JP2020001575A - 車両の制御装置及び車両の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動駐車時におけるパークロック機構によるショックを抑制する。
【解決手段】コントローラは、自動駐車制御のスキームにおける最後の直進走行段階であることを判定した場合S15、車両が駐車枠内に収まる位置であって、パーキングポールの爪部がパーキングギアの溝に入り込む位置を算出し、この位置にパーキングギアが停止するように、自動駐車時における最終停止位置を決定するS16。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の制御装置及び車両の制御方法に関する。
特許文献1には、自動運転による駐車(自動駐車)を行うことが開示されている。
特開2017−124660号公報
このような自動駐車を行う際には、駐車完了後パーキングレンジに移行することになる。パーキングレンジに移行すると、パーキングギアの歯間にパークロック爪が降りてきて入り込むことでパークロックによる制動力が発生することになる。
自動駐車の完了時の流れとしては、停車した後に車両ブレーキを作動させた状態でパークロック指示が行われる。パークロック指示に基づいてパーキングレンジに移行すると、パーキングギアの歯間にパークロック爪が降りてきて入り込むことでパークロックによる制動力が発生する。その後、パークロックによる制動力が発生したとみなして車両ブレーキを解除する。
しかしながら、パークロックが実行される際、停止位置によっては、パーキングギアの歯の上にパークロック爪が降りてしまい、パークロックによる制動力が発生しないことがある。このようにパークロックによる制動力が発生しない状態で且つ車両が勾配路などで駐車していると、車両が若干移動し、その移動によってパークロック爪がパーキングギアの歯間に降りてパークロック状態となる。
非自動駐車時であれば、ドライバー自身がブレーキペダルから足を離す動作を行うので、車両の若干の移動はドライバーはあまり気にならないが、自動駐車時はドライバーがブレーキペダルを踏んでいない状態で一旦停車した直後に、車両が若干の移動し、さらにその移動によってパークロック爪がパーキングギアの歯間に降りることでショックが発生すると、ドライバーに違和感を与える可能性がある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、自動駐車時におけるパークロック機構によるショックを抑制することを目的とするものである。
本発明のある態様によれば、パークロック爪とパーキングギアとが係合することでパークロック状態となるパークロック機構を有する車両を制御する車両の制御装置は、パークロック機構にパークロック指示を行ったときにパークロック爪と前記パーキングギアとが係合する位置にパーキングギアが停止するように自動駐車時における最終停車位置を決定する制御部を有することを特徴とする。
この態様によれば、自動駐車時におけるパークロック機構によるショックを抑制することができる。これにより、ドライバーに違和感を与えることを抑制できる。
本発明の実施形態に係る車両の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る前後進切替機構、ディテント機構及びパークロック機構の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る前後進切替機構、ディテント機構及びパークロック機構の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る位置検出機構の概略構成図である。 本発明の実施形態における自動駐車制御の流れを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は、車両100の概略構成図である。車両100は、駆動源としてのエンジン1と、自動変速機TMと、オイルポンプ3と、駆動輪4と、制御装置としてのコントローラ50と、を備える。
エンジン1は、ガソリン、軽油等を燃料とする内燃機関であり、走行用駆動源として機能する。エンジン1は、コントローラ50からの指令に基づいて、回転速度、トルク等が制御される。
自動変速機TMは、トルクコンバータ2と、ベルト式無段変速機構(以下、「CVT」ともいう。)10と、前後進切替機構20と、パークロック機構30と、油圧コントロールバルブユニット40(以下では、単に「バルブユニット40」ともいう。)と、オイル(作動油)を貯留するオイルパン6と、を備える。
