JP4185745B2 - 自動変速機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インヒビタスイッチを備えた自動変速機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載される自動変速機には、走行モードを決定するシフトレンジを検出するためのインヒビタスイッチが設けられており、その一例を図3に示す。このインヒビタスイッチは、4つのスイッチのオン/オフ状態からレンジ状態を検出するリニアインヒビタスイッチであり、走行モードを決定する走行レンジ用のパターンと、走行レンジを決定せずに走行レンジ間に配置され、レンジ間の不感帯の役割を持つ中間レンジ用のパターンとからなる。このインヒビタスイッチはこの例では、隣接するレンジ間のスイッチのオン/オフパターンは、一つしか異ならない様に設定されている。なおここで走行レンジとは、中間レンジとの相違を示すために用いたもので、D、Rレンジ等車両が走行するレンジのほか、P、Nレンジをも含む。つまり、運転者が通常、意識して選択するレンジを意味する。
【0003】
そして中間レンジでは、一つ前のレンジ判定が保持される。つまり、P→P(R)の場合には、中間レンジP(R)では走行レンジPの判定が維持されることになる。したがって、インヒビタスイッチの4つのスイッチのうち1つが断線またはショートした場合においても、セレクトレバーが走行レンジに設定されているならば一つ前にレンジ判定が行われた隣接する中間レンジと判定され、走行レンジは中間レンジが維持する走行レンジで制御されることになり、他の走行レンジに誤判定されることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、インヒビタスイッチのスイッチの一部が断線またはショートした状態で、PもしくはNレンジから他の走行レンジにセレクトされた場合にはセレクトされた走行レンジがセレクト時に通過した中間レンジとして判定され、レンジ判定はPまたはNレンジのまま維持される。
【0005】
図3のINH SW4が断線した場合、Nレンジから中間レンジN(D)を経由してDレンジにセレクトしても、信号としてはN(D)のままの信号が出力されるため、レンジ判定としてはNレンジとなってしまう。
【0006】
この場合、実際には走行レンジ(Dレンジ)であるにもかかわらずレンジ判定はNレンジであるため、クラッチ圧の調圧が実施されずに前後進切り換え機構のクラッチの締結が行われ、Vベルト式無段変速機の場合にはVベルトに過大な入力が入り、ユニットの耐久性が悪化する。アクセルペダルを踏み込んだ状態でPもしくはNレンジから他の走行レンジにセレクトするレーシングセレクトの場合でも同様である。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、インヒビタスイッチのオン/オフパターンが中間レンジまたは所定のパターンにない異常パターンが検出された場合に前後進切り換え機構のクラッチ容量、エンジントルクまたはエンジン回転速度を制限し、自動変速機ユニットの耐久性を向上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、シフトレバーに応動する複数のスイッチの導通状態からレンジ信号を出力するインヒビタスイッチと、検出されたレンジ信号から、通常レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンと各レンジ間に設けられた中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンとに基づいてシフトレンジを判定する制御装置とを備えた自動変速機において、前記制御装置が、中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンがインヒビタスイッチに検出された場合に、シフトレンジを直前の通常レンジとして制御するとともに、自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施する
【0009】
第2の発明は、シフトレバーに応動する複数のスイッチの導通状態からレンジ信号を出力するインヒビタスイッチと、検出されたレンジ信号から、通常レンジに対応するスイッチのオンオフパターンと各レンジ間に設けられた中間レンジに対応するスイッチのオンオフパターンとに基づいてシフトレンジを判定する制御装置とを備えた自動変速機において、前記制御装置が、中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンがインヒビタスイッチに検出された場合に、自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施し、通常レンジと中間レンジに対応しない異常オンオフパターンを検出した場合に、自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施するとともに、前記インヒビタスイッチの故障診断を行う。
【0011】
の発明は、第の発明において、前記異常オンオフパターンの検出時間を計測し、その継続時間が所定時間以上である時にインヒビタスイッチの故障であると判定する。
