JP2002144924A - 車両用自動変速装置 - Google Patents

車両用自動変速装置

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JP2002144924A JP2000349008A JP2000349008A JP2002144924A JP 2002144924 A JP2002144924 A JP 2002144924A JP 2000349008 A JP2000349008 A JP 2000349008A JP 2000349008 A JP2000349008 A JP 2000349008A JP 2002144924 A JP2002144924 A JP 2002144924A
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Yoshinori Taguchi
義典 田口
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憲司 十津
Yasuhiro Hosoi
泰宏 細井
Hiroshi Miyagawa
浩 宮川
Yoshie Miyazaki
剛枝 宮崎
Yoshiyuki Aoyama
義幸 青山
Yoshinori Ito
嘉規 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機の変速時におけるフィーリングの
向上と変速時間の短縮を図ること。 【解決手段】 自動変速機の変速時にはエンジンの出力
が設定制御モードにて減少制御された後に自動クラッチ
が断制御され(ステップ101,111,112,11
3,200)、自動変速機の非変速時にはエンジンの出
力がアクセルペダルの踏込量に応じて制御される(ステ
ップ101,102)ようにした車両用自動変速装置に
おいて、前記設定制御モードによる減少制御の速度(G
抜き制御速度)が車両の加速度Gに基づいて設定される
(ステップ107,108)ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用自動変速装
置、特に、エンジンに自動クラッチを介して接続された
自動変速機と、前記エンジンの出力を制御するエンジン
用アクチュエータと、前記自動クラッチの断接を制御す
るクラッチ用アクチュエータと、前記自動変速機の変速
段切換を制御する変速用アクチュエータと、前記各アク
チュエータの作動を制御する制御ユニットを備えた車両
用自動変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用自動変速装置は、例えば
実開昭61−139830号公報に示されていて、前記
各アクチュエータの作動が前記制御ユニットにより連係
制御されて前記自動変速機(トランスミッション)の変
速が自動的に行われ、前記自動変速機の変速時にはアク
セルペダルの踏込量に拘らず前記エンジンの出力が設定
制御モードにて減少制御(車両の加速度を小さくするた
めのG抜き制御)された後に前記自動クラッチが断制御
され、前記自動変速機の非変速時には前記エンジンの出
力がアクセルペダルの踏込量に応じて制御されるように
なっている。このため、自動変速機の変速に際して実行
される自動クラッチの断動作時にエンジン回転が吹き上
がる不具合は解消される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した設
定制御モードが可変でなければ、エンジンの出力は常に
同じモード(減少制御速度)にて減少制御される。この
ため、エンジンの出力を急に減少させるように設定する
(減少制御速度を大きな値に設定する)と、車両の加速
度変化が大きくて、乗員に不快感を与えるおそれがあ
る。一方、エンジンの出力を緩やかに減少させるように
設定する(減少制御速度を小さな値に設定する)と、車
両の加速度変化が小さくて変速時間が増大し、車両操作
性が低下するおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を解決するために、エンジンに自動クラッチを介して接
続された自動変速機と、前記エンジンの出力を制御する
エンジン用アクチュエータと、前記自動クラッチの断接
を制御するクラッチ用アクチュエータと、前記自動変速
機の変速段切換を制御する変速用アクチュエータと、前
記各アクチュエータの作動を制御する制御ユニットを備
え、前記各アクチュエータの作動が前記制御ユニットに
より連係制御されて前記自動変速機の変速が自動的に行
われ、前記自動変速機の変速時には前記エンジンの出力
