JP4923695B2 - シフトポジションセンサの異常検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、シフトポジションセンサの異常検出装置に関し、より特定的には、複数のポジション用接点からの接点信号の組合せにより運転者のシフトポジション選択を検出するシフトポジションセンサの異常検出装置に関する。
自動変速機が搭載された車両では、シフトポジション検出装置への運転者操作により選択されたシフトポジションに応じて、自動変速機の動作が制御される。具体的には、自動変速機は、シフトポジションに応じてギア段の範囲を制限した上で、車速とスロットル開度とに応じてギア段の切換えを行なう。
一般的には、駐停車状態時に選択されるパーキングポジション(以下、「Pポジション」と称する)、車両後進時に選択されるリバースポジション(以下、「Rポジション」と称する)、ニュートラルポジション(以下、「Nポジション」と称する)および車両前進時に選択されるドライブポジション(以下、「Dポジション」と称する)等の複数のシフトポジションのうちから、運転者によるシフトレバー操作によって1つのシフトポジションが選択される。
このような複数のシフトポジション間の選択を行なうため、シフトレバー操作に伴って移動するアームの位置を検出するために複数のポジション用接点を配置したシフトポジションセンサが開示されている(たとえば、特許文献1)。このようなシフトポジションセンサでは、各ポジション用接点とアームとの接触有無を示す接点信号に基づいて、シフトポジションが検出される。
特開平11−86680号公報
上記のようなシフトポジションセンサでは、ポジション用接点の故障時には、シフトポジションの検出を正しく行なうことができないため、異常検出を行なう必要がある。たとえば、シフトポジションセンサに設けられた複数のポジション用接点からの接点信号の組合せの妥当性をチェックして、接点信号の組合せが本来存在し得る組合せ以外となったときに異常を検出できる。
具体的には、上記接点信号の組合せである信号パターンが、本来存在し得る接点信号の
組合せである正常パターンであるかどうかをチェックして、正常パターンでなければ、言い換えれば異常パターンであれば異常を検出できる。
しかしながら、ハード構成や異常検出のためのソフト処理において、各接点信号を完全に同一のタイミングで認識することができないため、このような異常検出構成では異常を誤検出する可能性がある。たとえば、シフトレバーの操作速度によっては、全ての接点信号を認識するまでの間の時間遅れにより、正常な場合であっても認識された信号パターンが異常パターンとなる場合があり、このような場合に、シフトポジションセンサの異常が誤検出されるおそれがある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、複数のポジション用接点からの接点信号の組合せにより運転者のシフトポジション選択を検出する構成において、ポジション用接点の異常誤検出を防止することである。
この発明によるシフトポジションセンサの異常検出装置は、運転者のシフトポジション選択操作に応じて移動可能な摺動接点と、該摺動接点との接触により所定の接点信号を出力する複数のポジション用接点とを備えたシフトポジションセンサの異常検出装置であって、認識手段と、異常判定手段と、無効化手段とを備える。認識手段は、複数のポジション用接点からの接点信号の組合せである信号パターンを認識する。異常判定手段は、認識された信号パターンが正常パターンであるかどうかの異常判定を行ない、認識された信号パターンが正常パターンでない場合に異常であると判定する。無効化手段は、摺動接点が遷移中である場合の異常判定を無効化するように構成される。
上記シフトポジションセンサの異常検出装置によれば、摺動接点の遷移中に全接点信号を認識するまでの時間遅れに起因して、認識された信号パターンが異常パターンとなる場合には異常判定が無効化される。したがって、摺動接点の遷移中に上記時間遅れに起因して、ポジション用接点の異常が誤検出されることを防止できる。
好ましくは、無効化手段は、前回の異常判定の際に認識された信号パターンに対して、認識手段により現在認識されている信号パターンが変化している場合に、摺動接点が遷移中であるとして異常判定を無効化する。
また好ましくは、無効化手段は、前回の異常判定の際の各接点信号に対して、いずれかの接点信号について遷移エッジを検出した場合に、摺動接点が遷移中であるとして異常判定を無効化する。
これらの構成では、摺動接点が遷移中であることを簡易な制御処理によって検知して、ポジション用接点異常の誤検出防止を実現できる。
