JP4185733B2 - 粘着式清掃具およびその保管用カバー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着テープロールを使用した清掃具本体と、清掃具本体の不使用時に粘着テープロールを保管する保管用カバーとからなる粘着式清掃具に関し、さらに詳しく言えば、清掃具本体を保管用カバー内にワンタッチで収納することができる粘着式清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、絨毯などに絡み付いた毛髪や埃などのごみは、電気掃除機で吸引除去しようとしても、なかなか上手に取ることができない。また、食べかすなど一寸したごみを取る場合、電気掃除機をいちいち取り出してきて清掃するのに面倒を覚えることがある。
【0003】
このような場合、粘着テープロールを使った粘着式清掃具は手軽で便利であり、各家庭などにおいて普及されている。図11(a)および(b)にその一例を示す。すなわち、この粘着式清掃具1は、粘着テープロール4を回転可能に支持する清掃具本体2と、同粘着テープロール4を収納する保管用カバー3とを備えている。
【0004】
粘着テープロール4は、紙製や樹脂製などの帯状テープの一方の面を粘着面とし、その粘着面を表側(外側)にして巻回したものであり、床などの被清掃面上を転がすことにより、ごみを簡単に取ることができる。
【0005】
通常、この種の粘着テープロール4はスペアテープは別として、専用の清掃具本体2に装着された状態で販売され、実際にはこの清掃具本体2を使って清掃に供される。この清掃具本体2は、一般的な構成として、粘着テープロール4を回転可能に支持するテープ支持部5を備え、このテープ支持部5には、先端に手によって把持されるグリップ部6を有する支持シャフト7が連結されている。
【0006】
また、この種の粘着式清掃具1には、不使用時に粘着テープロール4の粘着面を保護して保管しておくための保管用カバー3が付属されている。保管用カバー3は、例えば二つ割りの中空な半円筒体からなる第1カバー部材31および第2カバー部材32をヒンジ手段33を介して連結したものからなり、各カバー部材31,32を互いに付き合わせて形成されたテープ収納部34内に粘着テープロール3を保管するようにしたものが一般的である。
【0007】
この保管用カバー3に粘着テープロール4を収納するには、粘着テープロール4を各カバー部材31,32のヒンジ手段33に向けて押し当てることにより、各カバー部材31,32の開放端側が起き上がり、保管用カバー3内に粘着テープロール4がワンタッチで格納される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の保管用カバー3には、次のような問題があった。すなわち、この保管用カバー3は、対称形状の各カバー部材31,32をそれぞれ薄肉ヒンジからなるヒンジ手段33によって連結していたため、経年使用するにつれヒンジ手段33が弾性を失い、図11()に示すように、各カバー部材31,32の開口部がほぼ水平な状態にまで開いてしまう。
【0009】
そのため、水平状態になったままの各カバー部材31,32を起立させるためには、ヒンジ手段33に向けて粘着テープロール4を強く押し付けなくてはならず、軽い力でワンタッチで閉じることは困難であった。
【0010】
また、この粘着式清掃具1は保管用カバー3内に清掃具本体2を収納し、さらに保管用カバー3を覆うようにプラスチック製の図示しない陳列用カバーを被せた状態で出荷される。
【0011】
通常、この化粧カバーには、吊下陳列用のフック部が設けられおり、フック部を介して粘着式清掃具1を陳列棚に吊り陳列することができる。しかしながら、化粧カバーにフック部を設けるなどした場合、金型や部品工数が複雑になり、コスト高になることは否めない。
【0012】
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、清掃具本体をより簡単かつ清潔に保管用カバーに収納することができる粘着式清掃具を提供することにある。また、第2の目的として、吊下陳列することができる粘着式清掃具をより安価に生産する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本発明は、一方の面に粘着面を有する粘着テープをその粘着面が表側に向けて露出するように多重に巻回してなる粘着テープロールと、一端側に上記粘着テープロールを回転可能に支持するテープ支持部を備え、他端側に手によって把持されるグリップ部を有する支持シャフトとを含む清掃具本体と、内部に上記粘着テープロールが収納されるテープ収納部を有し、不使用時に上記粘着面を汚れから保護する保管用カバーとを備える粘着式清掃具において、