【0012】
の発明は、第の発明において、インヒビタスイッチ故障判定時には、自動変速機の保護制御を車両のイグニッションスイッチをオフにするまで継続する。
【0013】
の発明は、第1から4の発明において、前記自動変速機が、前進用及び後進用クラッチを備えた前後進切り換え機構を備え、自動変速機の保護制御は、前後進切り換え機構のクラッチの締結圧を制限する。
【0014】
の発明は、第1から5の発明において、自動変速機の保護制御が、エンジンの出力トルクを制限することである。
【0015】
第7の発明は、第1から6の発明において、自動変速機の保護制御が、エンジンの出力回転速度を制限することである。
【0016】
【発明の効果】
第1、第2の発明では、制御装置が、中間レンジに対応するスイッチのオンオフパターンを検出した場合、または、通常レンジと中間レンジに対応しない異常オンオフパターンをインヒビタスイッチから検出した場合に自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施するので、自動変速機の耐久性を向上することができる。
また、第2の発明は、制御装置が通常レンジと中間レンジに対応しない異常オンオフパターンを検出した場合に、前記インヒビタスイッチの故障診断を行うため、インヒビタスイッチの異常を速やかに判断することができる。
【0018】
の発明では、異常オンオフパターンの検出時間を計測し、その継続時間が所定時間以上である時にインヒビタスイッチの故障であると判定するため、ノイズ等による一次的なパターンの異常を削除することができる。
【0019】
の発明では、インヒビタスイッチ故障判定時には、自動変速機の保護制御を車両のイグニッションスイッチをオフにするまで継続するため、正規のレンジ位置で他の正規レンジのオン/オフパターンが検出されたような場合でも自動変速機の保護制御が実施されるため、自動変速機に過大な入力が負荷されることがない。
【0020】
の発明では、自動変速機が、前進用及び後進用クラッチを備えた前後進切り換え機構を備え、自動変速機の保護制御は、前後進切り換え機構のクラッチの締結圧を制限するため、自動変速機に過大な入力が作用することがなく、自動変速機の耐久性を向上することができる。
【0021】
の発明は、第1から5の発明において、自動変速機の保護制御が、エンジンの出力トルクを制限するため、自動変速機への入力トルクを抑制し、自動変速機の耐久性を向上する。
【0022】
の発明は、第1から6の発明において、自動変速機の保護制御が、エンジンの出力回転速度を制限するため、自動変速機への入力回転速度を抑制し、自動変速機の耐久性を向上する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0024】
図1はVベルト式無段変速機(自動変速機)の概略構成図を示す。
【0025】
図1において、自動変速機は、エンジン1に連結された前後進切り換え機構4と、前後進切り換え機構4の出力軸に連結された無段変速機5を主体に構成され、無段変速機5は、一対の可変プーリとして入力軸側のプライマリプーリ10と、出力軸13に連結されたセカンダリプーリ11とを備え、これら一対の可変プーリ10、11はVベルト12によって連結されている。なお、出力軸13はアイドラギアやディファレンシャルギアを介して駆動輪14に連結される。また、前後進切り換え機構4の入力側と、エンジン1との間には、トルクコンバータなどの発進要素(図示せず)が介装される。
【0026】
前後進切り換え機構4は、エンジン1側とプライマリプーリ10との動力伝達経路を切り換える遊星歯車40、前進クラッチ41及び後退ブレーキ42から構成され、車両の前進時には前進クラッチ41を締結し、車両の後退時には後退ブレーキ42を締結し、中立位置(ニュートラルやパーキング)では前進クラッチ41及び後退ブレーキ42を共に解放する。
【0027】
これら前進クラッチ41、後退ブレーキ42は、コントロールユニット20からの指令に応じて前進クラッチ圧と後退ブレーキ圧を供給するクラッチ圧調整装置30によって締結状態の制御が行われる。
【0028】
なお、クラッチ圧調整装置30は、油圧ポンプ15からの油圧を元圧として前進クラッチ圧及び後退ブレーキ圧を調整する。また、油圧ポンプ15は、前後進切り換え機構4の入力側などに連結されてエンジン1により駆動される。
【0029】
コントロールユニット20は、車速センサ21からの車速信号、シフトレバーに応動するインヒビタスイッチ22からのレンジ信号、エンジン1(またはエンジン制御装置)からのエンジン回転速度信号等の運転状態及び運転操作に基づいて、油圧指令値を決定してクラッチ圧調整装置30へ指令する。なお、インヒビタスイッチ22は、前進(Dレンジ)、中立位置=ニュートラル(Nレンジ)、後退(Rレンジ)のいずれか一つを選択する例を示す。
【0030】
クラッチ圧調整装置30は、この油圧指令値に応じて前進クラッチ圧と後退ブレーキ圧を調整して前進クラッチ41と後退ブレーキ42の締結または解放を行う。
【0031】