この発明によるシフトポジションセンサの異常検出装置によれば、複数のポジション用接点からの接点信号の組合せにより運転者のシフトポジション選択を検出する構成において、ポジション用接点の異常を誤って検出することを防止できる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では図中の同一または相当部分には同一符号を付してその詳細な説明は原則として繰返さないものとする。
図1は、本発明の実施の形態によるシフトポジションセンサの異常検出装置の構成を示す概略ブロック図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態によるシフトポジションセンサの異常検出装置10は、複数のポジション用接点110〜180と、ECU(Electronic Control Unit)
300とを備える。
ECU300は、デジタルコンピュータから構成され、内部のメモリ(図示せず)に記憶された所定プログラムに従った演算処理により、複数のポジション用接点110〜180からの接点信号SP,SR,SN,SD,SB,SRV,SFD,SMJの組合せに基づき、運転者のレバー操作に対応したシフトポジションの選択およびポジション用接点110〜180の異常検出を行なう。
図2は、図1に示したポジション用接点の配置を説明する図である。
図2を参照して、シフトポジションセンサ20には、運転者により操作されるシフトレバー(図示せず)の操作に応じて円周方向に可動に構成されたロータ100が設けられる。ロータ100は、ポジション用接点との摺動接点50を含む。複数のポジション用接点110〜180(図1)は、運転者によるシフトレバー操作に伴う摺動接点50の可動範囲100♯上に順次配置される。
ポジション用接点110は、領域101に対応して設けられ、摺動接点50が領域101内に存在するときにこの摺動接点50と接触してオンする。一方で、摺動接点50が領域101外に存在するときは、ポジション用接点110は、摺動接点50と非接触となりオフされる。
同様に、ポジション用接点120は、領域102に設けられ、摺動接点50が領域102内に存在するときにこの摺動接点50と接触してオンする。一方で、摺動接点50が領域102外に存在するときは、ポジション用接点120は、摺動接点50と非接触となりオフされる。同様にして、ポジション用接点130〜150は、領域103〜105に設けられ、摺動接点50との接触時にオンする一方で、摺動接点50との非接触時にはオフする。
ポジション用接点180は、領域108P,108R,108N,108DBに対応して設けられ、摺動接点50が領域108P,108R,108N,108DBのいずれかに存在するときにこの摺動接点50と接触してオンする。一方、摺動接点50が領域108P,108R,108N,108DBのいずれかにも存在しないときに、ポジション用接点180は、摺動接点50と非接触となりオフされる。
領域108P,108R、108N,108DBは、図示しないシフトレバーにおけるシフトポジション選択位置に対応して設けられる。すなわち、領域108Pは、シフトレバーによるPポジション選択位置に対応した摺動接点位置100Pをカバーするように定められ、領域108Rは、シフトレバーによるRポジション選択位置に対応した摺動接点位置100Rをカバーするように定められ、領域108Nは、シフトレバーによるNポジション選択位置に対応した摺動接点位置100Nをカバーするように定められる。
同様に、領域108DBは、シフトレバーによるDポジション選択位置に対応した摺動接点位置100D、およびブレーキポジション(以下、「Bポジション」と称する)の選択位置に対応した摺動接点位置100Bをカバーするように定められる。
なお、Bポジションは、ハイブリッド自動車に設けられ、降坂走行時等にモータによる回生制動力を増大させたい場合に選択されるシフトポジションである。車両の前進走行時に選択されるDポジションおよびBポジションについては、領域108DBが広く共通に設けられている。
すなわち、摺動接点50の可動範囲100♯上において、領域108P,108R,108N,108DBは、シフトポジション選択時に摺動接点50が位置する「シフトポジション位置」に対応する。
図2に示されるように、領域101〜103は、領域108P,108R,108Nをそれぞれ含み、かつ、領域108P,108R,108Nよりもそれぞれ広く設けられる。また、領域104および105によってカバーされる領域は、領域108DBを含み、かつ、隣接部分において互いに重なり合うように設けられている。
車両前進時および車両後進時に対応するシフトポジション検出については、さらに多重的にポジション用接点160および170が設けられている。ポジション用接点160は、領域108Rをカバーするように設けられた領域106内に摺動接点50が存在するときにこの摺動接点50と接触する。一方、摺動接点50が領域106外に存在するときは、ポジション用接点160は、摺動接点50と非接触となる。
