JP4183891B2 - 構造物解体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は構造物解体装置に関し、より詳しくは、鉄筋コンクリートや無筋コンクリートで造られた煙突等の塔状構造物または高層構造物を解体するのに好適な構造物解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の構造物解体装置としては、クレーンのブーム先端からワイヤで吊り下げられた台(油タンクを兼ねる)上に、エンジンと発電機と油圧ポンプと無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に旋回フレームを回転自在に設け、この旋回フレームに油圧シリンダで駆動される一対の破砕刃を有する圧砕機を吊り下げたものが知られている(例えば特公平5−29747号公報)。上記油圧シリンダには、上記油タンクから例えばソレノイド方向切換弁が介挿された油圧回路を通して作動油が供給される。上記発電機は無線操縦装置に電源を供給し、また上記ソレノイド方向切換弁を励磁するのに用いられる。例えば煙突を解体する場合、クレーンを運転して、圧砕機を煙突の上端近傍に位置させる。これとともに、地上の無線送信機から無線操縦装置へ指令を送って、その指令に応じて油圧ポンプの駆動力で上記台を水平面内で適宜旋回させる。そして、圧砕機の破砕刃の間に煙突の被破砕部を位置させる。そして、無線指令に応じて、上記ソレノイド式方向切換弁を所定の作動位置に切り換えて、上記油圧シリンダを伸張させて圧砕機を閉じ、これにより煙突の被破砕部を破砕する。続いて、無線指令に応じて、ソレノイド方向切換弁を別の作動位置に切り換えて上記油圧シリンダを収縮させて圧砕機を開く。しかる後、圧砕機を次に破砕すべき箇所まで移動させる。
【0003】
このように、発電機を電源とする電気回路や油圧ポンプによって圧砕機へ作動油を供給する油圧回路を台上に搭載することにより、地上と圧砕機とを電気配線や油圧配管で連結する必要を無くしている。これにより、クレーンのブームを自由に移動でき、作業性を高めるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高層構造物を解体中に、台上に搭載した電気回路や油圧回路が故障した場合、圧砕機が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止することがある。このような場合、従来の構造物解体装置では、圧砕機を被破砕部から外せないため、地上に降ろすことができない。このため、故障箇所の修繕が困難で、いわゆる立ち往生してしまうという問題がある。この結果、解体作業が捗らず、工期が遅れるなどの重大な問題が生ずる。
【0005】
そこで、この発明の目的は、台上に搭載した電気回路や油圧回路が故障した場合であっても圧砕機を開くことができ、したがって迅速かつ容易に修繕できる構造物解体装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の構造物解体装置は、吊り下げられた台上に、第1の電源を供給する発電機と、油圧ポンプと、無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に油圧シリンダで駆動される圧砕機を吊り下げ、上記油圧ポンプと上記油圧シリンダとをつなぐ油圧配管に電磁式方向切換弁を介挿し、上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第1の電源を用いて上記電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、上記圧砕機を開閉する構造物解体装置において、上記台上に、第2の電源を供給する電池を搭載し、上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第2の電源を用いて上記圧砕機を開くように上記電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えることを特徴とする。
【0007】
なお、「圧砕機」とは、名称の如何を問わず、構造物を挟んで閉じることによって破砕または切断する機能を持つものを含む。
【0008】
この請求項1の構造物解体装置では、油圧ポンプによって油圧配管に作動油を送り出す。そして、無線操縦装置による制御に応じて、発電機が供給する第1の電源を用いて電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、油圧シリンダの伸縮によって圧砕機を開閉する。これにより、地上からの無線指令によって、煙突等の高層構造物を解体することができる。ここで、発電機が故障した場合は、圧砕機が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止することがある。そのような場合、この構造物解体装置では、無線操縦装置による制御に応じて、台上の電池が供給する第2の電源を用いて上記圧砕機を開くように上記電磁式方向切換弁の作動位置を切り換える。これにより、地上からの無線指令に応じて、上記油圧ポンプが送り出す作動油によって圧砕機を開くことができ、圧砕機を被破砕部から外すことができる。したがって、地上で、発電機を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0009】