が設定制御モードにて減少制御された後に前記自動クラ
ッチが断制御され、前記自動変速機の非変速時には前記
エンジンの出力がアクセルペダルの踏込量に応じて制御
されるようにした車両用自動変速装置において、前記設
定制御モードによる減少制御の速度が車両の加速度に基
づいて設定されるようにしたこと(請求項1に係る発
明)に特徴がある。
【0005】また、エンジンに自動クラッチを介して接
続された自動変速機と、前記エンジンの出力を制御する
エンジン用アクチュエータと、前記自動クラッチの断接
を制御するクラッチ用アクチュエータと、前記自動変速
機の変速段切換を制御する変速用アクチュエータと、前
記各アクチュエータの作動を制御する制御ユニットを備
え、前記各アクチュエータの作動が前記制御ユニットに
より連係制御されて前記自動変速機の変速が自動的に行
われ、前記自動変速機の変速時には前記エンジンの出力
が設定制御モードにて減少制御された後に前記自動クラ
ッチが断制御され、前記自動変速機の非変速時には前記
エンジンの出力がアクセルペダルの踏込量に応じて制御
されるようにした車両用自動変速装置において、低変速
段にて前記自動変速機の変速が行われるときには、前記
設定制御モードによる減少制御の速度が車両の加速度に
基づいて設定され、高変速段にて前記自動変速機の変速
が行われるときには、前記設定制御モードによる減少制
御の速度が前記アクセルペダルの踏込量に基づいて設定
されるようにしたこと(請求項2に係る発明)に特徴が
ある。
【0006】また、前記自動変速機が自動変速モードま
たは手動変速モードにて変速可能である場合には、自動
変速モードにて前記自動変速機の変速が行われるときに
設定される前記減少制御の速度が手動変速モードにて前
記自動変速機の変速が行われるときに設定される前記減
少制御の速度に比して小さな値に設定されるようにする
こと(請求項3に係る発明)が望ましい。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明による車両用自動変速装置
(請求項1に係る発明)においては、自動変速機の変速
が行われるとき、設定制御モードによる減少制御の速度
が車両の加速度に基づいて設定される。このため、車両
加速度が大きいときには、設定制御モードによる減少制
御速度が大きな値に設定される。したがって、自動変速
機の変速時間短縮が優先されて、車両の加速性を優先し
た素早い変速が行われる。また、車両加速度が小さいと
きには、設定制御モードによる減少制御速度が小さな値
に設定される。したがって、自動変速機の変速時間短縮
が優先されず、乗員に不快感を与えない滑らかな変速が
行われる。
【0008】また、本発明による車両用自動変速装置
(請求項2に係る発明)においては、低変速段にて自動
変速機の変速が行われるときには、設定制御モードによ
る減少制御の速度が車両の加速度に基づいて設定され
る。このため、車両加速度が大きいときには、設定制御
モードによる減少制御速度が大きな値に設定される。し
たがって、自動変速機の変速時間短縮が優先されて、車
両の加速性を優先した素早い変速が行われる。また、車
両加速度が小さいときには、設定制御モードによる減少
制御速度が小さな値に設定される。したがって、自動変
速機の変速時間短縮が優先されず、乗員に不快感を与え
ない滑らかな変速が行われる。
【0009】一方、高変速段にて自動変速機の変速が行
われるときには、設定制御モードによる減少制御の速度
がアクセルペダルの踏込量に基づいて設定される。した
がって、高変速段では低変速段と比較して、車両の加速
度が小さくて同加速度の計測値がノイズの影響をうけや
すく、制御精度を確保し難くなるところを、アクセルペ
ダルの踏込量に基づいて設定制御モードによる減少制御
速度が設定されるようにすることで、制御精度を確保す
ることができる。
【0010】また、本発明による車両用自動変速装置
(請求項3に係る発明)においては、自動変速モードに
て自動変速機の変速が行われるときに設定される減少制
御の速度が手動変速モードにて自動変速機の変速が行わ
れるときに設定される減少制御の速度に比して小さな値
に設定される。したがって、自動変速モードでの自動変
速機の変速では、滑らかな変速が行われ、手動変速モー
ドでの自動変速機の変速では、機敏な変速が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は車両の駆動系を概略的に
示していて、この駆動系では、エンジン10の出力部
(クランクシャフト)に組付けた自動クラッチ20と、
この自動クラッチ20を介してエンジン10に接続され