上記保管用カバーは、所定の設置面上に自立した状態で載置される脚部を有する第1カバー部材と、上記第1カバー部材に対して開閉可能に取り付けられる第2カバー部材とを有し、上記第1カバー部材は、上記脚部の片側に上記粘着テープロールを出し入れするための開口部を残して、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ円弧状に形成された第1保護板と、上記第1保護板の両端に円盤状として一体に形成された一対の第1端板とを有し、上記第2カバー部材は、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ半円弧状に形成され、上記第1カバー部材の開口部に開閉可能に取り付けられる第2保護板と、上記第2保護板の両端に一体に形成され、少なくともその一部が上記各第1端板と重なり合う一対の第2端板とを備え、上記第1カバー部材の各第1端板と上記第2カバー部材の各第2端板との間に、上記第2カバー部材を開閉可能に支持する軸支手段が設けられ、上記軸支手段が、上記各第1端板の中心軸線を中心とする同心円上に配置され、上記脚部側寄りかつ上記第2カバー側寄りの位置で上記中心軸線を通る垂直軸線に対して20〜70°の範囲内に設けられているとともに、上記第1および第2保護板の上端縁側には、上記各カバー部材を閉状態としたときに、上記支持シャフトの一部を挟み込んで支持する第1および第2支持板が互いに平行に立設されており、上記第2保護板側の上記第2支持板は上記第1保護板側の上記第1支持板よりも高く形成されていることを特徴としている。
【0014】
本発明によれば、上記軸支手段、上記各第1端板の中心軸線を中心とする同心円上に配置され、上記脚部側寄りかつ上記第2カバー側寄りの位置で上記中心軸線を通る垂直軸線に対して20〜70°の範囲内に設けられていることにより、第2カバー部材を開いたときの開口面積が最大となり、清掃具本体の取り出しおよび収納が簡単にかつワンタッチで行うことができる。
【0015】
位置が15°未満の場合は、第2カバー部材は半分しか開くことができず、清掃具本体を取り出すことが困難になる。逆に、軸位置が70°よりも大きい場合は、第2カバー部材は裏返るため、清掃具本体の取り出しは可能であるが、ワンタッチで収納することは困難となる。
【0016】
ここで、本発明のいう「開口部」とは、少なくとも未だ一度も未使用されていない状態、すなわち工場出荷状態における粘着テープロールが出し入れ可能な大きさの開口を言う。
【0017】
また、上記第1および第2保護板の上端縁側には、上記各カバー部材を閉状態としたときに、上記支持シャフトの一部を挟み込んで支持する第1および第2支持板が互いに平行に立設されており、上記第2保護板側の上記第2支持板は上記第1保護板側の上記第1支持板よりも長く形成されていることにより、テコの原理によって、より小さい力で第2カバー部材を開くことができる。
【0018】
各カバー部材の内面に粘着テープロールの粘着面が付着しないようにするためにも、上記各保護板の上記粘着面に対する対向面側には、所定間隔をもってリブが突設されていることが好ましい。
【0019】
また、上記保管用カバーの底部には、商品展示用の吊下手段が一体に設けられていることが好ましい。これによれば、出荷時に保管用カバーを覆う化粧カバーを簡素化することができ、より安価に粘着式清掃具を提供することができる。
【0020】
本発明には、保管用カバー自体の発明も含まれる。すなわち、一方の面に粘着面を有する粘着テープをその粘着面が表側に向けて露出するように多重に巻回してなる粘着テープロールをその支持具に取り付けた状態で、不使用時に上記粘着面を汚れから保護する保管用カバーにおいて、上記保管用カバーは、所定の設置面上に自立した状態で載置される脚部を有する第1カバー部材と、同第1カバー部材に対して開閉可能に取り付けられる第2カバー部材とを有し、上記第1カバー部材は、上記脚部の片側に上記粘着テープロールを出し入れするための開口部を残して、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ円弧状に形成された第1保護板と、同第1保護板の両端に一体に形成された一対の第1端板とを有し、上記第2カバー部材は、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ半円弧状に形成され、上記第1カバー部材の開口部に開閉可能に取り付けられる第2保護板と、上記第2保護板の両端に一体に形成され、少なくともその一部が上記各第1端板と重なり合う一対の第2端板とを備え、上記第1カバー部材の各第1端板と上記第2カバー部材の各第2端板との間に、上記第2カバー部材を開閉可能に支持する軸支手段が設けられていることを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の粘着式清掃具について図面を参照しながら説明する。図1〜図5は、本発明の一実施形態に係る粘着式清掃具の保管用カバーの正面図、背面図、平面図、底面図および左側面図で、図6は保管用カバーに清掃具本体を収納した状態の斜視図で、図7はカバーを開いた状態の分解斜視図である。なお、上述した図9に示した従来例と同一もしくは同一と見なされる箇所には同じ参照符号を付した。