請求項2に記載の構造物解体装置は、吊り下げられた台上に、第1の電源を供給する発電機と、油圧ポンプと、無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に油圧シリンダで駆動される圧砕機を吊り下げ、上記油圧ポンプと上記油圧シリンダとをつなぐ第1の油圧配管に第1の電磁式方向切換弁を介挿し、上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第1の電源を用いて上記第1の電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、上記圧砕機を開閉する構造物解体装置において、上記第1の油圧配管に上記第1の電磁式方向切換弁をバイパスする第2の油圧配管を接続するとともに、上記第2の油圧配管に、上記第1の電源がオフしたとき、上記圧砕機を開くように自ら作動位置が切り換わる第2の電磁式方向切換弁を介挿したことを特徴とする。
【0010】
この請求項2の構造物解体装置では、油圧ポンプによって第1の油圧配管に作動油を送り出す。そして、無線操縦装置による制御に応じて、発電機が供給する第1の電源を用いて第1の電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、油圧シリンダの伸縮によって圧砕機を開閉する。これにより、地上からの無線指令によって、煙突等の高層構造物を解体することができる。ここで、発電機が故障した場合は、圧砕機が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止することがある。そのような場合、この構造物解体装置では、第2の油圧配管に介挿された第2の電磁式方向切換弁が上記圧砕機を開くように自ら作動位置が切り換わる。これにより、上記油圧ポンプが送り出す作動油によって圧砕機を開くことができ、圧砕機を被破砕部から外すことができる。したがって、地上で、発電機を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0011】
請求項3に記載の構造物解体装置は、請求項2記載の構造物解体装置において、上記第2の油圧配管のうち上記第2の電磁式方向切換弁よりも上流側の箇所に、上記油圧ポンプが送り出した作動油を蓄積する蓄圧器を設けるとともに、上記第2の油圧配管のうち上記蓄圧器よりも上流側の箇所に、上記蓄圧器から上記油圧ポンプへ向かう流れを阻止する逆止弁を介挿したことを特徴とする。
【0012】
この請求項3の構造物解体装置では、油圧ポンプによって第1の油圧配管に作動油を送り出す。この高圧の作動油は、逆止弁と第2の油圧配管を通して、蓄圧器に蓄積される。ここで、発電機が故障した場合、圧砕機が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止することがある。そのような場合、第2の油圧配管に介挿された第2の電磁式方向切換弁が上記圧砕機を開くように自ら作動位置が切り換わる。このとき、油圧ポンプが正常であれば、油圧ポンプが送り出す作動油によって圧砕機を開くことができるが、さらに油圧ポンプも故障していれば、それができない。しかし、この構造物解体装置では、蓄圧器に蓄積されている高圧の作動油によって圧砕機を開くことができ、圧砕機を被破砕部から外すことができる。したがって、地上で、発電機を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。なお、上記蓄圧器から上記油圧ポンプへ向かう流れは逆止弁によって阻止される。
【0013】
請求項4に記載の構造物解体装置は、吊り下げられた台上に、第1の電源を供給する発電機と、第1の油圧ポンプと、無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に油圧シリンダで駆動される圧砕機を吊り下げ、上記第1の油圧ポンプと上記油圧シリンダとをつなぐ第1の油圧配管に第1の電磁式方向切換弁を介挿し、上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第1の電源を用いて上記第1の電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、上記圧砕機を開閉する構造物解体装置において、上記台上に、第2の電源を供給する電池と、第2の油圧ポンプを搭載し、上記第2の油圧ポンプから上記第1の電磁式方向切換弁をバイパスして上記第1の油圧配管または上記油圧シリンダにつながる第2の油圧配管を設け、この第2の油圧配管に、上記第1の電源がオフしたとき、上記圧砕機を開くように自ら又は上記無線操縦装置による制御に応じて作動位置が切り換わる第2の電磁式方向切換弁を介挿し、上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第2の電源を用いて第2の油圧ポンプから上記第2の油圧配管へ作動油を送り出すことを特徴とする。