ている自動変速機30が、図3に示したシフトレバー4
1の操作に応じて電気制御装置50によって作動を制御
されるようになっている。
【0012】エンジン10は、エンジン用電動アクチュ
エータ11によって開閉されるスロットルバルブ12を
備えていて、エンジン用電動アクチュエータ11が電気
制御装置50によって作動を制御されることにより出力
が制御されるようになっている。また、エンジン10に
は、スロットルバルブ12の作動位置(すなわちバルブ
開度)を検出するスロットルセンサS12が設けられて
いて、このスロットルセンサS12からの検出信号が電
気制御装置50に入力するように、スロットルセンサS
12が電気制御装置50に接続(図示省略)されてい
る。
【0013】自動クラッチ20は、クラッチ用電動アク
チュエータ21によって揺動されるクラッチレバー22
を備えていて、クラッチ用電動アクチュエータ21が電
気制御装置50によって作動を制御されることによりク
ラッチレバー22の揺動が制御されて、機械式(乾燥単
板式)の摩擦クラッチ23の断・接(動力伝達の断続)
が制御されるようになっている。また、自動クラッチ2
0には、クラッチレバー22の揺動位置(すなわち摩擦
クラッチ23の係合状態)を検出するクラッチ係合セン
サS21が設けられていて、このクラッチ係合センサS
21からの検出信号が電気制御装置50に入力するよう
に、クラッチ係合センサS21が電気制御装置50に接
続(図示省略)されている。
【0014】自動変速機30は、図1及び図2に示した
ように、入力軸31と出力軸32を備えるとともに、3
対(6個)の変速ギヤ列(G1〜G5とGr)と3個の
スリーブ33,34,35を備えた前進5段・後進1段
の平行軸歯車式変速機であり、入力軸31にて摩擦クラ
ッチ23の出力部(クラッチディスク)に動力伝達可能
に連結され、出力軸32にて車軸(図示省略)に動力伝
達可能に連結されていて、シフト操作機構40の作動に
応じて各スリーブ33,34,35が軸方向に移動する
ことにより特定の変速ギヤ列(変速段)にて動力伝達可
能となっている。また、変速機30には、出力軸32の
回転数(車両の速度に相当する)を検出する回転センサ
S32が設けられていて、この回転センサS32からの
検出信号が電気制御装置50に入力するように、回転セ
ンサS32が電気制御装置50に接続(図示省略)され
ている。
【0015】図2の右方に配置された対の変速ギヤ列で
は、1速のギヤ列G1と4速のギヤ列G4が対向して設
けられていて、これらの間にはスリーブ33が設けられ
ている。また、図2の中央に配置された対の変速ギヤ列
では、2速のギヤ列G2と5速のギヤ列G5が対向して
設けられていて、これらの間にはスリーブ34が設けら
れている。また、図2の左方に配置された対の変速ギヤ
列では、3速のギヤ列G3とリバースのギヤ列Grが対
向して設けられていて、これらの間にはスリーブ35が
設けられている。
【0016】シフト操作機構40は、図3に示したシフ
トパターンに沿って操作されるシフトレバー41を備え
るとともに、スリーブ33を軸方向に押動する電動アク
チュエータ42とシフトフォーク43、スリーブ34を
軸方向に押動する電動アクチュエータ44とシフトフォ
ーク45、及びスリーブ35を軸方向に押動する電動ア
クチュエータ46とシフトフォーク47を備えていて、
各電動アクチュエータ42,44,46は電気制御装置
50によって作動を制御されるようになっている。な
お、各電動アクチュエータ42,44,46は、減速機
付モータと、このモータによって回転駆動されるピニオ
ンと、このピニオンに噛合して各シフトフォーク43,
45,47と一体的にシフト移動するラックによって構
成されている。
【0017】また、シフト操作機構40には、各スリー
ブ33,34,35の移動位置(すなわち各ギヤ列での
動力断続状態)を検出する各センサS42,S44,S
46が設けられていて、これら各センサS42,S4
4,S46からの検出信号が電気制御装置50に入力す
るように、各センサS42,S44,S46が電気制御
装置50に接続(図示省略)されている。
【0018】また、シフトレバー41の各シフト位置
(Nレンジ,Rレンジ,Dレンジ,Mレンジ,+レン
ジ,−レンジ)には、図3に示したように、シフトレバ
ー41の操作位置を検出する各センサSN,SR,S
D,SM,S1,S2が設けられていて、これら各セン
サSN,SR,SD,SM,S1,S2からの検出信号
が電気制御装置50に入力するように、各センサSN,
SR,SD,SM,S1,S2が電気制御装置50に接
続(図示省略)されている。