【0022】
この粘着式清掃具10は、図7に示すように、粘着テープロール4を回転可能に支持する清掃具本体2と、同清掃具本体2に対して着脱自在に取り付けられる保管用カバー30とを備えている。
【0023】
清掃具本体2は、粘着テープロール4の巻芯に沿って挿入されるテープ支持部(テープ支持ローラ)21と、一端側で上記テープ支持部21を回転可能に軸支し、他端が手によって把持されるグリップ部23に連結された支持シャフト22とを備えている。
【0024】
粘着テープロール4は、帯状の粘着テープを粘着面が表側を向くように図示しない巻芯に沿って多重に巻回したものからなり、この実施形態において、ほぼ1周長毎に汚れた粘着テープを切り離すための図示しない切れ目が設けられている。
【0025】
本発明において、粘着テープの材質や形状、または切れ目の構造はあくまで任意的な構成要素であって、通常の絨毯・カーペット用のほか、フローリング用、畳用など被清掃面の仕様に応じて適宜変更可能である。
【0026】
支持シャフト22は、一端から他端にかけて所定形状に折曲もしくは湾曲された金属棒からなり、上記テープ支持部21を回転可能に軸支する軸支部221と、同軸支部221から粘着テープロール4の外形に沿ってほぼU字状に折り曲げられた湾曲部222と、同湾曲部222から折曲部223を介してほぼ直角に折り曲げられ、他端側がグリップ部23に接続されるステム224とから構成されている。
【0027】
この実施形態において、ステム224は入れ子式の伸縮ポールからなり、ステム224を伸縮することにより、ステム224の長さを約50〜100cmの範囲で調節することができる。
【0028】
また、このステム224の内部には、伸縮ポールの移動を規制するロック機構が内蔵されており、ステム224を所望の長さ位置で固定することができる。
【0029】
この実施形態において、ステム224は入れ子式の伸縮ポールを採用しているが、これ以外に、単なる一定長さの金属棒であってもよく、ステムの材質や構造については特に限定されない。
【0030】
グリップ部23は、合成樹脂の成型品からなり、手で把持しやすいように若干扁平な棒状体に形成されている。この実施形態において、グリップ部23の上端側には、例えばフックなどの吊下具に引っ掛けたり、紐を結ぶための吊下孔231が設けられている。
【0031】
保管用カバー30は、所定の設置面上に載置され、粘着テープロール4を出し入れ可能な開口部300を有する第1カバー部材31と、同第1カバー部材31の開口部300に対して開閉可能に取り付けられる第2カバー部材32とを有し、各カバー部材31,32はともにポリプロピレンなどの合成樹脂の成型品からなる。なお、本発明にはこの保管用カバー30自体の発明も含まれる。
【0032】
第1カバー部材31は、粘着テープロール4の粘着面に沿うように半円弧状に形成された第1保護板311と、第1保護板311の両端に一体に形成された一対の第1端板312,313とを有し、第1カバー部材31の底部には、この保管用カバー30を所定の設置面(例えば床面)に自立した状態で支持するための脚部314が一体に設けられている。
【0033】
第1保護板311の内周面には、粘着テープロール4の粘着面の貼り付きを防止するためのリブ315が軸方向に所定間隔もって複数、この実施形態では4カ所に立設されている。
【0034】
開口部300は、脚部314の片側から第1カバー部材31の上端に至るまで形成されており、少なくとも未だ一度も未使用されていない状態、すなわち工場出荷状態における粘着テープロールが出し入れ可能な大きさに設けられている。
【0035】
第1保護板311は、一端側が脚部314の底部に沿って脚の先端まで延設されている。他端側は、第2カバー部32を閉じた際に支持シャフト22を挟み込んで支持する支持部33の一方の支持板(第1支持板331)としてほぼ直角に折り曲げられている。
【0036】
各第1端板312,313は、粘着テープロール4の初期最大外径よりも大きな円盤状に形成され、第1保護板311の開口部300の側面を塞ぐように形成されている。