【0014】
この請求項4の構造物解体装置では、第1の油圧ポンプによって第1の油圧配管に作動油を送り出す。そして、発電機が正常である場合は、無線操縦装置による制御に応じて、発電機が供給する第1の電源を用いて第1の電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、油圧シリンダの伸縮によって圧砕機を開閉する。これにより、地上からの無線指令によって、煙突等の高層構造物を解体することができる。ここで、発電機が故障した場合は、圧砕機が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止することがある。そして、さらに第1の油圧ポンプや第1の電磁式方向切換弁が故障する場合がある。そのような場合、この構造物解体装置では、第2の油圧配管に介挿された第2の電磁式方向切換弁が上記圧砕機を開くように自ら又は上記無線操縦装置による制御に応じて作動位置が切り換わる。また、無線操縦装置による制御に応じて、台上の電池が供給する第2の電源を用いて第2の油圧ポンプから上記第2の油圧配管へ作動油を送り出すことができる。これにより、上記第2の油圧ポンプが送り出す作動油によって圧砕機を開くことができ、圧砕機を被破砕部から外すことができる。したがって、地上で、発電機を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の構造物解体装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0016】
図1に示すように、一実施形態の構造物解体装置は、解体すべき構造物としての煙突1よりも背の高いブーム3を備えた走行式のクレーン2と、上記クレーン2のブーム3にフックを介してワイヤ6で吊り下げられた破砕装置5を備える。この破砕装置5は、固定破砕腕122と可動破砕腕126とを有する圧砕機4を含んでいる。
【0017】
図2に示すように、上記破砕装置5は、油タンクを兼ねる台21上に、エンジン22と、油圧ポンプ26と、油冷却器25と、旋回用油圧モータ27と、第1の電源としてのエンジン付発電機31と、アンテナ33を有する無線操縦装置32と、水槽39と、散水用ポンプ40とを搭載している。上記エンジン22は、図示しない減速歯車装置を介して、油圧ポンプ26および散水用ポンプ40をそれぞれ駆動する。上記油圧ポンプ26は、図示しない油圧配管によって旋回用モータ27に接続され、この旋回用モータ27を駆動する。エンジン付発電機31は無線操縦装置32や後述するテレビジョンカメラ(以下、テレビカメラという。)7等に電力を供給する。
【0018】
上記台21は吊環に連結したワイヤ6によってクレーン2に吊り下げている。台21に設けた主軸35の下端に旋回フレーム34を取り付けている。この主軸35は旋回用モータ27によってギヤ37,38を介して正逆自在に回転できるようになっている。
【0019】
上記旋回フレーム34の端部には、油圧シリンダ143,144によって角度が可変されるアーム141,142を介して、この破砕装置5の圧砕機4の作動を監視するためテレビカメラ7を取り付けている。また、クレーン2のブーム3にはこの破砕装置5全体を監視するためのテレビカメラ57を取り付けている。これらのテレビカメラ7,57の映像は、クレーン2の運転手(以下「クレーン運転手」という。)や破砕装置5の操作員(以下「破砕装置操作員」という。)が、それぞれ図示しないモニタ画面で見ることができる。
【0020】
上記主軸35の上端には、配管等の捩れを防止するためのロータリジョイント29を設ける一方、上記主軸35の下端には、カップリング65を設けている。油圧配管61,62,63,64を、このロータリジョイント29、主軸35を通る貫通穴およびカップリング65を介して、後記する油圧シリンダ123,127に導いている。また、電線69を、このロータリジョイント29、主軸35を通る貫通穴およびカップリング65を介して、 テレビカメラ7に導いている。また、散水用ポンプ40が水槽39から図示しない散水用ホースに送り出した水を、このロータリジョイント29、主軸35を通る貫通穴およびカップリング65を介して、圧砕機4の上方から下方へ向けて散布するようにしている。
【0021】
