JP4185331B2 - 矯正データ測定方法、測定装置、測定プログラム及び測定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

矯正データ測定方法、測定装置、測定プログラム及び測定プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、適正な矯正データを測定するための矯正データ測定方法、測定装置、測定プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、眼の矯正データを測定するための技術として、レフラクトメータによるS(球面度数)、C(乱視度数)、A(軸)の測定が行われている。また、最近は高次収差まで測定できる眼特性測定装置も開発され、レフラクトメータのような例えばφ3mmのリングなどのような線上のS、C、Aのみではなく、瞳孔径を様々な大きさにしたときの面上でのS、C、Aを低次収差から算出できるようになった。このような、眼特性測定装置は、特に屈折矯正手術後や病眼などにおいてはレフラクトメータより眼鏡・コンタクト等の処方値に近い値が算出されるようになった(例えば、特願2001−119145、特願2001−120002、特願2001−119086、特願2000−318534、等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の眼特性測定装置の他覚的算出結果と眼鏡・コンタクト・レンズ等の処方値には、まだなお差が生じる場合があり、S、C、Aの評価としては不十分な場合があった。
そこで、本発明は、高次収差まで測定できる眼特性測定装置で測定した結果において、高次収差を含む場合には、他覚的な完全矯正時にあたる低次収差を補正矯正データとせずに、例えばシュトレール比や位相ずれにより光学性能を評価し、シュトレール比が大きく、及び/又は、位相ずれが少なくなるような低次収差量を算出し、そのときのS、C、A等の補正矯正データを求めることでより最適な眼鏡・コンタクト等の処方値に近い矯正データを得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の解決手段によると、
演算部は、被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求める第1ステップと、
演算部は、高次収差が所定値以上であるかどうかを判断する第2ステップと、演算部は、高次収差が所定値以上である場合に、所定値以上の高次収差に応じた低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求める第3ステップと
を含む矯正データ測定方法、これら各ステップをコンピュータに実行させるための矯正データ測定プログラム及び矯正データ測定プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体が提供される。
【0005】
本発明の第2の解決手段によると、
第1受光部で得られた光束の傾き角に基づいて、ゼルニケ解析を行い被検眼の光学特性を求める演算部を備え、
上記演算部は、
被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求める第1手段と、
高次収差が所定値以上であるかどうかを判断する第2手段と、
高次収差が所定値以上である場合に、所定値以上の高次収差に応じた低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求める第3手段と
を有する矯正データ測定装置が提供される。
【0006】
本発明の第3の解決手段によると、
被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求めるステップと、
求められた低次収差と高次収差とから、ストレール比と位相シフト(PTF)との関係式を形成するステップと、
低次収差を変化させてストレール比を極大値に、かつ位相シフト(PTF)が略ゼロとなる条件を求め、その時の低次収差量を矯正値とするステップ
を含む矯正データ測定方法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
1. 眼光学特性測定装置
図1は、眼光学特性測定装置の光学系100の構成図である。
眼光学特性測定装置の光学系100は、対象物である被測定眼60の光学特性を測定する装置であって、第1照明光学系10と、第1受光光学系20と、第2受光光学系30と、共通光学系40と、調整用光学系50と、第2照明光学系70と、第2送光光学系80とを備える。なお、被測定眼60については、図中、網膜61、角膜62が示されている。
【0008】
第1照明光学系10は、例えば、第1波長の光束を発するための第1光源部11と、集光レンズ12とを備え、第1光源部11からの光束で被測定眼60の網膜(眼底)61上の微小な領域を、その照明条件を適宜設定できるように照明するためのものである。なお、ここでは、一例として、第1光源部11から発せられる照明用の光束の第1波長は、赤外域の波長(例えば、780nm)である。
【0009】
また、第1光源部11は、空間コヒーレンスが大きく、時間コヒーレンスが小さいものが望ましい。ここでは、第1光源部11は、例えば、スーパールミネッセンスダイオード(SLD)であって、輝度の高い点光源を得ることができる。なお、第1光源部11は、SLDに限られるものではなく、例えば、空間コヒーレンス、時間コヒーレンスが大きいレーザー等であっても、回転拡散板等を挿入し、適度に時間コヒーレンスを下げることで、利用することができる。さらに、空間コヒーレンス、時間コヒーレンスが小さいLEDであっても、光量さえ十分であれば、例えば、光路の光源の位置にピンホール等を挿入することで、利用することができる。
【0010】
