JP4184615B2 - 光起電力装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浸水による信頼性の低下を防ぐ機能を備える光起電力装置及び該光起電力装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光起電力装置は、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、該光起電力素子を被覆する保護層を形成し、該保護層に被覆されている光起電力素子を接着剤で基体に接着し、透光板及び保護層の端面を防水剤で被覆してなる。
【0003】
図5は、従来の光起電力装置の縦断面図である。
透光性の強化ガラス材を用いた透光板1の一面側に光起電力素子2が形成されており、該光起電力素子2はエポキシ樹脂を用いてなる液状の合成樹脂(例えばビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルスルホン硬化剤を添加したエポキシ樹脂)を用いて形成した保護層3に被覆してあり、該保護層3に被覆されている光起電力素子2は合成樹脂(例えばEVA)を用いた接着剤4で基体(例えば鋼板)5の一面に接着してある。
基体5の面積は保護層3及び透光板1の面積より大きく、防水剤(例えばシリコン樹脂)6は、透光板1、保護層3、及び接着剤4の端面並びに基体5の前記一面に塗布されている。
【0004】
以上のような光起電力装置は、保護層3で光起電力素子2を絶縁して保護し、防水剤6で水分の浸入による短絡、剥離、外見劣化等の品質の低下を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の光起電力装置は、保護層3を形成するために用いられる液状の合成樹脂の粘度が高いため、光起電力素子2を完全に被覆する前に前記合成樹脂が硬化することがあり、このとき保護層3と透光板1との間に間隙が生じ、前記間隙から水分が浸入して光起電力素子2が短絡し、出力が低下するというという問題があった。
【0006】
また、防水剤6は前記端面に塗布されるとき液状であり、液状の防水剤6が内部で発泡すること、又は液状の防水剤6の粘度が高いために防水剤6が前記端面を完全に覆う前に硬化することがあり、このとき防水剤6と前記端面との間に微細な間隙が生じ、該間隙が使用中に拡大した場合、該間隙から水分が浸入して透光板1と保護層3との間に剥離が生じ、外観が劣化するという問題もあった。
また、前記剥離によって生じた間隙から水分が浸入して、光起電力素子2が短絡し、出力が低下するというという問題もあった。
また、浸入した水分が保護層3に到達した場合、保護層3は微視的には細孔を多数含んでおり耐水性が低いため、該細孔から水分が浸入して光起電力素子2が短絡し、出力が低下するというという問題もあった。
【0007】
本発明は斯かる問題を解決するためになされたものであり、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いた防水層で保護層を被覆してあり、第2合成樹脂の被覆工程における粘度が、第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低いことにより、水分の浸入による短絡、剥離、外見劣化等の品質の低下を防止することができる光起電力装置を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、第1合成樹脂の主剤として用いられている合成樹脂に硬化剤を添加して第2合成樹脂を構成することにより、請求項1の要件を満たすことができる光起電力装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いた防水層で保護層を被覆することとし、第2合成樹脂の被覆工程における粘度を、前記第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低くすることにより、保護層の耐水性を向上することができる光起電力装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、液体状の第2合成樹脂の中に保護層を浸漬して防水層を形成することにより、保護層の耐水性を向上することができる光起電力装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、超音波を印加した液体状の第2合成樹脂の中に保護層を浸漬して防水層を形成することにより、保護層の耐水性を向上することができる光起電力装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いたフィルムを保護層に熱圧着して形成した防水層で保護層を被覆することにより、保護層の耐水性を向上することができる光起電力装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いたフィルムを真空雰囲気中で前記一面側に加圧して保護層に熱圧着して形成した防水層で保