上記旋回フレーム34には圧砕機4を取り付けている。略L字形状の固定破砕腕122を姿勢傾斜用の油圧シリンダ123とリンク124により吊り下げている。上記固定破砕腕122の水平部の中央に設けた軸125に、可動破砕腕126の一端を枢着している。上記固定破砕腕122の上端部と可動破砕腕126の中央部とを破砕動用の油圧シリンダ127で連結して、この油圧シリンダ127の伸縮作動により、固定破砕腕122の先端部122aと可動破砕腕126の先端部126aとが接離作動して、被破砕部28を圧砕するようにしている。
【0022】
上記固定破砕腕122の軸125近傍の奥部には横鉄筋切断用の固定刃131を設ける一方、可動破砕腕126の軸125近傍の奥部には横鉄筋切断用の可動刃132を設けている。さらに、上記固定破砕腕122には縦鉄筋切断用の固定刃133を水平方向に突出させる一方、可動破砕腕126には縦鉄筋切断用の可動刃134を水平方向に突出させている。
【0023】
なお、上記固定破砕腕122の先端部122aには、この先端部122aの背部と両側部を覆い、可動破砕腕122側へ開いた断面コの字状の落下防止部材135を設けている。この落下防止部材135が被破砕部28の外面28bに当接することにより、破砕片が煙突1の外側へ落下するのを防止でき、施工上の安全を確保できる。
【0024】
煙突1を解体する場合、クレーン運転手は運転台でモニタ画面を見ながらクレーン2で破砕装置5を煙突1の上端よりも高く吊り上げる。破砕装置操作員は地上の操作室から無線送信機を用いて無線操縦装置32に操縦指令を送り、エンジン22を駆動し、エンジン付発電機31を駆動する。また、散水用ポンプ40を作動させて水槽39内の水を、圧砕機4の上方から被破砕部28へ散布する。そして、モニタ画面を見ながら、油圧ポンプ26から旋回用モータ27に油を供給して、旋回フレーム34を被破砕部28に合わせた角度位置まで旋回させる。さらに、破砕動用の油圧シリンダ127を引き込み作動させて、可動破砕腕126を開放作動させる。その後、クレーン運転手がモニタ画面を見ながら破砕装置5を下降させて、固定破砕腕122と可動破砕腕126の間に被破砕部28を挿入する。このとき、クレーン運転手と破砕装置操作員が図示しない音声通信装置で連絡を取り合いながら破砕装置5の位置や姿勢を調整する。その後、破砕装置操作員は、破砕動用の油圧シリンダ127を伸張させて固定破砕腕122と可動破砕腕126で被破砕部28を挟んで、被破砕部28を破砕する。このようにして、煙突1を上端から下方へ向かって螺旋状に順次破砕してゆく。被破砕部28は圧砕機4の上方から下方へ散布された水に濡れるので、この破砕の過程で、被破砕部28から煙突1の周辺に粉塵が飛散することはない。したがって、上記粉塵に含まれたダイオキシン等の有害物質によって周辺環境が汚染されるのを防止できる。
【0025】
図3(a)は上記破砕装置5の台21上に搭載された油圧回路(圧砕機4の油圧シリンダ127を伸縮させる回路部分)の一つの例を示し、図3(b)はその油圧回路に対応する電気回路を示している。
【0026】
図3(a)に示す油圧回路は、油圧ポンプ26が油タンク21から汲み上げた作動油を送り出す往路配管311と、油タンク21へ作動油を戻す復路配管312と、圧砕機4を閉じる(油圧シリンダ127を伸張させる)ように作動油を供給する油圧配管61と、圧砕機4を開く(油圧シリンダ127を収縮させる)ように作動油を供給する油圧配管62を備えるとともに、これらの油圧配管311,312,61,62の間に接続されたABR接続形4ポート3位置スプリングセンタ電磁式方向切換弁81を備えている。油圧配管61には電磁式方向切換弁81側から順にパイロットチェック弁91とスロットルチェック弁93とが介挿され、同様に、油圧配管62には電磁式方向切換弁81側から順にパイロットチェック弁92とスロットルチェック弁94とが介挿されている。パイロットチェック弁91は、油圧シリンダ127へ向かう流れはフリーに流すが、その逆方向の流れは油圧配管62側の油圧(パイロット圧力)が高いときのみ流す。同様に、パイロットチェック弁92は、油圧シリンダ127へ向かう流れはフリーに流すが、その逆方向の流れは油圧配管61側の油圧(パイロット圧力)が高いときにのみ流す。スロットルチェック弁93,94は、いずれも油圧シリンダ127へ向かう流れはフリーに流し、その逆方向の流れはスロットルによって絞られた量だけ流す。なお、往路配管311と復路配管312の間には、緊急時に作動油をバイパスさせるためのリリーフ弁99が設けられている。電磁式方向切換弁81のソレノイドSOL1−1,ソレノイドSOL1−2がいずれも励磁(通電)されていない場合、電磁式方向切換弁81のスプールは、両側のスプリングに押されて、図3(a)中に示す通りの中立位置にある。
【0027】