第1受光光学系20は、例えば、コリメートレンズ21と、被測定眼60の網膜61から反射して戻ってくる光束(第1光束)の一部を、少なくとも、17本のビームに変換する変換部材であるハルトマン板22と、このハルトマン板22で変換された複数のビームを受光するための第1受光部23とを備え、第1光束を第1受光部23に導くためのものである。また、ここでは、第1受光部23は、リードアウトノイズの少ないCCDが採用されているが、CCDとしては、例えば、一般的な低ノイズタイプ、測定用の1000*1000素子の冷却CCD等、適宜のタイプのものを適用することができる。
【0011】
第2照明光学系70は、第2光源72と、プラチドリング71を備える。なお、第2光源72を省略することもできる。プラチドリング(PLACIDO’SDISC)71は、複数の同心輪帯からなるパターンの指標を投影するためのものである。なお、複数の同心輪帯からなるパターンの指標は、所定のパターンの指標の一例であり、他の適宜のパターンを用いることができる。そして、後述するアライメント調整が完了した後、複数の同心輪帯からなるパターンの指標を投影することができる。
【0012】
第2送光光学系80は、例えば、後述するアライメント調整及び座標原点、座標軸の測定・調整を主に行うものであって、第2波長の光束を発するための第2光源部31と、集光レンズ32と、ビームスプリッター33を備える。
【0013】
第2受光光学系30は、集光レンズ34、第2受光部35を備える。第2受光光学系30は、第2照明光学系70から照明されたプラチドリング71のパターンが、被測定眼60の前眼部又は角膜62から反射して戻ってくる光束(第2光束)を、第2受光部35に導く。また、第2光源部31から発せられ被測定眼60の角膜62から反射し、戻ってくる光束を第2受光部35に導くこともできる。なお、第2光源部31から発せられる光束の第2波長は、例えば、第1波長(ここでは、780nm)と異なると共に、長い波長を選択できる(例えば、940nm)。
【0014】
共通光学系40は、第1照明光学系10から発せられる光束の光軸上に配され、第1及び第2照明光学系10及び70、第1及び第2受光光学系20及び30、第2送光光学系80等に共通に含まれ得るものであり、例えば、アフォーカルレンズ42と、ビームスプリッター43、45と、集光レンズ44とを備える。また、ビームスプリッター43は、第2光源部31の波長を被測定眼60に送光(反射)し、被測定眼60の網膜61から反射して戻ってくる第2光束を反射し、一方、第1光源部11の波長を透過するようなミラー(例えば、ダイクロミックミラー)で形成される。ビームスプリッター45は、第1光源部11の光束を被測定眼60に送光(反射)し、被測定眼60の網膜61から反射して戻ってくる第1光束を、透過するようなミラー(例えば、偏光ビームスプリッター)で形成される。このビームスプリッター43、45によって、第1及び2光束が、互いに他方の光学系に入りノイズとなることがない。
【0015】
調整用光学系50は、例えば、後述する作動距離調整を主に行うものであって、第3光源部51と、第4光源部55と、集光レンズ52、53と、第3受光部54を備え、主に作動距離調整を行うものである。
【0016】
第3照明光学系90は、例えば、被検眼の固視や雲霧をさせるための視標を投影する光路を含むものであって、第3光源部(例えば、ランプ)91、固視標92、リレーレンズ93を備える。第3光源部91からの光束で固視標92を眼底61に照射することができ、被検眼60にその像を観察させる。固視標92と眼底61とが第3照明光学系90によって、共役な関係にある。
【0017】
第6駆動部915は、例えば、第3照明光学系90の固視標92を移動させるものであり、図示しない適宜の移動手段に対して信号(15)を出力すると共に、この移動手段を駆動する。これにより、第6駆動部915は、第3照明光学系90の固視標92の移動、調節を行うことができる。
【0018】
つぎに、アライメント調整について説明する。アライメント調整は、主に、第2受光光学系30及び第2送光光学系80により実施される。
【0019】
まず、第2光源部31からの光束は、集光レンズ32、ビームスプリッター33、43、アフォーカルレンズ42を介して、対象物である被測定眼60を略平行な光束で照明する。被測定眼60の角膜62で反射した反射光束は、あたかも角膜62の曲率半径の1/2の点から射出したような発散光束として射出される。この発散光束は、アフォーカルレンズ42、ビームスプリッター43、33及び集光レンズ34を介して、第2受光部35にスポット像として受光される。
【0020】
ここで、この第2受光部35上のスポット像を光軸上から外れている場合、眼光学特性測定装置本体を、上下左右に移動調整し、スポット像が光軸上と一致させる。このように、スポット像が光軸上と一致すると、アライメント調整は完了する。なお、アライメント調整は、被測定眼60の角膜62を第3光源部51により照明し、この照明により得られた被測定眼60の像が第2受光部35上に形成されるので、この像を利用して瞳中心が光軸と一致するようにしてもよい。
【0021】
つぎに、作動距離調整について説明する。作動距離調整は、主に、調整用光学系50により実施される。
まず、作動距離調整は、例えば、第4光源部55から射出された光軸付近の平行な光束を、被測定眼60に向けて照射すると共に、この被測定眼60から反射された光を、集光レンズ52、53を介して第3受光部54で受光することにより行われる。また、被測定眼60が適正な作動距離にある場合、第3受光部54の光軸上に、第4光源部55からのスポット像が形成される。一方、被測定眼60が適正な作動距離から前後に外れた場合、第4光源部55からのスポット像は、第3受光部54の光軸より上又は下に形成される。なお、第3受光部54は、第4光源部55、光軸、第3受光部54を含む面内での光束位置の変化を検出できればいいので、例えば、この面内に配された1次元CCD、ポジションセンシングデバイス(PSD)等を適用できる。