これら前進クラッチ41及び後退ブレーキ42の締結は排他的に行われ、前進時(レンジ信号=Dレンジ)では、前進クラッチ圧を供給して前進クラッチ41を締結させる一方、後退ブレーキ圧をドレンに接続して後退ブレーキ42を解放する。後退時(レンジ信号=Rレンジ)では、前進クラッチ圧をドレンに接続して前進クラッチ41を解放させる一方、後退ブレーキ圧を供給して後退ブレーキ42を締結させる。また、中立位置(レンジ信号=Nレンジ)では、前進クラッチ圧と後退ブレーキ圧をドレンに接続し、前進クラッチ41及び後退ブレーキ42を共に解放させる。
【0032】
なお、無段変速機5の変速比やVベルトの接触摩擦力は、コントロールユニット20からの指令に応動する油圧コントロールユニット(図示せず)によって制御される。
【0033】
図2は、コントロールユニット20で行われるインヒビタスイッチ異常判定制御と自動変速機の保護制御の一例を示すフローチャートで、所定の周期(例えば、数十ミリ秒)で実行されるものである。以下、レンジをN→N(D)→Dに切り換える場合を一例として説明する。
【0034】
まず、ステップS1では、インヒビタスイッチ22のレンジ信号を監視し、ステップ2で図3のオン/オフパターンから中間レンジN(D)のパターンが異常パターンかどうかを判定する。異常パターンの時にはステップ3に進み、判定タイマのカウントを開始する。正常なパターンの時にはステップ4に進む。
【0035】
ステップ3に続くステップ5では、自動変速機ユニットを保護するため、クラッチ41、42の圧力、エンジン回転速度、エンジン出力トルクの制限のうち少なくとも一つの保護制御を行う。例えば、クラッチ圧の制御では、Vベルトの許容押圧により発生するトルク容量より小さいトルク容量を発生させ、車両としての走行に必要なクラッチ圧で制御する。またエンジントルクを制限する場合には、Vベルトへの入力トルクを考慮して、スロットル弁開度、燃料噴射量等を設定する。このとき、Vベルトへの入力トルクとしてイナーシャトルク分が考慮される。エンジン回転速度についても、エンジン回転速度にイナーシャ分の回転速度を考慮する必要がある。
【0036】
さらにステップ6で、判定タイマのカウント数に基づいて異常パターンか否かの判定を実施する。これまでのカウント数が所定カウント数(時間、例えば2から5秒)以上であれば、この異常パターンがノイズによるものでないと精度よく判定でき、ステップ7に進み、異常パターンであると断定し、所定カウント数に達していない時にはステップ2に戻る。そしてステップ8で、前述したユニット保護制御であるクラッチ41、42の圧力、エンジン回転速度、エンジン出力トルクの制限制御を継続する。このユニット保護制御は、イグニッションスイッチがオフになるまで継続される。
【0037】
一方、ステップ2で異常パターンが検出されない場合に、ステップ4で判定タイマをリセット後(この場合のタイマのリセットは、異常パターンが検出された後に所定時間経過することなく異常パターンの検出が終了した場合を想定している。)、続いてステップ9に進み、インヒビタスイッチのオン/オフパターンから中間レンジN(D)のパターンかどうかを判定する。中間レンジのパターンである場合には、ステップ10で前述したユニット保護制御を実施し、ステップ9に戻る。ユニット保護制御は中間レンジ以外の走行パターン(ここでの走行パターンにはDレンジ等の走行レンジのほかP、Nレンジのパターンも含む)になるまで繰り返される。ステップ9で中間レンジ以外(例えばDレンジ)のパターンが検出された時にはステップ11に進み、ユニット保護制御を中断し、ステップ12でインヒビタスイッチ22は正常であると判定し、ステップ1に戻り、制御を繰り返す。
【0038】
したがって、本発明の自動変速機の制御装置においては、走行モードを決定する走行レンジ(図3でのP、R、N、D、Lレンジ)と、走行レンジを決定せずに走行レンジ間に配置され、レンジ間の不感帯の役割を持つ中間レンジとを検出するインヒビタスイッチを備え、前記中間レンジが検出された時には直前のレンジの制御を維持し、自動変速機の保護制御を行い、インヒビタスイッチの異常判定を行うことで、インヒビタスイッチ異常時においても自動変速機が故障することを防止することができる。
【0039】
また、インヒビタスイッチがレンジを検出するためのパターンが異常パターンのときにも、自動変速機の保護制御を行い、インヒビタスイッチの異常判定を行うことで、インヒビタスイッチ異常時においても自動変速機が故障することを防止することができる。
【0040】
前記自動変速機の保護制御は、前後進切り換え機構のクラッチの締結圧を所定圧に制限するものであり、このためインヒビタスイッチ異常時において、PまたはNレンジから他の走行レンジにセレクトされてもクラッチ締結時のショックを低減でき、Vベルトの耐久性を向上できる。
【0041】
前記所定圧は、Vベルトの押圧により発生するトルク容量より小さいトルク容量を発生させ、かつ車両の走行に必要なクラッチ締結圧より大きい圧力である。
【0042】
また前記自動変速機の保護制御は、エンジンの出力トルクを所定トルクに制限するものであり、このためインヒビタスイッチ異常時において、PまたはNレンジから他の走行レンジにレーシングセレクトされても、自動変速機ユニットの故障を防止できる。
【0043】
前記所定トルクは、エンジンの出力トルクとイナーシャトルクとを考慮して設定されるトルクである。