自動変速機TMは、Dレンジすなわちドライブレンジ、Rレンジすなわちリバースレンジ、Nレンジすなわちニュートラルレンジ、Pレンジすなわち駐車レンジ等のレンジを有する。自動変速機TMのレンジは、シフター9によって選択される。本実施形態では、Dレンジ及びRレンジが走行レンジに相当し、Pレンジ及びNレンジが非走行レンジに相当する。
トルクコンバータ2は、エンジン1と駆動輪4の間の動力伝達経路上に設けられる。トルクコンバータ2は、流体を介して動力を伝達する。また、トルクコンバータ2は、ロックアップクラッチ2aを締結することで、エンジン1からの駆動力の動力伝達効率を高めることができる。
前後進切替機構20は、トルクコンバータ2とCVT10の間の動力伝達経路上に配置される。前後進切替機構20は、第1の締結要素としての前進クラッチ21及び第2の締結要素としての後進ブレーキ22を備える。前進クラッチ21及び後進ブレーキ22は、コントローラ50からの指令に基づき、オイルポンプ3の吐出圧を元圧としてバルブユニット40によって調圧されたオイルによって制御される。
前進クラッチ21及び後進ブレーキ22は、自動変速機TMの選択レンジに応じて締結または解放される。具体的には、前進レンジ(例えば、Dレンジ)が選択されているときには、前進クラッチ21が締結され、トルクコンバータ2からの入力回転がそのまま出力される。これに対し、後進レンジ(例えば、Rレンジ)が選択されているときには、後進ブレーキ22が締結され、トルクコンバータ2からの入力回転を逆転減速して出力する。また、駐車レンジ(Pレンジ)またはニュートラルレンジ(Nレンジ)が選択されているときには、前進クラッチ21及び後進ブレーキ22が解放され、トルクコンバータ2とCVT10との間の動力伝達が遮断される。
CVT10は、動力伝達経路上における前後進切替機構20と駆動輪4との間に配置され、車速やアクセル開度等に応じて変速比を無段階に変更する。CVT10は、プライマリプーリ10aと、セカンダリプーリ10bと、両プーリ10a,10bに巻き掛けられたベルト10cと、を備える。プーリ圧によりプライマリプーリ10aの可動プーリとセカンダリプーリ10bの可動プーリとを軸方向に動かし、ベルト10cのプーリ接触半径を変化させることで、変速比を無段階に変更する。なお、プライマリプーリ10aに作用するプーリ圧及びセカンダリプーリ10bに作用するプーリ圧は、オイルポンプ3からの吐出圧を元圧としてバルブユニット40によって調圧される。
CVT10のセカンダリプーリ10bの出力軸8には、図示しない終減速ギア機構を介してディファレンシャル5が接続される。ディファレンシャル5には、ドライブシャフト7を介して駆動輪4が接続される。
オイルポンプ3は、エンジン1の回転がベルトを介して伝達されることによって駆動される。オイルポンプ3は、例えばベーンポンプによって構成される。オイルポンプ3は、オイルパン6に貯留されるオイルを吸い上げ、バルブユニット40にオイルを供給する。バルブユニット40に供給されたオイルは、バルブユニット40によって調圧され、各プーリ10a,10bの駆動や、前後進切替機構20の駆動、自動変速機TMの各要素の潤滑などに用いられる。
電動パーキングブレーキ80は、ブレーキキャリパ(図示せず)に取り付けられたモータ(図示せず)を備える。車両100が停車しているときに車室内に設けられたスイッチS1をONにすると、コントローラ50は、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けるようにモータを駆動する。電動パーキングブレーキ80は、スイッチS1を操作することによってパーキングブレーキを作動また解除できるだけでなく、スイッチS1を操作せずとも所定の条件に基づいて自動で作動または解除される自動パーキングブレーキとしても機能する。
コントローラ50は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ50は、複数のマイクロコンピュータで構成することも可能である。具体的には、コントローラ50は、自動変速機TMを制御するATCU、シフトレンジを制御するSCU、エンジン1の制御を行うECU等によって構成することもできる。なお、本実施形態における制御部とは、コントローラ50の後述する自動駐車制御及びパークロック制御を実行する機能を仮想的なユニットとしたものである。