【0022】
つぎに、第1照明光学系10と第1受光光学系20との位置関係を説明する。第1受光光学系20には、ビームスプリッター45が挿入されており、このビームスプリッター45によって、第1照明光学系10からの光は、被測定眼60に送光されると共に、被測定眼60からの反射光は、透過される。第1受光光学系20に含まれる第1受光部23は、変換部材であるハルトマン板22を通過した光を受光し、受光信号を生成する。
【0023】
また、第1光源部11と被測定眼60の網膜61とは、共役な関係を形成している。被測定眼60の網膜61と第1受光部23とは、共役である。また、ハルトマン板22と被測定眼60の瞳孔とは、共役な関係を形成している。さらに、第1受光光学系20は、被測定眼60の前眼部である角膜62、及び瞳孔と、ハルトマン板22と略共役な関係を形成している。すなわち、アフォーカルレンズ42の前側焦点は、被測定眼60の前眼部である角膜62及び瞳孔と略一致している。
【0024】
また、第1照明光学系10と第1受光光学系20は、第1光源部11からの光束が、集光する点で反射されたとして、第1受光部23での反射光による信号ピークが最大となるように、連動して移動する。具体的には、第1照明光学系10と第1受光光学系20は、第1受光部23での信号ピークが大きくなる方向に移動し、信号ピークが最大となる位置で停止する。これにより、第1光源部11からの光束は、被測定眼60上で集光する。
【0025】
また、レンズ12は、光源11の拡散光を平行光に変換する。絞り14は、眼の瞳、あるいはハルトマンプレート21と光学的に共役の位置にある。絞り14は、径がハルトマンプレート21の有効範囲より小さく、いわゆるシングルパスの収差計測(受光側だけに目の収差が影響する方法)が成り立つ様になっている。レンズ13は、上記を満たすために、実光線の眼底共役点を前側焦点位置に、さらに、眼の瞳との共役関係を満たすために、後側焦点位置が絞り14と一致するように配置されている。
【0026】
また、光線15は、光線24とビームスプリッター45で共通光路になった後は、近軸的には、光線24と同じ進み方をする。但し、シングルパス測定のときは、それぞれの光線の径は違い、光線15のビーム径は、光線24に比べ、かなり細く設定される。具体的には、光線15のビーム径は、例えば、眼の瞳位置で1mm程度、光線24のビーム径は、7mm程度になることもある(なお、図中、光線15のビームスプリッター45から眼底61までは省略している)。
【0027】
つぎに、変換部材であるハルトマン板22について説明する。
第1受光光学系20に含まれるハルトマン板22は、反射光束を複数のビームに変換する波面変換部材である。ここでは、ハルトマン板22には、光軸と直交する面内に配された複数のマイクロフレネルレンズが適用されている。また、一般に、測定対象部(被測定眼60)について、被測定眼60の球面成分、3次の非点収差、その他の高次収差までも測定するには、被測定眼60を介した少なくとも17本のビームで測定する必要がある。
【0028】
また、マイクロフレネルレンズは、光学素子であって、例えば、波長ごとの高さピッチの輪帯と、集光点と平行な出射に最適化されたブレーズとを備える。ここでのマイクロフレネルレンズは、例えば、半導体微細加工技術を応用した8レベルの光路長差を施したもので、高い集光率(例えば、98%)を達成している。
【0029】
また、被測定眼60の網膜61からの反射光は、アフォーカルレンズ42、コリメートレンズ21を通過し、ハルトマン板22を介して、第1受光部23上に集光する。したがって、ハルトマン板22は、反射光束を少なくとも、17本以上のビームに変換する波面変換部材を備える。
【0030】
図2は、眼光学特性測定装置の電気系200の構成図である。眼光学特性測定装置に関する電気系200は、例えば、演算部210と、制御部220と、表示部230と、メモリ240と、第1駆動部250及び第2駆動部260とを備える。
【0031】
演算部210は、第1受光部23から得られる受光信号▲4▼、第2受光部35から得られる受光信号▲7▼、第3受光部54から得られる受光信号(10)を入力すると共に、座標原点、座標軸、座標の移動、回転、全波面収差、角膜波面収差、ゼルニケ係数、収差係数、ストレール比(Strehl比)、白色光MTF、ランドルト環パターン等を演算する。また、このような演算結果に応じた信号を、電気駆動系の全体の制御を行う制御部220と、表示部230と、メモリ240とにそれぞれ出力する。なお、演算210の詳細は後述する。
【0032】
制御部220は、演算部210からの制御信号に基づいて、第1光源部11の点灯、消灯を制御したり、第1駆動部250及び第2駆動部260を制御するものであり、例えば、演算部210での演算結果に応じた信号に基づいて、第1光源部11に対して信号▲1▼を出力し、プラチドリング71に対して信号▲5▼を出力し、第2光源部31に対して信号▲6▼を出力し、第3光源部51に対して信号▲8▼を出力し、第4光源部55に対して信号▲9▼を出力し、第5光源部91に対して、信号(11)を出力し、さらに、第1駆動部250及び第2駆動部260に対して信号を出力する。
【0033】
第1駆動部250は、例えば、演算部210に入力された第1受光部23からの受光信号▲4▼に基づいて、第1照明光学系10全体を光軸方向に移動させるものであり、図示しない適宜のレンズ移動手段に対して信号▲2▼を出力すると共に、このレンズ移動手段を駆動する。これにより、第1駆動部250は、第1照明光学系10の移動、調節を行うことができる。
【0034】
第2駆動部260は、例えば、演算部210に入力された第1受光部23からの受光信号▲4▼に基づいて、第1受光光学系20全体を光軸方向に移動させるものであり、図示しない適宜のレンズ移動手段に対して信号▲3▼を出力すると共に、このレンズ移動手段を駆動する。これにより、第2駆動部260は、第1受光光学系20の移動、調節を行うことができる。