【0037】
この各第1端板312.313には、一方の軸受手段としての軸受孔316がそれぞれ相対位置に設けられており、各軸受孔316は、第2カバー部材32に設けられた回転軸326を軸支する。
【0038】
軸受孔316は、第1端板312,313の中心軸線を中心とする同心円上に配置され、その中心軸線を通る垂直軸線Lに対して所定角θ(好ましくは20°≦θ≦70°)ずらされた位置に設けられており、この実施形態ではより好ましい角度であるθ=40°の位置に設けられている。
【0039】
なお、軸位置が15°未満の場合は、図9(b)に示すように、第2カバー部材32は半分しか開くことができず、清掃具本体2を取り出すことが困難になる。逆に、軸位置が70°よりも大きい場合は、図9(c)に示すように、第2カバー部材32は裏返るため、清掃具本体2の取り出しは可能であるが、ワンタッチ収納は困難になる。
【0040】
各第1端板312,313の内面側には凸部317が設けられており、凸部317が第2端板322,323の外面に設けられた凹部327に係合することにより、第2カバー部材32を閉じた際に、第2カバー部材32の開閉をロックする。
【0041】
図5に示すように、各第1端板312,313と脚部314の付け根部には、第2カバー部材32の開き角を一定に保持するための保持手段35の一方を担う切欠部351が設けられている。
【0042】
切欠部351は、各第1端板312,313の外縁から内側に向けてほぼV字状に切り欠かれた切欠溝からなり、この切欠部351の頂部351aに後述する第2端板322,323の周縁に形成された保持リブ352の先端352aが当接することにより、第2カバー部材32がほぼ90°の開き角で保持される。
【0043】
図10に示すように、第1カバー部材32の底部に設けられた脚部314は、被設置面に対してほぼ平行な脚面318を有する立体台形状に形成されており、脚面318には、この粘着式清掃具1を商品陳列する際に吊下陳列するための吊下部34(吊下手段)が設けられている。
【0044】
この実施形態において、吊下部34は、脚面318の一部をコ字状に切り欠き、脚面318に対してほぼ垂直に引き起こし可能な切欠片341からなり、この切欠片341の切欠孔に図外の陳列棚のフック棒を差し込むことにより、逆様とした状態で吊下陳列することができる。
【0045】
この実施形態において、吊下部34は、コ字状に切り欠かれているが、L字状であってもよく、吊下陳列することができるものであれば、適宜仕様変更可能である。
【0046】
これによれば、保管用カバー全体を専用に成型された陳列用カバーで覆って陳列する必要はなく、使用方法などを印刷した単なる化粧フィルムなどを被せるだけで良く、陳列用カバーを用いない分、製造コストを安く抑えられる。
【0047】
この第1カバー部材31の開口部300に対して第2カバー部材32が開閉可能に取り付けられる。第2カバー部材32は、粘着テープロール4の粘着面に沿って半円弧状に形成された第2保護板321と、第2保護板321の両端を塞ぐように半円状に一体に形成された一対の第2端板322,323とを備え、全体が雨樋状に形成されている。
【0048】
第2保護板321の内周面には、粘着テープロール4の粘着面の貼り付きを防止するためのリブ325が軸方向に所定間隔もって複数、この実施形態では4カ所立設されている。
【0049】
図9(a)に示すように、第2保護板321は、第2カバー部材32を閉じた際に一端側が第1保護板311の内周面の一部と重なり合うように第1保護板311の内周面に沿って張り出されており、他端側が支持部33の第1支持板331と互いに平行に立設する第2支持板332としてほぼ直角に折り曲げられている。
【0050】
この実施形態において、第2支持板332の支持シャフト22との当接部分付近、この実施形態では中央部は、他の部分よりも高く形成されており、これによれば、支持シャフト22を傾けた際に、テコの原理によって第2カバー部材32を小さな力で開くことができる。
【0051】
各第2端板322,323には、他方の軸支手段としての回転軸326がそれぞれ相対位置に突設されており、この各回転軸326が第1カバー部材31の各軸受孔316に取り付けられる。
【0052】
各第2端板322,323の外周面には、上述した凸部317に係合される凹部327が互いに相対位置に設けられている。
【0053】
各第2端板322,323の外周縁には、各第1端板312,313の外縁に沿って当接する保持リブ352が形成されている。保持リブ352は、上述した各第1端板312,313の切欠部351の頂部351aに対して、その先端352aが当接することにより、第2カバー部材32が約90°の開き角で保持される。