コントローラ50には、エンジン1の回転速度を検出する第1回転速度センサ51、前後進切替機構20の入力回転速度(=トルクコンバータ2の出力回転速度)を検出する第2回転速度センサ52、前後進切替機構20の出力回転速度(=プライマリプーリ10aの回転速度)を検出する第3回転速度センサ53、CVT10の出力回転速度(=セカンダリプーリ10bの回転速度)を検出する第4回転速度センサ54、車速を検出する車速センサ55、CVT10のセレクトレンジ(P、D、N、Rレンジを切り替えるシフター9の状態)を検出するインヒビタスイッチ56、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ57、ブレーキの踏力を検出する踏力センサ58、路面の勾配を検出する勾配センサ59、後述するパーキングギア31の位置を検出する位置検出機構90、スイッチS1、及び後述する自動駐車スイッチS2等からの信号が入力される。コントローラ50は、入力されるこれらの信号に基づき、エンジン1、自動変速機TM等の各種動作を制御する。
また、コントローラ50は、図示しないパワーステアリング装置やブレーキを自動で操作する機能を有する。
次に、図2及び図3を参照して、前後進切替機構20の具体的な構成について説明する。
前後進切替機構20は、コントローラ50からの制御信号に基づいて切り替えられるセレクト用油圧アクチュエータ23(以下、「制御弁23」ともいう。)と、アクチュエータとしての電動モータ70と、シフター9によって選択されたシフトレンジに応じて駆動された電動モータ70によって位置が変更されるレンジセレクトバルブ24と、レンジセレクトバルブ24を位置決め保持するディテント機構60と、を備える。
制御弁23は、バルブユニット40とレンジセレクトバルブ24とを接続する流路25に設けられる。制御弁23は、例えば、3ポート型のソレノイドバルブによって構成される。制御弁23には、バルブユニット40によって調圧されたオイルが供給される。制御弁23は、コントローラ50からの信号によって、バルブユニット40から供給されたオイルを締結要素(前進クラッチ21または後進ブレーキ22)に供給する供給位置と、締結要素(前進クラッチ21または後進ブレーキ22)内のオイルをオイルパン6に排出する排出位置と、に切り替えられる。
レンジセレクトバルブ24は、スプール24aを備える。レンジセレクトバルブ24は、後述するディテントプレート61を介して電動モータ70に接続される。これにより、電動モータ70の回転に応じて、スプール24aの位置が切り替えられる。具体的には、スプール24aは、流路25からのオイルの流れを遮断するとともに、前進クラッチ21及び後進ブレーキ22とオイルパン6とが連通する中立位置(図2に示す位置)と、流路25と前進クラッチ21とが連通するとともに、後進ブレーキ22とオイルパン6とが連通する前進位置(図示せず)と、流路25と後進ブレーキ22とが連通するとともに、前進クラッチ21とオイルパン6とが連通する後進位置(図示せず)と、流路25からのオイルの流れを遮断し、前進クラッチ21及び後進ブレーキ22とオイルパン6とが連通する駐車位置(図3に示す位置)と、に切り替えられる。
ディテント機構60は、電動モータ70の回転軸71に固定されたディテントプレート61と、ディテントプレート61の外縁に形成された溝62〜65と、溝62〜65のいずれかに係合する係合部としての保持ピン66と、保持ピン66を保持し、保持ピン66を係合する溝62〜65の底部側に向かって付勢するディテントスプリング67と、を備える。ディテントスプリング67は、弾性を有する部材によって構成され、図示しないボディなどに固定される。
ディテントプレート61には、回転軸71を挟んで複数の溝62〜65と反対側に孔68が形成される。孔68には、スプール24aの端部が回動可能に連結される。これにより、ディテントプレート61の回転に伴ってスプール24aを移動させることができる。
溝62〜65は、各シフトレンジの位置に対応するように形成されている。具体的には、溝62がPレンジに、溝63がRレンジに、溝64がNレンジに、溝65がDレンジに対応する。
ディテントプレート61は、溝62〜65にディテントスプリング67によって付勢された保持ピン66が係合することで、その角度位置に保持される。ディテントプレート61は、レンジセレクトバルブ24のスプール24aに連結しているので、溝62〜65に保持ピン66が係合することで、レンジセレクトバルブ24のスプール24aの位置も保持される。つまり、ディテント機構60は、シフター9によって選択されたシフトレンジに対応する位置でレンジセレクトバルブ24のスプール24aの位置を保持する。
次に、パークロック機構30の具体的な構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。