図3(b)に示す電気回路では、発電機31の電圧(以下「発電機電源31」という。)が印加される電線201,202間に、リレー接点CR1−1と、フューズF1−1と、ソレノイドSOL1−1とが直列に接続され、同様に、リレー接点CR1−2と、フューズF1−2と、ソレノイドSOL1−2とが直列に接続されている。その一方の電線202と別の電線203との間に、第2の電源としての蓄電池24の電圧(以下「バッテリ電源24」という。)が印加されている。そして、電線203と、上記リレー接点CR1−1とフューズF1−1とをつなぐ線との間にリレー接点CR3が接続されている。
【0028】
破砕装置操作員が地上から無線送信機17(図3(a)中に示す)を用いて無線操縦装置32に操縦指令を送り、リレー接点CR1−2をオンすると、発電機電源31によってソレノイドSOL1−2が励磁される。これにより、電磁式方向切換弁81のスプールが図3(a)において左へ移動した作動位置(ストレート接続位置)になり、油圧ポンプ26が送り出す作動油が往路配管311、電磁式方向切換弁81、パイロットチェック弁91、スロットルチェック弁93、油圧配管61を通して油圧シリンダ127へ送られる一方、油圧シリンダ127から押し出された作動油が油圧配管62、スロットルチェック弁94、パイロットチェック弁92、電磁式方向切換弁81、復路配管312を通して油タンク21へ戻される。これにより、油圧シリンダ127が伸張して、圧砕機4が閉じる。一方、リレー接点CR1−1をオンすると、発電機電源31によってソレノイドSOL1−1が励磁される。これにより、電磁式方向切換弁81のスプールが図3(a)において右へ移動した作動位置(クロス接続位置)になり、油圧ポンプ26が送り出す作動油が往路配管311、電磁式方向切換弁81、パイロットチェック弁92、スロットルチェック弁94、油圧配管62を通して油圧シリンダ127へ送られる一方、油圧シリンダ127から押し出された作動油が油圧配管61、スロットルチェック弁93、パイロットチェック弁91、電磁式方向切換弁81、復路配管312を通して油タンク21へ戻される。これにより、油圧シリンダ127が収縮して、圧砕機4が開く。
【0029】
ここで、発電機31が故障して発電機電源31の供給が絶たれた場合を想定する。但し、バッテリ電源24は正常であり、また、図3(a)に示す油圧回路は正常であるものとする。この場合、電磁式方向切換弁81のスプールが中立位置に戻り、圧砕機4は発電機31が停止した時点での状態を保持する。したがって、圧砕機4が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止した場合、その状態が維持される。
【0030】
そのような場合、破砕装置操作員が地上から無線送信機17を用いて無線操縦装置32に操縦指令を送り、リレー接点CR3をオンする。これにより、蓄電池電源24によってソレノイドSOL1−1が励磁される。これにより、電磁式方向切換弁81のスプールが図3(a)において右へ移動した作動位置(クロス接続位置)になり、油圧ポンプ26が送り出す作動油が往路配管311、電磁式方向切換弁81、パイロットチェック弁92、スロットルチェック弁94、油圧配管62を通して油圧シリンダ127へ送られる一方、油圧シリンダ127から押し出された作動油が油圧配管61、スロットルチェック弁93、パイロットチェック弁91、電磁式方向切換弁81、復路配管312を通して油タンク21へ戻される。これにより、油圧シリンダ127が収縮して、圧砕機4が開き、圧砕機4が被破砕部から外れる。
【0031】
したがって、クレーン運転手がクレーン2を運転して破砕装置5を地上に降ろすことができる。これにより、地上で、発電機31を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0032】
図4(a)は上記破砕装置5の台21上に搭載された油圧回路(圧砕機4の油圧シリンダ127を伸縮させる回路部分)の別の例を示し、図4(b)はその油圧回路に対応する電気回路を示している。なお、図3(a),(b)中の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を用い、個々の説明を省略する。
【0033】
図4(a)に示す油圧回路は、油圧配管61,62における電磁式方向切換弁81、パイロットチェック弁91,92およびスロットルチェック弁93,94をバイパスする第2の油圧配管321,322,323,324を備えるとともに、これらの油圧配管321,322,323,324の間に接続された第2の電磁式方向切換弁としての4ポート2位置スプリングオフセット電磁式方向切換弁82を備えている。油圧配管323にはチェック弁95が介挿され、また、油圧配管324には電磁式方向切換弁82側から順にチェック弁96とパイロットチェック弁97とが介挿されている。チェック弁95は、油圧シリンダ127へ向かう流れはフリーに流すが、その逆方向の流れは阻止する。チェック弁96は、油圧シリンダ127へ向かう流れは阻止するが、その逆方向の流れはフリーに流す。油タンク21へ向かう流れはフリーに流すが、その逆方向の流れは阻止する。パイロットチェック弁97は、油圧シリンダ127へ向かう流れはフリーに流すが、その逆方向の流れは油圧配管323側の油圧(パイロット圧力)が高いときのみ流す。