【0035】
2.ゼルニケ解析
つぎに、ゼルニケ解析について説明する。一般に知られているゼルニケ多項式からゼルニケ係数C 2j−iを算出する方法について説明する。ゼルニケ係数C 2j−iは、例えば、ハルトマン板22を介して第1受光部23で得られた光束の傾き角に基づいて被検眼60の光学特性を把握するための重要なパラメータである。
被検眼60の波面収差W(X,Y)は、ゼルニケ係数C 2j−i、ゼルニケ多項式Z 2j−iを用いて次式で表される。
【0036】
【数1】
Figure 0004185331
【0037】
ただし、(X,Y)はハルトマン板22の縦横の座標である。
また、波面収差W(X,Y)は、第1受光部23の縦横の座標を(x、y)、ハルトマン板22と第1受光部23の距離をf、第1受光部23で受光される点像の移動距離を(△x、△y)とすると、次式の関係が成り立つ。
【0038】
【数2】
Figure 0004185331
【0039】
【0040】
【数3】
Figure 0004185331
【0041】
ここで、ゼルニケ多項式Z 2j−iは、以下の数式4及び数式5で表される。具体的には、図13に、(r,t)座標のゼルニケ係数の図、及び、図14に、(x,y)座標のゼルニケ係数の図をそれぞれ示す。
【0042】
【数4】
Figure 0004185331
【0043】
【0044】
【数5】
Figure 0004185331
【0045】
なお、ゼルニケ係数C 2j−iは、以下の数式6で表される自乗誤差を最小にすることにより具体的な値を得ることができる。
【0046】
【数6】
Figure 0004185331
【0047】
ただし、W(X、Y):波面収差、(X、Y):ハルトマン板座標、(△x、△y):第1受光部23で受光される点像の移動距離、f:ハルトマン板22と第1受光部23との距離、m:データ数。
演算部210は、ゼルニケ係数C 2j−iを算出し、これを用いて球面収差、コマ収差、非点収差等の眼光学特性を求める。
【0048】
3.ランドルト環
図3に、ランドルト環の説明図を示す。
以下に、ランドルト環の輝度分布関数Land(x,y)のデータの作成について説明する。
【0049】
ランドルト環は確認できる最小視角の逆数で表され、1分の視角を確認できる能力を、視力1.0という。例えば、確認できる最小視角が2分なら視力は1÷2で0.5、10分なら1÷10で0.1と定義されている。一般にランドルト環は、図に示すように外側のリングの大きさに対して1/5の大きさの隙間を空けたものを指標として用いる。
眼底に投影されるランドルト環の大きさdは、視力Vのときに
【0050】
【数7】
Figure 0004185331
(R: 瞳から像点(網膜)までの距離)
【0051】
で計算できる。この式とランドルト環の定義をもとにランドルト環の黒い部分を0、白い部分を1としてランドルト環の輝度分布関数Land(x,y)を作成する。作成された輝度分布関数Land(x,y)のデータはメモリ240に記憶され、演算部210により読み出され、所定の視力に対応して設定される。
【0052】
4.矯正データ測定方法
図4に、眼特性測定のフローチャートを示す。
まず、眼特性測定装置は、被検眼の瞳位置のX、Y、Z軸をアライメントする(S101)。次に、測定装置は、可動部の原点移動を行う(S103)。例えば、ハルトマン板やプラチドリング等をゼロディオプターに合わせる。演算部210は、測定された受光信号▲4▼、▲7▼及び/又は(10)に基づき、全波面収差、ゼルニケ係数等の眼球光学系データを測定する(S105)。演算部210は、矯正画像シミュレーションを行う(S107)。この詳細は後述する。演算部210は、矯正画像シミュレーションデータ表示部230及びメモリ240に出力する(S109)。
【0053】
図5に、上記ステップS107の矯正画像シミュレーションのフローチャートを示す。
演算部210は、最良画像条件を計算する(S201)。この詳細は後述するように、演算部210はストレール比が最大になるように、又は、位相シフトができる限りなくなるように、低次ゼルニケ係数を求め、補正矯正データを求める。補正矯正データとしては、例えば、デフォーカス(Defocus)にあたる係数、乱視成分、S、C、A、高次球面収差、高次非点収差、高次コマ収差、ストレール比等のうち適宜のデータが挙げられる。
演算部210は、最良画像条件時の波面収差W(x,y)を求め、そのW(x,y)から瞳関数f(x,y)を次式により計算する(S203)。
【0054】
【数8】
Figure 0004185331
【0055】
演算部210は、ランドルト環(又は任意の像)の輝度分布関数Land(x,y)をメモリ240を参照して計算する(S205)。演算部210は、Land(x,y)を2次元フーリエ変換して空間周波数分布FR(u,v)を求める(S207)。演算部210は、ランドルト環(又は任意の像)の空間周波数分布FR(u,v)と眼球の空間周波数分布OTF(u,v)を次式のように掛け合わせることで、眼の光学系通過後の周波数分布OR(u,v)を求める(S209)。
FR(u,v)×OTF(u,v)→OR(u,v)
【0056】
つぎに、演算部210は、OR(u,v)を2次元逆フーリエ変換してランドルト環(又は、任意の像)の輝度分布画像LandImage(X、Y)を求める(S211)。演算部210は、LandImage(X、Y)、PSF(X,Y)を表示部230に、図、グラフィックデータ、グラフ及び/又は数値等の適宜の表示方法で表示し、そのデータを適宜メモリ240に記憶する(S213)。演算部210は、補正矯正データを、必要に応じてメモリ240から読み出し、表示部230に出力する(S215)。
【0057】
以下に、上述のステップS201についての詳細フローチャートの第1例及び第2例を説明する。