パークロック機構30は、Pレンジが選択されたときに、CVT10(セカンダリプーリ10b)の出力軸8を機械的にロックする。コントローラ50は、シフトレンジがPレンジとPレンジ以外のレンジとの間で変更された場合に、パークロック機構30を制御して、パークロック、またはパークロック解除を行う。
パークロック機構30は、パーキングギア31と、パーキングポール32と、パークロッド33と、カム34と、位置検出機構90と、を備える。
パーキングギア31は、CVT10の出力軸8に固定され、出力軸8とともに回転または停止する。パーキングギア31の外縁部には、回転方向に沿って所定間隔をあけて複数の歯部31aが設けられる。パーキングポール32の先端に設けられたパークロック爪としての爪部32aが歯部31aと歯部31aとの間の溝31bに入り込むことで、パーキングギア31とパーキングポール32が係合状態になる。
パーキングポール32は、パークロッド33の動きに応じて支点32bを中心にして揺動する。パーキングポール32が揺動すると、パーキングギア31とパーキングポール32の爪部32aとの係合状態が変更される。パーキングポール32は、外力が作用していない状態では、捩りばね32cの付勢力によって、図2に示す位置(パーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の溝31bから外れた位置)に保持される。なお、本実施形態では捩りばね32cを用いているが、捩りばね32cを用いずにパーキングポール32の自重によって図2に示す位置に保持されるようにしてもよい。
図2に示すパーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の溝31bから外れた状態では、パーキングギア31に固定された出力軸8のロックが解除されており、パーキングギア31及び出力軸19は回転可能となっている。つまり、図2に示す状態では、パークロック機構30がパークロック解除状態であり、車両100の移動は規制されていない。
これに対し、図3に示すパーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の溝31bに入り込んだ状態、つまり、パーキングギア31とパーキングポール32の爪部32aとが係合した状態では、パーキングギア31に固定された出力軸8が機械的にロックされる。これにより、パークロック機構30がパークロック状態になり、車両100の移動が規制される。
パークロッド33の一端は、ディテントプレート61に回動可能に連結される。また、パークロッド33の他端には、カム34が取り付けられる。パークロッド33は、ディテントプレート61の移動に伴って、パーキングギア31とパーキングポール32とを係合させるパークロックポジションと、パーキングギア31とパーキングポール32との係合が解除される非パークロックポジションと、に移動する。
カム34は、パークロッド33の動きに応じてパーキングポール32を揺動させる。パークロッド33が図3に示されるパークロックポジションにある場合には、カム34が捩りばね32cの付勢力に抗してパーキングポール32を揺動させることで、パーキングギア31とパーキングポール32の爪部32aとが係合する。これに対し、パークロッド33が図2に示される非パークロックポジションにある場合には、パーキングポール32には、カム34からの押圧力が作用しない。これにより、パーキングポール32は、捩りばね32cの付勢力によって元の位置に戻され、パーキングギア31とパーキングポール32の爪部32aとの係合が解除される。
図4に示すように、位置検出機構90は、CVT10の出力軸8に設けられた円板状のロータ91と、ロータ91の回転方向に沿って設けられた複数の歯92と、歯92と歯92との間に設けられた溝94と、歯92及び溝94の通過を検出する検出器としての電磁ピックアップ93と、を備える。
ロータ91は、ロータ91の回転方向に所定間隔(所定の溝幅)T1毎に歯92が設けられた第1区間と、第1区間における間隔T1よりも広い間隔(所定の溝幅)T2で歯92が設けられた第2区間と、を備える。
溝94は、第1区間に設けられ所定間隔(所定の溝幅)T1となる第1溝94aと、第2区間に設けられ第1溝94aよりも回転方向に広い幅(間隔T2)で形成された第2溝94bと、を有する。第2溝94bは、角度原点(0°)を求めるためのものであり、少なくとも1か所設けられる。