護層を被覆することにより、保護層の耐水性を向上することができる光起電力装置の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、第1合成樹脂の主剤として用いられている合成樹脂に硬化剤を添加して第2合成樹脂を構成することにより、請求項7又は請求項8の要件を満たすことができる光起電力装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る光起電力装置は、光起電力素子を、第1合成樹脂を用いてなる保護層で被覆してある光起電力装置において、前記保護層を第2合成樹脂を用いてなる防水層で被覆してあり、前記第2合成樹脂の被覆工程における粘度が、前記第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低いことを特徴とする。
【0012】
第2発明に係る光起電力装置は、前記第1合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ジアミノジフェニルメタンを硬化剤として用い、前記第2合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、イソホロンジアミン、ポリアミノアミド、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、無水フタル酸、無水メチルナジック酸、脂肪族ポリアミン、ジアミノジフェニルスルホン、ジシアンジアミド、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ノボラック型フェノール樹脂、イミダゾール類、及びBFモノエチルアミンよりなる群から選ばれた材料を硬化剤として用いることを特徴とする。
【0013】
第3発明に係る光起電力装置は、前記第1合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ジアミノジフェニルスルホンを硬化剤として用い、前記第2合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、イソホロンジアミン又はポリアミノアミドを硬化剤として用いることを特徴とする。
第4発明に係る光起電力装置の製造方法は、請求項1に記載の光起電力装置を製造する方法であって、光起電力素子を、第1合成樹脂を用いた保護層で被覆し、該保護層を、第2合成樹脂を用いた防水層で被覆するとき、前記第2合成樹脂の被覆工程における粘度を、前記第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低くすることを特徴とする。
【0014】
第5発明に係る光起電力装置の製造方法は、前記第2合成樹脂を液状にし、液状の第2合成樹脂の中に前記保護層を浸漬して防水層を形成することを特徴とする。
第6発明に係る光起電力装置の製造方法は、前記第2合成樹脂に超音波を印加することを特徴とする。
第7発明に係る光起電力装置の製造方法は、光起電力素子を、第1合成樹脂を用いた保護層で被覆し、第2合成樹脂を用いてなるフィルムを前記保護層に接触して熱圧着加工を行なって防水層を形成することとし、熱圧着工程における前記第2合成樹脂の粘度が、被覆工程における前記第1合成樹脂の粘度より低いことを特徴とする。
【0015】
第8発明に係る光起電力装置の製造方法は、透光板の一面側に前記光起電力素子を形成し、真空雰囲気中で前記一面側に加圧して前記熱圧着加工を行なうことを特徴とする。
第9発明に係る光起電力装置の製造方法は、前記第1合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ジアミノジフェニルメタンを硬化剤として用い、前記第2合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ポリアミノアミド、ジアミノジフェニルスルホン、ジシアンジアミド、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ノボラック型フェノール樹脂、イミダゾール類、及びBFモノエチルアミンよりなる群から選ばれた材料を硬化剤として用いることを特徴とする。
【0016】
第10発明に係る光起電力装置の製造方法は、前記第1合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ジアミノジフェニルスルホンを硬化剤として用い、前記第2合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ポリアミノアミドを硬化剤として用いることを特徴とする。
【0017】
第1発明にあっては、一面側に光起電力素子を形成してある透光板を備え、透光板の端面及び保護層の端面に防水剤を塗布してある場合であって、塗布されるときに液体状である防水剤の粘度が高いために防水剤が前記端面を完全に覆う前に硬化したとき、又は液体状の防水剤が内部で発泡したとき、防水剤と前記端面との間に微細な間隙が生じ、該間隙から水分が浸入した場合であっても、防水層が保護層を被覆することによって耐水性を向上しているため、保護層の内部に水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる。