【0019】センサSNはシフトレバー41がNレンジ
(エンジン10の駆動力を変速機30の出力軸32に動
力伝達不能なニュートラルレンジ)に操作されたことを
検出するセンサである。また、センサSRはシフトレバ
ー41がRレンジ(リバースのギヤ列Grにて動力伝達
可能なリバースレンジ)に操作されたことを検出するセ
ンサである。また、センサSDはシフトレバー41がD
レンジ(自動変速モードで1速〜5速のギヤ列G1〜G
5にて動力伝達可能なドライブレンジ)に操作されたこ
とを検出するセンサである。
【0020】また、センサSMはシフトレバー41がM
レンジ(手動変速モードで1速〜5速のギヤ列G1〜G
5にて動力伝達可能なマニュアルレンジ)に操作された
ことを検出するセンサである。また、センサS1はシフ
トレバー41が+レンジ(シフトアップしたギヤ列にて
動力伝達可能なアップレンジ)に操作されたことを検出
するセンサである。また、センサS2はシフトレバー4
1が−レンジ(シフトダウンしたギヤ列にて動力伝達可
能なダウンレンジ)に操作されたことを検出するセンサ
である。
【0021】電気制御装置50は、周知のマイクロコン
ピュータを主要部とするものであり、図1に示したアク
セルセンサS60(アクセルペダル60の踏込量を検出
するセンサ)からの検出信号と、自動変速機30の出力
軸32の回転数を検出する回転センサS32からの検出
信号を受信するとともに、各電動アクチュエータ11,
21,42,44,46によって駆動される各部材の位
置を検出する各センサS12,S21,S42,S4
4,S46からの検出信号と、シフトレバー41の各シ
フト位置(Nレンジ,Rレンジ,Dレンジ,Mレンジ,
+レンジ,−レンジ)への操作状態を検出する各センサ
SN,SR,SD,SM,S1,S2からの検出信号を
受信して、図4および図5のフローチャートに対応した
プログラムの実行(イグニッションスイッチがONであ
るとき所定の微小時間毎に繰り返し実行される)によ
り、各センサからの検出信号に応じて各電動アクチュエ
ータ11,21,42,44,46の作動を制御するよ
うになっている。
【0022】次に、上記のように構成した本実施形態の
作動を図4および図5のフローチャートを参照して説明
する。車両が変速中でない状態(電気制御装置50にて
目標変速段を変える変速指令信号が出ていない非変速
時)では、クラッチON(係合状態)で目標変速段と実
変速段が同じであるため、図4のステップ101にて
「Yes」と判定されて、ステップ102のサブルーチ
ン「エンジン出力制御」が実行される。
【0023】ステップ102における「エンジン出力制
御」のサブルーチンでは、アクセルペダル60の踏込量
(アクセルセンサS60によって検出される)に応じ
て、スロットルバルブ12の開度がエンジン用電動アク
チュエータ11の作動によって制御されて、エンジン1
0の出力が制御される。
【0024】ステップ104では現状の変速段が低変速
段(前進の1段または2段)か否かが判定され、各ステ
ップ105,106では自動変速機30の変速モードが
自動か否かが判定される。また、ステップ107では低
変速段・自動変速モードでのG抜き制御速度(スロット
ルバルブ12の開度を設定制御モードに従って減少させ
てエンジン10の出力を減少させる制御時の速度)が車
両の加速度Gに基づいて演算され、ステップ108では
低変速段・手動変速モードでのG抜き制御速度が車両の
加速度Gに基づいて演算される。一方、ステップ109
では高変速段・自動変速モードでのG抜き制御速度がア
クセルペダル60の踏込量θに基づいて演算され、ステ
ップ108では高変速段・手動変速モードでのG抜き制
御速度がアクセルペダル60の踏込量θに基づいて演算
される。
【0025】ところで、ステップ107にて演算される
G抜き制御速度fga(G)の値は、ステップ109に
て演算されるG抜き制御速度faa(θ)の値に略等し
く、ステップ108にて演算されるG抜き制御速度fg
m(G)の値より所定量小さい値(遅い速度)とされて
いる。また、ステップ108にて演算されるG抜き制御
速度fgm(G)の値は、ステップ110にて演算され
るG抜き制御速度fam(θ)の値に略等しくされてい
る。
【0026】一方、車両が変速中である状態(クラッチ
OFFまたは目標変速段と実変速段が同じでない変速
時)では、図4のステップ101にて「No」と判定さ
れて、ステップ111が実行される。ステップ111の
実行時にG抜き制御が完了していないとき(後述するス
テップ112の目標スロットル開度が更新されていると
き)には、ステップ111にて「No」と判定されてス