電磁ピックアップ93は、歯92及び溝94に対向するように設けられる。電磁ピックアップ93としては、例えば、渦電流式変位センサが用いられる。電磁ピックアップ93は、出力軸8とともにロータ91が回転したときに、歯92及び溝94の通過を検出する。具体的には、電磁ピックアップ93と歯92の間のギャップが変化することで、電磁ピックアップ93からパルス状の信号が出力される。このように、本実施形態では、歯92、第1溝94a、及び第2溝94bが被検出部に相当する。
コントローラ50は、電磁ピックアップ93によって検出された信号を処理してパルス波形を生成し、この生成されたパルス波形から出力軸8の回転角θを推定する。なお、パーキングギア31は、出力軸8に固定されているので、回転角θはパーキングギア31の回転角(回転位置)に相当する。
コントローラ50は、生成されたパルス波形におけるパルスの数をカウントして、パーキングギア31(=出力軸8)が角度原点からどの程度回転したかを推定する。パルスは、ロータ91の歯92の位置に対応しているので、パルスの数をカウントすることにより、歯92が電磁ピックアップ93をどれだけ通過したかがわかる。
上述のように、歯92は、第1区間では所定間隔T1毎に設けられているので、通過した歯92(パルス)の数に間隔T1毎の角度を乗じることで、回転した角度を求めることができる。さらに、コントローラ50は、第2溝94bを通過したことを検出したときに、推定した回転角θが角度原点(0°)でなければ、その値を0°に補正する。
なお、図4に示す例では、溝94が異なる幅の溝(第1溝94a、第2溝94b)を有する場合を例に説明したが、溝94を全て同じ溝幅とし、歯92の1つを他とは異なる幅としてよい。この場合も、同様に角度原点(0°)を補正することができる。
コントローラ50は、車両100を自動で駐車スペースに駐車する自動駐車制御を実行することが可能である。ここで、本実施形態に適用される自動駐車制御の一例について説明する。
自動駐車制御とは、コントローラ50が車両100に搭載されたカメラ(図示せず)によって撮像された映像から駐車枠や車両100の周辺状況を認識し、アクセル、パワーステアリング装置、ブレーキ等を制御しながら、自動で指定された駐車枠内に車両100を移動させる制御である。本実施形態における自動駐車制御は、縦列駐車及び並列駐車のいずれにも適用可能である。また、前進駐車及び後進駐車のいずれにも適用可能である。
駐車場内において、ドライバーが自動駐車の実行を選択するための自動駐車スイッチS2を押すと、コントローラ50は、車両100に搭載されたカメラによって撮像された車両100の周辺映像から、駐車可能な駐車枠を抽出し、車内のタッチパネル式のディスプレーに駐車可能な駐車枠を表示させる。
ドライバーがディスプレーに表示された駐車可能な駐車枠の中から駐車させたい駐車枠を選択し、ディスプレーに表示された駐車開始のボタンを押すと、自動駐車が実行可能な状態になる。そして、ドライバーが、自動駐車スイッチS2を押すことにより自動駐車制御が開始される。
自動駐車制御では、コントローラ50は、障害物を認識するセンサ(図示せず)やカメラによって撮像された映像から駐車枠や車両100の周辺状況を認識し、アクセル、パワーステアリング装置、ブレーキを制御しながら選択された駐車枠内に、車両100を自動で移動させる。
なお、本実施形態では、自動駐車スイッチS2を押している間、自動駐車制御が実行され、自動駐車スイッチS2から手を離すと自動駐車制御が中断される。また、ドライバーによってブレーキが踏まれた場合にも自動駐車制御は中断される。
自動駐車制御によって、車両100が駐車枠内まで移動すると、コントローラ50は、パークロック制御を実行する。具体的には、コントローラ50は、自動でシフトレンジをPレンジに切り替えてパークロック機構30をパークロック状態にし、電動パーキングブレーキ80を作動させる。
ところで、上記自動駐車制御では、上述のように、コントローラ50がパークロック機構30をパークロック状態にしたときに、車両100の停止位置によっては、パーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の歯部31aの上に当たってしまうことがある。
この状態では、パークロック機構30をパークロック状態になっていないため、例えば、車両100が勾配のある路面で停止した場合には、車両100が動いてしまう。そして、車両100が若干動くと、パーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の溝31bと係合できる位置になり、パーキングギア31とパーキングポール32の爪部32aとが係合する。