同様に、ポジション用接点170は、領域108DBをカバーするように設けられた領域107内に摺動接点50が存在するときにこの摺動接点50と接触する。一方、摺動接点50が領域107外に存在するときは、ポジション用接点170は、摺動接点50と非接触となる。
再び図1を参照して、各ポジション用接点110〜180は、摺動接点50と接触するオン時に電源105とECU300とを接続する一方で、摺動接点50との非接触であるオフ時には、電源105とECU300とを切り離す。この結果、ECU300に入力される各接点信号SP,SR,SN,SD,SB,SRV,SFD,SMJは、対応のポジション用接点のオン時に“オン”される一方で、対応のポジション用接点のオフ時には“オフ”される。
図3は、図1に示したポジション用接点からの接点信号の組合せとシフトポジションとの対応を説明する図である。
図3を参照して、各ポジション用接点110〜180の正常時には、摺動接点50が可動範囲100♯の始点(Pポジション側:図2での最左側)から終点(Bポジション側:図2での最右側)まで移動するのに伴い、図1に示した各ポジション用接点110〜180の配置に従って、接点信号の組合せに対応して定義されるシフトパターンSP1〜SP17が順次得られる。
ECU300は、摺動接点50がシフトポジション位置に存在して、ポジション用接点180からの接点信号SMJが“オン”であるとき(すなわちシフトパターンSP1,SP6,SP10,SP15〜SP17のとき)に、他のポジション用接点110〜170からの接点信号の組合せに応じて、複数のシフトポジションから運転者の操作によって選択された選択ポジションを検出する。
具体的には、接点信号SMJに加えて接点信号SPが“オン”であり、他の接点信号が“オフ”であるシフトパターンSP1のときにはPポジションを選択ポジションとして検知する。また、接点信号SMJに加えて接点信号SRおよびSRVが“オン”であり、他の接点信号が“オフ”であるシフトパターンSP6のときにはRポジションを選択ポジションとして検知する。さらに、接点信号SMJに加えて接点信号SNが“オン”であり、他の接点信号が“オフ”であるシフトパターンSP10のときにはPポジションを選択ポジションとして検知する。
同様に、接点信号SMJに加えて接点信号SDおよびSFDが“オン”であり、他の接点信号が“オフ”であるシフトパターンSP15のときにはDポジションを選択ポジションとして検知する。また、接点信号SMJに加えて接点信号SBおよびSFDが“オン”であるシフトパターンSP16,SP17のときにはBポジションを選択ポジションとして検知する。
シフトポジションの異常検出は、接点信号SP,SR,SN,SD,SB,SRV,SFD,SMJの組合せが、図3のシフトパターンSP1〜SP17のいずれにも該当しない場合に、各ポジション用接点110〜180の異常を検出する。すなわち、シフトパターンSP1〜SP17に対応する各接点信号の組合せは、「正常パターン」に対応し、これら以外の各接点信号の組合せは、「異常パターン」に対応する。
しかしながら、上述のように、各接点信号をECU300へ伝達するハード構成上で発生する時間遅れや、ECU300でのソフト処理での時間遅れにより、各接点信号を完全に同一のタイミングで認識することは実際上困難である。したがって、シフトレバーが高速に操作されて摺動接点50の位置が高速に遷移する場合には、各接点信号についての、実際の信号レベルと、ECU300によって認識される信号レベルとの間にずれが生じることに起因して、シフトポジションセンサに異常が発生していなくても、ECU300により認識される信号パターンが異常パターンに該当してしまう可能性がある。このため、シフトポジションセンサの異常が誤検出されてしまうおそれがある。
異常検出処理を高速化して、その実行周期を短くすることによって、上記のような誤検出の防止を図ることも可能であるが、ECU300の処理能力から実行周期には制約が存在する。また、ECU300について、処理能力向上のためのスペックを採用することはコストの上昇を招く。
本発明の実施の形態に係るシフトポジションセンサの異常検出装置では、以下に説明するようなシフトポジションセンサ異常検出制御により、上記のような問題に対応した故障検出を行なう。このシフトポジションセンサ異常検出制御ルーチンは、ECU300により予め記憶されたプログラムに従って、所定周期ごとに実行される。
図4は、本発明の実施の形態に係るシフトポジションセンサの異常検出装置によるシフトポジションセンサの異常検出制御ルーチンの第1の例を説明するフローチャートである。
図4を参照して、ECU300は、ステップS100において、ポジション用接点110〜180からの接点信号SP,SR,SN,SD,SB,SRV,SFD,SMJより、これらの接点信号の組合せであるシフトパターンの現在値を、「現在シフトパターン」として認識する。