図6に、最良画像条件計算の第1例についてのフローチャートを示す。
まず、演算部210は、分岐条件として各収差量RMS 2j−iの閾値を設定する(S401)。例えば、この閾値は、収差の十分小さい値(例、0.1)とすることができる。演算部210は、測定された検出波面からゼルニケの係数C 2j−iを算出し、次式により収差量RMS 2j−iに変換する(S403)。
【0058】
【数9】
Figure 0004185331
【0059】
演算部210は、RMS 2j−i(i>2)の値の少なくともひとつが閾値以上であるか否か判断する(S405)。ここでNoと判断された場合、ステップS419に進む。一方、ここでYesと判断されると次の処理を演算部210は実行する。
【0060】
すなわち、演算部210は、高次球面収差量R 、R ・・・の少なくともひとつが閾値以上であるか判断する(S407)。ここでYesの場合、演算部210は、ストレール比が最大となるように収差にデフォーカスにあたる係数(C )を変化させ(S409)、一方、Noの場合は、ステップS411に進む。つぎに、演算部210は、非対称である高次コマ様収差成分RMS 2j−i(i:奇数)の少なくともひとつが閾値以上であるか判断する(S411)。ここで、Yesの場合、演算部210は、ストレール比が最大となるように収差にデフォーカスにあたる係数(C )を変化させ(S413)、一方、Noの場合はステップS415に進む。さらに、演算部210は、高次非点収差量RMS 2j−i(i:偶数、かつ2j−i≠0)の少なくともひとつが閾値以上であるか判断する(S415)。ここで、Yesの場合、演算部210は、ストレール比が最大となるように収差に乱視成分(C −2、C )を加え(S417)、一方、Noの場合ステップS419に進む。
【0061】
こうして、演算部210は、収差からOTF(u,v)、PSF(X,Y)を算出し、さらにゼルニケ係数から補正矯正データ(デフォーカスにあたる係数、乱視成分、S、C、A、高次球面収差、高次非点収差、高次コマ収差、ストレール比等の適宜のデータ)を算出し、メモリ240に蓄えておく(S419)。
【0062】
なお、デフォーカス、乱視成分のうち所望の成分のみ補正するように、各ステップS407及びS409、S411及びS413,S415及びS417、の組のいずれかを省略してもよいし、また、これら以外の適宜の高次収差又はゼルニケ係数を補正するようにステップを追加してもよい。例えば、4次の球面収差が高次収差に主として含まれている場合に、低次収差に相当するデフォーカス量を増加させる方向に補正することで補正矯正データを得ることができる。
【0063】
つぎに、ステップS409、S413、S417の詳細処理について説明する。各ステップにおいて、演算部210は、次のように処理を実行する。
ゼルニケ係数から算出される他覚的な完全矯正時の波面は、次式で表される。
【0064】
【数10】
Figure 0004185331
【0065】
演算部210は、より最適な像面を求めるためにフローで1つ前に注目した高次収差量(RMS 、RMS ・・・)の閾値から高次収差量と同程度の収差量分の今注目している各ステップにおける低次ゼルニケ係数C 2j−i(1≦i≦2)を波面収差W(x,y)に加える。例えば、ステップS409ではC ステップS413ではC 、ステップS417ではC −2、C である。
【0066】
【数11】
Figure 0004185331
【0067】
さらに瞳関数f(x,y)は波面収差から以下のように求める。
f(x,y)=eikW(x,y)
(i:虚数、k:波数ベクトル(2π/λ)、λ:波長)
演算部210は、この瞳関数f(x,y)をフーリエ変換することにより点像の振幅分布U(u,v)が次式のように求める。
【0068】
【数12】
Figure 0004185331
(λ:波長
R:瞳から像点(網膜)までの距離
(u,v):像点Oを原点とし,光軸に直行する面内での座標値
(x,y):瞳面内の座標値 )
【0069】
演算部210は、U(u,v)とその複素共役を掛けて、次式により点像強度分布(PSF)であるI(u,v)を求める。
I(u,v)=U(u,v)U(u,v)
【0070】
また、ストレール比は、無収差(W(x,y)=0)のときのPSFの中心強度をI(0,0)とすると、
ストレール比=I(0,0)/I(0,0)
で定義されている。
第1の例では、演算部210は、ストレール比の値が最大になるような低次ゼルニケ係数Cij(1≦i≦2)の値を再帰的、或いは解析的に求める。
【0071】
つぎに、図7に、最良画像条件計算の第2の例についてのフローチャートを示す。
まず、演算部210は、分岐条件として各収差量RMS 2j−iの閾値を設定する(S501)。例えば、この閾値は、収差の十分小さい値(例、0.1)とする。
【0072】
演算部210は、測定された検出波面からゼルニケの係数C 2j−iを算出し、第1例で示した式により収差量RMS 2j−iに変換する(S503)。演算部210は、RMS 2j−i(i>2)の値の少なくともひとつが閾値以上であるか否か判断する(S505)。ここで、Noと判断された場合、ステップS519に進む。一方、ここでYesと判断されると次の処理を演算部210は実行する。
【0073】
すなわち、演算部210は、高次球面収差量R 、R ・・・の少なくともひとつが閾値以上であるか判断する(S507)。ここで、Yesの場合、演算部210は、位相シフトができる限りなくなるように収差にデフォーカスにあたる係数(C )を変化させ(S509)、一方、Noの場合は、ステップS511に進む。つぎに、演算部210は、高次コマ様収差成分RMS 2j−i(i:奇数)の少なくともひとつが閾値以上であるか判断する(S511)。ここで、Yesの場合、演算部210は、位相シフトができる限りなくなるように収差にデフォーカスにあたる係数(C )を変化させ(S513)、一方、Noの場合はステップS515に進む。さらに、演算部210は、高次非点収差量RMS 2j−i(i:偶数、かつj≠0)の少なくともひとつが閾値以上であるか判断する(S515)。ここで、Yesの場合、演算部210は、ストレール比が最大となるように収差に乱視成分(C −2、C )を加え(S517)、一方Noの場合ステップS519に進む。