【0018】
また、保護層と透光板との境界も防水層に覆われるため、透光板と保護層との間に剥離が生じることを防止でき、剥離による外見劣化を防止できる。
更に、水分の浸入によって透光板と保護層との間が剥離して間隙が生じることがないため、該間隙から水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる。
【0019】
第2発明又は第3発明にあっては、第1合成樹脂として従来用いられている主剤と硬化剤とを用い、第2合成樹脂として前記主剤と例えばポリアミノアミドからなる硬化剤とを用いることによって、第1発明の要件を満たすことができる。
【0020】
第4発明にあっては、第2合成樹脂は粘度が低く、保護層を完全に被覆する前に硬化することがないため、保護層の耐水性を向上して第1発明に記載の光起電力装置を製造し、該光起電力装置の効果を得ることができる。
また、第1合成樹脂の被覆工程における第1合成樹脂の粘度が高いために保護層を形成するとき保護層に生じる細孔、又は一面側に光起電力素子を形成してある透光板を備える場合に保護層と透光板との間に存在することがある間隙にも浸透することができるため、保護層の耐水性を向上して第1発明に記載の光起電力装置を製造し、該光起電力装置の効果を得ることができる。
【0021】
第5発明にあっては、第2合成樹脂で保護層の液体浸漬を行ない、第1合成樹脂の被覆工程における第1合成樹脂の粘度が高いために保護層を形成するとき保護層に生じる細孔に第2合成樹脂を浸透するため、保護層を覆って防水層を形成し、保護層の耐水性を向上することができる。
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂が浸透するため、保護層を覆って防水層を形成し、保護層の耐水性を向上することができる。
【0022】
第6発明にあっては、第1合成樹脂の被覆工程における第1合成樹脂の粘度が高いために保護層を形成するとき保護層に生じる細孔に第2合成樹脂が浸透し易くなるため、液体浸漬の効果を高めて、保護層の耐水性をより確実に向上することができる。
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂が浸透し易くなるため、液体浸漬の効果を高めて、保護層の耐水性をより確実に向上することができる。
【0023】
第7発明にあっては、第1合成樹脂の被覆工程における粘度が高く、形成された保護層に細孔が生じている場合、例えば公知のラミネート装置を用いて、前記細孔に第2合成樹脂を浸透するため、保護層を被覆する防水層を形成することができ、保護層の耐水性を向上することができる。
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成する場合、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂を浸透するため、保護層を被覆する防水層を形成することができ、保護層の耐水性を向上することができる。
【0024】
また、透光板の端面及び保護層の端面に防水剤を塗布してある場合であって、塗布されるときに液体状である防水剤の粘度が高いために防水剤が前記端面を完全に覆う前に硬化したとき、又は液体状の防水剤が内部で発泡したとき、防水剤と前記端面との間に微細な間隙が生じ、該間隙から水分が浸入した場合であっても、防水層が保護層を被覆することによって耐水性を向上しているため、保護層の内部に水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる光起電力装置を製造することができる。
また、保護層と透光板との境界も防水層に覆われるため、透光板と保護層との間に剥離が生じることを防止でき、剥離による外見劣化を防止できる光起電力装置を製造することができる。
【0025】
更に、水分の浸入によって透光板と保護層との間が剥離して間隙が生じることがないため、該間隙から水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる光起電力装置を製造することができる。
【0026】
第8発明にあっては、第1合成樹脂の被覆工程における粘度が高く、形成された保護層が細孔を多数含んでいる場合、前記細孔に第2合成樹脂が浸透し易くなり、また、透光板の一面側に光起電力素子を形成する場合、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂が浸透し易くなるため、熱圧着の効果を高めて保護層の耐水性をより確実に向上することができる。
【0027】