【0054】
上述したように各カバー部材31,32の突き合わせ面には、支持シャフト22を挟み込んで支持する第1および第2支持板331,332が形成されているが、図3に示すように、支持部33にはさらに、各カバー部材31,32が互いに向き合った際に支持シャフト22を下側から支持する第1支持リブ333および第2支持リブ334とが設けられている。
【0055】
各支持リブ333,334は、各支持板331,332と各保護板311,321との折曲部付近から互いに接近する方向に向けて突設された板リブからなり、各支持リブ333,334の突き合わせ面のほぼ中央には、コ字状に切り欠かれた切欠部335,335が形成されている。
【0056】
切欠部335は、各カバー部材31,32が閉じた際にそれらが互いに連結して1つの引出孔を形成し、この引出孔から支持シャフト22の一部が保管用カバー30の外に引き出される。
【0057】
次に、本発明の粘着式清掃具1の使用手順について図8を参照して説明する。まず、清掃具本体2を保管用カバー30から取り出すに当たっては、図8の直立状態にある清掃具本体2のグリップ部23を手で把持して、支持シャフト22を第2カバー部材32の開方向(図8中では右方向)に軽く傾ける。
【0058】
支持シャフト22を傾けることにより、その一部が支持部33の第2支持板332を押圧する。このとき、第2支持板332は、当接部分が他の部分と比較して高く形成されているため、テコの原理によって、より小さい力で第2カバー部材32を開くことできる。
【0059】
清掃具本体2の使用後は、清掃具本体2に装着された粘着テープロール4で第2カバー部材32の第2保護板321の先端側、すなわち反第2支持板332側に押し付ける。
【0060】
粘着テープロール4を第2保護板321に押し付けると、第2保護板321は回転軸316を中心に回転し、第2支持板332側が持ち上げられる。このとき、若干勢いを付けて粘着テープロール4を押し付けることにより、第2支持板322側がよりスムーズに立ち上がり、各端板312,313(322,323)間に設けられて凸部317および凹部327が確実に係合され、支持シャフト22の移動が拘束される。
【0061】
このとき、各保護板311,321内には、保護リブ315,325が突設されているため、保護板311,321の内面に粘着面が付着せず、次回使用する時も無理なくワンタッチで開くことができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、粘着テープロールを回転可能に支持する清掃具本体と、同清掃具本体に対して着脱自在に取り付けられる保管用カバーとを備え、保管用カバーは、所定の設置面上に自立した状態で載置される脚部を有する第1カバー部材と、第1カバー部材に対して開閉可能に取り付けられる第2カバー部材とを有し、第1カバー部材および第2カバー部材が、所定の軸支手段によって開閉可能に設けられていることにより、清掃具本体の取出時には、十分な取出スペースが確保されるとともに、清掃具本体の収納時には、粘着テープロールを第2カバー部材の一部に押し当てることで、ワンタッチで清掃具本体を保管用カバーに収納することができる。
【0063】
また、各カバー部材の内面には、リブが所定間隔で複数設けられていることにより、収納時に第2カバー部材に押し当てた粘着テープロールの粘着面が各カバー部材の内面に付着しない。
【0064】
さらに、保管用カバーの底部には、商品展示用の吊下手段が一体に設けられていることにより、出荷時に保管用カバーを覆う化粧カバーを簡素化することができ、より安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る粘着式清掃具の保管用カバーの正面図。
【図2】上記保管用カバーの背面図。
【図3】上記保管用カバーの平面図。
【図4】上記保管用カバーの底面図。
【図5】上記保管用カバーの左側面図。
【図6】上記粘着式清掃具の斜視図。
【図7】保管用カバーから清掃具本体を取り出した状態の分解斜視図。
【図8】第2カバー部材の開閉動作を説明する説明図。
【図9】第2カバー部材の回転軸の配置を説明する説明図。
【図10】保管用カバーの底部に設けられた吊下手段を説明する斜視図。
【図11】従来の粘着式清掃具の斜視図および分解部分断面図。
【符号の説明】
1,10 粘着式清掃具
2 清掃具本体
21 テープ支持部
22 支持シャフト
23 グリップ部
30 保管用カバー
300 開口部
31 第1カバー部材
311 第1保護板
312,313 第1端板
314 脚部
315 リブ
316 軸受孔
317 凸部
318 脚面
32 第2カバー部材
321 第2保護板
322,323 第2端板