テップ112,113が実行され、G抜き制御が完了し
ているとき(後述するステップ112の目標スロットル
開度が設定下限値に更新されたとき)には、ステップ1
11にて「Yes」と判定されてステップ200のサブ
ルーチン「変速制御」が実行される。
【0027】ステップ112では、設定制御モード(エ
ンジン10の出力をステップ107,108,109,
110にて予め設定した速度で減少制御させるもの)に
基づいて目標スロットル開度が演算されて設定下限値に
なるまで順次更新される。また、ステップ113では、
スロットルバルブ12がエンジン用電動アクチュエータ
11の作動によって制御されて、エンジン10の出力が
目標スロットル開度に応じて制御される。
【0028】一方、図5に示した「変速制御」のサブル
ーチンでは、ステップ201にてシフト抜き完了前か否
かが判定され、ステップ202にてクラッチ断完了前か
否かが判定される。また、ステップ203にてクラッチ
断制御が実行され、ステップ204にてスロットル閉じ
制御が実行される。また、ステップ205にてクラッチ
断維持制御が実行され、ステップ206にてシフト抜き
制御が実行され、ステップ207にてスロットル低開維
持制御が実行される。ステップ201では、各センサS
21,S42,S44,S46からの検出信号に基づい
て自動クラッチ20が断動作を完了し自動変速機30が
ニュートラル状態とされているか否かが判定される。ス
テップ202では、センサS21からの検出信号に基づ
いて自動クラッチ20が断動作を完了したか否かが判定
される。
【0029】また、ステップ203では、クラッチ用電
動アクチュエータ21が断作動して自動クラッチ20が
断動作する。ステップ204では、スロットルバルブ1
2がエンジン用電動アクチュエータ11によって予め設
定した閉じ制御モードに従って所定の低開度まで閉じら
れる。ステップ205では、クラッチ用電動アクチュエ
ータ21が断作動完了状態に維持されて自動クラッチ2
0が断状態に維持される。ステップ206では、変速用
の電動アクチュエータ42,44,46が自動変速機3
0を動力伝達状態からニュートラル状態とすべく作動し
てシフト抜きする。ステップ207では、スロットルバ
ルブ12がエンジン用電動アクチュエータ11によって
所定の低開度に維持される。
【0030】また、図5のステップ211にて、シフト
入れ完了前か否かが判定され、ステップ212にてクラ
ッチ断維持制御が実行され、ステップ213にてシフト
入れ制御が実行され、ステップ214にてスロットル低
開維持制御が実行される。また、ステップ215にて、
クラッチ係合完了前か否かが判定され、ステップ216
にてクラッチ接(係合)制御が実行され、ステップ21
7にてスロットル復帰制御が実行される。
【0031】ステップ211では、各センサS42,S
44,S46からの検出信号に基づいて自動変速機30
が動力伝達状態とされているか否かが判定される。ステ
ップ212では、クラッチ用電動アクチュエータ21が
断作動完了状態に維持されて自動クラッチ20が断状態
に維持される。ステップ213では、変速用の電動アク
チュエータ42,44,46が自動変速機30をニュー
トラル状態から変速指令によって指示された変速段で動
力伝達状態とすべく作動してシフト入れする。ステップ
214では、スロットルバルブ12がエンジン用電動ア
クチュエータ11によって所定の低開度に維持される。
【0032】また、ステップ215では、センサS21
からの検出信号に基づいて自動クラッチ20が係合動作
を完了したか否かが判定される。ステップ216では、
クラッチ用電動アクチュエータ21が接(係合)作動し
て自動クラッチ20が接(係合)動作する。ステップ2
17では、スロットルバルブ12がエンジン用電動アク
チュエータ11によって予め設定した復帰制御モードに
従ってアクセルペダル60の踏込量に対応する開度まで
戻される。
【0033】したがって、本実施形態においては、自動
変速機30の非変速時に図4のステップ101とステッ
プ102が実行されて、エンジン10の出力がアクセル
ペダル60の踏込量に応じて制御され、自動変速機30
の変速時に図4のステップ104以降の各ステップが適
宜に実行された後に、ステップ101とステップ111
とステップ112とステップ113とステップ200が
適宜に実行され、各アクチュエータ11,21,42,
44,46の作動が電気制御装置50により連係制御さ
れて自動変速機30の変速(G抜き制御を含む)が自動
的に行われる。
【0034】ところで、変速前の変速段が低変速段(前