しかしながら、自動駐車時では、ドライバーはブレーキペダルを踏んでいない。このため、車両100が一旦停車した直後に、車両100が若干の移動し、さらにその移動によってパーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の歯部31aの間に降りることでショックが発生すると、ドライバーに違和感を与える可能性がある。
そこで、本実施形態では、自動駐車制御を実行した際に、パークロック機構30をパークロック状態にしたときに生じるショックを抑制するような自動駐車制御を行う。
以下に、本実施形態における自動駐車制御について、図5を参照しながら説明する。なお、自動駐車制御は、コントローラ50にあらかじめ記憶されたプログラムに基づいて実行される。
図5は、本実施形態に係る自動駐車制御の流れを示すフローチャートである。まず、ステップS11において、駐車位置を決定する。具体的には、上述のように、ドライバーがディスプレーに表示された駐車可能な駐車枠の中から、駐車する駐車枠を選択し、ディスプレーに表示された駐車開始のボタンを押す。これにより、自動駐車制御が実行可能な状態になる。
ステップS12では、路面が勾配路であるか否かを判定する。具体的には、コントローラ50は、勾配センサ59によって検出された路面の勾配と、カメラによって撮像された駐車枠の位置とに基づいて、駐車枠内における車両100の進行方向の勾配が所定値以上であるか否かを判定する。勾配が所定値以上であれば、路面が勾配路であると判定して、ステップS13に進む。これに対し、勾配が所定値未満であれば、路面が勾配路ではないと判定して、ステップS20に進み、上述のような通常の自動駐車制御を実行する。
ステップS13では、自動駐車制御を開始する。具体的には、ドライバーが自動駐車スイッチS2を押すことにより、コントローラ50は、車両100を選択された駐車枠内へ移動させる駐車動作を開始する。
ステップS14では、パーキングギア31の回転位置を特定する。具体的には、上述のように、位置検出機構90によってパーキングギア31の回転位置を検出する。
ステップS15では、最終直進段階に入ったか否かを判定する。具体的には、コントローラ50は、自動駐車制御のスキーム(工程)における最後の直進走行段階に入ったか否かを判定する。本実施形態の自動駐車制御では、最終段階において、車両100を駐車枠内において真っ直ぐに駐車させるために、コントローラ50は、ステアリングの舵角が0になるようにステアリング装置を制御して、車両100を直進させる。
自動駐車制御が最終直進段階に入ったと判定されれば、ステップS16に進み、自動駐車制御が最終直進段階に入っていないと判定されれば、自動駐車制御が最終直進段階に入るまでステップS15の判定を繰り返す。
ステップS16では、最終停止位置を決定する。具体的には、コントローラ50は、カメラによって撮像された映像と、パーキングギア31の回転位置と、に基づいて、車両100が駐車枠内に収まる位置であって、パーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の歯部31aに当たらない位置、言い換えると、パーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の溝31bに入り込む位置を算出し、この位置を最終停止位置として決定する。
ステップS17では、最終停止位置への移動を開始する。具体的には、コントローラ50は、ブレーキ(必要に応じてアクセル)を制御して、決定した最終停止位置への移動を開始させる。
ステップS18では、最終停止位置に到達したか否かを判定する。具体的には、コントローラ50は、車速センサ55によって検出された車速から移動距離を算出して、車両100が最終停止位置へ到達したか否かを判定する。車両100が最終停止位置に到達したと判定されれば、ステップS19に進み、車両100が最終停止位置に到達していないと判定されれば、車両100が最終停止位置に到達するまで、ステップS18の判定を繰り返す。なお、最終停止位置へ到達したか否かをカメラによって撮像された映像に基づいて判定してもよい。そして、最終停車位置に到達した場合は、最終停車位置に停車する。
ステップS19では、シフトレンジをPレンジに切り替える。具体的には、コントローラ50は、電動モータ70を駆動して、ディテントプレート61を介してスプール24aを駐車位置(図3に示す位置)に切り替える。これにより、前進クラッチ21及び後進ブレーキ22とオイルパン6とが連通し、前進クラッチ21及び後進ブレーキ22が解放される。
このとき、電動モータ70の駆動によって、パークロッド33がパークロックポジションに移動する。パークロッド33がパークロックポジションに移動することで、カム34が捩りばね32cの付勢力に抗してパーキングポール32を揺動させ、パーキングポール32の爪部32aがパーキングギア31の溝31bに入り込み、パーキングポール32の爪部32aとパーキングギア31とが係合する。これにより、パークロック機構30がパークロック状態になる。
そして、コントローラ50は、自動駐車制御を終了し、ディスプレーに自動駐車が完了したことを表示する。
このように、本実施形態における自動駐車制御では、コントローラ50は、パークロック機構30にパークロック指示を行ったときに、パーキングポール32の爪部32aとパーキングギア31とが係合する位置にパーキングギア31が停止するように最終停車位置を決定する。これにより、最終停車位置に停車した後パークロックを行った際に、パーキングポール32の爪部32aとパーキングギア31とを確実に係合させることができる。よって、自動駐車時に、パーキングポール32の爪部32aとパーキングギア31が係合しないことに起因する車両100の移動やショックの発生を抑制し、ドライバーに違和感を与えることを抑制できる。
なお、上記制御では、ステップS11において路面が勾配路であるか否かを判定していたが、ステップS11における判定は行わなくてもよい。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
車両100は、パークロック爪(パーキングポール32の爪部32a)とパーキングギア31とが係合することでパークロック状態となるパークロック機構30を有する。
車両100を制御するコントローラ50は、パークロック機構30にパークロック指示を行ったときにパークロック爪(パーキングポール32の爪部32a)とパーキングギア31とが係合する位置にパーキングギア31が停止するように自動駐車時における最終停車位置を決定する制御部(コントローラ50)を有する。
パークロック爪(パーキングポール32の爪部32a)とパーキングギア31とが係合する位置にパーキングギア31が停止するように最終停車位置を決定することで、パークロック時に、パークロック爪(パーキングポール32の爪部32a)とパーキングギア31とを確実に係合させることができる。これにより、自動駐車時に、パーキングポール32の爪部32aとパーキングギア31が係合しないことに起因する車両100の移動やショックの発生を抑制し、ドライバーに違和感を与えることを抑制できる。また、最終停車位置は、コントローラ50がある程度の幅を持って選択可能なので、最終停車位置の決定をパーキングギア31の停止位置を基準として決定することで、パークロック爪(パーキングポール32の爪部32a)とパーキングギア31とがより確実に係合することになる(請求項1、5に対応する効果)。
制御部(コントローラ50)は、自動駐車制御における最終停車位置の決定を、自動駐車のスキーム(工程)における最後の直進時に行う。
自動駐車中は、何度か車両きりかえしが行われるため、自動駐車制御の終了が近づいた時期に最終停車位置を決定することで、最終停車位置の決定精度が向上する。特に、最後の直進(並列駐車であれば停車直前の後進、縦列駐車であれば停車直前の前進又は後進)で行うことで最終停車位置の決定精度が格段に向上する。これによりパークロック爪(爪部32a)とパーキングギア31との係合の確実性が増すことになる(請求項2に対応する効果)。
パーキングギア31、又は、パーキングギア31と連動する回転体(セカンダリプーリ10b、減速ギアなど)には、回転方向に沿って設けられ検出器(電磁ピックアップ93)によってパーキングギア31の位置を検出ための複数の被検出部(歯92または溝94)が形成されている。また、複数の前記被検出部(歯92または溝94)は、回転方向に所定間隔T1毎に設けられた第1被検出部(歯92または第1溝94a)と、第1被検出部(歯92または第1溝94a)と幅が異なる第2被検出部(歯92または第2溝94b)と、を有している。
制御部(コントローラ50)は、例えば、パーキングギア31の回転位置(位相情報)に基づき、パークロック爪(爪部32a)とパーキングギア31との係合する距離を算出して最終停車位置を決定する。このとき、パーキングギア31の回転位置(位相情報)を検出するための被検出部(歯92または溝94)として、第1被検出部(歯92または第1溝94a)と第1被検出部(歯92または第1溝94a)と幅が異なる第2被検出部(歯92または第2溝94b)とを設ける。これにより、初期位置(角度原点)を特定することができるので、最終停車位置の決定精度をより向上させることができる(請求項3に対応する効果)。