ECU300は、S110では、S100で認識された現在シフトパターンが、これまでに経験した「認識済シフトパターン」のうちに含まれるか否かを判定する。この認識済シフトパターンは、以下に詳細に説明するように、基本的には前回の異常判定の対象となった異常シフトパターンを示す。
そして、ECU300は、現在シフトパターンが未経験のものである場合(ステップS110のYES判定時)には、S100で認識された現在シフトパターンを、認識済シフトパターンの現在値とする。また、この認識済シフトパターン(すなわち、現在シフトパターンの現在値)は新たに経験済と認識され、次回に、同一の現在シフトパターンがステップS100により認識された場合には、ステップS110がNO判定となる。
現在シフトパターンが過去に経験されたものである場合(ステップS110のNO判定時)には、ステップS115の処理はスキップされる。
続いてECU300は、ステップS120により、S100で認識された現在シフトパターンが、現在の認識済シフトパターンと一致するか否かを判定する。両者が一致する場合(ステップS120のYES判定時)には、ECU300は、ステップS130による異常判定処理を行なう。ステップS130では、ステップS100で認識された現在シフトパターンが、上記正常シフトパターンのうちの1つと一致するか否かが判定される。
両者が一致するとき、すなわち、現在シフトパターンが正常シフトパターンのうちの1つと一致するとき(ステップS130のYES判定時)には、ECU300は、シフトポジションセンサに故障が発生していない、すなわち「正常」と判定する。さらに、ECU300は、ステップS140により、異常判定回数のカウント値を0とする。
これに対して、両者が不一致のとき、すなわち、現在シフトパターンが異常シフトパターンに該当するとき(ステップS130のNO判定時)には、ECU300は、シフトポジションセンサに異常が発生していると判定する。そして、ECU300は、ステップS150により、異常判定回数のカウント値をインクリメントして、現在値より1だけ増加させる。さらに、現在のシフトパターンを現在の認識済シフトパターンとする。これにより、次回の異常検出制御ルーチン実行時において、ステップS120で比較される認識済シフトパターンを、今回、異常判定の対象となったシフトパターン(すなわち、異常シフトパターン)とすることができる。
一方、ステップS120がNO判定のとき、すなわち、S100で認識された現在シフトパターンが、現在の認識済シフトパターン(すなわち、前回の異常検出制御ルーチンで異常判定の対象となったシフトパターン)と不一致のときには、ECU300は、ステップS130を実行することなく、ステップS140を実行して異常判定回数のカウント値を0とする。
これにより、シフトレバー操作により摺動接点50の位置が遷移中である場合には、ステップS120がNO判定とされることにより、ステップS130を非実行とされる。この場合にステップS130を実行すると、現在シフトパターンは正常シフトパターンとは一致しない(すなわち、判定結果はNOとなる)ので、ステップS120をNO判定とすることにより、異常判定が無効化される。
さらに、ECU300は、ステップS160では、異常判定回数のカウント値が所定の判定値Nj以上であるかどうかを判定し、判定値Nj以上となった場合には、ステップS170により、ポジション用接点110〜180の故障について異常検出を確定する。検出結果は、図示しない操作パネルやダイアグモニタ等への出力により、運転者等に通知される。また、故障したポジション用接点を特定するための情報やコードを所定の記憶装置に記憶させてもよい。
このような制御構成とすることにより、シフトレバー操作による摺動接点50の位置の遷移中にはステップS130での異常判定を無効化できるので、このような際に発生する、実際の各接点信号とECU300により認識される各接点信号との間の時間遅れに起因したシフトポジションセンサの異常誤検出を防止することができる。また、上記制御構成によれば、ECU300の処理能力を高めて、異常検出制御ルーチンの実行周期を無理に短くすることなく、上記のような異常誤検出を防止できる。
また、ステップS115の処理を行なうことにより、現在シフトパターンが未経験のものである場合に、当該回の異常検出制御ルーチンにおいて、ステップS130の異常判定処理を無効化させることなく、異常をより早期に検出できる。
なお、図4に示したフローチャートでは、ステップS100が本発明の「認識手段」に対応し、ステップS120が本発明の「無効化手段」に対応し、ステップS130が本発明での「異常判定手段」に対応する。
図5は、本発明の実施の形態に係るシフトポジションセンサの異常検出装置によるシフトポジションセンサの異常検出制御ルーチンの第2の例を説明するフローチャートである

図5を参照して、異常検出制御ルーチンの第2の例では、ECU300は、図4に示したフローチャートと比較して、ステップS110〜S120に代えて、ステップS200を実行する。