【0074】
こうして、演算部210は、収差からOTF(u,v)、PSF(X,Y)を算出し、さらにゼルニケ係数から補正矯正データ(デフォーカスにあたる係数、乱視成分、S、C、A、高次球面収差、高次非点収差、高次コマ収差、ストレール比等の適宜のデータ)を算出し、メモリ240に蓄えておく(S519)。
【0075】
なお、デフォーカス、乱視成分のうち所望の成分のみ補正するように、各ステップS507及びS509、S511及びS513,S515及びS517、の組のいずれかを省略してもよいし、また、これら以外の適宜の高次収差又はゼルニケ係数を補正するようにステップを追加してもよい。
【0076】
つぎに、ステップS509、S513、S517の詳細処理について説明する。演算部210は、次のように処理を実行する。
まず、ステップS409、S413、S417の詳細処理で説明したように、演算部210はゼルニケ係数から算出される他覚的な完全矯正時の波面の式から、点像強度分布(PSF)を求める。つぎに、演算部210は、次式のように、PSFをフーリエ変換(又は自己相関)して規格化することによりOTFを求める。
【0077】
【数13】
Figure 0004185331
【0078】
一般に空間周波数領域の振幅と位相の分布R(r,s)は複素数になり、実数部A(r,s)、虚数部B(r,s)とすれば、
R(r,s)=A(r,s)+iB(r,s)
となり、位相のずれ(位相シフト、PTF)は、
【0079】
【数14】
Figure 0004185331
【0080】
で計算できる。第2の例では、演算部210は、このR(r,s)が極値を持つ値をできる限り高周波に持っていくような即ち、位相シフトができる限りなくなるような低次ゼルニケ係数C 2j−iの値を再帰的、或いは解析的に求める。
【0081】
なお、上述した最良画像条件計算の第1例及び第2例は、両方の処理を実行するようにしてストレール比が大きく且つ位相ずれが少ない条件を求めるようにしてもよい。
【0082】
5.表示例
図8は、最良画像表示−ストレール最適化(瞳径4mm)について、数値データとして、補正矯正データの球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度Axと、補正矯正前の測定値の球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度Axを表示している。この例では、高次収差成分が所定値以上あるため、補正矯正データと測定値との数値に差が生じている。
【0083】
図8は、最良画像表示−PTF最適化(瞳径4mm)について、数値データとして、補正矯正データの球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度Axと、補正矯正前の測定値の球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度Axを表示している。この例では、高次収差成分が所定値以上あるため、補正矯正データと測定値との数値に差が生じている。
【0084】
これらの図では、波面収差、PSF、OTF、OTF(二次元表示)、S、C、A、ランドルト環、指標の見え具合等が表示部に表示されている。
【0085】
図10は、補正前と補正後の比較(瞳径4mm)についての表示例を示す図である。この図では、補正前後の波面収差、ランドルト環の見え方、ストレール比が表示される。図示のように、ストレール比は補正後の方が高く、波面収差を比較的均一に近づけ、ランドルト環も比較的良く見えることが示される。
【0086】
図11に、眼鏡、コンタクト用の処方データ例(瞳径4mm)の説明図を示す。図12に、屈折矯正手術用データ例(瞳径4mm)の説明図を示す。
これら各データは、演算部210よりメモリ240に記憶され、及び/又は、表示部230に表示される。この例は、SCAのみを補正矯正データとする屈折矯正手術を行う場合のデータでは、補正矯正データ中Sの値を強くして、Cの値を弱くAの軸方向を若干変化させる矯正することにより、ストレール比が高くなり、矯正効果が高くなることが示される。
【0087】
本発明の変形例を以下に説明する。
この変形例は、図5のS201における最良画像条件の計算方法を変形したものである。
ヤコビアン行列Aのi行j列成分は、
【0088】
【数15】
Figure 0004185331
【0089】
である。ここで、f(x)は、ストレール比や適当な周波数に対応するPTFや、複数の周波数に対応するPTFの幾つかの値だったりする。また、ストレール比とPTFの組み合わせでもよい。またベクトルxは、調整可能なパラメータで、ここでは、球面度(またはそれに対応するデフォーカス)と2つの乱視が対応する。
【0090】
すでに、ストレール比やPTFの計算式は与えてある。ストレール比は、1が理想である。
(x)=f(hc,c ,c −2,c ) (2)
がストレール比を表すものとする。ここで、fは式(1)内の同表示の式を表す。
【0091】
また、例えばPTFとして、空間周波数が3cpd、6cpd、12cpd、18cpdに対応する値をとり、これは、0が理想であり、
(x)=fPTF3(hc,c ,c −2,c ) (3)
(x)=fPTF6(hc,c ,c −2,c ) (4)
(x)=fPTF12(hc,c ,c −2,c ) (5)
(x)=fPTF18(hc,c ,c −2,c ) (6)