第9発明又は第10発明にあっては、第1合成樹脂として従来用いられている主剤と硬化剤とを用い、第2合成樹脂として前記主剤と例えばポリアミノアミドからなる硬化剤とを用いることによって、第7発明又は第8発明の要件を満たすことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1(a)〜(d)は、本発明の実施の形態1に係る光起電力装置の製造方法の説明図である。
【0029】
透光性の強化ガラス材を用いた矩形の透光板1の一面に、透明電極膜、半導体膜、及び金属電極膜を形成して夫々エッチング処理を行ない、透光板1の面積より小さい面積を有する光起電力素子2を形成する。該光起電力素子2及び該光起電力素子2が形成されている前記一面に、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルスルホン硬化剤を20〜30(phr )添加した液状の第1合成樹脂を塗布して保護層3を形成し、該保護層3を約200℃で4時間程度加熱して硬化させることによって前記光起電力素子2を被覆して保護する。
このとき、保護層3には微細な細孔が複数生じ、また、保護層3と透光板1との間に間隙が生じる場合がある(図1(a))。
【0030】
次に、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂に、例えばイソホロンジアミン硬化剤を20〜30(phr )添加して前記液状の第1合成樹脂よりも粘度が低い150℃の液状の第2合成樹脂7aとなし、該第2合成樹脂7aを満たした水槽8aと超音波振動発生装置8bとを備える防水層形成装置8を用い、保護層3及び透光板1を第2合成樹脂7aの中に浸漬し、該第2合成樹脂7aに超音波を印可し、第2合成樹脂7aの前記細孔及び前記間隙への浸透を促進する。このとき、透光板1の全部を浸漬する必要はない(図1(b))。
該第2合成樹脂7aを架橋して硬化し、保護層3及び該保護層3と透光板1との境界を被覆して防水する防水層7を形成する(図1(c))。
【0031】
防水層7及び保護層3に被覆されている光起電力素子2を、合成樹脂(例えばEVA)を用いた接着剤4で基体(例えば鋼板)5の一面に接着する。
基体5の面積は、防水層7に被覆された保護層3及び透光板1の面積より大きく、防水層7及び接着剤4の端面並びに基体5の前記一面を例えばシリコン樹脂を用いた防水剤6で覆う。(図1(d))
【0032】
以上のような方法で製造された光起電力装置は、保護層3で光起電力素子2を絶縁して保護し、防水剤6で水分の浸入による短絡、剥離、外見劣化等の品質の低下を防止し、浸入した水分が保護層3に到達した場合であっても、前記細孔を防水層6が被覆しているため、前記細孔から水分が浸入して光起電力素子2が短絡し、出力が低下することを防止できる。
また、防水剤6と透光板1の端面又は保護層3の端面との間に微細な間隙が存在しているとき、該間隙から水分が浸入した場合であっても、防水層7が保護層3を被覆することによって保護層3と透光板1との境界の端部を防水層7が被覆しているため、透光板1及び保護層3との間に剥離が生じることを防止でき、剥離による外見劣化を防止できる。
【0033】
また、水分の浸入によって透光板1と保護層3との間が剥離して間隙が生じることがないため、該間隙から水分が浸入して光起電力素子2が短絡し、出力が低下することを防止できる。
なお、第2合成樹脂7aは、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂に、ポリアミノアミド硬化剤を60〜120(phr )添加しても良い。
【0034】
図2は、本発明の実施の形態1に係る光起電力装置の屋外暴露時間と光起電力素子の規格化出力との関係を示すグラフ、図3は、該光起電力装置の屋外暴露後の規格化出力と該規格化出力を出力する前記光起電力装置の発生頻度との関係を示すグラフである。
図2の横軸は、本発明の光起電力装置又は従来の光起電力装置の屋外暴露時間(日)であり、縦軸は規格化された最大出力Pmax (a.u.)である。図2より、従来の光起電力装置は暴露時間の増加に伴い規格化Pmax が急激に低下し、屋外暴露時間100日の時点で0.2a.u.となる。一方、本発明の光起電力装置は暴露時間の増加にかかわらず約0.8a.u.を保っていることがわかる。
【0035】
図3の横軸は、本発明の光起電力装置又は従来の光起電力装置を複数100日間屋外暴露を施し、暴露後の光起電力装置が出力する規格化Pmax であり、縦軸は、暴露後に同一の規格化Pmax を出力する本発明の光起電力装置又は従来の光起電力装置の発生頻度である。
図3より、100日屋外暴露後に規格化Pmax 0.85以上を保っている従来の光起電力装置は全体の約65%であり、本発明の光起電力装置は約85%である。また、100日屋外暴露後に規格化Pmax 0.6以下である従来の光起電力装置は全体の約20%存在するが、本発明の光起電力装置は約95%が100日屋外暴露後に規格化Pmax 0.8以上を保っていることがわかる。
【0036】
以上のことから、本発明の光起電力装置は水分の浸入による出力低下が防止されており、僅かに生じる出力低下は製造に用いられた合成樹脂の特性、又は膜厚分布等が原因であると考えられる。
【0037】
実施の形態 2.