ECU300は、ステップS200では、いずれかの接点信号において、エッジ、すなわち、前回および今回の異常検出制御ルーチン実行間で、“オフ”から“オン”への遷移、または“オン”から“オフ”への遷移が発生したかどうかを判定する。
接点信号でエッジ発生が検知される場合(ステップS200のYES判定時)には、ECU300は、図4のフローチャートにおけるステップS120のYES判定時と同様に、ステップS130以降の処理を実行する。一方、接点信号でエッジ発生が検知されない場合(ステップS200のNO判定時)には、ECU300は、ステップS120のYES判定時と同様に、ステップS130を非実行として、ステップS140を実行する。すなわち、ステップS200は、本発明の「無効化手段」に対応する。なお、ステップS130〜S170での処理は、図4と同様であるので、詳細な説明は繰り返さない。
図5に示した制御構成によっても、シフトレバー操作による摺動接点50の位置の遷移中にはステップS130での異常判定を無効化できるので、図4で説明したのと同様に、シフトポジションセンサの異常誤検出を防止することができる。
なお、ステップS200において、各接点信号についてエッジ発生を発生する構成とすることが異常検出精度の面からは好ましいが、ECU300の処理負荷を軽減するために、エッジが発生し易い検出信号(たとえば、接点信号SMJ)に限定してエッジ発生を検出する構成とすることも可能である。
以上、本実施の形態では、Pポジション、Rポジション、Nポジション、DポジションおよびBポジションを選択可能なシフトポジションとして有するシフトポジションセンサの異常検出装置について例示した。しかしながら、本発明の適用はこのような構成に限定されるものではなく、選択可能な複数のシフトポジションが存在し、これらのシフトポジションに対応してポジション用接点が同様に設けられたシフトポジションに対して、本発明によるシフトポジションの異常検出装置を適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態によるシフトポジションセンサの異常検出装置の構成を示す概略ブロック図である。 図1に示したポジション用接点の配置を説明する図である。 図1に示したポジション用接点からの接点信号の組合せとシフトポジションとの対応を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るシフトポジションセンサの異常検出装置によるシフトポジションセンサの異常検出制御ルーチンの第1の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るシフトポジションセンサの異常検出装置によるシフトポジションセンサの異常検出制御ルーチンの第2の例を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 異常検出装置、20 シフトポジションセンサ、50 摺動接点、110〜180 ポジション用接点、100 ロータ、100♯ 摺動接点可動範囲、100P,100R,100N,100D,100B 摺動接点位置、101〜107,108P,108R,108N,108DB ポジション用接点オン領域、105 電源、110〜180 各ポジション用接点、Nj 判定値、SP,SR,SN,SD,SB,SRV,SFD,SMJ 接点信号、SP1〜SP17 シフトパターン。

Claims (3)

  1. 運転者のシフトポジション選択操作に応じて移動可能な摺動接点と、該摺動接点との接触により所定の接点信号を出力する複数のポジション用接点とを備えたシフトポジションセンサの異常検出装置であって、
    前記複数のポジション用接点からの接点信号の組合せである信号パターンを認識する認識手段と、
    前記認識された信号パターンが正常パターンであるかどうかの異常判定を行ない、前記認識された信号パターンが正常パターンでない場合に異常であると判定する異常判定手段と、
    前記摺動接点が遷移中である場合の前記異常判定を無効化するための無効化手段とを備える、シフトポジションセンサの異常検出装置。
  2. 前記無効化手段は、前回の前記異常判定の際に認識された信号パターンに対して、前記認識手段により現在認識されている信号パターンが変化している場合に、前記摺動接点が遷移中であるとして前記異常判定を無効化する、請求項1記載のシフトポジションセンサの異常検出装置。
  3. 前記無効化手段は、前回の前記異常判定の際の各前記接点信号に対して、いずれかの前記接点信号について遷移エッジを検出した場合に、前記摺動接点が遷移中であるとして前記異常判定を無効化する、請求項1記載のシフトポジションセンサの異常検出装置。
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