【0044】
また前記自動変速機の保護制御は、エンジンの出力回転速度を所定回転速度に制限するものであり、このためインヒビタスイッチ異常時において、PまたはNレンジから他の走行レンジにレーシングセレクトされても、自動変速機ユニットの故障を防止できる。
【0045】
前記所定回転速度は、エンジンの出力回転速度とイナーシャ分の回転速度とを考慮して設定される速度である。
【0046】
インヒビタスイッチのオン/オフパターンが異常パターンである時に、その経過時間をカウントして、経過時間が所定時間以上の時にインヒビタスイッチが異常であると判断するため、ノイズ等による一次的な異常パターンを除去し、精度よくインヒビタスイッチの故障を判定することができる。
【0047】
インヒビタスイッチの故障が判定された場合には、自動変速機の保護制御をイグニッションスイッチがオフになるまで継続することにより、インヒビタスイッチが異常のため、例えばDレンジであるにもかかわらず、スイッチのオン/オフパターンが他のレンジと同一となっているような場合でも、自動変速機のフェールセーフ制御を行うことができ、自動変速機の耐久性を損なうことがない。
【0048】
なお、上記実施形態においては、自動変速機としてVベルト式の無段変速機を採用した例を示したが、遊星歯車式やトロイダル式を採用した場合にも同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動変速機の概略構成図である。
【図2】同じくコントロールユニットで行われるインヒビタスイッチ異常判定制御の一例を示すフローチャートである。
【図3】インヒビタスイッチの概略説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン
4 前後進切り換え機構
5 無段変速機
10 プライマリプーリ
11 セカンダリプーリ
20 コントロールユニット
30 クラッチ圧調整装置

Claims (7)

  1. シフトレバーに応動する複数のスイッチの導通状態からレンジ信号を出力するインヒビタスイッチと、
    検出されたレンジ信号から、通常レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンと各レンジ間に設けられた中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンとに基づいてシフトレンジを判定する制御装置と、
    を備えた自動変速機において、
    前記制御装置は、中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンがインヒビタスイッチに検出された場合に、シフトレンジを直前の通常レンジとして制御するとともに、自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施することを特徴とする自動変速機。
  2. シフトレバーに応動する複数のスイッチの導通状態からレンジ信号を出力するインヒビタスイッチと、
    検出されたレンジ信号から、通常レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンと各レンジ間に設けられた中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンとに基づいてシフトレンジを判定する制御装置と、
    を備えた自動変速機において、
    前記制御装置は、中間レンジに対応する前記スイッチのオンオフパターンがインヒビタスイッチに検出された場合に、自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施し、通常レンジと中間レンジに対応しない異常オンオフパターンが検出された場合に、自動変速機に過大な入力が作用することを防止する保護制御を実施するとともに、前記インヒビタスイッチの故障診断を行うことを特徴とする自動変速機。
  3. 前記異常オンオフパターンの検出時間を計測し、その継続時間が所定時間以上である時にインヒビタスイッチの故障であると判定することを特徴とする請求項2に記載の自動変速機。
  4. インヒビタスイッチ故障判定時には、自動変速機の保護制御を車両のイグニッションスイッチをオフにするまで継続することを特徴とする請求項3に記載の自動変速機。
  5. 前記自動変速機は、前進用及び後進用クラッチを備えた前後進切り換え機構を備え、
    自動変速機の保護制御は、前後進切り換え機構のクラッチの締結圧を制限することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の自動変速機。
  6. 自動変速機の保護制御は、エンジンの出力トルクを制限することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の自動変速機。
  7. 自動変速機の保護制御は、エンジンの出力回転速度を制限することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の自動変速機。
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