【0034】
図4(b)に示す電気回路では、発電機電源31が印加される電線201,202間に、フューズF2と、電磁式方向切換弁82のソレノイドSOL2とが直列に接続されている。なお、この例ではバッテリ電源24を機能させないので、バッテリ電源24に関する回路部分は図示を省略されている。
【0035】
破砕装置5の運転中は、発電機31が正常である限り、発電機電源31によって電磁式方向切換弁82のソレノイドSOL2が常時励磁されている。したがって、電磁式方向切換弁82のスプールは図4(a)において右側に移動した作動位置(クロス接続位置)にある。しかし、油圧配管324を通して油圧シリンダ127へ向かう流れはチェック弁96によって阻止され、油圧配管323を通して油タンク21へ向かう流れはチェック弁95によって阻止されるから、電磁式方向切換弁82がその作動位置(クロス接続位置)にある限り、油圧配管323,324が作動油を流すことは無い。したがって、油圧配管323,324は無視できる。
【0036】
ここで、発電機31が故障して発電機電源31の供給が絶たれた場合を想定する。但し、図4(a)に示す油圧回路は正常であるものとする。この場合、既に述べたように、電磁式方向切換弁81のスプールが中立位置に戻り、圧砕機4は発電機31が停止した時点での状態を保持する。したがって、圧砕機4が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止した場合、その状態が維持される。
【0037】
そのような場合、発電機電源31の供給が絶たれることによってソレノイドSOL2の励磁が停止する。これにより、電磁式方向切換弁82のスプールがスプリングに押されて図4(a)中に示すオフセット位置(ストレート接続位置)に戻る。したがって、油圧ポンプ26が送り出す作動油が往路配管311から分岐して油圧配管321、電磁式方向切換弁82、チェック弁95、油圧配管62を通して油圧シリンダ127へ送られる一方、油圧シリンダ127から押し出された作動油が油圧配管61、パイロットチェック弁97、チェック弁96、電磁式方向切換弁82、油圧配管322、復路配管312を通して油タンク21へ戻される。これにより、油圧シリンダ127が収縮して、圧砕機4が開き、圧砕機4が被破砕部から外れる。
【0038】
したがって、クレーン運転手がクレーン2を運転して破砕装置5を地上に降ろすことができる。これにより、地上で、発電機31を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0039】
図5(a)は上記破砕装置5の台21上に搭載された油圧回路(圧砕機4の油圧シリンダ127を伸縮させる回路部分)のさらに別の例を示し、図5(b)はその油圧回路に対応する電気回路を示している。なお、図4(a),(b)中の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を用い、個々の説明を省略する。図5(b)に示す電気回路は図4(b)に示したものと同じである。
【0040】
図5(a)に示す油圧回路は、油圧配管321に介挿されたチェック弁89を備えるとともに、油圧配管321のうちチェック弁89と電磁式方向切換弁82との間の部分に接続された蓄圧器87を備えている。蓄圧器87の元弁86は常時開、リリーフ弁88は常時閉になっている。この蓄圧器87は、油圧ポンプ26の動作中に、チェック弁89を介して、油圧配管321に加わった高圧の作動油を蓄積する。
【0041】
ここで、発電機31が故障して発電機電源31の供給が絶たれ、しかも油圧ポンプ26が故障して停止した場合を想定する。この場合、既に述べたように、電磁式方向切換弁81のスプールが中立位置に戻り、圧砕機4は発電機31が停止した時点での状態を保持する。したがって、圧砕機4が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止した場合、その状態が維持される。また、電磁式方向切換弁82のスプールが図5(a)中に示すオフセット位置(ストレート接続位置)に戻る。しかし、油圧ポンプ26が故障して停止しているため、前の例とは異なり、油圧ポンプ26が送り出す作動油が圧砕機4を直接開くことはない。
【0042】
そのような場合、この例では、油圧ポンプ26の動作中に蓄圧器87が蓄積した高圧の作動油が、蓄圧器87から油圧配管321、電磁式方向切換弁82、チェック弁95、油圧配管62を通して油圧シリンダ127へ送られる一方、油圧シリンダ127から押し出された作動油が油圧配管61、パイロットチェック弁97、チェック弁96、電磁式方向切換弁82、油圧配管322、復路配管312を通して油タンク21へ戻される。これにより、油圧シリンダ127が収縮して、圧砕機4が開き、圧砕機4が被破砕部から外れる。
