防汚効果が乏しくなり、厚すぎると表面がべたつくので好ましくない。また防汚層を反射防止膜表面に設けた場合には、防汚層の厚さが0.03μmより厚くなると反射防止効果が低下するため好ましくない。
本実施形態の玉型加工方法は、上記一般式(1)で表される含フッ素シラン化合物を主成分とする防汚層が施されている眼鏡レンズに対して適用される。即ち、玉型加工時に本発明の玉型加工用粘着テープをレンズの凸面のみ、凹面のみ又は凸面と凹面の両面に貼着する。そして、玉摺り加工機の眼鏡レンズを保持するチャックと眼鏡レンズの間に該粘着テープを介在して用いられる。その結果、レンズがチャックに対してずれてしまうという、軸ずれを防止することができる。
次に、本発明の実施例を示す。玉型加工用粘着テープとして次の4種類を用いた。
玉型加工用粘着テープA:株式会社サンエー化研製粘着テープEXP403−10(基材シート:60μm厚のポリエチレン、粘着剤:20μm厚のアクリル系)を玉型加工用粘着テープAとして用意した。X−70−201(信越化学(株)製)で処理した3mm厚PET(ポリエチレンテレフタレート)板に対する玉型加工用粘着テープAの粘着力を、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法に準じて測定したところ、4gf(0.0392N)であった。これを天地巾25mm、横幅40mmの楕円形状に切り、中心に6mmφのくり抜き孔を開けたもの(粘着面積:757.12mm2)を用いた。
玉型加工用粘着テープB:株式会社サンエー化研製粘着テープ731A(60μm厚PEシート基材、アクリル系の粘着剤10μm)を玉型加工用粘着テープBとして用意した。X−70−201(信越化学(株)製)で処理した3mm厚PET板に対する玉型加工用粘着テープBの粘着力を、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法に準じて測定したところ、8gf(0.0784N)であった。これを25mmφの円形状に切り、中心に6mmφのくり抜き孔を開けたもの(粘着面積:462.60mm2)を用いた。
玉型加工用粘着テープC:厚さ1mmのネオプレンフォームを含む基材シートと、アクリル系20μmの粘着剤層とを備えた両面粘着シールを玉型加工用粘着テープCとして用意した。X−70−201(信越化学(株)製)で処理した3mm厚PET(ポリエチレンテレフタレート)板に対する玉型加工用粘着テープCの粘着力を、JIS Z0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法に準じて測定したところ、10gfであった。これを25mmφの円形状に切り、中心に6mmφのくり抜き孔を開けたもの(粘着面積:462.60mm2)を用いた。
玉型加工用粘着テープD(比較):株式会社サンエー化研製粘着テープEXP403−30(基材シート:60μm厚ポリエチレン、粘着剤:アクリル系10μm)を玉型加工用粘着テープDとして用意した。X−70−201(信越化学(株)製)で処理した3mm厚PET(ポリエチレンテレフタレート)板に対する玉型加工用粘着テープDの粘着力を、JIS Z 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法に準じて測定したところ、2gfであった。これを天地巾25mm、横幅40mmの楕円形状に切り、中心に6mmφのくり抜き孔を開けたもの(粘着面積:757.12mm2)を用いた。
用意した4種類の玉型加工用粘着テープを用いて、以下の要領で玉型加工試験を行った。ただし、玉型加工用粘着テープCはレンズロックテープ4を兼ねるため、試験1、3において、レンズロックテープ4を省略して試験を行った。
試験1;図1(a)のように、レンズLの凸面に玉型加工用粘着テープA、B、C、およびDを用いて、それぞれ軸ずれ評価試験を行った。
試験2;図1(b)のように、レンズLの凹面に玉型加工用粘着テープA、B、C、およびDを用いて、それぞれ軸ずれ評価試験を行った。
試験3;図1(c)のように、レンズLの凸面および凹面の両面に玉型加工用粘着テープA、B、C、およびDを用いて、それぞれ軸ずれ評価試験を行った。
なお、レンズは眼鏡用プラスチックレンズ(「セイコースーパーソブリン楽ケアコート」セイコーエプソン株式会社製、前述した公報の含フッ素シラン化合物で表面処理した防汚層が形成されたレンズである)、度数S=−7.00D、C=−3.00Dを用いた。