進の1段または2段)である状態にて自動変速機30の
変速が行われるときには、ステップ107またはステッ
プ108にて示したように、設定制御モードによる減少
制御の速度(G抜き制御速度)が車両の加速度Gに基づ
いて設定される。このため、車両加速度Gが大きいとき
には、設定制御モードによる減少制御速度が大きな値に
設定される。したがって、自動変速機30の変速時間短
縮が優先されて、車両の加速性を優先した素早い変速が
行われる。また、車両加速度Gが小さいときには、設定
制御モードによる減少制御速度が小さな値に設定され
る。したがって、自動変速機30の変速時間短縮が優先
されず、乗員に不快感を与えない滑らかな変速が行われ
る。
【0035】一方、変速前の変速段が高変速段(前進の
3段または4段)である状態にて自動変速機30の変速
が行われるときには、ステップ109またはステップ1
10にて示したように、設定制御モードによる減少制御
の速度(G抜き制御速度)がアクセルペダル60の踏込
量θに基づいて設定される。したがって、高変速段では
低変速段と比較して、車両の加速度Gが小さくて同加速
度の計測値がノイズの影響をうけやすく、制御精度を確
保し難くなるところを、アクセルペダル60の踏込量θ
に基づいて設定制御モードによる減少制御速度が設定さ
れるようにすることで、制御精度を確保することができ
る。
【0036】また、本実施形態においては、自動変速モ
ードにて自動変速機30の変速が行われるときに設定さ
れる減少制御の速度(fga(G)またはfaa
(θ))が手動変速モードにて自動変速機の変速が行わ
れるときに設定される減少制御の速度(fgm(G)ま
たはfam(θ))に比して小さな値に設定される。し
たがって、自動変速モードでの自動変速機30の変速で
は、滑らかな変速が行われ、手動変速モードでの自動変
速機30の変速では、機敏な変速が行われる。
【0037】上記実施形態においては、図4のステップ
104を設けるとともに、ステップ106,109,1
10を設けて実施したが、車両の加速度Gの計測値が高
精度にて得られるような場合には、これらのステップを
無くして実施することも可能である。また、上記実施形
態においては、エンジン10の出力がスロットルバルブ
12の開度に応じて制御される車両に実施したが、エン
ジン10の出力がスロットルバルブ12の開度以外のも
の(例えば、燃料噴射ポンプによる燃料噴射量)に応じ
て制御される車両にも同様に実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による車両用自動変速装置を採用した
車両の駆動系を概略的に示す構成図である。
【図2】 図1に示した自動変速機の構成を概略的に示
す構成図である。
【図3】 図1及び図2に示した自動変速機を操作する
シフトレバーのためのシフトパターンを示す図である。
【図4】 図1に示した電気制御装置にて実行されるプ
ログラムのフローチャートである。
【図5】 図4に示した変速制御のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10…エンジン、11…エンジン用電動アクチュエー
タ、12…スロットルバルブ、20…自動クラッチ、2
1…クラッチ用電動アクチュエータ、22…クラッチレ
バー、23…摩擦クラッチ、30…自動変速機、31…
入力軸、32…出力軸、33,34,35…スリーブ、
G1,G2,G3,G4,G5,Gr…変速ギヤ列、4
0…シフト操作機構、41…シフトレバー、42,4
4,46…電動アクチュエータ、43,45,47…シ
フトフォーク、50…電気制御装置、60…アクセルペ
ダル、S12,S21,S32,S42,S44,S4
6,SN,SR,SD,S1,S2,S60…センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 61/04 F16H 61/04 // F16H 59:44 59:44 59:70 59:70 59:74 59:74 (72)発明者 清水 勝 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 田口 義典 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 十津 憲司 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 細井 泰宏 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 宮川 浩 愛知県刈谷市昭和町2丁目3番地 アイシ ン・エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 宮崎 剛枝 愛知県西尾市小島町城山1番地 アイシ ン・エーアイ株式会社内 (72)発明者 青山 義幸 愛知県西尾市小島町城山1番地 アイシ ン・エーアイ株式会社内 (72)発明者 伊藤 嘉規 愛知県額田郡幸田町深溝沢2 Fターム(参考) 3D041 AA31 AA53 AB01 AC01 AC15 AC18 AD04 AD10 AD18 AD23 AD31 AD32 AD33 AD35 AE04 AE07 AE16 AE35 AF01 3G093 AA05 BA03 BA15 CB06 DA06 DB10 EA09 EB00 EB02 EB03 EC01 FB03 3J552 MA04 MA13 MA18 NA01 NB01 PA02 PA20 RA02 SA26 SA27 SB02 UA03 UA08 VA74W VB01W VB04W VC03W VD02W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに自動クラッチを介して接続さ
    れた自動変速機と、前記エンジンの出力を制御するエン
    ジン用アクチュエータと、前記自動クラッチの断接を制
    御するクラッチ用アクチュエータと、前記自動変速機の
    変速段切換を制御する変速用アクチュエータと、前記各
    アクチュエータの作動を制御する制御ユニットを備え、
    前記各アクチュエータの作動が前記制御ユニットにより
    連係制御されて前記自動変速機の変速が自動的に行わ
    れ、前記自動変速機の変速時には前記エンジンの出力が
    設定制御モードにて減少制御された後に前記自動クラッ
    チが断制御され、前記自動変速機の非変速時には前記エ
    ンジンの出力がアクセルペダルの踏込量に応じて制御さ
    れるようにした車両用自動変速装置において、前記設定
    制御モードによる減少制御の速度が車両の加速度に基づ
    いて設定されるようにしたことを特徴とする車両用自動
    変速装置。
  2. 【請求項2】 エンジンに自動クラッチを介して接続さ
    れた自動変速機と、前記エンジンの出力を制御するエン
    ジン用アクチュエータと、前記自動クラッチの断接を制
    御するクラッチ用アクチュエータと、前記自動変速機の
    変速段切換を制御する変速用アクチュエータと、前記各
    アクチュエータの作動を制御する制御ユニットを備え、
    前記各アクチュエータの作動が前記制御ユニットにより
    連係制御されて前記自動変速機の変速が自動的に行わ
    れ、前記自動変速機の変速時には前記エンジンの出力が
    設定制御モードにて減少制御された後に前記自動クラッ
    チが断制御され、前記自動変速機の非変速時には前記エ
    ンジンの出力がアクセルペダルの踏込量に応じて制御さ
    れるようにした車両用自動変速装置において、低変速段
    にて前記自動変速機の変速が行われるときには、前記設
    定制御モードによる減少制御の速度が車両の加速度に基
    づいて設定され、高変速段にて前記自動変速機の変速が
    行われるときには、前記設定制御モードによる減少制御
    の速度が前記アクセルペダルの踏込量に基づいて設定さ
    れるようにしたことを特徴とする車両用自動変速装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の車両用自動変
    速装置において、前記自動変速機が自動変速モードまた
    は手動変速モードにて変速可能であり、自動変速モード
    にて前記自動変速機の変速が行われるときに設定される
    前記減少制御の速度が手動変速モードにて前記自動変速
    機の変速が行われるときに設定される前記減少制御の速
    度に比して小さな値に設定されるようにしたことを特徴
    とする車両用自動変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1447259A2 (en) 2003-02-14 2004-08-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power control apparatus and power control method for internal combustion engines
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