としておく。式(2)、(3)、(4)、(5)、(6)で、hcは高次収差係数のベクトル、c は球面度に関連するデフォーカス項の係数、c −2、c は乱視に関係する項の係数である。hcは波面収差計側で与えられ、ここでは定数である。よって、残りの3つの係数をパラメータベクトルxとして適当に動かし、fを極小値に導くことがここでのタスクである。
【0092】
ここで、1式の偏微分は、パラメータをわずかに動かし変化表を作ることで、計算でき、この系でのヤコビアン行列が求められることになる。
【0093】
さて、ここでのタスクをもう一度言いなおすと、ヤコビアン、つまり偏微分係数の分かっている場合の、非線形の最適化をすれば良いので、ニュートン法系の最適化アルゴリズムを利用すれば、例題としては単純なので、解を得るのはたやすい。修正Marquardt法による具体的な解法を述べると、修正ベクトルΔxは、
(AWA+λI)Δx=AW(y−f(x)) (7)
によりもとめることができる。ここで、行列の肩のtは転置行列をあらわし、Wは重み行列である。yは最初の要素がストレールに対応し、あとはPTFの4成分に対応するので(1,0,0,0,0)とすればよい。λはダンピングファクターと呼ばれ、最初は大きめにとり、その後最適化の進み方で小さくしていく。
【0094】
【数16】
Figure 0004185331
【0095】
で、添え字はfの添え字に対応している。たとえば、ストレール比を重点的に最適化したいときは、wを大きくする、など、処方の目的にかなった、重み付けを自由にすることが可能である。式(7)を何回か適用し、
S=W(y−f(x)) (9)
が適当に小さくなったら(収束条件を満たしたら)計算をやめ、そのときのxを、解とする。これで、最適な球面度、2つの乱視度がもとめられたことになる。
【0096】
なお、最良画像条件計算は、ストレール比が極大または位相シフト(PTF)が略ゼロとなる位置を、デフォーカス量および/または乱視成分を微少量変化させながら、探すことにより行うこともできる。また良く知られているニュートンの方法を用いて、ストレール比が極大または位相シフト(PTF)が略ゼロとなる位置を求めるように構成することもできる。
【0097】
6.付記
本発明の矯正データ測定方法又は矯正データ測定の装置・システムは、その各手順をコンピュータに実行させるための矯正データ測定プログラム、矯正データ測定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、矯正データ測定プログラムを含みコンピュータの内部メモリにロード可能なプログラム製品、そのプログラムを含むサーバ等のコンピュータ、等により提供されることができる。
【0098】
被検眼の屈折力分布を示す測定データは、図1で示す光学系100により求めているがこれに限定されるものでなく、他のアベロメータ等により構成することができる。
【0099】
【発明の効果】
本発明は、以上のように、高次収差まで測定できる眼特性測定装置で測定した結果から、他覚的な完全矯正時にあたる高次収差のみの場合だけでなく、低次収差を付加した場合の、例えばシュトレール比や位相ずれにより光学性能を評価し、例えばシュトレール比が大きく、及び/又は、位相ずれが少なくなるような低次収差量を算出し、そのときのS、C、A等の補正矯正データを求めることでより自覚値に近い結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼光学特性測定装置の光学系100の構成図。
【図2】眼光学特性測定装置の電気系200の構成図。
【図3】ランドルト環の説明図。
【図4】眼特性測定のフローチャート。
【図5】ステップS107の矯正画像シミュレーションのフローチャート。
【図6】最良画像条件計算の第1例についてのフローチャート。
【図7】最良画像条件計算の第2の例についてのフローチャート。
【図8】最良画像表示−ストレール最適化(瞳径4mm)についての表示例を示す図。
【図9】最良画像表示−PTF最適化(瞳径4mm)についての表示例を示す図。
【図10】低次矯正と高次を加味した矯正の比較(瞳径4mm)についての表示例を示す図。
【図11】眼鏡、コンタクト用の処方データ例(瞳径4mm)の説明図。
【図12】屈折矯正手術用データ例(瞳径4mm)の説明図。
【図13】(r,t)座標のゼルニケ係数の図。
【図14】(x,y)座標のゼルニケ係数の図。
【符号の説明】
10 第1照明光学系
11、31、51、55 第1〜4光源部
12、32、34、44、52、53 集光レンズ
20 第1受光光学系
21 コリメートレンズ
22 ハルトマン板
23、35、54 第1〜3受光部
30 第2受光光学系
33、43、45 ビームスプリッター
40 共通光学系
42 アフォーカルレンズ
50 調整用光学系
60 被検眼
70 第2照明光学系
71 プラチドリング
80 第2送光光学系
100 眼科測定装置の光学系
200 眼科測定装置の電気系
210 演算部
220 制御部
230 表示部
240 メモリ
250 第1駆動部
260 第2駆動部

Claims (18)

  1. 演算部は、被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求める第1ステップと、
    演算部は、高次収差が所定値以上であるかどうかを判断する第2ステップと、演算部は、高次収差が所定値以上である場合に、所定値以上の高次収差に応じた低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求める第3ステップと
    を含む矯正データ測定方法。
  2. 上記第3ステップは、高次の球面収差又は非対称な高次のコマ様収差量が所定値以上である場合に、演算部が、デフォーカスに対応する低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項1に記載の矯正データ測定方法。