図4(a)〜(d)は、本発明の実施の形態2に係る光起電力装置の製造方法の説明図である。
実施の形態1と同様にして、透光板1の一面に光起電力素子2を形成し、液状の第1合成樹脂を用いて形成した保護層3によって前記光起電力素子2を被覆して保護する(図4(a))。
【0038】
次に、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂に、例えばポリアミノアミド硬化剤を60〜120(phr )添加して、熱圧着工程における条件下で前記液状の第1合成樹脂よりも粘度が低くなるように調整し、シート状に形成して第2合成樹脂71aとなし、該第2合成樹脂71aを保護層3に積層する。
このとき、例えば上側にダイアフラム、下側に熱板を有する公知のラミネート装置を用い、100℃の真空雰囲気中で1kg/cm2の圧力(荷重)を印可する防水層形成装置81となし、前記熱板上に透光板1を置いて、ダイアフラムによって垂直に圧力を加えて第2合成樹脂71aを熱圧着し、第2合成樹脂71aの前記細孔及び前記間隙への浸透を促進する(図4(b))。
【0039】
熱圧着した第2合成樹脂71aを架橋して硬化したとき、保護層3及び透光板1を被覆して防水する防水層71が形成される(図4(c))。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような方法で製造された光起電力装置は、実施の形態1の光起電力装置と同様の効果を得ることができる。
【0040】
実施の形態1又は2の光起電力装置の製造方法では、保護層を構成する第1合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルスルホン硬化剤を添加した液状の合成樹脂を用い、防水層を構成する第2合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にイソホロンジアミン硬化剤を添加した液状の合成樹脂、又は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にポリアミノアミド硬化剤を添加したシート状の合成樹脂を用いたが、以上のような第1合成樹脂又は第2合成樹脂の他に、例えば第1合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルメタン硬化剤を添加した液状の合成樹脂を用い、実施の形態1の場合は、第2合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にイソホロンジアミン硬化剤又はポリアミノアミド硬化剤等を添加した液状の合成樹脂を用い、実施の形態2の場合は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルスルホン硬化剤又はジシアンジアミド硬化剤等を添加したシート状の合成樹脂を用いても良い。
【0041】
表1は、第1合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルメタン硬化剤を27〜30(phr )添加した液状の合成樹脂を用い、第2合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤して該主剤に硬化剤を添加する場合の硬化剤の種類と添加量を示し、また、該第2合成樹脂を用いて防護層を形成する方法(液体浸漬は実施の形態1、熱圧着は実施の形態2で説明した方法)を示している。
【0042】
【表1】
Figure 0004184615
【0043】
表2は、第1合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂にジアミノジフェニルスルホン硬化剤を20〜30(phr )添加した液状の合成樹脂を用い、第2合成樹脂として、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤して該主剤に硬化剤を添加する場合の硬化剤の種類と添加量を示し、また、該第2合成樹脂を用いて防護層を形成する方法を示している。
【0044】
【表2】
Figure 0004184615
【0045】
以上のように、第1合成樹脂としては従来用いられている主剤と硬化剤とを用いることができ、第2合成樹脂としては、従来用いられている主剤を用いることができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の光起電力装置によれば、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いた防水層で保護層を被覆してあり、第2合成樹脂の被覆工程における粘度が、第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低いことにより、一面側に光起電力素子を形成してある透光板を備え、透光板の端面及び保護層の端面に防水剤を塗布してある場合であって、塗布されるときに液体状である防水剤の粘度が高いために防水剤が前記端面を完全に覆う前に硬化したとき、又は液体状の防水剤が内部で発泡したとき、防水剤と前記端面との間に微細な間隙が生じ、該間隙から水分が浸入した場合であっても、防水層が保護層を被覆することによって耐水性を向上しているため、保護層の内部に水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる。