325 リブ
326 回転軸
327 凹部
33 支持部
331 第1支持板
332 第2支持板
333 第1支持リブ
334 第2支持リブ
335 切欠部
34 吊下部
341 切欠片
35 保持部
351 切欠部
352 保持リブ
4 粘着テープロール

Claims (4)

  1. 一方の面に粘着面を有する粘着テープをその粘着面が表側に向けて露出するように多重に巻回してなる粘着テープロールと、一端側に上記粘着テープロールを回転可能に支持するテープ支持部を備え、他端側に手によって把持されるグリップ部を有する支持シャフトとを含む清掃具本体と、
    内部に上記粘着テープロールが収納されるテープ収納部を有し、不使用時に上記粘着面を汚れから保護する保管用カバーとを備える粘着式清掃具において、
    上記保管用カバーは、所定の設置面上に自立した状態で載置される脚部を有する第1カバー部材と、上記第1カバー部材に対して開閉可能に取り付けられる第2カバー部材とを有し、
    上記第1カバー部材は、上記脚部の片側に上記粘着テープロールを出し入れするための開口部を残して、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ円弧状に形成された第1保護板と、上記第1保護板の両端に円盤状として一体に形成された一対の第1端板とを有し、
    上記第2カバー部材は、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ半円弧状に形成され、上記第1カバー部材の開口部に開閉可能に取り付けられる第2保護板と、上記第2保護板の両端に一体に形成され、少なくともその一部が上記各第1端板と重なり合う一対の第2端板とを備え、
    上記第1カバー部材の各第1端板と上記第2カバー部材の各第2端板との間に、上記第2カバー部材を開閉可能に支持する軸支手段が設けられ、上記軸支手段は、上記各第1端板の中心軸線を中心とする同心円上に配置され、上記脚部側寄りかつ上記第2カバー側寄りの位置で上記中心軸線を通る垂直軸線に対して20〜70°の範囲内に設けられているとともに、
    上記第1および第2保護板の上端縁側には、上記各カバー部材を閉状態としたときに、上記支持シャフトの一部を挟み込んで支持する第1および第2支持板が互いに平行に立設されており、上記第2保護板側の上記第2支持板は上記第1保護板側の上記第1支持板よりも高く形成されていることを特徴とする粘着式清掃具。
  2. 上記各保護板の上記粘着面に対する対向面側には、所定間隔をもってリブが突設されている請求項1に記載の粘着式清掃具。
  3. 上記保管用カバーの底部には、商品展示用の吊下手段が一体に設けられている請求項1または2に記載の粘着式清掃具。
  4. 一方の面に粘着面を有する粘着テープをその粘着面が表側に向けて露出するように多重に巻回してなる粘着テープロールをその支持具に取り付けた状態で、不使用時に上記粘着面を汚れから保護する保管用カバーにおいて、
    上記保管用カバーは、所定の設置面上に自立した状態で載置される脚部を有する第1カバー部材と、上記第1カバー部材に対して開閉可能に取り付けられる第2カバー部材とを有し、
    上記第1カバー部材は、上記脚部の片側に上記粘着テープロールを出し入れするための開口部を残して、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ円弧状に形成された第1保護板と、上記第1保護板の両端に円盤状として一体に形成された一対の第1端板とを有し、
    上記第2カバー部材は、上記粘着テープロールの周面に沿うようにほぼ半円弧状に形成され、上記第1カバー部材の開口部に開閉可能に取り付けられる第2保護板と、上記第2保護板の両端に一体に形成され、少なくともその一部が上記各第1端板と重なり合う一対の第2端板とを備え、
    上記第1カバー部材の各第1端板と上記第2カバー部材の各第2端板との間に、上記第2カバー部材を開閉可能に支持する軸支手段が設けられ、上記軸支手段が、上記各第1端板の中心軸線を中心とする同心円上に配置され、上記脚部側寄りかつ上記第2カバー側寄りの位置で上記中心軸線を通る垂直軸線に対して20〜70°の範囲内に設けられているとともに、
    上記第1および第2保護板の上端縁側には、上記各カバー部材を閉状態としたときに、上記支持シャフトの一部を挟み込んで支持する第1および第2支持板が互いに平行に立設されており、上記第2保護板側の上記第2支持板は上記第1保護板側の上記第1支持板よりも高く形成されていることを特徴とする保管用カバー。
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