  3. 上記第3ステップは、高次の非点収差量が所定値以上である場合に、演算部が、乱視成分に相当する低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項1に記載の矯正データ測定方法。
  4. 上記第3ステップは、演算部が、ストレール比が高くなるように上記低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項2又は3のいずれか一つに記載の矯正データ測定方法。
  5. 上記第3ステップは、演算部が、位相ずれが少なくなるように上記低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の矯正データ測定方法。
  6. 演算部が求めた矯正データをメモリに記憶する又は表示部に表示する第4ステップをさらに含む請求項1に記載の矯正データ測定方法。
  7. 上記第4ステップは、演算部が求めた矯正データに基づき、ランドルト環又は任意の像の輝度分布画像を求め、表示部に表示することを含む請求項1に記載の矯正データ測定方法。
    に記載の矯正データ測定方法。
  8. 演算部は、被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求める第1ステップと、
    演算部は、高次収差が所定値以上であるかどうかを判断する第2ステップと、演算部は、高次収差が所定値以上である場合に、所定値以上の高次収差に応じた低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求める第3ステップと
    をコンピュータに実行させるための矯正データ測定プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
  9. 演算部は、被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求める第1ステップと、
    演算部は、高次収差が所定値以上であるかどうかを判断する第2ステップと、演算部は、高次収差が所定値以上である場合に、所定値以上の高次収差に応じた低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求める第3ステップと
    をコンピュータに実行させるための矯正データ測定プログラム。
  10. 第1受光部で得られた光束の傾き角に基づいて、ゼルニケ解析を行い被検眼の光学特性を求める演算部を備え、
    上記演算部は、
    被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求める第1手段と、
    高次収差が所定値以上であるかどうかを判断する第2手段と、
    高次収差が所定値以上である場合に、所定値以上の高次収差に応じた低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求める第3手段と
    を有する矯正データ測定装置。
  11. 上記第3手段は、高次の球面収差又は非対称な高次のコマ様収差量が所定値以上である場合に、上記演算部が、デフォーカスに対応する低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項10に記載の矯正データ測定装置。
  12. 上記第3手段は、高次の非点収差量が所定値以上である場合に、上記演算部が、乱視成分に相当する低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項10に記載の矯正データ測定装置。
  13. 上記第3手段は、上記演算部が、ストレール比が高くなるように上記低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項11又は12のいずれかに記載の矯正データ測定装置。
  14. 上記第3手段は、上記演算部が、位相ずれが少なくなるように上記低次収差量を変化させ、被検眼に相応しい適正な矯正データを求めることを特徴とする請求項11又は12のいずれか一つに記載の矯正データ測定装置。
  15. 上記演算部は、該演算部が求めた矯正データをメモリに記憶する又は表示部に表示する第4手段をさらに有する請求項10に記載の矯正データ測定装置。
  16. 上記第4手段は、上記演算部が求めた矯正データに基づき、ランドルト環又は任意の像の輝度分布画像を求め、表示部に表示することを含む請求項15に記載の矯正データ測定装置。
  17. 第1波長の光束を発する第1光源を有し、該第1光源からの第1照明光束で被検眼眼底付近に集光するように照明するための第1照明光学系と、
    被検眼眼底から反射した反射光束を少なくとも17本のビームに変換する第1変換部材及び第1変換部材で変換された複数の光束を第1受光信号として受光する第1受光部を有し、該反射光束を上記第1受光部に導く第1受光光学系と
    をさらに備え、
    上記演算部が、第1受光信号を測定データとして受け取り、第1受光部で得られた光束の傾きに基づいて、ゼルニケ解析を行い被検眼の光学特性である低次収差と高次収差を求めるように構成したことを特徴とする請求項10乃至16記載の矯正データ測定装置。
  18. 被検眼の屈折力分布を示す測定データを受け取り、その測定データに基づき低次収差と高次収差を求めるステップと、
    求められた低次収差と高次収差とから、ストレール比と位相シフト(PTF)との関係式を形成するステップと、
    低次収差を変化させてストレール比を極大値に、かつ位相シフト(PTF)が略ゼロとなる条件を求め、その時の低次収差量を矯正値とするステップ
    を含む矯正データ測定方法。
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