【0047】
また、保護層と透光板との境界も防水層に覆われるため、透光板と保護層との間に剥離が生じることを防止でき、剥離による外見劣化を防止できる。
また、水分の浸入によって透光板と保護層との間が剥離して間隙が生じることがないため、該間隙から水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる。
更に、第1合成樹脂の主剤として用いられている合成樹脂に硬化剤を添加して第2合成樹脂を構成することにより、第1合成樹脂として従来用いられている主剤と硬化剤とを用い、第2合成樹脂として前記主剤と例えばポリアミノアミドからなる硬化剤とを用いることによって、請求項1の要件を満たすことができる。
【0048】
本発明の光起電力装置の製造方法によれば、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いた防水層で保護層を被覆することとし、第2合成樹脂の被覆工程における粘度を、前記第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低くすることにより、第2合成樹脂は粘度が低く、保護層を完全に被覆する前に硬化することがないため、保護層の耐水性を向上して第1発明に記載の光起電力装置を製造し、該光起電力装置の効果を得ることができる。
また、第1合成樹脂の被覆工程における第1合成樹脂の粘度が高いために保護層を形成するとき保護層に生じる細孔、又は一面側に光起電力素子を形成してある透光板を備える場合に保護層と透光板との間に存在することがある間隙にも浸透することができるため、保護層の耐水性を向上して第1発明に記載の光起電力装置を製造し、該光起電力装置の効果を得ることができる。
【0049】
また、液体状の第2合成樹脂の中に保護層を浸漬して防水層を形成することにより、第2合成樹脂で保護層の液体浸漬を行ない、第1合成樹脂の被覆工程における第1合成樹脂の粘度が高いために保護層を形成するとき保護層に生じる細孔に第2合成樹脂を浸透するため、保護層を覆って防水層を形成し、保護層の耐水性を向上することができる。
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂が浸透するため、保護層を覆って防水層を形成し、保護層の耐水性を向上することができる。
【0050】
また、超音波を印加した液体状の第2合成樹脂の中に保護層を浸漬して防水層を形成することにより、第1合成樹脂の被覆工程における第1合成樹脂の粘度が高いために保護層を形成するとき保護層に生じる細孔に第2合成樹脂が浸透し易くなるため、液体浸漬の効果を高めて、保護層の耐水性をより確実に向上することができる。
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂が浸透し易くなるため、液体浸漬の効果を高めて、保護層の耐水性をより確実に向上することができる。
【0051】
また、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いたフィルムを保護層に熱圧着して形成した防水層で保護層を被覆することにより、第1合成樹脂の被覆工程における粘度が高く、形成された保護層に細孔が生じている場合、例えば公知のラミネート装置を用いて、前記細孔に第2合成樹脂を浸透するため、保護層を被覆する防水層を形成することができ、保護層の耐水性を向上することができる。
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成する場合、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂を浸透するため、保護層を被覆する防水層を形成することができ、保護層の耐水性を向上することができる。
【0052】
また、透光板の端面及び保護層の端面に防水剤を塗布してある場合であって、塗布されるときに液体状である防水剤の粘度が高いために防水剤が前記端面を完全に覆う前に硬化したとき、又は液体状の防水剤が内部で発泡したとき、防水剤と前記端面との間に微細な間隙が生じ、該間隙から水分が浸入した場合であっても、防水層が保護層を被覆することによって耐水性を向上しているため、保護層の内部に水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる光起電力装置を製造することができる。
また、保護層と透光板との境界も防水層に覆われるため、透光板と保護層との間に剥離が生じることを防止でき、剥離による外見劣化を防止できる光起電力装置を製造することができる。
【0053】