検出器(電磁ピックアップ93)は、回転体の回転速度を検出するセンサとして機能する。
検出器(電磁ピックアップ93)を例えば、CVT10の出力回転速度(=セカンダリプーリ10bの回転速度)を検出する第4回転速度センサ54と兼用することでコストを低減することができる(請求項4に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。また、上記実施形態と各変形例は適宜組み合わせ可能である。
上述の自動駐車に関する制御は、あくまで一例を示したにすぎず、上記パークロック機構の制御を実施できるものであれば、どのようなものであってもよい。
また、上記制御は、電気自動車や各種ハイブリッド自動車等にも適用可能である。
上記実施形態では、パークロック機構30に使用するアクチュエータとして電動モータ70を例に説明したが、各種パークバイワイヤシステムに適用できる。具体的には、アクチュエータは、油圧アクチュエータや電動リニアアクチュエータであってもよい。
また、位置検出機構90として、円板状のロータ91を用いたものを例に説明したが、これに代えて、円筒状のロータを用いてもよい。この場合には、外周面に、所定間隔の孔を空け、そのうちの1つの孔の回転方向における幅を他とは異なる幅にすればよい。
100 車両
10 CVT
20 前後進切替機構
30 パークロック機構
31 パーキングギア
31a 歯部
31b 溝
32 パーキングポール
32a 爪部(パークロック爪)
50 コントローラ(制御装置、制御部)
70 電動モータ
90 位置検出機構
91 ロータ
92 歯(被検出部)
93 電磁ピックアップ(検出器)
94 溝(被検出部)
TM 自動変速機

Claims (5)

  1. パークロック爪とパーキングギアとが係合することでパークロック状態となるパークロック機構を有する車両を制御する車両の制御装置であって、
    前記パークロック機構にパークロック指示を行ったときに前記パークロック爪と前記パーキングギアとが係合する位置に前記パーキングギアが停止するように自動駐車時における最終停車位置を決定する制御部を有することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載された車両の制御装置において、
    前記制御部は、前記自動駐車における前記最終停車位置の決定を、前記自動駐車のスキームにおける最後の直進時に行うことを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された車両の制御装置において、
    前記パーキングギア、又は、前記パーキングギアと連動する回転体には、回転方向に沿って設けられ検出器によって前記パーキングギアの位置を検出ための複数の被検出部が形成されており、
    前記複数の前記被検出部は、前記回転方向に所定間隔毎に設けられた第1被検出部と、前記第1被検出部と幅が異なる第2被検出部と、を有することを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項3に記載された車両の制御装置において、
    前記検出器は、前記回転体の回転速度を検出するセンサとして機能することを特徴とする車両の制御装置。
  5. パークロック爪とパーキングギアとが係合することでパークロック状態となるパークロック機構を有する車両を制御する車両の制御方法であって、
    前記パークロック機構にパークロック指示を行ったときに前記パークロック爪と前記パーキングギアとが係合する位置に前記パーキングギアが停止するように自動駐車時における最終停車位置を決定することを特徴とする車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021244428A1 (en) * 2020-06-04 2021-12-09 Ningbo Geely Automobile Research & Development Co., Ltd. A park lock assembly
EP4206050A4 (en) * 2020-08-31 2024-03-27 Great Wall Motor Co Ltd VEHICLE PARKING METHOD, VEHICLE PARKING APPARATUS, PARKING SYSTEM AND VEHICLE

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