【0043】
したがって、クレーン運転手がクレーン2を運転して破砕装置5を地上に降ろすことができる。これにより、地上で、発電機31を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0044】
なお、チェック弁89のお陰で、作動油が蓄圧器87から油圧配管321を通して油圧ポンプ26へ逆流することはない。
【0045】
図6は上記破砕装置5の台21上に搭載された油圧回路(圧砕機4の油圧シリンダ127を伸縮させる回路部分)のさらに別の例を示している。この油圧回路に対応する電気回路は、図示を省略するが、図5(b)に示したものと同じである。なお、図5(a),(b)中の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を用い、個々の説明を省略する。
【0046】
図6に示す油圧回路では、油タンク21と電磁式方向切換弁82とが第2の往路配管311′と第2の復路配管312′によって接続されている。そして、往路配管311′に、電動モータ30によって駆動される第2の油圧ポンプ26′が介挿されている。電動モータ30、したがって油圧ポンプ26′は、破砕装置操作員が地上から無線送信機17′を用いて無線操縦装置32′に操縦指令を送ることによって、バッテリ電源24の電力を用いて駆動される。なお、往路配管311′と復路配管312′の間には、緊急時に作動油をバイパスさせるためのリリーフ弁99が設けられている。
【0047】
ここで、発電機31が故障して発電機電源31の供給が絶たれ、しかも油圧ポンプ26が故障して停止した場合を想定する。この場合、既に述べたように、電磁式方向切換弁81のスプールが中立位置に戻り、圧砕機4は発電機31が停止した時点での状態を保持する。したがって、圧砕機4が構造物(被破砕部)を噛み込んだ状態で停止した場合、その状態が維持される。また、電磁式方向切換弁82のスプールが図6中に示すオフセット位置(ストレート接続位置)に戻る。しかし、油圧ポンプ26が故障して停止しているため、前の例と同様に、油圧ポンプ26が送り出す作動油が圧砕機4を直接開くことはない。
【0048】
そのような場合、この例では、破砕装置操作員が地上から無線送信機17′を用いて無線操縦装置32′に操縦指令を送ることにより、電動モータ30、したがって油圧ポンプ26′をバッテリ電源24の電力を用いて駆動する。したがって、油圧ポンプ26′が送り出す作動油が往路配管311′、電磁式方向切換弁82、チェック弁95、油圧配管62を通して油圧シリンダ127へ送られる一方、油圧シリンダ127から押し出された作動油が油圧配管61、パイロットチェック弁97、チェック弁96、電磁式方向切換弁82、復路配管312′を通して油タンク21へ戻される。これにより、油圧シリンダ127が収縮して、圧砕機4が開き、圧砕機4が被破砕部から外れる。
【0049】
したがって、クレーン運転手がクレーン2を運転して破砕装置5を地上に降ろすことができる。これにより、地上で、発電機31を正常なものと交換するなどして、故障箇所を迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【0050】
なお、エンジン22を制御する無線操縦装置32と電動モータ30を制御する無線操縦装置32′とは、それぞれの機能を果たすことができれば、同一物であっても良い。この点、無線送信機17と無線送信機17′についても同様である。
【0051】
また、電磁式方向切換弁82に代えて、無線操縦装置32′によって作動位置が制御される4ポート2位置スプリングオフセット電磁式方向切換弁を設けても良い。この場合の電磁式方向切換弁は、例えば、スプリングに押されたオフセット位置では油圧ポンプ26′が送り出す作動油を遮断し、ソレノイドが励磁された作動位置では、油圧シリンダ127を伸張させて圧砕機4を開くように切り換わるものとする。
【0052】
また、図5(a),図6に示す油圧回路の構成によれば、例えば電磁式方向切換弁81が故障して、電磁式方向切換弁81のスプールが図5(a),図6において左へ移動した作動位置(ストレート接続位置)で動かなくなった場合にも、それぞれ上に述べたのと同じ原理で圧砕機4を開くことができる。
【0053】
また、電磁式方向切換弁81,82は、電磁・油圧パイロット方向切換弁や電磁・空圧パイロット方向切換弁であっても良い。
【0054】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1乃至4の構造物解体装置は、台上に搭載した電気回路や油圧回路が故障した場合であっても圧砕機を開くことができ、したがって迅速かつ容易に修繕できる。したがって、解体作業を迅速に再開でき、工期が遅れるのを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の構造物解体装置の概略構成を示す図である。