また、水分の浸入によって透光板と保護層との間が剥離して間隙が生じることがないため、該間隙から水分が浸入して光起電力素子が短絡し、出力が低下することを防止できる光起電力装置を製造することができる。
【0054】
また、透光板の一面側に光起電力素子を形成し、第1合成樹脂を用いた保護層で光起電力素子を被覆し、第2合成樹脂を用いたフィルムを真空雰囲気中で前記一面側に加圧して保護層に熱圧着して形成した防水層で保護層を被覆することにより、第1合成樹脂の被覆工程における粘度が高く、形成された保護層が細孔を多数含んでいる場合、前記細孔に第2合成樹脂が浸透し易くなり、また、透光板の一面側に光起電力素子を形成する場合、該光起電力素子を保護層で被覆するときに、第1合成樹脂の粘度が高いために光起電力素子を完全に被覆する前に第1合成樹脂が硬化して、保護層と透光板との間に間隙が存在している場合であっても、該間隙に第2合成樹脂が浸透し易くなるため、熱圧着の効果を高めて保護層の耐水性をより確実に向上することができる。
【0055】
更に、第1合成樹脂の主剤として用いられている合成樹脂に硬化剤を添加して第2合成樹脂を構成することにより、第1合成樹脂として従来用いられている主剤と硬化剤とを用い、第2合成樹脂として前記主剤と例えばポリアミノアミドからなる硬化剤とを用いることによって、請求項7又は請求項8の要件を満たすことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光起電力装置の製造方法の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る光起電力装置の屋外暴露時間と光起電力素子の規格化出力との関係を示すグラフである。
【図3】本発明の実施の形態1に係る光起電力装置の屋外暴露後の規格化出力と該規格化出力を出力する前記光起電力装置の発生頻度との関係を示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態2に係る光起電力装置の製造方法の説明図である。
【図5】従来の光起電力装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 透光板
2 光起電力素子
3 保護層
7 防水層
7a 第2合成樹脂
71 防水層
71a 第2合成樹脂

Claims (7)

  1. 光起電力素子を、第1合成樹脂を用いてなる保護層で被覆し、前記保護層を第2合成樹脂を用いてなる防水層で被覆してある光起電力装置を製造する方法であって、光起電力素子を、第1合成樹脂を用いた保護層で被覆し、該保護層を、第2合成樹脂を用いた防水層で被覆するとき、前記第2合成樹脂の被覆工程における粘度を、前記第1合成樹脂の被覆工程における粘度より低くすることを特徴とする光起電力装置の製造方法。
  2. 前記第2合成樹脂を液状にし、液状の第2合成樹脂の中に前記保護層を浸漬して防水層を形成することを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置の製造方法。
  3. 前記第2合成樹脂に超音波を印加することを特徴とする請求項2に記載の光起電力装置の製造方法。
  4. 光起電力素子を、第1合成樹脂を用いた保護層で被覆し、第2合成樹脂を用いてなるフィルムを前記保護層に接触して熱圧着加工を行なって防水層を形成することとし、熱圧着工程における前記第2合成樹脂の粘度が、被覆工程における前記第1合成樹脂の粘度より低いことを特徴とする光起電力装置の製造方法。
  5. 透光板の一面側に前記光起電力素子を形成し、真空雰囲気中で前記一面側に加圧して前記熱圧着加工を行なうことを特徴とする請求項4に記載の光起電力装置の製造方法。
  6. 前記第1合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ジアミノジフェニルメタンを硬化剤として用い、前記第2合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ポリアミノアミド、ジアミノジフェニルスルホン、ジシアンジアミド、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ノボラック型フェノール樹脂、イミダゾール類、及びBFモノエチルアミンよりなる群から選ばれた材料を硬化剤として用いることを特徴とする請求項4又は5に記載の光起電力装置の製造方法。
  7. 前記第1合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ジアミノジフェニルスルホンを硬化剤として用い、前記第2合成樹脂は、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂を主剤とし、ポリアミノアミドを硬化剤として用いることを特徴とする請求項4又は5に記載の光起電力装置の製造方法。
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