これらの玉型加工粘着テープについて、以下の軸ずれ評価試験を実施した。
試験方法:本評価は、玉摺り加工機を用いてレンズLを所定のフレーム形状に研削加工する際、チャック部(レンズを加工機の軸と固定している部位)とレンズ表面との間の滑りによって生ずる軸ズレ発生の有無を観察することによって行った。
まず、試験レンズを準備し、レンズ固定冶具にセットした。この時、乱視が入っているレンズは乱視軸が規定の方向(例えば180°)となるように固定した。、また、乱視が入っていないものは、レンズの光学中心を通る直線を罫書いた。そして、これが規定の方向(例えば180°)となるよう固定した。縦横比の大きいカニ目タイプフレームを準備し、基準フレームとした。
必要によりレンズの凸面又は凹面に玉型加工用粘着テープを貼着する。レンズの凸面にレンズロックテープを貼着し、レンズを図4に示す様に玉摺り加工機(「LE−8080」NIDEK株式会社製)に固定し、先のフレームデータに基づいて玉摺り加工を行った。玉摺り加工後のレンズを基準フレームに枠入れし、レンズメータにて、乱視軸のズレを測定した。レンズの光学中心を通る直線を罫書いた場合は、この罫書き線と、基準フレームの光軸を通る水平線とのずれ角度を測定した。
レンズ10枚を玉摺り加工し、軸ズレが許容範囲を越えた割合を算出した。なお、軸ズレの許容範囲は±2°以下とした。
表1に玉型加工用粘着テープの軸ずれ評価試験結果を示す。なお、玉型加工用粘着テープを用いず、従来の方法で玉型加工を行った場合の軸ずれ発生率は100%であった。
Figure 0004185851
眼鏡レンズの凸面又は凹面又は両面に本実施形態の玉型加工用粘着テープ1を貼着し、玉摺り加工機のチャックとの間に介在させた。その結果、表1の結果より、含フッ素シラン化合物で表面処理して防汚層を形成した極めて滑り易い眼鏡レンズに対しても粘着テープ1は軸ずれを生じずに玉摺り加工できることが認められる。
本実施形態の玉型加工用粘着テープ1は、玉型加工時に眼鏡レンズに貼着されている。そして、玉摺り加工機の眼鏡レンズを保持するチャックと眼鏡レンズとの間に粘着テープ1が介在して用いられる。このような構成によって、眼鏡レンズ表面に滑り易い防汚層が形成されていても、粘着テープ1と該レンズが軸ずれを生じる事が無く、玉型加工することが可能である。
また本実施形態の玉型加工方法によれば、眼鏡レンズに滑り易い防汚層が形成されていても、軸ずれを生じさせずに玉型加工することが可能である。
なお、本実施形態では、本発明を眼鏡レンズの玉型加工に適用する例を説明したが、眼鏡レンズに限られず、本発明は一般のレンズの玉型加工にも適用できる。
本発明の玉型加工用粘着テープを用いた玉型加工方法を示す断面図で、(a)はレンズの凸面に玉型加工用粘着テープを貼着した場合、(b)はレンズの凹面に玉型加工用粘着テープを貼着した場合、(c)はレンズの両面に玉型加工用粘着テープを貼着した場合を示す。 玉型加工用粘着テープの形状の一実施形態を示す平面図。 (1)〜(3)玉型加工用粘着テープの断面構造を示す模式図。 玉型加工方法を示す模式図。 玉型加工方法を示す模式図。
符号の説明
1:玉型加工用粘着テープ、1a、1c、1d:粘着剤層、1b、1b’:基材テープ、2,3:チャック、4:レンズロックテープ、5砥石、L:レンズ。

Claims (1)

  1. 防汚層が設けられているレンズの前記防汚層上に粘着テープを貼着し、前記レンズと玉摺り加工機における一対のチャックの少なくとも一方との間に前記粘着テープが介在するように、前記一対のチャックで前記レンズを保持しながら前記玉摺り加工機で前記レンズの玉型加工をする玉型加工方法で用いられる前記粘着テープの粘着力を評価する方法であって、
    前記粘着テープ前記レンズに接する粘着面の粘着力の測定値がJISZ 0237「粘着テープ・粘着シート試験方法」に規定する180度引きはがし法による粘着力試験方法において、試験板としてフッ素変性シリコーン離型剤で表面処理したポリエチレンテレフタレート板を用いた場合に、4gf(0.0392N)以上である時に、接着良好と評価することを特徴とする玉型加工用粘着テープの粘着力評価方法
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