【図2】 構造物解体装置を構成する破砕装置を上方から見たところを示す図である。
【図3】 上記破砕装置の台上に搭載された油圧回路、電気回路の一つの例を示す図である。
【図4】 上記破砕装置の台上に搭載された油圧回路、電気回路の別の例を示す図である。
【図5】 上記破砕装置の台上に搭載された油圧回路、電気回路のさらに別の例を示す図である。
【図6】 上記破砕装置の台上に搭載された油圧回路、電気回路のさらに別の例を示す図である。
【符号の説明】
1 煙突
2 クレーン
5 破砕装置
26,26′ 油圧ポンプ
30 電動モータ
81 ABR接続形4ポート3位置スプリングセンタ電磁式方向切換弁
82 4ポート2位置スプリングオフセット電磁式方向切換弁
87 蓄圧器
CR1−1,CR1−2,CR−3 リレー接点
SOL1−1,SOL1−2,SOL2 ソレノイド

Claims (4)

  1. 吊り下げられた台上に、第1の電源を供給する発電機と、油圧ポンプと、無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に油圧シリンダで駆動される圧砕機を吊り下げ、
    上記油圧ポンプと上記油圧シリンダとをつなぐ油圧配管に電磁式方向切換弁を介挿し、
    上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第1の電源を用いて上記電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、上記圧砕機を開閉する構造物解体装置において、
    上記台上に、第2の電源を供給する電池を搭載し、
    上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第2の電源を用いて上記圧砕機を開くように上記電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えることを特徴とする構造物解体装置。
  2. 吊り下げられた台上に、第1の電源を供給する発電機と、油圧ポンプと、無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に油圧シリンダで駆動される圧砕機を吊り下げ、
    上記油圧ポンプと上記油圧シリンダとをつなぐ第1の油圧配管に第1の電磁式方向切換弁を介挿し、
    上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第1の電源を用いて上記第1の電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、上記圧砕機を開閉する構造物解体装置において、
    上記第1の油圧配管に上記第1の電磁式方向切換弁をバイパスする第2の油圧配管を接続するとともに、
    上記第2の油圧配管に、上記第1の電源がオフしたとき、上記圧砕機を開くように自ら作動位置が切り換わる第2の電磁式方向切換弁を介挿したことを特徴とする構造物解体装置。
  3. 請求項2記載の構造物解体装置において、
    上記第2の油圧配管のうち上記第2の電磁式方向切換弁よりも上流側の箇所に、上記油圧ポンプが送り出した作動油を蓄積する蓄圧器を設けるとともに、
    上記第2の油圧配管のうち上記蓄圧器よりも上流側の箇所に、上記蓄圧器から上記油圧ポンプへ向かう流れを阻止する逆止弁を介挿したことを特徴とする構造物解体装置。
  4. 吊り下げられた台上に、第1の電源を供給する発電機と、第1の油圧ポンプと、無線操縦装置を搭載すると共に、上記台に油圧シリンダで駆動される圧砕機を吊り下げ、
    上記第1の油圧ポンプと上記油圧シリンダとをつなぐ第1の油圧配管に第1の電磁式方向切換弁を介挿し、
    上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第1の電源を用いて上記第1の電磁式方向切換弁の作動位置を切り換えて、上記圧砕機を開閉する構造物解体装置において、
    上記台上に、第2の電源を供給する電池と、第2の油圧ポンプを搭載し、
    上記第2の油圧ポンプから上記第1の電磁式方向切換弁をバイパスして上記第1の油圧配管または上記油圧シリンダにつながる第2の油圧配管を設け、この第2の油圧配管に、上記第1の電源がオフしたとき、上記圧砕機を開くように自ら又は上記無線操縦装置による制御に応じて作動位置が切り換わる第2の電磁式方向切換弁を介挿し、
    上記無線操縦装置による制御に応じて、上記第2の電源を用いて第2の油圧ポンプから上記第2の油圧配管へ作動油を送り出すことを特徴とする構造物解体装置。
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